HP「OMEN 17」の実機レビュー!これはレベルの高いおすすめのゲーミングノートPC!
Core i7~i9 | RTX 3070Ti / 3080Ti |
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最大2TB SSD | 165Hz |
「HP OMEN 17」の実機レビューです。
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今回は、日本HPからの貸出機を使ってレビューします。
※貸出機であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。
OMEN(オーメン)17は、多くのゲームを快適に遊べる性能で、ゲーミングノートPCとしての完成度も高かったです。
この記事では、各機能の詳細レビュー、いろいろなゲームのフレームレートなどをご紹介します。
なお、この記事は、
- 目次
- おすすめポイント・特徴
- 注意点
- 各項目の詳細レビュー
という構成になっています。
冒頭の「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。
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※なお、今回のレビュー機は旧スペック(第11世代インテル搭載モデル)のため、現行モデルとは異なる点があるかもしれません。
また、試用機のためOSがWindows 10ですが、現在販売されているOMEN 17はWindows 11 Pro搭載です。
目次
多くのゲームタイトルを高FPSで遊べる性能!
■パフォーマンスモデルG2
- Core i7-12700H
- GeForce RTX 3070 Ti Laptop
■エクストリームモデルG2
- Core i9-12900H
- GeForce RTX 3080 Ti Laptop
■スプリームモデル
- Core i7-12800HX
- GeForce RTX 3070 Ti Laptop
■スプリームプラスモデル
- Core i9-12900HX
- GeForce RTX 3080 Ti Laptop
というCPU&グラフィックスの組み合わせで、多くのゲームタイトルを高いフレームレートで遊べます。
ゲームプレイに配慮されたキーボード
キーを押すとカチカチと音のなる、適度な打鍵感のあるタクタイル感のあるメカニカルキーボードを搭載。
キーとキーの間もほどよく間隔がとられていて、タイピングしやすいです。
▼スペースキーも大きく作られています。
▼好きなキーだけバックライトを点灯させることも可能。
▼その他、長時間ゲームをプレイしても、W、A、S、Dキーなどがほとんど熱くならないなど、操作面でもゲーミングPCとしてしっかり作られています。
▲3Dゲームプレイ開始から60分後の表面温度。一番熱くなっている場所でも約38度。
上の画像を見ると、一見熱くなっているように見えるかもしれないですが、一番熱くなっている場所でも38.2度なので、それほど熱くないです。
とくにW、A、S、Dキーあたりが青くなっており、まったく熱くなっていないのが分かると思います。
モンスターハンターライズを2時間ほどプレイしてみましたが、熱さを感じることなく快適に遊べました。
リフレッシュレート165Hz&広めの色域
OMEN 17のディスプレイは、リフレッシュレート165Hzなので、高いフレームレートでの表示も可能です。
▼また、色域もsRGBカバー率が100%に近いですし、液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。
■カバー率
sRGB | 99% |
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DCI-P3 | 75% |
Adobe RGB | 76% |
※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。
※旧スペック(パフォーマンスモデル)の計測結果です。現行モデルの計測結果とは違いが生じる可能性があります。
有機ELディスプレイには及ばないものの、比較的色鮮やかな表現でゲームも楽しめます。
インターフェイスが充実
インターフェイスが充実しているので便利です。
右側面
① SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2
※補足説明:「SuperSpeed USB 5Gbps」=「USB 3.2 Gen1」
左側面
① 電源端子
② ネットワークポート(有線LAN、RJ45)
③ SuperSpeed USB Type-A 5Gbps
④ Mini DisplayPort
⑤ HDMI 2.1 出力端子
⑥ Thunderbolt 4 with USB4 Type-C (USB PD、DisplayPort 1.4、 電源オフUSBチャージ機能に対応)
⑦ ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
⑧ SDカードスロット(SDHC、SDXC対応)
左側面には、Thunderbolt 4も搭載しています。
▼SDカードを挿すと、1.8ミリ程度はみ出します。挿しっぱなしにしておいてもそれほど邪魔にはならないでしょう。
HDMI端子はHDMI2.1なので、4K・120Hzの出力にも対応しています。
※なお、旧スペック(第11世代インテルCoreプロセッサ搭載モデル)はUSB Power Delivery(USB PD)には対応していませんでしたが、現行モデルはUSB PDに対応とのことです。
ただ、付属ACアダプターが330W出力でしたので、USB PDでの動作時に、ACアダプター接続時と同様のパフォーマンスは難しいのではないかと思います。
キーボードは英語配列
日本HPオンラインストアからの出荷製品でも、キーボードは英語配列です。
好みが分かれるところですが、「絶対に日本語配列キーボードがいい!」という方はご注意ください。
ACアダプターも合わせると4kgほどの重さ
本体 | 約2,905g |
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ACアダプター+電源ケーブル | 約1,250g |
※旧モデル(第11世代インテル搭載のパフォーマンスモデル)の計測結果。なお、現行モデルの公称値は約2.78kgです。
メーカーの仕様にある質量:約2.78kgよりも少し重かったです。
(念のためですが、グラム数を撮影するために、上記写真では計りの真ん中にPCを置いていないですが、真ん中に置いても同じ重さでした。)
