NEC「LAVIE Pro Mobile(2019年モデル)」の実機レビュー!完成度が高い!気になった点も正直に書いた徹底レビュー

「NEC LAVIE Pro Mobile(LAVIE Direct PM)」の実機レビューです。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
これだけ読んでいただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。
【ニューモデル発売のお知らせ】
LAVIE Pro Mobileのニューモデルが、2020年6月16日に発売になりました。

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※このページのレビューは、前モデルのレビューです。ニューモデルのレビューは、後日掲載予定です。
- 13.3型で約783g~。超軽量!
- タイピングしやすいキーボード
- カスタマイズ性の幅が広い
- LTE対応も選択可能
■おすすめポイント


▲Enterキーや矢印キーが大きく使いやすい。

▲ディスプレイを開くと、キーボードに傾斜がつきタイピングしやすくなる。

▲nano SIMカードスロットが背面に搭載されます。
※カスタマイズで「ワイヤレス通信(LTE)」を選択する必要があります。
- 仕様によってバッテリー駆動時間が異なる
- 「タッチパネル搭載」と「タッチ非対応」が選べる
- タッチパネルのみグレア(光沢)液晶
■注意点など
Core i3とCore i5搭載モデルは、Core i7搭載モデルよりも軽量ですが、バッテリー駆動時間は短くなります。
タッチパネルなのかどうかで、価格やバッテリー駆動時間が変わります。
購入時に間違えないようにご注意を。

▲タッチパネル搭載ディスプレイ(グレア液晶)の写真
グレア液晶は、表示は鮮やかですが写り込みはしやすいので、好みが分かれます。
なお、タッチ非対応ディスプレイの場合は、ノングレア(非光沢)液晶です。
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※2020年6月18日に新モデルが発売になったため、リンク先の内容も新モデルに変わっています。
 
■LAVIE Pro Mobile(ラヴィ・プロモバイル)のスペック
| OS | Windows 10 Home / Pro | 
|---|---|
| 液晶 | 13.3型 フルHD(1920×1080)、タッチ対応パネル選択可、ノングレア(※タッチパネル搭載モデルはグレア(光沢))、IPS液晶 | 
| サイズ | 約 W307.8 × 215.7 × 厚さ15.5mm(突起部等除く) | 
| 重さ | 約783~941g | 
| CPU | インテル Core i3-8145U / i5-8265U / i7-8565U | 
| メモリ | 4GB / 8GB / 16GB | 
| ストレージ | SSD:128GB~1TB | 
※仕様により組み合わせに制限があります。
※2019年11月19日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
タッチパネル搭載モデル「Core i7、メモリ16GB、512GB SSD(型番:PC-GN1864VAF)」
目次
▶キーボード
▲タップ(クリック)で拡大
Enterキー、Backspaceキー、矢印キーが大きくとってあり使いやすいです。
ディスプレイを開くと、キーボード面に傾斜がつくので、タイピングしやすくなります。

キーストロークは約1.2ミリなのでそれほど深くないですが、浅くて打ちづらい感じはしません。
キーをタイプしたときに、つっかかる感じもなくスムーズです。
 
一番左下のキーがCtrlキーではなくFnキーになっているのは好みが分かれるところです。
気になる場合は、KeySwapなどのソフトで、キーを入れ替えるといいかもしれません。
 
キートップ(キーの表面)はほぼフラットです。

なお、キーボードのバックライトは搭載されていません。
 
- 「F5+Fn」キーでミーティング機能
- 「F6+Fn」キーでマイクミュート機能
が使えます。

これらはZOOMやスカイプを使ってのオンライン会議などで役立つ機能です。
 
ミーティング機能は、スピーカーから出力される音声を聞き取りやすくする機能。
- 音の広がりを狭くして正面方向に向ける「パーソナルモード」
- 音を広げて複数人で聞きやすくする「マルチユーザーモード」
の2つのモードを搭載。
F6キーにはLEDランプがあるので、マイクがミュートされているかどうか、ひと目でわかります。
ノートパソコンのキーボードの中では静かなタイピング音
タイピング音は、無音ではないですが、ノートパソコンのキーボードの中では静かな方です。
デスクトップPC用キーボードとの比較
デスクトップPC用キーボードと比較してみました。

