レノボ「ThinkBook 13x Gen 4」実機レビュー!コンパクトボディに高解像度ディスプレイが魅力のモバイルノート
Core Ultra 5 / Ultra 9 | メモリ16~32GB |
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最大1TB SSD | 2.8K液晶 |
「レノボ ThinkBook 13x Gen 4 (13.5型 Intel)」の実機レビューです。
ThinkBook 13x Gen 4は、2.8K(2880×1920ドット)の高解像度液晶ディスプレイを搭載したモバイルノートパソコン。
コンパクトなボディでありつつも、Core Ultra 5 125HまたはCore Ultra 9 185H 搭載で、CPUパワーもあります。
▶ レノボ ThinkBook 13x Gen 4 (13.5型 Intel)を公式サイトで見てみる
今回は、メーカーからの提供品を使ってレビューします。
※提供品であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。
■ThinkBook 13x Gen 4のスペック
OS | Windows 11 Home / Pro |
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ディスプレイ |
13.5インチ 2.8K(解像度2880×1920)、アスペクト比3:2、120Hz、ブルーライト軽減、IPS液晶 ・タッチ非対応:ノングレア(非光沢) ・タッチ対応:グレア(光沢) |
CPU | インテル Core Ultra 5 125H / Core Ultra 9 185H |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | SSD:512GB / 1TB |
グラフィックス | インテル Arc グラフィックス |
サイズ | 約292.9×205×12.9mm(構成により異なる) |
重さ | 約1.17kg(公称値) |
その他 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
※カスタマイズで選択できる項目を含みます。
※2025年1月27日現在、公式サイトで販売中のモデルのスペックです。
■今回のレビュー機のスペック
「インテル Core Ultra 5 125H、メモリ16GB、512GB SSD、インテル Arc グラフィックス、2.8Kタッチ非対応ディスプレイ(製品番号:21KR0009JP)」
なお、この記事は、
という構成になっています。
冒頭の「おすすめポイント・特徴」と「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。
目次

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HシリーズのCore Ultra 5またはCore Ultra 9搭載 |
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▼搭載プロセッサーは以下のとおり。
- Core Ultra 5 125H
- Core Ultra 9 185H
コンパクトボディながらもCPUパワーもあり、メインPCとしてシッカリ使える性能です。
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高解像度・アスペクト比3:2のディスプレイ! |
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ThinkBook 13x Gen 4のディスプレイは、
- 13.5インチ
- 解像度2880×1920ドット
- アスペクト比(縦横比)3:2
- リフレッシュレート120Hz
- タッチ対応ディスプレイも選択可(カスタマイズ対応モデルのみ)
といった仕様で、コンパクトでも高解像度ディスプレイを搭載したノートパソコンをお探しの方によさそうです。
ただし、タッチ対応ディスプレイ搭載時はグレア(光沢)ディスプレイになりますので、その点はご注意を。
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液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバー |
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■カバー率
sRGB | 98% |
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DCI-P3 | 73% |
Adobe RGB | 73% |
※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。
※タッチ非対応ディスプレイ搭載モデルの結果です。タッチ対応ディスプレイ搭載モデルも同程度の色域なのかは不明です。
sRGBカバー率が100%に近く、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。
ThinkBook 13x Gen 4の用途を考えると、多くの方には十分な色域をカバーしたディスプレイと言えるでしょう。
なおメーカー公称では、100%sRGBとのことです。
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持ち運びしやすいコンパクトボディ |
