富士通「ESPRIMO WF-G/E3」の実機レビュー!インテリアに馴染んでクリエイティブにも使える一体型パソコン!【FHシリーズ】

富士通 ESPRIMO WF-G/E3のメイン画像

富士通 ESPRIMO FHシリーズ「ESPRIMO WF-G/E3」の実機レビューです。

最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」「注意点など」をあげていきます。

ここだけご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。

    ■おすすめポイント・特徴

  • インテリアになじむ外観
  • ディスプレイと脚だけに見える無駄を削ぎ落とした外観。

  • 4Kディスプレイ搭載
  • 液晶ディスプレイとしては、色域も広めです。

  • クリエイティブな用途にも使える性能
  • 「Ryzen 7 4700U」と「Radeon RX 5300M(3GB)」を搭載。
    画像編集、動画編集にも使えるスペックです。

  • フルHD画質ならいろいろなタイトルの3Dゲームも楽しめる
  • デュアルストレージ対応
  • 注文時、カスタマイズで2nd HDDを追加し、デュアルストレージにすることもできます。
    その他、ストレージ容量、メモリ、光学ドライブなどのカスタマイズが可能。

    ■注意点など

  • 4K画質での3Dゲームのプレイは、快適に遊べるタイトルが限られる
  • ESPRIMO WF-G/E3のグラフィックス性能自体は低くはありませんが、4K画質で3Dゲームを遊ぶとなると、快適に遊べるゲームタイトルは限られます。

    ■その他、ひとこと

  • ワイヤレス・キーボードとワイヤレス・マウスが付属

【追記】
ESPRIMO WF-G/E3は、販売終了になりました。

▼以下のページで自宅用におすすめのパソコンをご紹介していますので、参考にどうぞ!

>> 富士通 ESPRIMO WF-G/E3を公式サイトで見てみる <<

▶ 富士通 ESPRIMO WF-G/E3を公式サイトで見てみる


■ESPRIMO WF-G/E3のスペック(カスタマイズで選択できる項目も含みます)

OS Windows 10 Home
ディスプレイ 23.8型 4K (3840×2160)、ノングレア (非光沢)、IPS液晶
CPU AMD Ryzen 7 4700U
メモリ 8GB / 16GB / 32GB
ストレージ SSD : 256GB / 512GB / 1TB
HDD : 1TB / 2TB
グラフィックス AMD Radeon RX 5300M グラフィックス
サイズ 本体最小傾斜時:544×196×400mm
本体最大傾斜時:544×196×401mm
(いずれも突起部含まず)
重量 約6kg
その他 Wi-Fi 6、Bluetooth 5
■今回のレビュー機のスペック
「メモリ16GB、1TB SSD(型番:FMVFGE3B)」

―― 使いやすさのチェック ――

▶キーボード

ワイヤレス・キーボードが付属します。

▲タップorクリックで拡大

  • キーの重さが場所によって3段階に分けられている(たとえば、小指でタイピングするキーは、小さなチカラでタイピングできる)
  • キートップが凹んでいて指先にフィットしやすい
  • キーストローク約3mmで、深くて心地の良いタイピング感
  • キーを最後まで押し込まなくてもキー入力を検出

など、複数の要素が相まって、キーボードはタイピングしやすいです。

▼ただし、一般的なデスクトップPC用キーボードとは違い、「文字キー」と「テンキー」の間にカーソルキー(矢印キー)などがありません。

一般的なデスクトップPC用キーボードとの比較

これは、本体の下にキーボードとマウスが収まるようにするため、キーボードの横幅を短く設計してあるためでしょう。

▼Deleteキーの位置は、一般的なデスクトップPC用キーボードより使いにくいです。

富士通 ESPRIMO WF-G/E3のDeleteキー

キー自体は、少し柔らかいタイピング感で、スムーズにタイピングできます。

キーボードを斜め上からアップ

キートップ(キーの表面)がゆるやかな球面になっていて、指先にフィットしやすくなっています。タイピングしやすいです。

キートップのアップ画像

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

なお、キーボードのバックライトは非搭載です。

キーピッチなど

▼タイピングしやすいと言われる19ミリに近いキーピッチ(キーとキーの間隔)がありそうです。

キーピッチ

付属のワイヤレス・マウス

BlueLEDワイヤレス・マウスも付属します。

付属のワイヤレスマウス

適度に厚みのある形の3ボタンマウスです。

▶スピーカー

ディスプレイ下側にスピーカーを搭載。

富士通 ESPRIMO WF-G/E3のスピーカー

ディスプレイ下側のみのスピーカーのわりには、悪くない音質だと思います。

「めちゃくちゃ音がいい」とまではいきませんが、音楽やエンターテイメントを楽しむのには十分な音質かと思います。

▶ディスプレイ

角度をつけて見ても少し暗くなる程度で、横からでも見やすいです。

ディスプレイ 正面

視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

視野角は広いです。

▼ディスプレイの角度は多少調整できます。

ディスプレイの角度

色域

色域

■カバー率

sRGB 98%
DCI-P3 83%
Adobe RGB 79%

※あくまで当方で測定した数値ですので、環境や測定機器によって違いが生じる可能性があります。

sRGBカバー率も100%に近く、液晶ディスプレイとしては、広めの色域をカバーしています。

ノングレア液晶なので、写り込みしにくい

富士通 ESPRIMO WF-G/E3のディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、写り込みしづらいです。

