富士通「LIFEBOOK WN1/H1」実機レビュー!17.3型の大型ノート!テレビ機能も搭載可能!

富士通 LIFEBOOK WN1/H1のメイン画像

Core i7-12700H メモリ4~64GB
最大2TB SSD 光学ドライブ搭載

「富士通 LIFEBOOK WN1/H1」の実機レビューです。

LIFEBOOK WN1/H1は、大きめの17.3型ディスプレイ搭載ノートパソコン。カスタマイズでTV機能を付けての注文もできますよ。

LIFEBOOK WN1/H1の外観 天板側

キーボードも打ちやすく、ノートPCのCPUとしてはパワーのあるインテル Core i7-12700Hも搭載し、作業向きのでもあります。

なお、この記事は、

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

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▶おすすめポイント・特徴

LIFEBOOK WN1/H1のおすすめポイント・特徴

ポイント

CPUとグラフィックス

インテル Core i7-12700H搭載で、ノートパソコンとしては処理性能が高く、いろいろな用途に快適に使えます。

詳しいCPU性能については、CPU性能の項目をご覧ください。


ポイント

LIFEBOOK WN1/H1の外観・ディスプレイ側

大きな17.3型ディスプレイ搭載で、作業しやすいです。


ポイント

HDMI端子は、出力だけでなく入力にも対応しているので、LIFEBOOK WN1/H1を外付けディスプレイとしても使えます。

 HDMI出力・入力端子

▲HDMI出力端子だけでなく入力端子もある

▼HDMI入力・出力は、キーボード面のディスプレイ側にあるHDMIボタンで切り替えます。

 HDMIボタン

※HDMI入力・出力端子の同時接続はできません。


ポイント

色域

■カバー率

sRGB 99%
DCI-P3 74%
Adobe RGB 74%

※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。

sRGBカバー率が100%に近いですし、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。

LIFEBOOK WN1/H1の用途を考えると、多くの方には十分な色域をカバーしたディスプレイと言えるでしょう。


ポイント

LIFEBOOK WN1/H1のキーボード

▲タップ・クリックで拡大

  • 最後までキーを入力しなくてもキー入力を検知(軽いタッチでも入力抜けが少ない)
  • キートップに凹みがあり、指先の力が逃げにくい
  • ノートパソコンとしては深めの約2.5mmのキーストロークで、しっかりとした打鍵感
  • 小指での入力が多いキーなどは、軽い力で入力できる設計
  • カーソルキーは、凸型にしっかりスペースを確保してあり使いやすい
  • [BackSpace]や[半角/全角]キーなどもしっかりスペースを確保

などの要素があいまって、キーボードがタイピングしやすいです。

日本メーカーならではの、タイピングしやすい日本語キーボードだと言えますね。

キーボードはパソコン操作の要ですので、キーボードが打ちやすいだけでも大きなメリットです。

さらに詳しくは、キーボードの項目をご覧ください。


ポイント

LIFEBOOK WN1/H1の光学ドライブ

最近は、光学ドライブ(DVDドライブなど)を搭載していないノートパソコンが多いですが、

LIFEBOOK WN1/H1は、DVDスーパーマルチドライブを搭載

カスタマイズで、BDXL対応 Blu-ray Discドライブへの変更も可能です。


ポイント

テレビ機能を付けた場合の付属品

注文時のカスタマイズで、テレビ機能を追加できます。

ボディカラー:シャンパンゴールド選択時のみ、TV機能を追加可能。

「テレビを持ってないけれど、たま~にテレビをみたいこともある」といった方にはよいオプションでしょう。


ポイント

SSD+HDDのデュアルストレージ

注文時、カスタマイズでHDDを追加し、デュアルストレージにすることもできます。

その他、OS、メモリ、ストレージ容量、光学ドライブ、TVオプション、ボディカラーなどのカスタマイズも可能。好みに応じた仕様にできます。

※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になることもあるかもしれませんのでご了承ください。


▶デメリット・注意点

デメリット・注意点など

注意点 キーボードバックライトは非搭載

キーボードのバックライトは非搭載です。


注意点 グレア(光沢)ディスプレイなので、映り込みしやすい

LIFEBOOK WN1/H1のディスプレイは、グレア(光沢)ディスプレイなので、非光沢ディスプレイと比べると映り込みしやすいです。

ディスプレイの光の映り込み具合

正面から見る分には、映り込みはあまり気になりませんでしたが、横からディスプレイを見ると、映り込みが見えやすいです。

また、WordやExcelなど背景が白いアプリを使うときは、あまり気にならないと思いますが、
背景がダークカラーのアプリを使うときは、映り込みが気になることもあるかもしれません。


