「HP Pavilion Plus 16-ab」実機レビュー!動画編集に!高解像度・大画面ノートパソコン!
Core i5~i7 | メモリ16GB |
---|---|
最大1TB SSD | RTX 3050 |
「HP Pavilion Plus 16-ab」の実機レビューです。
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
今回は、日本HPからの貸出機を使ってレビューします。
※貸出機であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。
HP Pavilion Plus 16-abは、HシリーズのCore i5またはi7とGeForce RTX 3050 Laptopを搭載した、パワーのあるノートパソコン。
2560×1600ドットの高解像度な16型ディスプレイ搭載で、動画編集なども快適にできますよ。
なお、この記事は、
という構成になっています。
冒頭の「おすすめポイント・特徴」と「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。
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「HP Pavilion Plus 16-ab」が
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目次
- ▶おすすめポイント・特徴
- ▶デメリット・注意点
- ▶その他、ひとこと
- ▶スペック表
- ―― HP Pavilion Plus 16-abの使いやすさチェック ――
- ▶テレワークやWeb会議に役立つ機能
- ▶キーボード
- ▶ゲームプレイ時の表面温度
- ▶スピーカー
- ▶ディスプレイ
- ▶バッテリー駆動時間
- ▶インターフェイス
- ▶静音性
- ▶サイズ
- ▶重さの実測:約1,855
- ―― HP Pavilion Plus 16-abの処理性能チェック ――
- ▶クリエイティブ系アプリのパフォーマンス
- ▶CPU性能:Core i7-13700H
- ▶グラフィックス性能:GeForce RTX 3050 Laptop
- ▶SSDのデータ転送速度
- ―― HP Pavilion Plus 16-abの外観・その他のレビュー ――
- ▶外観
- ▶付属品など
- ▶「HP Pavilion Plus 16-ab」のレビューまとめ
動画編集などにもオススメの処理性能の高さ! |
HP Pavilion Plus 16-abは、
- Core i5-13500H
- Core i7-13700H
のいずれかを搭載し、ノートPC向けのCPUとしては処理性能が高いです。
さらに、GeForce RTX 3050 Laptopも搭載しています。
画面も大きく解像度も高いので、動画編集にもおすすめです。
CPU性能・グラフィックス性能について詳しくは、HP Pavilion Plus 16-abの処理性能チェックをご覧ください。
3Dゲームも遊べる |
HP Pavilion Plus 16-abは、
- リフレッシュレート最大120Hzのディスプレイ
- GeForce RTX 3050 Laptop
を搭載しているので、3Dゲームも遊べます。
詳しくは、グラフィックス性能の項目をご覧ください。
作業しやすい16型の大画面&高解像度! |
大きな16型ディスプレイで、解像度は2560×1600ドットの高解像度。
フルHD(解像度1920×1080)などと比べてより精細な映像表示ができるので、編集作業などもしやすいです。
液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバー |
■カバー率
sRGB | 99% |
---|---|
DCI-P3 | 76% |
Adobe RGB | 76% |
※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。
sRGBカバー率が100%に近いですし、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。
使いやすい4列テンキーを搭載 |
最近のノートパソコンは、ディスプレイのベゼル(フチ)が薄くなり、横幅が縮まったことで、テンキー(キーボード右側の数値入力用のキー)が3列テンキーなことも少なくないです。
しかしHP Pavilion Plus 16-abは、使いやすい4列テンキーを搭載しています。テンキーが欲しい方には嬉しいところでしょう。
SDカードリーダーは非搭載 |
Pavilion Plus 16-abは、クリエイターによさそうな仕様のノートパソコンではありますが、SDカードリーダーが非搭載なのは残念なところ。
SDカードを読み込むには、SDカードリーダーが別途必要です。
出荷製品は日本語キーボードです |
メーカーページの写真は英語キーボードですが、出荷製品は、日本語キーボード搭載です。
▲出荷製品はこのキーボード(タップ・クリックで拡大)
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▶スペック表
