マウスコンピューター m-Book Kシリーズ(K700)の実機レビュー!ハイパワーCPU・グラボ・デュアルストレージで高コスパ!
「マウスコンピューター m-Book Kシリーズ(m-Book K700)」の実機レビューをお届けします。なお、レビュー機はわたしの購入品です。
マウスコンピューターのノートパソコンでもm-Book Kシリーズは、ほぼ毎週、売上トップ3にランクインしている人気モデルです。
「LSJ EXPERIENCE -PC・デジタルフェア2019- Powered by AMD」(多くのPCメーカーの新製品などが展示されるイベント)でも、人気モデルとして展示されていました。
※m-Book K700は、すでに販売終了になっていますが、↓「mouse K5」が後継機種として発売されました。
⇒ マウスコンピューター「mouse K5」の実機レビュー!ハイパワーCPU・グラボ・デュアルストレージ対応で高コスパ!
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
ここだけご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
- クリエイティブな用途に使えるパワーがありつつも、コスパが高い
- ハイパワーなインテル Core i7-9750Hを搭載
- デュアルストレージ対応
- カスタマイズ注文も可能
- インターフェイスが充実
- 薄型ベゼルでも4列テンキーを確保
- 365日24時間のサポート付き
■おすすめポイント
Core i7-9750Hの末尾の「H」は、高性能CPUにつけられる記号。
ゲーミングノートに搭載されることが多いCPUです。
m-Book Kシリーズは、モデルによっては最初からデュアルストレージです。
デュアルストレージでないモデルも、注文時にデュアルストレージにカスタマイズできます。
OS、メモリ、ストレージ、高速Wifiなどのカスタマイズが可能。
▲背面にもインターフェイスがあります
ベゼル(画面のフチ)が薄いとノートパソコンの幅がコンパクトになるため、キーボードのスペースも減りますが、しっかりと4列テンキーを確保。
- バッテリー駆動時間はあまり長くない
■注意点など
パフォーマンス重視のノートパソコンのため仕方がない部分でしょう。
>>「マウスコンピューター m-Book Kシリーズ(K700)」を公式サイトで見てみる <<
▶「マウスコンピューター m-Book Kシリーズ(K700)」を公式サイトで見てみる
■m-Book Kシリーズ(K700)のスペック※カスタマイズで選択できる項目も含みます
OS | Windows 10 Home / Pro |
---|---|
液晶 | 15.6インチ フルHD(1920×1080)、ノングレア(非光沢)、IPS液晶 |
CPU | インテル Core i7-9750H |
メモリ | 8GB / 16GB / 32GB |
ストレージ | 256GB SSD / 256GB SSD+1TB HDD / 512GB SSD+1TB HDD (カスタマイズで最大「1TB SSD+2TB SSD」まで可能) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce MX250 (2GB) |
サイズ | 約 361×258×24.9mm ※突起部含まず |
重量 | 約 2.0~2.1kg |
※2019年12月16日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
「Core i7-9750H、メモリ16GB、256GB SSD+1TB HDD(型番:MB-K700SN-M2SH2)」
目次
―― 処理性能のチェック ――
▶CPU性能
今回のレビュー機のCPUは「インテル Core i7-9750H プロセッサー(2.60-2.59GHz)」です。
パスマークのCPUパフォーマンステストの数値は、14,617でした。
Core i7-9750Hは、ゲーミングノートに採用されていることも多く、ノートパソコン向けCPUの中では、パフォーマンスが高いです。
ビジネス用途ではサクサク快適に使えますし、クリエイティブな用途にもいろいろと使えるでしょう。
▶ストレージのデータ転送速度
▲SSDのデータ転送速度
もっと速度が出るノートパソコンもありますが、実用的には悪くない速度だと思います。
ちなみに、カスタマイズでPCI Express x4接続のSSDを選べば、シーケンシャルリード(画像の左上の数値)3000超えくらいの速度になります。
一方、↓ HDDの方はSSDと比べるとあまり速度が出ません。
▲HDDのデータ転送速度
カスタマイズでHDDをSSDに変更して「SSD2台搭載」にもできるので、その方が快適に使えるようにはなります。
