「VAIO S13 (2025年3月発売モデル)」実機レビュー!使いやすい約1キロの軽量モバイルノートパソコン!

| Core 3~7 | メモリ8~32GB |
|---|---|
| 最大1TB SSD | 重さ約1.019kg~ |
「VAIO S13 (2025年3月発売モデル)」の実機レビューです。
VAIO S13 (2025年3月発売モデル)は、打ちやすいキーボードを搭載し、重さも約1.019kg~で、軽くて持ち運びしやすいモバイルノートPC。

タイピングしやすいキーボードのキー配列や、キーボードに傾斜がつく「チルトアップ機構」などが個人的なおすすめポイントです。

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今回は、メーカーからの貸出機を使ってレビューします。
※貸出機であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。
■VAIO S13 (2025年3月発売モデル)のスペック
| OS | Windows 11 Home / Pro |
|---|---|
| ディスプレイ | 13.3インチ WUXGA(解像度1920×1200)、アスペクト比16:10、アンチグレア(非光沢)、60Hz |
| CPU | インテル Core 3 100U / Core 5 120U / Core 7 150U |
| メモリ | 8GB / 16GB / 32GB |
| ストレージ | SSD:256GB / 512GB / 1TB |
| グラフィックス | インテル グラフィックス |
| サイズ |
約299.3×221.1×17.7(最薄部)-19.6(最厚部)mm ※突起部含まず |
| 重さ | 約1.019kg~1.056kg(公称値) |
| その他 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
※CPU+メモリ+ストレージの組み合わせに制限があります。
※2025年11月4日時点のスペックです。
■今回のレビュー機のスペック
「インテル Core 7 150U、メモリ16GB、512GB SSD(VJS136シリーズ、型名:VJS1368、MODEL:PCA110C13N)」
ちなみに、型番:VJS13690411T、VJS13690311B、VJS13690211T、VJS13690111Bも今回のレビュー機と同じシリーズの製品です。
なお、この記事は、
という構成になっています。
冒頭の「おすすめポイント・特徴」と「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。
目次

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1キロ程度の重さで持ち運びしやすい! |
|---|

| 本体 | 約1,041g |
|---|
公称値は約1.019kg~1.056kgですが、実測は約1,041gでした。
13.3型ノートパソコンとしては軽いです。
1キロ程度の重さなので、持ち運びもしやすいでしょう。

| ACアダプター+電源ケーブル | 約226g |
|---|
ACアダプターも、65W出力のACアダプターとしては悪くない重さです。
なお、USB PD充電器からの充電の項目に記載のとおり、PD充電器でも充電できます。
ACアダプターの代わりに、より軽量なPD充電器を持ち運ぶのもアリでしょう。
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持ち運びしやすいコンパクトボディ |
|---|
VAIO S13は、ディスプレイサイズが13.3型なので、コンパクトで持ち運びしやすいです。

▲A4用紙とのサイズ比較

| A4サイズ | 297×210mm |
|---|---|
| VAIO S13 | 約299.3×221.1×17.7(最薄部)-19.6(最厚部)mm ※突起部含まず |
幅×奥行きはA4に近いサイズで、A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグでも持ち運びしやすいでしょう。
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ノートPCの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバー |
|---|

■カバー率
| sRGB | 99% |
|---|---|
| DCI-P3 | 76% |
| Adobe RGB | 75% |
※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。
sRGBカバー率がほぼ100%で、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。
VAIO S13の用途を考えると、多くの方には十分な色域をカバーしたディスプレイと言えるでしょう。
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タイピングしやすいキーボード |
|---|
▲タップ・クリックで拡大
- ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がつく「チルトアップ機構」
- キートップに凹みがあり、指先の力が逃げにくい
- 大きめのEnterキー
- [BackSpace]や[半角/全角]キーなどもしっかりスペースを確保
などの要素があいまって、キーボードがタイピングしやすいです。
日本メーカーならではの、タイピングしやすい日本語キーボードだと言えます。
キーボードはパソコン操作の要ですので、キーボードが打ちやすいだけでも大きなメリットです。
さらに詳しくは、キーボードの項目をご覧ください。
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インターフェイスが充実 |
|---|
モバイルノートとしては、インターフェイスが充実しているので便利です。
右側面

