「VAIO SX14 ファインレッド」実機レビュー!存在感のあるデザインに抜群の使いやすさが素晴らしい

VAIO SX14 ファインレッドのメイン画像

最大Core i7 メモリ8~32GB
最大2TB SSD 約1.046kg~

「VAIO SX14 ファインレッド」の実機レビューです。

使いやすくハイレベルなモバイルノートPC「VAIO SX14」に新色ファインレッドが追加発売されました。

VAIO SX14 ファインレッドの外観 天板側

「存在感のあるデザイン」と「抜群の使いやすさ」の両方をそなえています。

▼ちなみに、ファインレッドではない方のVAIO SX14の実機レビューも以下の記事でしています。

「VAIO SX14」実機レビュー!これは使いやすい!おすすめ度の高いハイレベルな軽量ノートパソコン!

なお、この記事は、

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

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▶ VAIO SX14 ファインレッドを公式サイトで見てみる

なお、レビュー機はメーカーからの貸出品です。
※貸出品であっても、レビューはデメリットも含めて誠実に行います。

▶おすすめポイント・特徴

VAIO SX14 ファインレッドのおすすめポイント・特徴

ポイント

「VAIO SX14」のボディカラーは、

  • ファインレッド(VAIOストア限定色)
  • ファインブラック
  • ブライトシルバー
  • アーバンブロンズ
  • ファインホワイト
  • オールブラック(ALL BLACK EDITION)

の6色展開ですが、今回のレビュー機は「ファインレッド」です。

VAIO SX14 ファインレッドの外観。斜め上から

VAIO SX14 ファインレッドの外観 見映え

▼天板は、ややマット感がある深みのあるコーティングがされており、派手すぎずも存在感があります。

VAIO SX14 ファインレッドの外観 天板側

また、デザインがよいだけでなく、数十項目におよぶ品質試験を実施している他、アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した品質試験もクリアした、タフなボディ。

カーボン素材が、軽量化と剛性向上に貢献しています。

▼VAIOロゴは鏡面のように輝きます。

VAIO SX14 ファインレッドの天板ロゴのアップ

パームレストにはヘアラインが入っているので質感がよいですよ。

パームレストのアップ

注文時、キーボードは「日本語かな文字無し」キーボードや、英字配列キーボードも選べます。

VAIO SX14の「日本語かな文字有」キーボード

※写真は「日本語かな文字有」キーボードです。

キートップに「日本語かな」の刻印がない方がカッコよく見えるので、

普段ローマ字入力している方には「日本語かな文字無し」キーボードをオススメします。

VAIO SX14 ファインレッドの底面

▼長野県安曇野市のVAIO本社で製造される日本製(Made in Japan)です。

日本製(Made in Japan)