ただし、2nd SSDの方はSATA接続になるので、メインSSDほどの速度は出ません。
SSD情報
Western Digital(ウエスタンデジタル)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
3Dゲームもある程度遊べるグラフィックス性能
マウスコンピューター m-Book Kシリーズ(K700)は、グラフィックスに「NVIDIA GeForce MX250 (2GB) 」を搭載しています。
3DMarkのスコア
Fire Strike | 3427 |
---|---|
Time Spy | 1288 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
最高品質 (1920×1080) |
とても快適 |
---|
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
1920×1080 高品質(ノートPC) | 非常に快適 |
---|
FF15
1920×1080 軽量品質 | やや重い |
---|---|
1280×720 軽量品質 | 普通 |
FF15では、軽量品質・フルHD(1920×1080)だと「やや重い」だったので、1280×720に解像度を下げたところ「普通」になりました。
というわけで、FF15など重い部類の3Dゲームをプレイするのは厳しそうな結果。
中程度の重さの3Dゲームならプレイできそうです(※ゲームによっては、画質や解像度を下げる必要があるかもしれません)。
なお、動画編集に使うノートパソコンをお探しでしたら、以下のページを参考にどうぞ。
―― 使いやすさのチェック ――
▶キーボード
▲タップ(クリック)で拡大
やや硬めで跳ね返りが強いので、ノートパソコンのキーボードとしては、しっかりしたタイピング感です。
キーストローク(キーの沈み込み)は約1.8mmとのこと(公式サイト記載の数値)。
キーボード全体に傾斜がついていて、タイピングしやすくなっています。
タイピング時のタワミはありません。ちなみに、キーボードのバックライトは非搭載です。
ノートパソコンのキーボードは、矢印キーの上下が小さくなっている場合が少なくないですが、上下キーもそれぞれ1キー分確保されているので使いやすいです。
また、ベゼルが薄めのため、前モデルよりも横幅がコンパクトになっていますが、テンキーは使いやすい4列テンキーを搭載しています。
キートップ(キーの表面)はほぼフラットです。
比較的静かなタイピング音
タイピング音は、カチカチ鳴る感じで、静音とまではいきませんが、それほどうるさくもありません。
デスクトップPC用キーボードとの比較
デスクトップPC用キーボードと比較してみました。
キーピッチは、約18.2mm(公式サイトに記載の数値)。
4列テンキーを採用しているためか、サイズのわりにキーピッチは19ミリありませんが、狭くは感じません。
パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。
パームレストは十分な広さがあります。
タッチパッド
タッチパッドの下側に左右ボタンが付いています。
個人的には、タッチパッドがボタンを兼ねているものより、こちらの方が使いやすくて好みです。
ボタンを押したときの音は、カチカチと小さめ。
なお、Fn+F1キーでタッチパッドの無効・有効を切り替えできます。
無効にしておけば、文字入力時にタッチパッドに触れて入力位置が動いてしまうのを防げて便利です。
⇒ 「マウスコンピューター m-Book Kシリーズ(K700)」を公式サイトで見てみる
▶スピーカー
底面にスピーカーを搭載。
本体が大きいためか、箱鳴り感がやや強く、もう少し音抜けが欲しいと感じました。
しかし、作業中に音楽を楽しめるくらいの音質はあると思います。
※イコライジングソフト「Sound Blaster CINEMA 5」が最初からインストールされているのですが、これがオンの方がいい音に聴こえます。
▶液晶ディスプレイ
IPS液晶ということもあり、角度をつけても少し暗くなる程度で、それほど見づらくはなりませんでした。
▲横から角度をつけて見たところ
ノングレア液晶なので、写り込みしにくい
マウスコンピューター m-Book Kシリーズ(K700)のディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、光の写り込みしづらいです。
作業中に光が反射してチラついたりしないので、目に優しく実用的です。
▶バッテリー駆動時間のチェック
タイピングとネット閲覧での使用を想定して、バッテリー駆動時間を計測しました。
■バッテリー駆動時間の実測
ネット閲覧とテキスト打ちに使用 (負荷:軽) |
4時間57分 |
---|---|
PCMark 8 HOME (負荷:中) |
