富士通「LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3」実機レビュー!634g~の【世界最軽量】14型モバイルノート!キーボードも打ちやすい!
Core i3 / Core Ultra5~7 | メモリ8~32GB |
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最大2TB SSD | 約634g~ |
「富士通 LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3」の実機レビューです。
富士通「LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3」は、軽量な14型モバイルノートパソコン。
とくに世界最軽量のLIFEBOOK WU5/J3は、634gという驚異的な軽さです。
軽量でもインターフェイスは豊富ですし、キーボードも打ちやすいなど、軽さ以外の魅力もあります。
なお、WEB価格よりもさらに割引になるシークレットクーポンをメーカーの方よりご提供いただけました!ぜひご利用ください!
※有効期限:2025年10月1日(水)13:59まで
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▶ LIFEBOOK WU2/J3(軽量モデル)を公式サイトで見てみる
▶ LIFEBOOK WU4/J3(FMV Zero)を公式サイトで見てみる
▶ LIFEBOOK WU5/J3(FMV Zero 世界最軽量モデル)を公式サイトで見てみる
※今回は、当サイトの購入品を使ってレビューします。
■今回のレビュー機のスペック
LIFEBOOK WU2/J3(軽量モデル)「インテル Core Ultra 7 155H、メモリ32GB、インテル Arc グラフィックス(型名:FMVUH03002、Model:9U14A5)」
なお、この記事は、
という構成になっています。
冒頭の「おすすめポイント・特徴」と「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。
目次

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製品ごとのスペックの違い |
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▼まずWU2/J3、WU4/J3、WU5/J3それぞれスペックの違いは、以下のようになっています。
世界最軽量なのはLIFEBOOK WU5/J3。31Whバッテリー搭載で、キーボードバックライトはなし。
プロセッサーも省電力性重視のCore UltraのUシリーズ搭載です。
反対に、LIFEBOOK WU4/J3は、64Whバッテリー、キーボードバックライトあり。
さらにパワー重視のCore UltraのHシリーズ搭載ですが、WU5/J3よりも250グラムほど重いです。
LIFEBOOK WU2/J3は、幅広い選択肢から選んで注文が可能です。
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14型で約634g~。超軽量! |
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以下のように仕様によって重さは異なりますが、WU5/J3は重さ約634g~なので、超軽量です。
世界最軽量をうたうだけのことはあります。
ただし、この後の注意点にも記載しているのですが、世界最軽量モデルの場合は、バッテリー容量が31Whで、バッテリー容量が小さめな点に注意が必要です。
▼ちなみに、LIFEBOOK WU2/J3のフロストグレー・64Whバッテリー搭載時の公称値は約898gですが、実測は約860gでした。
本体(※LIFEBOOK WU2/J3 フロストグレー・64Whバッテリー搭載時) | 約860g |
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ACアダプター+電源ケーブル | 約242g |
上記は、64Whバッテリー搭載の世界最軽量ではないモデルではありますが、14型ノートパソコンとしては十分に軽量です。
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処理性能の高いCPUも搭載可能! |
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LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3は、それぞれ以下のCPUを搭載しています。
LIFEBOOK WU5/J3(世界最軽量モデル)は、Core Ultra 5 125UまたはCore Ultra 7 155U搭載。
LIFEBOOK WU4/J3は、Core Ultra 5 125HまたはCore Ultra 7 155H搭載です。
後ろにHが付いている方が、よりパワー重視のCPUなので、WU4/J3の方がよりパワーのあるCPUを搭載しています。
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液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバー |
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■カバー率
sRGB | 98% |
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DCI-P3 | 77% |
Adobe RGB | 75% |
※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。
※WU2/J3(軽量モデル)のディスプレイ計測結果です。
