「dynabook PZシリーズ」の実機レビュー:基本性能シッカリ!デュアルストレージ搭載モデルもある15.6型ノート!
「ダイナブック dynabook PZシリーズ」の実機レビューです。
dynabook PZシリーズは、15.6型としては軽めの約1.84kgで、デュアルストレージ搭載モデルもあるノートパソコンです。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
ここだけご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
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15.6型としては軽めの約1.84kg |
本体 | 約1,749g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約258g |
実測は約1,749gでした。15.6型のノートパソコンとしてはやや軽量です。
軽量なACアダプターでも30分で40%程度のバッテリー充電ができるのは嬉しいところ。
デュアルストレージ搭載モデルもあり |
dynabook PZシリーズには「256GB~1TB SSD」+「1TB HDD」のデュアルストレージ搭載モデルもあります。
デュアルストレージなら「高速起動」と「大容量保存」の両方のメリットを得られます。
抗菌キーボード搭載 |
キーボードに抗菌コーティングがされています。少しツルツルしたさわり心地です。
コーティングによってキーに印字された文字がかすれにくくなる効果もあり、キーの視認性を維持できます。
使いやすい4列テンキーを搭載 |
最近のノートパソコンは、ディスプレイのベゼル(フチ)が薄くなってきているため、3列テンキーが増えています。
しかし、dynabook PZは使いやすい4列テンキーを搭載しています。
4列テンキーの方が電卓のキー配列に近いので、普段、電卓を使うことが多い方には、4列テンキーの方が使いやすいです。
ダイナブックのノートパソコンとして手頃な価格 |
dynabook PZシリーズは、ダイナブックノートパソコンとしては手頃な価格※です。
※会員登録後の価格。
ダイナブックのノートパソコンは、会員登録するとかなり安くなるので、一度会員登録してみてどれくらい安くなるかご確認をオススメします。
dynabookあんしんサポート付き |
ダイナブックのパソコンを新品購入すると、使い方などを電話で相談ができる「dynabookあんしんサポート」が付いてくるので、初心者の方にもオススメです。
左下のCtrlキーが小さめ |
左下のCtrlキーは小さめです。このキーを多用する方には残念なところでしょう。
会員価格よりもさらに安くDynabook製ノートパソコンを購入できる、
「Dynabook特別サイト」
をメーカーの方より特別にご提供いただけました!
▼以下のように通常価格と比べると、会員価格はかなり安いのですが、特別サイトを使えば会員登録ナシでもさらに安く買えます!
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■特別サイトへのログイン情報
プレミアムID:dyna204cls
パスワード:T8Y7GRSV
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■dynabook PZのスペック
OS | Windows 10 Home |
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ディスプレイ | 15.6型 フルHD (1920×1080)、ノングレア (非光沢) |
CPU | インテル Core i5-1135G7 / i7-1165G7 |
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ | デュアルストレージ仕様 :「256GB~1TB SSD」+「1TB HDD」 SSDのみの仕様 : 256GB / 512GB |
グラフィックス | インテル Iris Xe グラフィックス |
サイズ | 約361×244×19.9mm(突起部含まず) |
重量 | 約1.84kg~ |
その他 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5 |
dynabook PZ/HP「Core i7-1165G7、メモリ8GB、256GB SSD + 1TB HDD(型番:W6PHP7BZDB)」
目次
―― 使いやすさのチェック ――
▶キーボード
▲タップorクリックで拡大
キーはスムーズに入るので、気持ちよくタイピングできます。
たわむ感じもなく、剛性はシッカリしており、安定してタイピングできます。
タイピング音はふつう位の大きさです。
ファンクションキー(Fキー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。
(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)
浅いですが、キートップ(キーの表面)に少し凹みがあり、指先にフィットしやすくなっています。
▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
なお、キーボードのバックライトは非搭載です。
キーピッチなど
▲デスクトップPC用キーボードと比較したところ
▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は約18.7mmで、タイピングしやすいと言われる19ミリに近いキーピッチです。
パームレストは、左手を載せる部分の幅が、少し狭く見えますが、とくに問題は感じませんでした。
タッチパッド
タッチパッドを押したときのカチカチ音は、普通~やや大きめです。
なお、Fn+F5キーでタッチパッドの無効・有効を切り替えできるので便利です。
▶スピーカー
底面にスピーカーを搭載されています。
DTS Audio Processingがインストールされているので、これがONなのかOFFなのかで音の印象が変わります。
DTS Audio ProcessingがONだと、低音と高音が強調されたドンシャリ感のある出音になります。
逆に、DTS Audio ProcessingがOFFだと、「もう少し音抜けが欲しい」と感じました。
DTS Audio ProcessingがONの方が、おおむねよい音に聴こえますが、ハードロックなどの低音が強調されがちな音源だと、低音が強すぎて合わない気もしました。
▶ディスプレイ
角度をつけて見ても少し暗く見える程度で、それほど見づらくはなりませんでした。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。
色域
■カバー率
sRGB | 100% |
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DCI-P3 | 77% |
Adobe RGB | 76% |
※あくまで当方で測定した数値ですので、環境や測定機器によって違いが生じる可能性があります。
sRGBカバー率が100%ですし、dynabook PZの用途を考えると、たいていの方には十分な色域をカバーしていると言えるでしょう。
ノングレア液晶なので、写り込みしにくい
ダイナブック dynabook PZのディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、写り込みしづらいです。
作業中に光が反射してチラついたりしにくいので、目に優しく実用的です。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
JEITA Ver.2.0測定法 | 約10時間 ※メーカー公表値 |
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ネット閲覧とテキスト打ちに使用 (負荷:軽) |
約7時間40分 |
PCMark 8 HOME (負荷:中) |
3時間39分 ※バッテリー残量が20%を切るまでの時間 |
30分で充電できたバッテリー量 | 約44% |
※ディスプレイの明るさ:80%で測定しました。ディスプレイをさらに暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。
ディスプレイサイズが大きいほどバッテリーを消耗しやすくなります。
大きめの15.6型ディスプレイ搭載でこのバッテリー駆動時間は、ロングバッテリーとは言えないですが、悪い結果でもないと思います。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
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ベンチマークテスト時 | 最大45db前後 |
アイドル時はほぼ無音です。
図書館など静かな場所でファン音が大きくなると、少し気になるかもしれません(といっても、3Dゲームを動かしたりしない限りは、そうそう大きな音はしません)。
カフェなどでは、周りの音にかき消されるので問題ないでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
A4用紙とのサイズ比較です。
A4サイズ | 297×210mm |
---|---|
dynabook PZ | 約361×244×厚さ19.9mm(突起部含まず) |
幅×奥行きは、A4サイズよりもわりと大きいです。
A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグにも入りましたが、余裕はあまりないです。
持ち運びには、15.6型ノートに対応したリュックやバッグを使った方が安全でしょう。
▶インターフェイス
■右側面
① ブリッジメディアスロット(SD、SDHC、SDXCカード、マルチメディアカードに対応)※セキュアマルチメディアカードには非対応
② USB 3.1 Type-A (Gen1)
③ セキュリティロック・スロット
SDカードを挿しても、それほどはみ出しません。
■左側面
① 電源コネクタ
② LANコネクタ
③ HDMI出力端子
④ USB 3.1 Type-A (Gen1) ×2
⑤ USB 3.1 Type-C (Gen2)
⑥ マイク入力 / ヘッドホン出力端子
インターフェイスは充実しています。
▼ちなみに、「USB Type-C端子」と「HDMI端子」に外付けモニターを接続して、トリプルディスプレイ(外部ディスプレイ2台)にできました。
モバイルバッテリーからの充電
モバイルバッテリーをUSB Type-C端子に接続し、dynabook PZ側へ充電できました。
※ちなみに、今回は45W出力のモバイルバッテリーから充電しましたが、どのくらいの出力のモバイルバッテリーから充電できるのかは未確認です。
