dynabook SZシリーズ(SZ73)の実機レビュー!軽めで丈夫!バッテリー持ちもよいノートPC!
「dynabook SZシリーズ」の実機レビューです。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
ここだけご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
- 軽めの13.3型ノート
- 堅牢性の高いボディ
- 見やすいIGZO液晶を搭載
- dynabookあんしんサポート付き
■おすすめポイント・特徴
実測で約1171g。13.3型ノートとしては軽量です。
26方向から76cm落下させるテストを耐えるなど、高い堅牢性。
※IGZO液晶なのは、フルHD画質のモデルのみです。
ダイナブックのパソコンを新品購入すると、使い方などを電話で相談ができる「dynabookあんしんサポート」が付いてくるので、初心者の方にもオススメです。
- 指紋は目立ちやすい
■注意点など
ブラックのボディなこともあり、指紋は目立ちやすいです。
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■dynabook SZ73/Rのスペック(カスタマイズで選択できる項目も含みます)
OS | Windows 10 Home / Pro |
---|---|
ディスプレイ | 13.3型 ノングレア(非光沢)、フルHD(1920×1080)またはHD(1366×768) |
CPU | インテルCore i3-10110U / i5-10210U / i7-10510U |
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | SSD : 128~512GB |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス |
サイズ | 約316×227×19.9mm ※突起部含まず |
重量 | 約1.199kg |
その他 | Wi-Fi 6対応、Bluetooth 5.0 |
※SZ73/Rのスペックです。レビュー機のSZ73/Pとは一部スペックが異なります。
SZ73/P「Core i5-8250U、メモリ8GB、256GB SSD、フルHD・IGZO液晶(型番:W6SZ73RPBC)」
目次
―― 使いやすさのチェック ――
▶キーボード
▲タップorクリックで拡大
キーストロークが1.5ミリあり、ほどよいタイピング感があります。
キーピッチ(キーとキーの間隔)は、タイピングしやすいと言われる19ミリほどあります。
※一部の小さいキーについては、19ミリのキーピッチはありません。
▼ハイフンのキーが小さいので、ここも他の文字キーと同じ大きさだったらよかったと思います。
タイピング音は、やや小さめ。
ファンクションキー(F1~F12キー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。
(ディスプレイの明るさの上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)
▼0.2ミリの凹み(へこみ)なので、大きな凹みではありませんが、キートップに凹みがあるので、指先の力が逃げにくくなっています。
▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
なお、キーボードのバックライトは非搭載です。
▼パームレストに狭苦しさはありません。
タッチパッド
タッチパッド左上に指紋センサーを搭載。
タッチパッドを押したときのカチカチ音は、普通くらいの大きさです。
なお、Fn+F9キーでタッチパッドの無効・有効を切り替えできるので便利です。
▶スピーカー
前面側の底面にスピーカーを搭載。
スピーカーの音質は「もう少し音抜けが欲しい」と感じました。作業中に音楽を楽しめるくらいの音質はあると思います。
▶ディスプレイ
dynabook SZシリーズは、シャープ製IGZO液晶を搭載※しています。
※IGZO液晶なのは、フルHD画質のモデルのみ。
角度をつけて見てもあまり暗くならず、見やすいディスプレイです。
▲横から角度をつけて見たところ
▲上から見たところ
色域
■カバー率
sRGB | 99% |
---|---|
Adobe RGB | 74% |
※あくまで当方で測定した数値ですので、環境や測定機器によって違いが生じる可能性はあります。
液晶ディスプレイとしては、広めの色域をカバーしています。
ノングレア液晶なので、写り込みしにくい
dynabook SZシリーズのディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、写り込みしづらいです。
作業中に光が反射してチラついたりしにくいので、目に優しく実用的です。
▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
JEITA Ver.2.0 | 約19時間 ※メーカー公表値 |
---|---|
ネット閲覧とテキスト打ちに使用 (負荷:軽) |
10時間15分 |
PCMark 8 WORK (負荷:中) |
6時間16分 ※バッテリー残量が20%を切るまでの時間 |
30分で充電できたバッテリー量 | 約43% |
※ディスプレイの明るさ:80%で測定しています。ディスプレイをさらに暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。
ディスプレイの明るさ80%で実使用した場合、19時間使うのは難しそうではあるものの、比較的長めのバッテリー駆動時間でした。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大43db前後 |
ファンがフルで頑張り出しても、あまり大きな音はならない印象です。
図書館など静かな場所でも、周りを気にせずに使えるでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
セミB5ノート(大学ノート)とのサイズ比較です。
大学ノート(セミB5) | 252 × 179mm |
---|---|
