ドスパラ「raytrek G5-R」実機レビュー!コスパ抜群。クリエイティブな作業がしっかりこなせてこの価格!
「ドスパラ raytrek(レイトレック)G5-R」の実機レビューです。
※今回のレビューに使用するPCは、ドスパラの運営会社である株式会社サードウェーブよりお借りしたものです。
※貸出品であっても、レビューはデメリットも含めて誠実に行います。
raytrek G5-Rは、ノートパソコン向けCPUとしては、かなり高性能なRyzen 7 4800Hを搭載。
グラフィックスにはGeForce GTX 1650 Tiを搭載し、クリエイティブな作業をしっかりこなせるノートパソコンです。
液晶ディスプレイとしては色域も広めなので、液タブと組み合わせてのイラスト作成にもオススメです。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
ここだけご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
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※raytrek G5-Rは販売終了になりました。
▼なお、動画編集におすすめのノートパソコンは、以下の記事で詳しく解説・ご紹介していますので、ぜひご覧ください!
動画編集におすすめのノートパソコンはコレだ!【2024年6月版】安いコスパ抜群モデルや軽量でも動画編集が快適なモデルまでご紹介!
Ryzen 7 4800HとGTX 1650 Tiを搭載! |
AMD Ryzen 7 4800HとGeForce GTX 1650 Tiを搭載し、幅広くクリエイティブな作業をこなせる性能をもっています。
クリエイティブな用途に使えるパワーがありつつも、コスパが高い |
クリエイティブな作業がしっかりこなせる性能を持ちつつも、
134,979円(税込)
※2021年8月18日現在の価格
液晶ディスプレイとしては色域も広めですし、コスパは抜群です。
sRGBカバー率99%の色域 |
■カバー率
sRGB | 99% |
---|---|
DCI-P3 | 76% |
Adobe RGB | 75% |
※あくまで当サイトで測定した結果です。環境や測定機器によって違いが生じる可能性があります。
sRGBカバー率が100%に近く、液晶ディスプレイとしては、広めの色域をカバーしています。
カスタマイズ注文も可能 |
OS、メモリ、ストレージ容量などのカスタマイズが可能。
※2021年8月7日現在。
出荷日が早いからすぐに届く! |
ドスパラのパソコンは、通常、当日~3日程度で出荷なので、すぐに手元にパソコンが欲しい方にもオススメ!
24時間365日のサポート付き |
24時間365日のサポート付きなので、初心者の方にもオススメです。
WEBカメラ位置がディスプレイの下側 |
WEBカメラ利用時は、やや下からのアングルで顔が写ることになるので、少しイヤかも?
なお、WEBカメラはHD画質のカメラです。
高い負荷がかかったときのファン音が大きい |
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大50db前後 |
※ベンチマークテスト時のdb数は、あくまで当サイトで測定した場合の音の大きさです。これよりも大きな音がしないことを確約するものではありません。
アイドル時や高い負荷がかかっていないときは静かですが、負荷がかかって排気音が大きくなると、大きめの音がします。
50dbくらいになると、静かな図書館や自習室では目立ってしまう音です。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
ACアダプターは重め |
ACアダプター+電源ケーブルで約567グラムあるので、ACアダプターは重めです。
とはいえ、クリエイター向けノートは消費電力が大きいので、ACアダプターが重くなるのは仕方がない面があります。
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■raytrek G5-Rのスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
ディスプレイ | 15.6型 フルHD(解像度1920×1080)、ノングレア(非光沢)、sRGBカバー率約99% |
CPU | AMD Ryzen 7 4800H |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB NVMe SSD |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti(4GB)GDDR6 |
サイズ | 359×244×20mm |
重量 | 約2kg |
その他 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 |
※2021年8月2日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
「メモリ16GB、512 GB SSD」
目次
―― 使いやすさのチェック ――
▶クリエイティブ系アプリのパフォーマンス
実際に、Adobeのアプリケーションをいくつか使ってみて、どの程度快適に使えるかチェックしてみました。
Adobe Premiere Pro
4K動画に簡単に、エフェクトをかけてキーフレーム入れ、テロップ入れなどの編集をしてみましたが、重さを感じることなく快適に作業できました。
※raytrek G5-Rのディスプレイ自体はフルHD画質ですので、4K画質でのプレビューはできません。
Adobe Photoshop
長辺5000px以上の解像度が大きめの画像に、被写体を選択、空を選択、コンテンツに応じた塗りつぶしなどをしてみました。
