HP「Victus 16」の実機レビュー!グラフィックスのラインナップが豊富なゲーミングノート!予算に応じて選べる!

HP Victus 16のメイン画像

Intel or AMD メモリ8~16GB
512GB SSD 最大 RTX 3060

「HP Victus 16(ヴィクタス・シックスティーン)」の実機レビューです。

【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】

今回は、日本HPからの貸出機を使ってレビューします。
※貸出機であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。

Victus 16は、ホワイトでさわやかな外観のゲーミングノートPC。

Victus 16の外観 天板側から斜め上

搭載プロセッサーによって「インテルモデル」と「AMDモデル」があり、搭載グラフィックスのライナップも豊富です。

例えばGeForce GTX 1650搭載モデルは、税込み10万円台からラインアップされており、ゲーミングPCとしては安めの価格帯のモデルもあります。
※2022年5月14日現在。

豊富なラインナップの中から予算に応じてスペックを選べます。

W、A、S、Dキーがほとんど熱くならない、大きなスペースキーなど、操作面でもゲーミングとしてしっかり作られています。

Victus 16のキーボード

なお、この記事は、

  • 目次
  • おすすめポイント・特徴
  • デメリット・注意点
  • 各項目の詳細レビュー

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「注意点など」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

HP「Victus 16(インテル)」を公式サイトで見てみるicon

※販売終了

HP「Victus 16(AMD)」を公式サイトで見てみる

※販売終了

【追記】2023年8月29日現在、2023年モデルが販売されています。

「Victus 16(インテル)2023年モデル」を公式サイトで見てみるicon

「Victus 16(AMD)2023年モデル」を公式サイトで見てみるicon

おすすめのゲーミングノートPCは、以下の記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!

おすすめのゲーミングノートPCはコレだ!【2023年10月版】超コスパの高いゲーミングノートもご紹介!

▶おすすめポイント・特徴

おすすめポイント・特徴

ポイント

CPUとグラフィックス

以下のように、搭載グラフィックスのバリエーションが豊富です。

■インテルモデル

  • GTX 1650 Laptop
  • RTX 3050 Laptop
  • RTX 3050 Ti Laptop
  • RTX 3060 Laptop

■AMDモデル

  • GTX 1650 Laptop
  • RTX 3050 Laptop
  • RTX 3060 Laptop

予算や目標フレームレートなどに応じて選べます。

ライトゲーマーからゲームによってはヘビーゲーマーまでカバーできるライナップです。


ポイント

W、A、S、Dキーなどがほとんど熱くならない、大きなスペースキーなど、操作面でもゲーミングとしてしっかり作られています。

▼以下は、3Dゲームプレイ開始から20分後の表面温度です。

ゲームプレイ時の表面温度

▲一番熱くなっている場所で約42.6度

W、A、S、Dキーはほぼ熱くならず、さわりっぱなしでもプレイに支障が出ません。

▼スペースキーも大きく作られています。

Victus 16のキーボード


ポイント

キーボードの右側

最近のノートパソコンは、ディスプレイのベゼル(フチ)が薄くなり、横幅が縮まったことで、テンキーが3列テンキーなことも少なくないです。

しかしVictus 16は、使いやすい4列テンキーを搭載しています。テンキーが欲しい方には嬉しいところでしょう。


ポイント

陶磁器をイメージしたホワイトの外観。

HP Victus 16の外観 見映え

爽やかでカッコよく、デザインもよいです。


▶デメリット・注意点など

デメリット・注意点など

注意点 ディスプレイの色域は広くない

色域

■カバー率

sRGB 67%
DCI-P3 50%
Adobe RGB 50%

※あくまで当サイトでキャリブレーションした後の結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。

色域は、あまり広くないので、色鮮やかな表現でゲームを楽しみたい方には不向きです。


注意点 ACアダプターも重い

重さを測っているところ

ACアダプター+電源ケーブルで約616グラムあるので、ACアダプターは重いです。

(もっとも、ゲーミングPCのACアダプターは重いのが普通です。)

