ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-Tの実機レビュー!RTX 2060搭載のめちゃ安ゲーミングノート!
「ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-T」の実機レビューです。
※今回のレビューに使用するPCは、ドスパラの運営会社である株式会社サードウェーブよりお借りしたものです。
※貸出品であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
ここだけご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
- コストパフォーマンスが高い
- タッチパッドを瞬時にオン・オフ可能
- インターフェイスが充実
- 出荷日が早いからすぐに届く!
- 24時間365日のサポート付き
■おすすめポイント・特徴
Ryzen 7 4800H、RTX 2060、メモリ16GB搭載で、
149,980円(税込)。かなり安いです。
※2021年3月21日現在の価格
▲背面にもインターフェイスがあります
ドスパラのパソコンは、通常、当日~3日程度で出荷可能。すぐに手元にパソコンが欲しい方にもオススメ!
- キー配列に独特な部分アリ
- WEBカメラ位置がディスプレイの下側
- ディスプレイの色域がせまい
- ACアダプターは重い
■注意点など
文字キーの右側あたりが独特の配列です。
普段、他のパソコンをお使いの方は、ミスタイプしてしまうこともあるかも。
WEBカメラ利用時は、やや下からのアングルから顔が写ることになります。
当サイトで測定したsRGBカバー率は約62%。
「発色のよいディスプレイでゲームを楽しみたい」という方には不向きです。
▲ACアダプター+電源ケーブルで約786グラム
ちなみに、本体は15.6型ゲーミングノートとしては軽めの約1.97kg。
▶ ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-Tを公式サイトで見てみる
※GALLERIA GR2060RGF-Tは販売終了になりました。
▼なお、おすすめのゲーミングノートPCは、以下の記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!
■GALLERIA(ガレリア)GR2060RGF-Tのスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
ディスプレイ | 15.6型 120Hz、フルHD (1920×1080)、ノングレア (非光沢) |
CPU | AMD Ryzen 7 4800H |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD(NVMe) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2060(6GB) |
サイズ | 359.8×243×20.5mm |
重量 | 約1,967g(実測値) |
その他 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5 |
※2021年2月6日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
目次
―― 使いやすさのチェック ――
▶キーボード
▲タップorクリックで拡大
▼文字キーの右側あたりのキー配列が独特です。
そのため、普段、別のパソコンを使っている方だと、ミスタイプしてしまうかもしれません。
ただ、その分価格が安くおさえられているとも言えるでしょう。
カーソルキー(矢印キー)は、それぞれ1キー分ずつとられているので使いやすいです。
キーストローク(キーの沈み込み)は1.3ミリくらいで、深くはないですが、
ストロークがスムーズで、つっかかる感じもなく、わりとタイピングしやすいです。
ファンクションキー(Fキー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。
(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)
キートップ(キーの表面)はほぼフラットです。
キーピッチなど
▲デスクトップPC用キーボードと比較したところ
▼タイピングしやすいと言われる19ミリに近いキーピッチ(キーとキーの間隔)がありそうです。
▼パームレストは広いです。
キーボードバックライトを搭載
キーボードのバックライトは、4段階で明るさを調整可能。Fn+F7キーで明るく、Fn+F6キーで暗くできます。
なお、スタートメニュー ⇒ Gaming Centerで、バックライトの色やグラデーションのパターンなどを変更できます。
タッチパッド
タッチパッドを押したときのカチカチ音は、やや大きめ。
▼タッチパッドの左上をダブルタップ(トントンと、指で2回軽くたたく)すると、タッチパッドのオン・オフができ便利です。
▶スピーカー
スピーカーは、手前側の底面に、左右に振り分けて配置されています。
個人的な感想ですが、スピーカーの音質は「もう少し音抜けが欲しい」と感じました。
作業中に音楽を楽しめるくらいの音質はあるでしょう。
▶ディスプレイ
ディスプレイのリフレッシュレートは120Hzです。