ディスプレイの光の写り込み具合

作業中に光が反射してチラついたりしにくいので、目に優しく実用的です。

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

アイドル時 ほぼ無音
※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない
ベンチマークテスト時 最大39db前後

使用時の耳の位置などを考慮し、ディスプレイ下部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。

試した限りでは、大きなファン音などはほぼ聞こえませんでした。

再起動するときに、少しファン音が聞こえるので、常時無音とは言い切れませんが、おおむね静かに使えるでしょう。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ・設置スペース

■サイズ

本体最大傾斜時 544×196×401mm(突起部含まず)

ESPRIMO WF-G/E3の奥行き

35cmほど奥行きがあれば、本体とキーボードを置けます(使いやすいかどうかは別として)。

▶インターフェイス

■右側面

左側面

① SDメモリーカードスロット
② USB 3.2 (Type-A / Gen1)
③ USB 3.2 (Type-C / Gen2)
④ マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット端子

※左側面には、インターフェイスはありません。

■背面

背面

① CONNECTボタン
② LANコネクタ
③ HDMI出力端子
④ USB3.2 (Type-A / Gen1)
⑤ DC-IN コネクタ
⑥ 転倒防止用フック
⑦ ケーブル固定用フック

※「CONNECTボタン」は、ワイヤレス・キーボード / ワイヤレス・マウスを再認識させたいときに使います。

「富士通 ESPRIMO WF-G/E3」を公式サイトで見てみる
 

―― 処理性能のチェック ――

▶CPU性能

今回のレビュー機のCPUは「AMD Ryzen 7 4700U プロセッサー (8コア8スレッド / 2.0-4.1GHz)」です。

CPUMark

PassMarkのCPUベンチマークテスト結果:15714

PassMarkでの同CPUの平均スコア13796よりも高いスコアなので、CPUのパフォーマンスはしっかり出ています。
※2021年1月18日現在の平均値

CINEBENCH R23

 CINEBENCH R23のテスト結果

マルチコア 7572
シングルコア 1230

これくらい高い性能なら、ビジネス用途はもちろん、画像編集、動画編集などのクリエイティブな用途にも使えます。

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

高速なNVMe対応PCIe3.0×4のSSDなので、データ転送速度は速いです。

ちなみにESPRIMO WF-G/E3は、2nd HDDを追加して、デュアルストレージ(ストレージを2台目搭載)にカスタマイズ注文もできます。

※店頭モデルのESPRIMO FH-G/E3は、デュアルストレージにできません。

SSD情報

SSD情報

サムスン製のSSDでした。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

▶グラフィックス性能

富士通 ESPRIMO WF-G/E3のグラフィックスは「AMD Radeon RX 5300M グラフィックス (3GB)」です。

3DMarkのスコア
Fire Strike 8737
Time Spy 3450
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質(1920×1080) 9518 とても快適
最高品質(1920×1080) 7712 とても快適
低品質3840×2160 3130 普通
標準品質3840×2160 2673 やや重い
最高品質3840×2160 1844 重い
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
標準品質(1920×1080) 10972 非常に快適
最高品質(1920×1080) 8688 非常に快適
標準品質3840×2160 5631 とても快適
高品質3840×2160 3155 やや快適
最高品質3840×2160 2750 やや快適

※グラフィックス設定は、最高品質以外は「ノートPC」向けの設定にて計測。

ストリートファイターV ベンチマーク
解像度 平均フレームレート・結果
1920×1080 59.93 FPS 快適
3840×2160 35.62 FPS スペック不足
FF15(ファイナルファンタジーXV)
1920×1080 軽量品質 7247 快適
1920×1080 標準品質 5169 やや快適
3840×2160 軽量品質 2571 やや重い

フルHD画質(解像度1920×1080)では多くの3Dゲームが遊べそうです。

しかし4K画質となると、プレイできる3Dゲームは限られる、といったグラフィックス性能です。

「富士通 ESPRIMO WF-G/E3」を公式サイトで見てみる
 

―― 外観・その他のチェック ――

▶外観

斜めから見ても、ディスプレイと脚の部分しか見えない作りになっているので、インテリアにも馴染みやすいです。

富士通 ESPRIMO WF-G/E3の外観。斜め上からのカッコいいアングル

ESPRIMO WF-G/E3の外観 天板側から斜め上

▼電源ボタンは、ディスプレイ右上の後にあります。

電源ボタン

▼HD画質のWEBカメラ(約92万画素)も搭載。

WEBカメラ

Windows Hello(顔認証機能)対応です。

▶富士通「ESPRIMO WF-G/E3」のレビューまとめ

「富士通 ESPRIMO WF-G/E3」のレビューのまとめです。

富士通 ESPRIMO WF-G/E3の外観 見映え

ESPRIMO WF-G/E3は、

  • インテリアに馴染むデザイン
  • 色域が広めの4Kディスプレイ
  • 画像編集や動画編集など、クリエイティブな用途にも使える性能

などが魅力の一体型パソコンです。

付属のキーボードもタイピングしやすいです。

デザインも性能も◎なので、部屋を一気にグレードアップしてくれる一体型パソコンだと思います。

富士通のパソコンは、パソコンの使い方やトラブルのサポートが付いてきますし、サポート内容も充実しているので、初心者の方にもオススメですよ。

>> 富士通 ESPRIMO WF-G/E3を公式サイトで見てみる <<

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