ASUS「ROG Zephyrus G16 GA605WI」実機レビュー!Ryzen AI搭載・16型で約1.85kgのハイレベルなゲーミングノートPC!

ASUS ROG Zephyrus G16 GA605WIのメイン画像

Ryzen AI 9 HX 370 メモリ32GB
RTX 4070 Laptop 約1.85kg

「ASUS ROG Zephyrus G16 GA605WI」の実機レビューです。

ROG Zephyrus G16 GA605WIは、Ryzen AI 9 HX 370とGeForce RTX 4070 Laptopを搭載した、
処理性能の高いゲーミングノートPC。

大きめの16型ディスプレイ搭載でも、重さが約1.85kgで、ガチなゲーミングノートにもかかわらず、持ち運びも十分可能な重さです。

ROG Zephyrus G16 GA605WIの外観 天板側

2560×1600ドット、DCI-P3カバー率100%のOLED(有機EL)ディスプレイ搭載なので、
クリエイターの方にもオススメです。

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今回は、メーカーからの貸出機を使ってレビューします。
※貸出機であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。

■ROG Zephyrus G16 GA605WIのスペック

OS Windows 11 Home
ディスプレイ 16型 OLED(有機EL)、2.5K(解像度2560×1600)、アスペクト比16:10、グレア(光沢)、240Hz
CPU AMD Ryzen AI 9 HX 370
メモリ 32GB
ストレージ SSD:1TB
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop(8GB)
サイズ 354×246×14.9(最薄部)~16.4(最厚部)mm
重さ 約1.85kg(公称値)
その他 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
発売日 2024年8月1日(GA605WVは2024年8月2日)

※2024年8月6日時点のスペックです。

■今回のレビュー機のスペック

「AMD Ryzen AI 9 HX 370、メモリ32GB、1TB SSD、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop」(Model:GA605W、型番:GA605WI-AI9R4070G)」

なお、この記事は、

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

▶おすすめポイント・特徴

ROG Zephyrus G16 GA605WIのおすすめポイント・特徴:positiveNotes

ポイント

CPUとグラフィックス

Ryzen AI 9 HX 370とNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptopの組み合わせで、多くのゲームタイトルを高FPSで遊べます。

ディスプレイは2560×1600ドット・240Hzなので、フルHDよりも高解像度でゲームを遊びたい方や、
高いフレームレートでゲームを遊びたい方、どちらの方にもよいでしょう。


ポイント

▼まず、YouTubeを30分再生後の表面温度が以下です。

YouTube30分再生後の表面温度

キーボードの各キーは40℃に達しない程度なので、とくに問題はないでしょう。

▼つづいて3Dゲームプレイ開始から30分後の表面温度です。

ゲームプレイ30分後の表面温度

43℃程度になっているキーもありますが、さわると温かい程度ですので、ゲームをするのにも支障は出ないでしょう。


ポイント

ROG Zephyrus G16 GA605WIの重さ:実測

本体 約1,813g
ACアダプター+電源ケーブル 約578g

公称値は約1.85kgですが、実測は約1,813gでした。

ゲーミングノートパソコンは、スタンダードノートパソコンと比べると重いことが多いので、
16型のゲーミングノートパソコンでこの重さは、軽量です。

ただし、ACアダプター+電源ケーブルは約578gなので、そこは留意する必要があるでしょう。

なお、USB PD(Power Delivery)にも対応しているので、USB PD充電器からの充電もできますが、

USB PDでの充電時は100Wの入力が上限のようなので、USB PD充電でACアダプター接続時と同等のパフォーマンスを出すのは難しいでしょう。


ポイント

ROG Zephyrus G16 GA605WIは、ウーファーも含めて6つのスピーカーを搭載しており、ノートパソコンのスピーカーとしては、かなり音がよいです。

▼実際は、パームレストの下あたりにスピーカーがあるようですが、◯のあたりから音が出てきているように聞こえます。

ASUS ROG Zephyrus G16 GA605のスピーカー

▼底面側にもスピーカーの穴があります。

本体底面のスピーカー

ノートパソコンのスピーカーだと、低音があまり聞こえない製品が多いですが、
ROG Zephyrus G16 GA605WIは、ウーファーのおかげで低音もわりと聞こえます。

