レノボ IdeaPad S540の実機レビュー!超コスパがすごい!ゲーミングエディションの性能も掲載
「レノボ IdeaPad S540」の実機レビューです。
今回のレビュー機は、IdeaPad S540のゲーミングエディションなので、3Dゲームのベンチマークなども載せました。
まずは、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
これだけ読んでいただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
- コスパがすごい!
- コスパが高くても、性能はシッカリ
- ゲーム向けモデルも選べる
- Webカメラにプライバシーシャッターを搭載
■おすすめポイント
例えば「Core i5、メモリ8GB、256GB SSD、IPS液晶」で6万円台中盤は、かなり安いです。
※価格は2019年11月14日現在
高速SSD、IPS液晶を搭載。バッテリー駆動時間もそこそこ確保されており、価格が安くてもシッカリとした性能です。
「IdeaPad S540 ゲーミングエディション」なら、NVIDIA GeForce GTX 1650を搭載しているので、3Dゲームも楽しめます。
- キーボードに一部独特な部分などアリ
■注意点など
- メーカーページの写真は英語キーボードですが、出荷製品は日本語キーボードのモデルです。
■その他、ひとこと
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■IdeaPad S540のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
液晶 | 15.6インチ フルHD(1920×1080)、ノングレア(光沢なし)、IPS液晶 |
CPU | インテル Core i3-8145U / i5-8265U / i7-8565U / i7-10510U |
メモリ | 4GB / 8GB / 12GB |
ストレージ | SSD:256GB / 512GB / 1TB |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス / NVIDIA GeForce GTX 1650(4G) |
サイズ | 約 358 x 245 x 18.9mm |
重量 | 実測1,854g |
※2019年11月11日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
ゲーミングエディション「Core i5-8265U、メモリ8GB、512 GB SSD、NVIDIA GeForce GTX 1650(4G)搭載(型番:81SW0000JP)」
目次
▶キーボード
▲タップ(クリック)で拡大
打鍵感は少し硬めに感じましたが、キーを打った時に、つっかかった感じがなくスムーズです。
キーボード全体は、わたむ感じはなく、しっかりしています。
▼[BackSpace]キーが隣のキーと接していることや、矢印キーの上下が小さめなのは残念な点。
▼キーストロークは、キーの高さと沈み込みを合わせてみると1.5ミリはありそうです。打鍵感は適度にあります。
▼キーの形が独特なので、パッと見た感じではキートップ(キーの表面)が凹んでいるように見えますが、キートップはほぼフラットです。
キーボードのタイピング音は、それほど大きな音はなりません。
デスクトップPC用キーボードとの比較
デスクトップPC用キーボードと比較してみました。
上に書きましたらとおり、一部独特なキー配列の部分はありますが、キーピッチ(キーとキーの間隔)はタイピングしやすいと言われる約19ミリ前後あります。
なので、デスクトップPC用キーボードと近い感覚でタイピングできると思います。
パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。
15.6型ノートなので、さすがにパームレストは十分な広さがあります。
キーボードにバックライトを搭載
キーボードのバックライトは、Fn+スペースキーでオン・オフができます。明るさは2段階で調整可能。
タッチパッド
タッチパッドを押したときのカチカチ音は、普通くらいの大きさです。
なお、[F6]キーでタッチパッドの無効・有効を切り替えできるので便利です。
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▶スピーカー
側面の下側左右にスピーカーを搭載。
デスクから跳ね返りで聴こえてくる音が主なので、音の広がりを感じます。
跳ね返りで聴こえてくる分「もう少し音抜けが欲しい」と感じることもありましたが、普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあります。
※あくまで、当方の感想です。
ちなみに、Dolby Atmosのスピーカーシステムを搭載しているので、ある程度の音質調整はできますが、劇的に音質をよくできるわけではありません。
▶液晶ディスプレイ
ディスプレイは、横から見ても少し暗くなる程度で、あまり見えづらくなりません。複数人でディスプレイを見るようなケースにも対応できます。
▲横から角度をつけて見たところ
価格のわりに、しっかりした液晶を搭載している印象です。
色域
■カバー率
sRGB | 96% |
---|---|
Adobe RGB | 74% |
※あくまで当方で測定した数値ですので、環境や測定機器によって違いが生じる可能性はあります。
色域は、なかなかの広さ。
ノングレア液晶なので、写り込みしにくい
レノボ IdeaPad S540のディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、写り込みしづらいです。
作業中に蛍光灯や周囲のものが写り込みにくいので、目に優しく実用的です。
▶バッテリー駆動時間のチェック
タイピングとネット閲覧での使用を想定して、バッテリー駆動時間を計測しました。
■バッテリー駆動時間の実測
ネット閲覧とテキスト打ちに使用 (負荷:軽) |
10時間1分 |
---|---|
PCMark 8 HOME (負荷:中) |
5時間2分 |
30分で充電できたバッテリー量 | 34% |
※ディスプレイの明るさ:80%で測定しています。
※今回テストしたモデルは、NVIDIA GeForce GTX 1650を搭載しているため、非搭載のモデルよりもバッテリーを消耗しやすいです。