専用レザーケースもあります

▼ちなみに、VAIO SX14 ファインレッドにぴったりのレザーケースもあります。

VAIO SX14専用 REDステッチ特別仕様レザーPCケース

VAIO SX14専用 REDステッチ特別仕様レザーPCケースicon

質感の高いイタリアンレザーを使い、熟練の革職人が1つずつ作る日本製ハンドメイド・ケースです。

▼VAIOロゴがワンポイントで刻印されています。

VAIO SX14専用 REDステッチ特別仕様レザーPCケース

赤のステッチもVAIO SX14 ファインレッドのボディーカラーに合いますね。

VAIO SX14専用 REDステッチ特別仕様レザーPCケースの裏面

▲ケース裏側

専用ケースなのでサイズもピッタリです。

VAIO SX14専用 REDステッチ特別仕様レザーPCケースにVAIO SX14を入れたところ


ポイント

CPUとグラフィックス

▼VAIO SX14 ファインレッドはカスタマイズ注文が可能なので、以下のCPUラインナップから選択して注文できます。

  • Celeron 7305
  • Core i3-1215U
  • Core i5-1240P
  • Core i7-1260P

※ALL BLACK EDITIONのみ、Core i7-1280P搭載です。

モバイルノート向けCPUの中ではCPU性能が高めのCore i7-1260Pも選択可能。

性能が高いモバイルノートをお探しの方にもオススメです。

さらに詳しくは、CPU性能の項目をご覧ください。


ポイント

VAIO SX14 ファインレッドを軽そうに持っているところ

VAIO SX14 ファインレッドの重さ:実測

本体 約1,087g
ACアダプター+電源ケーブル 約163g

仕様によって重さは約1,046~1,167g(公称値)ですが、

レビュー機(ファインレッド、Core i7-1260P搭載、タッチ非対応フルHDディスプレイ)は約1,087gでした。

14型ノートパソコンとしては軽量です。持ち運びもしやすいでしょう。

ACアダプターも約163gなので軽いです。

USB PDにも対応しているので、もっと軽量なPD充電器を別途購入して持ち運ぶのも、もちろんアリです。


ポイント

色域

■カバー率

sRGB 99%
DCI-P3 76%
Adobe RGB 76%

※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。

※フルHDディスプレイ搭載モデルの結果です。4Kディスプレイ搭載モデルは、より広い色域をカバーしていると思われます。

sRGBカバー率が100%に近いですし、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。

VAIO SX14 ファインレッドの用途を考えると、多くの方には十分な色域をカバーしたディスプレイと言えるでしょう。


ポイント

VAIO SX14 ファインレッドのキーボード

▲タップ・クリックで拡大

  • キートップに凹みがあり、指先の力が逃げにくい
  • スムーズなキーストローク
  • カーソルキーのスペースをゆったり確保
  • [BackSpace]や[半角/全角]キーなどもしっかりスペースを確保
  • ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がつく「チルトアップヒンジ構造」

などの要素があいまって、キーボードがタイピングしやすいです。

VAIO SX14のチルトアップヒンジ構造

▲キーボードに傾斜がつく「チルトアップヒンジ構造」

日本のメーカーならではの、タイピングしやすい日本語キーボードだと言えます。

英字配列キーボードも選択できます。

さらに詳しくは、キーボードの項目をご覧ください。


ポイント
右側面

右側面

USB 3.0(Type-A)

Thunderbolt 4 / USB 4(Type-C)(40Gbps、USB PDと映像出力に対応)

HDMI出力端子(最大解像度4096×2160 / 60Hzまたは3840×2160 / 60Hz)

有線LAN 端子

Thunderbolt 4 / USB 4(Type-C)(40Gbps、USB PDと映像出力に対応)

左側面

左側面

セキュリティロック・スロット

USB 3.0(Type-A)

ヘッドセット対応ヘッドホン端子

SDカードリーダーはありませんが、Thunderbolt 4を2つ搭載しているなど、インターフェイスは充実しています。


ポイント

カスタマイズ可能

ボディカラー、OS、CPU、メモリ、ストレージ、キーボード、カメラ、5G WANなどのカスタマイズ注文が可能。

好みに応じた仕様にできます。

※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になる場合もあるかもしれません。


▶デメリット・注意点

デメリット・注意点など

注意点 タッチ付ディスプレイ選択時は、グレア(光沢)ディスプレイ

VAIO SX14 ファインレッドは、タッチ付ディスプレイ選択時は、グレア(光沢)ディスプレイです。

グレアは、ノングレアよりも光などが映り込みしやすいです。

グレアとノングレアの違いは、以下の写真をご覧ください。

▼アンチグレア(非光沢)液晶の場合。

ディスプレイの光の映り込み具合

▼グレア(光沢)液晶の場合。

ディスプレイの光の映り込み具合


▶その他、ひとこと

その他、ひとこと

その他 個人事業主、SOHOの方も購入しやすい

VAIOストアには、以下のように個人事業主やSOHOの方も購入しやすいサービスがあります。

見積書の発行に対応

Web上で見積もりを発行できます。

幅広い支払い方法に対応
  • クレジットカード
  • ジャックスショッピングローン
  • コンビニ決済
  • ペイジー決済
  • 銀行振込

に対応。

領収書発行

マイページより領収書を発行可能です。

※マイページでの発行にはVAIOストアへの会員登録が必要です。

■3台以上同時購入で3%OFF

1回のご注文で「同一モデルの同一仕様」で、3台以上のご購入で3%OFFとなります。

「VAIOストア パソコン3年延長サポート」または「パソコン3年あんしんサポート」が付帯

「VAIOストア パソコン3年あんしんサポート」の方は、落下・水ぬれ・火災・落雷などの偶然の事故にも対応します。

詳しくはコチラ


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▶ VAIO SX14 ファインレッドを公式サイトで見てみる

