マウスコンピューターm-Book Wシリーズ(W890)の実機レビュー!17.3型大画面と高いグラフィックス性能で作業効率UP!
「マウスコンピューター m-Book Wシリーズ(W890)」の実機レビューです。
なお、レビュー機はメーカーからの貸出品です。※貸出品であっても、レビューはデメリットも含めて誠実に行います。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
ここだけご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
- 17.3型の大画面
- グラフィックスにGeForce GTX 1650を搭載
- ハイパワーなインテル Core i7-9750Hを搭載
- デュアルストレージ対応
- 使いやすい4列テンキーを搭載
- インターフェイスが充実
- 24時間365日のサポート付き
■おすすめポイント
▲左:m-Book Wシリーズ、右:15.6型ノート
15.6型よりもさらに作業しやすい大画面です。
動画編集や3Dゲームも楽しめるグラフィック性能です。
Core i7-9750Hの末尾の「H」は、高性能CPUにつけられる記号。
ゲーミングノートに搭載されることが多いCPUです。
m-Book Wシリーズは、モデルによっては最初からデュアルストレージです。
デュアルストレージでないモデルも、注文時にデュアルストレージにカスタマイズできます。
▲背面にもインターフェイスがあります
- バッテリー駆動時間は短め
- 17.3型の大きなノートパソコンなので、持ち運びには不向き
■注意点など
ディスプレイサイズが大きいので、駆動時間は短めです。
ディスプレイの明るさ:80%で、軽めの用途に使った場合、約3時間36分の駆動時間。
詳しくは、バッテリー駆動時間のチェックの項目をご覧ください。
重さは約2.5~2.6kg。
(私自身、以前、これくらいの重さのノートパソコンを毎日のように持ち運んでいたことがあるので、持ち運びできないことはないです。重いですけどね…笑)
- 本体サイズは大きいですが、光学ドライブ(DVDドライブなど)は非搭載です。
■その他、ひとこと
⇒ 「マウスコンピューター m-Book Wシリーズ(W890)」を公式サイトで見てみる
※現在は、販売終了しており、公式サイトのm-Book Wシリーズのページも削除されています。
※m-Book Wシリーズは、すでに販売終了になっていますが、後継機種として「mouse K7」が発売されています。
▼なお、動画編集におすすめのノートパソコンはコチラの記事をご覧ください。
動画編集におすすめのノートパソコンはコレだ!【2024年6月版】安いコスパ抜群モデルや軽量でも動画編集が快適なモデルまでご紹介!
▼17インチのおすすめノートパソコンはコチラ。
■m-Book Wシリーズ(W890)のスペック
(カスタマイズで選択できる項目も含みます)
OS | Windows 10 Home / Pro |
---|---|
ディスプレイ | 17.3インチ フルHD(1920×1080)、ノングレア |
CPU | インテル Core i7-9750H |
メモリ | 8GB / 16GB / 32GB |
ストレージ | 「256GB SSD」~「1TB SSD+2TB HDD」 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1650 (4GB) |
サイズ | 約 399.9×282.2×25.9mm (突起部含まず) |
重量 | 約 2.5~2.6kg |
※2020年1月20日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
「Core i7-9750H、メモリ16GB、1TB SSD、フルHD(型番:MB-W890XN-M2SH2、シリーズ内ハイエンドPC)」
目次
―― 使いやすさのチェック ――
▶液晶ディスプレイ
m-Book Wシリーズは、ノートパソコンのディスプレイとしては大画面の17.3型ディスプレイを搭載しています。
▲左:m-Book Wシリーズ、右:15.6型ノート
ノートパソコンの中で大画面というと15.6型の製品が多いですが、17.3型は15.6型よりも約23%広いです。
15.6型ディスプレイよりも、だいぶ作業がしやすいです。
ゲームや動画視聴も、迫力のある画面で楽しめます。
外付けディスプレイとも組み合わせやすい
また、「ノートパソコンのディスプレイ」+「外付けディスプレイ」の組み合わせてデュアルディスプレイにする場合、ノートパソコンと外付けディスプレイのサイズ差が大きすぎると使いづらいです。
その点、m-Book Wシリーズはディスプレイサイズが大きいので、外付けディスプレイと組み合わせしやすいです。
視野角のチェック
▲横から角度をつけて見たところ
