レノボ IdeaPad S530の実機レビュー!スタイリッシュな外観、性能と価格のバランスがいい!
「レノボ IdeaPad S530」の実機レビューをお届けします。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
これだけ読んでいただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
シンプルでスタイリッシュなシルバーボディ |
レノボ「IdeaPad S530」のボディカラーは「ミネラルグレー」で、1色のみの展開です。
シンプルながら洗練されていて、いい感じの外観です。
アルミのような素材が使われているので質感がよく、安っぽさがありません。
ロゴなどの主張は控えめ。
液晶を開けるところまで開いてみました。180度フラットに開きます。
パームレストに貼られているシール類は、不要なら剥がしてしまった方が、より洗練されたルックスになりそうです。
約1.19kg、薄型ベゼルのコンパクトボディーで持ち運びしやすい |
レノボ IdeaPad S530は、ベゼル(画面のフチ)が細いので本体がコンパクトです。
A4用紙とのサイズ比較が以下。
A4サイズ | 297×210mm |
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IdeaPad S530 | 約 308.3×211mm(×厚さ14.8mm) |
A4サイズよりも横幅が少しだけ大きい程度です。ビジネスバッグでも持ち運びしやすいサイズです。
■重さの実測:1,182グラム
本体 | 約 1,182g |
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ACアダプター+電源ケーブル | 約 332g |
本体とACアダプター・電源ケーブルの重さを合わせると合計約 1,514グラムです。
下記の通り、長時間バッテリーを搭載しているので、ちょっとした用事であれば、ACアダプターは持ち運ばないでも大丈夫でしょう。
外に持ち出しやすいサイズ・重さです。
ロングバッテリー搭載で、外での作業に向いている |
タイピングとネット閲覧での使用を想定して、バッテリー駆動時間を計測しました。
■バッテリー駆動時間の実測
ネット閲覧とテキスト打ちに使った場合 | 11時間38分 |
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上記は軽い用途での駆動時間ではありますが、長時間バッテリーなのが確認できました。
外で作業するのにも向いています。
キーボードの一部のキーが隣のキーと接している |
▲タップ(クリック)で拡大
やや浅めで、タイピングしたときにキーが戻ってくるチカラが強めのキーボードです。
スピーディーにタイピングしたい人に向いていると思います。
タワミは感じません。
右端の[Backspace]キー、[Enter]キー、[shift]キーが隣のキーと接しているのが特徴的です。
(元々、英語キーボードだったものをベースに日本語キーボードを作ったため、このような形になっている?)
[Backspace]キーがやや小さめで、なおかつ隣のキーと接しているため、少し打ちづらく感じました。
矢印キーの上下キーも小さいので、矢印キーはやや使いにくいです。
ファンクションキー(Fキー)は、[Fn]キーを押さずにタイプすると、レノボ側で割当られた機能が優先されています。
(例えば、F6キーのみを押すと、ひらがな変換ではなく、タッチパッド無効操作になります。[Fn] +[F6]キーで ひらがな変換になります。)
キートップは少し球面状になっていて、指先にフィットしやすくなっています。
Harman製ステレオスピーカー搭載であるものの、期待ほどよいサウンドには感じされず |
IdeaPad S530は、Harman製ステレオスピーカーを搭載。スピーカー位置は底面です。
「ドルビーアトモス」のソフトウェアもインストールされているので、期待を高めつつ音楽を聴いてみましが、
「期待したほどの音質ではなかった」というのが正直な感想です。
もう少し音抜けがよければ、よかったのですが。
ドルビーアトモスのイコライジングで音抜けをよくはできますが、そうすると音がスカスカしてしまうので、イコライジングでの調整だけでは限界があります。
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■IdeaPad S530のスペック
OS | Windows 10 Home |
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液晶 | 13.3インチ フルHD(1920×1080)、ノングレア(光沢なし)、IPS液晶 |
CPU | インテル Core i5-8265U / i7-8565U |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB SSD | グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