数秒で処理できましたし、非常に快適に使えました。
Adobe Illustrator
スタライズでドロップシャドウをかけたオブジェクトを重ねて移動させるなどしても、動作が重くなることなく快適に使えました。
▶キーボード
▲タップ・クリックで拡大
打鍵感は柔らかめで、跳ね返りが強めのタイピング感で、まずまずタイピングしやすいキーボードです。
小さくなってしまっているキーについては、ブラインドタッチしづらいですが、全体的には使いやすくまとまっていると思います。
個人的には、カーソルキーが凸型の配置になっているのが嬉しいです。
▼キートップ(キーの表面)はほぼフラット。少し凹みがあればもっとよかったです。
タイピング音の大きさは、普通くらいです。
ファンクションキー(Fキー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。
(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)
キーピッチなど
▲デスクトップPC用キーボードと比較したところ
▼タイピングしやすいと言われる19ミリに近いキーピッチ(キーとキーの間隔)がありそうです。
▼15.6型のノートPCなのでパームレストは十分な広さ。
キーボードバックライトを搭載
キーボードのバックライトは、Fn+F7キーで明るく、Fn+F6キーで暗くできます。明るさは4段階で調整可能。
また、スタートメニュー ⇒ Gaming Centerで、バックライトの色や効果を変更できます。
タッチパッド
タッチパッドを押したときのカチカチ音は、やや大きめです。
なお、タッチパッドの左上をダブルタップすると、タッチパッドのオン・オフができます。
▲タッチパッドがOFFのときはインジケーターが点灯。
その他、Fn+F5キーでもタッチパッドの有効・無効を切り替えできます。
キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを防止したいときに便利です。
▶スピーカー
底面にスピーカーを搭載。
「もう少し音抜けが欲しい」と感じることもありましたが、普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあります。
▶ディスプレイ
角度をつけて見ると少し暗く見えますが、白飛びして極端に見づらくなったりはしません。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。
一人でディスプレイを見るなら、これくらい開けば十分でしょう。
ノングレア液晶なので、写り込みしにくい
ドスパラ raytrek G5-Rのディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、写り込みしづらいです。
作業中に光が反射してチラついたりしにくいので、目に優しく実用的です。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
JEITA Ver.2.0測定法 | 約4.1時間 ※メーカー公表値 |
---|---|
ネット閲覧とテキスト打ちに使用 (負荷:軽) |
3時間37分 |
PCMark 8 WORK (負荷:中) |
3時間22分 ※バッテリー残量が20%を切るまでの時間 |
30分で充電できたバッテリー量 ※付属のACアダプターを使用 |
約48% |
※ディスプレイの明るさ:80%で測定しました。ディスプレイをさらに暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。
なお、raytrek G5-Rは、スタートメニュー ⇒ Gaming Centerでパフォーマンス設定ができます。
今回は、オフィスモード(中程度の放熱)でバッテリー駆動時間を測定しました。
ディスプレイサイズが大きいほど、なおかつ処理性能の高いノートパソコンほど、バッテリーを消耗しやすくなります。
大きめの15.6型ディスプレイ搭載のクリエイター向けノートでこのバッテリー駆動時間は、ロングバッテリーとは言えないですが、悪い結果でもないと思います。
▶サイズ
▲A4用紙とのサイズ比較
大学ノート(セミB5) | 252×179mm |
---|---|
A4サイズ | 297×210mm |
raytrek G5-R | 359×244×厚さ20mm |
幅×奥行きは、A4サイズよりもわりと大きいです。
A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグにも入りましたが、余裕はあまりないです。
持ち運びには、15.6型ノートに対応したリュックやバッグを使った方が安全でしょう。
▶重さの実測:約1,901グラム
本体 | 約1,901g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約567g |
15.6型のノートパソコンとしては標準的な重さですが、15.6型のクリエイター向けノートとして考えると、やや軽量です。
消費電力が大きいためか、ACアダプターはやや重めです。
▶インターフェイス
■右側面
① SDメモリカードリーダー(SDHC / SDXC / MSXC、UHS-I 対応)
② USB3.2 Gen1 (Type-A) ×2
▼SDカードを挿すと、かなりはみ出すので、挿しっぱなしにしておくのには向いていません。
■左側面
① ケンジントンロック
② LANポート
③ USB 2.0 (Type-A)
④ マイク入力端子
⑤ ヘッドフォン出力端子
■背面
背面(後ろ側)にもインターフェイスがあります。
① Mini Display Port端子 ×2
② HDMI 2.1端子(映像出力 : 4K / 60Hz)