角度をつけると少し暗くなりますが、IPS液晶なので、角度をつけても白飛びしはしません。
色域
■カバー率
sRGB | 94% |
---|---|
Adobe RGB | 72% |
※あくまで当方で測定した数値ですので、環境や測定機器によって違いが生じる可能性はあります。
sRGBのカバー率が100%に近く、なかなかよい感じです。
ノングレア液晶なので、写り込みしにくい
マウスコンピューター m-Book Wシリーズ(W890)のディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、光の写り込みしづらいです。
作業中に光が反射してチラついたりしないので、目に優しく実用的です。
▶キーボード
▲タップ(クリック)で拡大
キーストローク(キーの沈み込み)は約1.8ミリあり、タイピング感はシッカリあります。
硬さは、硬すぎるとも柔らかすぎるとも感じず、ちょうどよいと思いました。
4列テンキーであることや、矢印キーが上下左右それぞれ1キー分あって使いやすいのも嬉しいポイント。
ファンクションキー(Fキー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。
(音量の上げ下げなどFキーに割当られた独自機能を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)
キートップは、凹みはなく、ほぼフラットです。
キーボード・バックライトのLEDは「LED keyboard Setting」で、カラー、キーボード操作をしなかった場合にLEDがスリープするまでの時間などを変更できます。
キーボード・バックライトの明るさは4段階で調整可能。
タイピング音は、それほど大きな音はしません。普通~やや小さいくらいの音量です。
デスクトップPC用キーボードとの比較
デスクトップPC用キーボードと比較してみました。
公式情報では、キーピッチは約18.2ミリとのこと。
タイピングしやすいと言われるキーピッチ19ミリよりも、少しコンパクトです。
17.3型のノートPCだけあって、パームレストは広々。
タッチパッド
タッチパッドの下側に左右ボタン、左上に指紋センサーがあります。
個人的には、タッチパッドがボタンを兼ねているものより、このように左右ボタンが付いている方が使いやすくて好みです。
ボタンのクリック音は、カチカチとやや小さめの音です。
なお、Fn+F1キーでタッチパッドの無効・有効を切り替えできます。
▶スピーカー
底面にスピーカーを搭載。
スピーカーの音質は「もう少し音抜けが欲しい」と感じました。作業中に音楽を楽しめるくらいの音質はあると思います。
※イコライジングソフト「Sound Blaster CINEMA 5」が最初からインストールされているのですが、これがオンの方がいい音に聴こえます。
▶バッテリー駆動時間のチェック
タイピングとネット閲覧での使用を想定して、バッテリー駆動時間を計測しました。
■バッテリー駆動時間の実測
ネット閲覧とテキスト打ちに使用 (負荷:軽) |
3時間36分 |
---|---|
PCMark 8 WORK (負荷:中) |
2時間48分 |
30分で充電できたバッテリー量 | 26% |
※ディスプレイの明るさ:80%で測定しています。もっとディスプレイを暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。
17.3型の大きなディスプレイを搭載しているうえに、ハイスペック寄りの製品ですから、バッテリー駆動時間が長くないのは仕方がないところでしょう。
▶静音性のチェック
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大49db前後 |
排気音は大きめです。静かな場所だと目立ってしまうかもしれませんが、人が多いカフェなどでは、周りの音にかき消される程度だと思います。
「キュイーン」といった高音が耳障りな音ではなく、「フォワー」といった感じの音なので不快には感じませんでした。
処理性能重視のノートパソコンなので、これくらいの排気音が出てしまうのは仕方がないところでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
A4用紙とのサイズ比較です。
A4サイズ | 297 × 210mm |
---|---|
B4サイズ | 364 × 257mm |
m-Book Wシリーズ(W890) | 約 399.9 ×282.2mm(× 厚さ25.9mm(折り畳み時 / 突起部含まず)) |
▶重さの実測:2,490グラム
本体 | 約 2,490g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約 517g |
ACアダプターも重さがあるので、本体とACアダプター両方を持ち運ぶとなると、3kg超えちゃいます。
▶インターフェイス
