「Dell 14 Premium」実機レビュー!唯一無二のデザイン!OLEDやRTX 4050 Laptopも搭載可能なハイエンドノートPC!
Core Ultra 7 255H | メモリ32GB |
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最大4TB SSD | RTX 4050搭載可能 |
「Dell 14 Premium」の実機レビューです。
今回は、メーカーからの貸出機を使ってレビューします。
※貸出機であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。
なお、本記事は、アフィリエイト広告を利用して収益を得ていますが、デメリット・注意点なども含めて公平にレビューします。
「Dell 14 Premium」は、デルのノートパソコンの中でもフラッグシップにあたる14.5型ノートパソコン。
唯一無二の未来感のあるデザインで、非常におしゃれな外観をしています。
OLEDディスプレイやRTX 4050 Laptopも選択可能で、クリエイティブ用途など幅広い用途に対応可能です。
■Dell 14 Premiumのスペック
OS | Windows 11 Home / Pro |
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ディスプレイ |
14.5インチ 最大120Hz、アスペクト比16:10 ・IPS液晶:2K(解像度1920×1200)、非光沢、100% sRGB、ブルーライト軽減 ・OLED(有機EL):3.2K(解像度3200×2000)、タッチ対応、反射防止、100% DCI-P3、低ブルーライト |
CPU | インテル Core Ultra 7 255H |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD:512GB / 1TB / 2TB / 4TB |
グラフィックス | インテル Arc グラフィックス / NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop |
サイズ | 320×216×18mm |
重さ |
・IPS液晶モデル:1.66kg ・OLED(有機EL)モデル:1.72kg ※構成による |
その他 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
※カスタマイズで選択できる項目を含みます。
※2025年9月5日現在、公式サイトで販売中のモデルのスペックです。
■今回のレビュー機のスペック
「Core Ultra 7 255H、メモリ32GB、1TB SSD、インテル Arc 140Tグラフィックス、OLED(有機EL)・タッチ対応ディスプレイ(Dell 14 Premium DA14250、Reg Model:P184G、Reg Type No:P184G003)」
なお、この記事は、
という構成になっています。
冒頭の「おすすめポイント・特徴」と「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。
目次

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パワーのあるCore Ultra 7 255H搭載! |
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Core Ultra 7 255Hを搭載し、ノートパソコンのCPUとしてはパワーがあります。
Core Ultra 7 255Hは、インテル Arc 140Tグラフィックスを内蔵しているので、ライトな3Dゲームを遊べる程度のグラフィックス性能もあります。
なお、Core UltraなのでNPUも内蔵されています。
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クアッドスピーカー搭載!音がいい! |
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Dell 14 Premiumは、キーボード面の両端と、底面に合計4つのスピーカー(クアッドスピーカー)を搭載。
キーボード面上部にスピーカーがあるので音抜けがよく、底面にウーハースピーカーがあるので、
ノートパソコンのスピーカーとしては珍しく、低音もわりと聞こえる感じで音がよいです。
音質は、点数にすると100点満点中:80点くらいです。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。
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OLEDディスプレイも選択可能 |
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Dell 14 Premiumのディスプレイは、「IPS液晶ディスプレイ」または「OLED(有機EL)・タッチ対応ディスプレイ」から選択可能。
ディスプレイ共通仕様 | 14.5型、最大120Hz、アスペクト比16:10 |
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IPS液晶 | ・2K(1920×1200ドット) ・ノングレア(非光沢) ・100% sRGB ・ブルーライト低減 |
OLED(有機EL) | ・3.2K(3200×2000ドット) ・タッチ対応 ・反射防止 ・100% DCI-P3 ・低ブルーライト |
OLEDディスプレイなら、より色鮮やかな発色と、液晶ディスプレイでは再現できない黒の表現を楽しめます。
なお、OLEDディスプレイを選択した場合、タッチ対応になります。
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OLEDディスプレイを選択すれば、広い色域カバー |