本体とACアダプター(+電源ケーブル)の合計が4kgほどあります。
わたしは普段4.5kgほどのリュックを背負って外出するときもあるので、持ち運びできない重さではありませんが、頻繁にかつ長時間持ち運ぶのには向いていません。
基本的に車移動とか、短い距離を運ぶのだったら問題ないでしょう。
■OMEN 17のスペック
OS | Windows 11 Pro |
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ディスプレイ | 17.3型 WQHD(解像度2560×1440)、165Hz、IPS液晶 |
CPU | インテル Core i7-12700H / i7-12800HX / i9-12900H / i9-12900HX |
メモリ | 16GB / 32GB |
ストレージ | SSD:1TB / 2TB |
グラフィックス | ・NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop(8GB) ・NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti Laptop(16GB) |
サイズ | 約397.1×262×29.5mm |
重量 | 約2.78kg(公称値) |
その他 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
※2023年3月27日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
■今回のレビュー機のスペック
第11世代インテルCore搭載のパフォーマンスモデル「インテル Core i7-11800H、メモリ16GB、1TB SSD、NVIDIA GeForce RTX 3070 Laptop(型番:OMEN by HP Laptop 17-ck0036TX)」
―― 処理性能のチェック ――
■レビュー機のスペック
CPU | インテル Core i7-11800H |
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メモリ | 16GB |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3070 Laptop |
※なお、レビュー機は旧スペックのモデルのため、現行モデルではより高いベンチマーク・処理性能が期待できるでしょう。
以下で実施しているベンチマークテストでは、OMEN Gaming Hubの設定を
- パフォーマンスコントロール:パフォーマンス
- グラフィックスイッチャー:ディスクリート
に設定しておこないました。
パフォーマンスモデルの処理性能について
処理性能は高いので、画像編集や動画編集などにも使えるスペックです。
動画編集にはどの程度使える?
ベンチマークソフト「PCMark 10」では、動画編集にどの程度使えるか、動画編集スコア(Video Editing Score)を計測できるので、計測結果をご紹介します。
動画編集スコアは3450以上が推奨スコアなのですが、OMEN 17の動画編集スコアは5830で、推奨値を大きく上回っていました。
■Video Editing(動画編集)スコア
OMEN 17 | |
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PCMark 10 推奨値 | 3450 |
※数値が大きいほど高性能。
同様に、Rendering and Visualization(レンダリング)スコアも推奨値を上回っていました。
■Rendering and Visualization(レンダリング)スコア
OMEN 17 | |
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PCMark 10 推奨値 | 3450 |
※数値が大きいほど高性能。
動画編集にも十分に使えるでしょう。
▼なお、動画編集におすすめのノートパソコンは、以下のページでもご紹介しています。
▶ゲーミング性能
■HP OMEN 17のグラフィックス
パフォーマンスモデルG2 | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop |
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エクストリームモデルG2 | NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti Laptop |
今回のレビュー機は「旧スペックのパフォーマンスモデル:NVIDIA GeForce RTX 3070 Laptop」です。
▼最大グラフィックスパワーは140Wでした。
3DMarkのベンチマークスコア
Fire Strike | 22592 |
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Time Spy | 10819 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
最高品質 1920×1080 | 23447 すごく快適 |
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ストリートファイターV ベンチマーク
解像度 | 平均フレームレート・結果 |
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2560×1440 | 60.00FPS 快適 |
FF14 暁月のフィナーレ ベンチマーク
最高品質 1920×1080 | 19598 非常に快適 |
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最高品質 2560×1440 | 15503 非常に快適 |
ドラゴンクエストX、ストリートファイターV、ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレは余裕をもって遊べます。
FF15(ファイナルファンタジーXV)ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 12617 非常に快適 |
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高品質 1920×1080 | 9798 とても快適 |
高品質 2560×1440 | 7441 快適 |
