「FMV WU6-L1」実機レビュー!世界最軽量Snapdragon搭載ノートの実力は?

富士通 FMV WU6-L1のメイン画像

Snapdragon X X1-26-100 メモリ16~32GB
最大2TB SSD 超軽量 約634g~

「FMV WU6-L1」の実機レビューです。

FMV WU6-L1は、14型で重さ約634g~の超軽量なノートパソコン。

インテルでもAMDでもない、クアルコムのプロセッサー:Snapdragon X X1-26-100を搭載しているのも大きな特徴です。

Snapdragon(スナップドラゴン)は、スマホではおなじみのプロセッサーですね。

FMV WU6-L1の外観 天板側

Snapdragonは電力効率がよいなどのメリットがありますが、一方で、OSがArm版Windows 11であるため、インストールできなかったり、うまく動かないアプリもあるところが注意点です。

詳しくは注意点:動かないアプリがあるの項目をご覧ください。

▶ FMV WU6-L1を公式サイトで見てみる

■FMV WU6-L1のスペック

OS Windows 11 Home / Pro
ディスプレイ 14インチ WUXGA(解像度1920×1200)、アスペクト比16:10、ノングレア(非光沢)、59.95Hz
CPU Qualcomm Snapdragon X X1-26-100
メモリ 16GB / 32GB
ストレージ SSD:256GB / 512GB / 1TB / 2TB
グラフィックス Qualcomm Adreno GPU(CPUに内蔵)
サイズ 308.8×209×16.3(最薄部)-17.8(最厚部)mm
※突起部含まず
重さ 約634g~640g(公称値)
その他 Wi-Fi 7、Bluetooth v5.4

※カスタマイズで選択できる項目を含みます。
※2026年4月20日時点のスペックです。

■今回のレビュー機のスペック

FMV WU6-L1(FMV Zero)「Snapdragon X X1-26-100、メモリ32GB、1TB SSD(型名:FMVUH09002、Model:9U14A8、製品番号: K0A7CTO1WWJP1)」

ちなみに、型名:FMVUH09001も今回のレビュー機と同じシリーズの製品です。

なお、この記事は、

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

▶おすすめポイント・特徴

FMV WU6-L1のおすすめポイント・特徴:positiveNotes

ポイント

CPUとグラフィックス

FMV WU6-L1の一番の特徴は、なんといってもSnapdragon X X1-26-100プロセッサーを搭載している点でしょう。

インテルでもAMDでもない、クアルコム(Qualcomm)のプロセッサーです。

FMV WU6-L1は、バッテリー容量が31Whで、バッテリー容量が大きくないのですが、バッテリー容量のわりにはバッテリー駆動時間は長かったです。

これは、Snapdragon搭載によるメリットだと言えるでしょう。

一方で、OSがArm版のWindows 11であるため、現状、動かせないアプリがあるのが要注意な点です。

動かせないアプリについては、動かせないアプリなどがあるの項目をご覧ください。


ポイント

FMV WU6-L1を軽そうに持っているところ

本体の重さ

FMV WU6-L1の重さ:実測

本体 約629g

公称の質量は約634g~640gですが、レビュー機は約629gでした。

かなり軽量なので、とても持ち運びしやすいです。

ACアダプタ+USBケーブルの重さ

FMV WU6-L1のACアタプターの重さ:実測

純正ACアダプタ+USBケーブル 約150g

「純正ACアダプタ+USBケーブル」の重さは上記のとおり。

※純正ACアダプタは別売りです。カスタマイズで選択すれば、FMV WU6-L1とセットで購入可能です。

なお、USBケーブルは置かずに、純正ACアダプタのみで計ると約87gでしたので、軽量です。


ポイント

色域

■カバー率

sRGB 100%
DCI-P3 76%
Adobe RGB 76%

※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。

当サイトで計測したところ、sRGBカバー率100%でした。

ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。

sRGBカバー率が100%に近いです。

FMV WU6-L1の用途を考えると、多くの方には十分な色域をカバーしたディスプレイと言えるでしょう。


ポイント

FMV WU6-L1のキーボード

▲タップ・クリックで拡大

  • キートップに凹みがあり、指先の力が逃げにくい
  • ほどよい打鍵感とスムーズなキーストローク
  • 小指での入力が多いキーなどは、軽い力で入力できる設計
  • カーソルキーは、凸型にしっかりスペースを確保してあり使いやすい