とくにWU5/J3(世界最軽量モデル)は搭載されているディスプレイは、(軽量化のため)他のUHシリーズのディスプレイとは異なるとのことですので、同程度の色域なのかは不明です。
sRGBカバー率が100%に近く、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。
LIFEBOOK UHシリーズの用途を考えると、多くの方には十分な色域をカバーしたディスプレイと言えるでしょう。
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タイピングしやすいキーボード |
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▲タップ・クリックで拡大
- キートップに凹みがあり、指先の力が逃げにくい
- ほどよい打鍵感とスムーズなキーストローク
- 小指での入力が多いキーなどは、軽い力で入力できる設計
- カーソルキーは、凸型にしっかりスペースを確保してあり使いやすい
などの要素があいまって、キーボードがタイピングしやすいです。
キーボードがタイピングしやすい点だけでも、LIFEBOOK WU2、WU4、W5/J3を選ぶ価値があると思います。
さらに詳しくは、キーボードの項目をご覧ください。
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インターフェイスが充実 |
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軽量でもインターフェイスは充実しています。
右側面
① microSDカードリーダー
② USB 3.2 Gen1 Type-A
③ HDMI出力端子
④ 有線LAN端子
なお、WU2/J3の5Gモデルの場合、右側面にnanoSIMカードスロットが搭載されます。
▼microSDカードを挿しても1ミリほどしかはみ出さないので、挿しっぱなしにしておいても邪魔になりにくいです。
左側面
① 盗難防止用ロック取り付け穴
② Thunderbolt 4 / USB4 Gen3(Type-C):2つ(USB PDと映像出力に対応)
※WU5/J3および、WU2/J3でCore Ultra 5 125UまたはCore i3 搭載時は、②は「USB 3.2 Gen2(Type-C)×2つ」となります。
③ USB 3.2 Gen1 Type-A(電源オフUSB充電機能付)
④ マイク入力・ヘッドホン出力・ヘッドセット兼用端子
軽量でも、インターフェイスが充実しているがグッドですね。
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堅牢性の高いボディ |
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軽量であっても、MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠したテストをクリアした堅牢性があります。
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メイクアップアプリ「Umore」が便利! |
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Umore(ユーモア)は、Webカメラに映る自分の顔に、メイク効果をほどこしてくれるアプリ。
明るさ、美肌、小顔、目の大きさ、小鼻、リップ、アイブロウ(眉毛)、カラコン、チークと、細かくメイク効果を調整できます。
各効果は強弱を付けられるので、「効果が強すぎる」と感じた場合は調整可能です。
オンラインミーティングで、見た目の印象をよくしたい方には、とてもよい機能です。
メイク効果以外に、『自分の周囲をボカす機能』もありますよ。
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3色のカラーバリエーションから選べる(WU2/J3のみ) |
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軽量モデル(LIFEBOOK WU2/J3)のみ、以下の3色から選べます。
- ピクトブラック
- フロストグレー
- シルバーホワイト
の3色展開です。
今回のレビュー機は「フロストグレー」です。
なお、WU2/J3の5Gモデル、WU4/J3、WU5/J3は「ピクトブラック」のみです。
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日本製(Made in Japan) |
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▼LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3は、国内で製造・組み立てされる日本製(Made in Japan)です。
日本製だとやはり安心感がありますし、キー配列も日本で出荷することをベースに作られているので、日本語キーボードのキー配列もタイピングしやすい配列になっているのも魅力です。
日本のものづくりを応援したい方にもオススメです。
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カスタマイズ注文も可能 |
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仕様をカスタマイズして注文できます。
LIFEBOOK WU2/J3の場合、OS、CPU+メモリ、ストレージ、バッテリー、本体カラーなどのカスタマイズが可能。また、5Gモデルもあります。
※モデルによりカスタマイズ可能内容が異なります。
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サポートが充実 |