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■カバー率
sRGB | 100% |
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DCI-P3 | 99% |
Adobe RGB | 89% |
※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。
※OLED(有機EL)ディスプレイ搭載モデルの結果です。
(IPS液晶モデルの場合は、ここまで色域は広くありませんが、それでもメーカー公称では100% sRGBカバー率は100%のようです。)
DCI-P3カバー率が100%に近く、広めの色域をカバーしています。
クリエイティブ作業にも使える広い色域をカバーしたディスプレイと言えるでしょう。
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タッチパッドの境目が見えない「シームレス・タッチパッド」 |
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タッチパッドの境目が見えない「シームレス・タッチパッド」を搭載しているのが、デザイン的な大きな特徴でしょう。
タッチパッドが見えませんが、ちゃんとハプティックタッチパッド(振動でクリック感が得られるタッチパッド)があります。
「タッチパッドの範囲が見えないと、使いづらいのではないのか?」
という疑問が湧いてくるかもしれませんが、
タッチパッドの範囲が広いので、どこからどこまでがタッチパッドの範囲なのか、あまり気にしなくても使える感じです。
逆に、タッチパッドの範囲から開放されるような気もしました。
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タッチ式のファンクションキー搭載 |
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「タッチ式のファンクションキー」も大きな特徴の1つです。
タッチ式のファンクションキーは、押しても押した感触がないので、とくに、Deleteみたいに連打する可能性があるキーは、物理キーの方が使いやすく感じます。
ただ、どこにどの機能があるのか見やすいので、そこはメリットです。
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英語キーボードも選択可能 |
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Dell 14 Premiumのボディカラーは「プラチナ」と「グラファイト」の2色展開ですが、プラチナのみ日本語キーボードか英語キーボードを選択可能。
グラファイトは英語キーボードのみです。
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カスタマイズ注文も可能 |
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OS、グラフィックス、ストレージ、ディスプレイ、キーボード、本体カラーを選択して注文できます。
ただし、選択できる組み合わせに制限があります。
※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になることがあるかもしれません。

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OLEDディスプレイ搭載モデルの場合は、光沢の反射防止ディスプレイ |
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Dell 14 Premiumは、OLEDディスプレイ搭載モデルの場合、光沢に反射防止コーティングがされたディスプレイです。
通常のグレアよりは映り込みはマイルドですが、ノングレアよりも映り込みしやすいです。
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14.5インチのノートPCとしては重め |
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本体 | 約1,758g |
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OLEDディスプレイ搭載時の公称値は約1.72kgですが、実測は約1,758gでした。
最近は、14型で1~1.2キロ程度のノートパソコンも多いです。
Dell 14 Premiumは、14型よりも0.5インチ大きい14.5型ではありますが、それを考慮してもノートパソコンとしては重めです。
アルミ削り出しボディや69.5Whの大容量バッテリーなども、ある程度重さに影響していると思います。
なお、Dell 14 PremiumはGeForce RTX 4050 Laptopを選択できるので、 RTX 4050 Laptop搭載でこの重さなら、逆に悪くないと思います。
ただ、RTX 4050 Laptop搭載となると、もう少し重くなるとは思います。
なお、公称値の重さは以下のとおりです。
- IPS液晶モデル:約1.66kg
- OLED(有機EL)モデル:約1.72kg
ACアダプター+USBケーブル | 約266g |
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ACアダプターは60W出力です。
なお、USB PD充電器からの充電の項目に記載のとおり、PD充電器でも充電できます。
ACアダプターの代わりに、より軽量なPD充電器を持ち運ぶのもアリでしょう。
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インターフェイスは少なめ |