持ち運びは、本体だけでなくACアダプターの重さも考慮する必要があるでしょう。

ちなみに、ゲーミングノートは消費電力が大きいので、ACアダプターが重くなるのは仕方がない部分です。


■HP Victus 16のスペック

OS Windows 11 Home
ディスプレイ 16.1型 フルHD(解像度1920×1080)、ノングレア(非光沢)、144Hz、IPS液晶
CPU インテルモデル:Core i5-11400H / i7-11800H
AMDモデル:Ryzen 5 5600H / Ryzen 7 5800H
メモリ インテルモデル:16GB(最大32GB)
AMDモデル:8~16GB(最大32GB)
ストレージ SSD 512GB(NVMe)
グラフィックス ■インテルモデル
・GeForce GTX 1650 Laptop(4GB)
・RTX 3050 Laptop(4GB)
・RTX 3050 Ti Laptop(4GB)
・RTX 3060 Laptop(6GB)
■AMDモデル
・GTX 1650 Laptop(4GB)
・RTX 3050 Laptop(4GB)
・RTX 3060 Laptop(6GB)
サイズ 約370×260×23.5mm
重量 インテルモデル: 約2.468~2.48kg
AMDモデル: 約2.46~2.48kg
その他 Wi-Fi 6、Bluetooth 5(※AMDモデルはBluetooth 5.2)

※2022年4月4日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。

■今回のレビュー機のスペック

Victus 16(インテル)スタンダードモデル「インテル Core i5-11400H、GeForce RTX 3050 Laptop(4GB)(型番(モデル名):16-d0135TX)」

―― 使いやすさのチェック ――

▶HP QuickDropで、スマホからのデータ転送もラクにできる

スマホに専用アプリをインストールし、HP QuickDropに表示されるQRコードを読み込めば、スマホのデータを簡単にVictus 16へ取り込めるようになります。

スマホで撮影した写真や動画を活用しやすくなるので便利ですよ。

▶キーボード

Victus 16のキーボード

▲タップ・クリックで拡大

キーストロークは約1.5ミリで、ノートパソコンとしてはほどよい打鍵感があります。

キーは柔らかめの打ち心地で、ストロークもスムーズです。たわみはほとんどなく、剛性はシッカリしています。

▼カーソルキーも大きめに作られており使いやすいです。

キーボードの右側

テンキーが欲しいという方には、4列テンキーなのもうれしいところでしょう。

テンキー左上の◆マークのキーを押すとOMEN Gaming Hubが起動します。その右隣は、電卓を起動させるキーです。

▼ゲーミングノートということで、スペースキーが大きく作られています。

キーボードの左側

その影響もあってか、左下のCtrlキーは小さめです。

▼キートップは、少し凹みはあります。フラットに近い感触なので、もう少し凹みが深ければよりよかったです。

キートップのアップ画像

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

タイピング音の大きさは、大きくもなく、かといって小さくもなく、普通くらいの大きさです。

キーボードを斜め上からアップ

ファンクションキー(Fキー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。

Fキー

(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能(特殊機能)を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)

なお、音がミュートされているときは、F5キーにあるオレンジ色のランプが点灯します。

キーピッチなど

デスクトップPC用キーボードとの比較

▲デスクトップPC用キーボードと比較したところ

デスクトップPC用キーボードと比べると、ややコンパクトです。

▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、タイピングしやすいと言われる19ミリに近い約18.7ミリ。