などの要素があいまって、キーボードがタイピングしやすいです。

さらに詳しくは、キーボードの項目をご覧ください。


ポイント

軽量でもインターフェイスは充実しています。

右側面

右側面

  • microSDカードリーダー
  • USB 3.2 Gen1 Type-A
  • HDMI出力端子(最大7680×4320ドット)
  • 有線LAN端子

▼microSDカードを挿しても ほぼはみ出さないので、挿しっぱなしにしておいても邪魔になりません。

SDカードを挿しているところ

左側面

左側面

  • 盗難防止用ロック取り付け穴
  • USB 3.2 Gen2×2つ(USB PDと映像出力に対応)
  • USB 3.2 Gen1 Type-A(電源オフUSB充電機能付)
  • ヘッドホン・ヘッドセット兼用端子

軽量でも、インターフェイスもしっかり搭載しているがイイですね。


ポイント

FMV WU6-L1の外観 天板側

カーボン素材を使い、軽さと堅牢性を両立しています。

軽量であっても、MIL規格に準拠したテストをクリアした堅牢性があります。


ポイント

FMV WU6-L1はCopilot+ PCなので、Copilot+ PCだけが使える機能を利用可能です。

Copilot+ PCだと使える機能を、いくつか簡単にご紹介します。

クリックで実行

クリックで実行

クリックで実行は、Windowsキーを押しながら左クリックすると、画像の文字起こしができたり、画像の一部分を切り抜いてもってくるなど、クリック1つでいろいろとできる機能。

ライブキャプション

ライブキャプション

ライブキャプションは、流れている音声の字幕を表示できる機能で、その言語のままの字幕を出すだけならCopilot+ PCじゃなくてもできるのですが、

Copilot+ PCだと、例えば日本語音声が流れているときに、英語に翻訳した字幕を表示できます。

強化された検索機能

PC内検索も、画像内の文字列まで検索できるなど、Copilot+ PCではPC内のファイル検索も強化されています。

Recall(リコール)

リコール

リコールは、画面のキャプチャを随時保存してくれて、過去に表示した情報を検索できるようにする機能。

(プライバシーの観点から、Recallの使用開始をしなければ、勝手にONにはなりません。)
 

というわけで、Copilot+ PCの方が、作業効率は上がると思います。

なお、Copilot+ PC対応PCには条件があり、主な条件は40 TOPS以上のNPUを搭載していることです。

今回だと、FMV WU6-L1が搭載しているSnapdragon X X1-26-100が40 TOPS以上のNPUを内蔵しているので、Copilot+ PCとなっている、というわけです。


ポイント

▼FMV WU6-L1は、国内で製造・組み立てされる日本製(Made in Japan)です。

日本製(Made in Japan)

日本製だとやはり安心感がありますね。

富士通クライアントコンピューティング株式会社が、企画・開発から国内でおこなっているので、
キー配列も日本で出荷することをベースに作られていますし、日本語キーボードのキー配列もタイピングしやすい配列になっているのも魅力です。

日本のものづくりを応援したい方にもオススメです。


ポイント

カスタマイズ可能

OS、メモリ、ストレージ、キーボードの文字色などのカスタマイズが可能。好みに応じた仕様にできます。

※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になることがあるかもしれません。


ポイント

FMVのパソコンは、サポートが充実しています。

    ■FMVのサポート内容

  • 新品購入から1年間の電話サポート付き(ユーザー登録が必要。2年以降は有料)
  • 有料電話サポート:PCコンシェルジュなら、Word、Excel、周辺機器のつなぎ方などについても相談できる。