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右側面
- ① microSDカードリーダー(SD/SDHC/SDXC、UHS-Ⅰ/UHS-Ⅱに対応)
- ② Thunderbolt 4 / USB 4(40Gbps、USB PDとDisplayPort 2.1の映像出力に対応)
- ③ ユニバーサル オーディオ ジャック
▼microSDカードを挿しても ほぼはみ出さないので、挿しっぱなしにしておいても邪魔になりません。
左側面
- ① Thunderbolt 4 / USB 4×2つ(40Gbps、USB PDとDisplayPort 2.1の映像出力に対応)
Thunderbolt 4端子が3つあるのがよいところですが、USB Type-AやHDMI端子などもありませんし、インターフェイスは少なめです。
なお、充電もThunderbolt 4端子でおこなうので、充電中はThunderbolt 4端子が残り2つになる点に注意が必要です。
HDMIなどの外部ディスプレイ出力専用の端子はありませんが、Thunderbolt 4端子から外部ディスプレイ出力が可能です。
また、右利きの人の場合、マウスを使うことを考えると、ヘッドホン端子は左側にあった方がよかったと感じそうではありますね。
▶外観
「Dell 14 Premium」のボディカラーは、
- プラチナ
- グラファイト
の2色展開です。
今回のレビュー機は「プラチナ」です。
なお、本体カラーがグラファイトの場合は、キーボードが英語配列のみです。
プラチナは、日本語または英語いずれかのキーボードを選択可能です。
天板のDellマークは、光に反射して輝きます。
―― Dell 14 Premiumの使いやすさチェック ――
▶キーボード
▲タップ・クリックで拡大
キーストローク(キーが沈み込む深さ)は浅めで、やや硬めのタイピング感です。
タイピングしやすさは普通といったところですが、各キーが大きめなのはイイですね。
▼キーボード右側は、BackSpaceキーの右に電源ボタンがあります。
電源ボタン自体は小さいですが、どの程度気になるかは、個人差があるでしょう(個人的にはあまり気にならなかったです)。
ちなみに、電源ボタンは強めに押さないと押せないようになっているので、「軽く」押すだけでは反応しないようにはなっています。
あと、カーソルキーの上下(↑↓キー)がもう少し大きいと嬉しかったですね。
(この整然としたキー配列に影響するので、カーソルキーの上下を大きくするのは、難しいところかもしれませんが)。
▼キーボード左側は、[Ctrl]や[半角/全角]など、端のほうにありながらも使用頻度の高いキーが小さくなっていないのは嬉しいポイントです。
▼キートップ(キーの表面)には、浅いですが凹みがあります。
▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
キーの中心が指先でわかりやすくなり、指先の力も逃げにくくなるので、タイピングしやすさにプラスになります。
Dell 14 Premiumのキーボードの一番上の列は「タッチ式のファンクションキー」になっています。
Fn+Escキーで、独自機能(特殊機能)を優先するか、Windowsの標準機能を優先にするかを設定できます。
キーピッチなど
▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は約19.05mmで、一般にタイピングしやすいと言われる19mmとほぼ同じです。
▲パームレストに手をのせたところ
キーボードバックライト
キーボードのバックライトは、ファンクションキーにメディアコントロール機能が表示されている状態でON・OFFができます。
(表示されていない場合は、Fn+ESCキーを押してください。)
なお、キーボードバックライトの明るさ調整はできませんでした。
▶表面温度
▼まず、YouTubeを30分再生後の表面温度が以下です。
キーボードの特に熱くなっている部分でも36℃程度にしかなっていないので、とくに問題はないでしょう。
▼つづいて、3Dゲームプレイ開始から30分後の表面温度です。
キーボードの特に熱くなっているキーは42℃程度ぐらいなので、ちょっと熱いですが、これくらいだったら、ずっと触ってなければ問題ないかな?くらいの温度です。
ただ、これはあくまでRTX 4050 Laptop非搭載のモデルの話ですので、RTX 4050 Laptop搭載モデルの場合は、もっと熱くなるかもしれないです。
▶スピーカー
スピーカーについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「スピーカー」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶ディスプレイ
ディスプレイサイズ等 |
14.5型 ・IPS液晶、2K(1920×1200ドット)、ノングレア(非光沢)、100% sRGB、ブルーライト低減 ・OLED(有機EL)、3.2K(3200×2000ドット)、タッチ対応、反射防止、100% DCI-P3、低ブルーライト |
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リフレッシュレート | 最大120Hz |
アスペクト比(縦横比) | 16:10 |
今回のレビュー機のディスプレイは、OLED(有機EL)ディスプレイです。
▼OLEDディスプレイのみタッチ対応です。
視野角
レビュー機はOLED(有機EL)ディスプレイなので、角度をつけて見ても、暗くなって見づらくなったりは、ほぼしません。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約136度開きます。
・色域
色域については、冒頭のおすすめポイント・特徴:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶インターフェイス
インターフェイスについては、冒頭の注意点:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶テレワークやWeb会議に役立つ機能
フルHD画質のRGB-IRカメラ(約2.07MP)を搭載。Windows Hello(顔認証機能)対応です。
▼実際に、Windowsのカメラアプリで撮影した写真が以下。
▲Dell 14 PremiumのWebカメラで撮影(タップorクリックで拡大)
▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けWebカメラで撮影した写真。
▲ELECOM製の外付けWebカメラで撮影(比較用。タップorクリックで拡大)
どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。
Dell 14 PremiumのWebカメラは、解像度自体は普通といったところですが、綺麗に撮れているので、そういう意味でよいカメラを搭載しています。
Windowsスタジオ エフェクト
Dell 14 Premiumは、NPU(Neural Processing Unit)内蔵の「インテル Core Ultraプロセッサー」搭載なので、Windowsスタジオ エフェクトを利用できます。
■Windowsスタジオ エフェクトの機能
- 自動フレーミング…顔が正面にくるように、自動でズーム&トリミング
- アイ コンタクト…目線をそらしても、カメラを見ているように目線を自動調整
- 背景効果…背景ぼかし などの効果
Windowsスタジオ エフェクトの処理をNPUが担当することで、CPU負荷を減らして背景ぼかしなどの処理ができます。
なお、Windowsスタジオ エフェクトは、クイック設定(画面右下の「ネットワーク、音量、バッテリー」が表示されている箇所をクリック)の「スタジオ効果」から設定できます。
マイクミュートキーも利用可能
オンラインミーティングで役立つ、「マイクミュート」も利用可能です。
ファンクションキーにメディアコントロール機能が表示されている状態で利用可能です。
(表示されていない場合は、Fn+ESCキーを押してください。)
▶その他の機能
指紋認証対応の電源ボタン
▼電源ボタンは、指紋認証に対応しています。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間
メーカー公称値 | 最大10時間のストリーミング動画再生 ※OLED(有機EL)モデルのメーカー公称値 |
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YouTubeを再生 | 約7時間22分 ※今回のレビュー機(OLEDディスプレイ搭載)の場合 |
- 電源モードの設定:最適な電力効率
- パフォーマンス設定:静音モード
- バッテリー節約機能:バッテリー残り30%以下でオン
- ディスプレイの明るさ:50
Dell 14 Premiumは、液晶ディスプレイの場合は、1920×1200ドットなのに対して、
OLEDディスプレイの場合は、3200×2000ドットの高解像度で、さらにタッチ対応になるので、液晶モデルよりもバッテリーを消費しやすいです。
上記のバッテリー駆動時間は、OLED搭載モデルの場合の結果ということもあり、
とりたててバッテリー駆動時間が長いわけではありませんが、高解像度・タッチ対応のわりには頑張っていると思います。
なお、バッテリー容量は69.5Whなので、ノートパソコンとしては大きめのバッテリーを搭載しています。
・USB PD充電器からの充電
ちなみに、Dell 14 Premiumに電源コネクタはなく、付属のACアダプターもThunderbolt 4端子につないで使います。
ですので、PD充電器のワット数が足りていれば、PD充電器でも充電が可能です。
今回のレビュー機の付属ACアダプターは最大60ワット出力でしたので、もしPD充電器を調達されるなら、60ワット出力以上のものを選ぶと無難でしょう。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
PD充電器の最大出力
|
充電の可否
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20W(フィリップス製) | △ ※低速 |
30W(RAVPower製) | △ ※低速 |
45W(Anker製) | △ ※低速 |
65W(CIO製) | ◯ |
※Dell 14 Premiumには複数のスペックがあるため、スペックにより結果が異なる可能性があります。
20W、30W、45W出力のPD充電器は、接続すると低速の警告は出ますが、充電自体は可能でした。
20Wなどの低出力のPD充電器からでも一応充電自体は可能なのは嬉しいところですね。
モバイルバッテリーでも充電しやすそうです。
▶静音性
負荷がかかったとき、どれくらいうるさくなるのか試してみたところ、バッテリー駆動でYouTube再生時は、ほぼ無音でした。
一方、電源に接続し、ウルトラパフォーマンスモードに設定してベンチマークテストをおこなった場合、やや大きめのファン音がしました。
ですが、Dell 14 Premiumには「静音モード」も用意されています。
「静音モード」にすれば、ファン音が静かなレベルにまで下がるか?と言われれば微妙なところですが、ファン音の軽減自体はできました。
▶サイズ
▲A4用紙とのサイズ比較
セミB5ノート(大学ノート) | 252×179mm |
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A4サイズ | 297×210mm |
Dell 14 Premium | 320×216×18mm |
A4のクリアホルダーのサイズが310×220mmなので、幅はA4のクリアホルダーより少し大きいくらいですが、奥行きはA4のクリアホルダーより小さいです。