注意点 17.3型ノートなので、2.5kgほどあります

LIFEBOOK WN1/H1の重さ:実測

本体 約2,570g
ACアダプター+電源ケーブル 約389g

17.3型ノートパソコンとしては特段重いわけではないものの、2.5kgほどあるので、持ち運びに適しているとは言えないでしょう。

とはいえ2015年製くらいのビジネスノートだと、15.6型で2.5kg以上あることも珍しくなかったので、そう考えると持ち運びは可能な重さでもあります。

なお、公称値の重さは以下のとおりです。

  • テレビ機能なし選択時:約2.7kg(平均値)
  • テレビ機能あり選択時:約2.9kg(平均値)

今回のレビュー機は「テレビ機能あり」ですが、約2,570gでしたので、上記の公称値よりも軽かったです。


注意点 USB PDには非対応

USB PD(Power Delivery)には対応していません。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。

USB PD充電器をUSB Type-C端子へつないでも、LIFEBOOK WN1/H1への充電はできません。


注意点 バッテリー駆動時間は、あまり長くない

■バッテリー駆動時間の実測

JEITA Ver.2.0測定法 約5.3時間
※テレビ機能あり選択時のメーカー公称値
PCMark 10 Modern Office 2時間38分
30分で充電できたバッテリー量
※付属ACアダプターを使用
約37%
  • 電源モードの設定:バランス
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:50
計測項目についての詳細はここをタップ(クリック)

■「PCMark 10 Modern Office」について

ソフトウェア「PCMark 10」で計測したバッテリー駆動時間を掲載しています。
PCMark 10 Modern Officeのバッテリーライフテストでは「ドキュメント作成、ウェブサイト閲覧、ビデオチャット」を実際におこなってバッテリー駆動時間を計測します。テスト中はアイドル時間の割合が多いため、バッテリー消費が比較的ゆるやかなテストです。

バッテリー駆動時間はあまり長くありません。大きめの17.3型ディスプレイ、パワーのあるCPU:Core i7-12700Hを搭載している点などが影響していそうです。

基本的には自宅やオフィスで、据え置きメインでの使用がよさそうです。


注意点 メモリ4GBはおすすめしません

LIFEBOOK WN1/H1のメモリは4GBも選択できますが、メモリ4GBだと余裕がなく快適に使えません。

最低でもメモリ8GB、余裕を持たせるなら16GBをオススメしますよ。


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▶スペック表

■LIFEBOOK WN1/H1のスペック

OS Windows 11 Home / Pro
※Pro選択時、選べるカラーは「ブライトブラック」のみ
ディスプレイ 17.3型 フルHD(解像度1920×1080)、グレア(光沢)、60Hz
CPU インテル Core i7-12700H
メモリ 4GB / 8GB / 16GB / 32GB / 64GB
ストレージ SSD:256GB / 512GB / 1TB / 2TB
※メインSSDとは別にHDDを追加してデュアルストレージ仕様も可能
グラフィックス インテル Iris Xe
サイズ 398.8×265×26.9mm(突起部含まず)
重さ ・テレビ機能なし選択時:約2.7kg
・テレビ機能あり選択時:約2.9kg
※いずれも公称の平均値
その他 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1

※カスタマイズで選択できる項目を含みます。
※2023年7月14日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。

■今回のレビュー機のスペック

Intel Core i7プロセッサーモデル「インテル Core i7-12700H、メモリ64GB、256GB SSD、インテル Iris Xe、(型番:FMVNH02003)」

―― LIFEBOOK WN1/H1の使いやすさチェック ――

▶スマホからのデータ転送もラクにできる

スマホに専用アプリをインストールし、sMedio スマホデータ転送を利用すれば、スマホのデータを簡単に取り込めるようになります。

sMedio スマホデータ転送

スマホで撮影した写真や動画を活用しやすくなるので便利ですよ。

▶テレワークやWeb会議に役立つ機能

・Webカメラ

フルHD画質のWebカメラ(約207万画素)を搭載。Windows Hello(顔認証機能)対応です(なお、指紋認証には対応していません)。

Webカメラ

▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。

▲LIFEBOOK WN1/H1のWebカメラで撮影

▼3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けウェブカメラで撮影した写真。

▲ELECOM製の外付けウェブカメラで撮影(比較用)

どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。

LIFEBOOK WN1/H1のカメラで撮影した写真の方が暗く写っていますが、

下記のアプリ「Umore(ユーモア)」を使えば明るさも調整できるので、とくに問題はないでしょう。

AI メイクアップアプリ「Umore(ユーモア)」

Umore(ユーモア)は、Webカメラに映る自分の顔に、メイク効果をほどこしてくれるアプリ。

AI メイクアップアプリUmore(ユーモア)

明るさ、美肌、小顔、目の大きさ、リップ、アイブロウ(眉毛)、カラコン、チークと、細かくメイク効果を調整できます。

メイク効果以外に、自分の周囲をボカす機能もありますよ。

▼各効果は強弱を付けられます。

Umoreの効果スライダー

効果によっては強くかけすぎると不自然になることはありますが、それ以外の効果は、効き目を大きくし過ぎなければ、とてもよい感じです。

オンラインミーティングで見た目の印象をよくしたい方にオススメの機能ですよ。

ミュートマイクボタン

Fn+F2キーでマイクのオン・オフを切り替えできます。

マイクミュート

オンラインミーティングなどで、「発言しないときはマイクをOFFにしたい」ときなどに便利です。

・AIノイズキャンセリング

オンラインミーティング時のノイズを除去する「AIノイズキャンセリング」がプリインストールされています。

AIノイズキャンセリング

ノイズを消す効果はどれくらい?

AIノイズキャンセリングにどれくらいノイズを消す効果があるのかチェックしてみました。

オンラインミーティング中に、「手を叩きながらしゃべる」など、音を鳴らしながらしゃべってみましたが、相手側には、ノイズは聞こえなかったとのことです。

ノイズを除去する効果は十分あると感じました。

なお、「スピーカーのノイズキャンセリング(こちら側に聞こえる音声のノイズを消す機能)」も同様にノイズを消す効果は高かったです。

ただし、AIノイズキャンセリングがONの場合は、少し音抜けが悪くなるので、必要な場合だけONにするのがいいかもしれません。

▶キーボード

LIFEBOOK WN1/H1のキーボード

▲タップ・クリックで拡大

  • 最後までキーを入力しなくてもキー入力を検知(軽いタッチでも入力抜けが少ない)
  • キートップに凹みがあり、指先の力が逃げにくい
  • ほどよい打鍵感とスムーズなキーストローク
  • 小指での入力が多いキーなどは、軽い力で入力できる設計
  • カーソルキーは、凸型にしっかりスペースを確保してあり使いやすい

などの要素があいまって、キーボードがタイピングしやすいです。

キーボードがタイピングしやすい点だけでも、LIFEBOOK WN1/H1を選ぶメリットは大きいですね。

キーストローク(キーが沈み込む距離)は約2.5ミリで、ノートパソコンのキーボードとしては深めです。しっかりとした打鍵感があります。

キーボード面は広いですが、剛性がシッカリしているため、タイピングしてもグラつかないのもグッドですね。

▼カーソルキーは、凸型にしっかりスペースが確保されています。Enterキーとテンキーの間にスペースがしっかりあるのも好印象です。

キーボードの右側

▼左のCtrlキーなども小さくなっていないですが、スペースキーは少し小さめかもしれません。

キーボードの左側

▼キートップ(キーの表面)は、ゆるやかな凹みがある「球面シリンドリカルキートップ」。

キートップのアップ画像

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

キーの中心が指先でわかりやすくなり、指先の力も逃げにくくなるので、タイピングしやすいキートップです。

▼大きな角度ではないですが、ディスプレイを開くとキーボードに少し傾斜がつきます。

LIFEBOOK WN1/H1のパームレストに手をのせたところ

キーボードの打鍵音は、ノートPCのキーボードとしてはやや小さめな印象で、うるさいといったことはありません。

キーボードを斜め上から

Fキーは、[Fn]+[Esc]キーでファンクションロック(本来Fnキーを押す必要がある機能を、Fnキーを押さずに使えるようにする)できるので、好みに応じて設定するとよいでしょう。