③ USB3.2 Gen2 (Type-C)(DP Alt Mode対応)
④ 電源入力端子
背面にもインターフェイスがあり、インターフェイスは比較的充実しています。
ただし、USB Type-Cは背面にのみ搭載されています。
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―― 処理性能のチェック ――
パフォーマンスは高いので、液タブと組み合わせの漫画・イラスト作成はもちろん、動画編集などにも使えるスペックです。
また、性能的には3Dゲームも遊べますが、ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzなので、
FPS/TPSゲームを高いフレームレートで遊ぶのには向いていません。
※なお、以下で実施しているベンチマークテストは、Gaming Centerの動作モードを「ゲーミングモード」に設定して計測しました。
※[ターボモード]ボタンを押すと、ファンが常時フル回転するのですが、今回は[ターボモード]ボタンはOFFでベンチマークテストなどを行ないました。
▶CPU性能
■レビュー機のCPU
- AMD Ryzen 7 4800H
- 8コア / 16スレッド
- 2.9-4.2GHz
CINEBENCH R23
マルチコア | 11016 |
---|---|
シングルコア | 1260 |
■他CPUとの比較
Ryzen 7 4800H | |
---|---|
Core i7-10870H | 10310 |
Core i7-10750H | 7137 |
Core i7-1165G7 | 5321 |
Core i5-1135G7 | 4194 |
Core i5-1035G1 | 3795 |
※当サイトで計測した平均値。
※数字が大きいほど高パフォーマンスです。
ノートパソコン向けのCPUとしては、性能はかなり高いです。
CPUMark
スコア | 19175 |
---|
PassMarkでの同CPUの平均スコア19216※とほぼ同じくらいのスコアなので、CPUのパフォーマンスはしっかり出ていると言っていいでしょう。
※2021年8月18日現在の平均値
▶SSDのデータ転送速度
高速なNVMe対応PCIe3.0×4のSSDなので、データ転送速度はかなり速いです。
快適に作業できるでしょう。
ちなみにraytrek G5-Rは、カスタマイズで最大2TBまでSSD容量を増やして注文することもできます。
※部材などの状況によっては、カスタマイズができない場合もあるかもしれません。
SSD情報
PHISON(ファイソン)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶グラフィックス性能
ドスパラ raytrek G5-Rのグラフィックスは「NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti (4GB) GDDR6 + AMD Radeonグラフィックス」です。
3DMarkのスコア
Fire Strike | 6949 |
---|---|
Time Spy | 2946 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
最高品質(1920×1080) | 10679 すごく快適 |
---|
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
最高品質(1920×1080) | 8879 非常に快適 |
---|
ストリートファイターV ベンチマーク
解像度 | 平均フレームレート・結果 |
---|---|
1920×1080 | 60.00 FPS 快適 |
FF15(ファイナルファンタジーXV)
1920×1080 標準品質 | 4772 やや快適 |
---|
FF15など重い部類の3Dゲームでなければ、多くの3Dゲームを遊べるグラフィックス性能があります。
ただし、ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzなので、フレームレートを気にされるゲーマーの方には向きません。
―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
シャーシには、マグネシウム合金が使われていると思われ、質感がよいです。
天板は、raytrekの文字がペイントされているだけのシンプルデザイン。ビジネスシーンでも使いやすいルックスです。
▼バッテリーの取り外しができるようにはなっていないので、「バッテリー残量が少なくなってきたら予備バッテリーに付け替える」といったことはできません。
▼左:動作モード切り替えスイッチボタン、右:電源ボタン。
指紋認証には非対応です。
▶ドスパラ「raytrek G5-R」のレビューまとめ
「ドスパラ raytrek G5-R」のレビューのまとめです。
15.6型のクリエイター向けノートとしては、やや軽量です。
本体が約1.9kgで、ACアダプターが約567gなので、ACアダプターも入れると重くなりますが、15.6型ノート対応のPCリュックでなら十分持ち運べるでしょう(とはいえ、軽くはないですが)。
CPU性能・グラフィックス性能ともに高いですが、クリエイター向けノートとしてコスパも高いです。
価格を抑えつつも、しっかりクリエイティブな作業をこなせるノートパソコンをお探しの方にオススメです!
▶ ドスパラ raytrek G5-Rを公式サイトで見てみる
※raytrek G5-Rは販売終了になりました。
▼動画編集におすすめのノートパソコンは、以下の記事で詳しく解説・ご紹介していますので、ぜひご覧ください!
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