ドスパラ raytrek(レイトレック)VF-AGKのレビュー!17インチでコスパ良し!
「ドスパラ raytrek VF-AGK」の実機レビューをお届けします。
※今回のレビューに使用するPCは、ドスパラの運営会社である株式会社サードウェーブよりお借りしたものです。
※貸出品であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。
「レビューを全部読む時間がない!」
という方のために、レビューしてわかった「おすすめポイント」と「注意点など」を、最初に挙げておきます。
- 17インチディスプレイ搭載
- デュアルストレージで「高速起動」と「大容量保存」の両方が可能
- CLIP STUDIO PAINTの動作も問題なし
■「ドスパラ raytrek VF-AGK」のおすすめポイント
- 17.3インチのノートPCなので、持ち運びには不向き(※持ち運べないことはないです)
- 外観に高級感はナシ(性能とコストパフォーマンス重視の人向けです)
- キーボードの打音がやや大きめ
■注意点など
⇒ 「ドスパラ raytrek VF-AGK」を公式サイトで見てみる
※現在は、販売終了しており、公式サイトのraytrek VF-AGKのページも削除されています。
▼17インチのおすすめノートパソコンは、以下の記事をどうぞ。
▼自宅用におすすめのパソコン・ノートパソコンはコチラ。
■レビュー機のスペック
液晶 | 17.3型 フルHD画質(解像度1,920×1,080)、ノングレア(非光沢液晶) |
---|---|
CPU | インテル Core i5-7200U プロセッサー |
グラフィックス | インテル HDグラフィックス620(CPU内蔵) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 「250GB SSD」+「1TB ハードディスク」 |
サイズ | 幅420×奥行き279×厚さ33mm |
重量 | 約 2.8kg(バッテリー含む) |
目次
▶CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)の動作も問題なし
ドスパラの「Diginnos raytrek」シリーズは、クリエイター向けPCです。
クリエイター向けPCということで、CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント)をインストールして使ってみました。
(今回は、ペンタブをつながなかったのでイラストは適当です、すみません笑)
CLIP STUDIO PAINTをインストールして色々といじってみましたが、動作に重さを感じることもなくサクサク動きました。
ただし、NVIDIA GeForceなどの専用グラフィックスは搭載していないので、3Dを扱う場合には重さを感じると思います。
17.3インチで画面が大きいので、モバイルノートPCと比べて、やはりイラストは描きやすいです。
画面の鮮やかさについて
液晶モニターは、すごく鮮やかという程ではありませんが、悪くもありません。
「ドスパラ raytrek VF-AGK」は、ノングレア液晶(非光沢液晶)です。そのため、購入された方で、画面の鮮やかさに不満を感じている方もいるようです。
たしかに、見栄えだけで言えば、光沢液晶(グレア液晶)の方が、鮮やかには見えます。
ただ、光沢液晶だと画面に蛍光灯などの光が写り込んでしまうので、作業をする場合においては、ノングレア液晶の方が向いています。
あと個人的な意見ですが、他の人に見せる前提でデジ絵を描くなら、ノングレア液晶でもいい感じに見えるように描けた方がいいと思います。
というのは、みんながみんな、光沢液晶のパソコンで作品を見るわけではないからです。
▶外観をチェック
天板はアルミ調のボディで、ヘアライン加工がされています。天板には、「Diginnos(デジノス)」のロゴがプリントされています。
あくまでアルミ調であり、本物のアルミではありません。アルミボディのような高級感はないため、デザイン的には物足りないかもしれません。
ただ、液晶を開いてい画面を見ているときの見栄え↓は、個人的には悪くないと思います。
折りたたんだ状態で、本体の厚みは約3.3cmほど。
裏面はこんな感じです。
細かい部分のディティールや質感
全体的にシンプルな作りとなっています。
大画面でも壊れないように、ヒンジ部分はしっかりした作りです。
電源ボタンは光ります。スリープ状態では点滅してくれるので、スリープ状態になっているのが分かりやすいです。
横幅が約42cmあるため、パームレスト(キーボードを打つ時に手を置く場所)は、かなりゆったりとしています。
このくらい広いと快適です。
HD画質のWEBカメラも搭載。
液晶を開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。
左右側面
■左側面
インターフェイスは左から、
- 電源入力
- VGA外部出力端子
- LAN(ブロードバンドポート)
- HDMI出力
- USB3.0
HDMI出力やVGA外部出力端子もあるので、デュアルディスプレイにして作業の効率アップもはかれます。
■右側面
インターフェイスは左から、
- マイク/ヘッドフォン端子
- USB2.0×2
- Kensington Lock取付け口
最近は、クラウドストレージやSDカードでデータの移動ができるので、光学ドライブを搭載していないノートパソコンが多いですが、ドスパラ raytrek VF-AGKは「DVDスーパーマルチドライブ」を搭載しています。
注文時のカスタマイズで、ブルーレイドライブに変更も可能です。
■前面にはSDカードリーダーを搭載
本体前面の左側には、SDカードリーダー(SDXC対応)が搭載されているので、写真の読み込みなども簡単に行なえます。
▶CPU、ストレージの性能チェック
CPUの性能チェック
CPUは「インテル Core i5-7200U プロセッサー」です。
パスマークのCPUパフォーマンステストでは、5065でまずまずの性能です(個人的には、7000を超えれば高い方だと思います)。
ストレージのデータ転送速度
SSDのデータ転送速度は速いです。
専用グラフィックスは搭載していないので、ゲームには向かない
NVIDIA GeForceなどの専用グラフィックスは搭載していませんので、3Dゲームや動画編集には向きません。
▶キーボード:フルサイズ・キーボードと近い配列
17.3インチのノートPCということで、キーボードは狭苦しいこともなく、十分なスペースがとられています。
個人的には、矢印キーがフルサイズキーボードと同じような配列なのが嬉しいです。
ただその分、テンキーの0(ゼロ)が1の真下ではなくなっているので、経理作業をするなどでテンキーの配列にこだわりがある方は、注意が必要かもしれません。
キーボードの打ち心地
デスクトップ・キーボードと配列が近いので、タイピングはしやすいです。
しかし、キーボードの打音は「タンタン」と鳴る感じで、ちょっと音が大きいので、図書館など静かな場所では、心置きなく使うのは難しいかもしれません。
パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。
私は少し手が大きめなのですが、17.3インチのノートパソコンということもあり、パームレストの広さは十分にありました。
キーボードを打つとたわむ?