■右側面
① USB 3.1端子 (Type-A)
② USB 3.1端子 (Type-C)
③ カードリーダー
④ 通気口
■左側面
① セキュリティスロット
② 通気口
③ USB 3.0端子 (Type-A)
④ USB 2.0端子 (Type-A)
⑤ マイク
⑥ ヘッドホン出力 / ヘッドセット
■背面
① 通気口
② mini DisplayPort 端子
③ HDMI 端子
④ ネットワーク (LAN) 端子
⑤ 電源端子
背面にもインターフェイスがあるので、インターフェイスは充実しています。
有線でネット接続したい方には、LANコネクタがあるのは嬉しいですね。
―― 処理性能のチェック ――
▶CPUの性能チェック
今回のレビュー機のCPUは「インテル Core i7-9750H プロセッサー(2.59-2.6GHz)」です。
PassMarkでの平均数値(13574※)よりも高い数値なので、CPUのパフォーマンスはしっかり出ていると思われます。
※2020年1月21日現在の数値
CINEBENCH R20
マルチコア | 2572 |
---|---|
シングルコア | 463 |
これくらい高いCPU性能なら、ビジネス用途はもちろん、クリエイティブな用途にもいろいろと使えるでしょう。
▶SSDのデータ転送速度
PCIe3.0x2接続のSSDです。
PCIe3.0x4だとシーケンシャルリード(左列の一番上)が3000を超えるので、速度のインパクトはありませんが、
ランダムの読み書きスピードは速いので、容量の大きなファイルを頻繁にコピーするといった使い方をするのでもなければ、実用的には十分なスピードが出ていると思います。
ちなみにm-Book Wシリーズ(W890)は、PCIe3.0x4接続のSSDにカスタマイズもできます。
ストレージ情報
▲SSDはWestern Digital(ウエスタンデジタル)製
▲HDDはSEAGATE(シーゲート)製
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶グラフィックス性能
マウスコンピューター m-Book Wシリーズ(W890)は、
- CPU:Core i7-9750H
- グラフィックス:GeForce GTX 1650
ですから、ノートパソコンとしてはCPU性能も高いですし、動画編集や3Dゲームもある程度こなせます。
3DMarkのスコア
Fire Strike | 6402 |
---|---|
Time Spy | 3669 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
1920×1080 最高品質 | すごく快適 |
---|
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
1920×1080 高品質(ノートPC) | 非常に快適 |
---|
FF15
1920×1080 標準品質 | やや快適 |
---|
激重なゲームでもなければ、3Dゲームも楽しめそうです。
―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
ブラックの落ち着いた外観。
天板やパームレストまわりにヘアラインが入っていて、質感が高められています。
サイドにカーボン風の模様が入っていて、アクセントになっています。
ディスプレイを開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。
約100万画素のWebカメラも搭載。
▶付属品など
付属品一式です。
ACアダプター、電源ケーブル、取扱説明書、保証書などが付属。
▶マウスコンピューター「m-Book Wシリーズ(W890)」のレビューまとめ
「マウスコンピューター m-Book Wシリーズ(W890)」のレビューのまとめです。
m-Book Wシリーズ(W890)は、17.3型の大画面ディスプレイと、ハイスペックな性能を兼ね備えているのが魅力です。
ノートパソコンとしてはグラフィック性能も高いので、17.3インチの大きなディスプレイで動画編集やゲームを楽しめます。
外付けディスプレイとも組み合わせしやすいですし、据え置きメインで使うノートパソコンを、作業効率重視で選びたい方にオススメです。
マウスコンピューターのパソコンには、24時間365日のサポートが付いてくるので、初心者の方にもオススメですよ。
⇒ 「マウスコンピューター m-Book Wシリーズ(W890)」を公式サイトで見てみる
※現在は、販売終了しており、公式サイトのm-Book Wシリーズのページも削除されています。
※m-Book Wシリーズは、すでに販売終了になっていますが、後継機種として「mouse K7」が発売されました。
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