マウス「G-Tune E4-I7G60DB-B」実機レビュー!14型の持ち運べるゲーミングノートPC!

マウスコンピューター G-Tune E4-I7G60DB-Bのメイン画像

Core i7-12650H メモリ16~64GB
最大4TB SSD RTX 4060

「マウスコンピューター G-Tune E4-I7G60DB-B」の実機レビューです。

今回は、メーカーからお借りした実機を使ってレビューします。
※貸出品であっても、購入品と同様に、デメリット・注意点なども含めてしっかりレビューします。

G-Tune E4-I7G60DB-Bは、Core i7-12650HとGeForce RTX 4060を搭載。

重さ約1.8kg、14型ディスプレイ搭載で、持ち運び可能なゲーミングノートPCです。

G-Tune E4-I7G60DB-Bの外観 天板側

ゲーミングノートを持ち運びたい方にオススメですよ。

なお、この記事は、

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

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▶おすすめポイント・特徴

G-Tune E4-I7G60DB-Bのおすすめポイント・特徴

ポイント

CPUとグラフィックス

Core i7-12650HとNVIDIA GeForce RTX 4060(8GB)の組み合わせで、多くのゲームタイトルを快適に遊べます。


ポイント

G-Tune E4-I7G60DB-Bの重さ:実測

本体 約1,790g
ACアダプター+電源ケーブル 約414g

公称値は約1.8kgでしたが、実測は約1,790gでした。

14型のモバイルノートPCと比較する重いですが、ゲーミングノートPCとしては軽めです。

せっかく本体が軽くても、ACアダプターが重すぎたら意味がないので、180Wの高出力なACアダプターとしては軽めなのもありがたいところです。

(ちなみに、ゲーミングノート用のACアダプターは、出力が高いため、重さが700gを超えるものも珍しくありません。)

ゲーミングノートを持ち運びたい方にオススメです。


ポイント

ディスプレイのリフレッシュレート

G-Tune E4-I7G60DB-Bのディスプレイは、リフレッシュレート144Hz。

一般的なノートパソコン(60Hz)の2倍以上のフレームレートでの表示も可能です。

※グラフィックスの処理性能が追いつかない場合、高いフレームレートで表示できないこともあります。


ポイント

色域

■カバー率

sRGB 99%
DCI-P3 76%
Adobe RGB 74%

※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。

sRGBカバー率が99%で、有機ELディスプレイには及ばないものの、比較的色鮮やかな表現でゲームも楽しめます。

WEB公開向けの動画や画像を作るのにもよいでしょう。


ポイント
右側面

右側面

ヘッドホン出力・ヘッドセット端子(CTIA準拠)

USB 3.1(Type-C)(10Gbps ※映像出力には非対応)

USB 3.0(Type-A)(5Gbps)

HDMI出力端子(最大3840×2160 / 60Hz)

microSDカードリーダー(UHS-Ⅰ対応)

電源ボタン

電源入力端子

左側面

左側面

セキュリティスロット

ネットワーク(LAN)端子

USB 3.0(Type-A)(5Gbps)

Thunderbolt 4(USB Type-C)(USB PDおよび最大3840×2160 / 60Hzの映像出力に対応)

