「VAIO SX14(2022年7月発売モデル)」実機レビュー!これは使いやすい!おすすめ度の高いハイレベルな軽量ノートパソコン!
Celeron~Core i7 | メモリ8~16GB |
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最大2TB SSD | 約1,046g~ |
「VAIO SX14(2022年7月発売モデル)」の実機レビューです。
※なお、このページのレビューは旧モデルのレビューです。
▼新しいVAIO SX14の実機レビューは以下をご覧ください!
先に結論を書いてしまいますが、VAIO SX14はレベルの高い14型ノートパソコンで、とてもよい製品です。
最近は14型ノートが増えてきていますが、14型ノートの中でも上位にランクされる完成度でしょう。
価格はやや高めですが、よいノートパソコンを手に入れたい方には、とくにオススメです!
なお、この記事は、
- 目次
- おすすめポイント・特徴
- デメリット・注意点
- 各項目の詳細レビュー
という構成になっています。
冒頭の「おすすめポイント・特徴」と「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。
なお、レビュー機はメーカーからの貸出品です。
※貸出品であっても、レビューはデメリットも含めて誠実に行います。
目次
処理性能の高いCPUも搭載可能! |
▼VAIO SX14はカスタマイズ注文が可能なので、以下のCPUラインナップから選択して注文できます。
- Celeron 7305
- Core i3-1215U
- Core i5-1240P
- Core i7-1260P
※ALL BLACK EDITIONは、Core i7-1280P搭載です。
モバイルノート向けCPUの中ではCPU性能が高めのCore i7-1260Pも選択可能。
性能が高いモバイルノートをお探しの方にもオススメです。
さらに詳しくは、CPU性能の項目をご覧ください。
14型で約1046~1167g~の軽さ! |
本体 | 約1,135g |
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ACアダプター | 約161g |
仕様によって重さは約1,046~1,167g(公称値)ですが、レビュー機(Core i7-1280P搭載、タッチ対応フルHDディスプレイ)は約1,135gでした。
14型のノートパソコンとしては軽量ですし、持ち運びもラクでしょう。
ACアダプターが軽いのも嬉しいところ。
液晶ディスプレイとしては広めの色域 |
■カバー率
sRGB | 99% |
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DCI-P3 | 75% |
Adobe RGB | 74% |
※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。
※フルHDディスプレイ搭載モデルの結果です。4Kディスプレイ搭載モデルは、より色域が広いと思われます。
sRGBカバー率がほぼ100%ですし、液晶ディスプレイとしては、広めの色域をカバーしています。
タイピングしやすいキーボード |
▲タップ・クリックで拡大
- キートップに凹みがあり、指先の力が逃げにくい
- スムーズなキーストローク
- カーソルキーのスペースをゆったり確保
- [BackSpace]や[半角/全角]キーなどもしっかりスペースを確保
- ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がつく「チルトアップヒンジ構造」
などの要素があいまって、キーボードがタイピングしやすいです。
▲キーボードに傾斜がつく「チルトアップヒンジ構造」
日本メーカーならではの、タイピングしやすい日本語キーボードだと言えます。
さらに詳しくは、キーボードの項目をご覧ください。
堅牢性の高いボディ |
デザインがよいだけでなく、数十項目におよぶ品質試験を実施した、堅牢性の高いボディです。
カメラシャッター搭載 |
カメラシャッターを搭載しているので、Webカメラを物理的に隠せます。プライバシー面でも安心です。
インターフェイスが充実 |
右側面
① USB 3.0 (Type-A)
② Thunderbolt 4 / USB 4 (Type-C)(40Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 1.4に対応)
③ HDMI出力端子(最大解像度4096×2160/60Hzまたは3840×2160/60Hz)
④ 有線LAN 端子
⑤ Thunderbolt 4 / USB 4 (Type-C)(40Gbps、USB Power Delivery、DisplayPort 1.4に対応)
左側面
① セキュリティーロックスロット
② USB 3.0 (Type-A)
③ ステレオミニ端子(ヘッドセット対応)
SDカードリーダーはありませんが、Thunderbolt 4を2つ搭載しているなど、インターフェイスは充実しています。
カスタマイズ注文も可能 |
ボディカラー、OS、CPU、メモリ、ストレージ、キーボード、カメラ、LTE通信モジュールなどのカスタマイズが可能。
好みに応じた仕様にできます。
※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になる場合もあるかもしれません。
タッチパネルの場合は、グレア(光沢)ディスプレイ |