他には有料ですが、

などのサービスもあります。


▶デメリット・注意点

デメリット・注意点など:negativeNotes

注意点 キーボードバックライトは非搭載

FMV WU6-L1は、キーボード・バックライト非搭載です。

ちなみに、インテルモデルになってしまいますが、同じFMV ZeroシリーズのFMV WU4-K3でしたらキーボード・バックライト搭載です。


注意点 文字色が黒基調のキーボードは上級者向け

キーボードの右側

キーボードの文字色は、カスタマイズ注文で「黒基調」と「白基調」から選択できますが、

「黒基調」を選ぶと、キーに書いてある文字が やや見にくいです。

ですので「普段タイピングしていて、キーの文字を見ることはほとんどない」くらいのレベルの方以外には、「白基調」をおすすめします。


注意点 キートップに「日本語かな」の表記はありません

キーボードの左側

▲キーに日本語かな(「あ」とか「い」など)のない「かな表記なしキーボード」

キートップに「日本語かな」の表記がないので、普段「日本語かな入力」を利用している方はご注意ください。

かな表記がない方がデザインはカッコよく見えるで、「ローマ字入力」している方には逆にメリットです。

若い世代の方だと、「かな入力」を使っている方はかなり少ないようなので、その点も考慮して、あえて「かな表記」を刻印していないのでしょう。


注意点 動かせないアプリなどがある

Snapdragon搭載ノートパソコンは、OSがArm版Windowsというやつでして、インテルやAMDプロセッサー搭載パソコンのWindowsとは異なります。

インテルやAMDプロセッサー搭載パソコンのWindowsは、x64アーキテクチャの Windowsです。

利用できないアプリが出てきてしまうのは、Arm版Windowsなのが原因です。

使いたいアプリのArm版が用意されていれば問題ないんですが、アプリによってはArm版がない場合もあります。

いくつか試した中だと、以下はインストールや起動ができませんでした。

  • Google日本語入力(インストール不可)
  • Adobeのアプリの一部(InDesign、Bridgeなど)
  • VALORANT(起動不可)

Adobeのアプリに関しては、Photoshop、Lightroom、Premiere、After EffectsあたりはArm版が用意されていますが、

Illustratorは「タブレットアプリを入手」と表示され、通常版はインストールできませんでした。

InDesignは「ベータ版がある」と、Adobeのサイトには書いてあったものの、2026年3月23日時点では、Creative Cloudで表示されませんでした。

Bridgeは「インストール」の表示がありませんでした。

その他、アプリ以外では、プリンタなどの周辺機器もArm版のドライバーが用意されていないと、基本的な機能しか利用できない、といったこともあるようです。

———————

このように、インストールできなかったりするアプリもあるのが、スナドラ搭載ノートパソコンのデメリットです。

ただ、Arm版Windows対応のアプリも増えてきている印象です。

また、Arm版が用意されていないアプリでも、エミュレートで動かせるアプリも多いです。


注意点 標準ではACアダプターは付属しません

標準ではACアダプターは付属しません。

製品販売ページに、

パソコンを使用しながら充電する場合は65W(20V/3.25A)以上を供給可能なものが必要です。

との記載があるので、65W出力以上のPD充電器をお持ちであれば、そちらを使っていただければ大丈夫だと思いますが、

お持ちでない場合は、カスタマイズ注文時で「純正ACアダプタ (推奨品)」を選択するか、PD充電器を別途購入する必要があります。

▼以下が、カスタマイズで追加可能な「純正ACアダプタ (推奨品)」です。

純正ACアダプタ(推奨品)