▼microSDカードを挿しても1ミリほどしかはみ出さないので、挿しっぱなしにしておいても邪魔になりにくいです。

SDカードを挿しているところ

14型ノートとしては、インターフェイスは比較的充実しています。

ただ、マウスを使うことを考えると、ヘッドホン端子は左側にあった方がよかったとは感じますが、

デスクが極端に狭くなければ大丈夫だと思います。


ポイント

カスタマイズ可能

OS、メモリ、ストレージなどのカスタマイズが可能。好みに応じた仕様にできます。

※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になることもあるかもしれません。


ポイント

24時間365日のサポート

24時間365日のサポート付きなので、初心者の方や、はじめてパソコンを買う方にもオススメです。

困ったときいつでも相談できるのは嬉しいですね。

また、標準で3年間の修理保証も付属しています。


▶デメリット・注意点

デメリット・注意点など

注意点 バッテリー駆動で3Dゲームを長時間遊ぶのは難しい

■バッテリー駆動時間の実測

JEITA Ver.2.0測定法 約12時間
※16GBメモリ / 500GB SSD搭載時のメーカー公称値
PCMark 10 Modern Office 4時間41分
モンスターハンターライズをプレイ 1時間13分
30分で充電できたバッテリー量
※付属ACアダプターを使用
約34%
  • 電源モードの設定:バランス
  • Control Centerのパフォーマンス設定:バランスモード
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:50
計測項目についての詳細はここをタップ(クリック)

■「PCMark 10 Modern Office」について

ソフトウェア「PCMark 10」で計測したバッテリー駆動時間を掲載しています。
PCMark 10 Modern Officeのバッテリーライフテストでは「ドキュメント作成、ウェブサイト閲覧、ビデオチャット」を実際におこなってバッテリー駆動時間を計測します。テスト中はアイドル時間の割合が多いため、バッテリー消費が比較的ゆるやかなテストです。

消費電力が大きいため、バッテリー駆動時間は長くはありません。

とくに、バッテリー駆動では長時間のゲームプレイは難しいでしょう。

これは、現状のゲーミングノートだと仕方がない部分なのですが、初めてゲーミングノートを買う方には分からない部分かもしれませんので、一応注意点として記載する次第です。

なお、バッテリーは、BatteryInfoViewで見ると75Wh程度のバッテリーを積んでいるようです。

ノートPCとしてはバッテリー容量はむしろ大きい(モバイルノートPCだと、50Wh程度が多い)ですし、やはりゲーミングノートの消費電力の大きさゆえの駆動時間でしょう。


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▶スペック表

■G-Tune E4-I7G60DB-Bのスペック

OS Windows 11 Home / Pro / 10 Pro
ディスプレイ 14型 フルHD(解像度1920×1080)、ノングレア(非光沢)、144Hz
CPU インテル Core i7-12650H
メモリ 16GB / 32GB / 64GB
ストレージ SSD:500GB / 512GB / 1TB / 2TB / 4TB
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4060(8GB)
サイズ 323.9×225×22mm(突起部含まず)
重さ 約1.80kg(標準構成の公称値)
その他 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5

※カスタマイズで選択できる項目を含みます。
※2023年9月23日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。

■今回のレビュー機のスペック

「インテル Core i7-12650H、メモリ16GB、512GB SSD、NVIDIA GeForce RTX 4060(型番:E4I7G60DBBBCW101DEC)」

―― G-Tune E4-I7G60DB-Bの処理性能チェック ――

■レビュー機のスペック

CPU インテル Core i7-12650H
メモリ 16GB
ストレージ SSD:512GB(NVMe)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 4060(8GB)

※なお、今回実施したベンチマークテストは、Control Center 3.0のセッティングを「パフォーマンスモード」に設定して計測しました。

Mouse Control Centerのパワーセッティング

処理性能の概要

パフォーマンスは高く、ディスプレイの色域も液晶ディスプレイとしては広いので(sRGBカバー率:99%)、

ゲームだけでなく、画像編集や動画編集などにも使えるスペックです。

▶ゲーミング性能

マウスコンピューター G-Tune E4-I7G60DB-Bのグラフィックスは「NVIDIA GeForce RTX 4060(8GB GDDR6)Laptop GPU」です。

 G-Tune E4-I7G60DB-BのGPU-Z情報

▼最大グラフィックスパワーは100W。

 G-Tune E4-I7G60DB-BのNVIDIA GeForce RTX 4060(8GB)の最大グラフィックスパワー

3DMark ベンチマークスコア

3DMark

Fire Strikeスコア 17265
Time Spyスコア 9739
ストリートファイター6 ベンチマーク

ストリートファイター6

■解像度:フルHD(1920×1080)

