Surface Book 2 15インチの実機レビュー!プロイラストレーターさんの感想は?
「マイクロソフト Surface Book 2(サーフェスブック2)15インチモデル」を実機レビューいたします。
なお、日本マイクロソフトより、商品を貸し出していただき、本レビューを執筆しています。
※貸出品であっても、デメリットも含めてきちんとレビューします。
「レビューを全部読む時間がない!」
という方のために、レビューしてわかった「おすすめポイント」と「注意点など」を、最初に挙げておきます。
- ムダのないシンプルで洗練された外観
- 4つのモードで使える
- NVIDIA GeForce GTX1060搭載だから3Dゲームも楽しめる
- Surfaceペンで絵も描ける(※Surfaceペンは別売りです)
- Surfaceダイヤルでイラスト制作などの作業効率をアップできる(※Surfaceダイヤルも別売りです)
- スペックが高く、幅広い用途に使える
■「マイクロソフト Surface Book 2(15インチモデル)」のおすすめポイント
- キーボード部分にNVIDIA GeForceが入っているために、タブレットのみではNVIDIA GeForceの恩恵は受けられない。
- 価格は高め。
■注意点など
⇒ 「マイクロソフト Surface Book 2(サーフェスブック2)」を公式サイトで見てみる
■レビュー機のスペック
液晶 | 15インチ、PixelSenseディスプレイ(3240×2160)、10点マルチタッチ対応 |
---|---|
CPU | インテル Core i7-8650U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB PCIe SSD | グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1060(6GB) |
重量 | 1,900グラム(※今回の実測値です。) | サイズ | 343×251×15(最薄部)-23(最厚部)mm |
↓目次で、ある程度の内容がご確認いただけます(クリックすると、その項目に飛びます)。
目次
▶Surface Book 2-15インチは、NVIDIA GeForce GTX1060搭載。3Dゲームも楽しめる
XboxワイヤレスコントローラーをBluetooth接続して、即ゲームプレイ
「Surface」からは「PCゲーム」というイメージはあまりないかもしれませんが、マイクロソフトはゲームにも力を入れています。
なにせマイクロソフトは、Xboxを開発・販売している「ゲームメーカー」でもあるわけですから。
なので、Surface Book 2-15インチには、動画編集などだけでなく、ゲーミングマシンとしても使ってもらえるように「NVIDIA GeForce GTX1060」が搭載されています。
(※ちなみに、13.5インチモデルの方は、「NVIDIA GeForce GTX1060」は搭載されていません。GTX1050搭載か、インテル HDグラフィックス 620のみ搭載モデルのいずれかです。)
ビデオメモリ「6GB」の「NVIDIA GeForce GTX1060」を搭載しているので、重い3Dゲームでもなければ、3Dゲームも余裕で遊ぶことができます。
FF14 紅蓮のリベレーターのベンチマーク
高品質で「非常に快適」。
FF14 紅蓮のリベレーターは余裕で遊べます。
FF15のベンチマーク
FF15は、PCゲームの中でも重いゲームなので、標準品質で「やや重い」という結果です。
軽量品質で「普通」という結果になりました。
軽量品質なら、なんとかイケるかな?といったところです。
▶「マイクロソフト Surface Book 2」の4つのモード
「マイクロソフト Surface Book 2(15インチモデル)」は、
- ラップトップ・モード
- スタジオ・モード
- ビュー・モード
- タブレット・モード
の4つのモードに切り替えて使うことができます。シーンに合わせて使うと、より便利にSurface Book 2を使えます。
ラップトップ・モード
ラップトップモードは、普通のノートパソコン形態のモードです。
スタジオ・モード
キーボード部分を取り付けたまま折りたたんだ状態がスタジオ・モード。
Surfaceペンでイラストを描いたりするときなどに重宝します。
ビュー・モード
新幹線などの小さいテーブルに置いて動画を見たりしたいときなどに便利です。
なお、ラップトップ・モードからビュー・モードに切り替えるときは、一旦キーボードを取り外して、回転させて再度取り付ける必要があります。
取り外しせずにムリに画面を回転させようとすると、バキッと壊れる恐れがあるので、ご注意ください(笑)
タブレット・モード
キーボード部分を取り外して、タブレットのみで使うこともできます。
※キーボード部分にNVIDIA GeForce GTX1060が内蔵されているので、キーボードを取り外すとNVIDIA GeForce GTX1060の恩恵はうけられなくなります。
しかし、タブレットのみでもPhotoshopは普通に使えました↓
キーボード部分を取り外すには、まず取り外しボタンを押して・・・
取り外しボタンのランプが緑色になり・・・
取り外しできますの表示がでたら「ガチャッ」という音が鳴り、取り外しができます。
取り外しボタンを押さずに無理やり取り外そうとすると、破損しかねませんのでご注意を(笑)
ちなみに、NVIDIA GeForceを使用するアプリを動作させているときは、取り外しボタンを押してもボタンが赤くなり、取り外しができません。
この場合は、画面に表示されているアプリケーションを終了させてから、再度ボタンを押して取り外しをします。
なお、タブレット部分にはUSB端子がないので、タブレットのみだとUSBが使えません。
ちなみに、キーボードはBluetooth接続ではないので、取り外すとキーボードを使った操作はできなくなります。
タブレットとキーボードを接続するときは、マグネットで誘導されるので、スムーズに接続しやすくなっています。
▶Surface Book 2-15インチ・モデルでイラストを描いてみました
Surface Book 2は、Surfaceペン(別売り)にも対応しているので、クリップスタジオペイントでイラストを描いてみました。
やはり気になるのは、「ペンで描いたところとズレが生じないか?」というところなのですが、ズレはほとんど気になりませんでした。
Surfaceペンの使い心地も進化していますね。
プロのイラストレーターさんの感想は?