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ThinkBook 13x Gen 4は、ディスプレイサイズが13.5型で、
さらにアスペクト比(縦横比)が3:2で、16:10よりも少し縦長な分、横幅はコンパクトです。
ディスプレイサイズのイメージ以上にコンパクトに感じました。
▲セミB5ノート(大学ノート)とのサイズ比較
セミB5ノート(大学ノート) | 252×179mm |
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A4サイズ | 297×210mm |
ThinkBook 13x Gen 4 | 約292.9×205×12.9mm(構成により異なる) |
幅×奥行きがA4サイズよりも小さいので、コンパクトで持ち運びしやすいです。
A4対応の標準的なビジネスバッグにも、ラクラク入りました。
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クアッドスピーカー搭載!音がいい! |
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ThinkBook 13x Gen 4は、クアッドスピーカー(4つのスピーカー)を搭載。
▼キーボード面のスピーカーは、◯の位置あたりにあるようです。
クアッドスピーカー搭載ということで、やはりノートパソコンのスピーカーとしては音はよいですね。
なお、パームレストにHarman Kardonのロゴが入っています。
音質は、点数にすると100点満点中:75点くらいです。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。
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一部モデルは、カスタマイズ注文も可能 |
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一部モデルは、OS、CPU、ストレージ、タッチ対応ディスプレイの選択などのカスタマイズが可能。好みに応じた仕様にできます。
※製品一覧ページで[カスタマイズする]のボタンが表示されている製品がカスタマイズ可能モデルです。
※製品番号によってカスタマイズ可能項目が異なる可能性があります。
※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になることがあるかもしれません。

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タッチパネルを選択した場合は、グレア(光沢)ディスプレイになります |
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ThinkBook 13x Gen 4は、タッチ対応ディスプレイ搭載時のみ、グレア(光沢)ディスプレイになります。
グレアは、ノングレアよりも光などが映り込みしやすいです。
※2025年1月27日現在では、ThinkBook 13x Gen 4の一部モデルがタッチ対応ディスプレイ搭載。また、カスタマイズ対応モデルで、タッチ対応ディスプレイを選択可能。
▼ちなみに、今回のレビュー機はタッチ非対応なので、ノングレア・ディスプレイです。
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USB Type-AやHDMI端子はナシ |
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右側面
- ①Thunderbolt 4 / USB4(USB PDと映像出力に対応)
- ②電子式プライバシーシャッター
- ③電源ボタン
- ④Thunderbolt 4 / USB4(USB PDと映像出力に対応)
左側面
- ①Thunderbolt 4 / USB4(USB PDと映像出力に対応)
- ②マイクロホン / ヘッドホン・コンボ・ジャック
Thunderbolt 4が3つ搭載されているのはよいところですが、USB Type-AやHDMI端子がないのは注意点でしょう。
また、SDカードリーダーも非搭載なので、SDカードを読み込むには、SDカードリーダーが別途必要です。

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出荷製品は日本語キーボードです |
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メーカーページには英語キーボードの製品写真が載っていますが、出荷製品は日本語キーボード搭載です。
▲出荷製品はこのキーボード(タップ・クリックで拡大)
▶ レノボ ThinkBook 13x Gen 4 (13.5型 Intel)を公式サイトで見てみる
▶外観
レノボ「ThinkBook 13x Gen 4」のボディカラーは、
- シーシェル
- ルナグレー
の2色展開です。
今回のレビュー機は「ルナグレー」です。
細かい装飾にコストをかけている印象で、なかなかカッコイイ外観です。
天板のデュアル・トーンに目が行きがちですが、ThinkBookの文字はペイントではなく、金属のプレートが埋め込まれており、そこもデザイン的には大きいです。
天板とパームレストに入っているLenovoロゴの金属プレートも、デザイン性を高めています。
―― ThinkBook 13x Gen 4の使いやすさチェック ――
▶キーボード
▲タップ・クリックで拡大
