マウス「mouse X4-R5(2021年モデル)」の実機レビュー!軽くてCPU性能が高めなのも嬉しい!【mouse X4-Rシリーズ】

マウスコンピューター mouse X4-R5のメイン画像

マウスコンピューター mouse X4-R5のスペック

「マウスコンピューター mouse X4-R5(2021年モデル)」の実機レビューです。

この記事は、Ryzen 5 4600H搭載の旧mouse X4-R5のレビューです。

▼新しいmouse X4-R5のレビューは、以下からご覧ください。

mouse X4-R5は、大きめの14型ディスプレイ搭載でも、重さが約1.2kgで、軽くて持ち運びしやすいノートパソコンです。

名称に「R5」とあるように、AMD Ryzen 5プロセッサーを搭載しています。
 

なお、マウスコンピューターのX4シリーズにはmouse X4-i5もあります。

■mouse X4シリーズの比較

↓mouse X4-i5の実機レビューはコチラ

マウス「mouse X4-i5」の実機レビュー!14型で軽くてコスパも良好!【mouse X4-iシリーズ】

最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」「注意点など」を記載しておきましたので、
そこだけご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。

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※mouse X4-R5は販売終了になりました。

▼軽量・薄型のおすすめのノートパソコンは、以下のページでもご紹介してるので、参考にご覧ください。

なお、レビュー機はメーカーからの貸出品です。
※貸出品であっても、レビューはデメリットも含めて誠実に行います。

▶おすすめポイント・特徴

おすすめポイント・特徴

ポイント

mouse X4-R5は、AMD Ryzen 5 4600Hを搭載しており、モバイルノートとしてはCPU性能が高めです。

 CINEBENCH R23のテスト結果

マルチコア 7435
シングルコア 1174

■他CPUとのCINEBENCH R23スコア比較

Ryzen 7 4800H 10974
Core i7-10870H 10310
Ryzen 5 4600H 7435
Core i7-10750H 7137
Core i7-1165G7 5321
Core i5-1135G7 4194
Core i5-10210U 4072
Core i5-1035G1 3476

※当サイトで計測した平均値。
※数字が大きいほど高パフォーマンス。

上表で言うと、Ryzen 5 4600Hよりもスコアが高いRyzen 7 4800HやCore i7-10870Hは、パワー重視のゲーミングノートなどに搭載されていることの多いCPUです。

第11世代のモバイル向けCore i7「Core i7-1165G7」よりも高いスコアが出ており、外出先でも快適に作業ができそうです。


ポイント

軽そうに持っているところ

重さを測っているところ

本体 約1,166g
ACアダプター+電源ケーブル 約232g

14型のノートパソコンとしては軽量です。

1キロちょっとの重さなので、軽くて持ち運びもしやすいですよ。


ポイント

クリックボタン一体型のタッチパッドです。タッチパッドを押したときのカチカチ音は、やや大きめ。

タッチパッド

タッチパッドの左上を軽く2回たたくと、タッチパッドのオン・オフができます。

▲タッチパッドがOFFのときはインジケーターが点灯。

キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを防止したいときに便利です。


ポイント

mouse X4-R5の外観 天板側から斜め上

派手な色のノートパソコンは少ないですが、mouse X4-R5は天板が赤く、珍しいデザインです。

正面からも少し赤い部分が見えます。

マウスコンピューター mouse X4-R5の外観。斜め上からのカッコいいアングル


ポイント

カスタマイズ可能

OS、メモリ、ストレージのカスタマイズが可能。

※部材状況などにより、カスタマイズができない場合もあるようです。


ポイント

24時間365日のサポート

24時間365日のサポート付きなので、初心者の方にもオススメです。


▶デメリット・注意点など

デメリット・注意点など

注意点 ディスプレイの色域が広くない

色域

■カバー率

sRGB 63%
DCI-P3 47%
Adobe RGB 48%

※あくまで当サイトで測定した結果です。環境や測定機器によって違いが生じる可能性があります。

色域はあまり広くないので、画像編集で細かい色調整をするなどの用途には向いていません。


注意点 高い負荷がかかったときのファン音が大きい

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。

アイドル時 ほぼ無音
※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない
ベンチマークテスト時 最大53db前後

※ベンチマークテスト時のdb数は、あくまで当サイトで測定した場合の音の大きさです。これよりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

50db超えは、モバイルノートとしては大きな音です。

大きな負荷がかかったときなどの排気音は、「見た目のイメージよりも大きな音がする」という印象を受けました。

静かな場所だとやや目立ってしまうかもしれませんが、人が多いカフェなどでは、周りの音にかき消される程度でしょう。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。


注意点 SDカードリーダーは非搭載

右側面

 ▲右側面

左側面

 ▲左側面

SDカードを読み込むには、外付けSDカードリーダーが別途必要です。
 

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■mouse X4-R5のスペック(カスタマイズで選択できる項目も含みます)