↓プロのイラストレーターさんにも実際に使ってみてもらいました。
Surfaceの文字を描いているイラストレーターさん
■イラストレーさんの感想
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▶CPU、SSDの性能もさすがのハイスペック
Surface Book 2 – 15インチモデルは、
- インテル Core i7-8650U
- 16GB
- 512GB PCIe SSD
という仕様なので、スペックは高いです。
ビジネス用途にはもちろん、動画編集、画像編集、イラスト作成など、幅広い用途で使えます。
SSDのデータ転送速度も、もちろん速い
データ転送が高速なPCI Express SSDとうこともあり、SSDのデータ転送速度も速いです。
SSD情報
Samsung(サムスン)のSSDでした。
▶キーボード
軽いタッチでタイピングでき、タイピングしやすい
15インチモデルですが、キーボードにテンキーはありません。
キーボードは、軽い力でタイピングでき、打ちやすかったです。慣れるまでの時間も必要なく、すぐにスムーズにタイピングできました。
ストロークが浅くて打ちづらいということもなかったです。
「BackSpaceキー」と「Deleteキー」が小さいので、そこは慣れるまで気になるかもしれませんが、慣れてしまえば問題ありません。
「矢印の上下のキー」が小さいので、ここが打ちづらく感じました。
なお、Surface Book 2のビュー・モードを使って、↓こんな風に『自宅やオフィスでは、使いなれたキーボードを使う』というのもいいと思います。
15インチモデルということもあり、パームレストは広々していて快適です。
触った感じは、ややヒンヤリしていて(ヒヤッとするほど冷たいわけではありません)、サラッとした触り心地です。
触り心地はよいです。
タイピング音はうるさいわけではないが、静音とまではいかない
キーボードのタイピング音は、タタタタ…という感じの音です。
気になるほど大きい音ではありませんが、静音キーボードというわけにはいきません。
フルサイズキーボードとサイズを比較
フルサイズのキーボードと比較してみました。
矢印キーやDeleteキーなどは、フルサイズ・キーボードとは使い勝手が違いますが、普通に文字入力する分には、フルサイズ・キーボードと近い感触で打てました。
バックライト・キーボードを搭載
キーボードのバックライトは、F5キーでオン・オフができます。
タッチパッド
タッチパッドのエリアの幅は、横10.5×縦7cmほどあります。
クリックしたときに「カチッ」と鳴ります。クリック音は、少し大きめです。
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▶スピーカー
広がりがありバランスのよい音
ディスプレイの左右にスピーカーが搭載されています。
小型スピーカーなので仕方がないことですが、低音には迫力は感じられませんでした。
しかし高音の抜けはよく、左右にスピーカーがついてるので音の広がりも感じられました。
トータル的にはバランスがよく、なかなかよい音を出力していました。
このスピーカーの大きさでこの音質なら、十分よいと思いますよ。
▶液晶画面
発色がよく、視野角も広い
視野角をチェックしてみます。結論から言うと、視野角は広いです。
↓横から角度をつけて見たところ。
↓上から角度をつけて見たところ。
視野角は十分広いです。
グレア(光沢)液晶のテカり対策
Surface Book 2の液晶は、「PixelSense ディスプレイ」と呼んでいる液晶であり、鮮やかで発色がよいです。
ただ、グレア液晶(光沢液晶)なので、「映り込み」や「テカリ」が気になる方もいるかもしれません。
画面のテカリが気になる場合は、反射を低減させる保護フィルムを貼るという対策もあります。
ただ、フィルムを貼ると画面の鮮やかさ、Surfaceペンでの描き具合なども変わってくるので、その点は注意が必要かもしれません。
▶サイズ、重さ
A4サイズよりも大きなサイズ
B5サイズのノートとA4サイズ用紙とのサイズ比較です。
幅343mm×奥行251mmなので、A4サイズより幅が5cm、奥行きが4cmほど大きいくらいのサイズです。
ビジネスバッグだと、サイズによってはギチギチかもしれませんので、Surface Book 2入れて持ち運ぶ予定のカバンがあるようでしたら、入るかどうか確認しておくとよいでしょう。
重さの実測:1,900グラム
本体は「1,900グラム」でした。メーカーサイトには約1,905グラムとあったので、ほぼ同じくらいですね。
15インチで1,900グラムなので、重くもなく軽くもなく、普通といったところです。
ACアダプターの重さは「390グラム」なので、本体と合わせると合計2,290グラムです。