- ① マイク
- ② USB 3.0 Type-A
- ③ HDMI出力端子(4096×2160 / 24Hzまたは3840×2160 / 30Hz)
- ④ LAN端子
- ⑤ USB 3.1 Type-C×2つ(USB PDと5120×2880 / 60Hzの映像出力に対応)
左側面

- ① セキュリティーロック・スロット
- ② USB 3.0 Type-A
- ③ ヘッドセット対応ヘッドホン端子
USB Type-CとType-Aそれぞれ2つずつあるので、インターフェイスは比較的揃っています。
なお、VAIO S13への充電もUSB Type-C端子でおこなうので、充電中は使用できるType-C端子が残り1つになる点が、注意点といえば注意点かもしれません。
その他、SDカードスロットはないので、SDカードを使いたいときはSDカードリーダーが別途必要です。
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堅牢性の高いボディ |
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VAIO独自の数十項目におよぶ品質試験に加えて、MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した品質試験もクリアした堅牢性があります。
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3つのCPUから選べる! |
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▼VAIO S13 (2025年3月発売モデル)はカスタマイズ注文が可能で、プロセッサーは以下から選べます。
- Core 3 100U
- Core 5 120U
- Core 7 150U
なお、これらのCPUはCore Ultraシリーズと異なり、NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)は入っていません。
詳しいCPU性能については、CPU性能の項目をご覧ください。
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カスタマイズ注文可能 |
|---|

本体カラー、OS、CPU+メモリ+ストレージなどのカスタマイズが可能。好みに応じた仕様にできます。
※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になることがあるかもしれません。
なお、WAN搭載モデルのみ4G LTE・5Gの通信モジュールを搭載しています。
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3年延長サポートが付属 |
|---|
VAIOパソコン3年延長サポートが標準で付属※します。
※2025年10月25日現在
注文時に、4年に延長したり、落下破損や火災、水こぼし等もカバーする【あんしんサポート】に変更することもできます。

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キーボードバックライトは非搭載 |
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キーボードのバックライトは非搭載です。
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SDカードリーダーは非搭載 |
|---|
SDカードリーダーは非搭載なので、SDカードを使いたい方はご注意を。
SDカードを読み込むには、SDカードリーダーが別途必要です。
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▶外観
「VAIO S13 (2025年3月発売モデル)」のボディカラーは、
- ブラック
- ブロンズ
の2色展開です。
今回のレビュー機は「ブラック」です。

VAIOロゴが鏡面のように輝くなど、比較的高級感のある外観です。


▼パームレストに入ったヘアラインも、高級感につながっています。


―― VAIO S13 (2025年3月発売モデル)の使いやすさチェック ――
▶キーボード
▲タップ・クリックで拡大
キーストローク(キーが沈み込む距離)は約1.5ミリあり、適度な打鍵感があります。
キーが小さくなり過ぎない程度に、キーとキーの間もほどよく空いていますし、キートップに凹みもあるので、タイピングしやすいキーボードです。
剛性がシッカリしているため、タイピングしてもグラつかないのもグッドですね。
▼キートップ(キーの表面)には、ゆるやかな凹みがあります。

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
キーの中心が指先でわかりやすくなり、指先の力も逃げにくくなるので、タイピングしやすいキートップです。
▼そしてなんといっても、ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がつく(チルトアップ機構)のが、とてもよいです。

傾斜がつくことで奥にあるキーに指が届きやすくなりますし、さらに机とパームレストの段差も小さくなるので、手首に負担がかかりにくく、手がラクです。
キーボードに傾斜がつくことで、PCの下に空間ができ、PCの冷却効率がよくなるメリットもあります。
▼キーボード右側は、Enterキーが大きめで、Backspaceキーも小さくなっていないです。

▼キーボード左側は、[Ctrl]や[半角/全角]など、端のほうにありながらも使用頻度の高いキーが小さくなっていないのは嬉しいポイントです。

なお、キーボードのバックライトは非搭載です。
ファンクションキー(F1~F12キー)は、VAIO S13 (2025年3月発売モデル)の独自機能(特殊機能)を優先するか、Windowsの標準機能を優先にするかを設定できます。

▼Fキーの設定は、スタート(Windows マーク) ⇒ すべて ⇒ VAIOの設定 ⇒ 入力デバイス ⇒ Fnキーロックでできます。

▼なお、Fn+F8~F12のキー操作に対して、好みの機能を選んで割り当てできます。

キーピッチなど
▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、一般的には19mmがタイピングしやすいと言われますが、VAIO S13は約19mmのキーピッチを確保。