LIFEBOOK WN1/H1のFキー

ただし、[Esc]キーにランプもありませんし、ファンクションロックのON・OFFの通知も表示されないので、ロックがかかっているのかどうか分かりにくいです。

 
なお、キーボードのバックライトは非搭載です。

キーピッチなど

デスクトップPC向けキーボードとの比較

▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ

キーピッチ(キーとキーの間隔)は、19ミリがタイピングしやすいと言われますが、

キーピッチは約18.4ミリなので、デスクトップ用キーボードと比べると、少しコンパクトですね。

キーピッチ

▼大型の17.3インチ・ノートPCなので、パームレストは十分な広さです。

パームレストに手をのせたところ

タッチパッド

タッチパッドは、下側に左右ボタンが付いているタイプです。

タッチパッド

個人的には、タッチパッドがボタンを兼ねた一体型タッチパッドよりも、こちらの方が使いやすくて好みです。

なお、Fn+F4キーでタッチパッドのON・OFF(有効・無効)を切り替えできます。

キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを確実に防止したいときに便利です。

▶スピーカー

LIFEBOOK WN1/H1は、キーボード面の上部にスピーカーを搭載。

富士通 LIFEBOOK WN1/H1のスピーカー

ちなみに、キーボード上部がスピーカーグリルのようになっていますが、そのすべてがスピーカーなわけではなく、上写真の丸の位置あたりにスピーカーがあります。

ノートPCのスピーカーとしてはとてもよい音質を楽しめます。標準的なノートPCのスピーカーでは出ない音域まで聞こえてくる印象を受けました。

点数にすると、100点満点中:80点くらいです。

※Dolby Accessがオンの状態での評価。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。

なおDolby Access(ドルビーアクセス)で、ゲーム、映画、音楽、音声などに合わせた音質に変更できる他、好み応じてカスタムしたり、OFFにもできます。

Dolby Access

▶ディスプレイ

■ディスプレイの詳細

  • 17.3型、グレア(光沢)
  • 解像度:1920×1080ドット
  • リフレッシュレート:60Hz
  • アスペクト比(縦横比):16:9
視野角

角度をつけて見てもほぼ暗く見えず、視野角は広いです。ただし、角度をつけて見ると、映り込みは見えやすいです。

LIFEBOOK WN1/H1のディスプレイ正面

LIFEBOOK WN1/H1の視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

LIFEBOOK WN1/H1の視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約148度開きます。

LIFEBOOK WN1/H1のディスプレイを開けるところまで開いたところ

縦の視野角も広いので、一人で使うなら、これくらい開けば十分でしょう。

・グレア(光沢)なので映り込みはしやすい

富士通 LIFEBOOK WN1/H1のディスプレイは、鮮やかで綺麗ではありますが、

グレア(光沢)ディスプレイなので、非光沢ディスプレイと比べると映り込みはしやすいです。

ディスプレイの映り込み具合

・色域

色域については、冒頭のおすすめポイント:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間については、冒頭の注意点:「バッテリー駆動時間」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶インターフェイス

右側面

右側面

SDカードリーダー(SDHC、SDXC対応)

miniB-CAS カードスロット ※テレビチューナー搭載機種のみ搭載

USB2.0(Type-A)

光学ドライブ

強制取り出し穴

アンテナ入力端子 ※テレビチューナー搭載機種のみ搭載

電源入力端子

左側面

左側面

盗難防止用ロック取り付け穴

有線LAN端子

HDMI出力端子(最大4096×2160ドット)

HDMI入力端子

USB3.2 Gen1(Type-A)(5Gbps)

USB3.2 Gen1(Type-A)(5Gbps、電源オフUSB充電機能対応)

USB 3.2 Gen2(Type-C)

マイク入力 / ヘッドホン出力 / ヘッドセット兼用端子

USB PD(Power Delivery)には対応していません。

なお、おすすめポイントにも記載しましたが、HDMI端子は、出力だけでなく「入力」端子もあります。

 HDMI出力・入力端子

※HDMI入力・出力端子の同時接続はできません。

▼SDカードを挿すと、1.1cmほどはみ出すので、挿しっぱなしにしておくのには向いていません。

SDカードを挿しているところ

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

静音性チェック時の騒音計の位置

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。

■静音性のチェック結果

アイドル時 静かだが小さな動作音は聞こえる
ベンチマークテスト時 最大44db程度

※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※今回は、「ファイナルファンタジー14暁月のフィナーレ ベンチマーク」実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