高品質 3840×2160 | 4547 やや快適 |
評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の8段階に分かれます。
※OMEN 17は2560×1440までしか表示できませんが、計測自体は可能のため、4K(3840×2160)の計測結果も掲載しています。
ファイナルファンタジー15は重い部類のゲームなので、解像度2560×1440では余裕がなくなります。
Fortnite(フォートナイト)
解像度・クオリティプリセット
|
平均FPS
|
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フルHD / 中 | 339.4 FPS |
フルHD / 高 | 173.4 FPS |
フルHD / 最高 | 150.9 FPS |
WQHD / 最高 | 87.6 FPS |
- チャプター3シーズン1、バトルロイヤル(ソロ)にて計測。
- フレームレート:無制限
- レンダリングモード:DirectX 11
APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)
デフォルト 2560×1440 | 138.4 FPS |
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- グラフィック設定はデフォルト。
- バトルロイヤルにて計測。
PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
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フルHD / 低 | 237.9 FPS |
フルHD / 中 | 220.9 FPS |
フルHD / 高 | 190.8 FPS |
フルHD / ウルトラ | 161.8 FPS |
WQHD / ウルトラ | 121.2 FPS |
- トレーニング場でマップ上を走り回ったときのフレームレート。
- レンダリングスケール:100
- グラフィック設定は「全体的なグラフィックの品質」の設定です。
Tom Clancy’s Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
解像度・総合品質
|
平均FPS
|
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フルHD / 中 | 403 FPS |
フルHD / 高 | 376 FPS |
フルHD / 超高 | 368 FPS |
フルHD / 最高 | 369 FPS |
WQHD / 最高 | 288 FPS |
- ※ベンチマーク機能での計測結果。甘めの結果が出る印象なので、この結果より厳し目に見たほうがよさそうです。
レインボーシックスシージは、WQHD画質の最高品質でも快適にプレイできそうです。
VALORANT
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
---|---|
フルHD / 高 | 256.1 FPS |
WQHD / 高 | 209.2 FPS |
- デスマッチにて計測。
- ※以下の設定を低・中・高として計測しています(VALORANTは軽い部類のゲームなので、今回は高のみ計測しました)。
モンスターハンターライズ
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
---|---|
フルHD / 中 | 174.9 FPS |
フルHD / 高 | 164.9 FPS |
WQHD / 高 | 150.4 FPS |
Forza Horizon 5(フォルツァホライゾン5)
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
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フルHD / 中 | 164.8 FPS |
フルHD / 高 | 151.1 FPS |
フルHD / 最高 | 117.5 FPS |
WQHD / 最高 | 99.4 FPS |
- グラフィックの設定はプリセットを使用。
- ※最大フレームレート165FPSで計測したため、フルHD / 中は上限にかかっている可能性があります。
サイバーパンク2077
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
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フルHD / 低 | 145.2 FPS |
フルHD / 中 | 120.5 FPS |
フルHD / 高 | 96.5 FPS |
フルHD / ウルトラ | 86.3 FPS |
WQHD / ウルトラ | 54.6 FPS |
WQHD / ウルトラ ※DLSSオン |
84.5 FPS |
- グラフィックの設定はクイックプリセットを使用。レイトレーシングはオフ。
- ※「DLSSオン」の記載がない限り、DLSSはオフで計測しています。
サイバーパンク2077は、WQHDのみDLSSオンでも計測してみました。
WQHDで快適にプレイするなら、DLSSオンがオススメです。
というわけで、フルHDなら多くのゲームタイトルを高いフレームレートで遊べます。
「WQHD」かつ「高画質設定」でも、多くのタイトルを快適に遊べそうです。
▶CPU性能
第12世代Coreプロセッサ搭載のOMEN 17では、CPUはモデルによって以下の4つがあります。
■搭載CPUのラインナップ
- Core i7-12700H
- Core i7-12800HX
- Core i9-12900H
- Core i9-12900HX
今回のレビュー機(旧スペックのパフォーマンスモデル)のCPUは、以下です。
■レビュー機のCPU
- インテル Core i7-11800H
- 8コア / 16スレッド
- 2.3-4.6GHz
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。
マルチコア | 10157 |
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シングルコア | 1505 |
■他CPUとのCINEBENCH R23スコア比較
Ryzen 7 4800H | 10975 |
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Core i7-10870H | 10305 |