よい音でゲームが楽しめるので、スピーカーの音がいいのも嬉しいポイントですね。

音質は、点数にすると100点満点中:85点くらいです。

※Dolby Accessがオンの状態での評価。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。

なおDolby Access(ドルビーアクセス)で、ゲーム、映画、音楽、音声などに合わせた音質に変更できる他、好みに応じてカスタムしたり、OFFにもできます。

Dolby Access(ドルビーアクセス)


ポイント

ROG Zephyrus G16 GA605WIの外観・ディスプレイ側

ROG Zephyrus G16 GA605WIのディスプレイは、

  • 大きめ16インチ
  • OLED(有機EL)
  • 解像度2560×1600ドット
  • リフレッシュレート240Hz
  • 応答速度0.2ms

と、ゲームやクリエイティブで求められる要素もしっかりカバーした高クオリティなディスプレイです。


ポイント

色域

■カバー率

sRGB 100%
DCI-P3 99%
Adobe RGB 97%

※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。

当サイトで計測した結果では、DCI-P3のカバー率は99%という結果でしたが、

カバー比で言えば100%を余裕で超える色域をカバーしていますので、DCI-P3はほぼ100%カバーしていると言っていいでしょう。

なお、メーカー公称では、DCI-P3カバー率100%とのことです。


ポイント
右側面

右側面

SDカードリーダー(SDXC/SDHC対応)

USB3.2 Gen2(Type-A)(10Gbps)

USB3.2 Gen2(Type-C)(USB PDとDisplayPort 1.4の映像出力に対応)

左側面

左側面

電源入力端子

HDMI 2.1出力端子

USB4(Type-C)(USB PDとDisplayPort 2.1の映像出力に対応)

USB3.2 Gen2(Type-A)(10Gbps)

ヘッドホン / ヘッドセット / マイクジャック

▼SDカードを挿すと約1.2センチはみ出すので、挿しっぱなしにしておくのには向いていません。

SDカードを挿しているところ

USB Type-AとUSB Type-Cそれぞれ2つずつ搭載し、フルサイズのSDカードリーダーもありますし、インターフェイスは充実しています。


ポイント

ASUS「ROG Zephyrus G16 GA605WI」のボディカラーは、

  • プラチナホワイト
  • エクリプスグレー

の2色展開です。

ROG Zephyrus G16 GA605WIのカラーバリエーション

今回のレビュー機は「エクリプスグレー」です。

ASUS ROG Zephyrus G16 GA605WIの外観。斜め上から

外観の特徴は、なんといっても、天板にLEDで光る「Slash Lighting」があるところでしょう。

ROG Zephyrus G16 GA605WIの外観 天板側

▼Slash Lightingについては、動画がわかりやすいと思いますので、よろしければ以下のレビュー動画をご覧ください。

天板のライティングは、Armoury Crate(プリインストールされているアプリ)内のSlash Lightingで、好みの照明効果に変更したり、光らないようにOFFにすることもできます。

ROG Zephyrus G16 GA605WIの天板ロゴのアップ

パームレストのアップ

ROG Zephyrus G16 GA605WIの底面


▶デメリット・注意点

デメリット・注意点など:negativeNotes

注意点 タイピング中にタッチパッドを意図せずに押してしまいやすい

ROG Zephyrus G16 GA605WIのキーボード

タッチパッドがかなり大きいため、タイピング時に右手がタッチパッドに乗るので、タッチパッドを意図せず押してしまうことがあります。

パームレストに手をのせたところ

そのため、テキスト入力中などにタッチパッドを押してしまい、誤入力につながってしまうことがあります。

右手の重さがタッチパッドにかからないようにすれば、タッチパッドを押してしまうことはありませんが、それが長時間となると疲れる気がします。

マウスを使って操作する方なら、タッチパッドをOFFにしておくとよいかもしれません。

Fn+F10キーでタッチパッドのON・OFFを切り替えできます。


注意点 バッテリー駆動で3Dゲームを長時間遊ぶのは難しい

■バッテリー駆動時間

JEITA Ver.3.0測定法 約9.9時間の動画再生
※メーカー公称値
YouTubeを再生 4時間4分
モンスターハンターライズをプレイ 約1時間2分
30分で充電できたバッテリー量
※付属ACアダプターを使用
約53%
  • 電源モードの設定:バランス
  • Armoury Crateのパフォーマンス設定:YouTube再生時:サイレント、モンスターハンターライズプレイ時:パフォーマンス。GPUモードはいずれもスタンダード。
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:50
計測項目についての詳細はここをタップ(クリック)