打ちはじめが少し硬めのタイピング感です。キーストローク(キーが沈み込む深さ)は、やや浅めです。
▼キーボード右側は、Enterキーが大きめで、Backspaceキーも小さくなっていないのがよいですね。
▼キーボード左側は、[Ctrl]や[半角/全角]など、端のほうにありながらも使用頻度の高いキーが小さくなっていないのは嬉しいポイントです。
▼キートップ(キーの表面)はほぼフラット。少し凹みがあればよかったです。
ファンクションキー(F1~F12キー)は、Fn+Escキーでファンクションロック(本来Fnキーを押す必要がある機能を、Fnキーを押さずに使えるようにする)できます。
好みに応じて設定するとよいでしょう。
キーピッチなど
▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、一般的には19mmがタイピングしやすいと言われますが、ThinkBook 13x Gen 4は19ミリよりも少し広いキーピッチがありそうです。
ThinkBook 13x Gen 4はアスペクト比3:2なので、一般的なノートPCよりも奥行きが広いです。
そのため、パームレストの広さは意外と十分です。
▼薄型ノートパソコンなので、デスクとパームレストの段差は小さめです。
キーボードバックライト
キーボードのバックライトは、Fn+スペースキーの操作をするたびに、以下のように切り替わります。
- 自動
- 低
- 高
- オフ
オートにしておくと、何も操作せずに30秒ほどたつと、バックライトが自動で消えます。
タッチパッド
クリックボタン一体型のタッチパッドです。
タッチパッドは大きめに見えるかもしれませんが、タッチパッドを右手の母指球(以下参照)で誤って押してしまうほど、大きく右手が乗ってしまうほどの大きさではありません。
そのため、右手がタッチパッドに乗ってしまうことによる誤操作は起きにくいと思います。
なお、Fn+MキーでタッチパッドのON・OFF(有効・無効)を切り替えできます。
キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを確実に防止したいときに便利です。
▶表面温度
▼まず、YouTubeを30分再生後の表面温度が以下です。
ボディが薄いので、YouTube再生程度でも少し熱をもってしまいますが、それでもキーボードの特に熱くなっているキーでも35℃程度なので、問題はないでしょう。
▼つづいて、3Dゲームをプレイした場合を想定して、
ファイナルファンタジー14のベンチマークを30分ループ再生した後の表面温度が以下です。
キーボードで一番熱くなっているのは、数字の6、7、8あたりのキーで、そこは42℃くらいになっています。
これくらいだと、触っても「熱い!」というほどではなく、少し温かい程度です。
ですが、ずっと触りっぱなしはキツイかもしれないですね。
もし、熱くなりやすいキー周辺を多用するゲームをするのであれば、コントローラーで遊んだほうがいいかもしれません。
▶スピーカー
スピーカーについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「スピーカー」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶ディスプレイ
■ディスプレイの詳細
ディスプレイサイズ等 | 13.5型 IPS液晶 |
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解像度 | 2.8K(2880×1920ドット) |
リフレッシュレート | 最大120Hz |
アスペクト比(縦横比) | 3:2 |
※ThinkBook 13x Gen 4のディスプレイは2.8K(2880×1920ドット)で、タッチ非対応とタッチ対応の2種類があります。
今回のレビュー機は、タッチ非対応ディスプレイです。
なお、タッチ対応の場合はグレア(光沢)ディスプレイとなります。
ディスプレイのアスペクト比(縦横比)は3:2で、従来よくあった16:9のディスプレイよりも縦長です。
縦に長く表示できるため、ウェブやSNSなどが閲覧しやすいです。
解像度は2880×1920ドットで、フルHD(1920×1080ドット)の約2.67倍のドット数。フルHDディスプレイよりも断然精細な映像表示が可能です。
視野角
ディスプレイは、角度をつけて見てもほとんど暗く見えたりせず、視野角は広いです。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約134度開きます。
縦の視野角は広いので、対面の人に画面を見せるなどの使い方をしないなら、これくらい開けば十分でしょう。
Eyesafe認定の低ブルーライトディスプレイ
ThinkBook 13x Gen 4のディスプレイは、目の負担を軽減するブルーライト低減ディスプレイです。
・色域
色域については、冒頭のおすすめポイント・特徴:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶インターフェイス
インターフェイスについては、冒頭の注意点:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶テレワークやWeb会議に役立つ機能
・プライバシーを保護するWebカメラ
フルHD画質のIRカメラを搭載。
Lenovo Vantage内にある「存在検知」の設定で、PCから離れるとロックをかける自動スクリーン・ロック・タイマーや、逆にPCの前に行くと自動でロックを解除する機能も利用できます。
ThinkBook 13x Gen 4のWebカメラには、電子式プライバシーシャッターが搭載されています。
