マウスコンピューター「m-Book Uシリーズ U400S」実機レビュー!メリット・デメリットも解説
「マウスコンピューター m-Book U400S」の実機レビューをお届けします。
レビュー機はメーカーからの貸出品です。
※貸出品であっても、レビューはデメリットも含めて誠実に行います。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
これだけ読んでいただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
⇒ 「マウスコンピューター m-Book Uシリーズ U400S」を公式サイトで見てみる
※現在は、販売終了しており、公式サイトのページも削除されています。
ちなみに、現行のマウスコンピューターの14型ノートなら、mouse X4シリーズがオススメです。
4つのモードで使える |
「マウスコンピューター m-Book U400S」は、
- ノートパソコン・モード
- タブレット・モード
- スタンド・モード
- テント・モード
の4つのモードに切り替えて使えます。
※モード名によっては正式名称が付けられていないようなので、便宜上、上記のモード名で呼ばせていただいております。
マウスコンピューターで、このように複数の形態に変えて使えるノートパソコンは、おそらく初めての発売だと思います。
「使い勝手は大丈夫かな?」と、若干思いつつ触ってみましたが、使い勝手は問題ありませんでしたよ。
ノートパソコン・モード
その名の通り、スタンダードなノートパソコンのモード。
タブレット・モード
折りたたんでタブレット形状にできます。
※キーボードの取り外しはできません。
誰かに画面を見せつつ使ったり、スタイラスペンで絵を描いたりするときなどに便利。
スタンド・モード
テーブルに置いてリビングで動画を見たりするときに便利です。
他にも、ペンを使うときにディスプレイに傾斜をつけたいときも、このモードが便利。
テント・モード
奥行きの狭いスペース置きたいときや、フルサイズキーボードと組み合わせて使いたいときなどに便利なモード。
▲「テントモード」と「好きなキーボード」を組み合わせて使うのもアリ
ペンに対応!ペンも付属 |
m-Book U400Sは、スタイラスペンに対応しているので、ペンでイラストを描いたりもできます。
ペンも付属するので、別料金での購入の必要がありません。
■CLIP STUDIO PAINTでのペンの描き心地チェック
CLIP STUDIO PAINTでのペンの描き心地をチェックしました。
画面はツルツルしているのですが、ペンのグリップはわりと利きやすいです。
CLIP STUDIO PAINTで選択したペンの種類によっては、ペンの先端にカーソルが追いつかず描き始めに少しズレるときがあり、
↓のように、ヒゲのようなズレ線が入ってしまいやすかったです。
ですので、これでプロイラストレーターを目指すとか、本格的なイラストを描くのには向いていない印象です。
ラフイラストや修正入れなどには、十分使えると思います。
約15時間の長時間バッテリー |
タイピングとネット閲覧での使用を想定して、バッテリー駆動時間を計測しました。
■バッテリー駆動時間の実測
ネット閲覧とテキスト打ちに使った場合 | 15時間22分 |
---|
基本的に、ディスプレイサイズが大きくなるほどバッテリーを消費しやすくなります。
14型ディスプレイで、しかもタッチ対応ディスプレイでこのバッテリー駆動時間は、なかなかいい感じです。
24時間365日のサポート付き |
マウスコンピューターのパソコンを新品購入すると、24時間365日のサポートが付いてきます。
しかも、「サポート期間」はマウスコンピューターのパソコンを使い続けている限り、とくに期限はありません。
はじめてパソコンを買う初心者の方にもオススメです。
※修理保証は標準だと1年間です(注文時に3年間まで伸ばせます)。
独特のキーボード配列の部分がある |
この記事の最初の方でも書きましたが、[\]キーと[アンダーバー]キーの位置が、一般的なキー配列と異なる位置にあります。
その分、右端の[BackSpace]キーや[Shift]キーは大きくて使いやすいです。
SDカードスロットがないのが残念 |
■左側面
① 電源ポート(PowerDelivery対応)・USB 3.1(Type-C)端子
② USB 3.1(Type-C)端子
③ ボリュームボタン
バッテリーへの充電は、USB Type-C端子につないでおこないます。USB Type-Cに接続して使うACアダプターが付属します。
■右側面
① 電源ボタン/指紋認識デバイス
② ヘッドフォン出力/ヘッドセット端子
③ USB 3.1端子
④ HDMI端子
インターフェイスが少ないわけではありませんが、SDカードスロットがないのは残念なところ。
■m-Book U400Sのスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
液晶 | 14インチ フルHD(1920×1080)、グレア(光沢)、タッチ対応 |
CPU | インテル Core i7-8565U プロセッサー |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 512GB | グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
サイズ | 約 322.8×218.0×16.8mm(突起部含まず) | 重量 | 実測 約1,459kg |
※2019年6月21日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
上記以外の項目のレビューは、以下からご覧ください(クリックすると、その項目に飛びます)。
目次
▶CPU、SSDの性能チェック
CPU性能は高い
今回のレビュー機のCPUは「インテル Core i7-8565U プロセッサー(1.80-1.99GHz)」です。
PassMarkのCPUパフォーマンステストの数値は、8235でした。
数値自体は高いですが、Core i7-8565Uだと9000くらいまで出てもいい気がしますが、このノートパソコンがファンレスなので、これくらいの数値なのかもしれません。
ただ、これくらい高い性能なら、ビジネス用途はもちろん、クリエイティブな用途にもいろいろと使えるでしょう。
SSDのデータ転送速度は十分な速さ
大きなデータの転送速度は、きわだって速いわけではありません。
細かいデータの速度は、それなりの速さが出ているので、実用的には十分なスピードでしょう。
SSD情報
SanDisk(サンディスク)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
専用グラフィックスは搭載していないので、動画編集をメインに使うのには向いていいない
マウスコンピューター m-Book U400Sは、CPUも高性能なので、ある程度の動画編集はできますが、動画編集をメイン用途にするのは向いていません。
動画編集するなら、マウスコンピューターの「m-Book K690XN-M2SH2」など別のモデルがオススメです。
動画編集するためのノートパソコンの選び方は、↓ こちらの記事を参考にどうぞ。
動画編集におすすめのノートパソコンはコレだ!【2024年6月版】安いコスパ抜群モデルや軽量でも動画編集が快適なモデルまでご紹介!