■「YouTubeを再生」のバッテリー駆動時間 計測条件

  • WebブラウザでYouTubeを再生(Webブラウザは全画面表示。動画自体は全画面表示にはしない)。PC側の音量設定は10

バッテリー駆動時間は、あまり長くありません。

大きめで高解像度な16ディスプレイやRyzen AI 9 HX 370、GeForce RTX 4070 Laptopを搭載している点などの影響が大きいでしょう。

約9.9時間(動画再生時、JEITA Ver.3.0測定法)の公称値と比べると、実際に使える時間が短く感じるのは否めないところですね。

なお、バッテリー駆動で長時間3Dゲームをするのは難しいですが、これは、現状のゲーミングノートだと仕方がない部分です。

(初めてゲーミングノートを買う方には分からない部分かもしれませんので、一応注意点として記載する次第です。)

ちなみに、バッテリー容量は90Whなので、本体質量を軽くするために、バッテリー容量を小さくしているといったことはありません。

なお、USB PD(Power Delivery)に対応しているので、モバイルバッテリーで電力を補うことも可能です。

(詳しくは、USB PD充電器からの充電の項目をご覧ください)


注意点 ボディカラーによる価格差にご注意を

2024年8月1日現在、ASUS Storeでの価格は、以下のようにボディカラーによって価格が異なります。

  • プラチナホワイト:439,800円
  • エクリプスグレー:489,800円

※2024年8月6日現在の価格。いずれも税込み。

メモリやストレージ容量に差があるわけではなく、色違いなだけ5万円も価格差があります。

なぜこんなに価格差があるのか?

というと、プラチナホワイトはネット限定の販売なのに対して、
エクリプスグレーは、家電量販店での販売もされて、家電量販店は10%ポイント還元するお店が多いため、
489,800円から10%引くと、44万円くらいになり、だいたいプラチナホワイトと同じ価格になる。

ということで、カラーによって価格差があるようです。

ちなみに、ディスプレイがTFT液晶で、RTX 4060 Laptop搭載の、仕様的にはグレードが下のROG Zephyrus G16 GA605WVという製品もあります。(※製品名が似ているのでご注意を)

こちらは価格が30万9800円です。予算次第でこちらもご検討ください。
※2025年3月4日現在の税込み価格。


▶その他、ひとこと

その他、ひとこと

その他 出荷製品は日本語キーボードです

メーカーページの写真は英語キーボードですが、出荷製品は日本語キーボード搭載です。

ROG Zephyrus G16 GA605WIのキーボード

▲出荷製品はこのキーボード(タップ・クリックで拡大)


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―― ROG Zephyrus G16 GA605WIの使いやすさチェック ――

▶キーボード

ROG Zephyrus G16 GA605WIのキーボード

▲タップ・クリックで拡大

ノートパソコンのキーボードとしては、キーストロークは若干深いかな?という感じもしますが、打ちやすさ的には普通といった感想です。

▼キーボード右側は、Backspaceキーが小さめです。

キーボードの右側

▼キーボード左側は、半角/全角キーはやや小さめですが、CtrlやShiftキーはしっかり大きさを確保しているのでグッドですね。

キーボードの左側

F1~F4キーの上側にはM1~M4キーがあり、デフォルトだと音量上げ下げなどができるように設定されていますが、
Armoury Crate(プリインストールされているアプリ)から、別の機能を割り当てることも可能です。

ホットキーの設定

▼マクロ(キー操作の記録)を作ってM1~M4キーに当てはめることもできます。

マクロの設定

▼キートップ(キーの表面)には、ゆるやかな凹みがあります。

キートップのアップ画像

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

キーの中心が指先でわかりやすくなり、指先の力も逃げにくくなるので、タイピングしやすいキートップです。

キーボードの打鍵音は、メカニカルキーボードではないので、うるさくはありません。

ファンクションキー(F1~F12キー)は、Fn+Escキーでファンクションロック(本来Fnキーを押す必要がある機能を、Fnキーを押さずに使えるようにする)できます。