■HP Pavilion Plus 16-abのスペック
OS | Windows 11 Home |
---|---|
ディスプレイ | 16型 WQXGA(解像度2560×1600)、アスペクト比16:10、ノングレア(非光沢)、最大120Hz、IPS液晶 |
CPU | インテル Core i5-13500H / Core i7-13700H |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB / 1TB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop(6GB GDDR6) |
サイズ | 約357×253.5×17.7(最薄部、突起部含まず)mm |
重さ | 約1.89kg(公称値) |
その他 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
※2024年3月15日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
■今回のレビュー機のスペック
パフォーマンスモデル「インテル Core i7-13700H、メモリ16GB、1TB SSD(モデル名:16-ab0007TX)」
―― HP Pavilion Plus 16-abの使いやすさチェック ――
▶テレワークやWeb会議に役立つ機能
・プライバシーを保護するWebカメラ
WQHD 画質のWebカメラ(約500万画素)を搭載。Windows Hello(顔認証機能)対応です。
なお、HP Pavilion Plus 16-abのWebカメラには、プライバシーカメラスイッチが搭載されています。
プライバシーカメラスイッチをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。
プライバシーカメラスイッチを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。
オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合にも便利です。
▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。
▲HP Pavilion Plus 16-abのWebカメラで撮影
▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けWebカメラで撮影した写真。
▲ELECOM製の外付けWebカメラで撮影(比較用)
どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。
HP Pavilion Plus 16-abのカメラは、フルHDよりもさらに高画質な2560×1440ドットのカメラなので、
上記の外付けWebカメラよりも、よりクリアな映像表示ができています。
ノイズ削減
オンラインミーティング時のノイズ削減する機能がプリインストールされていましたので、テストしてみました。
どれくらいノイズキャンセル効果があるのか?
ノイズ削減にどれくらいノイズを消す効果があるのか試してみました。
オンラインミーティング中に、まず手を叩いてみたところ、相手には聞こえなかったそうです。
一方、しゃべりながら手を叩いた場合は、手を叩いている音が途切れ途切れ聞こえる程度にノイズが削減され、完全にノイズが除去されるわけでなかったです。
オンラインミーティングで役立つキー操作
オンラインミーティングで役立つ以下のキー操作も利用可能です。
- F8キー:マイクミュート
マイクOFF時は、F8キーのランプが点灯するので、マイクがOFFになっているのがわかりやすいです。
▶キーボード
▲タップ・クリックで拡大
打ちはじめが少し硬めのタイピング感です。
キーストローク(キーが沈み込む深さ)は約1.5ミリで、若干浅めに感じますが、浅すぎるとまでは感じません。
キーボードが大きいと、タイピング時にたわんでしまうノートパソコンもありますが、Pavilion Plus 16-abのキーボードはたわみも気にならず、剛性はシッカリしています。
▼キーボード右側は、Enterキーとテンキーの間が、もう少し間隔が空いていると良かったですね。
▼左側は、半角/全角キーとCTRLキーが少し小さめです。
▼キートップ(キーの表面)に凹みはありますが、浅い凹みです。
▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
凹みが浅いため、フラットに近い手ざわりです。指先の力を逃げにくくする効果は少ないですが、それでも凹みがないよりはよいですね。
ちなみに、気づく人は気づくかもしれないポイントですが、各キーの大きさなどはHP 15-fcと同じのようです。
▲HP 15-fcのキーボード。Pavilion Plus 16-abと非常に似ています。
しかし、キーキャップの質感は異なっていて、まったく同じキーボードというわけではありません。
Pavilion Plus 16-abのキーボードの方が、キーキャップがグリップの効く素材になっていてタイピングしやすいです。
ファンクションキー(Fキー)は、HP Pavilion Plus 16-abの独自機能(特殊機能)が優先されています。
