「Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9」実機レビュー!高解像度ノートを持ち運ぶならコレがいいかも?

レノボ Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のメイン画像

Core Ultra 7 258V メモリ32GB
最大1TB SSD Copilot+PC

レノボ「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9 (15.3型 Intel)」の実機レビューです。

レノボ Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9は、15.3型・2880×1800ドットのディスプレイを搭載し、重さは約1.53kgなので、

大きめディスプレイを搭載しつつも、持ち運びが現実的な重さなのがまず魅力です。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の外観 天板側

また、インテル Core Ultra 7 258Vの恩恵もあり、大きめで高解像度のディスプレイ搭載にも関わらず、バッテリー駆動時間も長めなので、

そういう意味でも、画面の大きなノートパソコンを持ち運びたい方に、ビビッと来そうな1台でしょう。

さらに、Core Ultra 7 258Vが内蔵している「Arc グラフィックス 140V」は、ライトな3Dゲームなら十分遊べる性能です。

▶ レノボ「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9 (15.3型 Intel)」を公式サイトで見てみる

今回は、メーカーからの貸出機を使ってレビューします。
※貸出機であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。

■Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のスペック

OS Windows 11 Home / Pro
ディスプレイ 15.3インチ 2.8K(解像度2880×1800)、タッチ対応、アスペクト比16:10、グレア(光沢)、120Hz、IPS液晶
CPU インテル Core Ultra 258V
メモリ 32GB
ストレージ SSD:512GB / 1TB
グラフィックス インテル Arc グラフィックス 140V
サイズ 約343.8×235.4×13.9(最薄部)mm
重さ 約1.53kg(公称値)
その他 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4

※カスタマイズ可能モデル選択できる項目を含みます。
※2025年1月24日現在、公式サイトで販売中のモデルのスペックです。

■今回のレビュー機のスペック

「インテル Core Ultra 7 258V、メモリ32GB、1TB SSD、インテル Arc グラフィックス 140V(製品番号:83HM001JJP、Model Name:Yoga Slim 7 15ILL9)」

なお、この記事は、

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

▶おすすめポイント・特徴

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のおすすめポイント・特徴:positiveNotes

ポイント

Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9は、Core Ultra 7 258Vを搭載。

Core Ultra シリーズ2では、CPUとメモリが統合されているなど、電力効率がよくなり、より長いバッテリー駆動時間が期待できます。

また、グラフィックス性能も高めなので、ライトな3Dゲームも遊べました。

その他、Copilot+ PCの要件を満たすNPUも内蔵されているので、Copilot+ PCだけが使えるAI機能が使える予定になっています。

※今回実機をチェックした時点では、Copilot+ PCのAI機能は、ライブキャプションのみ使用できました。それ以外の機能はWindowsアップデートがうまくいかなかったことが要因なのか、まだ使用できませんでした。今後のアップデートで使えるようになるかと思います。


ポイント

Aura Editionの機能は、レノボとインテルが共同で開発した機能とのこと。

「Aura Editionの機能を利用できる」ということで、製品名に「Aura Edition」が冠されているわけですね。

Aura Editionには、以下の3つの機能があります。

  • Smart Modes(スマートモード)
  • Smart Share(スマートシェア)
  • Smart Care(スマートケア)

それぞれ簡単に解説します。

スマートモードには、以下の5つのモード(機能)があり、シーンに合わせて選択して使えます。

  • シールドモード
  • 重要モード
  • コラボレーションモード
  • エコモード
  • ウェルネスモード

スマートモード

シールドモード

シールドモードは、セキュリティとプライバシーを強化する機能。

誰かが画面を覗き見しているのを検知すると警告を表示したり、誰か近くにきたのを検出すると、画面をぼかします。

重要モード

重要モードは、重要に作業に集中するためのアプリです。

機能をONにすると、タイマーがセットされたり、指定したウェブサイトへアクセスしようとするとブロックし、

「仕事していたはずが、いつの間にかYouTubeで動画を見てた!」みたいにならないようにする機能です。

コラボレーションモード

背景ぼかしなどオンラインミーティング向けの機能のようです。

(今回実際に試した限りでは低照度センサーのみしか利用できませんでした。)