ROG Zephyrus G16 GA605WIのFキー

好みに応じて設定するとよいでしょう。

キーピッチなど

▼一部のキーを除いて、タイピングしやすいと言われる19mmに近いキーピッチ(キーとキーの間隔)がありそうです。

キーピッチ

▼16型のノートPCなのでパームレストはゆったり広いです。

パームレストに手をのせたところ

▼ボディはそれほど厚くはなく、パームレストも広いので、デスクとパームレストの段差はあまり気になりません。

パームレストに手をのせたところ:横から

キーボードのバックライトは、Fn+F2キーで暗く、Fn+F3キーで明るくできます。

ROG Zephyrus G16 GA605WIのキーボード・バックライト

タッチパッド

クリックボタン一体型のタッチパッドです。

タッチパッドはかなり大きいですが、軽めの力で押下できます。

タッチパッド

タッチパッドが大きいため、タイピング時に右手が乗ってしまう点については、冒頭の注意点:タッチパッドの項目に載せましたので、そちらをご覧ください。

なお、Fn+F10キーでタッチパッドのON・OFF(有効・無効)を切り替えできます。

キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを防止したいときに便利です。

▶スピーカー

スピーカーについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「スピーカー」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶ディスプレイ

■ディスプレイの詳細

ディスプレイサイズ等 16型 OLED(有機EL)、グレア
解像度 2.5K(2560×1600ドット)
リフレッシュレート 240Hz
アスペクト比(縦横比) 16:10

解像度2560×1600ドットは、フルHD(1920×1080ドット)の2倍近いドット数です。

フルHDディスプレイよりも精細な映像表示が可能です。

ちなみに、デフォルトの設定では、省電力化とOLED保護のためか、アクティブではないウィンドウが暗くなるように設定されていました。

Armoury Crate(アーモリークレイト)⇒ GameVisual ⇒ ターゲットモードをOFFにすると、これを解除することができます。

視野角

OLED(有機EL)ディスプレイなので、角度をつけて見ても暗く見えたりせず、視野角は広いです。

ROG Zephyrus G16 GA605のディスプレイ正面

ROG Zephyrus G16 GA605の視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

ROG Zephyrus G16 GA605の視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約134度開きます。

ROG Zephyrus G16 GA605のディスプレイを開けるところまで開いたところ

縦の視野角は広いので、対面の人に画面を見せるなどの使い方をしないなら、これくらい開けば十分でしょう。

・グレア(光沢)ですが映り込みはマイルド

ASUS ROG Zephyrus G16 GA605WIのディスプレイは、グレア(光沢)ディスプレイではあるのですが、反射防止コーティングがされているようで、

一般的な光沢ディスプレイよりも映り込みがマイルドです。

ディスプレイの映り込み具合

これだったら映り込みはあまり気にならないという方もいらっしゃると思います。

・色域

色域については、冒頭のおすすめポイント・特徴:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶テレワークやWeb会議に役立つ機能

・Webカメラ

フルHD画質(約207万画素)の赤外線 (IR) カメラを搭載。

Webカメラ

Windows Hello(顔認証機能)対応です。

▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。

▲ROG Zephyrus G16 GA605WIのWebカメラで撮影

▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けWebカメラで撮影した写真。

▲ELECOM製の外付けWebカメラで撮影(比較用)

どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。

上記の外付けWebカメラよりも、ROG Zephyrus G16 GA605WIのカメラの方が、温かみのある色味で撮れています。

オンラインミーティングで使うのに、多くの方には十分な画質だと思います。

オンラインミーティングで役立つキー操作

オンラインミーティングで役立つ以下のキー操作も利用可能です。

  • M3キー:マイクミュート

▶バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間については、冒頭の注意点:「バッテリー駆動時間」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