Core i7-11800H (レビュー機) |
|
Core i5-11400H | 7705 |
Ryzen 5 5500U | 7477 |
Ryzen 5 4600H | 7418 |
Core i7-10750H | 7137 |
Ryzen 5 4500U | 6210 |
Core i7-1165G7 | 5027 |
Core i5-1135G7 | 4648 |
Core i7-1160G7 | 4636 |
Core i7-10710U | 4532 |
Core i5-10210U | 4051 |
Core i5-1035G1 | 3474 |
Core i3-1115G4 | 3216 |
- レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2022年2月10日現在)。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
ノートパソコン向けCPUの中では高い性能です。
CPU Mark
ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。
基本的にはスコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。
スコア | 21938 |
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PassMarkでの同CPUの平均スコア21583※よりも高いスコアでした。
CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。
※2022年2月11日現在の平均値
Geekbench 5
「Geekbench 5」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。
macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされています。OSの異なるデバイスやスマホなどとの性能比較もできるのが面白いです。
Single-Coreスコア | 1593 |
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Multi-Coreスコア | 8909 |
▶SSDのデータ転送速度
高速なPCIe4.0×4接続のSSDです。
ノートパソコンでは、PCIe3.0×4接続のSSDがまだまだ多いですが、PCIe3.0の理論上の転送速度は最大4,000MB/sなので、それよりもさらに高速です。
フォルダ間でのデータコピーがより早くおこなえます。
SSD情報
Samsung(サムスン)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
容量が1TBあるので、ゲームもたくさんインストールしておけます。
―― 使いやすさのチェック ――
▶キーボード
▲タップ・クリックで拡大
日本HPの出荷製品でも英語配列のキーボードです。
ちなみに、日本語キーボードを普段使っていて、英語キーボードを使ったことがない方だと不安に思うかもしれませんが、すぐに慣れるのではないかと思います。
メカニカルキーボードで、タクタイルのようなタイピング感です。
光学検出機能により、従来のOMEN 17よりも応答速度が向上しているそうです。
キーを押すとカチカチ音がなりますが、デスクトップPC向けのゲーミングキーボードよりも静かな音だと思います。
軽い力でタイピングでき、なおかつ打鍵感もほどよくあるので、タイピングしやすいです。
▼テンキーをなしにして、カーソルキーを大きくとってあるので、カーソルキーもとても使いやすいです。
「ノートパソコンにテンキーは不要」という方には嬉しいポイントでしょう。
▼左側には6つのマクロキーがあります。
好きなキー入力をマクロキーに割り当てておくことができます。
▼キートップ(キーの表面)には、ゆるやかな凹みがあるので、指先の力が逃げにくくなり、タイピングしやすくなっています。
▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
ファンクションキー(Fキー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。
(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能(特殊機能)を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)
ちなみにFn+F12キーで「Windowsキー」をロックできます。
キーピッチなど
▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ
▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、タイピングしやすいと言われる19ミリに近い約18.7ミリを確保。
▼17.3型の大型ノートPCなのでパームレストは十分な広さ。
キーボードバックライトを搭載
キーボードのバックライトは、Fn+4キーでオン・オフができます。
OMEN Gaming Hubを起動させれば、LEDコントロールでキーボードバックライトの設定変更ができます。
▼WASDキーだけ赤く光らせる、などの設定も可能です。
また、色が変化する効果を選択したり、特定のキーや範囲にそれらの効果を当てはめたりもできます。
タッチパッド
クリックボタン一体型のタッチパッドです。
タッチパッドを押したときのカチカチ音は、大きくもなく、かといって小さくもなく、普通くらいの大きさです。
なお、Fn+F11キーでタッチパッドの有効・無効を切り替えできます。
キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動くのを防止したいときに便利です。
▶スピーカー
OMEN 17は、底面にスピーカーを搭載。
オーディオメーカーBang & Olufsen(バング&オルフセン)のよるチューニングがされているそうです。
ちなみに、キーボード面の上側にスピーカーグリルのような穴が空いていますが、そこはスピーカーではありません。
音源によっては、もう少し音抜けが欲しいと思うこともありましたが、
それでも底面のみのスピーカーのわりには、悪くない音質です。
ゲーム中に音質の悪さが気になることもありませんでした。
点数にすると、100点満点中:65点くらいです。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。