クオリティ スコア
HIGH 100:快適にプレイできます
HIGHEST 100:快適にプレイできます
ブループロトコル・ベンチマーク

ブループロトコル・ベンチマーク

最高画質 1536×864 20666 極めて快適

※仮想フルスクリーンモードにて計測。
評価は、スコアによって「極めて快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。

FF14(ファイナルファンタジーXIV)暁月のフィナーレ ベンチマーク

FF14 暁月のフィナーレ ベンチマーク

最高品質 1920×1080 18921 非常に快適
FF15(ファイナルファンタジーXV)ベンチマーク

ファイナルファンタジーXV(FF15)

軽量品質 1920×1080 10550 とても快適
標準品質 1920×1080 8948 快適
高品質 1920×1080 7823 快適

評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の8段階に分かれます。

ドラゴンクエストXオンライン ベンチマーク
最高品質 1920×1080 15769 すごく快適
アーマード・コア6

アーマード・コア6

解像度・映像品質
平均FPS
フルHD / 低 109.5 FPS
フルHD / 中 108.7 FPS
フルHD / 高 106.2 FPS
フルHD / 最高 97.2 FPS
Call of Duty: Modern Warfare II

Call of Duty: Modern Warfare II(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2)

解像度・クオリティプリセット
平均FPS
フルHD / 最低 137 FPS
フルHD / ベーシック 130 FPS
フルHD / バランス重視 117 FPS
フルHD / ウルトラ 91 FPS
フルHD / ウルトラDLSS 125FPS
  • ベンチマーク機能の計測結果です。
  • アップスケーリング/シャープニング:「NVIDIA画像スケーリング」を選択(DLSS以外)。
ELDEN RING(エルデンリング)

ELDEN RING(エルデンリング)

解像度・グラフィック設定
平均FPS
フルHD / 低 59.9 FPS
フルHD / 中 59.9 FPS
フルHD / 高 59.9 FPS
フルHD / 最高 59.8 FPS
  • グラフィックの設定はプリセットを使用。

エルデンリングはフレームレートの上限が60FPSなので、画質を最高にしても快適に遊べるでしょう。

モンスターハンターライズ

モンスターハンターライズ

解像度・グラフィック設定
平均FPS
フルHD / 低 224.2 FPS
フルHD / 中 174.3 FPS
フルHD / 高 104.5 FPS
サイバーパンク2077

Cyber Punk 2077(サイバーパンク2077)

解像度・グラフィック設定
平均FPS
フルHD / 低 128.8 FPS
フルHD / 中 82.5 FPS
フルHD / 高 77.1 FPS
フルHD / ウルトラ 59.8FPS
フルHD /ウルトラ DLSS FG 110.1FPS
  • グラフィック設定はクイックプリセットを使用。
  • 「DLSS」の記載がない限り、DLSSはオフで計測しています。
  • DLSS FG:DLSS Frame Generationの略

ウルトラのみDLSSオン(自動)でも計測してみました。快適にプレイするなら、DLSSオンがオススメです。

Forza Horizon 5(フォルツァホライゾン5)

Forza Horizon 5(フォルツァホライゾン5)

解像度・グラフィック設定
平均FPS
フルHD / 低 141 FPS
フルHD / 中 119 FPS
フルHD / 高 119 FPS
フルHD / 最高 83 FPS
フルHD / エクストリーム 75 FPS
  • ベンチマーク機能の計測結果です。
  • グラフィック設定はプリセットを使用。
APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)

エーペックスレジェンズ

解像度・ビデオ設定
平均FPS
フルHD / 低 239.2 FPS
フルHD / 中 223.7 FPS
フルHD / 高 175.1 FPS
  • ※最大フレームレートを300FPSに設定し、チュートリアル完了までのFPSを計測。
  • ※以下の設定を低・中・高として計測しています。
APEX LEGENDSのビデオ設定はここをタップ(クリック)