コンセントプラグは折りたたみ式ではないので、折りたたみ式なら、より使い勝手がよかったですね。


▶ FMV WU6-L1を公式サイトで見てみる

▶外観

FMV WU6-L1のボディカラーは、「ピクトブラック」1色のみで、キーボードの文字色を「黒基調」と「白基調」から選択できます。

富士通 FMV WU6-L1の外観。斜め上から

FMV WU6-L1は「FMV Zero」と呼ばれるシリーズのノートパソコンで、オールブラックなカラーリングに仕上げられています。

キーボードの各キーに「かな表記」がないので、そこもデザイン性を高める要素になっています。

FMV WU6-L1の外観 天板側

富士通ロゴに使われているインフィニティマークが、ワンポイントのアクセントになっています。

FMV WU6-L1の天板ロゴのアップ

パームレストのアップ

FMV WU6-L1の底面

―― FMV WU6-L1の使いやすさチェック ――

▶キーボード

FMV WU6-L1のキーボード

▲タップ・クリックで拡大

  • キートップに凹みがあり、指先の力が逃げにくい
  • ほどよい打鍵感とスムーズなキーストローク
  • 小指での入力が多いキーなどは、軽い力で入力できる設計
  • カーソルキーは、凸型にしっかりスペースを確保してあり使いやすい

などの要素があいまって、キーボードがタイピングしやすいです。

▼キーボード右側は、キーボードの右下にスペースをとり、カーソルキー(矢印キー)を使いやすく作ってあるのも非常によいところです。

キーボードの右側

おかげで、カーソルキーがストレスなく使えます。

EnterやBackSpaceキーなど、端の方にあるのに使用頻度が高いキーを大きめに作ってあるのもグッド

▼キーボード左側は、[Ctrl]や[半角/全角]など、端のほうにありながらも使用頻度の高いキーが大きく作られています。

キーボードの左側

▼キートップ(キーの表面)には、ゆるやかな凹みがあります。

キートップのアップ

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

キーの中心が指先でわかりやすくなり、指先の力も逃げにくくなるので、タイピングしやすいキートップです。

なお、キートップに「日本語かな」の表記がないので、普段「かな入力」を利用している方はご注意ください。

かな表記がない方がデザインはカッコよく見えるで、「ローマ字入力」している方には逆にメリットです。

若い世代の方だと、「かな入力」を使っている方はかなり少ないようなので、その点も考慮して、あえて「かな表記」を刻印していないのでしょう。

また、キーボードの各キーに刻印されている文字の色を「黒基調」または「白基調」から選べるのは、冒頭の注意点に記載のとおりです。

▼大きな角度ではないですが、ディスプレイを開くとキーボードに少し傾斜がつき、タイピングしやすさに少しプラスになります。

FMV WU6-L1のリフトアップヒンジ構造

ただし、ディスプレイの開閉角度が90度程度だと、大きく傾斜がつくわけではないですが、それでも傾斜がつかないよりは良いです。

キーボードに傾斜がつくことで、PCの下に空間ができ、PCの冷却効率がよくなるメリットもあります。

ファンクションキー(F1~F12キー)は、Fn+Escキーでファンクションロックできます。

※ファンクションロック:本来Fnキーを押す必要がある機能を、Fnキーを押さずに使えるようにする機能。

FMV WU6-L1のFキー

好みに応じて設定するとよいでしょう。

キーピッチなど

▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、一般的にはタイピングしやすいと言われる約19mmのキーピッチを確保。

