マウスコンピューター LuvBook J シリーズ「LB-J770X-SH2」のレビュー! SSD、Core i7搭載でコスパ高し
マウスコンピューター LuvBook J シリーズ「LB-J770X-SH2」の実機レビューをお届けします。
「LB-J770X-SH2」は、マウスコンピューターのLuvBook「J シリーズ」 のノートパソコンです。
- Core i7 CPU
- SSDとHDDのデュアルストレージ
- メモリ16GB
などのハイスペックな性能を持ちながらも、価格の抑えられたモデルです。
液晶 | 13.3型 フルHD ノングレア (1,920×1,080/ LEDバックライト) |
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CPU | インテル Core i7-5500U プロセッサー |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 5500 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 「256GBのSSD(M.2規格)」+「1TBのハードディスク」 | サイズ | 326 x 231 x 23.6mm (折り畳み時) | 重量 | 約1.4kg |
なお、この実機は、マウスコンピューターさんからお借りしたものです。
※お借りしたものではありますが、正直に書かないと ただのステマになってしまいますので、レビューは正直に書きます。
このレビューは2016年12月28日時点のものです。製品仕様・販売価格は変更になる可能性がありますのでご了承ください。
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目次
予想外に高級感のある外観
まずは外観から。全体に黒でシックにまとまっています。
予想外だったのが、なかなか高級感があることです。横のラインが入っていて高級感が漂っています。
コストパフォーマンスが高いパソコンなので、「その分、外観が安っぽいのでは?」と思っていましたが、そんなことはありませんでした。
コストパフォーマンスの高いモデルで、外観もしっかりしているのは嬉しいですよね。
左右側面
左から、VGA端子、通気口、HDMI出力、USB3.0、マイクロホン端子、ステレオヘッドホン端子。
左から、USB2.0(2つ)、マルチカードリーダー、LAN端子、電源端子、ケンジントンロック
マウスコンピューター「LB-J770X-SH2」のパームレストやキーボードの打ち心地は?
↓キーボードのパームレストキーボードを打つときに手のひらを乗せる場所)に手を乗せてみたところ。
わたしは、少し手が大きめですが、手を乗せるスペースは十分にあり、とくに打ちにくいと感じることはありませんでした。
キーボードの打ち心地
「エンターキー」などのボタンの大きいキーに関しては、若干のブレは感じますが、テキスト入力でメインで使うようなキーは、非常に打ちやすいです。
絶妙な硬さがあってカコッとキーが入っていき、跳ね返りもしっかりしています。グラついた感じとか、やわらかい感触で打ちにくいとか、そういったことはありません。
このサイズのノートパソコンでこの打ちやすさであれば、十分よいと思います。
「エンターキー」などのボタンの大きいキーに関しては、カチッと音がなりますが、英数字などのキーは、あまり音もうるさくありません。
小型や薄型のノートパソコンは、キーボードが打ちづらくてイライラするものもありますが、「LB-J770X-SH2」はそういったことはありませんでした。
タッチパッド
タッチパッドは、左クリックと右クリックが分かれており使いやすいです(ノートPCによっては、分かれていないものもあります)。
タッチパッドの右側で、指を上下に動かすと、スクロール機能を使うことできます(マウスで言うところの、ホイールと同じ働き)。
ウェブカメラ
100万画素のウェブカメラを内蔵しています。
スピーカーの音質は?
スピーカーは、本体手前の底面の左右についています。
音質としては、特質すべき点はないように感じましたが、ひどいわけでもありません。
実際に動画を見てみましたが、人物の会話も含めて普通に楽しめました。
音がこもって使い物にならないようなスピーカーではないので、その点は心配いりません。
液晶画面はキレイ? 視野角はどう?
「LB-J770X-SH2」は、13.3型 フルHD ノングレア液晶(非光沢液晶)を搭載しています。
ノングレア液晶なので、映り込みによるチラツキが気にならず作業に集中できます。
マウスコンピューターは、液晶ディスプレイの「iiyama」ブランドを率いている会社でもあるためか、さすが液晶表示は綺麗です。
視野角を確認
横の視野角を確認してみます。
この角度でここまでハッキリ見えれば、十分な視野角を確保していると言えるでしょう。
次に上から見てみましょう。
ここまで上から見ることはあまりないと思うので、これだけ見えれば十分でしょう。
重さや大きさは、持ち運びに適している?