・USB PD充電器からの充電

USB PD(Power Delivery)対応の充電器をUSB4端子に接続し、ROG Zephyrus G16 GA605WI側へ充電してみました。

※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。

PD充電器の最大出力
充電の可否
20W(フィリップス製)
※電源オフ時のみ充電可能
30W(RAVPower製)
※電源オフ時のみ充電可能
45W(Anker製)
※注1(表下参照)
65W(CIO製)
※注1(表下参照)
100W(Anker製)
※注1(表下参照)

※注1:充電自体は可能でしたが、付属ACアダプターの出力200Wよりも低出力です。そのため、ACアダプター接続時と比べてパフォーマンスが落ちたり、高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減るなどの可能性があります。

20Wと30WのPD充電器では、ROG Zephyrus G16 GA605WIの電源がOFFのときのみ充電可能でしたが、
それでも、低出力のPD充電器でも充電可能なのは、モバイルバッテリーで充電できる可能性も上がりますので、嬉しいポイントでしょう。

▶インターフェイス

インターフェイスについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

静音性チェック時の騒音計の位置

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。

■静音性のチェック結果

YouTube再生時(バッテリー駆動) 静か
(耳を近づけると小さなファン音が聞こえる程度)
パフォーマンス設定:「サイレントモード」でのベンチマークテスト時 最大45db程度
パフォーマンス設定:「ターボモード」でのベンチマークテスト時 最大54.5db程度

※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※ベンチマークテストは、今回は「ファイナルファンタジー15ベンチマーク」を使用しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

■「サイレントモード」でベンチマークテストを行った場合

ベンチマークテスト時は「少しうるさい」程度の印象で、うるさくて不快というほどではありませんでした。外出先で使う場合は、すぐ隣に人がいなければ問題ないでしょう。

■「ターボモード」でベンチマークテストを行った場合

ベンチマークテスト時のファン音は、大きかったです。静かな場所だと目立ってしまうでしょう。人が多くて騒がしいカフェなどなら周りの音にかき消されるかもしれません。
ゲームプレイ時は、ゲームの音量を大きめにするか、ヘッドホンなどをしないとゲームの音が聞き取りづらいかもしれません。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

A4用紙とROG Zephyrus G16 GA605の大きさの比較

▲A4用紙とのサイズ比較

ROG Zephyrus G16 GA605を折りたたんだ様子:斜め上から

A4サイズ 297×210mm
ROG Zephyrus G16 GA605WI 354×246×14.9(最薄部)~16.4(最厚部)mm

幅×奥行きは、A4サイズよりもわりと大きいです。A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグにもギリギリ入りましたが、余裕はあまりないです。

ビジネスバッグに入れているところ

※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。

持ち運びには、16型ノートに対応したリュックやバッグを使った方が安全でしょう。

▶重さの実測:約1,813グラム

重さについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「重さ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

―― ROG Zephyrus G16 GA605WIの処理性能チェック ――

つづいて、ROG Zephyrus G16 GA605WIのCPUやグラフィックスの処理性能や、各ゲームのFPS数をチェックしていきます。

■レビュー機のスペック

CPU AMD Ryzen AI 9 HX 370
メモリ 32GB
ストレージ 1TB SSD(NVMe)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop

※なお、今回実施したベンチマークテストは、Armoury Crate(アーモリークレイト)での設定を「ターボモード」に。GPUについてはUltimateに設定してしておこないました。

パフォーマンス設定

処理性能の概要

処理性能は高いので、3Dゲームだけでなく、動画編集などのクリエイティブな作業に使うのにもオススメです。

ディスプレイの色域も広い(公称でDCI-P3カバー率100%)です。

▶CPU性能:Ryzen AI 9 HX 370

■レビュー機のCPU

  • AMD Ryzen AI 9 HX 370
  • 12コア / 24スレッド
  • 最大5.1GHz

ROG Zephyrus G16 GA605WIのCPU-Z情報

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

ROG Zephyrus G16 GA605のCINEBENCH R23スコア

マルチコア 23065
シングルコア 1964

CINEBENCH R23の比較

  • 当サイトで計測したスコアです。
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。
  • CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。

Core i7-13700Hは、わりと最近のゲーミングノートにも多く搭載されていた、パワーのあるCPUですが、マルチコアスコアは、それを遥かに上回るスコアでした。

