富士通「FMV LOOX WL1/G」の実機レビュー!いろいろ使えて万能すぎるタブレットPC!
Core i5~i7 | メモリ8~16GB |
---|---|
最大1TB SSD | ペン対応 |
「富士通 FMV LOOX WL1/G」の実機レビューです。
FMV LOOXは、キーボードを取り外して、タブレットのみでも使えるタブレットPCです。
アクティブペンにも対応しており、イラスト作成などにも使えます。
有機ELディスプレイなので、あざやかな色表現や映像も楽しめます。
なお、この記事は、
- 目次
- おすすめポイント・特徴
- デメリット・注意点
- 各項目の詳細レビュー
という構成になっています。
冒頭の「おすすめポイント・特徴」と「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。
>> 富士通 FMV LOOX WL1/Gを公式サイトで見てみる <<
▶ 富士通 FMV LOOX WL1/Gを公式サイトで見てみる
目次
ノートパソコンとしても、タブレットとしても使える |
「富士通 FMV LOOX WL1/G」はタブレットPCなので、キーボードとキックスタンドを取り外して、タブレットとして使うこともできます。
▼スタンドは脱着式です。
▲スタンドを付けた状態
なお、スタンドを使って縦置きにすることはできません。
アクティブペンに対応!図やイラストを描ける |
FMV LOOXは、FMV LOOXペンに対応しているので、ペンでイラストを描いたりもできます。
▲FMV LOOXペン
※FMV LOOXペンは別売りです。
FMV LOOXペンは、ワコムの「Wacom Linear Pen(ワコムリニアペン)」であり、これまでのActive ES(AES)ペンよりも追随性能が高いそうです。
■FMV LOOXペンのスペック
筆圧検知 | 4,096階調 |
---|---|
電源 | 充電式 |
充電時間 | 約20分 |
動作時間 | 約12時間 |
付属品 | 取扱説明書(保証書付き)、替え芯×3本、芯抜き、USBケーブル |
CLIP STUDIO PAINTでの描き心地チェック
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)での描き心地をチェックしてみました。
ディスプレイがガラスで覆われていて硬いので、個人的にはペン先がもう少しやわらかい方がグリップが効いて好みではありますが、
それでも、ズレが気にならないので、比較的イラストも描きやすいです。
イラストを描きやすい角度に、スタンドの角度も調整できます。
タブレットのみなら約599グラム! |
タブレットのみなら約599グラム(公称値)の軽さです。
ちなみに、実測値は592グラムでした(仕様などにより多少変わる可能性があります)。
タブレットのみ | 592g |
---|---|
タブレット+スタンド | 732g |
タブレット+スタンド+キーボード | 1,019g |
ACアダプター+電源ケーブル | 約245g |
タブレットのみの場合、片手でも十分持てる重さではありますが、13.3インチですから、10インチ程度のタブレットよりも遠心力の影響も大きくなります。
そのため、片手でずっと持ったまま使い続けるにはやや重く感じます。
ノートパソコンスタイルで約1,019gは、13.3型ノートPCとしてはやや軽量といったところ。
OLEDディスプレイで鮮やかな映像が楽しめる! |
OLED(有機EL)ディスプレイを搭載しているので、色鮮やかな発色と、液晶ディスプレイでは再現できない黒の表現を楽しめます。
外付けディスプレイや液タブとして使える |
クリエイティブコネクトを使用して、FMV LOOXを「外付けディスプレイ」や「液晶タブレット」として使うこともできます。
FMV LOOXを、外出時はノートパソコンとして。家ではデスクトップPCと接続して液タブとして使う、といったことができ便利ですね。
ちなみに、私が試してみたときは、クリエイティブコネクトのセットアップがスムーズには完了しなかったのですが、以下の手順で他のPCと接続できました。
①:以下のFMVのページからクリエイティブコネクトをダウンロード
②:ダウンロードすると、E1033947.exeというファイルがダウンロードされたので、それをダブルクリック。
③:PcConnectAppのフォルダが生成されるので、その中のsetup.exeをダブルクリック。
④:クリエイティブコネクトがインストールされて、FMV LOOXと接続される。
※なお、左側面のUSB端子のうち下側のUSB端子のみがクリエイティブコネクトに対応しています。
カスタマイズ注文も可能 |
OS、CPU、メモリ、ストレージ、などのカスタマイズが可能。好みに応じた仕様にできます。
また、5Gモデルもあります。
※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になる場合もあるかもしれません。
ファンレスなので静か |
ファンレスなので、負荷がかかっても静かです。
図書館や自習室など静かな場所でも、周りを気にせずに使えるでしょう。
キーボードは別売り |
FMV LOOXキーボードは、オプション扱いなので別売りです。
ちなみに、FMV LOOXペンも別売りです。