(全角カタカナ変換などWindowsの標準機能を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)
キーピッチなど
▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ
▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、約18.7mmで、タイピングしやすいと言われる19mmと比べると、若干コンパクトです。
▼16型のノートPCなのでパームレストは十分な広さ。
キーボードバックライト
キーボードのバックライトは、F4キーでON・OFFができます。
明るさは3段階で調整可能。
タッチパッド
クリックボタン一体型のタッチパッドです。
タッチパッドは大きめなので、少し右手がタッチパッドに乗りますが、右手母指球(以下参照)で誤って押してしまうことはあまりありませんでした。
仮に右手の母指球の部分で誤ってタッチパッドを押してしまっても、操作として反応しづらくなっていました。
このため、右手がタッチパッドに乗ってしまうことによる誤操作が起きづらくなっています。
なお、タッチパッドの有効・無効をショートカットキーで切り替えることはできないようです。
▶ゲームプレイ時の表面温度
Pavilion Plus 16-abのディスプレイのリフレッシュレートは最大120Hzなので、3Dゲームを遊ぶことも想定して、ゲームプレイ時の表面温度もチェックしてみました。
▼3Dゲームプレイ開始から30分後の表面温度です。
▲一番熱くなっている場所(ディスプレイあたり)で約45.8℃
W、A、S、Dキーはほぼ熱くならず、その他のキーもそれほど熱くならないので、ゲームをするのにも支障が出ません。
▶スピーカー
HP Pavilion Plus 16-abは、底面にBang & Olufsen社によるスピーカーを搭載。
ちなみに、キーボード面の上部にもピーカーグリルのような穴が空いていますが、ここはスピーカーではありません。
スピーカーの音質は、ノートパソコンのスピーカーとしてはまずまずよい音です。
音質は、点数にすると100点満点中:70点くらいです。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。
なお、Audio by B & Oの設定で、声が聞こえやすい音質に設定するなど、好みに応じたイコライジング調整もできます。
▶ディスプレイ
■ディスプレイの詳細
- 16型ノングレア(非光沢)、Eyesafe認定ディスプレイ
- 解像度:2560×1600ドット
- リフレッシュレート:最大120Hz
- アスペクト比(縦横比):16:10
HP Pavilion Plus 16-abのディスプレイは、ブルーライトを目の負担を軽減するEyesafe認定のブルーライト低減ディスプレイです。
「ブルーライト軽減機能搭載」のノートパソコンの場合、機能をオンにするとディスプレイ表示が黄色っぽくなってしまうことがありますが、
HP Pavilion Plus 16-abのディスプレイは、色味も自然ですし、ハードウェアレベルでブルーライトを低減してくれているそうです。
解像度2560×1600ドットは、フルHD(1920×1080ドット)の2倍近いドット数ですから、フルHDディスプレイよりも、だんぜん精細な映像表示が可能です。
視野角
ディスプレイは、角度をつけて見てもほとんど暗く見えたりしないので、よい液晶が搭載されていることが伺えます。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約134度開きます。
縦の視野角も広いので、対面の人に画面を見せるなどの使い方をしないなら、これくらい開けば十分でしょう。
・ノングレアなので映り込みしにくい
HP Pavilion Plus 16-abのディスプレイは、ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、映り込みしにくいです。
作業中に照明や周囲のものが画面に映り込みにくいので、実用的です。
・色域
色域については、冒頭のおすすめポイント・特徴:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
MobileMark 25 | 最大9時間 ※メーカー公称値 |
---|---|
YouTubeを再生 | 7時間9分 |
30分で充電できたバッテリー量 ※付属ACアダプターを使用 |
約47% |
- 電源モードの設定:バランス
- バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
- ディスプレイの明るさ:50
GeForce RTX 3050 Laptop搭載、高解像度で大きめの16型ディスプレイと、バッテリーを消耗しやすい要素が多い中で、このバッテリー駆動時間はなかなかよい感じだと思います。
モバイルバッテリーで電力を補うのもよさそうです。
(詳しくは、USB PD充電器からの充電の項目をご覧ください)
・USB PD充電器からの充電