▲下側がシャッターを閉じた状態
本体右側面の電子式プライバシーシャッターの操作で、カメラのON・OFFができます。
カメラ起動中に電子式プライバシーシャッターを入れると、カメラに何も映らなくなりました。
オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合などに便利です。
ただ、電子式よりも物理的なシャッターの方が、安心感は上だと感じました。
▼実際に、Windowsのカメラアプリで撮影した写真が以下。
▲ThinkBook 13x Gen 4のWebカメラで撮影(タップorクリックで拡大)
▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けWebカメラで撮影した写真。
▲ELECOM製の外付けWebカメラで撮影(比較用。タップorクリックで拡大)
どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。
上記の外付けWebカメラよりも、ThinkBook 13x Gen 4のカメラの方が少し暗い気もしますが、色味は自然なので画質にこだわらなければ、とくに問題はないでしょう。
Windowsスタジオ エフェクト
ThinkBook 13x Gen 4は、NPU(Neural Processing Unit)内蔵の「インテル Core Ultraプロセッサー」搭載なので、Windowsスタジオ エフェクトを利用できます。
■Windowsスタジオ エフェクトの機能
- 自動フレーミング…顔が正面にくるように、自動でズーム&トリミング
- アイ コンタクト…カメラを真っ直ぐ見ているように目線を自動調整
- 背景の効果…背景ぼかし などの効果
Windowsスタジオ エフェクトの処理をNPUが担当することで、CPUにあまり負荷をかけずに背景ぼかしなどの処理ができます。
なお、Windowsスタジオ エフェクトは、クイック設定(画面右下の「ネットワーク、音量、バッテリー」が表示されている箇所をクリック)の「スタジオ効果」から設定できます。
オンラインミーティングで役立つキー操作
オンラインミーティングで役立つ以下のキー操作も利用可能です。
- F4キー:マイクミュート
マイクOFF時は、F4キーのランプが点灯するので、マイクがOFFになっているのがわかりやすいです。
▶その他の機能
指紋認証対応の電源ボタン
▼電源ボタンは、指紋認証に対応しています。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間
JEITA Ver.3.0測定法 | 約12.1時間の動画再生 ※Core Ultra 5 125H搭載モデルのメーカー公称値 |
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YouTubeを再生 | 約8時間41分 |
30分で充電できたバッテリー量 ※付属ACアダプターを使用 |
約40% |
- 電源モードの設定:バランス
- Lenovo Vantageのパフォーマンス設定:共通モード
- バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
- ディスプレイの明るさ:50
※上記は、タッチ非対応ディスプレイ搭載時の計測結果です。タッチ対応ディスプレイ搭載時は、上記よりもバッテリー駆動時間は短くなると思われます。
YouTube再生は、比較的負荷の小さい作業なので、そう考えるとロングバッテリーというほどではありませんが、
2880×1920ドットの高解像度ディスプレイを搭載していることを考えると、悪くないバッテリー駆動時間だと思います。
バッテリーをいたわる保全モード
ノートPCのバッテリーを長持ちさせるには、100%まで充電せず、バッテリーの充電を80%程度までに抑えた方がよいと言われます。
ThinkBook 13x Gen 4にはバッテリーの寿命を延ばす「保全モード」が搭載されており、
「保全モード」がONだと充電を80%までに制限し、バッテリーの劣化を軽減します。
バッテリー寿命を重視するなら80%充電を。
外出に備えてフル充電しておきたい場合は、「保全モード」がOFFにして100%まで充電するとよいでしょう。
・USB PD充電器からの充電
ちなみに、ThinkBook 13x Gen 4に電源コネクタはなく、付属のACアダプターもThunderbolt 4端子につないで使います。
ですので、PD充電器のワット数が足りていれば、PD充電でも充電が可能です。
今回のレビュー機の付属ACアダプターは最大65ワット出力でしたので、もしPD充電器を調達されるなら、65ワット出力以上のものを選ぶと無難でしょう。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。
■静音性のチェック結果
YouTube再生時(バッテリー駆動) |
とても静か ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
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パフォーマンス設定:「ゲームモード」でのベンチマークテスト時 | 最大37.5db程度 |
※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※ベンチマークテストは、今回は「ファイナルファンタジー14黄金のレガシー ベンチマーク」を使用しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。
