【旧モデル】HP ENVY x360 15-ds0000シリーズ(AMD)の実機レビュー!1分でわかるポイント・注意点も!5つのモードで使えて高コスパ!
「HP ENVY x360 15-ds0000 シリーズ(AMD)」の実機レビューです。
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
今回は、日本HPからの貸出機を使ってレビューします。
※貸出機であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
- 5つのモードで使える
- タッチやアクティブペンに対応
- 「プライバシーカメラキルスイッチ」でカメラを物理的にシャットアウトできる
- 性能が高めながらも、コスパのよい価格!
■「HP ENVY x360 15-ds0000 シリーズ」のおすすめポイント・特徴
- アクティブペンは別売り
- アクティブペンの使い心地は、本格的にイラストを描くのには向いていない
- グレア(光沢)液晶なので好みが分かれる
■注意点など
▲Spectreアクティブペンは別売りです
▲描きはじめにハネ線が入ってしまうことがあるのが気になりました
▲グレア(光沢)液晶なので鮮やかですが、写り込みはしやすいです
- 後からメモリ増設はできません
- 出荷されるのは日本語キーボードのモデル
■その他、ひとこと
⇒スタンダードモデルはメモリ8GBですが、注文時に16GBにすることもできます。
メモリに余裕が欲しい方は、メモリ16GBを選択して注文するとよいでしょう。
日本HPの公式ページには英語キーボード・モデルの写真が掲載されていますが、出荷されるのは日本語キーボードのモデルです。
▲日本語キーボード(このキーボードのモデルが出荷されます)。タップ(クリック)で拡大表示
⇒ 「HP ENVY x360 15-ds0000 シリーズ」を公式サイトで見てみる
※販売終了になりました。
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■HP ENVY x360 15-ds0000シリーズのスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
液晶 | 15.6インチ タッチ対応、フルHD(1920×1080)、グレア(光沢)、IPS液晶 |
CPU | AMD Ryzen 5 3500U / Ryzen 7 3700U |
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
グラフィックス | AMD Radeon Vega 8 / RX Vega 10 |
サイズ | 約 359×245×17(最薄部)-18(最厚部)mm |
重量 | 約 1.98kg |
バッテリー駆動時間 | 約 13時間(※メーカー公表値) |
スタンダードモデル「AMD Ryzen 5 3500U、メモリ16GB、512GB SSD、AMD Radeon Vega 8(型番:HP ENVY x360 15-ds0001AU)」
目次
▶「HP ENVY x360 15」の5つのモード
「HP ENVY x360 15」は、
- ノートブックモード
- タブレットモード
- スタンドモード
- テントモード
- フラットモード
の5つのモードに切り替えて使えます。シーンに合わせて使うと、より便利にHP ENVY x360 15を使えます。
ノートブックモード
その名の通り、スタンダードなノートパソコンのモード。
タブレットモード
折りたたんでタブレット形状にできます。※キーボードの取り外しはできません。
誰かに画面を見せつつ使ったり、アクティブペンでメモ書きや、修正指示入れ作業などに便利。
スタンドモード
ディスプレイが手前にくるので、テーブルに置いて動画を見たいときなどに便利なモード。
アクティブペンを使うときに、ディスプレイにゆるく角度をつけるのにも、このモードが重宝します。
テントモード
奥行きの狭いスペース置きたいときに便利なモード。
キッチンでレシピを見ながらの料理や、カフェで勉強するときになどにも便利です。
デスクトップPC用キーボードと組み合わせて使うのもいいと思います。
▲「テントモード」と「好きなキーボード」を組み合わせて使うのもアリ
フラットモード
ディスプレイを180度開いたのがフラットモード。
タブレットモードに似ていますが、対面の人に画面を見せたいときに、タブレットモードよりもこちらの方がスピーディーです。
▶アクティブペンに対応
ENVY 15 x360は、「ディスプレイへのタッチ操作」や「アクティブペン」に対応しています。
ペンでイラストを描いたりもできます。
CLIP STUDIO PAINTでの描き心地は?