エコモード

エコモードは、いわゆるパフォーマンス設定の機能です。

バッテリー駆動時の消費電力を抑えるのか、パフォーマンスを優先するのかなどを選べます。

ウェルネスモード

PC利用時に定期的に目を休めるよう促したり、姿勢が崩れたときに姿勢を正すよう注意してくれる機能。

スマートシェアは、スマートフォンのデータを簡単にPCへ転送できる機能。AndroidとiOSの両方に対応。

スマートシャア

スマートケアは、保証の確認や、レノボ・サポートに迅速にアクセスできる機能。

スマートケア


ポイント

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の重さ:実測

本体 約1,506g
ACアダプター+電源ケーブル 約313g

公称値は約1.53kgですが、実測は約1,506gでした。

重さ自体はそれほど軽くはないですが、15.3型ノートパソコンだと考えると、比較的軽量だと言っていいでしょう。

大きめのディスプレイ搭載のノートパソコンを持ち運びしたい方にもよさそうです。

ただ、ACアダプターは約313gあるので、ACアダプターの代わりに1ポートのPD充電器などを持ち運んだ方が、荷物を軽くできるでしょう。

(付属ACアダプターは65W出力なので、PD充電器も1ポートあたり65W以上を出力できる製品をおすすめします。)


ポイント

本体底面のスピーカー

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9は、「キーボード面」と「底面」にクアッドスピーカー(合計4つのスピーカー)を搭載。

▼キーボード面のスピーカーは、下写真の丸のあたりにあるようです。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のスピーカー

キーボード面にスピーカーがあるので音抜けがよく、底面スピーカーによる音の広がりもあります。ノートパソコンのスピーカーとしては、音はかなりよいです。

音質は、点数にすると100点満点中:75点くらいです。

※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。


ポイント

■バッテリー駆動時間

JEITA Ver.3.0測定法 約13.7時間の動画再生
※メーカー公称値
YouTubeを再生 約14時間31分
  • 電源モードの設定:バランス
  • Lenovo Vantageのパフォーマンス設定:バランス
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:50
計測項目についての詳細はここをタップ(クリック)

■「YouTubeを再生」のバッテリー駆動時間 計測条件

  • WebブラウザでYouTubeを再生(Webブラウザは全画面表示。動画自体は全画面表示にはしない)。PC側の音量設定は10

大きめの15.3型で、さらに2880×1800ドットの高解像度ディスプレイを搭載していることを考えると、なかなか優秀なバッテリー駆動時間です。

省電力性に優れるCore Ultra 7 258Vや、70,000mWhの大容量バッテリーを搭載していることが効いていそうです。

バッテリーをいたわるユーティリティー

ノートPCのバッテリーを長持ちさせるには、100%まで充電せず、バッテリーの充電を80%程度までに抑えた方がよいと言われます。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9には、バッテリーの保全モードが備わっており、ONにすれば、充電を80%で停止してくれます。

バッテリーの保全モード


ポイント

ディスプレイ

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のディスプレイは、

  • 大きめ15.3インチ
  • 解像度2880×1800ドット
  • タッチ対応
  • リフレッシュレート120Hz
  • DCI-P3カバー率99%(公称値は100%)