▶スペック表

■VAIO SX14 ファインレッドのスペック

OS Windows 11 Home / Pro
ディスプレイ 14型
・フルHD(解像度1920×1080)
・4K(解像度3840×2160)、HDR対応
※タッチ非対応=アンチグレア、タッチ対応=グレア
CPU インテル Celeron 7305 / Core i3-1215U / Core i5-1240P / Core i7-1260P
※ALL BLACK EDITIONのみCore i7-1280P搭載
メモリ 8GB / 16GB / 32GB
いずれもデュアルチャネル対応
ストレージ ・128GB~512GB SSD(PCIe 3.0×4)
・256GB~2TB(PCIe 4.0×4)
グラフィックス インテル UHD / インテル Iris Xe
サイズ 約320.4×222.9×17.9(最厚部)mm ※突起部含まず
重さ 約1.046~1.167kg(公称値)
その他 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1

※カスタマイズで選択できる項目を含みます。
※2023年5月21日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。

■今回のレビュー機のスペック

2022年7月発売モデル「インテル Core i7-1260P、インテル Iris Xe グラフィックス、メモリ32GB、512GB SSD(VJS145シリーズ 型名:VJS1458)」

―― VAIO SX14 ファインレッドの使いやすさチェック ――

▶テレワークやWeb会議に役立つ機能

・プライバシーを保護するWebカメラ

カメラプライバシーシャッター付きのWebカメラを搭載しています。

カメラプライバシーシャッター

カメラプライバシーシャッターをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。

オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合にも便利です。

また、カメラプライバシーシャッターを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。

なおWebカメラは、

  • フルHDカメラ(Windows Hello 顔認証対応)
  • HDウェブカメラ

の2つから選択できます。

今回のレビュー機のカメラは「フルHDカメラ」です。

▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。

▲VAIO SX14 ファインレッドのWebカメラで撮影

▼3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けウェブカメラで撮影した写真。

▲ELECOM製の外付けウェブカメラで撮影(比較用)

どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。

オンラインミーティングなどには十分な画質でしょう。

ミュートマイクボタン

Fn+Tabキーでマイクのオン・オフを切り替え可能。

マイクミュート

オンライン会議などで「発言しないときはマイクをOFFにしたい」ときなどに役立ちます。

AIノイズキャンセリング

オンラインミーティング時のノイズを除去する「AIノイズキャンセリング」がプリインストールされています。

AIノイズキャンセリング

状況に合わせて「標準モード(全方向)」または「プライベートモード(正面方向)」から選んで、こちらの声が相手へクリアに聞こえるよう設定できます。

どれくらいノイズキャンセル効果があるのか?