■低

エーペックスレジェンズの設定:低

■中

エーペックスレジェンズの設定:中

■高

エーペックスレジェンズの設定:高

 

 

VALORANT(ヴァロラント)

VALORANT(ヴァロラント)

解像度・グラフィック設定
平均FPS
フルHD / 低 305.2FPS
フルHD / 中 304.2FPS
フルHD / 高 299.1 FPS
  • プラクティス:スパイク設置にて計測。
  • ※以下の設定を低・中・高として計測しています。
VALORANTのグラフィックス設定はここをタップ(クリック)

■低

VALORANTの設定:低

■中

VALORANTの設定:中

■高

VALORANTの設定:高

 

PUBG:Battlegrounds

PUBG:Battlegrounds

解像度・グラフィック設定
平均FPS
フルHD / 低 187.9 FPS
フルHD / 中 159.4FPS
フルHD / 高 159 FPS
フルHD / ウルトラ 135 FPS
  • AIトレーニングモードで計測。
  • レンダリングスケール:100
  • グラフィック設定は「全体的なグラフィックの品質」の設定です。
Fortnite(フォートナイト)

Fortnite(フォートナイト)

解像度・クオリティプリセット
平均FPS
フルHD / 低 250.6 FPS
フルHD / 中 181.4 FPS
フルHD / 高 134.3 FPS
フルHD / 最高 107.1 FPS
  • チャプター4シーズン4、バトルロイヤル(ソロ)にて計測。
  • フレームレート:無制限
  • レンダリングモード:DirectX 12
Tom Clancy’s Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

Tom Clancy's Rainbow Six Siege(レインボーシックスシージ)

解像度・総合品質
平均FPS
フルHD / 中 295 FPS
フルHD / 高 271 FPS
フルHD / 超高 257 FPS
フルHD / 最高 253 FPS
  • ベンチマーク機能の計測結果です。
グラフィックス性能についての総評

というわけで、G-Tune E4-I7G60DB-Bは、持ち運べるゲーミングPCでありつつも、様々なゲームタイトルを快適に遊べます。

▶CPU性能

■レビュー機のCPU

  • インテル Core i7-12650H
  • 10コア(Pコア×6、Eコア×4) / 16スレッド
  • Pコア:最大周波数4.70GHz、Eコア:最大周波数 3.50GHz

G-Tune E4-I7G60DB-BのCPU-Z情報

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

G-Tune E4-I7G60DB-BのCINEBENCH R23スコア

マルチコア 12437
シングルコア 1775

■他のノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較

Core i7-12700H 12991
Core i7-12650H
(レビュー機)
12437
Ryzen 7 5800H 12196
Core i7-11800H 11208
Ryzen 7 4800H 10975
Core i7-10870H 10305
Ryzen 5 6600H 8918
Core i7-1260P 8649
Ryzen 5 7530U 8628
Core i5-11400H 7881
Core i5-1240P 7597
Ryzen 5 5500U 7477
Ryzen 5 4600H 7418
Core i7-10750H 7137
Core i7-1355U 7064
Core i7-1255U 6673
Core i7-1250U 6364
Ryzen 5 4500U 6210
Core i5-11300H 6164
Core i5-1235U 6128
Core i7-1195G7 6109
Core i7-1165G7 5077
Core i7-1160G7 4636
Core i7-10710U 4532
Core i5-1135G7 4420
Core i5-10210U 4051
Core i5-1155G7 3957
Ryzen 3 4300U 3944
Core i5-1035G1 3477
Core i3-1115G4 3216
Pentium Silver N6000 1993
Celeron N5100 1471
  • レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2023年8月17日現在)。
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。
  • CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。