と、クリエイティブで求められる要素もしっかりカバーした高クオリティなディスプレイです。

タッチ対応ディスプレイなので、ディスプレイにさわっての操作もできます。


ポイント

カスタマイズ可能

一部モデルは、OS、ストレージなどのカスタマイズが可能でした。

※製品一覧ページで[カスタマイズする]のボタンが表示されている製品がカスタマイズ可能モデルです。

※製品番号によってカスタマイズ可能項目が異なる可能性があります。

※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になることがあるかもしれません。


▶デメリット・注意点

デメリット・注意点など:negativeNotes

注意点 BackSpaceキーなどが小さめ

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のキーボード

▲タップ・クリックで拡大

キーボード右側は、BackSpaceキーが小さめですし、Enterキーもやや細いです。

キーボードについてさらに詳しくは、キーボードの項目をご覧ください。


注意点 グレア(光沢)ディスプレイなので、映り込みしやすい

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のディスプレイは、グレア(光沢)ディスプレイなので、非光沢ディスプレイと比べると映り込みしやすいです。

ディスプレイの光の映り込み具合

正面から見る分には、映り込みはあまり気になりませんでしたが、横からディスプレイを見ると、映り込みが見えやすいです。

また、WordやExcelなど背景が白いアプリを使うときは、あまり気にならないと思いますが、
背景がダークカラーのアプリを使うときは、映り込みが気になることもあるかもしれません。


注意点 SDカードリーダーは非搭載

SDカードリーダーは非搭載なので、SDカードを使いたい方はご注意を。

SDカードを読み込むには、SDカードリーダーが別途必要です。


▶その他、ひとこと

その他、ひとこと

その他 出荷製品は日本語キーボードです

メーカーページには英語キーボードの製品写真が載っていますが、出荷製品は日本語キーボード搭載です。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のキーボード

▲出荷製品はこのキーボード(タップ・クリックで拡大)


▶ レノボ「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9 (15.3型 Intel)」を公式サイトで見てみる

▶外観

天板と右パームレストに、金属のロゴが入っており、わりとカッコいい外観です。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の外観 天板側

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の天板ロゴのアップ

パームレストのアップ

正面側から見ると、キーボードの一部にくっついているように見えるキーがあるので、そこで美しさ的にはマイナスになっていると感じます。

レノボ Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の外観。斜め上から

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の底面

―― Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の使いやすさチェック ――

▶キーボード

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のキーボード

▲タップ・クリックで拡大

キーストローク(キーが沈み込む距離)は、約1.5ミリ。

打ちはじめが少し硬めのタイピング感です。キーストローク(キーが沈み込む深さ)は、浅すぎることなく、ほどほどの打鍵感があります。

たわんでいるかどうか、確認すると若干たわむのは見て取れますが、タイピング中に気になる程はたわまず、剛性は十分でしょう。

▼キーボード右側は、BackSpaceキーが小さめで、Enterキーもやや細めです。

キーボードの右側

▼キーボード左側は、[Ctrl]や[半角/全角]など、端のほうにありながらも使用頻度の高いキーが小さくなっていないのは嬉しいポイントです。

キーボードの左側

▼キートップ(キーの表面)には、ゆるやかな凹みがあります。

キートップのアップ画像

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

キーの中心が指先でわかりやすくなり、指先の力も逃げにくくなるので、タイピングしやすいキートップです。

ファンクションキー(F1~F12キー)は、Fn+Escキーでファンクションロック(本来Fnキーを押す必要がある機能を、Fnキーを押さずに使えるようにする)できます。

好みに応じて設定するとよいでしょう。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のFキー

キーピッチなど

▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、一般的には19mmがタイピングしやすいと言われますが、一部のキーを除いて、19mm以上のキーピッチがありそうです。

キーピッチ

▼やや大きめの15.3型のノートPCなのでパームレストは広いです。

パームレストに手をのせたところ

▼わりとボディが薄いので、手も置きやすいです。

パームレストに手をのせたところ:横から

キーボードバックライト

キーボードバックライトも搭載されています。Fn+スペースキーの操作で、自動、低、高、OFFを切り替えできます。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のキーボード・バックライト