VAIO SX14は、タッチパネル・ディスプレイ選択時のみ、グレア(光沢)ディスプレイです。
グレアは、アンチグレアよりも映り込みはしやすいです。
▼アンチグレア(非光沢)液晶の場合。
▼グレア(光沢)液晶の場合。
■VAIO SX14(2022年7月発売モデル)のスペック(カスタマイズで選択できる項目も含みます)
OS | Windows 11 Home / Pro |
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ディスプレイ | 14型 フルHD(解像度1920×1080)/ 4K(解像度3840×2160)、縦横比16:9 ※タッチ非対応=アンチグレア、タッチ対応=グレア |
CPU | インテル Celeron 7305 / Core i3-1215U / i5-1240P / i7-1260P / i7-1280P ※Core i7-1280PはALL BLACK EDITIONのみが搭載 |
メモリ | 8GB / 16GB / 32GB |
ストレージ | SSD:128GB / 256GB / 512GB ※PCIe4.0 x4 SSD(256GB~2TB)も選択可能 |
グラフィックス | インテル UHD / インテル Iris Xe |
サイズ | 約320.4×222.9×17.9(最厚部)mm(突起部含まず) |
重さ | 1,046~1,167g(公称値) ※実測は約1,135g |
その他 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1 |
※2022年8月31日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
■今回のレビュー機
「VAIO SX14(2022年7月発売モデル)(VJS145シリーズ 型番:VJS1458)」
―― VAIO SX14の使いやすさチェック ――
▶テレワークやWeb会議に役立つ機能
カメラシャッター付きのWebカメラ
カメラプライバシーシャッター付きのWebカメラを搭載しています。
シャッターをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。
シャッターを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。
オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合にも便利です。
なおWebカメラは、
- フルHDカメラ(Windows Hello 顔認証対応)
- HDウェブカメラ
の2つから選択できます。
フルHDカメラ選択時のみWindows Hello(顔認証機能)対応です。
ミュートマイクボタン
Fn+Tabキーでマイクのオン・オフを切り替えできます。
オンラインミーティングなどで、「発言しないときはマイクをOFFにしたい」ときなどに便利です。
AIノイズキャンセリング
AIノイズキャンセリングがプリインストールされています。
状況に合わせて「標準モード(全方向)」または「プライベートモード(正面方向)」から選んで、こちらの声が相手へクリアに聞こえるよう設定できます。
どれくらいノイズキャンセル効果があるのか?
AIノイズキャンセリングに、どれくらいノイズを消す効果があるのか試してみました。
オンラインミーティング中に、チャイムを鳴らす、手をたたくなどで音を鳴らしてみましたが、それらの音は相手側には聞こえなかったそうです。
ノイズを消す効果は優秀です。
ただし、手をたたきながら喋ると、少し声が途切れた感じになることもあったとのこと。
人の多いオフィスや、カフェなど、周囲がうるさい場所でのオンラインミーティングで役立ってくれそうです。
スピーカーのノイズキャンセリング
また、「スピーカーのノイズキャンセリング」、つまり、こちらに聞こえる音声のノイズを消す機能もプリインストールされています。
相手の方に、
- 鍵のたくさん付いたキーホルダーをジャラジャラ鳴らす
- お菓子の袋をガサガサ鳴らす
などのノイズを出してもらいながらしゃべってもらいましたが、こちらもノイズはたまに聞こえる程度で、ノイズ除去効果が明確にわかりました。
▶キーボード
▲タップ・クリックで拡大
キーストロークは約1.5ミリあり、適度な打鍵感があります。
キーが小さくなり過ぎない程度に、キーとキーの間もほどよく空いていますし、キートップに凹みもあるので、タイピングしやすいキーボードです。
▼キートップ(キーの表面)には凹みがあるので、指先の力が逃げにくくなり、タイピングしやすくなっています。
▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
左の[Ctrl]や[半角/全角]など、端のほうにありながらも使用頻度の高いキーが小さくなっていないのも嬉しいポイントです。
▼Enterキーも大きめで、Backspaceキーも小さくなっていないです。
カーソルキーも凸型にゆったりスペースが取られており、使いやすくて嬉しいです。
個人的にはそれほど気にはなりませんでしたが、スペースキーは小さめですね。
これは、左側だけでなく右側にもAltキーとCtrlキーの両方を配置していることなどが影響していそうです。
▼ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がつく「チルトアップヒンジ構造」。
傾斜がついてタイピングしやすくなり、さらに机とパームレストの段差も小さくなるので、手首に負担がかかりにくいです。