キーピッチ

▼16.1型のノートPCなのでパームレストは十分な広さ。

パームレストに手をのせたところ

キーボードバックライトを搭載

キーボードのバックライトは、Fn+F4キーでオン・オフができます。

Victus 16のキーボード・バックライト

なお、キーボードバックライトのカラーリングの変更や明るさの調整はできません。

タッチパッド

クリックボタン一体型のタッチパッドです。

タッチパッド

タッチパッドを押したときのカチカチ音は、大きくもなく、かといって小さくもなく、普通くらいの大きさです。

なお、Fn+F11キーでタッチパッドの有効・無効を切り替えできます。

キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動くのを防止したいときに便利です。

タッチパッドがOFFのときは、F11キーにある白色のランプが点灯します。

▶スピーカー

Victus 16は、底面にスピーカーを搭載。

HP Victus 16のスピーカー

音源によっては、もう少し音抜けが欲しいと感じることもありました。

しかし、底面のみのスピーカーのわりには、悪くない音質です。

点数にすると、100点満点中:60点くらいです。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。
 

ちなみに、B&O Audio ControlがONの場合、音源によっては低音と高音が強調されたドンシャリ感のある音に聴こえる場合があります。

もし、不自然に強弱がついて聴きにくい音に感じる場合は、B&O Audio Controlのイコライジングを調整するかOFFにするといいかもしれません。

B&O Audio Control

▶ディスプレイ

ディスプレイのリフレッシュレートは144Hzです。

角度をつけて見ると少し暗く見えますが、白飛びして極端に見づらくなったりはしません。

ディスプレイ 正面

視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

一人でゲームをプレイするには十分な視野角でしょう。
 

▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約137度開きます。

ディスプレイを開けるところまで開いたところを横から見たところ

ノングレア液晶なので、写り込みしにくい

HP Victus 16のディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、写り込みしにくいです。

ディスプレイの光の写り込み具合

作業やゲーム中に照明や周囲のものが画面に写り込みにくいので、実用的です。

▶バッテリー駆動時間

■バッテリー駆動時間の実測

MobileMark 2018 最大5時間30分
※メーカー公表値
フルHD画質の動画を再生(負荷:軽) 6時間37分
PCMark 8 WORK(負荷:中) 3時間53分
ドラゴンクエストXベンチマーク・ループ再生 1時間20分
30分で充電できたバッテリー量
※付属のACアダプターを使用
約26%
  • バッテリーの設定:バランス
  • OMEN Gaming Hubのパフォーマンス設定:初期設定(通常のモード)に設定
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:60

※個人的に明るさ60で問題なく使えると判断し、ディスプレイの明るさは60に設定しました。ディスプレイをさらに暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。

パワーがあるのでバッテリーは消費しやすいです。

それでも負荷の大きい使い方でなければ、思ったよりも長く使えるという印象です。

一方、ドラゴンクエストXベンチマークのループ再生では、1時間20分程度で電源が切れたので、バッテリー駆動では長時間のゲームプレイは難しいでしょう。

計測項目について詳細を見るにはここをタップ(クリック)

■「フルHD画質の動画を再生」のバッテリー駆動時間 計測条件

  • ディスプレイの明るさ:80%
  • 電源モード(バッテリー):「より良いバッテリー」に設定
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • 動画再生:フルHD画質の動画を全画面表示で再生。音量は25。
  • 以上の状態で、バッテリー残量100%から計測。

■「PCMark 8 WORK」について

ソフトウェア「PCMark 8」で計測したバッテリー駆動時間を掲載しています。
PCMark 8 WORKのバッテリーライフテストでは「ドキュメント作成、スプレッドシート作成、ウェブサイト閲覧、ビデオチャット」などを実際におこなってバッテリー駆動時間を計測します。
Windowsの電源モード(バッテリー)は「より良いバッテリー」に設定して計測しました。

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。

Victus 16は、パフォーマンス設定ができます。今回は「パフォーマンスモード」と「静モード」の2つで静音性をチェックしました。

Victus 16のパフォーマンス設定

アイドル時 小さな排気音が聞こえる
ベンチマークテスト時(パフォーマンスモード 最大50.5db前後
ベンチマークテスト時(静モード 最大40db前後

※今回は、ベンチマークテスト:FINAL FANTASY XVベンチマーク実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

■パフォーマンスモードの場合

負荷の軽い使い方なら静かですが、継続して大きな負荷がかかったときの排気音は大きめです。

静かな場所だと目立ってしまうかもしれませんが、人が多いカフェなどでは、周りの音にかき消されるかな?くらいの大きさです。

■静モードの場合

静モードにすると、ベンチマークテストを実行しても静かなままでした。

よって、パフォーマンスは落ちますが、排熱音を抑えたいときは「静音モード」に設定するといいでしょう。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

A4用紙とVictus 16の大きさの比較

▲A4用紙とのサイズ比較

Victus 16を折りたたんだ様子を斜め上から

Victus 16の厚さ

▲厚さ約23.5ミリ

大学ノート(セミB5) 252×179mm
A4サイズ 297×210mm
Victus 16 約370×260×厚さ23.5mm

▼A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバックには入りませんでした。16.1型ノートなので、持ち運びには大きめのバッグやリュックが必要です。