次に、大きさ、厚み、重さについて考察してみます。
ノートやA4用紙と大きさを比較
A4用紙よりも少し大きいくらいのサイズですね。
ビジネスバッグにも入るサイズなので、持ち運びの多いビジネス用途にも対応できそうです。
ちなみに、厚みは23.6mmです。
重さは約1.4kgなので、「もうちょっと軽いほうが嬉しい」と感じるかもしれませんが、デュアルストレージモデルの13.3インチモデルなら、軽い方だと思います。
デュアルストレージモデルということは、SDD(ソリッドステートドライブ)とHDD(ハードディスクドライブ)の両方を積んでいるということですから、SSDだけ積んでいるノートPCより重くなりがちです。
さらに、SSDよりもHDDの方が重いので、なおさらです。
13.3インチのノートパソコンだと、現行モデルでも13インチで1.5kg程度の重さのものもまだまだあるので、このモデルだけが極端に重いというわけではありません。
普段15.6インチのノートパソコンを持ち運んでいる自分としては、十分軽く感じました(笑)
SSDとHDDの空き容量、データ転送速度は?
マウスコンピューター「LB-J770X-SH2」は、「SSD 256GB」と「HDD 1TB」を搭載したデュアルストレージモデルです。
(※このレビュー機はHDDは500GBですが、2016年12月28日時点で販売されているものには、1TBのHDDが搭載されているようです。)
SSDとHDDの2つを搭載しているので、SSDによる高速起動やデータの高速転送、HDDによる大容量データ保存が可能です。
余計なアプリが入っていないので、メモリ16GBでも、SSD空き容量は213GBも確保されています。
動画などの大きなデータは、HDDの方に保存することができますし、十分なストレージ容量が確保されていると言えるでしょう。
(※実際に利用できる容量は、本来の容量よりも少し減ります。これはどのパソコンでも起こることです。)
SSDの転送速度
↑SSDの転送速度をテストした数値です。
上段の2項目について簡単に説明しますと、
- 連続データの読み込み:534.1MB/s
- 連続データの書き込み:348.0MB/s
- 4キロバイト単位のランダム読み込み:139.2MB/s
- 4キロバイト単位のランダム書き込み:で111.4MB/s
という結果です。
いずれも秒単位での転送速度を表していますから、よほど重い処理をするのでもなければ、十分な転送速度ですね。
ちなみに、実際のパソコン操作では、ランダムデータを取り扱うことが多いので、「4キロバイト単位のランダム読み込み・書き込み」の方がより参考になる数値だと思います。
HDDの転送速度
SSDと比べると、HDDの転送速度はだいぶ遅いことがデータからわかります。
やはりこれから買うなら、SSD搭載のノートパソコンか、この「LB-J770X-SH2」のようにSSDとHDDを両方積んだノートパソコンを買うのが得策と言えそうです。
マウスコンピューター「LB-J770X-SH2」のまとめ
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■「LB-J770X-SH2」は、こんな方にオススメです
- ハイスペックなモバイルパソコンが欲しい
- ハイスペックなものが欲しいが、価格は抑えたい
- デュアルストレージのノートパソコンが欲しい
- 液晶画面の綺麗なノートパソコンがいい
- コスパはよくて高級感もあるものが欲しい
マウスコンピューター「LB-J770X-SH2」は、
- Core i7 CPU
- SSDとHDDのデュアルストレージ
- メモリ16GB
というハイスペックな性能でありながら、10万円ほどの価格(2016年12月28日現在)なので、コストパフォーマンスはかなり高いです。
しかも、外観も高級感があるので、おすすめと言えます。
正直言えば、13.3インチのノートパソコンだと、もっと軽いもの(トップクラスに軽いモデルでも900g前半の重さ)も発売されています(LB-J770X-SH2は約1.4kg)。
ただ、軽さを売りにしたモデルだと、「LB-J770X-SH2」と同等のスペックにカスタマイズして注文するとなると、2倍以上の価格になってしまうことも普通にあります。
そこまで価格が高くなってしまうと、なかなか手が出しづらいと思います。
それと、軽さを売りにしているモデルだと、デュアルストレージモデルではないことが多いので、デュアルストレージモデルが欲しいとなると選択肢から外れてしまいます。
価格面やデュアルストレージに魅力を感じるのであれば、「LB-J770X-SH2」がよい選択肢でしょう。
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