角度をつけて見ると少し暗く見えます。また、輝度(明るさ)も高くありません。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。
色域
■カバー率
sRGB | 62% |
---|---|
DCI-P3 | 47% |
Adobe RGB | 47% |
※あくまで当方で測定した数値ですので、環境や測定機器によって違いが生じる可能性があります。
色域は、あまり広くないので、色鮮やかな表示でゲームを楽しみたいという方には不向きです。
ノングレア液晶なので、写り込みはしにくい
ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-Tのディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、写り込みしづらいです。
光がディスプレイに写り込んで見づらくなったりしづらいので、目に優しく実用的です。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
JEITA Ver.2.0測定法 | 8.8時間 ※メーカー公表値 |
---|---|
ネット閲覧とテキスト打ちに使用 (負荷:軽) |
7時間13分 |
PCMark 8 WORK (負荷:中) |
2時間34分 ※バッテリー残量が20%を切るまでの時間 |
ドラゴンクエストXベンチマーク・ループ再生 | 1時間29分 |
30分で充電できたバッテリー量 | 約47% |
※ディスプレイの明るさ:80%で測定しています。ディスプレイをさらに暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。
▼※「ネット閲覧とテキスト打ちに使用」および「PCMark 8 WORK」:電源設定を「オフィスモード(中程度の放熱)」に設定して計測。
▼※ドラゴンクエストXベンチマーク・ループ再生:電源設定を「ゲームモード」に設定して計測。
電源設定を「オフィスモード」にして負荷の軽い用途に使う分には、比較的長く使えました。
一方、ドラゴンクエストXベンチマークのループ再生では、1時間29分で電源が切れたので、バッテリー駆動では長時間のゲームプレイは難しそうです。
オフィスモードにすると、どのくらいパフォーマンスが落ちるのか?
ちなみに、「オフィスモード」と「ゲームモード」の両方で、ファイナルファンタジーXVのベンチマークをとってみました。
▲オフィスモードでの結果
▲ゲームモードでの結果
あくまで、ファイナルファンタジーXVのベンチマーク結果での比較にすぎませんが、オフィスモードだからといって、それほどスコアは低くなりませんでした。
オフィスモードでのスコアは、ゲームモードのスコアより4%ほど低いだけだったので、バッテリー消費を少しでも抑えるために、つねにオフィスモードで使ってもいいかもしれません。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音はほぼ聞こえない |
---|---|
ベンチマークテスト時(ターボモード) | 最大53db前後 |
ベンチマークテスト時(オフィスモード) | 最大46db前後 |
「ターボモード」ファンがフルで頑張り出すと、排気音は大きめです。静かな場所だと目立ってしまいそうです。
一方、「オフィスモード」では、カフェなどでは周囲の音でかき消されそうな程度まで排気音はやわらぎました。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
▲A4用紙とのサイズ比較
A4サイズ | 297×210mm |
---|---|
GALLERIA GR2060RGF-T | 359.8×243×厚さ20.5mm |
A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバックには入りませんでした。
持ち運びには、15.6型ノートに対応したリュックやバッグがあった方がよいでしょう。
▶重さの実測:1,968グラム
本体 | 約1,968g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約786g |
15.6型のゲーミングノートパソコンとして考えると軽量ではありますが、ACアダプターは重いです。
その分、充電スピードは早いです。
▶インターフェイス
■右側面
① カードリーダー(SDXC/MSXC対応)
② USB 3.2 Gen1 (Type-A)
SDカードを挿すと、かなりはみ出すので、挿しっぱなしにしておくのには向いていません。
■左側面
① ケンジントンロック
② 有線LAN
③ USB 2.0 (Type-A)
④ マイク入力
⑤ ヘッドフォン出力
■背面
① Mini Display出力 (1.2 / 1.4)
② HDMI (2.0)
③ USB3.2 Gen2(Type-C)(data only)
④ 電源コネクタ
オルタネートモード※に対応したUSB Type-C端子はないですが、背面(後ろ側)にもインターフェイスがあり、インターフェイスは充実しています。
※オルタネートモード:USB Type-C端子で、映像出力やUSB Power Deliveryなどが利用できる機能。
⇒ ドスパラ「GALLERIA(ガレリア)GR2060RGF-T」を公式サイトで見てみる
―― 処理性能のチェック ――
▶CPU性能