デスクトップPC用キーボードと比べると、若干コンパクトです。
しかし、キーピッチ(キーとキーの間隔)はタイピングしやすいと言われる約19ミリに近いので問題ないと思います。

 
パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。

タッチパッドが大きすぎないので、パームレストは十分な広さがあります。
タッチパッド

タッチパッドを押したときのカチカチ音は、やや小さめです。
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※2020年6月18日に新モデルが発売になったため、リンク先の内容も新モデルに変わっています。
 
▶スピーカー
スピーカー位置は、本体手前の底面左右です。

ヤマハ AudioEngineを採用したステレオスピーカーです。
音の出口が小さいため、スピーカーグリルはありません。

上記のミーティング機能が搭載されている関係で、こういうスピーカー形状になっているのかもしれません。
スピーカーの音質は「もう少し音抜けが欲しい」と感じましたが、作業中に音楽を楽しめるくらいの音質はあると思います。
▶液晶ディスプレイ
IPS液晶ということもあり、横から見ても少し暗くなる程度で見やすいです。


▲横から角度をつけて見たところ
色域

■カバー率
| sRGB | 100% | 
|---|---|
| Adobe RGB | 77% | 
※あくまで当方で測定した数値ですので、環境や測定機器によって違いが生じる可能性はあります。
sRGBのカバー率が100%で、なかなかの色域の広さ。
タッチパネルの場合のみグレア(光沢)液晶
LAVIE Pro Mobileのディスプレイは、
- タッチパネル:グレア(光沢)
- タッチ非対応:ノングレア(非光沢)
という違いがあるので、ご注意ください。
ウェブ注文の場合、タッチパネルは選択式です。
 
レビュー機はタッチパネル搭載モデルなのでグレア液晶です。発色は鮮やかですが、写り込みはしやすいです。

WordやExcelなど背景が白いアプリケーションを使うときは、写り込みはあまり気にならないと思います。
背景が暗めのカラーのアプリケーションを使うときは、写り込みが気になるかもしれません。
▶バッテリー駆動時間のチェック
タイピングとネット閲覧での使用を想定して、バッテリー駆動時間を計測しました。
■バッテリー駆動時間の実測
| ネット閲覧とテキスト打ちに使用 (負荷:軽) | 6時間29分 | 
|---|
※ディスプレイの明るさ:80%で測定しています。もっとディスプレイを暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。
※レビュー機は、タッチパネル搭載モデルなので、タッチ非対応のモデルと比べるとバッテリー駆動時間が短いです。
▶静音性のチェック
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジより高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
| アイドル時 | ほぼ無音 ※耳をおもいきり近づけて微かに動作音が聞こえる程度 | 
|---|---|
| ベンチマークテスト時 | 最大41db前後 | 
ファンがフルで頑張り出すと、多少音はしますが、激しい大きさにはならない印象です。
極端に静かな場所でなければ、周りを気にせずに使えるでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
| かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 | 
|---|---|---|
| うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 | 
| 普通 | 50db | 静かな事務所 | 
| 静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 | 
| とても静か | 30db | 深夜の郊外 | 
| ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 | 
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
B5ノートとのサイズ比較です。


| A4サイズ | 297 × 210mm | 
|---|---|
| LAVIE Pro Mobile | 約 307.8 ×215.7mm(× 厚さ15.5mm(突起部、バンプ部除く)) | 
A4に近いサイズで、標準的な大きさのビジネスバッグでも持ち運びしやすいです。


▶重さの実測:954グラム


タッチパネル搭載モデルの重さです。
| 本体 | 約 954g | 
|---|---|
| ACアダプター+電源ケーブル | 約 224g | 
タッチパネル搭載モデルが一番重いです。
ちなみに、仕様による重さの違いは以下の通り(※公式サイトより)。
| タッチパネル搭載モデル | 約941g | 
| タッチパネル非搭載のモデル | 約783~837g | 
13.3型でこの重さなので、かなり軽いです。
▶インターフェイス
■右側面


① 電源ランプ
② USB 3.1 Type-C コネクタ
③ USB 3.1 コネクタ(パワーオフUSB充電機能対応)
④ HDMI出力端子 
■左側面


① 盗難防止用ロック
② USB 3.0 Type-C コネクタ(DCコネクタと共用)
③ バッテリー充電ランプ
④ microSDメモリーカードスロット
⑤ ヘッドフォン/ヘッドフォンマイク端子
バッテリーへの充電は、USB Type-C端子につないでおこないます。USB Type-Cに接続して使うACアダプターが付属します。
―― 処理性能のチェック ――
▶CPUの性能チェック
今回のレビュー機のCPUは「Core i7-8565U プロセッサー(1.8-1.99GHz)」です。

