「HP ENVY x360 13-ar(2019年モデル)」の実機レビュー!30秒でわかるポイントと注意点も掲載。素晴らしいコスパ!
「HP ENVY x360 13-ar(2019年モデル)」の実機レビューです。
【PR】【貸出機材提供:株式会社日本HP】
今回は、日本HPからの貸出機を使ってレビューします。
※レビュー写真についてのご注意
※1:セラミックホワイトは、日本HP様から特別にお借りしたデモ機のため、英語キーボードですが、日本のHPサイトで購入できるのは日本語配列キーボードの製品です。
※2:Wood Editionの写真は、15インチモデル(HP ENVY x360 15)の写真です。こちらも写真は英語キーボードですが、日本のHPサイトで購入できるのは日本語配列キーボードの製品です。
※3:お借りしたとは言っても、レビューはデメリットも含めてきちんとレビューしています。
▼2022年9月に新しく発売になった「HP ENVY x360 13-bf」のレビューは以下をご覧ください!
このページでは、HP ENVY x360 13-arの実機レビューをしています。
⇒ 「HP ENVY x360 13-ar」を公式サイトで見てみる
※販売終了になりました。
▼HPのノートパソコンは、以下の記事でもご紹介しています。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
これだけ読んでいただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
- デザインがすごくいい!シンプルながら高級感もある
- 5つのモードで使える
- タッチ対応ディスプレイで、アクティブペンにも対応
- Bang & Olufsenのクアッド・スピーカーで音がよい
- 性能もしっかりしていてコスパが高い
■おすすめポイント
▲ナイトフォールブラック
▲セラミックホワイト
▲Wood Edition(※写真は15インチモデルのHP ENVY x360 15です)
- アクティブペンは別売り
- アクティブペンの使い心地は、本格的なイラスト制作には向いていない印象
■注意点など
▲アクティブペンは別売りです
- プロセッサーはインテル製ではなく「AMD製」
- メーカーページの写真は英語キーボードですが、出荷製品は日本語キーボードのモデルです。
■その他、ひとこと
※AMD製だから悪いという意味ではありません。
■ENVY(エンヴィ)x360 13のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
液晶 | 13.3インチ タッチ対応、フルHD(1920×1080)、グレア(光沢)、IPS液晶 |
CPU | AMD Ryzen 3 3300U / Ryzen 5 3500U / Ryzen 7 3700U |
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | SSD:256~512GB |
グラフィックス | AMD Radeon Vega 6 / Vega 8 / RX Vega 10グラフィックス |
サイズ | 約 306×212×14.5(最薄部)-16(最厚部)mm |
重量 | 約 1.28 kg |
バッテリー駆動時間 | 最大 約14時間30分 |
パフォーマンスモデル「AMD Ryzen 7 3700U、メモリ16GB、512GB SSD(型番:13-ar0003AU)」
目次
▶外観(かなりいい!)
「HP ENVY x360 13-ar」のボディカラーは、
- ナイトフォールブラック
- セラミックホワイト
- Wood Edition(ナイトフォールブラック&ナチュラルウォールナット)
の3色です。
ナイトフォールブラック以外の2色は、後から追加発売されました。
HP ENVY x360 13-arが、デザインも性能もよいわりに価格が抑えているため、人気があるためニューカラーが追加されたのでしょう。
▲ナイトフォールブラック
▲セラミックホワイト
▲Wood Edition(※この写真は、15インチモデルのHP ENVY x360 15です)
HPのプレミアムパソコンで最上級はSpectre(スペクトル)シリーズなのですが、
Spectreシリーズよりも、派手さは抑えたデザインです。
派手さは控えめにしつつも、アルミニウム削り出しのボディで高級感があります。
ナイトフォールブラックは、シャープでモダンなデザイン。
セラミックホワイトは、綺麗な白で、かなりいいデザインだと思いました。とにかくキレイ。
ホワイトは、女性が好みそうな綺麗な外観ですがにもオススメですが、
↓下の写真は、15インチモデルの写真ですが、Wood Editionもカッコいいのでオススメです。
ちなみに、Wood Editionのパームレストには本物の木(ウォールナット(くるみ))が使われています。
↓本物の木なので、製品によって木目が異なります。
※15インチモデル(HP ENVY x360 15)の写真です
モダンでシンプルなデザインのHPのロゴが、光に反射して輝きます。よいアクセントになっています。
14.5(最薄部)-16.0(最厚部)mmの薄めのボディ。
裏面もシンプル。
25,000回の開閉テストと、7,000回の360°開閉テストをクリアしたヒンジ。
指紋認証センサーも搭載。
カメラからプライバシーを守る「プライバシースイッチ」付きのWebカメラ(約92万画素)。
▲側面のスイッチで、カメラ回路を物理的にオン・オフできます。プライバシー保護のための機能です。
▶「HP ENVY x360 13-ar」の5つのモード