ビジネスバッグに入れているところ

※実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。

▶重さの実測:約2,415グラム

重さを測っているところ

本体 約2,415g
ACアダプター+電源ケーブル 約616g

16.1型のゲーミングノートは、まだあまりないので比較が難しいですが、
最近は、15.6型で2kgを切る重さのゲーミングノートも多いです。

そう考えると少し重いようにも思えます。

とはいえ、2015年製くらいのビジネスノートだと、15.6型で2.5kg以上あることも珍しくなかったので、そう考えると持ち運びは可能な重さです。

▶インターフェイス

■右側面

右側面

SuperSpeed USB Type-A 5Gbps × 2

※補足説明:「SuperSpeed USB 5Gbps」=「USB 3.2 Gen1」

※構成によっては、右側面に排気口がある場合があります。

■左側面

左側面

電源端子

ネットワークポート (RJ45)

HDMI 2.1 出力端子

SuperSpeed USB Type-A 5Gbps

SuperSpeed USB Type-C 5Gbps(DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)

ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート

SDカードリーダー(microSDHC、microSDXCカードに対応。SDメモリーカードのセキュリティ機能は利用不可)

※補足説明:「SuperSpeed USB 5Gbps」=「USB 3.2 Gen1」

▼SDカードを挿しても、少ししかはみ出さないので、挿しっぱなしにしておいても邪魔になりにくいです。

SDカードを挿しているところ

インターフェイスは比較的充実していますが、USB Power Delivery(USB PD)での充電には対応していないようです。

―― 処理性能のチェック ――

■レビュー機のスペック(スタンダードモデル)

CPU インテル Core i5-11400H
メモリ 16GB
ストレージ SSD: 512GB(NVMe)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop(4GB)
スタンダードモデルの処理性能について

ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分な性能です。

処理性能的には画像編集も十分にいけますが、色域はあまり広くないので、色調整には向きません。

動画編集にも使えますが、画像編集と同様に、色域は広くないので、色表現にこだわる方には向きません。

※なお、以下で実施しているベンチマークテストは、OMEN Gaming Hubのパフォーマンスコントロールを「パフォーマンス」に設定しておこないました。

OMEN Gaming Hubのパフォーマンス設定

▶ゲーミング性能

■HP Victus 16のグラフィックス

コンベンショナルモデル(Core i5-11400H搭載) GTX 1650 Laptop(4GB、GDDR6)
※今回のレビュー機
スタンダードモデル(Core i5-11400H搭載)
RTX 3050 Laptop(4GB、GDDR6)
スタンダードプラスモデル(Core i5-11400H搭載) RTX 3050 Ti Laptop(4GB、GDDR6)
パフォーマンスモデル(Core i7-11800H搭載) RTX 3050 Ti Laptop(4GB、GDDR6)
パフォーマンスモデル(Core i7-11800H搭載) RTX 3060 Laptop(4GB、GDDR6)
モデレートモデル(Ryzen 5 5600H搭載) GTX 1650 Laptop(4GB、 GDDR6)
モデレートプラスモデル(Ryzen 5 5600H搭載) RTX 3050 Laptop(4GB、 GDDR6)
アドバンスモデル(Ryzen 7 5800H搭載) RTX 3060 Laptop(6GB 、GDDR6)

今回のレビュー機は「スタンダードモデル(Core i5-11400H搭載):NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop グラフィックス」です。

3DMark ベンチマークスコア

Fire Strike 11307
Time Spy 4922
APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)

APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)

平均フレームレート 93.5 FPS
  • 射撃訓練場にてボットを打つ、走り回るなどを行い計測。
  • ※グラフィック設定はデフォルト。
PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)

PUBG

解像度・グラフィック設定
平均FPS
フルHD / 低 168.4 FPS
フルHD / 中 130.2 FPS
フルHD / 高 108.6 FPS
フルHD / ウルトラ 86.9 FPS
  • トレーニングモードでマップ上を走り回ったときのフレームレート。
  • レンダリングスケール:100
  • グラフィック設定は「全体的なグラフィックの品質」の設定です。
Tom Clancy’s Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