このシリーズのPCを買った人のクチコミで、「キーボードを打つ時にたわむ」というクチコミがあったので、それも確認してみました。
キーボードを打つ時に、たわむか凝視しつつ、強くタイピングしたりして確認してみましたが、たわみはありませんでした。
個体差があるのか、あるいは改善されたのかもしれません。
フルサイズキーボードとサイズを比較
フルサイズのキーボードと比較してみました。
フルサイズ・キーボードに近づけた配列にしてあることもあり、文字を入力するときもフルサイズ・キーボードと近い感触で打てました。
タッチパッド
タッチパッドは、右クリックをするときに右下でシッカリと押さないと右クリックにならないときがありましたが、問題ないレベルです。
▶スピーカー:こもった感じがなくまずまずの音質
「ドスパラ raytrek VF-AGK」は、キーボードの上にスピーカーが搭載されています。
メーカーの商品紹介ページには、スピーカーのことは書かれていなかったので、正直全く期待していなかったのですが、音は意外と悪くないです。
スピーカーが底面についているノートパソコンだと、音がこもっているものが多いですが、このモデルはキーボードの上側にスピーカーがついてるので、こもった感じになりにくいのだと思います。
音の広がり・音抜け・低音はもう少し欲しいところですが、悪くないサウンドですよ。
▶液晶画面:視野角はまずまず
視野角をチェックしてみます。結論から言うと、視野角は良いです。
↓かなり横からだとこれくらい。
↓かなり上からだとこんな感じです。
視野角は良いです。
▶その他(重さや仕様面など)
大きさの比較
B5サイズのノートとA4サイズの用紙との比較画像です。
17.3インチのノートPCなので、やはりA4用紙よりもかなり大きめです(笑)
持ち運ぶにしても、大きめのバッグが必要です。画面サイズが大きいので仕方ないですが、徒歩で持ち運ぶのには向いていないですね。
重さの実測
本体は「2,737グラム」でした。メーカーサイトには約2.8kgとあったので、だいたい同じくらいですね。
ACアダプターの重さは「405グラム」なので、本体と合わせると合計「3,142グラム」です。
マイコンピュータ
「250GB SSD」+「1TB ハードディスクドライブ」のデュアルストレージ仕様です。
「SSDによる起動の速さ」と「ハードディスクでの大容量データ保存」、その両方の恩恵が受けられます。
CPU負荷がかかると、どれくらいうるさい?
CPU負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか確認してみました。
ノートパソコンによっては、負荷が高くなったときにファンの排気音がやたら大きいものもあるので、ここは気になるポイントです。
まず、CPU負荷が低いときは、あまり音は気になりませんでした。
CPUの負荷テストで、CPUの使用率が100%になると「シュイーーーーン」という排気音がしました。
計測したところ「51デシベル」程度でした。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
いつもそれくらいの音がなっているわけではなく、あくまで高い負荷がかかっている状態が続いたときの排気音です。
図書館など静かな場所で大きな負荷がかかると、ちょっと気になるかもしれません。
カフェなどでは、周りの音にかき消される程度なので、問題ないでしょう。
「ドスパラ raytrek VF-AGK」のレビューまとめ
「ドスパラ raytrek VF-AGK」のレビューをまとめます。
- 17.3インチのノートPCなので、持ち運びには不向き(※持ち運べないことはないです)
- 外観に高級感はナシ(性能とコストパフォーマンス重視の人向けです)
- キーボードの打音がやや大きめ
■注意点など
- 17インチディスプレイ搭載
- デュアルストレージで「高速起動」と「大容量保存」の両方が可能
- CLIP STUDIO PAINTの動作も問題なし
■おすすめポイント
まずまずの性能がありますから、コスパのよい17インチのノートパソコンをお探しの方におすすめです。
⇒ 「ドスパラ raytrek VF-AGK」を公式サイトで見てみる
※現在は、販売終了しており、公式サイトのraytrek VF-AGKのページも削除されています。
▼17インチのおすすめノートパソコンは、以下の記事をどうぞ。
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