AIノイズキャンセリングに、どれくらいノイズを消す効果があるのか試してみました。

オンラインミーティング中に、手を叩きながらしゃべる、チャイムを鳴らす、などで音を鳴らしてみましたが、それらの音は相手側には聞こえなかったそうです。

ノイズを消す効果は優秀です。

ただし、手をたたきながら喋ると、少し声が途切れた感じになることもあったとのこと。

▼なお、以下のVAIO公式の動画をご覧になると、効果がわかりやすいです。

▶キーボード

VAIO SX14 ファインレッドのキーボード

▲タップ・クリックで拡大

キーストロークは約1.5ミリで、適度な打鍵感があり、キーとキーの間もほどよく空いています。

キートップに凹みもあるので、タイピングしやすいキーボードです。

▼キートップ(キーの表面)には凹みがあるので、指先の力が逃げにくくなり、タイピングしやすくなっています。

キートップのアップ画像

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

左の[Ctrl]や[半角/全角]など、端のほうにありながらも使用頻度の高いキーが小さくなっていないのも嬉しいポイントです。

キーボードの左側

▼Enterキーも大きめで、Backspaceキーも小さくなっていないのもイイですね。

キーボードの右側

カーソルキーも凸型にゆったりスペースが取られており、使いやすくて嬉しいです。

個人的にはそれほど気にはなりませんでしたが、スペースキーの幅は小さめですね。

これは、左側だけでなく右側にもAltキーとCtrlキーの両方を配置している(ノートパソコンによってはない場合もある)ことなどの影響でしょう。

▼ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がつく「チルトアップヒンジ構造」。

VAIO SX14 ファインレッドのチルトアップヒンジ構造

傾斜がついてタイピングしやすくなり、さらに机とパームレストの段差も小さくなるので、手首に負担がかかりにくいです。

なお、キーボードは「かな文字ありの日本語配列」以外にも、「英字配列」、「かな文字なしの日本語配列」キーボードも選べます。

キーボードを斜め上から

 
ファンクションキー(Fキー)は、VAIO SX14の独自機能(特殊機能)を優先するか、Windowsのデフォルト機能を優先にするかを設定できます。

VAIO SX14 ファインレッドのFキー

▼設定は、VAIOの設定 ⇒ 入力デバイス ⇒ Fnキーロックでできます。

VAIOの設定:ファンクションロック

▼なお、Fn+F8~F12のキー操作に対して、好みの機能を選んで割り当て可能です。

Fキーへの機能割り当て

キーピッチなど

デスクトップPC向けキーボードとの比較

▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ

▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は約19ミリ。

キーピッチ

▼14型ノートなので、かなり手が大きい人でなければ、パームレストは十分な広さでしょう。

パームレストに手をのせたところ

チルトアップヒンジのおかげでデスクとの段差が小さいので、仮に、手のひら全体がパームレストに乗り切らなくても、使いにくさはあまり感じないでしょう。

キーボードバックライト

キーボードのバックライトは、

  • 常に点灯する
  • いずれかのキーを押したときに点灯する
  • 点灯しない

の3つから選んで設定できます。

また、「いずれかのキーを押したときに点灯する」を選んだ場合、消灯までの時間を10秒・30秒・60秒から選択できます。

※「VAIOの設定」から変更。

タッチパッド

タッチパッドの下側に左右ボタンが付いています。

タッチパッド

個人的には、左右ボタンのない一体型タッチパッドよりも、こちらの方が使いやすくて好みです。

▼ちなみにキーボードを打つときに、手の母指球(ぼしきゅう)あたりがタッチパッドにふれても、カーソルの誤動作は起きづらかったです。

手のこのあたり(母指球)がタッチパッドにふれてもカーソルが誤動作しにくい

テキスト入力中にカーソルが誤操作で動いてしまい、間違ったところに入力してしまう、といったことが起きにくいので、快適に使えるでしょう。

なお、Fn+F1キーでタッチパッドのON・OFF(有効・無効)の切り替えもできます。

▶スピーカー

本体手前の以下の位置にスピーカーを搭載。

VAIO SX14 ファインレッドのスピーカー

音質については、「もう少し音抜けが欲しい」と感じることもありましたが、作業中に音楽を楽しめるくらいの音質はあると思います。

点数にすると、100点満点中:60点くらいです。
Dolby Accessがオンの状態での評価。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。

なおDolby Access(ドルビーアクセス)で、ゲーム、映画、音楽、音声などに合わせた音質に変更できる他、好み応じてカスタムしたり、OFFにもできます。

Dolby Atmos(ドルビーアトモス)

ただし、ソフトでのイコライジング調整だけでは音質をよくするにも限界はあります。

▶ディスプレイ

■ディスプレイの詳細

  • 14型、アンチグレア(非光沢)またはグレア(光沢)
  • 解像度:フルHD(1920×1080)または4K(3840×2160)
  • リフレッシュレート:60Hz
  • アスペクト比(縦横比):16:9

※VAIO SX14のディスプレイ解像度は、フルHD(1920×1080ドット)と4K(3840×2160ドット)の2つがあります。

フルHDのみ、タッチ対応液晶も選べます。

今回のレビュー機は、フルHDディスプレイ(タッチ非対応)です。

タッチパネル液晶選択時のみ、アクティブペンを使用可能

タッチパネルディスプレイを選択した場合のみ、別売の「デジタイザースタイラス(ペン)」を利用できます。

デジタイザースタイラス(ペン)