ノートパソコン向けCPUの中では高めの性能です。いろいろな用途に快適に使えるでしょう。

CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

G-Tune E4-I7G60DB-BのPassMark CPU Markスコア:27409

スコア 27409

PassMarkでの同CPU(Core i7-12650H)の平均スコア23656よりも高いスコアでした。

※2023年9月25日現在の平均値

CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。

Geekbench 6(CPU Benchmark)

「Geekbench 6」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。

G-Tune E4-I7G60DB-BのGeekbench 6スコア

Single-Coreスコア 2433
Multi-Coreスコア 12210

※「CPU Benchmark」のテスト結果

Geekbench 6は、macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされています。お持ちのデバイスとスコアを比較してみるのも面白いでしょう。

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

高速なPCIe4.0 x4 SSDです。フォルダ間でのデータコピーなどがより早くおこなえるなど、快適に使えるでしょう。

SSD情報

SSD情報

Micron(マイクロン)製のSSDでした。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

SSDのカスタマイズについて

ちなみにG-Tune E4-I7G60DB-Bは、カスタマイズで最大4TBまでSSD容量を増やしての注文もできます。

※部材などの状況により、カスタマイズ可能内容が変更になることがあるかもしれません。

―― G-Tune E4-I7G60DB-Bの使いやすさチェック ――

▶キーボード

G-Tune E4-I7G60DB-Bのキーボード

▲タップ・クリックで拡大

キーストローク(キーが沈み込む距離)は約1.2ミリで、やや浅めの打鍵感です。

打ち始めが硬めで、そこからスッとキーが入っていくタイピング感なので、コンパクトな指の動きでタイピングするのに向いています。

タイピングのしやすさは、打ちにくいわけでもなく、めちゃくちゃ打ちやすいわけでもなく、近年のノートPCとしては普通といったところ。

▼キーボード右側は、BackSpaceやEnterキーがもう少し大きければ嬉しかったところですね。

キーボードの右側

あと、カーソルキーが小さいので、使い勝手を考えると、PgUpとPgDnキーはない方がよかったなと個人的には思いますが、

PgUpなどは便利なキーではあるので、好みが分かれるところかもしれません。

▼左側は、半角/全角キーはやや小さめですが、CtrlやShiftキーは大きいのがいいですね。

キーボードの左側

▼キートップ(キーの表面)はほぼフラット。少し凹みがあればよかったです。

キートップのアップ画像

▼キーボードは奥の方が高くなっており、少し傾斜がついています(傾斜がついていた方がタイピングしやすいです)。

G-Tune E4-I7G60DB-Bのパームレストに手をのせたところ

キーボードを斜め上から

ファンクションキー(Fキー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。

Fキー

(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能(特殊機能)を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)

キーピッチなど

デスクトップPC向けキーボードとの比較

▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ

▼一部のキーを除いて、キーピッチ(キーとキーの間隔)は、タイピングしやすいと言われる19ミリに近い約19.1ミリを確保。

キーピッチ

▼14型ノートなので、かなり手が大きい人でなければ、パームレストは十分な広さでしょう。

パームレストに手をのせたところ

キーボードバックライト

キーボードのバックライトは、Fn+F4キーでオン・オフができます。

G-Tune E4-I7G60DB-Bのキーボード・バックライト

明るさは5段階で調整可能。

タッチパッド

クリックボタン一体型のタッチパッドです。

タッチパッド

なお、Fn+F1キーでタッチパッドのON・OFF(有効・無効)を切り替えできます。

キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを確実に防止したいときに便利です。

▶ゲームプレイ時の表面温度

▼3Dゲームプレイ開始から30分後の表面温度です。

ゲームプレイ時の表面温度

▲一番熱くなっている場所で約52.3℃

一番熱くなっている[2]キー周辺は、ずっと触りつづけるのは少々熱い感じ。

W、A、S、Dキーは少し熱い程度で、ゲームプレイに支障が出るほど熱いわけではありませんが、もう少し熱くなりにくい方が嬉しいのが正直なところです。

▶スピーカー

G-Tune E4-I7G60DB-Bは、手前側の底面にスピーカーを搭載。

マウスコンピューター G-Tune E4-I7G60DB-Bのスピーカー

スピーカーの音質は「もう少し音抜けが欲しい」と感じることもありましたが、普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあります。