■「ゲームモード」でベンチマークテストを行った場合
ベンチマークテスト時は、すごくうるさいという程ではないですが、多少ファン音は聞こえます。
なお、電源モードで「バッテリー節約機能」を選択すれば、(バッテリー駆動の場合でも、電源に接続時でも)ファン音が小さくなるので、
ファン音を抑えたいケースでは、電源モードの切り替えなどで対応するとよいです。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
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うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
サイズについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「サイズ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶重さの実測:約1,179グラム
本体 | 約1,179g |
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ACアダプター+電源ケーブル | 約173g |
公称値は約1.17kgですが、実測は約1,179gでした。
まずまず軽量といったところで、比較的持ち運びしやすい重さだと言ってよいでしょう。
⇒ 「レノボ ThinkBook 13x Gen 4 (13.5型 Intel)」を公式サイトで見てみる
―― ThinkBook 13x Gen 4の処理性能チェック ――
つづいて、ThinkBook 13x Gen 4のCPUやグラフィックスの処理性能をチェックしていきます。
■レビュー機のスペック
CPU | インテル Core Ultra 5 125H |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD(NVMe) |
グラフィックス | インテル Arc グラフィックス |
※なお、今回実施したベンチマークテストは、Lenovo Vantage内のモード設定を「ゲーム」に、電源モードの設定を「パフォーマンス」にして計測しました。
Core Ultra 5 125H搭載モデルの処理性能の概要
※今回のレビュー機「Core Ultra 5 125H搭載モデル」の処理性能の概要をまず記載します。
ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分余裕のある性能です。
処理性能的には画像編集や動画編集もできます。
計測結果ではsRGBカバー率:98%なので、クリエイティブ作業に使うのもよさそうです。
Core Ultra 5 125Hはインテル Arcグラフィックス内蔵なので、ライトな3Dゲームも遊べます。
▶CPU性能:Core Ultra 5 125H
ThinkBook 13x Gen 4のCPUは、仕様によって以下の2つがあります。
■搭載CPUのラインナップ
- Core Ultra 5 125H
- Core Ultra 9 185H
今回のレビュー機のCPUは、以下です。
■レビュー機のCPU
- インテル Core Ultra 5 125H
- 14コア(Pコア×4、Eコア×8、低消費電力Eコア×2) / 18スレッド
- Pコア:最大周波数4.5GHz、Eコア:最大周波数 3.6GHz、低消費電力Eコア:最大周波数 2.5GHz
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。
マルチコア | 11378 |
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シングルコア | 1678 |
■他のノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較
Core i7-13700HX | 19635 |
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Core i7-13700H | 15343 |
Core i7-12700H | 12991 |
Core Ultra 7 155H | 12668 |
Ryzen 7 5800H | 12196 |
Ryzen 7 8840U | 11684 |
Core Ultra 5 125H (レビュー機) |
|
Core i7-11800H | 11208 |
Ryzen 7 4800H | 10975 |
Core i7-1360P | 8431 |
Core i7-1260P | 8314 |
Core i5-11400H | 7881 |
Ryzen 5 7530U | 7865 |
Core i5-1240P | 7597 |
Core Ultra 7 155U | 7259 |
Core i7-10750H | 7137 |
Core i7-1355U | 6839 |
Core i7-1255U | 6673 |
Core i5-1235U | 5844 |
Core i7-1165G7 | 5077 |
Core i5-1035G1 | 3477 |
Pentium Silver N6000 | 1993 |
Celeron N5100 | 1471 |
- 当サイトで計測したスコアです。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
- CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。