▲デジタイザースタイラス(ペン)

デジタイザースタイラス(ペン)は別売りです。

■デジタイザースタイラス(ペン)VJ8STD4のスペック

筆圧 最大4096段階
電源 単6電池
電源寿命 約15ヶ月(アルカリ乾電池使用時)
※使用環境などによる
付属品 単6形アルカリ乾電池、ペン先(装着済み)、取扱説明書、保証書

ちなみに、デジタイザースタイラスの描き心地については、ファインレッドではない方のVAIO SX14 2022年7月発売モデルのレビューに載せています。
 

視野角

角度をつけて見ても若干暗く見える程度で、それほど見づらくはならず、よい液晶を搭載していることがうかがえます。

VAIO SX14 ファインレッドのディスプレイ正面

VAIO SX14 ファインレッドの視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

VAIO SX14 ファインレッドの視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイは180度開きます。

VAIO SX14 ファインレッドのディスプレイを開けるところまで開いたところ

▼「Fn+2」のキー操作で、画面表示の向きの180度回転もできますよ。

画面表示の回転

商談やプレゼンなどで、対面の人に画面を見せたいときに役立ちます。

・色域

色域については、冒頭のおすすめポイント:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶バッテリー駆動時間

■バッテリー駆動時間の実測

JEITA Ver.2.0測定法 フルHD液晶選択時:約24.5~27時間
※メーカー公称値
PCMark 10 Modern Office 11時間45分
30分で充電できたバッテリー量
※付属ACアダプターを使用
約27%
  • 電源モードの設定:バランス
  • VAIOの設定のパフォーマンス設定:標準
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:50
計測項目についての詳細はここをタップ(クリック)

■「PCMark 10 Modern Office」について

ソフトウェア「PCMark 10」で計測したバッテリー駆動時間を掲載しています。
PCMark 10 Modern Officeのバッテリーライフテストでは「ドキュメント作成、ウェブサイト閲覧、ビデオチャット」を実際におこなってバッテリー駆動時間を計測します。テスト中はアイドル時間の割合が多いため、バッテリー消費が比較的ゆるやかなテストです。

※レビュー機は、VAIO SX14の中でもCore i7-1260P、メモリ32GB搭載で、バッテリーを消費しやすい仕様です。

約24.5~27時間(JEITA Ver.2.0測定法)の公称値と比べると、実際に使える時間が短く感じるのは否めないですが、悪くはないバッテリー駆動時間といったところですね。

※JEITA測定法Ver. 2.0でのバッテリー駆動時間と比べると、実際に使用したときのバッテリー駆動時間はだいぶ短くなることが大半です。

※タッチパネル液晶や4K液晶搭載モデルでは、上記よりもバッテリー駆動時間は短くなります。

・USB PD充電器からの充電

USB PD(Power Delivery)対応の充電器をThunderbolt 4端子に接続し、VAIO SX14 ファインレッド側へ充電してみました。

※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。

PD充電器の最大出力
充電の可否
20W(フィリップス製)
※高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減りました。
30W(RAVPower製)
※高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減りました。
45W(Anker製)
※高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減りました。
65W(CIO製)

※仕様などにより結果が異なる可能性があります。

20Wなどの低出力の充電器からでも充電できるのは嬉しいところです。

ただし、「モバイルバッテリー」で充電するなら、劣化することも考慮して、出力が高めの製品を用意したほうがいいと思います。

ちなみに、VAIO SX14に電源コネクタはなく、付属のACアダプターもThunderbolt 4端子につないで使います。

ですので、PD充電器のワット数が足りていれば、普通に充電が可能です。

付属ACアダプターは最大65ワット出力でしたので、もしPD充電器を調達されるなら、65ワット出力以上の製品を選ぶと無難でしょう。

▶インターフェイス

インターフェイスについては、冒頭のおすすめポイント:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶その他の機能

電源ボタンは指紋認証に対応

▼電源ボタンは、指紋認証に対応しています。

電源ボタン

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

静音性チェック時の騒音計の位置

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。

VAIO SX14 ファインレッドは、パフォーマンス設定ができます。

今回は「パフォーマンス優先」と「静かさ優先」の2つで静音性をチェックしました。

VAIOの設定:動作モードの設定

アイドル時 とても静か(耳を近づけると、小さなノイズが聞こえる程度)
ベンチマークテスト時(パフォーマンス優先 最大47.5db程度
ベンチマークテスト時(静かさ優先 最大39.8db程度