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富士通のパソコンは、サポートが充実しています。
- 新品購入から1年間の電話サポート付き(2年以降は有料)
- 有料電話サポート:PCコンシェルジュなら、Word、Excel、周辺機器のつなぎ方などについても相談できる。
■富士通のサポート内容
他にも有料ですが、
- PC家庭教師(自宅に出張してくれてパソコンの困りごとを解決)
などのサービスもあります。

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世界最軽量モデルのバッテリー容量に注意 |
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「世界最軽量モデル(WU5/J3)」のバッテリー容量は31Whで、31Whバッテリーは、ノートパソコンのバッテリーとしては容量が少なめです。
モバイルノートのバッテリー容量は、50~55Wh程度が標準的かなと思うのですが、
31Whだとその6割程度になってしまいます。
個人的には、WU4/J3かWU2/J3で64Whバッテリーを選ぶのがオススメです。
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「世界最軽量モデル」は、キーボードバックライト非搭載 |
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世界最軽量モデル(WU5/J3)は、キーボード・バックライト非搭載です。
キーボード・バックライトが必要な場合は、LIFEBOOK WU2/J3またはWU4/J3を選びましょう。
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基本的にはキートップに「日本語かな」の表記はありません |
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▲キーに日本語かな(「あ」とか「い」など)は、基本的に刻印されていません
基本的にはキートップに「日本語かな」の表記がないので、普段「日本語かな入力」を利用している方はご注意ください。
かな表記がない方がデザインはカッコよく見えるで、「ローマ字入力」している方には逆にメリットです。
若い世代の方だと、「かな入力」を使っている方はかなり少ないようなので、その点も考慮して、あえて「かな表記」を刻印していないのでしょう。
※WU2/J3(軽量モデル)の「ピクトブラック」のみ、「かな表記あり」キーボードもカスタマイズで選択できます。
▶ LIFEBOOK WU2/J3(軽量モデル)を公式サイトで見てみる
▶ LIFEBOOK WU4/J3(FMV Zero)を公式サイトで見てみる
▶ LIFEBOOK WU5/J3(FMV Zero 世界最軽量モデル)を公式サイトで見てみる
▶外観
富士通「LIFEBOOK WU2/J3」のボディカラーは、
- ピクトブラック
- フロストグレー
- シルバーホワイト
の3色展開です。今回のレビュー機は「フロストグレー」です。
なお、WU2/J3の5Gモデル、WU4/J3、WU5/J3は「ピクトブラック」のみです。
マットなカラーリングでカッコいいです。
キーボードの各キーに「かな表記」がないので、そこもデザイン性を高める要素になっています。
―― LIFEBOOK WU2/J3の使いやすさチェック ――
▶キーボード
▲タップ・クリックで拡大
- キートップに凹みがあり、指先の力が逃げにくい
- ほどよい打鍵感とスムーズなキーストローク
- 小指での入力が多いキーなどは、軽い力で入力できる設計
- カーソルキーは、凸型にしっかりスペースを確保してあり使いやすい
などの要素があいまって、キーボードがタイピングしやすいです。
キーボードがタイピングしやすいノートパソコンを選びたい方にも、LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3はオススメですよ。
▼キーボード右側は、キーボードの右下にスペースをとり、カーソルキー(矢印キー)を使いやすく作ってあるのも非常によいところです。
おかげで、カーソルキーがストレスなく使えます。
EnterやBackSpaceキーなど、端の方にあるのに使用頻度が高いキーを大きめに作ってあるのもグッドです。
▼キーボード左側も、[Ctrl]や[半角/全角]など、端のほうにありながらも使用頻度の高いキーが大きく作られています。
▼キートップ(キーの表面)には、ゆるやかな凹みがあります。
▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
キーの中心が指先でわかりやすくなり、指先の力も逃げにくくなるので、タイピングしやすいキートップです。
なお、基本的にはキートップに「日本語かな」の表記がないので、普段「かな入力」を利用している方はご注意ください。
かな表記がない方がデザインはカッコよく見えるで、「ローマ字入力」している方には逆にメリットです。
※WU2/J3(軽量モデル)の「ピクトブラック」のみ、「かな表記あり」キーボードもカスタマイズで選択できます。
▼大きな角度ではないですが、ディスプレイを開くとキーボードに少し傾斜がつき、タイピングしやすさに少しプラスになります。
ファンクションキー(F1~F12キー)は、Fn+Escキーでファンクションロック(本来Fnキーを押す必要がある機能を、Fnキーを押さずに使えるようにする)できます。
好みに応じて設定するとよいでしょう。
キーピッチなど
▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、タイピングしやすいと言われる約19ミリを確保。
▼かなり手が大きい人でなければ、パームレストは十分な広さでしょう。
キーボードバックライト
キーボードのバックライトは、Fn+スペースキーでON・OFFができます。
明るさは2段階で調整可能。