USB PD(Power Delivery)対応の充電器をUSB Type-C端子に接続し、HP Pavilion Plus 16-ab側へ充電してみました。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
PD充電器の最大出力
|
充電の可否
|
---|---|
20W(フィリップス製) | × |
30W(RAVPower製) | △ ※電源オフ時のみ充電可能 |
45W(Anker製) |
△ ※電源オフ時のみ充電可能 |
65W(CIO製) |
△ ※注1 |
100W(Anker製) |
△ ※注1 |
140W(CIO製) | ◯ |
※注1:付属ACアダプターは135W出力のため、それよりも出力の低いPD充電器で充電した場合、ACアダプター接続時と比べてパフォーマンスが落ちたり、高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減るなどの可能性があります。
30Wや45W出力のPD充電器だと、Pavilion Plus 16-abの電源がOFFでないと充電できかなったので、一緒に持ち運ぶなら、最低でも65W以上のPD充電器を選んだ方がよさそうです。
(ACアダプターは135W出力ですので、もちろんそれに近い出力のPD充電器を選んだ方が、より無難ではあります。)
▶インターフェイス
右側面
① SuperSpeed USB Type-C(10Gbps)(USB PD、DisplayPort 1.4の映像出力、電源オフUSBチャージ機能に対応)
② Thunderbolt 4 with USB4 Type-C(40Gbps)(USB PD、DisplayPort 1.4の映像出力、電源オフUSBチャージ機能に対応)
③ HDMI 2.1 出力端子(最大3840×2160ドット)
④ SuperSpeed USB Type-A(10Gbps)
⑤ 電源入力端子
左側面
① SuperSpeed USB Type-A(5Gbps)
② ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート
インターフェイスはおおむね揃っている印象ですが、冒頭の注意点にも記載のとおり、SDカードスロットはありません。
SDカードを使いたいときはSDカードリーダーが必要です。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。
なお、Pavilion Plus 16-abは「静音モード」などの設定はないため、ベンチマークテスト時はバランスモードまたはパフォーマンスモードに設定しました。
■静音性のチェック結果
アイドル時 |
とても静か ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
---|---|
バッテリー駆動時のベンチマークテスト(バランスモード) | 最大44.5db程度 |
電源接続時のベンチマークテスト(パフォーマンスモード) | 最大50db程度 |
※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※今回は、「ファイナルファンタジー15ベンチマーク」実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。
「バッテリー駆動」でのベンチマークテスト時は「少しうるさい」程度の印象で、うるさくて不快というほどではありませんでした。外出先で使う場合は、すぐ隣に人がいなければ問題ないでしょう。
一方、「ACアダプターに接続」してベンチマークテストをおこなった場合は、大きめでした。
静かな場所だと目立ってしまうかもしれませんが、人が多いカフェなどでは、周りの音にかき消されるかな?くらいの大きさです。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
▲A4用紙とのサイズ比較
A4サイズ | 297×210mm |
---|---|
HP Pavilion Plus 16-ab | 約357×253.5×17.7(最薄部、突起部含まず)mm |
幅×奥行きは、A4サイズよりもわりと大きく、A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグに入れるのは厳しいです。
持ち運びには、16型ノートに対応したリュックやバッグがあった方がよいでしょう。
※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。
▶重さの実測:約1,855
本体 | 約1,855g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約446g |
ACアダプター+電源プラグ | 約382g |
公称値は約1.89kgですが、実測は約1,855gでした。
16型のディスクリートGPU※搭載のクリエイターノートPCと考えると、悪くない重さです。
※ディスクリートGPU:GeForce RTX 3050 Laptopなど、CPUとは別に搭載されているグラフィックスのこと。
「ACアダプター+電源ケーブル」は約446gですが、
「電源ケーブル」を付属の「電源プラグ」に付け替えれば、64グラムほど荷物を軽くできます。
なお、USB PD充電器からの充電の項目に記載のとおり、PD充電器からも充電できます。
