富士通 LIFEBOOK MH75/D2の実機レビュー!生活が便利になる使い方ができる!便利なペン対応2in1ノートPC
富士通のMHシリーズ「LIFEBOOK MH75/D2」の実機レビューをお届けします。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
これだけ読んでいただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
スマートスピーカーっぽい使い方&即起動「モダンスタンバイ」 |
「モダンスタンバイ」と呼ばれるスタンバイ状態にしておくことができます。
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■スタンバイ状態でできること
- 音楽を流せる
- skypeやメール受信
- コルタナでネット検索
- スタンバイ状態から超高速起動(使いたいと思ったとき、すぐに使える)
ノートパソコンだけれども、スマートスピーカーっぽい使い方もできる感じです。
コルタナの精度にかかってくる部分があるので、スマートスピーカーと全く同じ使い勝手とまではいかないと思いますが、
それでも、ノートパソコンでこういう使い方ができるのは、大きなメリットでしょう。
ちなみに、モダンスタンバイ状態は、非常に省電力。月々の電気代は10円程度とのこと。
■パソコンとして使いたいときは、スマホのごとく即起動
普通にパソコンとして使いたいときは、モダンスタンバイ状態でキーをタッチすると、スマホのごとく即起動させることができます。
「キーを2回カチカチッとたたいたら、もう起動している」という感じです。
3つのモードで使える |
「富士通 LIFEBOOK MH75/D2」は、
- クラムシェルモード
- タブレットモード
- テントモード
の3つのモードに切り替えて使えます。シーンに合わせて使うと、より便利にLIFEBOOK MH75/D2を使えます。
■クラムシェルモード
クラムシェルモードは、スタンダードなノートパソコン形状のモード。
(ちなみに、クラムシェルとは「貝殻」の意味。ヒンジを軸にして2つに折りたためるタイプのノートパソコンを、クラムシェルと呼ぶことがあります。)
■タブレットモード
折りたたんでタブレット形状にできます。※キーボードの取り外しはできません。
誰かに画面を見せつつ使ったり、アクティブペンでメモ書きや、修正指示入れなどの作業をするときなどに便利。
■テントモード
奥行きの狭いスペース置きたいときや、デスクトップPC用キーボードと組み合わせて使うのに便利なモード。
▲「テントモード」と「好きなキーボード」を組み合わせて使うのもアリ
■ちなみに、こんな使い方もできました
ちなみに「スタンドモード」と呼ばれる、以下のような使い方もできました。
※この使い方は、富士通の製品紹介ページには載っていないので、非推奨な使い方かもしれません。
ゴロンと横になって動画を見たいときなどに便利なモードです。
他にも、ペンを使うときにディスプレイに傾斜をつけたいときも、このモードが便利。
ペン入力に対応 |
LIFEBOOK MH75/D2は、アクティブペンに対応しているので、ペン入力もできます。
アクティブペンも付属。
IGZO液晶の見やすいディスプレイ |
さすがIGZO液晶だけあって、横や上から見てもあまり暗くならないですし、見えづらくもならないです。
ファンレス構造だからいつも静か |
ファンレス構造なので、負荷がかかっても排気音は鳴らず静かです。
ただし、ファンレス構造なので、低消費電力タイプのCPU(Core i5 8200Yプロセッサー)が搭載されています。
Core i5 8200Yは低消費電力のCPUなので、「Core i5」からイメージするほどのCPUパワーはないのがデメリットです。
カスタマイズ注文はできない |
富士通のノートパソコンの多くは、カスタムメイドモデル(自分好みのスペックを選んで注文できるモデル)が用意されています。
一方、LIFEBOOK MH75/D2は、カスタムメイドモデルが用意されていないので、スペックを変更して注文することはできません。
マイクロソフトOffice付きのため、Officeが不要な人には割高に感じるかも? |
LIFEBOOK MH75/D2は、マイクロソフトOfficeが付いてくるのですが、上記の通りスペックを変更しての注文はできません。
そのため「マイクロソフトOfficeをなしにして、その分価格を安くする」といったことはできません。
マイクロソフトOfficeも買う予定の方にはお得かもしれませんが、Officeが不要な場合は、少し割高に感じてしまうかもしれません。
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■LIFEBOOK MH75/D2のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
液晶 | 13.3インチ フルHD(解像度1920×1080)、タッチ対応、ノングレア(非光沢)、IGZO液晶 |
CPU | インテル Core i5-8200Y |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD | グラフィックス | インテル UHD Graphics 615 |
サイズ | 311.4 × 215.5 × 19.5mm | 重量 | 約1.24kg | バッテリー駆動時間 | 約13.8時間 |
上記以外の項目のレビューは、以下からご覧ください(クリックすると、その項目に飛びます)。
目次
▶アクティブペンの描き心地チェック
CLIP STUDIO PAINTでの描き心地
CLIP STUDIO PAINTでのペンの描き心地をチェックしてみました。
描き始めに少しズレるときがあるので、↓のように、ハネ線のようなものが入ってしまいやすかったです。
そのため設定を変更して試しましたが、今度はハネ線は出ないものの、手ブレがしやすくなってしまいました。
グリップは利いたので、ツルツルしていて描きづらいといったことはなかったです。
その他のアプリでの描き心地
一方、Microsoft EdgeやWindowsペイントでは、ズレなど特に気にならなかったので、ソフトとの相性など、もう少し検証してみる必要がありそうです。
▶CPU、SSD
CPU