※今回は、ベンチマークテスト:CINEBENCH R23実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

■パフォーマンス優先で負荷をかけた場合

大きな負荷がかかったときなどのファンは、やや大きめです。自習室など静かな場所だと、少し目立ってしまうかもしれません。ある程度人のいるカフェなどでは、周りの音にかき消されるかな?くらいの大きさです。

■静かさ優先で負荷をかけた場合

ファンは少し聞こえますが、静かといっていいレベルです。静かな場所でも使いやすいでしょう。

というわけで、ファン音を抑えたい状況では「静かさ優先」に設定するといいでしょう。

なお、パフォーマンス優先でも、負荷の高い作業をしていなければおおむね静かです。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

A4用紙とVAIO SX14 ファインレッドの大きさの比較

 ▲A4用紙とのサイズ比較

VAIO SX14 ファインレッドを折りたたんだ様子:斜め上から

大学ノート(セミB5) 252×179mm
A4サイズ 297×210mm
VAIO SX14 約320.4×222.9×厚さ13.3(最薄部)-17.9(最厚部)mm※突起部含まず

▼A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグでも持ち運びしやすいサイズ感です。

ビジネスバッグに入れているところ

※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。

▶重さの実測:約1,087グラム

重さについては、冒頭のおすすめポイント:「重さ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

「VAIO SX14 ファインレッド」を公式サイトで見てみる
 

―― VAIO SX14 ファインレッドの処理性能チェック ――

■レビュー機のスペック

CPU インテル Core i7-1260P
メモリ 32GB
ストレージ 512GB SSD(NVMe)
グラフィックス インテル Iris Xe

なおVAIO SX14 ファインレッドは、VAIO独自技術「VAIO TruePerformance」により、高いCPUパフォーマンスが発揮されます。
※「VAIO TruePerformance」適用モデルはCore i7とCore i5のみ。

「VAIOの設定」にて「CPUとファン」の設定を「パフォーマンス優先」にすると、VAIO TruePerformanceがオンになります。

今回実施したベンチマークテストも「パフォーマンス優先」で計測したので、VAIO TruePerformanceがオンの状態のテスト結果です。

Core i7-1260P搭載モデルの処理性能の概要

ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには余裕のある性能です。

処理性能的には画像編集も十分にいけますが、Adobe RGBカバー率は100%まではいっていません。

ただ、計測結果ではsRGBカバー率:99%、Adobe RGBカバー率:76%で、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域です。

第12世代CoreのPシリーズは、薄型ノート向けCPUではありますが、比較的パワーもあるので、ある程度動画編集もできます。

▶CPU性能

VAIO SX14 ファインレッドのCPUは、次の4つから選択できます。

■搭載CPUのラインナップ

  • Celeron 7305
  • Core i3-1215U
  • Core i5-1240P
  • Core i7-1260P

※ALL BLACK EDITIONはCore i7-1280P搭載

今回のレビュー機のCPUは、以下です。

■レビュー機のCPU

  • インテル Core i7-1260P
  • 12コア(Pコア×4、Eコア×8) / 16スレッド
  • Pコア:最大周波数4.70GHz、Eコア:最大周波数 3.40GHz

VAIO SX14 ファインレッドのCPU-Z情報

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

VAIO SX14 ファインレッドのCINEBENCH R23スコア

マルチコア 8517
シングルコア 1763

■他CPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較

Core i7-12700H 12991
Ryzen 7 5800H 12196
Core i7-11800H 11208
Ryzen 7 4800H 10975
Core i7-10870H 10305
Core i7-1260P
(レビュー機)
8517
Ryzen 5 6600H 7929
Core i5-11400H 7881
Ryzen 5 5560U 7855
Ryzen 5 5500U 7477
Ryzen 5 4600H 7418
Core i7-10750H 7137
Core i7-1255U 6673
Core i7-1250U 6364
Ryzen 5 4500U 6210
Core i5-11300H 6164
Core i5-1235U 6128
Core i7-1195G7 6109
Core i7-1165G7 5077
Core i7-1160G7 4636
Core i7-10710U 4532
Core i5-1135G7 4420
Core i5-10210U 4051
Core i5-1155G7 3957
Ryzen 3 4300U 3944
Core i5-1035G1 3477
Core i3-1115G4 3216
Pentium Silver N6000 1993
Celeron N5100 1471
  • レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2023年4月3日現在)。
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。