2時間25分 |
30分で充電できたバッテリー量 | 23% |
※ディスプレイの明るさ:80%で測定しています。もっとディスプレイを暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。
- 薄型ノートに搭載されているような省電力CPUではない
- 大型ディスプレイ
- デュアルストレージ
- 専用グラフィックス搭載
など、バッテリーを消費しやすい要素がいろいろとあるので、バッテリー駆動時間が長くないのは仕方がないところかと思います。
ディスプレイの明るさを60%くらいにしたり、バッテリー節約機能がオンになるタイミングを早くすれば、もうちょっと駆動時間を伸ばせると思います。
▶静音性のチェック
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大47db前後 |
排気音は大きめです。静かな場所だと目立ってしまうかもしれませんが、人が多いカフェなどでは、周りの音にかき消される程度だと思います。
「キュイーン」といった高音が耳障りな音ではなく、「フォワー」といった感じの音なので不快には感じませんでした。
処理性能重視のノートパソコンなので、これくらいの排熱になってしまうのは仕方がないところでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
A4・B4サイズとの比較です。
A4サイズ | 297 × 210mm |
---|---|
B4サイズ | 364 × 257mm |
m-Book K | 約 361 ×258mm(× 厚さ24.9mm(突起部含まず)) |
幅×奥行きは、A4サイズよりもわりと大きく、B4サイズよりは小さいです。
持ち運びには、15.6型ノートに対応したリュックやバッグがあった方がよさそうです。
▶重さの実測:2,072グラム
本体 | 約 2,072g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約 439g |
15.6型のノートパソコンとしては、やや軽めです。
処理性能重視のノートパソコンとしては、悪くない重さだと思います。
▶インターフェイス
■左側面
① セキュリティースロット
② 通気口
③ USB3.0(Type-A)
④ USB2.0(Type-A)
⑤ マイク
⑥ ヘッドホン出力/ヘッドセット
■右側面
① USB3.1(Type-A)
② USB3.1(Type-C)
③ カードリーダー
④ 通気口
■背面
背面にもインターフェイスがあります。
① mini DisplayPort端子
② HDMI端子
③ ネットワーク(LAN)端子
④ 電源端子
背面に外部ディスプレイ出力ポートや有線LANポートがあり、配線がジャマになりにくいです。
外部ディスプレイは、2台まで接続できます。
⇒ 「マウスコンピューター m-Book Kシリーズ(K700)」を公式サイトで見てみる
―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
ブラックの落ち着いた外観。
派手さはありませんが、直線的でムダな装飾が少ないデザインで、個人的には好きなルックスです。
天板のデザインはシンプルです。
サイドにカーボン風の模様が入っていて、質感が高められています。
液晶を開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。
約 100万画素のWebカメラも搭載。
▶付属品など
付属品一式です。
ACアダプター、取扱説明書などが付属します。
▶マウスコンピューター「m-Book Kシリーズ(K700)」のレビューまとめ
「マウスコンピューター m-Book Kシリーズ(K700)」のレビューのまとめです。
上を見ればm-Book Kシリーズよりもハイスペックなノートパソコンはありますが、価格も30万、40万、50万円以上など、かなり高額なことも普通にあります。
その点、m-Book Kシリーズは、
- Core i7-9750H
- NVIDIA GeForce MX250
- デュアルストレージ対応
といった仕様で10万円台前半の価格帯。この性能でこの価格は、コスパが高いです。
公式サイトでは3つの仕様が用意されていて、それを必要に応じてカスタマイズして注文する流れになりますが、
個人的には「型番:m-Book K700SN-M2SH2」がオススメです。
実際、マウスコンピューターのノートパソコンでもm-Book K700SN-M2SH2は、ほぼ毎週、売上トップ3にランクインしていて人気が高いです。
「処理性能が高めだけれど、価格は高すぎないノートパソコン」をお探しの方にオススメですよ!
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