なお、LIFEBOOK WU5/J3(世界最軽量モデル)のみキーボードのバックライトは非搭載なのでご注意ください。
タッチパッド
タッチパッドは、下側に左右ボタンが付いているタイプです。
個人的には、タッチパッドがボタンを兼ねた一体型タッチパッドよりも、こちらの方が使いやすくて好みです。
なお、Fn+F3キーでタッチパッドのON・OFF(有効・無効)を切り替えできます。
キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを確実に防止したいときに便利です。
▶表面温度
▼まず、YouTubeを30分再生後の表面温度が以下です。
キーボードの特に熱くなっている部分でも35℃程度に収まっていますので、とくに問題はないでしょう。
▼つづいて、一応3Dゲームをプレイした場合を想定して、
ファイナルファンタジー14のベンチマークを30分ループ再生した後の表面温度が以下です。
キーボードで一番熱くなっているのは、「7」キー周辺で、そこは50℃くらいになっています。
薄型ノートなので仕方がないところですが、キーボード操作で3Dゲームを遊ぶのには向いていません。
▶スピーカー
LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3は、底面の手前側の底面にスピーカーを搭載。
スピーカーの音質は「もう少し音抜けが欲しい」と感じることもありましたが、普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあります。
音質は、点数にすると100点満点中:60点くらいです。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。
▶ディスプレイ
■ディスプレイの詳細
ディスプレイサイズ等 | 14型 ノングレア(非光沢) |
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解像度 | WUXGA(1920×1200ドット) |
リフレッシュレート | 60Hz |
アスペクト比(縦横比) | 16:10 |
視野角
ディスプレイは、角度をつけて見てもほぼ暗く見えたりしないので、視野角は広いです。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
▼ディスプレイは180度開きます。
▼なお「Ctrl+Alt+↑/↓」のキー操作で、画面の「表示の向き」を180度回転できます。
商談やプレゼンなどで、対面の人に画面を見せたいときに役立ちます。
・ノングレア(非光沢)なので映り込みしにくい
富士通 LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3のディスプレイは、ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、映り込みしにくいです。
作業中に照明や周囲のものが画面に映り込みにくいので、実用的です。
・色域
色域については、冒頭のおすすめポイント・特徴:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶インターフェイス
インターフェイスについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶テレワークやWeb会議に役立つ機能
・プライバシーを保護するWebカメラ
Webカメラは、
- フルHDカメラ(Windows Hello 顔認証対応)
- フルHDカメラ
の2つから選択できます。
LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3のWebカメラには、プライバシーカメラシャッターが搭載されています。
▲下側がシャッターを閉じた状態
プライバシーカメラシャッターをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。
プライバシーカメラシャッターを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。
オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合にも便利です。
▼実際に、Windowsのカメラアプリで撮影した写真が以下。
▲LIFEBOOK WU2/J3のWebカメラで撮影
▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けWebカメラで撮影した写真。
▲ELECOM製の外付けWebカメラで撮影(比較用)
どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。
上記の外付けWebカメラよりも、LIFEBOOK WU2/J3のカメラの方が少し暗いかもですが、色味はより自然に撮れています。
画質にこだわらなければ、とくに問題はないでしょう。
オンラインミーティングで役立つキー操作
オンラインミーティングで役立つ以下のキー操作も利用可能です。
- Fn+F1キー:マイクミュート
マイクミュート時は、キーボード面左上にあるランプが点灯するので、マイクがOFFになっているのがわかりやすいです。
▶その他の機能
指紋認証対応の電源ボタン
▼電源ボタンは、指紋認証に対応しています。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間
JEITA Ver.3.0測定法 | 動画再生:約11.5時間 ※Core Ultra 7 + 64Whバッテリー搭載時のメーカー公称値 |
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YouTubeを再生 | 約7時間39分 |
30分で充電できたバッテリー量 ※付属ACアダプターを使用 |
約44% |
- 電源モードの設定:バランス
- バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