CPUパフォーマンスは、かなりスゴイと言っていいでしょう。

CINEBENCH 2024

CINEBENCH 2024は、「GPU(グラフィックス)」と「CPU」の性能を計測できるベンチマークソフトです。

ROG Zephyrus G16 GA605のCINEBENCH 2024スコア

GPU 10854
CPU(マルチコア) 1183
CPU(シングルコア) 115
CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

ROG Zephyrus G16 GA605のPassMark CPU Markスコア:38711

マルチスレッド 38711
シングルスレッド 4201

PassMarkでの同CPU(Ryzen AI 9 HX 370)の平均スコア37254よりも高いスコアでした。

※2024年8月6日現在の平均値

CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。

▶ゲーミング性能:RTX 4070 Laptop

▼3Dゲームのベンチマーク結果はコチラ

ASUS ROG Zephyrus G16 GA605WIのグラフィックスは「NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop(GDDR6 8GB)」です。

 ROG Zephyrus G16 GA605のGPU-Z情報

▼最大グラフィックスパワーは105W。

 ROG Zephyrus G16 GA605のNVIDIA GeForce RTX 4070 Laptopの最大グラフィックスパワー

NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptopのサブシステム電力は35~115Wなので、高めに設定されています。

・3Dゲームのベンチマーク・FPS数

3DMark ベンチマークスコア

3DMark

Fire Strikeスコア 26287
Time Spyスコア 12006

総合スコアを掲載しています。

ストリートファイター6 ベンチマーク

ストリートファイター6

解像度・クオリティ スコア
1920×1080 HIGHEST 100:快適にプレイできます
2560×1440 HIGHEST 100:快適にプレイできます
FF14(ファイナルファンタジーXIV)黄金のレガシー ベンチマーク

FF14 黄金のレガシー ベンチマーク

最高品質 1920×1080 15522 非常に快適
最高品質 2560×1600 10628 快適

・評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。

FF15(ファイナルファンタジーXV)ベンチマーク

ファイナルファンタジーXV(FF15)

高品質 1920×1080 11334 とても快適

評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の8段階に分かれます。

Palworld(パルワールド)

パルワールド

解像度・グラフィック設定
平均FPS
1920×1080 / 中 118.2 FPS
1920×1080 / 高 117.0 FPS
1920×1080 / 最高 116.3 FPS
2560×1440 / 最高 102.5 FPS

パルワールドは、現状120FPSが上限なので、フルHDなら上限に近い平均フレームレートが出ました。

ELDEN RING(エルデンリング)

ELDEN RING(エルデンリング)

解像度・グラフィック設定
平均FPS
1920×1200 / 最高 59.9 FPS
2560×1600 / 最高 59.8 FPS
  • グラフィックの設定はプリセットを使用。

エルデンリングはフレームレートの上限が60FPSなので、解像度2560×1600ドットでも、ほぼ上限まで出ています。

モンスターハンターライズ

モンスターハンターライズ

解像度・グラフィック設定
平均FPS
1920×1200 / 低 179.8 FPS
1920×1200 / 中 177.8 FPS
1920×1200 / 高 176.5 FPS
2560×1600 / 高 121.1 FPS
サイバーパンク2077

Cyber Punk 2077(サイバーパンク2077)

解像度・グラフィック設定
平均FPS
1920×1200 / 低 112.16 FPS
1920×1200 / 中 111.52 FPS
1920×1200 / 高 101.08 FPS
1920×1200 / ウルトラ 81.98 FPS
1920×1200
ウルトラ DLSS FG
121.44 FPS
2560×1600 / ウルトラ 51.43 FPS
2560×1600
ウルトラ DLSS FG
74.57 FPS
  • ベンチマーク機能の計測結果。
  • グラフィック設定はクイックプリセットを使用。
  • 「DLSS」の記載がない限り、DLSSはオフで計測。
  • DLSS FG:DLSS Frame Generationの略

サイバーパンク2077は、DLSSオンがオススメです。

Forza Horizon 5(フォルツァホライゾン5)

Forza Horizon 5(フォルツァホライゾン5)