▲パームレストに手をのせたところ
タッチパッド
タッチパッドは、下側に左右ボタンが付いている「ボタン独立型タッチパッド」です。

個人的には、タッチパッドがボタンを兼ねた一体型タッチパッドよりも、こちらの方が使いやすくて好みです。
なお、Fn+F1キーでタッチパッドのON・OFF(有効・無効)を切り替えできます。
キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを確実に防止したいときに便利です。
▶表面温度
▼まず、バッテリー駆動でYouTubeを30分再生後の表面温度が以下です。

キーボードの特に熱くなっている部分でも30℃未満ですので、とくに問題はないでしょう。
▼つづいて、3Dゲームを遊ぶのにはあまり向いていませんが、一応3Dゲームをプレイした場合を想定して、ACアダプターに接続してファイナルファンタジー14のベンチマークを30分ループ再生した後の表面温度が以下です。

キーボードの特に熱くなっているキーでも37℃程度ですので、とくに問題はないでしょう。
▶スピーカー
VAIO S13 (2025年3月発売モデル)は、本体手前の以下の位置にスピーカーを搭載。

スピーカーの音質は「もう少し音抜けが欲しい」と感じました。チルトアップ機構で底面に空洞ができるためか、良くも悪くも音は響きやすいようです。
音質は、点数にすると100点満点中:65点くらいです。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。
▶ディスプレイ
■ディスプレイの詳細
| ディスプレイサイズ等 | 13.3型 アンチグレア(非光沢) |
|---|---|
| 解像度 | WUXGA(1920×1200ドット) |
| リフレッシュレート | 60Hz |
| アスペクト比(縦横比) | 16:10 |
視野角
ディスプレイは、角度をつけて見ても、暗くなって見づらくなったりは、ほぼしませんでした。視野角は広いです。


▲横から見たところ

▲上から見たところ
▼ディスプレイは180度開きます。

▼なお、「Fn」+「2」のキー操作で、画面の「表示の向き」を180度回転できます。

商談やプレゼンなどで、対面の人に画面を見せたいときに役立ちます。
・アンチグレア(非光沢)なので映り込みしにくい
VAIO S13 (2025年3月発売モデル)のディスプレイは、ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、映り込みしにくいです。

作業中に照明や周囲のものが画面に映り込んでも目立ちにくいので、実用的です。
・色域
色域については、冒頭のおすすめポイント・特徴:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶インターフェイス
インターフェイスについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶テレワークやWeb会議に役立つ機能
・プライバシーを保護するWebカメラ
HD画質のWebカメラ(約92万画素)を搭載。Windows Hello(顔認証機能)対応です。
VAIO S13 (2025年3月発売モデル)のWebカメラには、カメラプライバシーシャッターが搭載されています。

カメラプライバシーシャッターをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。
カメラプライバシーシャッターを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。
オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合にも便利です。
▼実際に、Windowsのカメラアプリで撮影した写真が以下。
▲VAIO S13 (2025年3月発売モデル)のWebカメラで撮影(タップorクリックで拡大)
▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けWebカメラで撮影した写真。
▲ELECOM製の外付けWebカメラで撮影(比較用。タップorクリックで拡大)
どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。
VAIO S13 (2025年3月発売モデル)のWebカメラは、約92万画素のカメラなので、200万画素ほどあるフルHDのWebカメラと比べると、やはり画質は劣ります。
とはいえ、画質にこだわらなければ問題はないでしょう。
カメラ設定
VAIOの設定で、Webカメラに映る自分の映像を補正してくれる機能を利用できます。
- 背景ぼかし
- バーチャル背景
- 自動フレーミング
- プライバシーフレーミング…カメラの映る範囲を制限
- 顔優先AE…顔の明るさを自動調整
- 明るさ補正
- 逆光補正
- 美肌効果…肌をなめらかにする。Lv1~3で設定可能。
- ちらつき低減
とくに、相手に好印象を与えたい方には「美肌効果」はオススメの機能です。テレワークで、メイクするのが面倒な方にも便利な機能ですよ。
オンラインミーティングで役立つキー操作
オンラインミーティングで役立つ、以下のキー操作も利用可能です。
- Fn+Tabキー:マイクミュート
- F12キーの右隣のキー:VAIOオンライン会話設定(会話モードの変更、カメラ・マイク / スピーカーの設定)
▶その他の機能
指紋認証対応の電源ボタン
▼電源ボタンは、指紋認証に対応しています。

▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間
| JEITA Ver.3.0測定法 | 動画再生時 約8時間 ※メーカー公称値 |
|---|---|
| YouTubeを再生 | 約10時間48分 |
- 電源モードの設定:最適な電力効率
- パフォーマンス設定:静かさ優先
- バッテリー節約機能:バッテリー残り30%以下でオン
- ディスプレイの明るさ:50
YouTube再生は、負荷の小さい作業なので、ロングバッテリーと呼んでいいかは微妙なところかもしれませんが、悪くないバッテリー駆動時間です。
なお、USB PD(Power Delivery)に対応しているので、モバイルバッテリーで電力を補うことも可能です。
(詳しくは、USB PD充電器からの充電の項目をご覧ください)
バッテリー保護機能
VAIO S13 (2025年3月発売モデル)は「いたわり充電」を備えており、ONにすると充電を90%または80%までに制限し、バッテリーの劣化を軽減できます。

・USB PD充電器からの充電
VAIO S13 (2025年3月発売モデル)には65W出力のUSB PD充電器が付属しているので、当然、PD充電器のワット数が足りていれば、PD充電器でも充電が可能です。
今回は、65W以下のPD充電器でも充電できるかチェックしてみました。
|
PD充電器の最大出力
|
充電の可否
|
|---|---|
| 20W(フィリップス製) | △ ※注1(表下参照) |
| 30W(RAVPower製) | △ ※注1(表下参照) |
| 45W(Anker製) | △ ※注1(表下参照) |
| 65W(エレコム製) | ◯ |
※注1:充電自体は可能でしたが、付属ACアダプターの出力65Wよりも低出力です。そのため、付属ACアダプター接続時と比べてパフォーマンスが落ちる、高負荷の作業をしながら充電した場合バッテリー残量が減る、低速の警告が表示される、などの可能性があります。
※VAIO S13 (2025年3月発売モデル)には複数のスペックがあるため、スペックにより結果が異なる可能性があります。
20Wなどの低出力のPD充電器からでも一応充電自体は可能なのは嬉しいところですね。
モバイルバッテリーでも充電しやすそうです。
▶静音性
負荷がかかったとき、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
バッテリー駆動でYouTube再生時は、ほぼ無音でした。
一方、電源に接続し、パフォーマンス優先モードに設定してベンチマークテストをおこなった場合、大型のゲーミングノートほどではないですが、大きめのファン音がしました。

ですが、VAIO S13 (2025年3月発売モデル)には「静かさ優先モード」も用意されています。
「静かさ優先モード」にすれば、ファン音をかなり小さくすることが可能です。
状況に応じて設定を使い分けるとよいでしょう。
▶サイズ
サイズについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「サイズ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶重さの実測:約1,041グラム
重さについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「重さ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
⇒ 「VAIO S13 (2025年3月発売モデル)」を公式サイトで見てみる
―― VAIO S13 (2025年3月発売モデル)の処理性能チェック ――
つづいて、VAIO S13 (2025年3月発売モデル)のCPUやグラフィックスの処理性能をチェックしていきます。
■レビュー機のスペック
| CPU | インテル Core 7 150U |
|---|---|
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 512GB SSD(NVMe) |
| グラフィックス | インテル グラフィックス |
※なお、今回実施したベンチマークテストは、VAIOの設定のCPUとファンの動作モードを「パフォーマンス優先」に設定し、電源に接続して計測しました。

Core 7 150U搭載モデルの処理性能の概要
※今回のレビュー機「Core 7 150U搭載モデル」の処理性能の概要をまず記載します。
ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分余裕のある性能です。
計測結果ではsRGBカバー率:99%、Adobe RGBカバー率:75%で、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域で、処理性能的には画像編集も十分にいけます。
ライトな動画編集にも使えますが、専用GPU搭載ノートと比べると、レンダリングには時間がかかるでしょう。
▶CPU性能:Core 7 150U
VAIO S13 (2025年3月発売モデル)のCPUは、仕様によって以下の3つがあります。
■搭載CPUのラインナップ
- Core 3 100U
- Core 5 120U
- Core 7 150U
今回のレビュー機のCPUは、以下です。
■レビュー機のCPU
- インテル Core 7 150U
- 10コア(Pコア×2、Eコア×8) / 12スレッド
- Pコア:最大周波数5.4GHz、Eコア:最大周波数 4GHz

CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

| マルチコア | 7218 |
|---|---|
| シングルコア | 1836 |
■他の薄型ノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較
| Core Ultra 7 155H | 12963 |
|---|---|
| Core Ultra 7 258V | 10216 |
| Core i7-1360P | 8431 |
| Core i7-1260P | 8314 |
| Ryzen 5 7530U | 7865 |
| Core i5-1240P | 7597 |
| Ryzen 5 5500U | 7346 |
| Core Ultra 7 155U | 7259 |
| Core 7 150U (レビュー機) |
|
| Core i7-1355U | 6730 |
| Core i7-1255U | 6673 |
| Ryzen 5 4500U | 6210 |
| Core i5-1235U | 5844 |
| Core i7-1165G7 | 5077 |
| Core i5-1135G7 | 4420 |
| Core i5-10210U | 4051 |
| Core i5-1035G1 | 3474 |
| Pentium Silver N6000 | 1993 |
| Celeron N5100 | 1471 |
- 当サイトで計測したスコアです。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
- CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。
モバイルノートのCPU性能としては高い方です。
ヘビーな作業をするのでもなければ、十分いろいろな作業をこなせる性能でしょう。
CINEBENCH 2024
CINEBENCH 2024は、「GPU(グラフィックス)」と「CPU」の性能を計測できるベンチマークソフトです。

| GPU | 計測不可 |
|---|---|
| CPU(マルチコア) | 426 |
| CPU(シングルコア) | 107 |
CPU Mark
ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。
スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

| マルチスレッド | 17823 |
|---|---|
| シングルスレッド | 3893 |
PassMarkでの同CPU(Core 7 150U)の平均スコア15004※よりも高いスコアでした。
※2025年10月28日現在の平均値
CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。
▶グラフィックス性能:インテル グラフィックス
今回のレビュー機のグラフィックスは、「インテル グラフィックス」(Core 7 150Uに内蔵)です。

・3Dゲームのベンチマーク
■3Dゲームのベンチマーク・FPS数
3DMark ベンチマークスコア

| Time Spy スコア | 1781 |
|---|---|
| Steel Nomad スコア | 173 |
FF14(ファイナルファンタジーXIV)黄金のレガシー ベンチマーク

| 標準品質 1920×1080 | 4473 普通 |
|---|
※グラフィックス設定は、「ノートPC」向けの設定にて計測。
・評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。
ドラゴンクエストXオンライン ベンチマーク
| 標準品質 1920×1080 | 7321 とても快適 |
|---|
評価は、スコアによって「すごく快適 > とても快適 > 快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の7段階に分かれます。
グラフィックス性能についての総評
というわけで、フルHD画質では、ドラゴンクエストXなど軽めの3Dゲームなら遊べるかな?程度のグラフィックス性能です。
3Dゲームを遊ぶのにはあまり向いていません。
▶SSDのデータ転送速度

PCIe4.0 x4 SSDなので、ノートパソコンとしては高速な転送速度です。フォルダ間でのデータコピーなどがより早くおこなえるなど、快適に使えるでしょう。
SSD情報

Samsung(サムスン)製のSSDを搭載していました。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶付属品など
付属品一式です。

- ACアダプター
- 電源ケーブル
- 安曇野FINISHの証明書(裏面に「VAIO電子マニュアル オーナーサイトのご案内」が載っています)
- 大切なお知らせ
などが付属。
※付属品は変更になることがあるかもしれません。
▼長野県

▲品質チェック完了後、「安曇野FINISH」のスタンプが押されます
▶VAIO S13 (2025年3月発売モデル)のレビューまとめ
「VAIO S13 (2025年3月発売モデル)」のレビューまとめです。

最近は、モバイルノートパソコンといえば、14型ノートパソコンが多いですが、VAIO S13は13.3型なので、14型よりもコンパクトです。
「1キロ程度の軽さ」と合わせて、「扱いやすさ」・「持ち運びしやすさ」が、まずメリットでしょう。
また、キーボードに傾斜つく点や、キー配列など、キーボードが使いやいのもメリットとして大きいです。
カスタマイズ注文ができるので、好みの仕様に近づけて注文できますし、使いやすいモバイルノートパソコンをお探しの方におすすめです!

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