レインボーシックスシージ

解像度・総合品質
平均FPS
フルHD / 高 210FPS
フルHD / 最高 209FPS

※ベンチマークの計測結果。

レインボーシックスシージは、最高品質でも快適にプレイできそうです。

ドラゴンクエストX ベンチマーク
最高品質(1920×1080) 14378 すごく快適
ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク

FF14 暁月のフィナーレ ベンチマーク

最高品質(1920×1080) 12369 とても快適
ストリートファイターV ベンチマーク

ストリートファイターV ベンチマーク

解像度 平均フレームレート・結果
1920×1080 60.00 FPS 快適
FF15(ファイナルファンタジーXV)ベンチマーク

1920×1080 標準品質 6834 快適

評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の8段階に分かれます。


というわけで、軽め~中程度の重さのゲームを100fps以上のフレームレートで遊ぶのに向いている、といったところです。

一方、FF15など重い部類の3Dゲームだと、フルHD画質だと100fps以上で遊ぶのは難しくなってくると思います。

▶クリエイティブ系アプリのパフォーマンス

一般的に、ゲーミングノートは性能が高いので、クリエイティブ系の作業をするのにも向いています。

実際に、Adobeのアプリケーションをいくつか使ってみて、どの程度快適に使えるかチェックしてみました。

Adobe Photoshop

Adobe Photoshop

長辺5000px以上の解像度が大きめの画像を開き「被写体を選択」を実行したところ、7秒ほどで選択できました。

また、別の画像で「空を選択」「コンテンツに応じた塗りつぶし」などをしてみたところ、どれも数秒で処理でき、非常に快適に使えました。

ただし色域は広くない(Adobe RGBカバー率:50%程度)ので、その点はご注意を。

Adobe Illustrator

Adobe Illustrator

スタライズでドロップシャドウをかけたオブジェクトを重ねて移動させるなどしても、動作が重くなることなく快適に使えました。

動画編集にはどの程度使える?

ベンチマークソフト「PCMark 10」では、動画編集にどの程度使えるか、動画編集スコア(Video Editing Score)を計測できるので、まず実機での計測結果をご紹介します。

PCMark 10について

※PCMark 10…ウェブサイト閲覧、ビデオ会議、表計算、オフィス系ソフトでの文章作成、写真・動画編集、ゲームなどのテストを行い、パフォーマンスを計測し、スコア化してくれるベンチマークソフトです。

そのPCの用途ごとのパフォーマンスを、数値で把握できます。

動画編集スコアは3450以上が推奨スコアなのですが、Victus 16の動画編集スコアは4924で、推奨値を上回っていました。

Victus 16 4924
PCMark 10 推奨値 3450

※数値が大きいほど高性能。

動画編集にも十分に使えるでしょう。

ただし色域は広くない(DCI-P3カバー率:50%程度)ので、色表現にこだわる方には向きません。

▼なお、動画編集におすすめのノートパソコンは、以下のページを参考にどうぞ。

Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Pro

実際にAdobe Premiere Proで、4K動画に簡単なキーフレーム、テロップ入れ、マスクのトラッキングなどの編集をしてみましたが、重さを感じることなく快適に作業できました。

※Victus 16のディスプレイ自体はフルHD画質ですので、4K画質でのプレビューはできません。

▶CPU性能

Victus 16のCPUは、モデルによって以下の4つがあります。

■搭載CPUのラインナップ

  • インテル Core i5-11400H
  • インテル Core i7-11800H
  • AMD Ryzen 5 5600H
  • AMD Ryzen 7 5800H

※2022年4月4日現在。
※Victus 16には、インテルモデルとAMDモデルがあります。

今回のレビュー機のCPUは、以下です。

■レビュー機のCPU

  • インテル Core i5-11400H
  • 6コア / 12スレッド
  • 2.70-4.50GHz
CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

 Victus 16のCINEBENCH R23スコア

マルチコア 8003
シングルコア 1471

■他CPUとのCINEBENCH R23スコア比較

Ryzen 7 4800H 10975
Core i7-11800H 10318
Core i7-10870H 10305
Core i5-11400H
(レビュー機)
8003
Ryzen 5 5500U 7477
Ryzen 5 4600H 7418
Core i7-10750H 7137
Ryzen 5 4500U 6210
Core i7-1165G7 4985
Core i5-1135G7 4648
Core i7-1160G7 4636
Core i7-10710U 4532
Core i5-10210U 4051
Core i5-1035G1 3474
Core i3-1115G4 3216