「HP ENVY x360 13-ar」は、
- ノートブックモード
- タブレットモード
- スタンドモード
- テントモード
- フラットモード
の5つのモードに切り替えて使えます。シーンに合わせて使うと、より便利にENVY x360 13を使えます。
ノートブックモード
ノートブックモードは、その名の通り、スタンダードなノートパソコンのモード。
タブレットモード
折りたたんでタブレット形状にできます。※キーボードの取り外しはできません。
誰かに画面を見せつつ使ったり、アクティブペンでのメモ書き・修正指示入れ作業などに便利。
スタンドモード
スタンドモードは、テーブルに置いて動画を見たりするのに便利なモード。
アクティブペンを使うときに、ディスプレイにゆるく角度をつけるのにも、このモードが重宝します。
テントモード
奥行きの狭いスペース置きたいときに便利なモード。
キッチンでレシピを見ながらの料理や、カフェで勉強するときになどにも便利です。
デスクトップPC用キーボードと組み合わせて使うのもいいと思います。
▲「テントモード」と「好きなキーボード」を組み合わせて使うのもアリ
フラットモード
ディスプレイを180度開いたのがフラットモード。
タブレットモードに似ていますが、対面の人に画面を見せたいときに、タブレットモードよりもこちらの方がスピーディーです。
▶アクティブペンに対応
ENVY x360 13は、Spectre(スペクトル)アクティブペンに対応しているので、ペンで図などを描いたりもできます。
▲Spectreアクティブペン
※Spectreアクティブペンは別売りです。
CLIP STUDIO PAINTでのSpectreアクティブペンの描き心地
実際にクリップスタジオペイントをインストールして、ペンの描き心地をテストしてみました。
画面上で資料に赤字を入れたり、ラフや軽くイラストを描くのには全然使えると思いますが、
これでプロイラストレーターを目指すとか、本格的なイラストを描くのには向いていない印象です。
描き始めに少しズレるときがあるので、↓のように、ヒゲのようなズレ線が入ってしまいやすかったです。
また、仕方がない部分ですが、ディスプレイがツルツルしているので、ペンのグリップもやや効きづらいと感じました。
アクティブペンは別売り
なお、Spectre(スペクトル)アクティブペンは別売りです。
Spectreアクティブペンは、HPのオンラインストアにて2種類が販売されています。
- Spectre アクティブペン
8,800円(税込)
電池式、1024段階の筆圧検知 - Spectre アクティブペン2
10,780円(税込)
充電式、傾き検知に対応、1024段階の筆圧検知
※2019年12月10日現在の価格
▶CPUの性能チェック
今回のレビュー機のCPUは「AMD Ryzen 7 3700U プロセッサー(2.30-4.00GHz)」です。
パスマークのCPUパフォーマンステストの数値は、8,996でした。
これくらい高い性能なら、ビジネス用途はもちろん、クリエイティブな用途にもある程度使えるでしょう。
「HP ENVY x360 13-ar」は、モデルによってCPUが3通りあります。他2つのCPUの参考値ものせておきます。
Ryzen 3 3300U | 5,103(参考値) |
---|---|
Ryzen 5 3500U | 7,990(参考値) |
Ryzen 7 3700U | 8,996(上記実測) |
※参考値は、PassMarkでの9月6日現在の平均値です。ENVY x360 13の実機で計測した場合と数値が異なる可能性があります。
▶SSDのデータ転送速度
高速なNVMe対応PCIe接続のSSDなので、データ転送速度が速く、快適に使えるでしょう。
SSD情報
SK hynix(SKハイニックス)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶グラフィックス性能:軽い3Dゲームなら遊べる
HP ENVY x360 13-arのグラフィックスは、モデルによって
・ベーシックモデル:AMD Radeon Vega 6
・スタンダードモデル:AMD Radeon Vega 8
・パフォーマンスモデル:AMD Radeon RX Vega 10
となっています。
以下は、「AMD Radeon Vega 8」のテスト結果です。
3DMarkのスコア
Fire Strike | 2158 |
---|---|
Time Spy | 888 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
1920×1080 標準品質 | とても快適 |
---|
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
1920×1080 高品質(ノートPC) | やや快適 |
---|---|
1920×1080 標準品質(ノートPC) | 快適 |
FF15 ベンチマーク
軽量品質 | 動作困難 |
---|
というわけで、FF15など重い部類の3Dゲームをプレイするのは厳しそうな結果。
FF14(ファイナルファンタジーXIV)やドラクエXなど、負荷が軽めの3Dゲームなら普通にプレイできそうです。
▶キーボード
▲タップ(クリック)で拡大
エンターキーなどが一番右端でないのが、慣れないと使いにくいかもしれません。
逆に慣れてしまえばエンターキーに小指が届きやすいので、これはこれでアリな気もします。
薄型のノートパソコンですが、ストローク幅はそこそこ確保されているので、タイピングしにくくは感じません。