なお、キーボードは日本語配列以外に、英語配列や、かな表示なしの日本語配列キーボードも選べます。
ファンクションキー(Fキー)は、VAIO SX14の独自機能(特殊機能)を優先するか、Windowsのデフォルト機能を優先にするかを設定できます。
▼設定は、VAIOの設定 ⇒ 入力デバイス ⇒ Fnキーロックでできます。
▼[Fn]+[F8]~[F12]のキー操作に対して、機能を選んで割り当てることもできます。
キーピッチなど
▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ
▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、タイピングしやすいと言われる約19ミリを確保しています。
キーボードバックライト
キーボードのバックライトは、
- 常に点灯する
- いずれかのキーを押したときに点灯する
- 点灯しない
の3つから選んで設定できます。
また、「いずれかのキーを押したときに点灯する」を選んだ場合、消灯までの時間を10秒・30秒・60秒から選択可能。
※「VAIOの設定」から変更します。
タッチパッド
タッチパッドは、以下のとおり2020年発売のモデル旧VAIO SX14よりもサイズが大きいです。
▲2020年発売のVAIO SX14。タッチパッドが小さい。
▲2022年7月発売モデル。タッチパッドが大きくなっている。
旧VAIO SX14のタッチパッドは小さめだったので、ここは嬉しい変更点です。
タッチパッドの下側に左右ボタンが付いている点も、個人的には使いやすくて好みです。
なお、Fn+F1キーでタッチパッドの有効・無効を切り替えできます。
キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動くのを防止したいときに便利です。
▶スピーカー
VAIO SX14は、本体手前の以下の位置にスピーカーを搭載しています。
音質については、「もう少し音抜けが欲しい」と感じることもありましたが、普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあると思います。
点数にすると、100点満点中:60点くらいです。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。
なお、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)で、映画、音楽、ゲーム、音声などに合わせた音質に変更できます。
▶ディスプレイ
■ディスプレイの詳細
- 14型、アンチグレア(非光沢)またはグレア(光沢)
- 解像度:フルHD(1920×1080)または4K(3840×2160)
- リフレッシュレート:60Hz
- アスペクト比(縦横比):16:9
※VAIO SX14のディスプレイ解像度は、フルHD(1920×1080ドット)と4K(3840×2160ドット)の2つがあります。
今回のレビュー機は、フルHDディスプレイです。
タッチパネルディスプレイ選択時は、アクティブペンを使用可能
タッチパネルディスプレイ選択時のみ、アクティブペン「デジタイザースタイラス(ペン)」を利用できます。
デジタイザースタイラス(ペン)
▲デジタイザースタイラス(ペン)
※デジタイザースタイラス(ペン)は別売りです。
■デジタイザースタイラス(ペン)VJ8STD4のスペック
筆圧 | 最大4096段階 |
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電源 | 単6電池 |
電源寿命 | 約15ヶ月(アルカリ乾電池使用時) ※使用環境などによる |
付属品 | 単6形アルカリ乾電池、ペン先(装着済み)、取扱説明書、保証書 |
描き心地のチェック
ペン先は硬めに感じますが、ズレは気にならずペンの精度自体はよいです。
ディスプレイを180度開き、さらに「Fn+2」のキー操作で画面表示の向きを180度回転されば、イラストをある程度描きやす状態にすることもできます。
ただし、ディスプレイに手をのせると、ぷにぷにした柔らかい感触なので、頻繁にイラストを描いても強度的に大丈夫なのかは疑問に思いました。
なお、注意点にも書きましたが、タッチパネル・ディスプレイ選択時のみ、グレア(光沢)ディスプレイとなりますのでご留意ください。
視野角
視野角については、角度をつけて見ても若干暗く見える程度で、それほど見づらくはなりませんでした。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
視野角は広いです。
▼ディスプレイは180度開くので、商談やプレゼンで正面の人に画面を見せたいときにも使い勝手がよいです。
▼なお「Fn+2」のキー操作で、画面表示の向きを180度回転できます。
色域
色域については、冒頭のおすすめポイント:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
JEITA Ver.2.0測定法 | ・Ultra HD液晶選択時:約14.8時間 ・Full HD液晶選択時:約24.5~27時間 ・タッチパネル液晶選択時:約15~19.5時間 ※メーカー公称値 |
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PCMark 10 Modern Office(負荷:中) | 11時間23分 |
30分で充電できたバッテリー量 ※付属のACアダプターを使用 |
約45% |
- 電源モードの設定:バランス
