「THIRDWAVE DX-R5」の実機レビュー!Core i5搭載でコスパ良好な15.6型ノート
Core i5-1335U | メモリ8~64GB |
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最大2TB SSD | 約1.7kg |
「THIRDWAVE DX-R5」の実機レビューです。
今回は、ドスパラの運営会社である株式会社サードウェーブからの貸出機を使ってレビューします。
※貸出機であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。
「THIRDWAVE DX-R5」は、コスパのよさが魅力の15.6型ノートパソコン。
第13世代インテルCore i5、メモリ16GB、500GB SSD搭載で99,980円(税込)※。
※2024年7月15日現在の価格
このスペックで10万円を切っているノートパソコンは少ないので、
インテル Core i5搭載のノートパソコンを安く手に入れたい方には、コスパのよい選択肢になるかもしれません。
ちなみに、「メモリ8GB搭載モデル」もあり、そちらは95,980円(税込)※なので、4,000円安いです。
※2024年7月15日現在の価格
しかし、あまり大きな価格差ではありませんので、メモリ16GB搭載モデルの方がオススメです。
なお、この記事は、
という構成になっています。
冒頭の「おすすめポイント・特徴」と「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。
⇒ THIRDWAVE DX-R5『メモリ16GB搭載モデル』をドスパラで見てみる
目次
Core i5-1335U搭載でオフィスワークなどには余裕の性能 |
インテル Core i5-1335U搭載で、ワードなどでのドキュメント作成、エクセルでの表計算、オンライン会議などをこなすのには十分余裕のある性能です。
コストパフォーマンスが高い! |
『メモリ16GB搭載モデル』の場合、
- インテル Core i5-1335U
- インテル Iris Xe グラフィックス
- メモリ16GB
- 500GB SSD
搭載で99,980円(税込)
※2024年7月15日現在の価格。
インテル Core i5-1335Uとメモリ16GB搭載でこの価格は、コスパのよい価格です。
インテル製CPUを搭載していて、オフィスワークなどを快適にこなせるノートパソコンをお探しの方には、コスパのよい選択肢でしょう。
15.6型としてはやや軽めの約1.7kg |
本体 | 約1,661g |
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ACアダプター+電源ケーブル | 約333g |
公称値は約1.7kgですが、実測は約1,661gでした。
15.6型ノートパソコンとしてはやや軽量です。
ノートパソコンとしては大きめのサイズなので、どちらかというと据え置きでの利用向きではありますが、持ち運べない重さ・大きさではありません。
ただ、USB PD(Power Delivery)に非対応のため、「ACアダプターの代わりに、軽量なPD充電器を持ち運ぶ」といったことができないのは残念なところ。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
ファン音があまりしないので静かな場所でも使いやすい |
負荷がかかってもあまりファン音が大きくならないので、図書館や自習室など静かな場所でも使いやすいです(ただし、常に無音なわけではありません)。
さらに詳しくは、静音性の項目をご覧ください。
16GBメモリ搭載モデルは、カスタマイズ注文が可能 |
「16GBメモリ搭載モデル」は、OS、メモリ、ストレージなどのカスタマイズ注文が可能。好みに応じた仕様にできます。
※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になることもあるかもしれません。
出荷日が早いからすぐに届く! |
ドスパラで販売されているパソコンは通常、翌日~3日程度で出荷なので、すぐに手元にパソコンが欲しい方にもオススメ!