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―― 処理性能のチェック ――
▶CPU性能
■レビュー機のCPU
- インテル Core i7-1165G7
- 4コア / 8スレッド
- 2.8GHz (最大4.7GHz)
CINEBENCH R20
マルチコア | 2157 |
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シングルコア | 581 |
CINEBENCH R23
マルチコア | 5080 |
---|---|
シングルコア | 1507 |
CPUMark
スコア | 12899 |
---|
PassMarkでの同CPUの平均スコア10491※よりも高いスコアなので、CPUのパフォーマンスはしっかり出ています。
※2021年3月7日現在の平均値
今回のレビュー機は、Core i7-1165G7搭載モデルですが、dynabook PZにはCore i5-1135G7搭載モデルもあります。
- ウェブ閲覧
- ビデオ会議
- オフィス系ソフトでの作業
- 画像編集
などに使うのでしたら、Core i5-1135G7でも十分です。
よりパワーに余裕が欲しい場合は、Core i7-1165G7搭載モデルがおすすめです。
▶ストレージのデータ転送速度
SSDのデータ転送速度
NVMe対応PCIe3.0×4のSSDとしては特段速くはありませんが、SATA接続のSSDやHDDと比べると圧倒的に速いです。
HDDのデータ転送速度
今回のレビュー機は、「SSD+HDD」のデュアルストレージ仕様なのでHDDのデータ転送速度も計測しました。
SSDと比べると、スピード面ではだいぶ劣りますが、1TB HDDなのでデータをたくさん保存できます。
ストレージ情報
▲SSDはサムスン製
▲HDDは東芝製
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶グラフィックス性能
ダイナブック dynabook PZのグラフィックスは「インテル Iris Xe グラフィックス」です。
3DMarkのスコア
Fire Strike | 3554 |
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Time Spy | 1374 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質(1920×1080) | 10199 すごく快適 |
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最高品質(1920×1080) | 8854 とても快適 |
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
標準品質(1920×1080) | 3975 快適 |
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高品質(1920×1080) | 3369 やや快適 |
最高品質(1920×1080) | 2587 やや快適 |
※グラフィックス設定は、最高品質以外は「ノートPC」向けの設定にて計測。
ストリートファイターV ベンチマーク
解像度 | 平均フレームレート・結果 |
---|---|
1920×1080 | 41.85 FPS スペック不足 |
FF15(ファイナルファンタジーXV)
1920×1080 標準品質 | 1687 動作困難 |
---|
というわけで、ドラゴンクエストXなどの軽めの3Dゲームなら、普通にプレイできます。
―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
ダイナブック「dynabook PZ」のボディカラーは「ブラック」の1色のみです。
ビジネス用途に向いた落ち着いたルックス。
色が濃いので、指紋はやや目立ちやすいです。
天板のdynabookロゴはペイントで、立体感はほぼありません。
▼約200万画素のWEBカメラ(Windows Hello対応)も搭載。
▶付属品など
付属品一式です。
- ACアダプター
- 電源ケーブル
- dynabookガイド(取扱説明書)
- 安心してお使いいただくために
- スタートアップガイド(パソコンを使うための準備の手順書)
- 保証書
などが付属。
▶ダイナブック「dynabook PZ」のレビューまとめ
「ダイナブック dynabook PZ」のレビューのまとめです。
「dynabook PZシリーズならでは」といった突出した特徴はありませんが、
- Core i5またはCore i7搭載
- メモリ8GB~16GB
- sRGBカバー率100%のディスプレイ
- 256GB以上のSSD搭載(デュアルストレージ搭載モデルもあり)
と、基本性能はしっかりしています。
基本性能のしっかりしたコスパの高いノートパソコンをお探しの方にオススメ。
ダイナブックのノートパソコンとしては価格が安めなので、ダイナブック製ノートパソコンを手頃な価格で買いたい方にもオススメですよ。
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■特別サイトへのログイン情報
プレミアムID:dyna204cls
パスワード:T8Y7GRSV
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