負荷の高い作業をしていなければ基本的には静かです(ただし、充電しながら使用する場合などでは、ファン音が大きくなることがあります)。

ベンチマークテスト時は「少しうるさい」程度の印象で、うるさくて不快というほどではありませんでした。外出先で使う場合は、すぐ隣に人がいなければ問題ないでしょう。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

A4用紙とLIFEBOOK WN1/H1の大きさの比較

 ▲A4用紙とのサイズ比較

LIFEBOOK WN1/H1を折りたたんだ様子:斜め上から

A4サイズ 297×210mm
LIFEBOOK WN1/H1 398.8×265×厚さ26.9mm(突起部含まず)

▼A4サイズよりもかなり大きいので、A4対応の標準的なサイズのビジネスバッグには当然入りません。

ビジネスバッグに入れているところ

※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。

持ち運びには17.3型ノートに対応したリュックやバッグがあった方がよいでしょう。

▶重さの実測:約2,570グラム

重さについては、冒頭の注意点:「重さ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

「富士通 LIFEBOOK WN1/H1」を公式サイトで見てみる
 

―― LIFEBOOK WN1/H1の処理性能チェック ――

■レビュー機のスペック

CPU インテル Core i7-12700H
メモリ 64GB
ストレージ 256GB SSD(NVMe)
グラフィックス インテル Iris Xe
処理性能の概要

ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分余裕のある性能です。

処理性能的には画像編集も十分にいけます。sRGBカバー率:99%でしたので、商業印刷向けの作業などをするのでもない限り、十分な色域でしょう。

なお、メモリ4GBを選択してしまうと、グラフィックスが「UHD グラフィックス」としての動作となり、性能が大きく落ちますので、

最低でもメモリ8GB、メモリに余裕をもたせるなら、メモリ16GBがオススメです。

動画編集もある程度できますが、動画編集するならメモリ16GB以上にした方がよいです。

▶CPU性能

■レビュー機のCPU

  • インテル Core i7-12700H
  • 14コア(Pコア×6、Eコア×8) / 20スレッド
  • Pコア:最大周波数4.70GHz、Eコア:最大周波数 3.50GHz

LIFEBOOK WN1/H1のCPU-Z情報

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

LIFEBOOK WN1/H1のCINEBENCH R23スコア

マルチコア 11285
シングルコア 1724

■他のノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較

Core i7-12700H
(平均)
12991
Ryzen 7 5800H 12196
Core i7-12700H
(レビュー機)
11285
Core i7-11800H 11208
Ryzen 7 4800H 10975
Core i7-10870H 10305
Core i7-1260P 8649
Ryzen 5 7530U 8628
Ryzen 5 6600H 7929
Core i5-11400H 7881
Core i5-1240P 7597
Ryzen 5 5500U 7477
Ryzen 5 4600H 7418
Core i7-10750H 7137
Core i7-1255U 6673
Core i7-1250U 6364
Ryzen 5 4500U 6210
Core i5-11300H 6164
Core i5-1235U 6128
Core i7-1195G7 6109
Core i7-1165G7 5077
Core i7-1160G7 4636
Core i7-10710U 4532
Core i5-1135G7 4420
Core i5-10210U 4051
Core i5-1155G7 3957
Ryzen 3 4300U 3944
Core i5-1035G1 3477
Core i3-1115G4 3216
Pentium Silver N6000 1993
Celeron N5100 1471
  • レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2023年6月12日現在)。
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。

同じCore i7-12700Hを搭載した他のノートパソコン3台の平均スコアと比べると、スコアが低かったです。

Core i7-12700H(他製品3台の平均スコア) 12991
Core i7-12700H(LIFEBOOK WN1/H1 11285

※当サイトで計測した平均値。
※数字が大きいほど高パフォーマンス。

Core i7-12700Hは、排熱処理のしっかりしたゲーミングノートに搭載されていることも多いので、そういった点が関係していそうです。

とはいえ、処理性能自体は高いので、あまり気にしなくても大丈夫かなと思います。

CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

LIFEBOOK WN1/H1のPassMark CPU Markスコア:24395

スコア 24395

PassMarkのスコアも、CINEBENCH R23のスコアと同様に、Core i7-12700Hの平均スコア26608よりも低い少しスコアでした。
※2023年6月23日現在の平均値