点数にすると、100点満点中:65点くらいです。

※Dolby Accessがオンの状態での評価。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。

なおDolby Access(ドルビーアクセス)で、ゲーム、映画、音楽、音声などに合わせた音質に変更できる他、好み応じてカスタムしたり、OFFにもできます。

Dolby Atmos(ドルビーアトモス)

▶ディスプレイ

■ディスプレイの詳細

  • 14型、ノングレア(非光沢)
  • 解像度:1920×1080ドット
  • リフレッシュレート:144Hz
  • アスペクト比(縦横比):16:9
視野角

ディスプレイは、角度をつけて見ても少し暗く見える程度で、それほど見づらくはなりませんでした。

G-Tune E4-I7G60DB-Bのディスプレイ正面

G-Tune E4-I7G60DB-Bの視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

G-Tune E4-I7G60DB-Bの視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約135度開きます。

G-Tune E4-I7G60DB-Bのディスプレイを開けるところまで開いたところ

縦の視野角も広いので、対面の人に画面を見せるなどの使い方をしないなら、これくらい開けば十分でしょう。

・ノングレアなので映り込みしにくい

マウスコンピューター G-Tune E4-I7G60DB-Bのディスプレイは、ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、映り込みしにくいです。

ディスプレイの映り込み具合

作業やゲーム中に照明や周囲のものが画面に映り込みにくいので、実用的です。

・色域

色域については、冒頭のおすすめポイント:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶バッテリー駆動時間

バッテリー駆動時間については、冒頭の注意点:「バッテリー駆動時間」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

・USB PD充電器からの充電

USB PD(Power Delivery)対応の充電器をThunderbolt 4端子に接続し、G-Tune E4-I7G60DB-B側へ充電してみました。

※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。

PD充電器の最大出力
充電の可否
45W(Anker製) ×
65W(CIO製)
100W(Anker製)

■参考:付属ACアダプターの出力=180W

なお、メーカーサイトには、

100W以上を出力可能なUSB Power Delivery対応機器からの入力に対応しています。(中略)すべての対応機器の動作を保証するものではありません。

との記載があるので、G-Tune E4-I7G60DB-Bを使用しながら充電するなら、100W出力以上のPD充電器を使うのが無難でしょう。

ちなみに、100WのPD充電器を接続してベンチマークテストを行ったところ、以下のとおり、グラフィックスのパフォーマンスはかなり落ちました。

■ファイナルファンタジー15ベンチマークの結果

電源 スコアと評価
付属のACアダプター 8948(快適)
100W PD充電器 1985(動作困難)

ACアダプターの方は180Wなので、パフォーマンスが落ちるのは当然といえば当然なのですが、上の表からも分かるとおり、出力差以上にスコア差が出たという印象です。

100Wよりも出力の大きいPD充電器を使用した場合どうなるかは不明ですが、
3Dゲームをするなら、付属ACアダプターを使うか、バッテリー駆動で遊ぶのがよさそうです。

▼なお、CINEBENCH R23のスコアは、以下のようになりましたので、CPU性能はPD充電器の出力なりのパフォーマンスが出ていました。

■CINEBENCH R23のマルチコアスコア

電源 スコアと評価
付属のACアダプター 12437
100W PD充電器 8747

▶インターフェイス

インターフェイスについては、冒頭のおすすめポイント:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶その他の機能

Webカメラ

約100万画素質のWebカメラも搭載。Windows Hello(顔認証機能)対応です。

Webカメラ

▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。

▲G-Tune E4-I7G60DB-BのWebカメラで撮影

▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けウェブカメラで撮影した写真。

▲ELECOM製の外付けウェブカメラで撮影(比較用)

どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。

G-Tune E4-I7G60DB-BのWebカメラの画素数は1280×720ピクセルなので、フルHD(1920×1080)のWebカメラと比べると、やはり画質は劣ります。

あと、少し暗めに写っているので、リングライトなどを使った方が、相手への印象はよくなるでしょう。

画質にこだわりがなければ、とくに問題はないでしょう。

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

静音性チェック時の騒音計の位置

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。

G-Tune E4-I7G60DB-Bは、パフォーマンス設定ができます。

今回は「静音モード」と「パフォーマンスモード」の2つで静音性をチェックしました。

Mouse Control Centerのパワーセッティング

■静音性のチェック結果

アイドル時 おおむね静かだが、多少ファン音などがするときもある
静音モードでのベンチマークテスト時 最大40.8db程度
パフォーマンスモードでのベンチマークテスト時 最大59db程度

※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※今回は、「ファイナルファンタジー15ベンチマーク」実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

■静音モードでベンチマークテストを行った場合

ベンチマークテスト時は「少し音がしているな」と感じる程度で、それほど大きな音はしませんでした。静かな場所でも使いやすいでしょう。

■パフォーマンスモードでベンチマークテストを行った場合

ベンチマークテスト時のファン音は、かなり大きいです。静かな場所だと目立ってしまうでしょう。周囲に人がいる場所では、パフォーマンスモードでゲームをするなど、負荷のかかる使い方はしづらいと思います。

というわけで、パフォーマンスは少し落ちますが、ファン音を抑えたい状況では「静音モード」に設定するとよいでしょう。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

A4用紙とG-Tune E4-I7G60DB-Bの大きさの比較

 ▲A4用紙とのサイズ比較

G-Tune E4-I7G60DB-Bを折りたたんだ様子:斜め上から

大学ノート 252×179mm
A4サイズ 297×210mm
G-Tune E4-I7G60DB-B 323.9×225×厚さ22mm(突起部含まず)

幅×奥行きは、A4サイズよりも少し大きいです。

▼A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグでも持ち運びしやすいサイズ感。

ビジネスバッグに入れているところ

※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。

▶重さの実測:約1,790グラム

重さについては、冒頭のおすすめポイント:「重さ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

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―― G-Tune E4-I7G60DB-Bの外観・その他のチェック ――

▶外観

マウスコンピューター G-Tune E4-I7G60DB-Bの外観。斜め上から

ダークブルーカラーのボディーでいい色です。ボディシャーシは金属なので、質感もよいです。

パームレストのアップ

G-Tune E4-I7G60DB-Bの外観 天板側

ボディカラーに合わせて、天板のG-Tuneロゴも青系のカラーでペイントされています。

G-Tune E4-I7G60DB-Bの天板ロゴのアップ

G-Tune E4-I7G60DB-Bの底面

▶付属品など

付属品一式です。

G-Tune E4-I7G60DB-Bの付属品

  • ACアダプター
  • 電源ケーブル
  • サポートマニュアル
  • ファーストステップガイド
  • 仕様書
  • 保証書

などが付属。

※付属品は変更になる可能性があります。

▶マウスコンピューター「G-Tune E4-I7G60DB-B」のレビューまとめ

「マウスコンピューター G-Tune E4-I7G60DB-B」のレビューのまとめです。

マウスコンピューター G-Tune E4-I7G60DB-Bの外観 見映え

約1.8kgですから、軽量なモバイルノートと比べると重いですが、ゲーミングノートとしてはやや軽いです。

多くのゲームタイトルを遊べるグラフィックス性能を持ちつつも、14型ノートの入るリュックであれば、十分持ち運べる重さでしょう。

ゲーミングPCを持ち運びたい方にオススメです!

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