「THIRDWAVE DX-A5」は買い?注意点なども含めてチェックしてみました
サードウェーブから「THIRDWAVE DX-A5」が2023年3月16日に販売開始されました。
この記事では、THIRDWAVE DX-A5の購入前のチェックポイントなどについて書いていきたいと思います。
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■THIRDWAVE DX-A5のスペック
(カスタマイズで選択できる項目も含みます)
価格 |
102,980円(税込)~ ※2023年3月29日現在の価格 |
---|---|
OS | Windows 11 Home / Pro |
ディスプレイ | 15.6型 フルHD(解像度1920×1080)、ノングレア(非光沢) |
CPU | インテル Core i5-1240P |
メモリ | 16GB / 32GB / 64GB |
ストレージ |
SSD:500GB / 1TB / 2TB ※メインSSDとは別に1~2TB HDDまたは1~4TB SSDを追加してデュアルストレージ仕様も可能 |
グラフィックス | インテル Iris Xe |
バッテリー駆動時間 | 6.1時間 |
サイズ | 359.3×236.7×23.6mm |
重さ | 約1.7kg |
※2023年3月29日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
目次
▶コスパはかなり高い
THIRDWAVE DX-A5は、
- Core i5-1240P
- インテル Iris Xe グラフィックス
- 16GBメモリ
- 500GB SSD
といったスペックで102,980円(税込)※なので、コストパフォーマンスはかなり高いですね。
※2023年3月29日現在の価格
比較的パワーのある15.6型ノートをお探しの方には、このスペック・価格の時点で、購入候補としてはアリだと思います。
▶CPU性能の目安
THIRDWAVE DX-A5が搭載しているインテル Core i5-1240Pがどの程度のCPU性能なのか?
CPU性能を計測できるベンチマークソフト「CINEBENCH R23」のスコアを他のノートパソコン向けCPUと比較してみます。
Core i7-12700H | 12991 |
---|---|
Ryzen 7 5800H | 12196 |
Core i7-11800H | 11208 |
Ryzen 7 4800H | 10975 |
Core i7-10870H | 10305 |
Core i5-1240P | |
Core i7-1260P | 8648 |
Ryzen 5 6600H | 7929 |
Core i5-11400H | 7881 |
Ryzen 5 5560U | 7855 |
Ryzen 5 5500U | 7477 |
Ryzen 5 4600H | 7418 |
Core i7-10750H | 7137 |
Core i7-1255U | 6673 |
Core i7-1250U | 6364 |
Ryzen 5 4500U | 6210 |
Core i5-11300H | 6164 |
Core i5-1235U | 6128 |
Core i7-1195G7 | 6109 |
Core i7-1165G7 | 5077 |
Core i7-1160G7 | 4636 |
Core i7-10710U | 4532 |
Core i5-1135G7 | 4420 |
Core i5-10210U | 4051 |
Core i5-1155G7 | 3957 |
Ryzen 3 4300U | 3944 |
Core i5-1035G1 | 3477 |
Core i3-1115G4 | 3216 |
Pentium Silver N6000 | 1993 |
Celeron N5100 | 1471 |
- 当サイトで計測した平均値を掲載(2023年3月29日現在)。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
※グラフのインテル Core i5-1240Pのスコアは、あくまでインテル Core i5-1240P搭載の複数のノートパソコンで計測した平均値です。参考程度にご覧ください。
ゲーミングやクリエイターノート向けの「Coreプロセッサー Hシリーズ」などを除いたCPUの中では、かなり高い性能です。
処理がかなり重い作業でなければ、作業も快適にできるでしょう。
・バッテリー駆動時間に注意