FMV LOOXキーボードはキーボードバックライト非搭載 |
FMV LOOXキーボードは、キーボード・バックライト非搭載です。
▲こちらのFMV LOOXキーボードは、バックライト非搭載
なお、FMV LOOXキーボードとは別にオプション販売されているFMV Mobile Keyboardは、バックライトを搭載しています。
▲FMV Mobile Keyboardは、バックライトを搭載
キーボードを付けた状態では、ひざに乗せて使いづらい |
FMV LOOXキーボードを接続した場合、
グレア(光沢)ディスプレイなので、好みが分かれる |
FMV LOOX WL1/Gのディスプレイは、グレア(光沢)ディスプレイなので、非光沢ディスプレイと比べると映り込みしやすいです。
OLED(有機EL)ディスプレイの焼き付き防止のため、ダークモードでの使用が推奨されていることもあり、映り込みは多少気になるかもしれません。
インターフェイスは少ない |
タブレットPCなので仕方がない部分ではありますが、インターフェイスは少ないです。
① 電源ボタン
② 音量調節ボタン
① Thunderbolt 4 / USB4 Gen3(Type-C)
(USB PD、映像出力に対応)
① USB3.2 Gen2(Type-C)
(USB PD、映像出力に対応)
USB端子のうち下側のUSB端子のみがクリエイティブコネクト対応しています。
>> 富士通 FMV LOOX WL1/Gを公式サイトで見てみる <<
▶ 富士通 FMV LOOX WL1/Gを公式サイトで見てみる
▶スペック表
■FMV LOOX WL1/Gのスペック
OS | Windows 11 Home / Pro |
---|---|
ディスプレイ | 13.3型 (解像度1920×1080)、グレア(光沢)、タッチ対応、OLED(有機EL) |
CPU | インテル Core i7-1250U / Core i5-1230U |
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | SSD:128GB / 256GB / 512GB / 1TB |
グラフィックス | インテル Iris Xe |
サイズ | 307×190×7.2mm(突起部含まず) |
重さ |
本体のみ:599g スタンド装着時:742g(公称値) ※実測は本体のみ:約592g スタンド装着時:約732g |
その他 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1、5G / LTE / 3G対応の5Gモデルもあります |
※カスタマイズで選択できる項目も含みます。
※2022年7月25日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
■今回のレビュー機のスペック
FMV LOOX WL1/G WiFiモデル「インテル Core i7-1250U、メモリ16GB、512GB SSD」
※なお、今回のレビュー機材は先行機のため、以下に掲載しているベンチマーク結果などは製品版とは異なる可能性があります。
―― 使いやすさのチェック ――
▶FMV LOOXキーボード
▲タップ・クリックで拡大
※FMV LOOXキーボードはオプション(別売り)です。
- キートップに凹みがあり、指先の力が逃げにくくなる「シリンドリカル構造」
- ほどよい打鍵感とスムーズなキーストローク
- 小指での入力が多いキーなどは、軽い力で入力できる設計
- カーソルキーは、凸型にしっかりスペースを確保してあり使いやすい
などの要素があいまって、FMV LOOXキーボードは、ノートパソコンのキーボードとしてはタイピングしやすいキーボードです。
ちなみに、わたしは気になりませんでしたが、スペースキーがあまり大きくありません。そこが気になる方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
それと、ノートパソコンのキーボードと違い、キーボード自体が薄いので、底を打ったときに指先に硬さを感じます。
▼キートップ(キーの表面)には、ゆるやかな凹みがあるので、指先の力が逃げにくくなり、タイピングしやすくなっています。
▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
▼カーソルキーは、凸型にしっかりスペースが確保されており、使いやすいです。
Fキーは、[Fn]+[Esc]キーでファンクションロック(本来Fnキーを押す必要がある機能を、Fnキーを押さずに使えるようにする)できるので、好みに応じて設定するとよいでしょう。
なお、FMV LOOXキーボードは、キーボード・バックライトは非搭載です。
※ちなみにFMV Mobile Keyboardは、バックライト搭載です。
キーピッチなど
▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ
▼タイピングしやすいと言われる19ミリに近いキーピッチ(キーとキーの間隔)がありそうです。
▼パームレストに手は乗り切りませんでしたが、キーボードの厚みが薄いので、デスクとの段差はあまり気になりませんでした。
タッチパッド
タッチパッドは、下側に左右ボタンが付いているタイプです。
タッチパッド部分の面積はせまいですが、左右ボタンが付いている分、使い勝手は悪くないです。