ACアダプターの代わりに、より軽量なPD充電器を持ち運ぶのもアリでしょう。
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―― HP Pavilion Plus 16-abの処理性能チェック ――
つづいて、HP Pavilion Plus 16-abのCPUやグラフィックスの処理性能や、ゲームのFPS数、クリエイティブ系アプリの使い心地をレビューしていきます。
■レビュー機のスペック
CPU | インテル Core i7-13700H |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD(NVMe) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop |
※なお、今回実施したベンチマークテストは、myHPのシステム制御の温度設定を「パフォーマンス」に設定しておこないました。
▶クリエイティブ系アプリのパフォーマンス
HP Pavilion Plus 16-abは、「NVIDIA Studio」対応ノートパソコンなので、
- Adobe Premiere Pro
- Adobe Photoshop Lightroom
- Autodesk Arnold
- Davinci Resolve
- REDCINE-X PRO
など、多くのクリエイティブ系アプリケーションが最適化されて動作します。
実際に、Adobeのアプリケーションを使って、快適に使えるかチェックしてみました。
Adobe Photoshop
長辺5000px以上の解像度が大きめの画像を使ってテストしてみました。
「生成塗りつぶし」「空を選択」「被写体を選択」などをテストしてみましたが、どれもスムーズに処理できました。
ただし、タッチパッドで「手のひらツール(スペース+ドラッグ)」での移動操作をするには、タッチパッドの真ん中あたりに指を置いて操作する必要がありました。
Adobe Illustrator
- スタライズでドロップシャドウをかけたオブジェクトを重ねて移動させる
- 生成再配色
などをしてみましたが、動作が重くなることなく快適に使えました。
ただしPhotoshop同様、タッチパッドで「手のひらツール(スペース+ドラッグ)」の操作をするには、タッチパッドの真ん中あたりに指を置いて操作する必要がありました。
・HP Pavilion Plus 16-abで動画編集はできる?
ベンチマークソフト「PCMark 10」では、動画編集にどの程度使えるか、動画編集スコア(Video Editing Score)を計測できます。
Core i7-13700H搭載のHP Pavilion Plus 16-ab実機で計測したスコアをご紹介します。
動画編集スコアは3450以上が推奨スコアなのですが、HP Pavilion Plus 16-abの動画編集スコアは6863で、推奨値を大きく上回っていました。
■動画編集(Video Editing)スコア
HP Pavilion Plus 16-ab | |
---|---|
PCMark 10 推奨値 | 3450 |
※数値が大きいほど高性能。
同様に、レンダリング(Rendering and Visualization)スコアも推奨値を大きく上回っていました。
■レンダリング(Rendering and Visualization)スコア
HP Pavilion Plus 16-ab | |
---|---|
PCMark 10 推奨値 | 3450 |
※数値が大きいほど高性能。
動画編集にも十分使えるでしょう。
Adobe Premiere Pro
実際にAdobe Premiere Proで動画編集してみましたが、快適に作業できました。
動画編集の場合、CPUのスレッド数が多いに越したことはないので、
Pavilion Plus 16-abを動画編集メインに使うなら、Core i7-13700H搭載のパフォーマンスモデルをオススメします。
ちなみに、Core i5-13500H:12コア/16スレッド、Core i7-13700H:14コア/20スレッドです。
▶CPU性能:Core i7-13700H
HP Pavilion Plus 16-abのCPUは、モデルによって以下の2つがあります。
■搭載CPUのラインナップ
- Core i5-13500H(12コア/16スレッド)
- Core i7-13700H(14コア/20スレッド)
今回のレビュー機のCPUは、以下です。
■レビュー機のCPU
- インテル Core i7-13700H
- 14コア(Pコア×6、Eコア×8) / 20スレッド
- Pコア:最大周波数5.00GHz、Eコア:最大周波数 3.70GHz
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。
マルチコア | 14808 |
---|---|
シングルコア | 1862 |
■他のノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較
Core i7-13700HX | 19635 |
---|---|
Core i7-13700H (レビュー機) |