- 大きめの15.6型ディスプレイ
- 比較的パワーのあるCore i5-1240P搭載
といった、バッテリーを消費しやすい要素もあり、バッテリー駆動時間があまり長くありません。
公称値は、『JEITA Ver.2.0測定法で6.1時間』となっていますが、
これだと実際に業務に使った場合、(使い方にもよりますが)3~4時間程度使えればいいかな?くらいになってくると思います。
USB PD非対応なので、モバイルバッテリーなどでバッテリーを補うこともできません。
据え置きメインで使うか、外出先で使うなら、電源が確保できる場所で使うのがよさそうです。
▶グラフィックスはインテル Iris Xe
THIRDWAVE DX-A5のグラフィックスは、インテル Iris Xe(インテル Core i5-1240Pに内蔵されているグラフィックス)です。
CPUに内蔵されているグラフィックスとしては、性能は高いので、画像編集などもある程度こなせる性能です。
ちなみに、メモリが1枚しか装着されていないとIris XeではなくUHDグラフィックスとしての動作になってしまい、グラフィックス性能が大きく落ちてしまうのですが、
THIRDWAVE DX-A5はメモリ2枚装着(デュアルチャネル)なので、そこもナイスですね。
▶ノングレア液晶ディスプレイ
ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、光などが写り込みしにくく作業向きです。
▶3列テンキー搭載のキーボード
BackSpaceキー、Ctrlキーは小さめ。その他、Enter周辺の文字キーも小さめなのは残念なところでしょう。
テンキー(キーボード右側の数字入力用のキー)搭載ではありますが、3列テンキーです。
エクセルで数字入力などする場合は、4列テンキーの方が使いやすいですが、テンキーがないよりは、数字入力はしやすいでしょう。
▶15.6型ノートとしてはやや軽量
15.6型のゲーミングノートで約1.7kgは、やや軽量です。
軽くはないですが、重さ的には、15.6型に対応したPCリュックなどに入れて運べば、十分持ち運べる重さでしょう。
▶インターフェイス
右側面
① microSDカードリーダー(SDHC / SDXC、UHS-Ⅰに対応)
② USB 3.2 Gen2 Type-C(映像出力(DisplayPort 1.4 Alt Mode)に対応、※USB PDは非対応)
③ USB 3.2 Gen2 Type-A
④ HDMI 2.1
⑤ セキュリティスロット(ケンジントン)
左側面
⑥ 電源入力端子
⑦ 有線LAN端子
⑧ USB 3.2 Gen2 Type-A
⑨ マイク入力・ヘッドフォン出力共有端子
インターフェイスは比較的充実している印象ですが、USB PD(Power Delivery)に対応していない点には注意が必要です。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
あとは、15.6型ノートなので、microSDカードリーダーではなく、フルサイズのSDカードリーダーであれば、より良かったですね。
▶カスタマイズ注文が可能
OS、メモリ、ストレージなどのカスタマイズが可能です。
HDDまたはセカンドSSDを追加して、デュアルストレージにすることもできます。
▲カスタマイズでSSD2台搭載も可能
▶シンプルな外観
外観は、天板にロゴマークなどもなく、非常にシンプルです。
大きな15.6型ノートなので、天板の面積が広い分、ちょっとさみしく見えるかもしれませんが、好きなステッカーなどを貼ったりしたい方には、逆にいいかもしれませんね。
▶24時間365日のサポート付き
ドスパラでパソコンを購入すると、24時間365日の電話サポートが受けられるので、初めてパソコンを買う方にも心強いです。
▶まとめ
THIRDWAVE DX-A5は、
- Core i5-1240P
- インテル Iris Xe グラフィックス
- 16GBメモリ
- 500GB SSD
といったスペックですので、余裕のパワーでオフィスワークなどをしたい方にオススメです。
15.6型の大きめのディスプレイ搭載で、かつパワーがある分、バッテリー駆動時間はあまり長くないので、そこは注意点でしょう。
また、最近はUSB PD充電可能なノートパソコンが増えてきていますが、
THIRDWAVE DX-A5はUSB PDに対応していないので、そこは事前に認識したうえで購入されるのがよいと思います。
「ACアダプターで充電できればOK」ということであれば、とくにUSB PDに非対応なところは気にしないでも大丈夫でしょう。