「GALLERIA A4-R」購入前のチェックポイントを解説!外出先でのクリエイティブ作業にもよさそうな14型ノートPC
これまで、ドスパラで販売されているパソコンのうち、クリエイター向けPCはraytrek(レイトレック)というブランド名で販売されていました。
しかし、2024年3月1日からは、raytrekは法人向け製品のブランド名になり、
クリエイター向けPCも、ゲーミングPCと同じ「GALLERIA(ガレリア)」ブランドから発売されることになりました。
今回は、クリエイター向けGALLERIA製品の「GALLERIA A4-R」の購入前のチェックポイントなどについて書いていきます。
「GALLERIA A4-R」は、パワーのあるインテル Core i7-13700Hと、sRGBカバー率99%のディスプレイを搭載した、クリエイター向けノートパソコンです。
■GALLERIA A4-Rのスペック(カスタマイズで選択できる項目も含みます)
価格 |
169,980円(税込)~ ※2024年3月29日現在の価格 |
---|---|
OS | Windows 11 Home / Pro |
ディスプレイ | 14型 WUXGA(解像度1920×1200)、ノングレア(非光沢)、60Hz |
CPU | インテル Core i7-13700H |
メモリ | 16GB / 32GB / 64GB |
ストレージ |
SSD:1TB / 2TB カスタマイズでSSD2基搭載も可能 |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス |
バッテリー駆動時間 | 5時間の動画再生(JEITA 3.0測定法) |
サイズ | 約314×220×20(最薄部)-23(最圧部)mm |
重さ | 約1.4kg |
※2024年3月29日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
目次
▶コスパはまずまず良好
GALLERIA A4-Rは、
- インテル Core i7-13700H
- インテル Iris Xe グラフィックス
- 16GBメモリ
- 1TB SSD
といったスペックで169,980円(税込)※。
※2024年3月29日現在の価格
このスペックでこの価格は、「安い」とまではいかないですが、高すぎることもない価格です。
sRGBカバー率99%の液晶を搭載していることや、カスタマイズ注文ができることを考えると、コストパフォーマンスは、まずまず良好といっていいでしょう。
▶CPU性能について
GALLERIA A4-Rが搭載しているインテル Core i7-13700Hは、ノートパソコン向けCPUとしては、性能はかなり高いです。
CPU性能の目安
■ノートPC向けCPUのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較
Core i7-13700HX | 19635 |
---|---|
Core i7-13700H | |
Core i7-12700H | 12991 |
Core Ultra 7 155H | 12636 |
Ryzen 7 5800H | 12196 |
Core i7-11800H | 11208 |
Ryzen 7 4800H | 10975 |
Core i7-10870H | 10305 |
Ryzen 5 6600H | 8918 |
Core i7-1360P | 8431 |
Core i7-1260P | 8314 |
Core i5-11400H | 7881 |
Ryzen 5 7530U | 7865 |
Core i5-1240P | 7597 |
Ryzen 5 5500U | 7477 |
Ryzen 5 4600H | 7418 |
Core i7-10750H | 7137 |
Core i7-1355U | 6839 |
Core i7-1255U | 6673 |
Ryzen 5 4500U | 6210 |
Core i5-11300H | 6164 |
Core i5-1235U | 5844 |
Core i7-1165G7 | 5077 |
Core i5-1135G7 | 4420 |
Core i5-10210U | 4051 |
Core i5-1035G1 | 3477 |
Pentium Silver N6000 | 1993 |
Celeron N5100 | 1471 |
- レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2024年3月20日現在)。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
- CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。