実際にCLIP STUDIO PAINTをインストールして、ペンの描き心地をテストしてみました。
描き始めに少しズレるときがあるので、↓のように、ヒゲのようなズレ線が入ってしまうことがありました。
また、ディスプレイはガラスなので、ツルツルしていてペンのグリップを利かせづらいです。
ですので、プロイラストレーターを目指すとか、本格的なイラストを描くのには向いていない印象です。
ディスプレイ上で資料に赤字修正を入れたり、軽くイラストを描くのには問題なく使えます。
アクティブペンは別売り
なお、Spectre(スペクトル)アクティブペンは別売りです。
Spectreアクティブペンは、HPのオンラインストアで2種類が販売されています。
- Spectre アクティブペン
8,800円(税込)
電池式、1024段階の筆圧検知 - Spectre アクティブペン2
10,780円(税込)
充電式、傾き検知に対応、1024段階の筆圧検知
※2019年11月1日現在の価格
▶「プライバシーカメラキルスイッチ」でカメラを物理的にシャットアウトできる
約92万画素のWebカメラを搭載していますが、「プライバシーカメラキルスイッチ」を使ってカメラ回路を物理的にオフにできます。
本体の右側面に「プライバシーカメラキルスイッチ」があります。
このスイッチでカメラをOFFにすると、デバイスマネージャーからもカメラの表示が消えるので、物理的に遮断されているのがわかります。
特に、ライブ配信などをされている方には、プライバシーを守り安心につながる機能でしょう。
~~ 処理性能のチェック ~~
▶CPUの性能
今回のレビュー機のCPUは「AMD Ryzen 5 3500U プロセッサー(2.10-3.70GHz)」です。
パスマークのCPUパフォーマンステストの数値は、8,668でした。
これくらい高い性能なら、ビジネス用途はもちろん、クリエイティブな用途もある程度いけるでしょう。
ちなみに「HP ENVY x360 15」には、より上位のAMD Ryzen 7 3700U を搭載したパフォーマンスモデルもあります。
PassMarkのテスト結果だけで比較すると、Ryzen 5 3500UとRyzen 7 3700UとでCPUのベンチマークに大きな差はないのですが、グラフィックス性能はRyzen 7 3700Uの方が上です。
▶SSDのデータ転送速度
高速なNVMe対応PCIe接続のSSDなので、データ転送速度は速いです。
SSD情報
サムスン製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶グラフィックス性能:軽い3Dゲームなら遊べる
HP ENVY x360 15のグラフィックスは「AMD Radeon Vega 8またはRadeon RX Vega 10」です。
※プロセッサーに内蔵されているタイプのグラフィックスです。
以下は、「AMD Radeon Vega 8」のテスト結果です。
3DMarkのスコア
Fire Strike | 2230 |
---|---|
Time Spy | 910 |
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
1920×1080 高品質(ノートPC) | やや快適 |
---|---|
1920×1080 標準品質(ノートPC) | 快適 |
FF15
軽量品質 | 動作困難 |
---|
というわけで、FF15など重い部類の3Dゲームをプレイするのは厳しそうな結果。
FF14(ファイナルファンタジーXIV)など、軽めの3Dゲームなら普通にプレイできそうです。
~~ 使いやすさのチェック ~~
▶キーボード
▲タップ(クリック)で拡大
ストローク幅(キーの沈み込み)は、やや浅め。
キーの大きさのバランスがいい感じなので、わりとタイピングしやすいです。
大きめのキーボードですが、タイピング時にたわんだりはせず、シッカリしています。
キートップはほぼフラットです。
タイピング音は比較的静か
タイピング音はコトコト鳴る感じで、気持ちよくタイピングできました。
タイピングの音は、静かな方だと思います。
デスクトップPC用キーボードとの比較
デスクトップPC用キーボードと比較してみました。
矢印キーやDeleteキーなどは、デスクトップPC用キーボードとは使い勝手が違いますが、普通に文字入力する分には、デスクトップPC用キーボードと近い感触で打てました。
います。
パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。
15.6型ノートPCなので、パームレストは十分な広さ。
キーボードにバックライトを搭載
キーボードのバックライトは、F5キーでオン・オフができます。暗いところでの作業に役立ちます。明るさは2段階で調整可能。
タッチパッド
タッチパッドのクリック音は、ゴトゴトとやや低めの音です。
高音のカチカチ音ではありませんが、夜に静まりかえった場所で使うときは、少し響きやすいかもしれません。
▶スピーカー
HP ENVY x360 15は、オーディオメーカーBang & Olufsen(バング&オルフセン)と共同チューニングしたデュアルスピーカーを搭載。
音がこもっている感じはありません。
底面にはスピーカーは搭載されていないので、音が前に出てくる感じがもう少し欲しいと感じました。
ノートPCのスピーカーとしては悪くない音質です。普通に音楽を楽しめると思いますよ。
▶液晶ディスプレイ
角度をつけると少し暗くはなりますが、IPS液晶ということもあり、視野角は広いです。
▲横から角度をつけて見たところ