- ディスプレイの明るさ:50
※レビュー機は、64Whバッテリー搭載で、かつ、LIFEBOOK WU2/J3の中でもCore Ultra 7 155H、メモリ32GB搭載で、バッテリーを消費しやすい仕様です。
Core Ultra 7 155Hのプロセッサーベースパワーが28Wなのに対して、Core Ultra 5 125Uプロセッサーベースパワーは15Wで、
Core Ultra 5 125Uの方が電力効率重視のプロセッサーなので、Core Ultra 5 125UなどのUシリーズのCore Ultra搭載の場合は、もう少しバッテリー駆動時間は伸びるかもしれません。
なお、世界最軽量モデルや、31Whバッテリーを選択した場合は、64Whバッテリーの半分程度の容量ですので、当然バッテリー駆動時間も短くなってしまうのでご注意ください。
なお、USB PD(Power Delivery)に対応しているので、モバイルバッテリーで電力を補うことも可能です。
(詳しくは、USB PD充電器からの充電の項目をご覧ください)
バッテリーをいたわるユーティリティー
ノートPCのバッテリーを長持ちさせるには、100%まで充電せず、バッテリーの充電を80%程度までに抑えた方がよいと言われます。
LIFEBOOK WU2/J3には「バッテリーユーティリティ」がインストールされており、100%充電、80%充電の2つから選択できます。
バッテリー寿命を重視するなら80%充電を。
外出先でバッテリー駆動での使用が多い場合や、フル充電しておきたい場合は、100%まで充電を選ぶとよいでしょう。
・USB PD充電器からの充電
ちなみに、LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3に電源コネクタはなく、付属のACアダプターもUSB Type-C端子につないで使います。
ですので、PD充電器のワット数が足りていれば、普通に充電が可能です。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
PD充電器の最大出力
|
充電の可否
|
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20W(フィリップス製) | △ ※注1(表下参照) |
30W(RAVPower製) | △ ※注1(表下参照) |
45W(Anker製) | △ ※注1(表下参照) |
65W(CIO製) | ◯ |
※注1:充電自体は可能でしたが、付属ACアダプターの出力65Wよりも低出力です。そのため、ACアダプター接続時と比べてパフォーマンスが落ちたり、高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減るなどの可能性があります。
※今回レビューしているLIFEBOOK UHシリーズには複数のスペックがあるため、スペックにより結果が異なる可能性があります。
今回のレビュー機の場合、付属ACアダプターの出力は65Wでしたので、それを超える出力のPD充電器でのテストは省略しました。
20Wなどの低出力のPD充電器からでも一応充電自体は可能なのは嬉しいところですね。
なお、メーカーサイトには、パソコンを使用しながら本体に充電する場合、
- HシリーズのCore Ultra搭載の場合:65W(20V/3.25A)以上を供給可能な充電器が必要。
- それ以外の場合:45W(20V/2.25A)以上を供給可能なものが必要。
との記載があります。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。
■静音性のチェック結果
YouTube再生時(バッテリー駆動) |
とても静か ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
---|---|
パフォーマンス設定:「電源設定:最適な電力効率」でのベンチマークテスト時 | 最大36db程度 |
パフォーマンス設定:「電源設定:最適なパフォーマンス」でのベンチマークテスト時 | 最大43db程度 |
※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※ベンチマークテストは、今回は、「ファイナルファンタジー14黄金のレガシー ベンチマーク」を使用しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。
■「電源設定:最適な電力効率」でベンチマークテストを行った場合
ベンチマークテスト時は「少しファン音がしているな」と感じますが、ファン音は小さめでした。静かな場所でも使いやすいでしょう。
■「電源設定:最適なパフォーマンス」でベンチマークテストを行った場合
ベンチマークテスト時は、多少ファン音がします。自習室など静かな場所で、隣に人が座っていなければ問題ない程度です。
というわけで、静かに使いたいときは、電源設定を「最適な電力効率」にして使うなど、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
▲A4用紙とのサイズ比較
A4サイズ | 297×210mm |
---|---|
LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3 | 308.8×209×15.8(最薄部)‐17.3(最薄部)mm ※突起部含まず |
幅×奥行きはA4に近いサイズで、A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグでも持ち運びしやすいでしょう。
▶重さ
重さについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「重さ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
―― 処理性能チェック ――