▶キーボード
独特のキーボード配列の部分がある
▲タップ(クリック)で拡大
やや浅め・やや硬めのタイピング感です。
浅すぎたり、硬すぎたりといった感じはせず、タイピングしやすさは普通くらいです。タワミなどは感じません。
この記事の最初の方でも書きましたが、[\]キーと[アンダーバー]キーの位置が、一般的な配列と違う位置にあります。
その分、右端の[BackSpace]キーや[Shift]キーは大きくて使いやすいです。
好みが分かれるところですが、[BackSpace]キーのミスタイピングが多い方には使いやすいでしょうし、
プログラミングをされる方には適していないとも言えます。
右下にある矢印キーは、個人的には上下キーのスペースがもう少し広い方がうれしいです。
キートップに凹みはなく、ほぼフラットです。
なお、キーボードのバックライトは搭載されていないようです。
タイピング音は、それほど大きくない
タイピング音は「コトコト」と鳴る感じで、それほど大きな音ではありません。
スペースキーやエンターキーは「カチカチ」鳴りますが、強くタイピングしなければ、特にうるさくはありません。
フルサイズキーボードとの比較
フルサイズのキーボードと比較してみました。
上に書きましたとおり、一部独特なキー配列の部分はありますが、
キーピッチ(キーとキーの間隔)はタイピングしやすいと言われる約19ミリなので、フルサイズ・キーボードと近い感触でタイピングできると思います。
パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。
パームレストに狭苦しさはありません。
タッチパッド
クリック音はカチカチ鳴り、やや大きめの音です。使い勝手は問題ありません。
なお、Fn+F1キーでタッチパッドの無効・有効を切り替えできます。
▶スピーカー
普通に音楽を楽しめるくらいの音質はある
スピーカーは底面に搭載されています。
スピーカーの音質は、もう少し音に迫力が欲しいとは思いましたが、普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあります。
なお、底面のスピーカーなので、きちんと跳ね返りのある硬い場所に置くのがよいです。
▶液晶ディスプレイのチェック
液晶ディスプレイをチェックしてみます。
気にするほどではないと思いますが、角度をつけてみると、少し暗くはなります。
▲横から角度をつけて見たところ
▲上から角度をつけて見たところ
グレア(光沢)液晶なので写り込みはしやすい
マウスコンピューター m-Book U400Sのディスプレイは、グレア(光沢)液晶なので、写り込みはしやすいです。
状況によっては、写り込みによるチラつきなどが気になるかもしれません。
▶静音性:ファンレスなので静かです
マウスコンピューター m-Book U400Sは、ファンレスです。
負荷がかかっても排気音はせず、静かでした。
▶サイズ、重さ
A4サイズよりも幅25.8mm、奥行8mm大きい
A4用紙とのサイズ比較です。
■A4サイズとの比較
A4サイズ | 297 x 210mm |
---|---|
m-Book U400S | 約 322.8 x 218mm x 厚さ16.8mm(突起部含まず) |
A4サイズよりも少しだけ大きいです。
一般的なサイズのビジネスバッグになんとか入るくらいのサイズ。
重さの実測:1,459グラム
本体などの重さを計ったところ、以下のようになりました。
本体 | 約 1,459g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約 178g |
本体とACアダプター・電源ケーブルの重さを合わせると合計約 1,637グラムです。
上記でチェックした通り、負荷の軽い使い方であればバッテリー駆動時間が約15時間ありましたので、
ちょっとした用事であれば、ACアダプターは持ち運ばないでも大丈夫でしょう。
▶外観
ブラックのメタルボディに、金属研磨による縦の凹凸ラインが入っていてカッコイイです。
mouseのロゴマークは、シンプルで主張はひかえめ。
側面のゴールドがよいアクセントになっています。
なお、ブラックのボディなので、指紋よごれは、やや目立ちやすいです。
シンプルな裏面。
ディスプレイが360度回転するので、フラットな状態にももちろんできます。
100万画素のWebカメラも搭載。
▶付属品など
付属品の一式です。スタイラスペンも付いてきました。
その他、ACアダプター、サポートマニュアルなどが付属します。
▶マウスコンピューター「m-Book U400S」のレビューまとめ
「マウスコンピューター m-Book U400S」のレビューのまとめです。
マウスコンピューター「m-Book U400S」は、いろいろな形態で使えることや、ペン対応に魅力を感じる方にオススメ。
テントモードやスタンダードは、状況に応じて使うと便利です。
たとえば、リビングのテーブルに置いてYouTubeを見る時に、テントモードにして置くと、スペースをあまりとりません。
実際に使ってみると、なかなか便利ですよ。
ペンは、本格的なイラスト制作には向いていないと感じましたが、気軽に使うのには十分です。
バッテリー駆動時間が長く、ストレージ容量も大きいので、長く使っていけるノートパソコンだと思います。
マウスコンピューターのパソコンには、24時間365日のサポートが付いてくるので、初心者の方にもオススメですよ。
⇒ 「マウスコンピューター m-Book Uシリーズ U400S」を公式サイトで見てみる
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ちなみに、現行のマウスコンピューターの14型ノートなら、mouse X4シリーズがオススメです。