▼ちなみにキーボードを打つときに、手の母指球(ぼしきゅう)あたりがタッチパッドにふれても、カーソルの誤動作は起きづらかったです。
テキスト入力中にカーソルが誤操作で動いてしまい、間違ったところに入力してしまう、といったことが起きにくいので、快適に使えるでしょう。
なお、Fn+F4キーでタッチパッドの有効・無効(ON・OFF)を切り替えできます。
キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動くのを確実に防止したいときに便利です。
▶スピーカー
FMV LOOXは、側面にクアッドスピーカー(4つのスピーカー)を搭載。
側面にスピーカーがあるので、一般的なノートパソコンのスピーカーと比べて音抜けはよいです。
ただ、音質的には高音が強く、ふくよかさはあまり感じなかったので「すごく音がいい」とまでは感じませんでした。
点数にすると、100点満点中:65点くらいです。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。
▶ディスプレイ
■ディスプレイの詳細
- 13.3型、グレア(光沢)
- 解像度:1920×1080
- リフレッシュレート:60Hz
- アスペクト比(縦横比):16:9
タブレットPCなので、もちろんタッチ対応です。
ディスプレイのカバーガラスに強化ガラス「Corning Gorilla Glass(コーニング・ゴリラガラス) 」を採用しています。
また、ディスプレイには耐指紋コートが施してあるそうです。
実際にディスプレイをさわってみると、耐指紋コートが施されていないグレアディスプレイよりも、指紋はつきづらかったです(ただし、指紋が全くつかないわけではありません)。
OLEDディスプレイなので、やはり発色もよく、クッキリしていて見やすいです。
角度をつけて見てもほぼ暗く見えません。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
視野角も広いです。
色域
■カバー率
sRGB | 100% |
---|---|
DCI-P3 | 98% |
Adobe RGB | 97% |
※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。
色域は広いです。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
JEITA Ver.2.0測定法 | 約12時間 ※メーカー公称値 |
---|---|
PCMark 10 Modern Office | 4時間51分 |
30分で充電できたバッテリー量 ※付属のACアダプターを使用 |
約46% |
- 電源モードの設定:バランス
- バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
- ディスプレイの明るさ:50
※個人的に明るさ50で問題なく使えると判断し、ディスプレイの明るさは50に設定しました。ディスプレイをさらに暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。
約12時間(JEITA Ver.2.0測定法)の公称値と比べると、実際に使える時間が短く感じるのは否めないでしょう。
※JEITA測定法Ver. 2.0でのバッテリー駆動時間と比べると、実際に使用したときのバッテリー駆動時間はだいぶ短くなるのが大半です。
ちなみに、テストした範囲では30W出力程度のモバイルバッテリーからの充電もできましたので、モバイルバッテリーで電力を補うのもいいかもしれません。
(詳しくは、PD充電器からの充電の項目をご覧ください)
PD充電器からの充電
USB PD(Power Delivery)対応の充電器をUSB Type-C端子に接続し、FMV LOOX WL1/G側へ充電してみました。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
PD充電器の最大出力
|
充電の可否
|
---|---|
20W(フィリップス製) |
△ ※警告表示(以下参照) |
30W(RAVPower製) | ◯ |
45W(Anker製) | ◯ |
■△(警告表示)について
20W出力のPD充電器で充電したところ、以下のような警告マークが表示されました。
ただ、警告表示は出ても、充電はできていました。
付属のACアダプター(45W出力)と比べると出力が低く、充電スピードが低速のため、警告マークが表示されたのでしょう。
付属のACアダプターの重さは約245gでしたので、より軽量なPD対応充電器を持ち運ぶのもアリでしょう。
▶インターフェイス
インターフェイスについては、冒頭の注意点:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶その他の機能
AIノイズキャンセリング
マイクのノイズキャンセリングがプリインストールされています。
状況に合わせて「周囲の人の声を拾う」または「周囲の人の声をカット」から選んで、こちら側のノイズを除去して、こちらの声を相手へクリアに聞こえるよう設定できます。
また、スピーカーのノイズキャンセリング機能もあります。
どれくらいノイズキャンセル効果があるのか?