A4サイズ | 297 × 210mm |
dynabook SZシリーズ | 316 × 227mm(× 厚さ19.9mm(突起部含まず)) |
幅×奥行きは、A4サイズよりも少し大きい程度で、標準的な大きさのビジネスバッグでも持ち運びしやすいです。
▶重さの実測:1171グラム
本体 | 約1,171g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約179g |
13.3型のノートパソコンとしては、やや軽量です。
上記でチェックした通り、負荷の軽い使い方であればバッテリー駆動時間が約10時間ありましたので、
ちょっとした用事であれば、ACアダプターは持ち運ばないでも大丈夫そうです。
▶インターフェイス
■右側面
① USB 3.0
② LANコネクタ
③ セキュリティロック・スロット
■左側面
① 電源コネクタ
② USB Type-C
③ HDMI出力端子
④ マイク / ヘッドホン出力端子
⑤ microSDカードスロット
有線でネット接続したい方には、LANコネクタがあるのは嬉しいですね。
▼microSDカードを挿しても、ほぼはみ出さないので、挿しっぱなしにしておいても邪魔になりません。
ちなみに、「USB Type-C端子」と「HDMI端子」に外付けモニターを接続して、トリプルディスプレイ(外部ディスプレイ2台)にできました。
モバイルバッテリーからの充電
モバイルバッテリーをUSB Type-C端子かに接続し、SZ73/P側へ充電できました。
※ちなみに、今回は45W出力のモバイルバッテリーから充電しましたが、どのくらいの出力のモバイルバッテリーから充電できるのかは未確認です。
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―― 処理性能のチェック ――
▶CPU性能
今回のレビュー機のCPUは「インテル Core i5-8250U プロセッサー (4コア8スレッド、1.6-3.4GHz)」です。
CPUMark
PassMarkでの同CPUの平均値6078※よりも高い数値なので、CPUのパフォーマンスはしっかり出ています。
※2020年9月23日現在の平均値
CINEBENCH R20
マルチコア | 1107 |
---|---|
シングルコア | 332 |
ビジネス用途などでは、余裕のある性能です。
なお、dynabook SZシリーズは、型番によって搭載CPUが異なります。
ビジネス用途でしたらCore i3搭載モデルでも十分かと思いますが、
余裕をもってマルチタスクをこなしたいとか、簡単な画像編集などをしたい、といったことであれば、Core i5かCore i7搭載モデルをおすすします。
▶SSDのデータ転送速度
SATA接続のSSDなので、SSDとしてはデータ転送スピードがとくに速いわけではありませんが、HDDよりは圧倒的に速いです。
ちなみにdynabook SZシリーズは、SSD容量が128GBのモデルからラインナップがありますが、128GBだとあまり容量に余裕がありません。
OSなどに容量が取られるので、実際に自分で使用できるのは80GB程度です。
「ソフトもほとんどインストールしないし、データも多くは保存しない」
ということであれば、128GBでも足りるかと思いますが、メインPCとして使うならSSD容量256GB以上がオススメです。
SSD情報
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶グラフィックス性能
■dynabook SZ73/Pのグラフィックス
Core i3搭載モデル | インテル HD グラフィックス 620 |
---|---|
Core i5 / i7搭載モデル | インテル UHD グラフィックス 620 |
今回のレビュー機は「Core i5搭載モデル:インテル UHD グラフィックス 620」です。
3DMarkのスコア
Fire Strike | 960 |
---|---|
Time Spy | 398 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質(1920×1080) | 3752 普通 |
---|
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
標準品質(1920×1080) | 1515 設定変更を推奨 |
---|
※グラフィックス設定は、「ノートPC」向けの設定にて計測。
ドラゴンクエストXなど負荷が軽めの3Dゲームなら遊べるかな?くらいのグラフィックス性能で、グラフィックス性能はあまり高くありません。
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―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
シャーシに横のラインが細かく入った、スタイリッシュな外観です。
ブラックなので、さわった後に指紋が目立ちやすいです。
dynabookのロゴが、鏡面のように輝きます。
約92万画素Webカメラも搭載。
▶付属品など
付属品一式です。
- ACアダプター
- 電源ケーブル
- 安心してお使いいただくために
- スタートアップガイド(パソコンを使うための準備の手順書)
- 保証書
などが付属。
▶dynabook SZシリーズのレビューまとめ
「dynabook SZシリーズ(SZ73)」のレビューのまとめです。
dynabook SZシリーズは、軽めのボディ、高い堅牢性、長めのバッテリー駆動時間など、バランスのとれたノートパソコンです。
もっと軽量なモデルだとdynabook GZシリーズもありますが、SZシリーズの方が価格は安いです※です。
※最初の方にも書いたのですが、dynabookのオンラインストアから会員登録すると、かな~り価格が安くなります。
- 「価格」や「堅牢性」を重視:SZシリーズ
- 「軽さ」を重視:GZシリーズ
といったところです。
dynabook SZシリーズは、性能バランスのよいモバイルノートを高すぎない価格で手に入れたい方にオススメです。
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