・レビュー機以外は、当サイトで計測した平均値(2022年1月31日現在)。
・数字が大きいほど高パフォーマンス。

Core i5-11400Hは、第11世代のインテルCoreシリーズのCPUです。レビュー機が搭載しているCore i5-11400Hは、Core i7-10750Hよりも高いスコアが出ました。

第10世代ではCore i7-10750Hを搭載しているゲーミングノートが多くありましたし、それよりも高いスコアですから、ゲーミングノートとしてCPU性能も十分と言えるでしょう。

CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

基本的にはスコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

Victus 16のPassMark CPU Markスコア:18502

スコア 18502

PassMarkでの同CPUの平均スコア16133よりも高いスコアでした。

CPUパフォーマンスは、シッカリ出ていると言っていいでしょう。
※2022年4月4日現在の平均値

Geekbench 5

「Geekbench 5」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。

macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされているので、OSの異なるデバイスやスマホなどとの性能比較もできるのが面白いです。

Victus 16のGeekbench 5スコア

Single-Coreスコア 1539
Multi-Coreスコア 7395

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

PCIe4.0×4には及ばないものの、まだまだノートパソコンのデータ転送速度としては高速です。

快適に作業やゲームができるでしょう。

SSD情報

SSD情報

KIOXIA(キオクシア)製のSSDでした。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

SSDの増設について

なお、今回は試用のため内部を撮影できなかったのですが、「デュアルSSDをサポート」とのことで、SSDを増設できると思われます。

※メーカーサイトに掲載されている仕様にも「PCIe Gen3 NVMe M.2 空×1」の記載があります。

多くのゲームタイトルをインストールしておきたい方には嬉しいポイントでしょう。

―― 外観・その他のチェック ――

▶外観

HP「Victus 16」のボディカラーは、セラミックホワイトのみの1色展開です。

外観は、インテルモデル、AMDモデルどちらも同じです。

HP Victus 16の外観。斜め上からのカッコいいアングル

ホワイトの爽やかなルックスで、ゲーム以外の用途にも使いやすいでしょう。

Victus 16の外観 天板側から斜め上

シンプルなVのロゴが、よいアクセントになっています。

Victus 16の天板ロゴのアップ

▼吸気は底面から。

Victus 16の底面

パームレストのアップ

電源ボタンは、キーボードにあります。

電源ボタン

なお、指紋認証には対応していません。

マスクをしたままサインインしたいケースもあるかもしれませんから、指紋認証に対応していないのは残念なところかもしれません。

▼HD画質のWebカメラ(約92万画素)も搭載。

Webカメラ

▶付属品など

付属品一式です。

Victus 16の付属品

  • ACアダプター
  • 電源ケーブル
  • 困ったときのHPサポートガイドブック
  • サービスおよびサポートを受けるには
  • セットアップ手順
  • 保証書

などが付属。

※付属品は変更になる可能性があります。

▶HP「Victus 16」のレビューまとめ

「HP Victus 16」のレビューのまとめです。

HP Victus 16の外観 見映え

Victus 16は、色域が広くないなど惜しい点はあるものの、ゲーミングノートPCとして使いやすく作られており、おすすめのゲーミングノートとして挙げたい製品の1つだと感じました。

搭載GPUのバリエーションも豊富で、GeForce GTX 1650搭載モデルなどは、ゲーミングPCとして価格も安いです。

はじめてゲーミングノートを買う方はもちろん、フレームレートにもこだわりたいミドルゲーマーの方にもオススメです!

HP「Victus 16(インテル)」を公式サイトで見てみるicon

※販売終了

HP「Victus 16(AMD)」を公式サイトで見てみる

※販売終了

【追記】2023年8月29日現在、2023年モデルが販売されています。

「Victus 16(インテル)2023年モデル」を公式サイトで見てみるicon

「Victus 16(AMD)2023年モデル」を公式サイトで見てみるicon
 

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