どれくらいノイズキャンセル効果があるのか試してみました。
オンラインミーティング中に、チャイムを鳴らす、手を叩くなどで音を鳴らしてみましたが、それらの音は相手側にはかすかに聞こえるものの、気にならなかったとのことです。
ただし、音がこもって声が聞こえなくなることもあったようなので、必要なければオフにしておいた方がよいでしょう。
スピーカーのノイズキャンセリング
マイクのノイズキャンセリングの他に、「スピーカーのノイズキャンセリング」もプリインストールされています。
こちらは、相手側からの音声、つまり、こちらに聞こえる音声のノイズを消す機能です。
スピーカーのノイズキャンセリングについても効果をチェックしてみました。
ヘッドセットのマイクをこすってもらいながら相手にしゃべってもらいましたが、ノイズは聞こえませんでした。
ただし、声が途切れるときはありました。
PCを探し出す「Tile」
スマホに「Tile」アプリをインストールしておけば、万が一FMV LOOXを紛失してしまった場合、「Tile」アプリを使って探せます。
※必ず発見できるというわけではありません。
Tileを有効にした場合、パソコン本体のバッテリー保持時間が短くなる場合があるそうなので、FMV LOOXを外に持ち出すときに有効にするといいかもしれません。
なお、PCがスリープ時や電源オフ時でも動作するそうですが、パソコンのバッテリーが切れているなどの場合は、動作しないそうです。
Webカメラ
▼フロントカメラは、約207万画素でWindows Hello(顔認証機能)対応です。
▼また、オートフォーカス対応のリアカメラ(約1258万画素)も搭載。
撮影はもちろんのこと、ZOOMなどでのオンラインミーティング時に、相手に商品や風景などを見せたいときは、アウトカメラに切り替えると便利です。
指紋認証には非対応
指紋認証には対応していません。
▶静音性
ファンレスなので、負荷がかかっても無音です。
図書館や自習室など静かな場所でも、周りを気にせずに使えるでしょう。
▶サイズ
▲セミB5ノート(大学ノート)とのサイズ比較
大学ノート(セミB5) | 252×179mm |
---|---|
A4サイズ | 297×210mm |
FMV LOOX WL1/G | 307×190×厚さ7.2(突起部含まず)mm |
幅×奥行きはA4に近いサイズで、A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグでも持ち運びしやすいです。
※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。
⇒ 「富士通 FMV LOOX WL1/G」を公式サイトで見てみる
―― 処理性能のチェック ――
■レビュー機のスペック
CPU | インテル Core i7-1250U |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD:512GB(NVMe) |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス |
Core i7-1250U搭載モデルの処理性能について
ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分な性能です。
色域も広いですし、処理性能的にも画像編集もできます。
動画編集も少しはできますが、処理性能的には動画編集にはそれほど向いてはいません。
▶CPU性能
FMV LOOX WL1/GのCPUは、以下の2つがあります。
■搭載CPUのラインナップ
- Core i5-1230U
- Core i7-1250U
今回のレビュー機のCPUは、以下です。
■レビュー機のCPU
- インテル Core i7-1250U
- 10コア(Pコア×2、Eコア×8) / 12スレッド
- Pコア:最大周波数 4.70GHz、Eコア:最大周波数 3.50GHz
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。
マルチコア | 4012 |
---|---|
シングルコア | 1318 |
■他の薄型ノートパソコン向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較
Core i7-1260P | 7862 |
---|---|
Ryzen 5 5560U | 7855 |
Ryzen 5 5500U | 7477 |
Ryzen 5 4500U | 6210 |
Core i7-1195G7 | 6109 |
Core i7-1165G7 | 5027 |
Core i7-1160G7 | 4636 |
Core i7-10710U | 4532 |
Core i5-1135G7 | 4420 |
Core i5-10210U | 4051 |
Core i7-1250U (レビュー機) |
|
Core i5-1155G7 | 3957 |
Ryzen 3 4300U | 3944 |
Core i5-1035G1 | 3474 |
Core i3-1115G4 | 3216 |
Pentium Silver N6000 | 1993 |
