【新製品】「インテル Core Ultra」搭載のデル「New Inspiron 13」【AI処理にも強い】
デル・テクノロジーズから、新しい「インテル Core Ultra」プロセッサーを搭載した「New Inspiron 13」が、2023年12月15日に発表されました。
すでにデルのオンラインストアで注文可能です。
▶ デル「New Inspiron 13」を公式サイトで見てみる
Meteor Lake(メテオレイク)と呼ばれるCore Ultraプロセッサーは、2023年12月15日に発売になったばかりのCPU。
CPU・GPU以外に「NPU(Neural network Processing Unit)」も実装されているため、AI生成処理にも強いです。
・AIの生成処理にも強くなった
発表会では「New Inspiron 13」を「AI PC」としても紹介していました。
実際に、Stable Diffusionに同じプロンプト(こういう画像を作ってくださいという指示)で、画像生成のスピードを比較するデモも行われました。
第12世代インテルCoreプロセッサ搭載の従来機では、画像生成に約24秒かかったのに対し、
Core Ultra搭載の「New Inspiron 13」では、約11秒で画像生成が完了していました。
(ちなみに画像サイズは、512×512px)
Windows Studio エフェクトも使える
また、NPUを搭載していることにより、「Windows Studio エフェクト」の利用も可能です。
Windows Studio エフェクトは、オンラインミーティングにおいて、
- 背景効果…背景ぼかし などの効果
- 目の接触…カメラを真っ直ぐ見ているように目線を自動調整
- 自動フレーミング…顔が正面にくるように、自動でズーム&トリミング
- 音声フォーカス…バックグラウンド・ノイズを軽減し、音声をクリアに
といった機能が利用できます。
Windows Studio エフェクトのAI処理をNPUが担当することで、CPUへの負荷が少ない状態で背景ぼかしなどの機能が使えるメリットも期待できそうです。
・グラフィックス性能:前世代と比べて約2倍
前世代の第13世代インテルCoreプロセッサなどでは、CPUに内蔵されているグラフィックスは、「インテルIris Xeグラフィックス」でしたが、
Core Ultraプロセッサーに内蔵されているGPU(グラフィックス)は、「インテルArcグラフィックス」になっており、
グラフィックス性能は前世代と比べて、なんと2倍程度と、大きく向上しているそうです。
Iris Xeグラフィックスの約2倍となると、遊べる3Dゲームの幅もかなり広がりそうです。
GPUのアーキテクチャは、「開発コードネーム:Xe-LP」から「開発コードネーム:Xe-HPG」になっています。
低電力Eコアによるバッテリー駆動時間の向上
また、「低電力Eコア(LP E-Core)」も搭載しており、アイドル時など、CPU負荷が少ないシーンでは、
低電力Eコアに処理を任せることで、消費電力が低減され、バッテリー駆動時間を伸ばせるそうです。
なお、これまでインテルCoreプロセッサーの名前には、Core i5、Core i7など、「i」が付いていましたが、
Core Ultraでは、Core Ultra 5、Core Ultra 7などの呼び方になり、「i」の文字がなくなっています。
Core Ultra搭載の「New Inspiron 13」は、すでにデルのオンラインストアで注文できます。
AI生成にも強いモバイルノートをお探しの方はチェックしてみてください。
■Core Ultra搭載 New Inspiron 13のスペック
価格 |
147,000円(税込)~ ※2023年12月31日現在の価格 |
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OS | Windows 11 Home / Pro |
ディスプレイ | 13.3型 QHD+ (解像度2560×1600)、ノングレア(非光沢)、アスペクト比(縦横比)16:10 |
CPU | インテル Core Ultra 5 125H / Ultra 7 155H |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB / 1TB |
グラフィックス | インテル Arc グラフィックス |
バッテリー駆動時間 | 最大11時間30分(Core Ultra 7搭載モデルのNetflixのストリーミング バッテリー持続時間) |
サイズ | 296.68×213.5×15.65(最厚部)mm |
重さ | 1.24kg |
※2023年12月31日時点のスペックです。