なお、OMEN Audio Controlの設定でイコライジング調整もできます。
▶ディスプレイ
■ディスプレイの詳細
サイズ等 | 17.3型、ノングレア(非光沢) |
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解像度 | WQHD(2560×1440) |
リフレッシュレート | 165Hz |
アスペクト比(縦横比) | 16:9 |
第12世代Coreプロセッサ搭載モデル(OMEN by HP 17-ck1000シリーズ)では、パフォーマンスG2モデルとエクストリームG2モデルの2つがNVIDIA G-SYNC対応です。
なお、すべてのモデルがブルーライトをカットするEyesafe認定ディスプレイです。
▼角度をつけて見ても若干暗く見える程度で、それほど見づらくはなりませんでした。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
視野角は広いです。
▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約130度開きます。
ノングレア液晶なので、写り込みしにくい
HP OMEN 17のディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、写り込みしづらいです。
作業やゲーム中に照明や周囲のものが画面に写り込みにくいので、実用的です。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
MobileMark 2018 | 最大5時間 ※旧スペック(Core i7-11800H / 16GBメモリ / 1TB SSD / GeForce RTX 3070)のメーカー公表値 ※現行モデルのメーカー公表値は、最大4.5~5時間 |
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フルHD画質の動画を再生(負荷:軽) | 6時間57分 |
PCMark 8 WORK(負荷:中) | 4時間45分 |
ドラゴンクエストXベンチマーク・ループ再生 | 1時間45分 |
30分で充電できたバッテリー量 ※付属のACアダプターを使用 |
約36% |
- バッテリーの設定:より良いバッテリー(※今回のレビュー機は試用機のため、OSがWindows 10ですが、現在販売されているOMEN 17はWindows 11 Pro搭載です。)
- OMEN Gaming Hubのパフォーマンス設定:最適
- OMEN Gaming Hubのグラフィックスイッチャー:ハイブリッド
- バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
- ディスプレイの明るさ:60
※個人的に明るさ60で問題なく使えると判断し、ディスプレイの明るさは60に設定しました。ディスプレイをさらに暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。
ロングバッテリーとは言えないですが、ディスクリートGPU搭載、解像度WQHD、大きめの17.3型ディスプレイなど、
バッテリーを消耗しやすい要素が多い中で、PCMark 8 WORKで5時間近いバッテリー駆動時間があるのは健闘していると思います。
ただ、バッテリー駆動で3Dゲームを長時間遊ぶのは難しいでしょう。
▶その他の機能
Webカメラ
▼HD画質のWebカメラ(約92万画素)も搭載。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。
アイドル時 | うるさくはないものの、動作音は聞こえる |
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ゲームプレイ時 | 最大51db前後 |
※ゲームプレイ時:モンスターハンターライズをプレイ。グラフィックススイッチャーはディスクリートを選択。
51db程度の音がすると、やはり大きめの音がしているとは感じます。
ゲームの音量が小さいと、排熱音で音が聞こえづらいですが、音量を少し大きくすれば問題ありません。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
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うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
▲A4用紙とのサイズ比較
▲厚さ約29.5ミリ
大学ノート(セミB5) | 252×179mm |
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A4サイズ | 297×210mm |
OMEN 17 | 約397.1×262×厚さ29.5mm |
―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
比較的シンプルな外観なので、ゲーム以外の用途にも使いやすいです。
OMENのロゴはブルー系のグラデーションカラーで、鏡面のように輝きます。
▼底面のネジを8本はずせば、簡単にシングルアクセスパネルを開けて、メモリ交換などが可能です。
※ネジをはずしてもツメがはまっているので、パネルを外すにはヘラが必要です。
▶付属品など
付属品一式です。
- ACアダプター
- 電源ケーブル
- 簡易マニュアル
- 速攻!HPパソコンナビ特別版
- 困ったときのHPサポートガイドブック
- サービスおよびサポートを受けるには
- 保証書
などが付属。
※旧モデルの付属品一式です。付属品は現行モデルと異なる可能性があります。
▶HP「OMEN 17」のレビューまとめ
「HP OMEN 17」のレビューのまとめです。
OMEN 17なら、多くのゲームを快適に遊べます。
処理性能だけでなく、使いやすさの面でもゲーミングノートPCとして完成度は高いです。
据え置きメインで使うゲーミングノートとしてオススメです!
本体とACアダプターで4キロほどの重さになりますが、たとえば街中で、ギターやベースを持ち運んでいる人を見かけることはわりとよくありますが、
ギターとエフェクターで、4キロを有に超える荷物になることも珍しくありません(ギターだけで4キロ以上あることもあります)。
そう考えると、軽くはないものの、持ち運ぶのは無理があるというほど重いわけではありません。
ハイパワーなので、「持ち運べるデスクトップPC」として、デスクトップPCの代わりに使うのもよさそうです。
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