※グラフのCore i7-13700Hのスコアは、あくまでCore i7-13700H搭載の複数のノートパソコンで計測した平均値です。参考程度にご覧ください。
画像編集や液タブと組み合わせてのイラスト作成には十分な性能です。
動画編集は、Premiere Proなどでの動画編集は十分可能ですが、外部GPU(NVIDIA GeForceなどのグラフィックスのこと)は搭載していないので、
動画の書き出しが多いとか、レンダリングの早さを重視するなら、外部GPUを搭載したGALLERIA R5-RL5などを選んだ方がよいでしょう。
ただし、GALLERIAの14型ノートでは、現行モデルで外部GPUを搭載した製品はないので、外部GPU搭載ノートだと重く・大きくなってしまうのがデメリットです。
DaVinci Resolveで動画編集する場合についても、外部GPUを搭載したノートPCの方がおすすめです。
▶グラフィックスはインテル Iris Xe グラフィックス
GALLERIA A4-Rのグラフィックスは、インテル Iris Xe グラフィックス(インテル Core i7-13700Hに内蔵されているグラフィックス)です。
CPUに内蔵されているグラフィックスとしては、性能は高いので、画像編集などもある程度こなせる性能です。
▶sRGBカバー率99%のノングレア液晶ディスプレイ
ディスプレイはsRGBカバー率99%で、ノートPCの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。
ウェブ向けのイラスト作成や画像編集にはおおむね十分な色域でしょう。
なお、液タブの場合は、液タブにイラストを表示するので、液タブ側の色域(sRGBカバー率など)が重要になります。
液タブではないペンタブ(板タブ)の場合は、パソコン側のディスプレイの色域が重要です。
ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、光などが写り込みしにくく、作業向きです。
▶キーボード
キーボードは、おおむね無難なキー配列になっています。
一部のキーを除いて、キーピッチ(キーとキーの間隔)はタイピングしやすいと言われる19mmを確保。
▶タッチパッド
タッチパッドは、上の角をダブルタップするとON・OFFができます。
▶重さ
14型のノートPCで約1.4kgは標準的か、やや重いくらいの重さです。
しかし、クリエイター向けノートとして考えれば、妥当な重さといったところでしょう。
▶インターフェイス
右側面
① Thunderbolt 4(USB Type-C)(USB PDとDP1.4の映像出力に対応 ※PDの仕様としては一部制限あり)
② USB 3.2 Gen1(Type-A)
③ HDMI 2.1
④ 電源入力端子
左側面
⑤ セキュリティ スロット
⑥ USB 3.2 Gen2(Type-C)(USB PD対応 ※PDの仕様としては一部制限あり)
⑦ USB 3.2 Gen1(Type-A)
⑧ SDカードリーダ(SD/SDHC/SDXC、UHS-Ⅰ対応)
⑨ マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子
SDカードリーダーを搭載していなかったり、搭載していてもmicro SDカードリーダーだったりするノートパソコンも多いので、
クリエイター向けということで、フルサイズのSDカードリーダーをしっかり搭載しているのは嬉しいポイント。
ただし、SDカードを挿すと、はみ出すようなので、SDカードを挿しっぱなしには向いていない点に注意が必要です。
USB PD(Power Delivery)対応のThunderbolt 4も搭載。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
ただし、メーカーページに
ACアダプターの使用を前提としているため、Power Deliveryの仕様としては一部制限があります。
との記載があり、USB PD充電時はパフォーマンス(とくにグラフィックスの処理性能)が落ちる可能性があります。
▶カスタマイズ注文が可能
OS、メモリ、ストレージなどのカスタマイズ注文が可能です。
▶シンプルな外観
外観は、天板にGALLERIAロゴがペイントされている、比較的シンプルな外観です。
▶24時間365日のサポート付き
ドスパラでパソコンを購入すると、24時間365日の電話サポートが受けられるので、初めてパソコンを買う方にも心強いです。
▶まとめ
USB PD充電時はパフォーマンスが落ちるかもしれないですが、それでもUSB PD充電に対応していれば、モバイルバッテリーで電力を補うことができるので、USB PD充電に対応していることは大きなメリットです。
そういった点も含めて「GALLERIA A4-R」は、持ち運んで外出先でもクリエイティブ作業がしたい方におすすめです。
▼ガレリアのゲーミングノートPCは、以下の記事でもご紹介しています。
▼なお、イラスト・マンガ作成におすすめのノートパソコンは、以下の記事で詳しく解説・ご紹介しています!