|
Core i7-12700H | 12991 |
Ryzen 7 5800H | 12196 |
Core i7-11800H | 11208 |
Ryzen 7 4800H | 10975 |
Core i7-10870H | 10305 |
Ryzen 5 6600H | 8918 |
Core i7-1360P | 8431 |
Core i7-1260P | 8314 |
Core i5-11400H | 7881 |
Ryzen 5 7530U | 7865 |
Core i5-1240P | 7597 |
Ryzen 5 5500U | 7477 |
Ryzen 5 4600H | 7418 |
Core i7-10750H | 7137 |
Core i7-1355U | 6839 |
Core i7-1255U | 6673 |
Ryzen 5 4500U | 6210 |
Core i5-11300H | 6164 |
Core i5-1235U | 5844 |
Core i7-1165G7 | 5077 |
Core i7-10710U | 4532 |
Core i5-1135G7 | 4420 |
Core i5-10210U | 4051 |
Core i5-1035G1 | 3477 |
Core i3-1115G4 | 3216 |
Celeron N5100 | 1471 |
- レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2023年12月22日現在)。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
- CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。
ノートパソコン向けCPUの中では、かなり高い性能です。
いろいろな用途で快適に使えるでしょう。
CINEBENCH 2024
CINEBENCH 2024は、「GPU(グラフィックス)」と「CPU」の性能を計測できるベンチマークソフトです。
GPU | 3370 |
---|---|
CPU(マルチコア) | 867 |
CPU(シングルコア) | 109 |
CPU Mark
ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。
スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。
スコア | 29682 |
---|
PassMarkでの同CPU(Core i7-13700H)の平均スコア27553※よりも高いスコアでした。
※2024年3月6日現在の平均値
CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。
▶グラフィックス性能:GeForce RTX 3050 Laptop
HP Pavilion Plus 16-abのグラフィックスは「NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop(6GB GDDR6)」です。
▼最大グラフィックスパワーは60W。
GeForce RTX 3050 Laptopのサブシステム電力は35~80Wなので、MAXよりも少し抑えた設定という印象です。
スペックのわりにボディが薄いので、冷却面などを考慮したうえでの設定かもしれません。
なお、HP Pavilion Plus 16-abはディスプレイのリフレッシュレートが最大120Hzなので、ゲームのFPSもいくつかとってみました。
・ゲーム系ベンチマークの結果
■ゲーム系ベンチマークソフトの結果
3DMark ベンチマークスコア
Fire Strikeスコア | 10919 |
---|---|
Time Spyスコア | 5210 |
Speed Wayスコア | 1036 |
総合スコアを掲載しています。
ブループロトコル・ベンチマーク
最高画質 1707×1067 | 10266 極めて快適 |
---|
※仮想フルスクリーンモードにて計測。
評価は、スコアによって「極めて快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。
FF14(ファイナルファンタジーXIV)暁月のフィナーレ ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 17216 非常に快適 |
---|---|
最高品質 1920×1080 | 11457 とても快適 |
※グラフィックス設定は、最高品質以外は「ノートPC」向けの設定にて計測。
ドラゴンクエストXオンライン ベンチマーク
最高品質 1920×1080 | 13829 すごく快適 |
---|
・各ゲームのFPS数
■各ゲームのFPS数
モンスターハンターライズ
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
---|---|
1920×1200 / 低 | 191.6 FPS |
1920×1200 / 中 | 175.2 FPS |
1920×1200 / 高 | 98.3 FPS |
サイバーパンク2077
