「raytrek A4-R」購入前のチェックポイントを解説!外出先でのクリエイティブ作業にもよさそうな14型ノートPC
「raytrek A4-R」は、パワーのあるインテル Core i7-13700Hと、sRGBカバー率99%のディスプレイを搭載した、クリエイター向けノートパソコン。
この記事では、raytrek A4-Rの購入前のチェックポイントなどについて書いていきます。
※raytrek A4-Rは販売終了になりました。
なお、2024年3月1日から「raytrek」は法人向けブランドの名称になり、ドスパラで販売されるクリエイター向けPCは、
ゲーミングPC同様「GALLERIA(ガレリア)」ブランドで販売されることになりました。
それに伴いraytrek A4-Rの類似モデルとして「GALLERIA A4-R」が発売されています。
■raytrek A4-Rのスペック(カスタマイズで選択できる項目も含みます)
価格 |
139,980円(税込)~ ※2023年11月29日現在の価格 |
---|---|
OS | Windows 11 Home / Pro |
ディスプレイ | 14型 WUXGA(解像度1920×1200)、ノングレア(非光沢)、60Hz |
CPU | インテル Core i7-13700H |
メモリ | 16GB / 32GB / 64GB |
ストレージ | SSD:500GB / 1TB / 2TB |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス |
バッテリー駆動時間 | 約9.8時間 |
サイズ | 約314×220×20(最薄部)-23(最圧部)mm |
重さ | 約1.4kg |
※2023年11月29日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
目次
▶コスパは良好
raytrek A4-Rは、
- インテル Core i7-13700H
- インテル Iris Xe グラフィックス
- 16GBメモリ
- 500GB SSD
といったスペックで139,980円(税込)※。
※2023年11月29日現在の価格
このスペックでこの価格は高すぎることはなく、コストパフォーマンスはよいです。
▶CPU性能について
raytrek A4-Rが搭載しているインテル Core i7-13700Hは、ノートパソコン向けCPUとしては、性能はかなり高いです。
画像編集や液タブと組み合わせてのイラスト作成には十分な性能です。
動画編集は、Premiere Proなどでの動画編集は十分可能ですが、外部GPU(NVIDIA GeForceなどのグラフィックスのこと)は搭載していないので、
動画の書き出しが多いとか、レンダリングの早さを重視するなら、外部GPUを搭載したraytrek R5-RL6(レビューへ)などを選んだ方がよいでしょう。
ただし、raytrekの14型ノートでは、現行モデルで外部GPUを搭載した製品はないので、外部GPU搭載ノートだと重く・大きくなってしまうのがデメリットです。
DaVinci Resolveで動画編集する場合についても、外部GPUを搭載したノートPCの方がおすすめです。
▶グラフィックスはインテル Iris Xe グラフィックス
raytrek A4-Rのグラフィックスは、インテル Iris Xe グラフィックス(インテル Core i7-13700Hに内蔵されているグラフィックス)です。
CPUに内蔵されているグラフィックスとしては、性能は高いので、画像編集などもある程度こなせる性能です。
▶sRGBカバー率99%のノングレア液晶ディスプレイ
ディスプレイはsRGBカバー率99%で、ノートPCの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。
ウェブ向けのイラスト作成や画像編集にはおおむね十分な色域でしょう。
なお、液タブの場合は、液タブにイラストを表示するので、液タブ側の色域(sRGBカバー率など)が重要になります。
液タブではないペンタブ(板タブ)の場合は、パソコン側のディスプレイの色域が重要です。
ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、光などが写り込みしにくく、作業向きです。
▶キーボード
キーボードは、おおむね無難なキー配列になっています。
一部のキーを除いて、キーピッチ(キーとキーの間隔)はタイピングしやすいと言われる19mmを確保。
▶タッチパッド
タッチパッドは、上の角をダブルタップするとON・OFFができます。
▶重さ
14型のノートPCで約1.4kgは標準的か、やや重いくらいの重さです。
しかし、クリエイター向けノートとして考えれば、妥当な重さといったところでしょう。
▶インターフェイス
右側面
① Thunderbolt 4(USB Type-C)(USB PDとDP1.4の映像出力に対応 ※PDの仕様としては一部制限あり)
② USB 3.2 Gen1(Type-A)
③ HDMI 2.1
④ 電源入力端子
左側面
⑤ セキュリティ スロット
⑥ USB 3.2 Gen2(Type-C)(USB PD対応 ※PDの仕様としては一部制限あり)
⑦ USB 3.2 Gen1(Type-A)
⑧ SDカードリーダ(SD/SDHC/SDXC、UHS-Ⅰ対応)
⑨ マイク入力・ヘッドフォン出力 共用端子
SDカードリーダーを搭載していなかったり、搭載していてもmicro SDカードリーダーだったりするノートパソコンも多いので、
クリエイター向けということで、フルサイズのSDカードリーダーをしっかり搭載しているのは嬉しいポイント。
ただし、SDカードを挿すとはみ出すようなので、SDカードを挿しっぱなしには向いていない点に注意が必要です。
USB PD(Power Delivery)対応のThunderbolt 4も搭載。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
ただし、メーカーページに
ACアダプターの使用を前提としているため、Power Deliveryの仕様としては一部制限があります。
との記載があり、USB PD充電時はパフォーマンス(とくにグラフィックスの処理性能)が落ちるかもしれません。
▶カスタマイズ注文が可能
OS、メモリ、ストレージなどのカスタマイズ注文が可能です。
▶シンプルな外観
外観は、天板にraytrekロゴがペイントされているのみで、シンプルです。場所を選ばず使いやすいでしょう。
▶24時間365日のサポート付き
ドスパラでパソコンを購入すると、24時間365日の電話サポートが受けられるので、初めてパソコンを買う方にも心強いです。
▶まとめ
USB PD充電時はパフォーマンスが落ちるかもしれないですが、それでもUSB PD充電に対応していれば、モバイルバッテリーで電力を補うことができるので、USB PD充電に対応していることは大きなメリットです。
そういった点も含めて「raytrek A4-R」は、持ち運んで外出先でもクリエイティブ作業がしたい方におすすめです。