タッチパッド

クリックボタン一体型のタッチパッドです。

タッチパッド

タッチパッドは、右手が大きく乗ってしまうほど大きくはないので、右手の母指球(以下参照)で誤って押してしまうことはあまりありませんでした。

母指球部

なお、Fn+MキーでタッチパッドのON・OFF(有効・無効)を切り替えできます。

キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを確実に防止したいときに便利です。

また、Lenovo Vantage ⇒ デバイス設定 ⇒ 入力からもON・OFFを切り替え可能です。

▶表面温度

▼3Dゲームをプレイした場合を想定して、ファイナルファンタジー14のベンチマークを30分ループ再生した後の表面温度が以下です。

ゲームプレイ30分後の表面温度

キーボードで特に熱くなっている部分でも40℃に達していないので、とくに問題はないでしょう。

▶スピーカー

スピーカーについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「スピーカー」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶ディスプレイ

■ディスプレイの詳細

ディスプレイサイズ等 15.3型 タッチ対応、グレア(光沢)、IPS液晶
解像度 2.8K(2880×1800ドット)
リフレッシュレート 120Hz
アスペクト比(縦横比) 16:10

ディスプレイのアスペクト比(縦横比)は16:10で、従来よくあった16:9のディスプレイよりも縦長です。

縦に長く表示できるため、ウェブやSNSなどが閲覧しやすいです。

解像度2880×1800ドットは、フルHD(1920×1080ドット)の2.5倍のドット数で、フルHDディスプレイよりも断然精細な映像表示が可能ですよ。

タッチ対応なので、タッチでの操作もできます。

ディスプレイにタッチしているところ(タッチ対応ディスプレイ)

視野角

ディスプレイは、角度をつけて見ても少し暗く見える程度で、視野角自体は広いです。

ただし、グレア(光沢)ディスプレイなので、角度を付けて見ると映り込みは気になりやすくなります。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のディスプレイ正面

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ
 

▼ディスプレイはほぼ180度開くので、商談やプレゼンで他の人に画面を見せたいときなど使い勝手がよいでしょう。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のディスプレイを開けるところまで開いたところ

Eyesafe認定Low blue lightディスプレイ

レノボ Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のディスプレイは、目の負担を軽減するブルーライト低減ディスプレイです。

・色域

色域

■カバー率

sRGB 100%
DCI-P3 99%
Adobe RGB 89%

※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。

当サイトで計測したところ、sRGBカバー率100%、DCI-P3カバー率99%でした。

DCI-P3カバー率がほぼ100%ですし、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては、かなり広めの色域をカバーしています。

なおメーカー公称では、Delta E<1、100% P3、100% sRGBとのことです。

▶インターフェイス

右側面

右側面

電子式プライバシーシャッターボタン

電源ボタン

Thunderbolt 4(Type-C)(USB PDと映像出力に対応)

USB 3.2 Gen 1(Type-A)

左側面

左側面

HDMI出力端子

Thunderbolt 4(Type-C)(USB PDと映像出力に対応)

マイクロホン / ヘッドホンコンボジャック

インターフェイスは多いわけではありませんが、左右両方にThunderbolt 4があるのはいいですね。

ただし、ACアダプターで充電するときも、Thunderbolt 4を使う必要があるので、充電中はThunderbolt 4端子が残り1つになる点に注意が必要です。

インターフェイスが奥側にあるので、ケーブル類が邪魔になりにくい配慮がされているのもポイントです。

▶テレワークやWeb会議に役立つ機能

・プライバシーを保護するWebカメラ

フルHD画質(1080p)のIRカメラを搭載。
Webカメラ

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のWebカメラには、電子式プライバシーシャッターが搭載されています。