24時間365日のサポート付き |
24時間365日のサポートが付いており、設置/設定前のパソコンに関する相談や、故障/修理の依頼ができます。
※ソフトウェアや外付けハードウェアなどの質問は、有料の「電話+リモートサービス(パソコンなんでも相談)」サービスを付ける必要があります。
Enterキー左側あたりのキーが小さめ |
Enterキー左側あたりのキーや[BackSpace]キーが小さめです。
その他、[半角/全角]や左の[Ctrl]キーが小さめなのも惜しいところですね。
キーボードについてさらに詳しくは、キーボードの項目をご覧ください。
キーボードバックライトは非搭載 |
キーボードのバックライトは非搭載です。
ディスプレイの色域は広くない |
■カバー率
sRGB | 64% |
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DCI-P3 | 48% |
Adobe RGB | 48% |
※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。
ディスプレイのカバーしている色域は、ノートPCの液晶としてはあまり広くないので、画像編集で細かい色調整をするなどの用途には向いていません。
USB PDには非対応 |
USB PD(Power Delivery)には対応していません。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
USB PD充電器をUSB Type-C端子へつないでも、THIRDWAVE DX-R5への充電はできません。
メモリ8GBモデルはグラフィックス性能が落ちる |
Core i5-1335Uが内蔵しているグラフィックスは、インテル Iris Xe グラフィックスなのですが、
THIRDWAVE DX-R5のメモリ8GBモデルは、インテル UHD グラフィックスとしての動作になってしまいます。
これは、メモリ8GBのモデルがメモリ1枚装着(シングルチャネル)であるためです。
「Iris Xeグラフィックス」と「UHDグラフィックス」とでは、グラフィックス性能に大きな差があるのでご注意を。
メモリ16GB搭載モデルを選んだ場合は、メモリ2枚装着(デュアルチャネル)のため、Iris Xeグラフィックスとして動作します。
ですので、冒頭にも書いたとおり、メモリ16GB搭載モデルの方がオススメです!
「8GBメモリ搭載モデル」は、カスタマイズ注文できない |
BTO(Build To Order、受注生産)でおなじみのドスパラで販売されているノートパソコンではありますが、
「8GBメモリ搭載モデル」の方は、SSDやメモリ容量の変更などのカスタマイズ注文はできません。
※2024年2月13日現在。
Windows 11ProへのOS変更は可能です。
⇒ THIRDWAVE DX-R5『メモリ16GB搭載モデル』をドスパラで見てみる
▶スペック表
■THIRDWAVE DX-R5のスペック
OS | Windows 11 Home / Pro |
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ディスプレイ | 15.6型 フルHD(解像度1920×1080)、アスペクト比16:9、ノングレア(非光沢)、60Hz |
CPU | インテル Core i5-1335U |
メモリ |
8GB / 16GB / 32GB / 64GB 16GB以上はデュアルチャネル転送対応 |
ストレージ |
SSD:500GB / 1TB / 2TB ※メインSSDとは別にHDDまたはSATA SSDを追加してデュアルストレージ仕様も可能 |
グラフィックス |
・メモリ8GBモデル:インテル UHD ・メモリ16GBモデル:インテル Iris Xe |
サイズ | 359.4×236.8×19.6~20.3(ゴム足含む)mm |
重さ | 約1.7kg(公称値) |
その他 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2 |
※「16GBメモリ搭載モデル」のみ、メモリとストレージのカスタマイズが可能です。
※2024年2月5日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
■今回のレビュー機のスペック
16GBメモリ搭載モデル「インテル Core i5-1335U、メモリ16GB、500GB SSD、インテル Iris Xe グラフィックス(Model:DX-R5)」
―― THIRDWAVE DX-R5の使いやすさチェック ――
▶キーボード
▲タップ・クリックで拡大
キーボードは、テンキー(キーボード右側の数字入力用のキー)を搭載してはいますが、3列テンキーです。
エクセルで数字入力などする場合は、4列テンキーの方が使いやすいですが、テンキーがないよりは、数字入力はしやすいでしょう。
キーボード面が大きいので、タイピング時は若干わたみますが、気になるほどではありません。
▼キーボード右側は、Enterキーの左側あたりに小さくなっているキーが多くあるのは気になりますね。
ただその分、ホームポジションからEnterキーに指が届きやすいです。
あと[BackSpace]キーも小さめです。
▼左側は、[Ctrl]や[半角/全角]キーが小さめです。
▼キートップ(キーの表面)には、浅めですが凹みがあるは良いですね。
▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
キーボードの打鍵音は、大きな音が鳴りづらいので、静かな場所でも比較的使いやすいでしょう。