ですので、NVIDIA GeForce非搭載のモデルであれば、バッテリー駆動時間はもう少し伸びると思われます。
▶静音性のチェック
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジより高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大42db前後 |
ファンがフルで頑張り出すと、「少し大きな音がするな」とは感じますが、激しく大きな音はなりませんでした。
図書館など静かな場所で大きな排気音がなった場合、少し気になるかもしれませが、カフェなどでは、周りの音にかき消されるので、問題ないでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
A4サイズとの比較です。
A4サイズ | 297 × 210mm |
---|---|
IdeaPad S540 | 約358 × 245mm(× 厚さ18.9mm) |
A4サイズよりもわりと大きいので、持ち運びには、15.6型ノートに対応したリュックやバッグがあった方がよさそうです。
▶重さの実測:1,854グラム
本体 | 約 1,854g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約 436g |
15.6型のノートパソコンとしては、やや軽いです。
▶CPUの性能チェック
今回のレビュー機のCPUは「Core i5-8265U プロセッサー」です。
PassMarkのCPUベンチマークは9477でした。
PassMarkの平均数値(8009※)よりも高い数値が出ているので、CPUのパフォーマンスはしっかり出ていると思われます。
※2019年11月11日現在の数値
これくらい高い性能なら、ビジネス用途はもちろん、クリエイティブな用途にもある程度使えるでしょう。
▶SSDのデータ転送速度
高速なNVMe対応PCIe接続のSSDなので、データ転送速度はかなり速いです。
SSD情報
サムスン製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
ゲーミングエディションの処理性能
今回のレビュー機は、IdeaPad S540のゲーミングエディションで、NVIDIA GeForce GTX 1650(ビデオメモリ4G)を搭載しています。
※NVIDIA GeForceを搭載しているのは、ゲーミングエディションのみです。
というわけで、3Dゲームの処理性能について見てみましょう。
3DMarkスコア
Fire Strike | 6978 |
---|---|
Time Spy | 3110 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
最高品質 (1920×1080) |
非常に快適 |
---|
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
高品質(ノートPC) (1920×1080) |
非常に快適 |
---|
FF15
軽量品質 | やや快適 |
---|---|
標準品質 | やや快適 |
高品質 | 普通 |
ファイナルファンタジー15は重いゲームなので、NVIDIA GeForceなどの専用GPUを搭載していないと、「動作困難」となってしまうのが普通です。
IdeaPad S540ゲーミングエディションは、標準品質で「やや快適」となっているので、プレイできないことはなさそうです。
ゲームに関してまとめると、
- 重い3Dゲームだと、ゲームによってはプレイするのが厳しいかも?
- 普通くらいの重さのゲームなら、問題なくプレイできそう
といったところです。
動画編集までするなら、ゲーミングエディションがオススメ
3Dゲーム向けのパソコンは動画処理に強いので、動画編集にも向いています。
IdeaPad S540で動画編集もするのでしたら、ゲーミングエディションを選んだ方がよいでしょう。
動画編集でノートパソコンするためには、どう選んだらいいのかは、動画編集におすすめのノートパソコンのページをご参照ください。
▶外観
レノボ「IdeaPad S540」のボディカラーは「ミネラルグレー」の1色のみです。
シルバーのシンプルな外観ですが、アルミボディなので、プラスチック筐体のような安っぽさはありません。
天板は、隅に小さくLenovoロゴがあるだけなので、人によってはシンプルすぎて物足りないかも?
ダサくはないので、良くも悪くも無難なデザインだと思います。
ディスプレイを開けるところまで開いてみました。180度近くまで開きます。
プライバシーシャッター付きのWebカメラ(HD画質)も搭載。
シャッターをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。
シャッターを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。
▶インターフェイス
■左側面
① 電源ジャック
② HDMI
③ USB3.0 Type C
④ マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
■右側面
① Novoボタン
② SDカードリーダー
③ USB3.0
④ USB3.0 (Powered USB)
※Novoボタンは、リカバリーなどをしたいときに使うボタンです。普段は使用しません。
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▶付属品など
付属品一式です。
ACアダプター、電源ケーブル、取扱説明書などが付属します。
▶レノボ「IdeaPad S540」のレビューまとめ
「レノボ IdeaPad S540」のレビューのまとめです。
IdeaPad S540は、やはりコストパフォーマンスの高さが魅力です。
ゲーミングエディションを選べば、ゲーミングPCとしてもコスパが高いです。
ゲーミングPCは、派手なルックスのものが多いので、
普通のノートパソコンのルックスで、3Dゲームができるノートパソコンを探している方にもいいかもしれません。
IdeaPad S540は、
「メインPCとして使える性能のノートPCを安く買いたい」
という方にオススメです。
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