- VAIOの設定の動作モード:標準に設定
- バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
- ディスプレイの明るさ:50
※ご注意:今回のレビュー機はタッチパネル液晶搭載モデルのため、タッチ非対応のフルHD液晶モデルよりもバッテリー駆動時間は短いです。
めちゃくちゃロングバッテリーというほどではないですが、それでも悪くない結果です。
ちなみに、テストした範囲では20W出力程度のモバイルバッテリーからの充電もできましたので、モバイルバッテリーで電力を補うのもいいかもしれません。
(詳しくは、PD充電器からの充電の項目をご覧ください)
USB PD充電器からの充電
USB PD(Power Delivery)対応の充電器をUSB Type-C端子に接続し、VAIO SX14側へ充電してみました。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
PD充電器の最大出力
|
充電の可否
|
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20W(フィリップス製) |
△(低速) ※高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減りました。 |
30W(RAVPower製) |
△(低速) ※高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減りました。 |
45W(Anker製) | ◯ |
65W(Anker製) | ◯ |
20Wなどの低出力の充電器からでも充電できるのは嬉しいところです。
ちなみに、付属ACアダプターは最大65W出力でした。
ACアダプターは約161グラムなので比較的軽量ですが、コンセントプラグは折りたたみ式ではありません。
折りたたみ式なら、より嬉しかったところではあります。
▶インターフェイス
インターフェイスについては、冒頭のおすすめポイント:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶その他の機能
指紋認証対応の電源ボタン
電源ボタンは、指紋認証に対応しています。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。
VAIO SX14は、パフォーマンス設定ができます。
今回は「パフォーマンス優先」と「静かさ優先」の2つで静音性をチェックしました。
アイドル時 | とても静か(耳を近づけると、小さなノイズが聞こえる程度) |
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ベンチマークテスト時(パフォーマンス優先) | 最大47.5db程度 |
ベンチマークテスト時(静かさ優先) | 最大39.8db程度 |
※今回は、ベンチマークテスト:CINEBENCH R23実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。
■パフォーマンス優先で負荷をかけた場合
大きな負荷がかかったときなどのファンは、やや大きめです。自習室など静かな場所だと、少し目立ってしまうかもしれません。ある程度人のいるカフェなどでは、周りの音にかき消されるかな?くらいの大きさです。
■静かさ優先で負荷をかけた場合
ファンは少し聞こえますが、静かといっていいレベルです。静かな場所でも使いやすいでしょう。
パフォーマンスは落ちますが、ファン音を抑えたい状況では「静かさ優先」に設定するといいでしょう。
なお、パフォーマンス優先でも、負荷の高い作業をしていなければ静かです。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
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うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
▲A4用紙とのサイズ比較
▲厚さ約17.9ミリ(最厚部、突起部含まず)
大学ノート(セミB5) | 252×179mm |
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A4サイズ | 297×210mm |
VAIO SX14 | 約320.4×222.9×厚さ13.3(最薄部)-17.9(最厚部)mm※突起部含まず |
幅×奥行きは、A4サイズよりも少し大きい程度です。
A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグにも入りました。
※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。
▶重さの実測:約1,135グラム
重さについては、冒頭のおすすめポイント:「重さ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
―― 処理性能のチェック ――
■レビュー機のスペック
CPU | インテル Core i7-1280P |
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メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:256GB(NVMe) |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス |
なおVAIO SX14は、VAIO独自技術「VAIO TruePerformance」により、高いCPUパフォーマンスが発揮されます。
※「VAIO TruePerformance」適用モデルはCore i7とCore i5のみ。
「VAIOの設定」にて「CPUとファン」の設定を「パフォーマンス優先」にすると、VAIO TruePerformanceがオンになります。
以下の「CPU性能」および「グラフィックス性能」のパートで実施しているベンチマークテストも「パフォーマンス優先」で計測したので、VAIO TruePerformanceがオンの状態のテスト結果です。
Core i7-1280P搭載モデルの処理性能についての概要
ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分な性能です。
処理性能的には画像編集も十分にいけます。
Adobe RGBカバー率は100%まではいっていませんが、計測結果ではAdobe RGBカバー率:76%で、液晶ディスプレイとしては広めの色域です。
Core i7-1280PやCore i7-1260Pはパワーがあるので、動画編集もできます。
▶CPU性能
■搭載CPUのラインナップ
- Celeron 7305
- Core i3-1215U
- Core i5-1240P
- Core i7-1260P
- Core i7-1280P(ALL BLACK EDITIONのみ)
今回のレビュー機のCPUは、以下です。
■レビュー機のCPU
- インテル Core i7-1280P
- 14コア(Pコア×6、Eコア×8) / 20スレッド
- Pコア:最大周波数4.80GHz、Eコア:最大周波数 3.60GHz
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。
マルチコア | 9187 |
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シングルコア | 1683 |
■他の薄型ノートパソコン向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較
Core i7-1280P (レビュー機) |
|
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Core i7-1260P | 7862 |
Ryzen 5 5560U | 7855 |
Ryzen 5 5500U | 7477 |
Ryzen 5 4500U | 6210 |
Core i7-1195G7 | 6109 |
Core i7-1165G7 | 5027 |
Core i7-1160G7 | 4636 |
Core i7-10710U | 4532 |
Core i5-1135G7 | 4420 |
Core i5-10210U | 4051 |
Core i5-1155G7 | 3957 |
Ryzen 3 4300U | 3944 |
Core i5-1035G1 | 3474 |
Core i3-1115G4 | 3216 |
Pentium Silver N6000 | 1993 |
Celeron N5100 | 1471 |
- レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2022年9月5日現在)。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
ゲーミングやクリエイターノート向けのCPUなどを除いた「薄型モバイルノート向け」CPUの中では、かなり高い性能です。
CPU Mark
ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。
スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。
スコア | 25272 |
---|
PassMarkでの同CPUの平均スコア19813※よりもかなり高いスコアでした。
CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。
※2022年8月15日現在の平均値
Geekbench 5
「Geekbench 5」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。
Single-Coreスコア | 1811 |
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Multi-Coreスコア | 10637 |
Geekbench 5は、macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされているので、お持ちのデバイスとスコアを比較してみるのも面白いでしょう。
▶グラフィックス性能
今回のレビュー機のグラフィックスは「インテル Iris Xe グラフィックス(Core i7-1260Pに搭載されたグラフィックス)」です。
3DMark ベンチマークスコア
Fire Strike | 4947 |
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Time Spy | 1984 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
最高品質 1920×1080 | 6247 快適 |