OS Windows 10 Home / Pro
ディスプレイ 14型 フルHD(解像度1920×1080)、ノングレア(非光沢)
CPU AMD Ryzen 5 4600H
メモリ 8GB / 16GB / 32GB / 64GB
ストレージ SSD:512GB / 1TB / 2TB
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス
サイズ 320.2×214.5×17.5mm(突起部含まず)
重量 約1.2kg
その他 Wi-Fi 6、Bluetooth 5

※2021年8月16日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。

■今回のレビュー機のスペック
「メモリ8GB、512GB SSD(型番:X4-aR5RNIAR)」

―― 使いやすさのチェック ――

▶キーボード

mouse X4-R5のキーボード

▲タップ・クリックで拡大

キーとキーの間が狭いので、少し打ち間違いが発生しやすい気もしますが、柔らかめの打鍵感で、キーストロークがスムーズなのは魅力です。

▼キートップ(キーの表面)がゆるやかな球面になっていて、指先の力が逃げにくくなっています。

キートップのアップ画像

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

▼変換キーと無変換キーが一体になっていることや、右のCtrlキーがないのが普通とは異なる点です。

タイピング音の大きさは、普通くらいです。

キーボードを斜め上からアップ

ファンクションキー(Fキー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。

Fキー

(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)

キーピッチなど

デスクトップPC用キーボードとの比較

▲デスクトップPC用キーボードと比較したところ

▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、約18ミリ。一般的にキーピッチは19ミリがタイピングしやすいと言われます。

キーピッチ

▼パームレストは、よほど手の大きい人でもない限り十分な広さ。

パームレストに手をのせたところ

キーボードバックライトを搭載

キーボードのバックライトは、Fn+F7キーで明るく、Fn+F6キーで暗くできます。

キーボードのバックライト

バックライトの明るさは2段階で切り替えできます。

▶スピーカー

底面にスピーカーを搭載。

マウスコンピューター mouse X4-R5のスピーカー

スピーカーの出音は、少しこもって聴こえることもありましたが、普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあります。

▶ディスプレイ

角度をつけて見ると少し暗く見えますが、白飛びして極端に見づらくなったりはしません。

ディスプレイ 正面

視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。

ディスプレイを開けるところまで開いたところを横から見たところ

ノングレア液晶なので、写り込みしにくい

マウスコンピューター mouse X4-R5のディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、写り込みしづらいです。

ディスプレイの光の写り込み具合

作業中に照明などが写りこみしにくいので、目に優しく実用的です。

▶バッテリー駆動時間

■バッテリー駆動時間の実測

JEITA Ver.2.0測定法 約10時間
※メーカー公表値
フルHD画質の動画再生
(負荷:軽)
9時間3分
PCMark 8 WORK
(負荷:中)
6時間20分
※バッテリー残量が20%を切るまでの時間
30分で充電できたバッテリー量
※付属のACアダプターを使用
約38%

※ディスプレイの明るさ:80%で測定しました。ディスプレイをさらに暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。

ロングバッテリーとまでは言えないとは思いますが、大きめの14型ディスプレイ搭載で、このバッテリー駆動時間は悪くないと思います。

なお、mouse X4-R5は、スタートメニュー ⇒ Control Center 3.0でパフォーマンス設定ができます。

今回のバッテリー駆動時間は、オフィスモード(中程度の放熱)で測定しました。

オフィスモード(中程度の放熱)

測定条件などを見るにはここをタップ(クリック)

■「ネット閲覧とテキスト打ちに使用」のバッテリー駆動時間 測定条件

  • ディスプレイの明るさ:80%
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ウェブ閲覧:ウェブブラウザでタブを5つ開き、各タブでウェブサイトを表示。それら各タブを1分ごとに自動で再読み込み。
  • タイピング:BBenchというソフトを使い、10秒ごとに自動でタイピング入力。
  • 以上の状態で、バッテリー残量100%から計測。

■「PCMark 8 WORK」について

オフィスワークタスクでのバッテリー駆動時間をソフトウェア「PCMark 8」で測定したバッテリー駆動時間を掲載しています。
テストでは、ドキュメント作成、スプレッドシート作成、ウェブサイトでの3D画像の閲覧、ビデオチャットなどを行ないます。

▶サイズ

A4用紙とmouse X4-R5の大きさの比較

▲セミB5ノート(大学ノート)とのサイズ比較

mouse X4-R5の薄さ

大学ノート(セミB5) 252×179mm
A4サイズ 297×210mm
mouse X4-R5 320.2×214.5×厚さ17.5mm(突起部含まず)

幅×奥行きはA4に近いサイズで、A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグでも持ち運びしやすいサイズ感。

脇にかかえて持っているところ

▶インターフェイス

■右側面

右側面

右側面

① USB 3.0 (Type-C)(USB Power Delivery 対応)
② USB 3.0 (Type-A)
③ HDMI 端子
④ 電源端子

■左側面

左側面

左側面

① セキュリティスロット
② ネットワーク (LAN) 端子
③ USB 2.0 (Type-A)
④ USB 3.0 (Type-A)
⑤ ヘッドホン出力 / ヘッドセット端子