なお、キーボードのバックライトは非搭載です。
ファンクションキー(Fキー)は、全角カタカナ変換などWindowsの標準機能が優先されています。
(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能(特殊機能)を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)
キーピッチなど
▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ
▼主な文字キーは、タイピングしやすいと言われる19mmに近いキーピッチ(キーとキーの間隔)がありそうです。
ただし、注意点にも書きましたとおり、Enterキー近くの小さくなっているキーについては、キーピッチも狭いです。
▼15.6型のノートPCなのでパームレストは広々しています。
▼15.6型ノートとしてはボディは薄めなので、パームレストとデスクの段差はそれほどありません。
タッチパッド
クリックボタン一体型のタッチパッドです。
なお、Fn+EscキーでタッチパッドのON・OFF(有効・無効)を切り替えできます。
キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを防止したいときに便利です。
ON・OFFを切り替えると画面中央にタッチパッドのマークが表示されるので、ON・OFFの状態が確認しやすいです。
▶スピーカー
THIRDWAVE DX-R5は、底面にスピーカーを搭載。
スピーカーの音質は「もう少し音抜けが欲しい」と感じました。作業中に音楽を楽しめるくらいの音質はあると思います。
音質は、点数にすると100点満点中:55点くらいです。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。
なお、YouTubeなどを見ていて音声が聞き取りにくいといったことは感じませんでしたので、
オンラインミーティングにも問題なく使えるでしょう。
▶ディスプレイ
■ディスプレイの詳細
- 15.6型、ノングレア(非光沢)
- 解像度:1920×1080ドット
- リフレッシュレート:60Hz
- アスペクト比(縦横比):16:9
視野角
ディスプレイは、角度をつけて見ても少し暗く見える程度ですので、視野角は広いです。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約129度開きます。
縦の視野角も広いので、対面の人に画面を見せるなどの使い方をしないなら、これくらい開けば十分でしょう。
・ノングレアなので映り込みしにくい
THIRDWAVE DX-R5のディスプレイは、ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、映り込みしにくいです。
作業中に照明や周囲のものが画面に映り込みにくいので、実用的です。
・色域
色域については、冒頭の注意点:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
JEITA Ver.3.0測定法 | 4.6時間 ※動画再生のメーカー公称値 |
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YouTubeを再生 | 5時間51分 |
30分で充電できたバッテリー量 ※付属ACアダプターを使用 |
約41% |
- 電源モードの設定:バランス
- バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
- ディスプレイの明るさ:50
ディスプレイサイズが大きいほどバッテリーを消耗しやすくなります。
大きめの15.6型ディスプレイ搭載でこのバッテリー駆動時間は、ロングバッテリーとは言えないですが、悪くもないかなと思います。
ただ、USB PD非対応なので、モバイルバッテリーで電力を補えないのは残念なところ。
なお、メモリ16GB搭載モデルであればカスタマイズ注文が可能なので、
2基目のSSDを追加搭載するなどのカスタマイズをすると、バッテリー駆動時間は上記よりも多少短くなるでしょう。
▶インターフェイス
右側面
① microSDカードリーダー(SD/SDHC/SDXC、UHS-Ⅰ対応)
② USB 3.2 Gen2(Type-C)(映像出力対応、USB PDには非対応)
③ USB 3.2 Gen2(Type-A)
④ HDMI 2.1
⑤ セキュリティスロット(ケンジントンロック)
左側面
① 電源入力端子
② 有線LAN端子
③ USB 3.2 Gen 2(Type-A)
④ マイク入力・ヘッドフォン出力共用端子
▼microSDカードを挿しても 少ししかはみ出さないので、挿しっぱなしにしておいても邪魔になりません。
なお、冒頭の注意点にも記載しましたが、USB PD(Power Delivery)には対応していません。
(つまり、PD充電器でTHIRDWAVE DX-R5への充電はできません)。
▶その他の機能
Webカメラ
HD画質のWebカメラ(約92万画素)を搭載。
▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。
▲THIRDWAVE DX-R5のWebカメラで撮影
▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けWebカメラで撮影した写真。
▲ELECOM製の外付けWebカメラで撮影(比較用)
どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。
THIRDWAVE DX-R5のWebカメラの画素数は1280×720ピクセルなので、フルHDのWebカメラと比べると、
THIRDWAVE DX-R5のカメラの方が画素的には荒いです。
とはいえ、明るく写っているので、印象的にはTHIRDWAVE DX-R5のWebカメラの方がよいですね。
なお、顔認証や指紋認証には対応していません。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。
■静音性のチェック結果
アイドル時 |
とても静か ※耳を近づけると小さな動作音が聞こえる程度 |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大41db程度 |
※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※今回は、「ファイナルファンタジー14暁月のフィナーレ ベンチマーク」実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。
ベンチマークテスト時は「少し音がしているな」と感じる程度で、それほど大きな音はしませんでした。
静かな場所でも使いやすいでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
▲A4用紙とのサイズ比較
A4サイズ | 297×210mm |
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THIRDWAVE DX-R5 | 359.4×236.8×厚さ19.6(最薄部)-20.3(最厚部)mm ※厚さはゴム足含む |
幅×奥行きは、A4サイズよりもわりと大きいです。
A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグにもギリギリ入りましたが、余裕はあまりないです。
※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。
持ち運びには、15.6型ノートに対応したリュックやバッグを使った方が安全でしょう。
▶重さの実測:約1,661
重さについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「重さ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
―― THIRDWAVE DX-R5の処理性能チェック ――
つづいて、THIRDWAVE DX-R5のCPUやグラフィックスの処理性能をレビューしていきます。
■レビュー機のスペック
CPU | インテル Core i5-1335U |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB(NVMe) |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス |
16GBメモリ搭載モデルの処理性能の概要
※今回のレビュー機「16GBメモリ搭載モデル」の処理性能の概要をまず記載します。
ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分な性能です。
処理性能的には画像編集もできますが、ディスプレイの色域はあまり広くない(sRGBカバー率:64%)ので、色調整には向きません。
ライトな動画編集にも使えますが、専用GPU搭載ノートと比べると、レンダリングには時間がかかるでしょう。
▶CPU性能(Core i5-1335U)
■レビュー機のCPU
- インテル Core i5-1335U
- 10コア(Pコア×2、Eコア×8) / 12スレッド
- Pコア:最大周波数4.60GHz、Eコア:最大周波数 3.40GHz
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。
マルチコア | 6067 |
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シングルコア | 1660 |
■他の薄型ノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較
Core i7-1360P | 8431 |
---|---|
Core i7-1260P | 8314 |
Ryzen 5 7530U | 7865 |
Core i5-1240P | 7597 |
Ryzen 5 5500U | 7477 |
Core i7-1355U | 6839 |
Core i7-1255U | 6673 |
Core i7-1250U | 6364 |
Ryzen 5 4500U | 6210 |
Core i7-1195G7 | 6109 |
Core i5-1335U (レビュー機) |
|
Core i5-1235U | 5844 |
Core i7-1165G7 | 5077 |
Core i7-1160G7 | 4636 |
Core i7-10710U | 4532 |
Core i5-1135G7 | 4420 |
Core i5-10210U | 4051 |
Core i5-1155G7 | 3957 |
Ryzen 3 4300U | 3944 |
Core i5-1035G1 | 3474 |
Core i3-1115G4 | 3216 |
Pentium Silver N6000 | 1993 |