解像度・グラフィック設定
平均FPS
1920×1200 / 低 168 FPS
1920×1200 / 中 157 FPS
1920×1200 / 高 149 FPS
1920×1200 / 最高 107 FPS
1920×1200
エクストリーム
91 FPS
2560×1600
エクストリーム
73 FPS
  • ベンチマーク機能の計測結果。
  • グラフィック設定はプリセットを使用。
APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)

エーペックスレジェンズ

解像度・ビデオ設定
平均FPS
1920×1200 / 低 284.8 FPS
1920×1200 / 中 282.6 FPS
1920×1200 / 高 240.7 FPS
2560×1600 / 高 175.3 FPS
  • ※最大フレームレートを300FPSに設定し、チュートリアル完了までのFPSを計測。
  • ※以下の設定を低・中・高として計測しています。
APEX LEGENDSのビデオ設定はここをタップ(クリック)

■低

エーペックスレジェンズの設定:低

■中

エーペックスレジェンズの設定:中

■高

エーペックスレジェンズの設定:高

 

PUBG:Battlegrounds

PUBG:Battlegrounds

解像度・グラフィック設定
平均FPS
1920×1200 / 低 295.5 FPS
1920×1200 / 中 280.4 FPS
1920×1200 / 高 233.1 FPS
1920×1200
ウルトラ
197.1 FPS
2560×1600 / ウルトラ 127.1 FPS
  • チュートリアル完了までのFPSを計測。
  • レンダリングスケール:100
  • グラフィック設定は「全体的なグラフィックの品質」の設定です。
Fortnite(フォートナイト)

Fortnite(フォートナイト)

解像度・クオリティプリセット
平均FPS
1920×1200 / 中 174.6 FPS
1920×1200 / 高 161.4 FPS
1920×1200 / 最高 132.8 FPS
2560×1600 / 最高 106.7 FPS
  • チャプター5シーズン3、バトルロイヤル(ソロ)、レンダリングモード:DirectX 12にて計測
その他のゲームについて

「ヴァロラント」と「レインボーシックスシージ」は、比較的ライトな3Dゲームのため、高FPSでプレイできると思いますので、今回は計測を省略しました。

グラフィックス性能についての総評

というわけで、1920×1200よりも高い2560×1600ドットでも、色々なゲームを遊べそうです。

ディスプレイのリフレッシュレートが240Hzですから、ゲームによっては、あえて1920×1200ドットに下げて設定して、高フレームレートでプレイするのもよいでしょう。

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

高速なPCIe4.0 x4 SSDです。フォルダ間でのデータコピーなどがより早くおこなえるなど、快適に使えるでしょう。

SSD情報

SSD情報

Micron(マイクロン)製のSSDを搭載していました。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

▶付属品など

付属品一式です。

ROG Zephyrus G16 GA605の付属品

  • ACアダプター
  • 電源ケーブル
  • 製品マニュアル
  • 製品保証書
  • MyASUSの案内書
  • 必ず初めにお読みください

などが付属。

※付属品は変更になる可能性があります。

▶ASUS ROG Zephyrus G16 GA605WIのレビューまとめ

「ASUS ROG Zephyrus G16 GA605WI」のレビューまとめです。

ASUS ROG Zephyrus G16 GA605の外観 見映え

というわけで、ROG Zephyrus G16 GA605WIをレビューしてきましたが、普通にいいゲーミングノートですね、これは。

16インチのディスプレイ搭載なのに、約1.85キロで、持ち運びも十分可能な重さですからね。

ゲームはあまりやらなくても、パワーのあるノートパソコンを持ち運びたいって方にもうってつけですね。

気軽に買えるお値段ではありませんが、ご予算に余裕のある方にはオススメです。

Amazonで見てみる

公式サイトで見てみる

なお、冒頭の注意点にも書きましたが、予算的に厳しいという場合は、ディスプレイがTFT液晶で、RTX 4060 Laptop搭載の、仕様的にはグレードが下のROG Zephyrus G16 GA605WVという製品もあります(※製品名が似ているのでご注意を)。

こちらは価格が30万9800円です。予算次第でこちらもご検討ください。

▶レビュー動画

▼動画でレビューを見たい方は、以下をどうぞ!

 
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