LIFEBOOK MH75/D2のCPUは「インテル Core i5-8200Y プロセッサー」です。
PassMarkのCPUベンチマークの参考値を載せておきます。
Core i5-8200Y | 4206(参考値) |
---|
※参考値は、PassMarkでの2019年8月6日現在の平均値です。LIFEBOOK MH75/D2の実機で計測した場合と数値が異なる可能性があります。
Core i5 8200Yは低消費電力のCPUなので、「Core i5」のイメージからするとCPUパワーは低めです。
SSD情報
Western Digital(ウエスタンデジタル)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶キーボード
▲タップ(クリック)で拡大
キーの跳ね返りは少し強めですが、タイピングしやすいキーボードです。スピーディーにタイピングしたい方に特に向いている印象。
ストローク幅(キーの沈み込み)が適度にあるので、ガチガチしていて打ちづらいといったこともありません。
キートップが指先にフィットしやすくて、タイピングしやすくなっています。
キーの大きさのバランスもよいですし、矢印キーのスペースも広げて取られているので使いやすくてグッドです。
なお、キーボードのバックライトは非搭載です。
打鍵音は、普通くらいの音量
打鍵音は、カタカタと鳴る感じで、普通くらいの音量です。
デスクトップPC用キーボードとの比較
デスクトップPC用キーボードと比較してみました。
キーピッチやキーの大きさなど、デスクトップPC用キーボードと近い感触でタイピングできると思います。
パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。
パームレストは十分な広さがあります。
タッチパッド
タッチパッドの下側に左右ボタンが付いているタイプです。
個人的には、タッチパッドがボタンを兼ねているものより、こちらの方が使いやすくて好みです。
ボタンのクリック音は、カチカチ鳴り普通くらいの音量です。
なお、Fn+F4キーでタッチパッドの無効・有効を切り替えできます。
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▶スピーカー
底面にスピーカーを搭載しています。
「もう少し音抜けが欲しい」と感じることもありましたが、普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあります。
▶液晶ディスプレイ
さすがIGZO液晶だけあって、横や上から見てもあまり暗くならないですし、見えづらくもならないです。
▲横から角度をつけて見たところ
▲上から角度をつけて見たところ
ノングレア液晶なので、写り込みしにくい
富士通 LIFEBOOK MH75/D2のディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、光の写り込みはしにくいです。
作業中に光が反射してチラついたりしないので、目に優しいですし実用的です。
▶サイズ、重さ
A4サイズとの比較です。
A4サイズ | 297 x 210mm |
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MH75/D2 | 311.4 × 215.5mm(厚さ19.5mm) |
幅は1.4cmほどA4サイズより大きいですが、奥行きはA4サイズと同じくらい。
ビジネスバッグなどにも入れやすいサイズです。
重さの実測:1,233グラム
本体 | 約 1,233g |
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ACアダプター+電源ケーブル | 約 210g |
本体とACアダプター・電源ケーブルの重さを合わせると合計約 1,443グラムです。
バッテリー駆動時間のメーカー公表値は、約13.8時間ですから、どちらかというとロングバッテリーだと言えます。
実用で13.8時間バッテリーがもつかどうかは別としても、ちょっとした用事であれば、ACアダプターは持ち運ばないでも大丈夫そうです。
▶外観
富士通「LIFEBOOK MH75/D2」のボディカラーは「ブライトメタリックブルー」の1色のみです。
メタリックブルーは、ノートパソコンではあまりない珍しいカラー。
「メタリックブルー」というと派手なイメージがしそうですが、実機を見ると落ち着いた印象です。
天板のマークは鏡面でキラキラしており、よいアクセントになっています。
液晶を開いてフラットな状態にもできます。
HD画質のWebカメラ(約92万画素)も搭載。
▶インターフェイス
■左側面
① DC-IN コネクタ
② HDMI出力端子
③ USB3.1(Gen1)Type-C
④ USB3.0 Type-A (電源オフUSB 充電機能対応)
⑤ マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子
■右側面
① 電源スイッチ
② USB2.0 Type-A
③ ダイレクト・メモリースロット
④ 盗難防止用ロック取り付け穴
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▶付属品など
付属品一式です。
ACアダプター、電源ケーブル、アクティブペン、取扱説明書などが付属します。
▶富士通「LIFEBOOK MH75/D2」のレビューまとめ
「富士通 LIFEBOOK MH75/D2」のレビューのまとめです。
「モダンスタンバイ」+「3つのモードで使える」。この2つの要素の掛け合わせで、いろいろと便利に使えるのが魅力でしょう。
- 普段は音楽を流すのに使う
- 天気など簡単なことはコルタナに質問して解決
- テントモードで、キッチンでレシピを見ながら料理、リビングで家族と一緒に動画鑑賞、カフェで勉強
- 普通にパソコンとして使いたいときは、超高速起動
など、いろいろと活用シーンが思い浮かびます。
クリエイティブな制作作業にガッツリ使うというよりも、ライフスタイルをより便利にするために向いた1台だと思います。
リビングに1台置いておけば、より便利なライフスタイルが手に入るような気がします。
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