Celeron N5100 | 1471 |
- レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2023年12月22日現在)。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
- CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。
ゲーミングやクリエイターノート向けのCPUなどを除いた「薄型モバイルノート向け」CPUの中では、まずまず高めの性能です。
動画編集などのヘビーな作業でなければ、いろいろな用途で快適に使えるでしょう。
CINEBENCH 2024
CINEBENCH 2024は、「GPU(グラフィックス)」と「CPU」の性能を計測できるベンチマークソフトです。
GPU | 計測不可 |
---|---|
CPU(マルチコア) | 325 |
CPU(シングルコア) | 101 |
CPU Mark
ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。
スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。
スコア | 14701 |
---|
PassMarkでの同CPU(Core i5-1335U)の平均スコア16636※よりも低いスコアでした。
※2024年2月19日現在の平均値
とはいえ、極端に低いわけではなく、パフォーマンスが抑えられている分「静音」なのだと考えると、納得できる程度のパフォーマンスは出ているかなと思います。
▶グラフィックス性能(インテル Iris Xe グラフィックス)
■THIRDWAVE DX-R5のグラフィックス
8GBメモリ搭載モデル | インテル UHD グラフィックス |
---|---|
16GBメモリ搭載モデル | インテル Iris Xe グラフィックス |
今回のレビュー機のグラフィックスは「16GBメモリ搭載モデル:インテル Iris Xe グラフィックス」です。
・ゲーム系ベンチマークの結果
■ゲーム系ベンチマークソフトの結果
3DMark ベンチマークスコア
Fire Strikeスコア | 3295 |
---|---|
Time Spyスコア | 1264 |
総合スコアを掲載しています。
ブループロトコル・ベンチマーク
中画質 1536×864 | 2397 動作困難 |
---|---|
低画質 1536×864 | 4585 設定変更が必要 |
※仮想フルスクリーンモードにて計測。
評価は、スコアによって「極めて快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。
FF14(ファイナルファンタジーXIV)暁月のフィナーレ ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 5023 普通 |
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※グラフィックス設定は「ノートPC」向けの設定にて計測。
ドラゴンクエストXオンライン ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 5542 快適 |
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グラフィックス性能についての総評
というわけで、フルHD画質では、ドラゴンクエストXなど軽めの3Dゲームなら遊べるかな?程度のグラフィックス性能です。
3Dゲームを遊ぶのにはあまり向いていません。
▶SSDのデータ転送速度
搭載されているSSD自体はPCIe4.0 x4対応SSDでしたが、速度的には高速なPCIe3.0 x4 SSDといったところです。
実用的には、多くのケースで快適に使えるでしょう。
SSD情報
Solidigm(ソリダイム)製のSSDを搭載していました。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
※部材などの状況により、カスタマイズ可能内容が変更になることがあるかもしれません。
―― THIRDWAVE DX-R5の外観・その他のレビュー ――
つづいて、外観や付属品をレビューしていきます。
▶外観
シンプルなシルバーカラーの外観です。
天板にはロゴマークなどがないので、デザイン的には物足りない部分もありますが、明るいカラーなので、指紋汚れが目立ちにくいのはメリットです。
▶「THIRDWAVE DX-R5」のレビューまとめ
「THIRDWAVE DX-R5」のレビューまとめです。
キーボードバックライト非搭載なところや、色域が広くないなど、価格なりの部分もありますが、
負荷のヘビーな作業でなければ快適に使える性能ですし、第13世代のインテルCore i5搭載で税込み10万円切りの価格を考えると、
コスパは良好です。
おすすめは「メモリ16GB搭載モデル」です。
15.6型ノートとしては、重さも比較的軽量なので、USB PD充電に対応していれば、外出先でもより活用しやすいだけに、そこは惜しかったですね。
「低スペックで快適に使えないノートパソコンは避けつつも、価格が高すぎないインテルCorei5を搭載した15.6型ノートが欲しい」
という方にオススメです。
⇒ THIRDWAVE DX-R5『メモリ16GB搭載モデル』をドスパラで見てみる
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