▶重さの実測:約1,758グラム
重さについては、冒頭の注意点:「重さ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
⇒ 「Dell 14 Premium」を公式サイトで見てみる
―― Dell 14 Premiumの処理性能チェック ――
つづいて、Dell 14 PremiumのCPUやグラフィックスの処理性能や、3DゲームのFPS数などをチェックしていきます。
■レビュー機のスペック
CPU | インテル Core Ultra 7 255H |
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メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD(NVMe) |
グラフィックス | インテル Arc 140Tグラフィックス |
※なお、今回実施したベンチマークテストは、Dell Optimizerの温度管理を「ウルトラパフォーマンス」に設定し、付属ACアダプターに接続して計測しました。
処理性能の概要
※今回のレビュー機(Core Ultra 7 255H、Arc 140Tグラフィックス、OLEDディスプレイ)の処理性能の概要をまず記載します。
処理性能は高く、DCI-P3カバー率も99%で色域も広いので、動画編集などのクリエイティブ系の作業にも使えるスペックです。
また、性能的にはライトな3Dゲームも遊べます。
▶CPU性能:Core Ultra 7 255H
■レビュー機のCPU
- インテル Core Ultra 7 255H
- 16コア(Pコア×6、Eコア×8、低消費電力Eコア×2) / 16スレッド
- Pコア:最大周波数5.1GHz、Eコア:最大周波数 4.4GHz、低消費電力Eコア:最大周波数 2.5GHz
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。
マルチコア | 11977 |
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シングルコア | 2037 |
- 当サイトで計測したスコアです。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
- CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。
ノートパソコン向けCPUの中では高い性能です。
いろいろな用途で快適に使えるでしょう。
CINEBENCH 2024
CINEBENCH 2024は、「GPU(グラフィックス)」と「CPU」の性能を計測できるベンチマークソフトです。
GPU | 計測不可 |
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CPU(マルチコア) | 850 |
CPU(シングルコア) | 121 |
CPU Mark
ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。
スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。
マルチスレッド | 36155 |
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シングルスレッド | 4524 |
PassMarkでの同CPU(Core Ultra 7 255H)の平均スコア30618※よりも高いスコアでした。
※2025年8月22日現在の平均値
CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。
▶グラフィックス性能:インテル Arc 140Tグラフィックス
■Dell 14 Premiumのグラフィックス
- インテル Arc グラフィックス
- NVIDIA GeForce RTX 4050 Laptop(GDDR6 6GB)
今回のレビュー機のグラフィックスは「インテル Arc 140Tグラフィックス」です。
・3Dゲームのベンチマーク・FPS数
■3Dゲームのベンチマーク・FPS数
3DMark ベンチマークスコア
Time Spy スコア | 4231 |
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Steel Nomad スコア | 836 |
ストリートファイター6 ベンチマーク
解像度・クオリティ | スコア・結果 |
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1920×1200 LOW | 100:快適にプレイできます |
1920×1200 NORMAL | 70:設定変更を推奨します |
※グラフィックス・セッティングは、高画質順にHIGHEST > HIGH > NORMAL > LOW > LOWESTがあります。
FF14(ファイナルファンタジーXIV)黄金のレガシー ベンチマーク
標準品質 1920×1200 | 8271 快適 |
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※グラフィックス設定は「ノートPC」向けの設定にて計測。
・評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。
ドラゴンクエストXオンライン ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 16221 すごく快適 |
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評価は、スコアによって「すごく快適 > とても快適 > 快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の7段階に分かれます。