本体右側面の電子式プライバシーシャッタースイッチでカメラのON・OFFができます。

カメラスイッチ

電子式プライバシーシャッターを有効にすると、カメラがカバーで隠れるわけではありませんが、カメラを起動しても何も映りません。

オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合などに便利です。

ただし、電子式よりも物理的にカメラを隠すシャッターの方が、安心感は高いですね。

▼実際に、Windowsのカメラアプリで撮影した写真が以下。

▲Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のWebカメラで撮影

▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けWebカメラで撮影した写真。

▲ELECOM製の外付けWebカメラで撮影(比較用)

どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。

上記の外付けWebカメラよりも、Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のカメラもフルHDカメラなので、おおむね十分な画質かと思います。

オンラインミーティングで役立つキー操作

オンラインミーティングで役立つ以下のキー操作も利用可能です。

  • F4キー:マイクミュート

マイクOFF時は、F4キーのランプが点灯するので、マイクがOFFになっているのがわかりやすいです。

▶バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間については、おすすめポイント・特徴:「バッテリー駆動時間」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

静音性チェック時の騒音計の位置

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。

■静音性のチェック結果

YouTube再生時(バッテリー駆動) とても静か
※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない
パフォーマンス設定:「モード:共通、電源モード:バッテリー節約」でのベンチマークテスト時 最大35db程度
パフォーマンス設定:「モード:ゲーム、電源モード:パフォーマンス」でのベンチマークテスト時 最大38db程度

※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※ベンチマークテストは、今回は、「ファイナルファンタジー14黄金のレガシー ベンチマーク」を使用しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

■「モード:共通、電源モード:バッテリー節約」でベンチマークテストを行った場合

ファン音は少し聞こえますが、うるさいというほどではありません。

■「モード:ゲーム、電源モード:パフォーマンス」でベンチマークテストを行った場合

ベンチマークテスト時は、多少ファン音はします。人によっては気になるかも?くらいの大きさで、うるさいかどうかは微妙なところ。

というわけで、基本的には動作音は静かです。

静音モードなどはありませんが、ファン音が気になる場合は、電源モードの方をいじってみるとよいでしょう。

ACアダプターに接続していても、電源モード:バッテリー節約を選べば、ファンの回転数が下がります。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

A4用紙とLenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の大きさの比較

▲A4用紙とのサイズ比較

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9を折りたたんだ様子:斜め上から

A4サイズ 297×210mm
Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9 約343.8×235.4×13.9(最薄部)mm

15.3型ノートなので、幅×奥行きはA4サイズよりもわりと大きいです。

▶重さの実測:約1,506gグラム

レノボ「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9 (15.3型 Intel)」を公式サイトで見てみる
 

―― Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の処理性能チェック ――

つづいて、Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のCPUやグラフィックスの処理性能や、3DゲームのFPS数などをチェックしていきます。

■レビュー機のスペック

CPU インテル Core Ultra 7 258V
メモリ 32GB
ストレージ 1TB SSD(NVMe)
グラフィックス インテル Arc グラフィックス 140V

※なお、今回実施したベンチマークテストは、Lenovo Vantage内のモード設定を「ゲーム」にして計測しました。

パフォーマンス設定

処理性能の概要

処理性能は高いので、液タブと組み合わせの漫画・イラスト作成はもちろん、動画編集などにも使えるスペックです。

OLEDではなく液晶ディスプレイにもかかわらず、DCI-P3カバー率が99%なので、クリエイティブ作業に使うのにも良さそうです。

また、性能的にはライトな3Dゲームも遊べます。

▶CPU性能:Core Ultra 7 258V

■レビュー機のCPU

  • インテル Core Ultra 7 258V
  • 8コア(Pコア×4、低消費電力Eコア×4) / 8スレッド
  • Pコア:最大周波数4.8GHz、低消費電力Eコア:最大周波数 3.7GHz

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のCPU-Z情報

Core Ultra シリーズ2はハイパースレッディングに対応していない

なお、Core Ultra シリーズ1までは、Pコアは1コア / 2スレッドでしたが、
Core Ultra シリーズ2では、Pコアも1コア / 1スレッドとなっています(つまり、ハイパースレッディングに対応していません)。