タブレットのみの実測:816グラム
タブレットのみの重さは「816グラム」でした。
▶静音性のチェック
普段はほぼ無音。負荷がかかると排気音が大きいときもアリ
CPU負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
それほど負荷がかかっていない状態では、ほぼ無音でした。
大きく負荷がかかっているときは「48.0dB」前後の排気音で、「シュー」という少し大きな音がしました。
大きな負荷が継続的にかからないと、排気音が大きくなりませんでした。
3Dゲームや動画のレンダリングとかをやるとかでなければ、図書館など静かな場所でも使いやすいでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶外観のチェック
ムダのないシンプルで洗練された外観
マイクロソフト「Surface Book 2(15インチモデル)」のボディカラーは「シルバー」のみです。
ボディには、マグネシウム素材が使われており、高級感があります。
プラスチック製のボディだと安っぽい感じがしますが、Surface Book 2には、そのような安っぽさはありません。
天板は、クロームメッキのロゴを配しただけのシンプルデザインです。
モダンでシンプルなデザインのマイクロソフトのロゴが輝き、よいアクセントになっています。
ムダを削ぎ落としたデザインがクールです。
やや厚みはありますので、残念ながら薄型ノートパソコンとは呼べません(笑)
本体底面もシンプルなデザインです。
タブレットのみでも使える仕様なので、排気口は液晶の側面にあります。
液晶を開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。
細かい部分のディテールや質感
他のノートパソコンにはない、斬新なデザインのヒンジが目を引きます。
電源ボタンは、ディスプレイの上側に付いています。ディスプレイを開いたついでに素早く押せて便利です。
フロントカメラ(5.0メガ ピクセル、1080p HDビデオに対応)で、スカイプ会話をしたり顔認証でのサインインもできます。
リアカメラ(8.0メガ ピクセル、1080p FullHDビデオに対応)も搭載しているので、タブレットのみで写真撮影もできます。
左右側面とインターフェイス
■左側面
インターフェイスは左から、
- USB Type-A端子×2
- SDメモリーカードスロット(UHS-II、SDXC対応)
■右側面
インターフェイスは左から、
- 3.5mm ヘッドフォンジャック
- USB Type-C端子
- Surface Connect(ACアダプターや別売りのドッキングステーションなども接続できます)
変換アダプターを使えば、USB Type-C端子からディスプレイ出力などもできます。
ACアダプターは、マグネット式になっているので脱着しやすいです。
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▶「マイクロソフト Surface Book 2(15インチモデル)」のレビューまとめ
「マイクロソフト Surface Book 2(15インチモデル)」のレビューをまとめです。
- キーボード部分にNVIDIA GeForceが入っているために、タブレットのみではNVIDIA GeForceの恩恵は受けられない。
- 価格は高め。
■注意点など
- ムダのないシンプルで洗練された外観
- 4つのモードで使える
- NVIDIA GeForce GTX1060搭載だから3Dゲームも楽しめる
- Surfaceペンで絵も描ける(※Surfaceペンは別売りです)
- Surfaceダイヤルでイラスト制作などの作業効率をアップできる(※Surfaceダイヤルも別売りです)
- スペックが高く、幅広い用途に使える
■「マイクロソフト Surface Book 2(15インチモデル)」のおすすめポイント
Surface Book 2 – 15インチモデルは、価格重視の方や、軽量のノートパソコンを探している方向きではありません。
しかしデザインも素晴らしいく、性能面も高く、3Dゲームまで楽しめ、Surfaceペンやダイヤルが使えるなど、魅力が多いです。
価格以外には大きなデメリットのない、とても完成度の高いノートパソコンです。
予算が許すなら「買い」でしょう。
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ちなみに、Surface Book 2の13.5インチモデルの方のレビューもあります↓(内容は、この記事に近いです)
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