グレア(光沢)液晶なので写り込みはしやすい
HP ENVY x360 15のディスプレイは、鮮やかで綺麗ではありますが、グレア(光沢)液晶なので、写り込みはしやすいです。
正面から見る分には、あまり気になりませんでしたが、横から覗き込むように見えると、写り込みがやや気になりました。
画面の写り込みやテカリが気になる方は、低反射のフィルムを貼るとよいでしょう。
HPのオンラインストアで低反射タイプの「HP ENVY x360 15-ds用液晶保護フィルム」を購入できます。
▶バッテリー駆動時間
タイピングとネット閲覧での使用を想定して、バッテリー駆動時間を計測しました。
■バッテリー駆動時間の実測
ネット閲覧とテキスト打ちに使った場合 | 約9時間45分 |
---|
ディスプレイサイズが大きいほどバッテリーの保ちが悪くなるので、15.6型のディスプレイサイズでこのバッテリー駆動時間は、なかなかのロングバッテリーだと思います。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大42db前後 |
左右に大きく排気口がとってあり排熱しやすくなっているためか、排気音は大きくなりにくい印象です。
図書館などでも、周りを気にせずに使えそうです。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶インターフェイス
■左側面
① 電源コネクター
② USB 3.1 Gen1
③ 電源ボタン
④ ヘッドフォン出力/ マイク入力コンボポート
⑤ SDカードスロット
■右側面
① プライバシースイッチ
② USB 3.1 Type-C Gen1
③ USB 3.1 Type-A(電源オフチャージ対応)
④ HDMI 2.0
~~ 外観・その他のチェック ~~
▶サイズ
A4・B4用紙サイズとの比較です。
A4サイズ | 297 × 210mm |
---|---|
B4サイズ | 364 × 257mm |
ENVY x360 15 | 約 359 × 245mm(× 厚さ17(最薄部)-18mm(最厚部)) |
↓A4対応サイズのビジネスバッグに入れたところですが、このサイズのバッグに入れるのは厳しいです。
B4サイズよりは小さいので、B4サイズ対応のビジネスバッグなどには入るでしょう。
▶重さの実測:1,985グラム
本体 | 約 1,985g |
---|
15.6型のノートパソコンとしては、やや軽め~標準くらいの重さです。
※2年くらい前でしたら、15.6型で2kgを切っていると軽いノートパソコンと言えましたが、ここ最近は薄型ベゼルによる軽量化されたモデルが増えて、2kg前後が標準的な重さになってきました。
ちなみにACケーブル(電源ケーブル)についてですが、↓以下のようにACケーブルはずして、代わりに電源コネクタをACアダプタに接続すれば、ケーブル類の荷物を軽くできます。
ACアダプター+ACケーブルあり | 約 291g |
---|---|
ACアダプター+ACケーブルなし | 約 227g |
▶外観
「HP ENVY x360 15」のボディカラーは「ナイトフォールブラック」の1色のみです
「ダークアッシュブラック」と言われてもイメージがしづらいかもですが、個人的には「濃いグレーに、少し茶色が混じったような色」という印象を持ちました(伝わりますかね?笑)。
光の加減によって色が変化して見えるので、茶色っぽく見えないときもあります。
シンプルなHPマークが、光に反射して輝きます。
ヒンジは、3万2,000回以上の可動テストをクリアした、耐久性を考慮されたヒンジ。
▶付属品など
付属品一式です。
ACアダプター、電源ケーブル、取扱説明書などが付属します。
▶「HP ENVY x360 15」のレビューまとめ
「HP ENVY x360 15」のレビューのまとめです。
- 5つのモードで使える
- タッチやアクティブペンに対応
- 「プライバシーカメラキルスイッチ」でカメラを物理的にシャットアウトできる
- 性能が高めながらも、コスパのよい価格!
■「HP ENVY x360 15」のおすすめポイント・特徴
- アクティブペンは別売りです
- アクティブペンの使い心地は、本格的にイラストを描くのには向いていない
- グレア(光沢)液晶なので好みが分かれる
■注意点など
▲Spectreアクティブペンは別売り
▲描きはじめにハネ線が入ってしまうことがあるのが気になった
▲グレア(光沢)液晶なので、鮮やかですが写り込みはしやすいです
- プロセッサーはインテル製ではなく「AMD製」
- 後からメモリ増設はできません
■その他、ひとこと
⇒スタンダードモデルはメモリ8GBですが、注文時に16GBにすることもできます。
メモリに余裕が欲しい方は、メモリ16GBを選択して注文するとよいでしょう。
「HP ENVY x360 15」は、
- メインPCとして幅広く使える性能
- 5つのモードで色々な使い方ができる
- アクティブペンに対応
これらの要素を満たしながら、かなりコストパフォーマンスが高いです。
グレア(光沢)液晶なのが好みの分かれるところですが、グレア液晶の写り込みが気になる場合は、保護フィルムを貼って対策もできます。
トータル的に見て、とてもオススメのノートパソコンですよ。
⇒ 「HP ENVY x360 15-ds0000シリーズ」を公式サイトで見てみる
※販売終了になりました。
▼動画編集向けのノートパソコンについては、以下の記事でも詳しく解説・ご紹介していますので、ぜひご覧ください!
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