その代わりに、1スレッドあたりの性能を上げることで、性能低下を防いでいます。

ハイパースレッディングに対応しないことで、電力効率がよくなっているそうです。

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のCINEBENCH R23スコア

マルチコア 10510
シングルコア 1847

■他の薄型ノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較

Core Ultra 7 155H 12636
Core Ultra 7 258V
(レビュー機)
10510
Core i7-1360P 8431
Core i7-1260P 8314
Ryzen 5 7530U 7865
Core i5-1240P 7597
Ryzen 5 5500U 7346
Core Ultra 7 155U 7259
Core i7-1355U 6839
Core i7-1255U 6673
Ryzen 5 4500U 6210
Core i5-1235U 5844
Core i7-1165G7 5077
Core i7-1160G7 4636
Core i5-1135G7 4420
Core i5-10210U 4051
Core i5-1035G1 3474
Pentium Silver N6000 1993
Celeron N5100 1471
  • 当サイトで計測したスコアです。
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。
  • CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。

ゲーミングやクリエイターノート向けの「Coreプロセッサー Hシリーズ」などを除いたCPUの中では、高い性能です。

いろいろな用途で快適に使えるでしょう。

CINEBENCH 2024

CINEBENCH 2024は、「GPU(グラフィックス)」と「CPU」の性能を計測できるベンチマークソフトです。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のCINEBENCH 2024スコア

GPU 計測不可
CPU(マルチコア) 637
CPU(シングルコア) 121
CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のPassMark CPU Markスコア:22604

マルチスレッド 22604
シングルスレッド 4449

PassMarkでの同CPU(Core Ultra 7 258V)の平均スコア19589よりも高いスコアでした。

※2025年1月10日現在の平均値

CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。

▶グラフィックス性能:インテル Arc グラフィックス 140V

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のグラフィックスは「インテル Arc グラフィックス 140V」です。

・3Dゲームのベンチマーク・FPS数

3DMark ベンチマークスコア

3DMark

Fire Strikeスコア 8420
Time Spyスコア 4301
Speed Wayスコア 671

総合スコアを掲載しています。

ストリートファイター6 ベンチマーク

ストリートファイター6

解像度・クオリティ スコア・結果
1920×1080 LOW 100:快適にプレイできます
1920×1080 NORMAL 50:設定変更が必要です

※グラフィックス・セッティングは、高画質順にHIGHEST > HIGH > NORMAL > LOW > LOWESTがあります。

FF14(ファイナルファンタジーXIV)黄金のレガシー ベンチマーク

FF14 黄金のレガシー ベンチマーク

標準品質 1920×1080 9708 快適
最高品質 1920×1080 4749 普通

※グラフィックス設定は、最高品質以外は「ノートPC」向けの設定にて計測。
・評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。

FF15(ファイナルファンタジーXV)ベンチマーク

ファイナルファンタジーXV(FF15)

標準品質 1920×1080 4321 普通

評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の8段階に分かれます。

ドラゴンクエストXオンライン ベンチマーク
最高品質 1920×1080 19751 すごく快適

評価は、スコアによって「すごく快適 > とても快適 > 快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の7段階に分かれます。

・各ゲームのFPS数

ELDEN RING(エルデンリング)

ELDEN RING(エルデンリング)

解像度・グラフィック設定
平均FPS
1920×1200 / 低 59.8 FPS
1920×1200 / 中 56.8 FPS
1920×1200 / 高 54.6 FPS
1920×1200 / 最高 41.5 FPS
  • グラフィックの設定はプリセットを使用。

エルデンリングはフレームレートの上限が60FPSなので、低~中あたりなら普通に遊べそうです。

モンスターハンターライズ

モンスターハンターライズ

解像度・グラフィック設定
平均FPS
1920×1200 / 低 152.4 FPS
1920×1200 / 中 125.6 FPS
1920×1200 / 高 65.1 FPS
APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)