キーピッチ

パームレストに手をのせたところ

▲パームレストに手をのせたところ

タッチパッド

タッチパッドは、下側に左右ボタンが付いている「ボタン独立型タッチパッド」です。

タッチパッド

個人的には、タッチパッドがボタンを兼ねた一体型タッチパッドよりも、こちらのように左右ボタンが付いているタッチパッドの方が好きです。

なお、Fn+F3キーでタッチパッドのON・OFF(有効・無効)を切り替えできます。

キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを確実に防止したいときに便利です。

▶表面温度

▼まず、バッテリー駆動でYouTubeを30分再生後の表面温度が以下です。

YouTube30分再生後の表面温度

特に熱くなっている部分でも30℃ぐらいにしかなっていないので、全然問題ない感じです。

▼つづいて、ACアダプタに接続して、ベンチマークテスト(CINEBENCH 2026)を30分連続してテストした後の表面温度です。

ベンチマークテスト30分後の表面温度

数字の「7」のキーの下あたりがかなり熱く、ピンポイントで57~58℃くらいになっています。

普通、58℃だと、触ると熱く感じるはずですが、実際に触ってみるとそれほど熱くはありませんでした(範囲が限定的だからかもしれません)。

このように、ベンチマークテストのような高負荷の掛る作業を続けていると、ところどころに熱くなる箇所がありました。

▶スピーカー

FMV WU6-L1は、手前側の底面にスピーカーを搭載。

本体底面のスピーカー

スピーカーの音質は「もう少し音抜けが欲しい」と感じることもありましたが、音楽をかけながら作業したり、オンラインミーティングに使ったりするのには十分でしょう。

音質は、点数にすると100点満点中:60点くらいといったところでしょう。

※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。

▶ディスプレイ

■ディスプレイの詳細

ディスプレイサイズ等 14型 ノングレア(非光沢)
解像度 1920×1200ドット(WUXGA)
リフレッシュレート 59.95Hz
アスペクト比(縦横比) 16:10
視野角

ディスプレイは、角度をつけて見ても、若干暗く見える程度で視野角は広いです。

FMV WU6-L1のディスプレイ正面

FMV WU6-L1の視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

FMV WU6-L1の視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイは180度開きます。

FMV WU6-L1のディスプレイを開けるところまで開いたところ

・ノングレア(非光沢)なので映り込みしにくい

FMV WU6-L1のディスプレイは、ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、映り込みしにくいです。

ディスプレイの映り込み具合

作業中に照明や周囲のものが画面に映り込んでも目立ちにくいので、実用的です。

・色域

色域については、冒頭のおすすめポイント・特徴:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶インターフェイス

インターフェイスについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

・プライバシーを保護するWebカメラ

フルHD画質のWebカメラ(約207万画素)を搭載。

FMV WU6-L1のWebカメラには、プライバシーカメラシャッターが搭載されています。

Webカメラ

プライバシーカメラシャッターをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。

プライバシーカメラシャッターを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。

オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合にも便利です。

▼ちなみに、電源ボタンは指紋認証対応です。

電源ボタン

▼実際に、Windowsのカメラアプリで撮影した写真が以下。

▲FMV WU6-L1のWebカメラで撮影(タップorクリックで拡大)

▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けWebカメラで撮影した写真。

▲ELECOM製の外付けWebカメラで撮影(比較用。タップorクリックで拡大)

どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。

上記の外付けWebカメラよりも、FMV WU5-K3のカメラの方が、少し暗いかもですが、色味はより自然に撮れています。

画質にこだわらなければ、とくに問題はないでしょう。

・テレワークやWeb会議に役立つ機能

Windowsスタジオ エフェクト

FMV WU6-L1は、NPU(Neural Processing Unit)内蔵の「Snapdragon X X1-26-100」プロセッサー搭載なので、Windowsスタジオ エフェクトを利用できます。

■Windowsスタジオ エフェクトの機能

  • 自動フレーミング…顔が正面にくるように、自動でズーム&トリミング
  • ポートレート ライト…明るさを調整して自然な外観に設定
  • アイ コンタクト…目線をそらしても、カメラを見ているように目線を自動調整
  • 背景の効果…背景ぼかし
  • クリエイティブ フィルター…カメラに特殊効果を適用できる
  • 基本設定…明るさ、コントラスト、鮮明度、彩度

Windowsスタジオ エフェクトの処理をNPUが担当することで、CPU負荷を減らして背景ぼかしなどの処理ができます。

なお、Windowsスタジオ エフェクトは、クイック設定(画面右下の「ネットワーク、音量、バッテリー」が表示されている箇所をクリック)の「スタジオ エフェクト」から設定できます。

AIメイクアップアプリ「Umore」は使用できない

FMVのノートパソコンにはAIメイクアップアプリ「Umore」が搭載されている製品もありますが、FMV WU6-L1は、「Umore」は使用できません。

オンラインミーティングで役立つキー操作

オンラインミーティングで役立つ、以下のキー操作も利用可能です。

  • Fn+F1キー:マイクミュート

マイクミュート時は、F1キーのランプが点灯するので、マイクがOFFになっているのがわかりやすいです。

▶バッテリー駆動時間

■バッテリー駆動時間

JEITA Ver.3.0測定法 動画再生時 約13時間
※WU6-L1のメーカー公称値
YouTubeを再生 約10時間36分
  • 電源モードの設定:最適な電力効率
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り30%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:50
計測項目についての詳細はここをタップ(クリック)