・各ゲームのFPS数
ELDEN RING(エルデンリング)
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
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1920×1200 / 低 | 57.9 FPS |
1920×1200 / 中 | 49.9 FPS |
1920×1200 / 高 | 43.6 FPS |
1920×1200 / 最高 | 39.3 FPS |
- リムグレイブ(最序盤エリア)を歩き回って計測。
- グラフィックの設定はプリセットを使用。
モンスターハンターライズ
解像度・グラフィック設定
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平均FPS
|
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1920×1200 / 低 | 160.5 FPS |
1920×1200 / 中 | 124.7 FPS |
1920×1200 / 高 | 66.1 FPS |
※こちらは、モンスターハンターワイルズではなく、モンスターハンターライズのFPS数ですのでご注意ください。
APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)
解像度・ビデオ設定
|
平均FPS
|
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1920×1200 / 低 | 95.3 FPS |
1920×1200 / 中 | 87.4 FPS |
1920×1200 / 高 | 65.4 FPS |
- 2025年8月25日にチュートリアル完了までのFPSを計測。
- 最大フレームレートを300FPSに設定。
- ※以下の設定を低・中・高として計測しています。
PUBG:Battlegrounds
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
---|---|
1920×1200 / 低 | 87.7 FPS |
1920×1200 / 中 | 74.4 FPS |
1920×1200 / 高 | 64.7 FPS |
1920×1200 / ウルトラ | 53.3 FPS |
- 2025年8月25日にチュートリアル完了までのFPSを計測。
- レンダリングスケール:100
- グラフィック設定は「全体的なグラフィックの品質」の設定です。
Fortnite(フォートナイト)
解像度・クオリティプリセット
|
平均FPS
|
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1920×1200 / 低 | 53.3 FPS |
1920×1200 / 中 | 40.7 FPS |
1920×1200 / 高 | 37.6 FPS |
- 2025年8月26日に計測(バトルロイヤル(ソロ)、レンダリングモード:DirectX 12)
グラフィックス性能についての総評
というわけで、重い部類の3Dゲームをプレイするのは厳しいですが、あまり重くないゲームなら、ある程度遊べるグラフィックス性能があります。
NVIDIA GeForceを非搭載でも、これくらい3Dゲームを遊べるのは、なかなか良い感じだと思います。
ちなみに、Dell 14 Premiumはカスタマイズ注文でGeForce RTX 4050 Laptopを選択することもできます。
3Dゲームをもっと遊べる性能が欲しい場合は、GeForce RTX 4050 Laptopを選ぶとよいでしょう。
▶SSDのデータ転送速度
高速なPCIe4.0 x4 SSDです。フォルダ間でのデータコピーなどがより早くおこなえるなど、快適に使えるでしょう。
SSD情報
KIOXIA(キオクシア)製のSSDを搭載していました。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶付属品など
付属品一式です。
- ACアダプター
- 電源ケーブル
- USBケーブル
- オンラインマニュアルの案内書
- デル お問い合わせ窓口のご案内
などが付属。
詳細なマニュアルは、QRコードを読み込んで、ウェブ上で見られます。
※付属品は変更になることがあるかもしれません。
▶Dell 14 Premiumのレビューまとめ
「Dell 14 Premium」のレビューまとめです。
デザインも独創的ですし、いいノートパソコンだとは思うのですが、14.5型のノートパソコンで重さが1.7キロくらいあるで、ちょっと重いですね。
もっとも、カスタマイズ注文でRTX 4050 Laptopを選んだ場合は、
「RTX 4050 Laptop搭載しているわりには、軽い方ですね!」
ということになってくるので、また話が変わってくるところでもあります。
この重さなのは、削り出しアルミニウムボディである点や69.5Whの大容量バッテリー搭載だからというのもあると思いますが、
あとは、ベースモデルが、RTX 4050 Laptop搭載にも耐えられるようになっていることもあって、1.7キロくらいの重さになっているのかもしれません。
- Windows 11 Proも選べる
- 4TB SSD搭載可能
- IPS液晶かタッチ対応のOLEDディスプレイかを選べる
- 英語キーボードも選べる
など、カスタマイズ可能項目は豊富なので、価格と重さに目をつぶれば、幅広いニーズに対応できるとも言えます。
「この唯一無二のデザインが気に入った!」
という方や、あるいは「RTX搭載でゲーミングノートではない製品」をお探しの方向けでしょう。
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