今回のレビュー機のCPUは「AMD Ryzen 7 4800H プロセッサー (8コア16スレッド / 2.9-4.2GHz)」です。
CPUMark
PassMarkでの同CPUの平均スコア19194※よりも高いスコアなので、CPUのパフォーマンスはしっかり出ています。
※2021年2月10日現在の平均値
CINEBENCH R20
マルチコア | 4676 |
---|---|
シングルコア | 489 |
CINEBENCH R23
マルチコア | 11643 |
---|---|
シングルコア | 1255 |
CPU性能は高く、ゲームやクリエイティブな用途にばっちり使える性能です。
▶SSDのデータ転送速度
NVMe対応PCIe3.0×4のSSDとしては特段速くはありませんが、SATA接続のSSDやHDDと比べると圧倒的に速いです。
SSD情報
ADATA(エイデータ)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶グラフィックス性能
ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-Tのグラフィックスは「NVIDIA GeForce RTX 2060 GDDR 6GB + AMD Radeonグラフィックス」です。
3DMarkのスコア
Fire Strike | 15939 |
---|---|
Time Spy | 6808 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質(1920×1080) | 11802 すごく快適 |
---|---|
最高品質(1920×1080) | 11970 すごく快適 |
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
標準品質(1920×1080) | 14648 非常に快適 |
---|---|
最高品質(1920×1080) | 12525 非常に快適 |
※グラフィックス設定は、最高品質以外は「ノートPC」向けの設定にて計測。
ストリートファイターV ベンチマーク
解像度 | 平均フレームレート・結果 |
---|---|
1920×1080 | 60.00 FPS 快適 |
FF15(ファイナルファンタジーXV)
1920×1080 標準品質 | 8733 快適 |
---|---|
1920×1080 高品質 | 6882 快適 |
PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)
平均フレームレート | 172 FPS |
---|
※トレーニングモードで走り回ったときのフレームレートです。
※グラフィック設定はデフォルト。
Tom Clancy’s Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)
平均フレームレート | 208 FPS |
---|
※ベンチマークの計測結果。
GeForce RTX 2060を搭載しているだけあって、現在リリースされている多くのゲームタイトルを快適に遊べそうです。
スペック的には、動画編集に使うのもいいと思います。
⇒ ドスパラ「GALLERIA(ガレリア)GR2060RGF-T」を公式サイトで見てみる
―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
シャーシには、マグネシウム合金が使われていると思われます。
価格が安くても、チープさはありません。
天板にGALLERIAロゴがペイントされているので、天板側から見るとゲーミングPCっぽさはあります。
ロゴ部分以外は、わりとシンプルな外観です。
▼「電源設定ボタン」と「電源ボタン」が並んでいます。
電源設定ボタンを押すごとに、
- オフィスモード:バッテリー駆動時間重視
- ゲームモード:パフォーマンス重視
- ターボモード:ファンスピード最大でパフォーマンス最優先
の3つのモードへ切り替えができます。
▼HD画質のWEBカメラも搭載。
▼WEBカメラはディスプレイの下側にあります。
WEBカメラ利用時は、やや下からのアングルから顔が写ることになります。
▶ドスパラ「GALLERIA GR2060RGF-T」のレビューまとめ
「ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-T」のレビューのまとめです。
「ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-T」の魅力は、Ryzen 7 4800H とGeForce RTX 2060搭載でも税込み約15万円というコストパフォーマンスの高さでしょう。
キーボードのキー配列に独特な部分があるなどのデメリットもあるので、
多少のデメリットは気にせず、いろいろなゲームを快適に遊べるゲーミングノートを安く手に入れたい方にオススメです。
▶ ドスパラ GALLERIA GR2060RGF-Tを公式サイトで見てみる
※GALLERIA GR2060RGF-Tは販売終了になりました。
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▼ガレリアのゲーミングノートPCは、以下の記事でもご紹介しています。
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