つづいて、CPUやグラフィックスの処理性能をチェックしていきます。
■レビュー機のスペック
CPU | インテル Core Ultra 7 155H |
---|---|
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD(NVMe) |
グラフィックス | インテル Arc グラフィックス |
Core Ultra 7 155H搭載モデルの処理性能:概要
※今回のレビュー機「LIFEBOOK WU2/J3(軽量モデル)のCore Ultra 7 155H搭載モデル」の処理性能の概要をまず記載します。
ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分余裕のある性能です。
Core Ultra 7 155Hは、モバイルノートPCが搭載しているCPUの中でも比較的パワーがあるので、動画編集などにも使えるスペックです。
なお、LIFEBOOK WU2/J3とWU5/J3は、後ろにUが付いているCore Ultra 5 125Uなども選べますが、
パワー重視でいくならCore Ultra 7 155Hがオススメです。
バッテリー駆動時間重視なら、Core Ultra 5 125Uがよいでしょう。
▶CPU性能:Core Ultra 7 155H
LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3のCPUは、仕様によって以下の4つがあります。
■搭載CPUのラインナップ
- Core i3-1315U
- Core Ultra 5 125U
- Core Ultra 7 155U
- Core Ultra 7 155H
今回のレビュー機のCPUは、以下です。
■レビュー機のCPU
- インテル Core Ultra 7 155H
- 16コア(Pコア×6、Eコア×8、低消費電力Eコア×2) / 22スレッド
- Pコア:最大周波数4.8GHz、Eコア:最大周波数 3.8GHz、低消費電力Eコア:最大周波数 2.5GHz
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。
マルチコア | 10685 |
---|---|
シングルコア | 1672 |
- 当サイトで計測したスコアです。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
- CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。
オレンジ色のCore Ultra 7 155HがLIFEBOOK WU2/J3実機で計測したスコア。
グリーンのCore Ultra 7 155Uは、当サイトで計測した平均スコアです。
Core Ultra 7 155Hは、モバイルノートとしては高い処理性能。Core Ultra 7 155Uは、まずまず高めのスコアといったところ。
CINEBENCH 2024
CINEBENCH 2024は、「GPU(グラフィックス)」と「CPU」の性能を計測できるベンチマークソフトです。
GPU | 計測不可 |
---|---|
CPU(マルチコア) | 590 |
CPU(シングルコア) | 99 |
CPU Mark
ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。
スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。
マルチスレッド | 27585 |
---|---|
シングルスレッド | 3578 |
PassMarkでの同CPU(Core Ultra 7 155H)の平均スコア24829※よりも高いスコアでした。
※2025年8月20日現在の平均値
CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。
▶グラフィックス性能:インテル Arc グラフィックス
■富士通 LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3のグラフィックス
Core i3搭載時 | インテル UHD グラフィックス |
---|---|
Core Ultra Uシリーズ搭載時 | インテル グラフィックス |
Core Ultra H搭載モデル | インテル Arc グラフィックス ※ただし、メモリ8GB搭載時はインテル グラフィックス動作ですす。 |
今回のレビュー機のグラフィックスは「Core Ultra 7 155H搭載:インテル Arc グラフィックス(CPUに内蔵)」です。
・3Dゲームのベンチマーク・FPS数
■3Dゲームのベンチマーク・FPS数
3DMark ベンチマークスコア
Fire Strikeスコア | 7840 |
---|---|
Time Spyスコア | 3598 |
総合スコアを掲載しています。
FF14(ファイナルファンタジーXIV)黄金のレガシー ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 8164 快適 |
---|
※グラフィックス設定は「ノートPC」向けの設定にて計測。
・評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。
ドラゴンクエストXオンライン ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 20360 すごく快適 |
---|
評価は、スコアによって「すごく快適 > とても快適 > 快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の7段階に分かれます。
・各ゲームのFPS数
ELDEN RING(エルデンリング)
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
---|---|