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
---|---|
1920×1200 / 低 | 76.51 FPS |
1920×1200 / 中 | 65.46 FPS |
1920×1200 / 高 | 55.14 FPS |
1920×1200 ウルトラ |
43.58FPS |
1920×1200 ウルトラ DLSS |
46.41FPS |
- ベンチマーク機能の計測結果。
- グラフィック設定はクイックプリセットを使用。
- 「DLSS」の記載がない限り、DLSSはオフで計測。
サイバーパンク2077は、ウルトラのみDLSSオン(自動)でも計測してみました。より快適にプレイするなら、DLSSオンがオススメです。
APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)
解像度・ビデオ設定
|
平均FPS
|
---|---|
1920×1200 / 低 | 145.4 FPS |
1920×1200 / 中 | 133.3 FPS |
1920×1200 / 高 | 101.6 FPS |
2560×1600 / 高 | 76.2 FPS |
- ※最大フレームレートを300FPSに設定し、チュートリアル完了までのFPSを計測。
- ※以下の設定を低・中・高として計測しています。
PUBG:Battlegrounds
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
---|---|
1920×1200 / 低 | 103.7 FPS |
1920×1200 / 中 | 89.8 FPS |
1920×1200 / 高 | 77.8 FPS |
1920×1200 ウルトラ |
66.0 FPS |
- チュートリアルにて計測。
- レンダリングスケール:100
- グラフィック設定は「全体的なグラフィックの品質」の設定です。
Fortnite(フォートナイト)
解像度・クオリティプリセット
|
平均FPS
|
---|---|
1920×1200 / 低 | 115.8 FPS |
1920×1200 / 中 | 92.5 FPS |
1920×1200 / 高 | 77.1 FPS |
1920×1200 / 最高 | 61.2 FPS |
- バトルロイヤル(ソロ)、レンダリングモード:DirectX 12にて計測
グラフィックス性能についての総評
というわけで、HP Pavilion Plus 16-abのディスプレイがリフレッシュレート最大120Hzなので、
120FPS出せるかどうかが1つの注目ポイントになりますが、
今回テストした結果で見ると、最高画質で120FPS出せるゲームは限られてきますが、120FPSにこだわらなければ、多くのゲームを遊べるでしょう。
▶SSDのデータ転送速度
高速なPCIe4.0 x4 SSDです。フォルダ間でのデータコピーなどがより早くおこなえるなど、快適に使えるでしょう。
SSD情報
SK hynix(SKハイニックス)製のSSDを搭載していました。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
―― HP Pavilion Plus 16-abの外観・その他のレビュー ――
つづいて、外観や付属品をレビューしていきます。
▶外観
継ぎ目を設けないユニボディのボディシャーシなので、たわみに強いです。
HPのプレミアムロゴが、光に反射して輝きます。
▶付属品など
付属品一式です。
- ACアダプター
- 電源ケーブル
- 電源プラグ(ウォールマウントプラグ)
- HP Z3700 ワイヤレスマウス
- 困ったときのHPサポートガイドブック
- サービスおよびサポートを受けるには
- セットアップ手順
- 保証書
などが付属。
※付属品は変更になる可能性があります。
付属のHP Z3700 ワイヤレスマウス(シルバー)
HP Z3700 ワイヤレスマウス(シルバー)が付属。
厚さの薄いマウスなので、手首をあまり曲げずに使えます。
USBレシーバーで接続して使います。Bluetooth接続では使えません(似た製品でHP Z3700 デュアルワイヤレスマウスの方はBluetooth接続も可能ですが、そちらは付属しません)。
▶「HP Pavilion Plus 16-ab」のレビューまとめ
「HP Pavilion Plus 16-ab」のレビューまとめです。
HP Pavilion Plus 16-abは、本体:約1.89kg、ACアダプター:約446gなので、ACアダプターも入れると重くなりますが、
16型ノートが入るPCリュックでなら十分持ち運べるでしょう(それほど軽くはないですが)。
大きな画面でディスプレイ解像度も高く、CPUとグラフィックスの性能も高いですし、高すぎない価格も魅力です。
動画編集などクリエイティブな作業をしたい方にオススメですよ。
【10月31日23:59まで!】
「HP Pavilion Plus 16-ab」が
- スタンダードモデルG2:139,800円
- パフォーマンスモデルG2:229,800円
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