Geekbench 6(CPU Benchmark)

「Geekbench 6」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。

LIFEBOOK WN1/H1のGeekbench 6スコア

Single-Coreスコア 2402
Multi-Coreスコア 10598

※「CPU Benchmark」のテスト結果

Geekbench 6は、macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされています。お持ちのデバイスとスコアを比較してみるのも面白いでしょう。
 

▶グラフィックス性能

富士通 LIFEBOOK WN1/H1のグラフィックスは「インテル Iris Xe グラフィックス」です。

 LIFEBOOK WN1/H1のGPU-Z情報

3DMark ベンチマークスコア

3DMark

Fire Strikeスコア 5097
Time Spyスコア 1879
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質 1920×1080 6974 快適
ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク

FF14 暁月のフィナーレ ベンチマーク

標準品質 1920×1080 7046 やや快適

※グラフィックス設定は「ノートPC」向けの設定にて計測。

グラフィックス性能についての総評

というわけで、フルHD画質では、ドラゴンクエストXなど軽めの3Dゲームなら遊べるかな?程度のグラフィックス性能です。

3Dゲームを遊ぶのにはあまり向いていません。

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

PCIe4.0 SSDの速度と比べると少し劣るところではありますが、実用的には多くケースで十分な速度が出ていると思います。

SSD情報

SSD情報

Micron(マイクロン)製のSSDでした。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

ストレージのカスタマイズについて

ちなみにLIFEBOOK WN1/H1は、HDDを追加して、デュアルストレージ(ストレージを2台搭載)にカスタマイズしての注文もできます。

メインSSDも最大2TBまで容量を増やして注文できます。

※部材などの状況により、カスタマイズ可能内容が変更になることがあるかもしれません。

―― LIFEBOOK WN1/H1の外観・その他のチェック ――

▶外観

富士通「LIFEBOOK WN1/H1」のボディカラーは、

  • ブライトブラック(テレビ機能は追加不可。Windows 11 Pro選択可能)
  • シャンパンゴールド(テレビ機能を追加可能。Windows 11 Pro選択不可。)

の2色展開です。

今回のレビュー機は「シャンパンゴールド」です。

富士通 LIFEBOOK WN1/H1の外観。斜め上から

▼パームレストにはヘアライン加工が施されているなど、高級感のあるデザインです。

パームレストのアップ

キーボード面の側面などにはダイヤモンドカットが輝き、キーボードの各キーは側面が透明な「プリズムクリアキー」になっています。

LIFEBOOK WN1/H1のダイヤモンドカット、プリズムクリアキー

LIFEBOOK WN1/H1の外観 天板側

富士通ロゴに使われているインフィニティマークが、天板のアクセントになっています。

LIFEBOOK WN1/H1の天板ロゴのアップ

LIFEBOOK WN1/H1の底面

▼島根富士通で製造・組み立てされる日本製(Made in Japan出雲モデル)です。

日本製(Made in Japan)

▶付属品など

付属品一式です。

LIFEBOOK WN1/H1の付属品

  • ACアダプター
  • 電源ケーブル
  • 取扱説明書・スタートガイド
  • 初めて電源を入れる前にお読みください
  • 保証書

などが付属。

なお、テレビ機能あり選択時は、miniB-CASカードなども付属します。

※付属品は変更になる可能性があります。

▶富士通「LIFEBOOK WN1/H1」のレビューまとめ

「富士通 LIFEBOOK WN1/H1」のレビューのまとめです。

富士通 LIFEBOOK WN1/H1の外観 見映え

17.3型ノートは画面が大きいので、やはり作業しやすいですね。

DVDドライブを搭載していることや、テレビ機能を追加できる点も貴重です。

大きさ・重さ的に、頻繁に外出先へ持ち運ぶのには向いていませんが、

キーボードも打ちやすいですし、捨て置きメインで、自宅などで使うのにはよいノートパソコンですよ!

なお、富士通のパソコンには、パソコンの使い方やトラブルのサポートが付いてきます。サポート内容も充実しているので、はじめてパソコンを買う方にもオススメです。

▶安く買える【シークレットクーポン】のお知らせ!

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