冒頭の注意点にも書きましたが、SDカードスロットがないので、SDカードを使いたいときはSDカードリーダーが必要です。

なお、USB Type-C端子からの外部ディスプレイ出力はできませんでした(USB PDには対応)。

モバイルバッテリーからの充電

モバイルバッテリーで充電しているところ

モバイルバッテリーの最大出力
充電の可否
29W ×
45W
60W

※同じ出力のモバイルバッテリーを用いれば必ず充電できることを保証するものではありません。

最大45W出力のモバイルバッテリーから充電でしましたが、最大29W出力のモバイルバッテリーからは充電できませんでした。

ちなみに、65W出力のPD充電器から充電してみたところ、43W程度で充電されていたので、それくらいのワット数が充電可能目安になりそうです。

PD充電器から充電してみたところ

「マウスコンピューター mouse X4-R5」を公式サイトで見てみる
 

―― 処理性能のチェック ――

ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分な性能です。

処理性能的には画像編集も十分にいけますが、ディスプレイの色域があまり広くないことに注意が必要です。

ライトな動画編集にも使えます。

▶CPU性能

■レビュー機のCPU(APU)

  • AMD Ryzen 5 4600H
  • 6コア / 12スレッド
  • 3.0-4.0GHz
CINEBENCH R23

CINEBENCH R23のスコアは、冒頭のおすすめポイントに載せましたので、そちらをご覧ください。

CPU Mark

PassMarkのCPUベンチマークテスト結果:14440

スコア 14440

PassMarkでの同CPUの平均スコア14796よりも若干低いスコアです。
※2021年8月27日現在の平均値

とはいえ、平均より若干低い程度なので、CPUパフォーマンスはほぼしっかり出ていると言っていいでしょう。

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

NVMe対応PCIe3.0×4のSSDとしては特段速くはありませんが、SATA接続のSSDやHDDと比べると圧倒的に速く、悪くないスピードです。

SSD情報

SSD情報

Micron(マイクロン)製のSSDでした。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

ちなみにmouse X4-R5は、最大2TBにまでSSD容量を増やしてのカスタマイズ注文もできます。

▶グラフィックス性能

マウスコンピューター mouse X4-R5のグラフィックスは「AMD Radeon グラフィックス」です。

3DMarkのスコア
Fire Strike 1864
Time Spy 758
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質(1920×1080) 6593 快適
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
標準品質(1920×1080) 2481 普通

※グラフィックス設定は、「ノートPC」向けの設定にて計測。

ドラゴンクエストXなどの軽めの3Dゲームなら遊べるかも?程度のグラフィックス性能で、あまり高くはありません。

―― 外観・その他のチェック ――

▶外観

キーボード面のキーが整然と並んでおり、キーボード側から見るとガジェット感のあるルックスです。

マウスコンピューター mouse X4-R5の外観。斜め上からのカッコいいアングル

レッドの天板は、ノートパソコンではレアなカラー。

mouse X4-R5の外観 天板側から斜め上

天板のロゴマークは、薄いシルバーカラーで少し厚みがあります。

天板ロゴのアップ

折りたたんだ様子を斜め上から

本体底面

ヒンジの画像
 
電源ボタン

▼約100万画素のWEBカメラも搭載。
WEBカメラ

指紋認証には対応していませんが、Windows Hello(顔認証機能)には対応しています。

▶付属品など

付属品一式です。

mouse X4-R5の付属品

  • ACアダプター
  • 電源ケーブル
  • サポートマニュアル
  • ファーストステップガイド
  • 保証書

などが付属。

※付属品は変更になる可能性があります。

▶マウスコンピューター「mouse X4-R5」のレビューまとめ

「マウスコンピューター mouse X4-R5」のレビューのまとめです。

マウスコンピューター mouse X4-R5の外観 見映え

タブレットとして使えたり、ペンに対応しているなどの機能はありませんが、

  • モバイルノートだけれど大きめの14インチ・ディスプレイ
  • 約1.2kgの軽さ
  • モバイルノートPCとしては高めのCPU性能

などの特徴を持ちつつ、価格は税込み10万円台
※2021年8月30日現在の価格

軽さを売りにしているノートパソコンは、価格が高めなことも多いですから、そういう意味でも高コスパです。

ディスプレイが大きめのモバイルノートをお探しの方にオススメですよ。

マウスコンピューターのパソコンには、24時間365日のサポートが付いてくるので、はじめてパソコンを買う方にもオススメです。

>> マウスコンピューター mouse X4-R5を公式サイトで見てみる <<

▶ マウスコンピューター mouse X4-R5を公式サイトで見てみる

※mouse X4-R5は販売終了になりました。

▼軽量・薄型のおすすめのノートパソコンは、以下のページでもご紹介してるので、参考にご覧ください。

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