1920×1200 / 低 | 45.6 FPS |
- グラフィックの設定はプリセットを使用。
エルデンリングはフレームレートの上限が60FPSですが、グラフィック設定を低にしても快適に遊ぶのは厳しそうです。
さらに解像度を下げれば遊べるかもしれません。
モンスターハンターライズ
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
---|---|
1920×1200 / 低 | 159.4 FPS |
1920×1200 / 中 | 97.8 FPS |
1920×1200 / 高 | 49.4 FPS |
APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)
解像度・ビデオ設定
|
平均FPS
|
---|---|
1920×1200 / 低 | 67.8 FPS |
1920×1200 / 中 | 66.3 FPS |
1920×1200 / 高 | 50.8 FPS |
- ※2024年10月29日に、最大フレームレートを300FPSに設定し、チュートリアル完了までのFPSを計測。
- ※以下の設定を低・中・高として計測しています。
VALORANT(ヴァロラント)
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
---|---|
1920×1200 / 低 | 172.4 FPS |
1920×1200 / 中 | 158.3 FPS |
1920×1200 / 高 | 156.0 FPS |
- 2024年10月29日に、プラクティス:基本トレーニングにて計測。
- ※以下の設定を低・中・高として計測しています。
PUBG:Battlegrounds
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
---|---|
1920×1200 / 低 | 68.4 FPS |
1920×1200 / 中 | 62.4 FPS |
1920×1200 / 高 | 51.7 FPS |
- ※2024年10月29日に、チュートリアル完了までのFPSを計測。
- レンダリングスケール:100
- グラフィック設定は「全体的なグラフィックの品質」の設定です。
Fortnite(フォートナイト)
解像度・クオリティプリセット
|
平均FPS
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1920×1200 / 低 | 43.3 FPS |
- チャプター5シーズン4、バトルロイヤル(ソロ)、レンダリングモード:DirectX 12にて計測
グラフィックス性能についての総評
というわけで、インテル Arc グラフィックス搭載時の場合は、ライトな3Dゲームなら遊べる程度のグラフィックス性能はありそうです。
インテル UHD グラフィックスやインテル グラフィックス搭載時は、3Dゲームには向かないでしょう。
▶SSDのデータ転送速度
高速なPCIe4.0 x4 SSDです。フォルダ間でのデータコピーなどがより早くおこなえるなど、快適に使えるでしょう。
SSD情報
Samsung(サムスン)製のSSDを搭載していました。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶付属品など
付属品一式です。
- ACアダプター
- 電源ケーブル
- マニュアル類
- 保証書
などが付属。
※付属品は変更になることがあるかもしれません。
▶富士通 LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3のレビューまとめ
「富士通 LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3」のレビューまとめです。
LIFEBOOK WU2/J3、WU4/J3、WU5/J3の総評ですが、完成度の高いノートパソコンですので、特筆するような気になる点はありません。
購入時の注意点は、
バッテリー容量が2パターン(31Wh or 64Wh)あるので、軽さを取るか、バッテリー駆動時間をとるかで、選ぶべき仕様が異なるところです。
CPUも、モデルによって選べるCPUが異なるので、どのモデルでどのCPUが選べるのか把握しておいた方がよいでしょう。
(どのモデルでどのCPUが選べるかは、処理性能の高いCPUも搭載可能!の項目をご覧ください。)
一方、
- カスタマイズ性が高い
- 軽量
- 打ちやすいキーボード
- 豊富なインターフェイス
- 堅牢性(頑丈さ)
などは良いところは豊富です。
コスパを重視したノートパソコンではないので、価格的には安くはないですが、使いやすいモバイルノートをお探しの方には、とてもオススメです!
なお、WEB価格よりもさらに割引になるシークレットクーポンをメーカーの方よりご提供いただけました!ぜひご利用ください!
※有効期限:2025年10月1日(水)13:59まで
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SPLSJ
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※WU5/J3:7%、WU4/J3:6%、WU2/J3:10% OFF
▶ LIFEBOOK WU2/J3(軽量モデル)を公式サイトで見てみる
▶ LIFEBOOK WU4/J3(FMV Zero)を公式サイトで見てみる
▶ LIFEBOOK WU5/J3(FMV Zero 世界最軽量モデル)を公式サイトで見てみる
▶レビュー動画
▼動画でレビューを見たい方は、以下をどうぞ!
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▼なお、軽量・薄型のおすすめノートパソコンは、以下の記事でもご紹介しています。
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