■「YouTubeを再生」のバッテリー駆動時間 計測条件

  • WebブラウザでYouTubeを再生(Webブラウザは全画面表示。動画自体は全画面表示にはしない)したときのバッテリー駆動時間を計測しました。PC側の音量設定は10。

FMV WU6-L1のバッテリー容量は31Whで、ノートパソコンのバッテリーとしては容量が少なめです。

モバイルノートのバッテリー容量は、50~55Wh程度が標準的かなと思うのですが、31Whだとその6割程度ということになります。

Snapdragon搭載のおかげか、31Whのバッテリーのわりにバッテリーは保つという印象です。

ただ、バッテリー駆動時間自体は、取り立てて長いというほどではありません。

なお、USB PD(Power Delivery)に対応しているので、モバイルバッテリーで電力を補うことも可能です。

(詳しくは、USB PD充電器からの充電の項目をご覧ください)

バッテリー保護機能

ノートPCのバッテリーを長持ちさせるには、100%まで充電せず、バッテリーの充電を80%程度までに抑えた方がよいと言われます。

FMV WU6-L1は「バッテリーユーティリティ」を備えており、「80%充電モード」がONだと充電を80%までに制限し、バッテリーの劣化を軽減します。

バッテリーユーティリティ

バッテリー寿命を重視する方や、電源に常時接続するなら80%充電を。

外出先でバッテリー駆動での使用が多い場合や、フル充電しておきたい場合は、100%まで充電を選ぶとよいでしょう。

・USB PD充電器からの充電

USB PD(Power Delivery)対応の充電器をUSB Type-C端子に接続し、FMV WU6-L1側へ充電してみました。

※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。

PD充電器の最大出力
充電の可否
20W(フィリップス製) ※低速
30W(RAVPower製) ※低速
45W(Anker製) ※低速
65W(エレコム製)

※「低速」について:充電自体は可能でしたが、推奨品のACアダプタの出力65Wよりも低出力です。そのため、充電中に「低速」の警告が出ました。推奨品のACアダプタ接続時と比べてパフォーマンスが落ちる、高負荷の作業をしながら充電した場合バッテリー残量が減る、低速の警告が表示される、などの可能性があります。

20Wなどの低出力のPD充電器からでも充電自体は可能なのが分かりました。

モバイルバッテリーなどでも電力を補いやすそうです。

なお、メーカーサイトには、

パソコンを使用しながら本体に充電する場合は、65W(20V/3.25A)以上を供給可能なものが必要です。

との記載があるので、FMV WU6-L1を使用しながら充電するなら、65W出力以上のPD充電器を使うのが無難でしょう。

▶静音性

負荷がかかったとき、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

バッテリー駆動でYouTube再生時は、ほぼ無音でした。

一方、電源に接続し、電源モードを「最適なパフォーマンス」に設定してベンチマークテストをおこなった場合、ある程度のファン音がしました。

ただ、それほど大きなファン音ではなく、「うるさい」と感じるかどうかは、個人差があると思います。

ちなみに、電源モードを「最適な電力効率」に切り替えても、あまりファン音は変わりませんでした。

▶サイズ

FMV WU6-L1の大きさ

▲セミB5ノート(大学ノート)とのサイズ比較

FMV WU6-L1を折りたたんだ様子:斜め上から

セミB5ノート(大学ノート) 252×179mm
A4サイズ 297×210mm
FMV WU6-L1 308.8×209×16.3(最薄部)-17.8(最厚部)mm※突起部含まず

A4の「クリアホルダー」のサイズが310×220mmなので、幅×奥行きはA4のクリアホルダーより若干コンパクトです。

▶重さの実測:約629グラム

重さについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「重さ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