Celeron N5100 | 1993 |
- レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2022年8月8日現在)。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
薄型ノートPC向けのCPU全体で見ると、処理性能がすごく高いというわけでもありませんが、
ファンレスのタブレットPCのCPU性能と考えると高い性能だと言っていいでしょう。
CPU Mark
ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。
スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。
スコア | 10977 |
---|
Geekbench 5
「Geekbench 5」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。
Single-Coreスコア | 1477 |
---|---|
Multi-Coreスコア | 3903 |
Geekbench 5は、macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされているので、お持ちのデバイスとスコアを比較してみるのも面白いでしょう。
▶SSDのデータ転送速度
PCIe3.0x4のSSDとしては特段速くはありませんが、SATA接続のSSDやHDDと比べると圧倒的に速く、悪くないスピードです。
SSD情報
Western Digital(ウエスタンデジタル)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
SSDのカスタマイズについて
ちなみにFMV LOOX WL1/Gは、カスタマイズで最大1TBまでSSD容量を増やして注文できます。
※部材などの状況により、カスタマイズ可能項目が変更になる場合もあるかもしれません。
▶グラフィックス性能
富士通 FMV LOOX WL1/Gのグラフィックスは「インテル Iris Xe グラフィックス」です。
3DMark ベンチマークスコア
Fire Strike | 2527 |
---|---|
Time Spy | 1346 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
最高品質 1920×1080 | 5866 快適 |
---|
ストリートファイターV ベンチマーク
解像度 | 平均フレームレート・結果 |
---|---|
1920×1080 | 29.61 FPS スペック不足 |
1280×720 | 54.02 FPS スペック不足 |
ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 3778 設定変更を推奨 |
---|---|
標準品質 1280×720 | 5275 普通 |
※グラフィックス設定は、「ノートPC」向けの設定にて計測。
というわけで、ドラゴンクエストXなど軽めの3Dゲームなら遊べるかな?程度のグラフィックス性能です。
―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
タブレット本体は、アルミニウム削り出しのボディで強度を高めています。
強度については、
- 約200kgfの全面加圧試験
- 約35kgfの一点加圧試験
- 約76cmからの落下試験
をクリアしています。
富士通ロゴの一部をかたどったインフィニティロゴがワンポイントで入っています。
▶付属品など
※写真には、マニュアル類や保証書は写っていません。
- ACアダプター
- 電源ケーブル
- USB Type-Cケーブル
- FMV LOOXキックスタンド
- マニュアル類
- 保証書
が付属。
※付属品は変更になる可能性があります。
キーボードやペンはオプション品です。
▶富士通「FMV LOOX WL1/G」のレビューまとめ
「富士通 FMV LOOX」のレビューのまとめです。
- スタンドで立てて動画を見たり、料理時にレシピを見るのに使う
- 外出時の作業にノートパソコンとして使う
- イラストを描くのに使う(デスクトップPCとつないで液晶タブレットとしても使える)
など、いろいろな使い方ができるので、FMV LOOXが1台あれば使い方次第で生活クオリティが上がりそうな予感がします。
「せっかく買うんだから、いろいろな使い方ができるノートパソコンが欲しい」という方にオススメです!
なお、富士通のパソコンは、パソコンの使い方やトラブルのサポートが付いてきます。
サポート内容も充実しているので、はじめてパソコンを買う方にもオススメですよ。
>> 富士通 FMV LOOX WL1/Gを公式サイトで見てみる <<
▶ 富士通 FMV LOOX WL1/Gを公式サイトで見てみる
▼学生・大学生におすすめのノートパソコンは、以下の記事でご紹介しています。
▼イラスト・マンガ作成におすすめのノートパソコンは、以下の記事でご紹介しています。
>> 目次へ戻る
>> このページの先頭へ戻る