左下の[Ctrl]キー、矢印キーの上下あたりがもう少し大きいと嬉しいところ。
キートップ(キーの表面)はほぼフラットです。
普通にタイピングすれば、あまり大きなタイピング音はしない
キーボードのタイピング音は、タカタカ鳴る感じで、普通にタイピングすれば、あまり大きなタイピング音はしません。
アルミ削り出しのしっかりしたボディなので、タイピング時にキーボードのタワミは感じませんでした。
デスクトップPC用キーボードとの比較
デスクトップPC用キーボードと比較してみました。
タイピングしやすいと言われる約19ミリのキーピッチがあります。
テキスト打ちなどは、デスクトップPC用キーボードと近い感覚でタイピングできると思います。
パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。
パームレストに狭苦しさはありません。
キーボードにバックライトを搭載
キーボードのバックライトは、F5キーでオン・オフができます。暗いところでの作業に役立ちます。明るさは2段階で調整可能。
タッチパッド
タッチパッドをクリックしたときのカチカチ音は、普通くらいの大きさです。
使い勝手に問題は感じませんでした。
▶スピーカー
オーディオメーカーBang & Olufsen(バング&オルフセン)と共同チューニングしたクアッドスピーカー(4つのスピーカー)を搭載。
「キーボード面の上部」と「底面」にスピーカーを搭載。
キーボードの上側の方にスピーカー部分を大きくとっているだけあって、モバイルノートでこの音質は、かなり良いです。
贅沢をいうなら、音の深みはもう少し欲しいところではありますが、こもった感じもなくノートパソコンのスピーカーとしては十分な音質でしょう。
▶液晶ディスプレイ
IPS液晶で視野角は広いです。
▲横から角度をつけて見たところ
角度をつけても少し暗くなる程度で、それほど見づらくはなりませんでした。
グレア(光沢)液晶なので写り込みはしやすい
HP ENVY x360 13-arのディスプレイは、鮮やかで綺麗ではありますが、グレア(光沢)液晶なので、写り込みしやすいです。
正面から見る分には、写り込みは、ほぼ気になりませんでした。
横から見た場合は、写り込みが気になる場合があるかもしれません。
画面の写り込みやテカリが気になる場合は、低反射タイプのフィルムを貼るとよいでしょう。
HPのオンラインストアで、低反射タイプの「HP ENVY x360 13-ar用液晶保護フィルム」を購入できます。
▶バッテリー駆動時間のチェック
タイピングとネット閲覧での使用を想定して、バッテリー駆動時間を計測しました。
■バッテリー駆動時間の実測
ネット閲覧とテキスト打ちに使った場合 | 9時間6分 |
---|
まずまずのロングバッテリーです。
▶静音性のチェック
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大44db前後 |
アイドル時はほぼ無音。
図書館など静かな場所で大きな排気音がなった場合、少し気になるかも?くらいの排気音です。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
なお、排気音が大きくなるのが困る状況では、HP Command Centerで静音モードを選べば、ファンの回転が低速になり、排気音を小さくできます。
▲HP Command Center(※静音モードを選ぶと、CPUパフォーマンスは下がります。)
HP Command Centerは最初からインストールされており、スタートメニューから起動できます。
▶サイズ
▲A4サイズとの比較
▲大学ノート(セミB5ノート)との比較
A4サイズ | 297 × 210mm |
---|---|
ENVY x360 13 | 約 306× 212mm(× 厚さ14.5(最薄部)-16mm(最厚部)) |
A4に近いサイズで、標準的な4A対応のビジネスバッグでも持ち運びしやすいです。
▶重さの実測:1,275グラム
▲ACケーブル(電源ケーブル)を外し、代わりに電源プラグを使うことで、少し軽くできます
本体 | 約 1,275g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約 292g |
13.3型のノートパソコンとしては、やや軽めの重さです。
▶インターフェイス
■左側面
① USB 3.1 Gen1
② ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート
③ 電源ボタン
■右側面
① プライバシースイッチ
② Micro SDカードスロット
③ USB 3.1 Type-C Gen1
④ USB 3.1 Type-A(電源オフチャージ対応)
⑤ 電源コネクター
▶付属品など
付属品一式です。
ACアダプター、電源コード、速効!HPパソコンナビ特別版、保証書などが付属。
▶HP「ENVY x360 13」のレビューまとめ
「HP ENVY x360 13-ar」のレビューのまとめです。
HPの上位モデルで、デザインがよく、5つのモードで使え、ペンにも対応しているなど、幅広く使えるわりには、価格が安いです。
コストパフォーマンスがかなり高く、正直、かなりオススメ。
AMD製プロセッサーを採用することで、価格を抑えられたのだと思います。
デザインもいいですし「いろいろなモードで使えて、コスパのよいノートパソコン」をお探しの方にオススメです。
▶ 「HP ENVY x360 13-ar」を公式サイトで見てみる
※販売終了になりました。
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