サイズ | 約308.3 × 211 × 14.8mm | 重量 | 約1.18Kg(実測値) |
今回のレビュー機のCPUは、Core i5-8265Uです(型番:81J7000UJP)。
上記以外の項目のレビューは、以下からご覧ください(クリックすると、その項目に飛びます)。
目次
▶CPU、SSDの性能チェック
CPUの性能は高い
今回のレビュー機のCPUは「インテルCore i5-8265U プロセッサー(1.6-1.8GHz)」です。
パスマークのCPUパフォーマンステストの数値は10222で、高い数値が出ました。
これくらい高い性能なら、ビジネス用途はもちろん、クリエイティブな用途にもいろいろと使えるでしょう。
SSDのデータ転送速度もなかなか速い
高速なNVMe対応PCIe接続のSSDなので、データ転送速度は速いです。
SSD情報
▶キーボード詳細:打鍵音やデスクトップPC用キーボードとの比較など
キーボードの概要については、この記事の最初に載せましたので、ここでは細かい点をレビューします。
キーボードのタイピング音(打鍵音)はコトコトと鳴り、それほど大きな音ではありません。
デスクトップPC用キーボードとの比較
デスクトップPC用キーボードと比較してみました。
キーピッチやキーの大きさなどは、デスクトップPCのキーボードと近いです。
パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。
わたしは、少し手が大きめですが、パームレストに狭苦しさはありません。
キーボードにバックライトを搭載
キーボードのバックライトは、[Fn]+[スペース]キーでオン・オフができます。明るさは2段階で調整可能。
タッチパッド
タッチパッドでクリックしたときのカチカチ音は、普通の大きさです。
使い勝手は問題ありません。
なお、F6キーでタッチパッドの無効・有効を切り替えできます。
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▶液晶ディスプレイ
IPS液晶のディスプレイです。ノングレアなので目に優しいです。
「発色がすごくよい」とまでは感じはしないものの、見やすいディスプレイです。
▲横から角度をつけて見たところ
▲上から角度をつけて見たところ
角度をつけても少し暗くなる程度で、それほど見づらくはなりませんでした。
ノングレア液晶なので、写り込みしにくい
レノボ IdeaPad S530のディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、光の写り込みはしにくいです。
作業中に光が反射してチラついたりしないので、実用的です。
▶静音性のチェック
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音が聞こえない |
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ベンチマークテスト時 | 最大50db前後 |
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
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うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
図書館など静かな場所で大きな負荷がかかると、ちょっと気になるかもしれません。
カフェなどでは、周りの音にかき消されるので、問題ないでしょう。
▶インターフェイス
■左側面
① 電源コネクター
② USB 3.1 コネクター Gen 1
③ オーディオ・コネクター
■右側面
① USB-C コネクター
② Always On USB 3.1 コネクター Gen 1
③ HDMI コネクター
SDカードスロットがないのは残念なところ。
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▶その他の機能
Webカメラも搭載。
指紋認証センサー。
付属品
付属品一式です。
ACアダプター、マニュアル類などが付属します。
▶レノボ「IdeaPad S530」のレビューまとめ
「レノボ IdeaPad S530」のレビューのまとめです。
- キーボードの一部のキーが隣のキーと接している
- Harman製ステレオスピーカー搭載であるものの、期待ほどよいサウンドには感じされず
■注意点
- シンプルでスタイリッシュなシルバーボディ
- 約1.19kg、薄型ベゼルのコンパクトボディーで持ち運びしやすい
- ロングバッテリー搭載で、外での作業に向いている
■おすすめポイント・特徴
キーが接している部分の使い心地が少し気になったので、タイピングのしやすさ重視の方には不向きかなと思います。
外観はよいので、シンプルながら存在感のあるルックスのノートパソコンをお探しの方にはオススメです。
バッテリー駆動時間も長く、性能バランスがよいので、長く使っているノートパソコンだと思いますよ。
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