エーペックスレジェンズ

解像度・ビデオ設定
平均FPS
1920×1200 / 低 100.5 FPS
1920×1200 / 中 94.5 FPS
1920×1200 / 高 77.9 FPS
  • ※最大フレームレートを300FPSに設定し、チュートリアル完了までのFPSを計測。
  • ※以下の設定を低・中・高として計測しています。
APEX LEGENDSのビデオ設定はここをタップ(クリック)

■低

エーペックスレジェンズの設定:低

■中

エーペックスレジェンズの設定:中

■高

エーペックスレジェンズの設定:高

 

PUBG:Battlegrounds

PUBG:Battlegrounds

解像度・グラフィック設定
平均FPS
1920×1200 / 低 57.1 FPS
1920×1200 / 中 56.2 FPS
1920×1200 / 高 55.4 FPS
1920×1200 / ウルトラ 41.3 FPS
  • チュートリアル完了までのFPSを計測。
  • レンダリングスケール:100
  • グラフィック設定は「全体的なグラフィックの品質」の設定です。
Fortnite(フォートナイト)

Fortnite(フォートナイト)

解像度・クオリティプリセット
平均FPS
1920×1200 / 低 85.5 FPS
1920×1200 / 中 67.2 FPS
1920×1200 / 高 45.9 FPS
1920×1200 / 最高 35.3 FPS
  • チャプター6シーズン1、バトルロイヤル(ソロ)、レンダリングモード:DirectX 12にて計測
その他のゲームについて

「ヴァロラント」や「レインボーシックスシージ」は、比較的ライトな3Dゲームのため、ある程度高FPSでプレイできると思いますので、今回は計測を省略しました。

グラフィックス性能についての総評

というわけで、GeForce RTXなどのグラフィックスは搭載していませんが、

ある程度3Dゲームを遊べるグラフィックス性能があります。

薄型モバイルノートでここまで3Dゲームを遊べることに、CPUに内蔵されているグラフィックスの進化を感じます。

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

高速なPCIe4.0 x4 SSDです。フォルダ間でのデータコピーなどがより早くおこなえるなど、快適に使えるでしょう。

SSD情報

SSD情報

Samsung(サムスン)製のSSDを搭載していました。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

▶付属品など

付属品一式です。

Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の付属品

  • ACアダプター
  • 電源ケーブル
  • 購入証明書(箱に貼り付けてあります)
  • 簡易マニュアル
  • 安全上の注意と保証についての手引き
  • サポートのしおり

などが付属。

※付属品は変更になることがあるかもしれません。

▶Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9のレビューまとめ

「Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9」のレビューまとめです。

レノボLenovo Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9の外観 見映え

  • 高解像度でハイクオリティな液晶
  • Core Ultra 7 258Vによるバッテリー駆動時間の長さ
  • 豊富な機能

など、レベルの高いノートパソコンなのは間違いないところでしょう。

有機ELではないにもかかわらず、公称値DCI-P3カバー率100%の液晶のクオリティは素晴らしいです。

グレア(光沢)ディスプレイなのは気になる点ですが、

高解像度で大きめの15.3型ディスプレイを搭載しつつも、比較的バッテリー駆動時間も長いです。

さらに、重さも約1.53kgで、持ち運びも現実的な重さなので、

「画面が大きく、高解像度で作業しやすいディスプレイ」搭載のノートPCを、持ち運びたい方によさそうです。

ただ、20万円を超える価格のノートパソコンなので、BackSpaceキーが小さめな点などは、残念だと感じる点ではあります。

BackSpaceキーが小さめな点と、グレアディスプレイな点あたりが気にならなければ、購入候補に入れてもいいんじゃないかと思います。

▶ レノボ「Yoga Slim 7i Aura Edition Gen 9 (15.3型 Intel)」を公式サイトで見てみる

 

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