モバイルノートとしては高めのCPU性能です。
CINEBENCH 2024
CINEBENCH 2024は、「GPU(グラフィックス)」と「CPU」の性能を計測できるベンチマークソフトです。
GPU | 計測不可 |
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CPU(マルチコア) | 612 |
CPU(シングルコア) | 99 |
CPU Mark
ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。
スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。
マルチスレッド | 25117 |
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シングルスレッド | 3685 |
PassMarkでの同CPU(Core Ultra 5 125H)の平均スコア21975※よりも高いスコアでした。
※2025年1月24日現在の平均値
CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。
▶グラフィックス性能:インテル Arc グラフィックス
レノボ ThinkBook 13x Gen 4のグラフィックスは「インテル Arc グラフィックス(Core Ultra 5 125Hに内蔵)」です。
・3Dゲームのベンチマーク・FPS数
3DMark ベンチマークスコア
Fire Strikeスコア | 8091 |
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Time Spyスコア | 3690 |
Speed Wayスコア | 470 |
総合スコアを掲載しています。
ストリートファイター6 ベンチマーク
解像度・クオリティ | スコア・結果 |
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1920×1080 LOW | 100:快適にプレイできます |
1920×1080 NORMAL | 50:設定変更が必要です |
ストリートファイター6 ベンチマークのグラフィックス・セッティングは、高画質順にHIGHEST > HIGH > NORMAL > LOW > LOWESTがあります。
フルHDでグラフィックス設定をLOWまで下げれば遊べそう、といったところです。
FF14(ファイナルファンタジーXIV)黄金のレガシー ベンチマーク
標準品質 1920×1200 | 8241 快適 |
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※グラフィックス設定は「ノートPC」向けの設定にて計測。
・評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。
FF15(ファイナルファンタジーXV)ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 3577 普通 |
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評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の8段階に分かれます。
ドラゴンクエストXオンライン ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 18978 すごく快適 |
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評価は、スコアによって「すごく快適 > とても快適 > 快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の7段階に分かれます。
グラフィックス性能についての総評
ゲーミングノートほどグラフィックス性能が高いわけではありませんが、CPUに内蔵されたグラフィックスとしては高い性能です。
フルHD画質であれば、軽めの3Dゲームなら遊べる程度のグラフィックス性能はあります。
▶SSDのデータ転送速度
高速なPCIe4.0 x4 SSDです。フォルダ間でのデータコピーなどがより早くおこなえるなど、快適に使えるでしょう。
SSD情報
Samsung(サムスン)製のSSDを搭載していました。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶付属品など
付属品一式です。
- ACアダプター
- 電源ケーブル
- 購入証明書
- マニュアル類
などが付属。
※付属品は変更になることがあるかもしれません。
▶レノボ ThinkBook 13x Gen 4のレビューまとめ
「レノボ ThinkBook 13x Gen 4」のレビューまとめです。
ThinkBook 13x Gen 4は、高解像度ディスプレイを搭載したモバイルノートパソコンをお探しの方におすすめです。
レノボのノートパソコンは、製品によってはBackSpaceキーなどが小さくなってしまっている場合もありますが、
ThinkBook 13x Gen 4は、BackSpaceキーやEnterキーも大きく、そこもよかったです。
▶ レノボ ThinkBook 13x Gen 4 (13.5型 Intel)を公式サイトで見てみる
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