PassMarkのCPUベンチマークは9710でした。
PassMarkの平均数値よりも高い数値が出ているので、CPUのパフォーマンスはしっかり出ていると思われます。
これくらい高い性能なら、ビジネス用途はもちろん、クリエイティブな用途にもある程度使えるでしょう。
「NEC LAVIE Pro Mobile」は、CPUを3種類から選べるので、他2つのCPUの参考値ものせておきます。
| Core i3-8145U | 5501(参考値) | 
|---|---|
| Core i5-8265U | 8014(参考値) | 
| Core i7-8565U | 9710(上記実測) | 
※参考値は、PassMarkでの11月21日現在の平均値です。LAVIE Pro Mobileの実機で計測した場合と数値が異なる可能性があります。
Core i5-8265Uは、性能が高めでコスパもよいです。
「とにかくハイスペックに」というわけでなれば、Core i5-8265Uを選ぶといいかも。
▶SSDのデータ転送速度

高速なNVMe対応PCIe3.0×4のSSDなので、データ転送速度はかなり速いです。
ちなみにLAVIE Pro Mobile は、ネット注文であればSSD容量を選んで注文できます。
128GBから選べますが、128GBだとあまり容量に余裕がありません(OSなどに容量が取られるので、128GBまるまる使えるわけではないため。)
「ソフトもほとんどインストールしないし、データもほとんどPCには保存しない」
ということであれば、128GBでも足りるかと思いますが、そうでなければ、メインPCとして使うならSSD容量256GB以上をオススメします。
SSD情報

サムスン製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
専用グラフィックスは搭載していないので、動画編集をメインに使うのには向いていない
LAVIE Pro Mobileは、カスタマイズ注文ができますが、NVIDIA GeForceなどの専用グラフィックスは搭載させられません。
そのため、動画編集や3Dゲームができないわけではありませんが、それらの用途にはあまり向いていません。
―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
NEC「LAVIE Pro Mobile」のボディカラーは、
- メテオグレー
- クラシックボルドー
- フレアゴールド
の3色展開。
今回のレビュー機は「クラシックボルドー」です。

ボディは、ごく小さくキラキラと輝いているので質感がよく、高級感があります。
 
天面にカーボン素材を使用し、軽さと丈夫さを確保しています。

ちなみに、天板をさわってもカーボンのプニプニした柔らかさはありません。
LAVIEのロゴマークは、鏡面のように輝きます。

凹凸を極限まで取り除いた、フラットなデザイン。



 
ディスプレイを開けるところまで開いてみました。180度近くまで開きます。

 
HD解像度のWebカメラ(約 92万画素)も搭載。

電源ボタンは、指紋認証に対応しています。

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※2020年6月18日に新モデルが発売になったため、リンク先の内容も新モデルに変わっています。
 
▶付属品など
付属品一式です。

ACアダプター、取扱説明書などが付属。
▶NEC「LAVIE Pro Mobile」のレビューまとめ
「NEC LAVIE Pro Mobile」のレビューのまとめです。

LAVIE Pro Mobileは、タッチ非対応モデルであれば約783~837gとかなりの軽さが、まず魅力です。
豊富なカスタマイズができるので、購入時の妥協を少なくできます。
デザインも高級感がありますし、キーボードの使い心地もよく、NECの気合を感じられる完成度の高いノートパソコンです!
今回のレビュー機は、タッチパネル搭載モデルでしたが、バッテリー駆動時間が物足りず、そこが気になった点です。
ですので、個人的にはタッチ非対応のモデルをおすすめしたいです。
タッチ非対応のモデルの方が、
- より軽量
- バッテリー駆動時間がより長い
- ディスプレイが非光沢で目に優しい
- 価格が安い
とメリットが多いので、「タッチパネルが絶対に必要」というわけでなければ、タッチパネルを搭載しない方がオススメです。
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※2020年6月18日に新モデルが発売になったため、リンク先の内容も新モデルに変わっています。
 
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