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ストリートファイターV ベンチマーク
解像度 | 平均フレームレート・結果 |
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1920×1080 | 59.85 FPS 快適 |
ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 7803 やや快適 |
---|
※グラフィックス設定は、「ノートPC」向けの設定にて計測。
というわけで、ドラゴンクエストXなど、軽めの3Dゲームなら普通にプレイできるグラフィックス性能があります。
※ただし、CeleronおよびCore i3搭載モデルは「インテル UHD グラフィックス」です。Iris Xe グラフィックスのCore i5 / i7搭載モデルよりも、グラフィックス性能はだいぶ落ちます。
軽い3Dゲームも遊びたいとか、グラフィックス性能を少しでも高くしたいなら、Core i5 かCore i7搭載モデルがおすすめです。
▶旧モデルとの性能比較
次に、旧モデルとの性能比較です。
2021年10月モデル(Core i7-1195G7搭載)と、今回のレビュー機の処理性能を比較しました。
CINEBENCH R23のスコア比較
まず、CPU性能を計測できるベンチマークソフト:CINEBENCH R23のスコア比較です。
■CINEBENCH R23のマルチコアスコア
VAIO SX14 (Core i7-1280P) |
|
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2021年10月モデル (Core i7-1195G7) |
6157 |
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
PCMark 10のスコア比較
次に、ベンチマークソフト「PCMark 10」のスコアを比較します。
■Productivity(ドキュメント作成・表計算)
VAIO SX14 (Core i7-1280P) |
|
---|---|
2021年10月モデル (Core i7-1195G7) |
7149 |
推奨値 | 4500 |
■Photo Editing(画像編集)スコア
VAIO SX14 (Core i7-1280P) |
|
---|---|
2021年10月モデル (Core i7-1195G7) |
10138 |
推奨値 | 3450 |
■Video Editing(動画編集)スコア
VAIO SX14 (Core i7-1280P) |
|
---|---|
2021年10月モデル (Core i7-1195G7) |
5566 |
推奨値 | 3450 |
旧モデル(Core i7-1195G7)搭載モデルと比べると、CINEBENCH R23のマルチコアスコアでは、大きくスコアアップしていました。
一方、Video Editing(動画編集)やPhoto Editing(画像編集)のクリエイティブ系のスコアは、7~10%程度のアップでした。
▶SSDのデータ転送速度
レビュー機は第4世代ハイスピードSSD(PCIe4.0 x4 SSD)を搭載しており、データ転送速度はかなり速いです。
ただ、スタンダードSSDの方でもPCIe3.0 x4 SSDなので、データ転送速度が遅いわけではなく、使い方によっては体感差はそれほどないかもしれません。
SSD情報
Samsung(サムスン)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
「VAIO SX14」のボディカラーは、
- ファインブラック
- ブライトシルバー
- ファインホワイト
- アーバンブロンズ
- ファインレッド(新色)
- ALL BLACK EDITION(オールブラックエディション)
の6色展開です。
▲ALL BLACK EDITION以外の5色
高い剛性を持ちつつも軽量なカーボンで、天板からディスプレイ両側面までを覆うことで、剛性と軽量化を両立しています。
▼キーボード面にはヘアライン加工がしてあり、高級感が高められています。所有満足度も高いでしょう。
▼長野県安曇野市のVAIO本社で製造される日本製(Made in Japan)です。
ファインブラック
ALL BLACK EDITION(オールブラックエディション)
ALL BLACK EDITIONは、天板のVAIOロゴも光沢ブラックです。
▶付属品など
付属品一式です。
- ACアダプター
- スタートガイド
- 安全のために/リカバリーとトラブル解決
- 主な仕様
- VAIOオーナーサイトの案内書
などが付属。
※付属品は変更になる可能性があります。
▶「VAIO SX14」のレビューまとめ
「VAIO SX14」のレビューのまとめです。
VAIO SX14は、完成度が高く使いやすいノートパソコンでした。
- 高いデザイン性
- 高い堅牢性
- タイピングしやすいキーボード
- タッチパッドの左右ボタンなど、作業スピードアップに役立つ機能
- 1kg程度の軽さ
- シャッター付きのWebカメラ
- LTE通信モジュール搭載可能
など、実用性が高いですし、高い使い勝手のよさを求める方にも、外出先で作業が多い方にもおすすめです。
価格はやや高めですが、それでも14型ノートパソコンをお探しの方にはイチオシしたいおすすめのノートパソコンです!
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