ゲーミングやクリエイターノート向けの「Coreプロセッサー Hシリーズ」などを除いたCPUの中では、かなり高い性能です。

いろいろな用途に快適に使えるでしょう。

CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

VAIO SX14 ファインレッドのPassMark CPU Markスコア:22931

スコア 22931

PassMarkでの同CPU(Core i7-1260P)の平均スコア17408よりも高いスコアでした。

※2023年5月10日現在の平均値

CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。

平均スコアよりもかなり高いので、VAIO TruePerformanceにより、高いCPUパフォーマンスが発揮されていそうです。

Geekbench 6(CPU Benchmark)

「Geekbench 6」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。

VAIO SX14 ファインレッドのGeekbench 6スコア

Single-Coreスコア 2279
Multi-Coreスコア 8677
  • 「CPU Benchmark」の結果

Geekbench 6は、macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされているので、お持ちのデバイスとスコアを比較してみるのも面白いでしょう。


▶グラフィックス性能

■VAIO SX14 ファインレッドのグラフィックス

Celeron、Core i3搭載時 インテル UHD グラフィックス
Core i5、i7搭載時 インテル Iris Xe グラフィックス

今回のレビュー機のグラフィックスは「Core i7搭載:インテル Iris Xe グラフィックス」です。

 VAIO SX14 ファインレッドのGPU-Z情報

3DMark ベンチマークスコア

3DMark

Fire Strikeスコア 5082
Time Spyスコア 1953
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質 1920×1080 6297 快適
ストリートファイターV ベンチマーク

ストリートファイターV ベンチマーク

解像度 平均フレームレート・結果
1920×1080 89.16 FPS 快適
ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク

FF14 暁月のフィナーレ ベンチマーク

標準品質 1920×1080 7475 やや快適

※グラフィックス設定は「ノートPC」向けの設定にて計測。


というわけで、ゲーミングノートほどグラフィックス性能が高いわけではありませんが、CPUに内蔵されたグラフィックスとしては高い性能です。

ドラゴンクエストXなど、軽めの3Dゲームなら遊べる程度のグラフィックス性能はあります。
 

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

レビュー機は第4世代ハイスピードSSD(PCIe 4.0 x4 SSD)を搭載しており、データ転送速度はかなり速いです。

ただ、スタンダードSSDでもPCIe 3.0 x4 SSD なので、データ転送速度が遅いわけではなく、使い方によっては体感差はそれほどないかもしれません。

SSD情報

SSD情報

Samsung(サムスン)製のSSDでした。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

▶付属品など

付属品一式です。

VAIO SX14 ファインレッドの付属品

  • ACアダプター
  • スタートガイド
  • 安全のために/リカバリーとトラブル解決
  • 主な仕様
  • VAIOオーナーサイトの案内書

などが付属。

※付属品は変更になる可能性があります。

▶「VAIO SX14 ファインレッド」のレビューまとめ

「VAIO SX14 ファインレッド」のレビューのまとめです。

VAIO SX14 ファインレッドの外観 見映え

VAIO SX14は、完成度が高く使いやすいノートパソコンですね。

  • 高いデザイン性
  • 高い堅牢性
  • タイピングしやすいキーボード
  • タッチパッドの左右ボタンなど、作業スピードアップに役立つ機能
  • 1kg程度で持ち運びしやすい軽さ
  • シャッター付きのWebカメラ

など、実用性が高いですし、多くの方が満足できるノートパソコンでしょう。

さらに、ファンレッドは存在感もあるので、「デザイン」も「使いやすさ」も兼ね備えたノートパソコンをお探しの方にオススメですよ!

>> VAIO SX14 ファインレッドを公式サイトで見てみる <<

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