「FMV WU6-L1」を公式サイトで見てみる
 

―― FMV WU6-L1の処理性能チェック ――

つづいて、FMV WU6-L1のCPUやグラフィックスの処理性能などをチェックしていきます。

■レビュー機のスペック

CPU Qualcomm Snapdragon X X1-26-100
メモリ 32GB
ストレージ 1TB SSD(NVMe)
グラフィックス Qualcomm Adreno GPU

▶CPU性能:Snapdragon X X1-26-100

■レビュー機のCPU

  • Qualcomm Snapdragon X X1-26-100
  • 8コア / 8スレッド
  • 最大周波数 3.0GHz

FMV WU6-L1のCPU-Z情報

CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

FMV WU6-L1のPassMark CPU Markのテスト結果

マルチスレッド 17757
シングルスレッド 2961

■他のノートPC向けCPUとのCPU Markマルチスレッドスコア比較

Core i7-13700H 30492
Core Ultra 7 155H 28799
Ryzen AI 7 350 26791
Core i7-11800H 22974
Core Ultra 7 258V 22314
Core i7-1360P 18823
Snapdragon X X1-26-100
(レビュー機)
17757
Core Ultra 7 155U 17004
Core i5-1235U 15753
Ryzen 5 5500U 14220
Core i7-1165G7 12305
  • 当サイトで計測したスコアです。
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。

電力効率がよいわりに、Core Ultra 7 155Uよりも高いスコアが出ており、モバイルノートとしてはわりとパワーがあります。

なお、PassMarkでの同CPU(Snapdragon X X1-26-100)の平均スコア16400よりも高いスコアでした。

※2026年3月24日現在の平均値

CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。

CINEBENCH 2026

CINEBENCH 2026は、「GPU(グラフィックス)」と「CPU」の性能を計測できるベンチマークソフトです(今回はCPU性能の結果のみ掲載します)。

FMV WU6-L1のCINEBENCH 2026のテスト結果

CPU(マルチスレッド) 2556
CPU(シングルスレッド) 389

▶グラフィックス性能:Qualcomm Adreno GPU

FMV WU6-L1のグラフィックスは「Qualcomm Adreno GPU(CPUに内蔵)」です。

 FMV WU6-L1のGPU-Z情報

・3Dゲームのベンチマーク・FPS数

3DMark ベンチマークスコア

3DMark

Time Spy スコア 1075
Steel Nomad スコア 228

この3Dmarkの結果は、エミュレート動作での結果です。

プロセッサーに内蔵されているグラフィックスとしては、取り立てて高くはないスコアです。

グラフィックス性能についての総評

グラフィックス性能はそれほど高くありません。

また、3Dゲームが起動しない可能性もあります。現状では、ゲームを遊ぶのは期待しない方がよいでしょう。

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

PCIe4.0 x4 SSDなので、ノートパソコンとしては高速な転送速度です。フォルダ間でのデータコピーなどが早いなど、快適に使えるでしょう。

SSD情報

SSD情報

SANDISK(サンディスク)製のSSDを搭載していました。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

▶FMV WU6-L1のレビューまとめ

「FMV WU6-L1」のレビューまとめです。

富士通 FMV WU6-L1の外観 見映え

  • 超軽量
  • 打ちやすいキーボード
  • カスタマイズ性が高い
  • 豊富なインターフェイス
  • 堅牢性(頑丈さ)

などが魅力の軽量モバイルノートです。また、Copilot+ PCの独自機能も使えます。

バッテリー容量が小さめ(31Wh)なのと、キーボードバックライトが非搭載なところは注意点です。

さらに、使用できないアプリがあったりするので、そこも要注意な点ですね。

もっとも、2026年4月20日現在では、以前と比べるとArm版Windows対応のアプリも増えていますし、エミュレートで動かせるアプリも多いです。

自分の使いたいアプリが動作するか分かっている方や、サブPCとして使うには良い選択肢かもしれません。

▶ FMV WU6-L1を公式サイトで見てみる

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