「dynabook CZ/MV」実機レビュー!デュアルストレージ搭載でコスパのよい15.6型ノート!【ダイナブック】

ダイナブック dynabook CZ/MVのメイン画像

Core i5~i7 メモリ8~32GB
SSD+HDD搭載 約1.9kg

「ダイナブック dynabook CZ/MV」の実機レビューです。

dynabook CZ/MVは、重さ約1.9kgの15.6型ノートで、「SSD+HDD」のデュアルストレージ搭載。

dynabook CZ/MVの外観 天板側

dynabook製のノートパソコンとしては、コスパのよい価格も魅力です。

なお、この記事は、

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

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なお、レビュー機は当サイトの購入品です。

▶おすすめポイント・特徴

dynabook CZ/MVのおすすめポイント・特徴

ポイント

CPU

ノートパソコン向けのCPUとしては比較的性能の高い、Core i5-1240PまたはCore i7-1260Pを搭載しています。

性能についての詳細は、CPU性能の項目をご覧ください。


ポイント

コストパフォーマンスが高い

dynabook CZ/MVの一番安いモデルの場合、

  • インテル Core i5-1240P
  • メモリ8GB
  • 256GB SSD+1TB HDD
  • フルHDディスプレイ

搭載で128,700円(税込)
※2023年3月22日現在の価格。

比較的コスパのよい価格です。


ポイント

キーボードを斜め上からアップ

キーボードの各キーに細菌の増殖を抑える抗菌剤を練り込んだ抗菌処理がされています。


ポイント
右側面

右側面

SDカードリーダー(SDHC、SDXCに対応)

USB 3.1 Gen1(Type-A)(5Gbps)

セキュリティロックスロット

▼SDカードを挿しても2ミリ程度しかはみ出さないので、挿しっぱなしにしておいても邪魔になりにくいです。

SDカードを挿しているところ

左側面

左側面

電源端子

有線LAN端子

HDMI出力端子(最大3840×2160、60Hz)

USB 3.1 Gen1(Type-A)×2つ(5Gbps)

USB 3.1 Gen2(Type-C)(10Gbps、USB PD・映像出力に対応)

マイク入力 / ヘッドホン出力端子

USB Type-C端子は1つしかありませんが、インターフェイスは比較的充実しています。

ちなみに、「USB Type-C端子」と「HDMI端子」に外付けモニターを接続して、トリプルディスプレイ(外部ディスプレイ2台接続)にできました。

トリプルディスプレイ


ポイント
  • プレシャスシルバー
  • ゴールド×ブラック

の2色のボディカラーから選べます。

ダイナブック dynabook CZ/MVのカラーバリエーション

今回のレビュー機は「ゴールド×ブラック」です。


ポイント

dynabookあんしんサポート

ダイナブックのパソコンを新品購入すると、使い方などを電話やメールで相談ができる「dynabookあんしんサポート」が付いてくるので、はじめてパソコンを買う方にもオススメです。

▶デメリット・注意点

デメリット・注意点など

注意点 キーボードバックライトは非搭載

キーボードのバックライトは非搭載です。


注意点 メモリ8GB・16GB搭載モデルはグラフィックス性能が落ちる

Core i5-1240PおよびCore i7-1260Pが内蔵しているグラフィックスは、インテル Iris Xeグラフィックスなのですが、

dynabook CZ/MVのメモリ8GB・16GB搭載モデルは、インテル UHD グラフィックスとしての動作になってしまいます。

これは、メモリ8GB・16GB搭載モデルがメモリ1枚装着(シングルチャネル)であるためです。

「Iris Xeグラフィックス」と「UHDグラフィックス」とでは、グラフィックス性能に大きな差があるのでご注意を。

メモリ32GB搭載モデルを選んだ場合は、メモリ2枚装着(デュアルチャネル)のため、Iris Xeグラフィックスとして動作します。


注意点 ディスプレイの色域は広くない

色域

■カバー率

sRGB 63%
DCI-P3 47%
Adobe RGB 47%

※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。

色域はあまり広くないので、画像編集で細かい色調整をするなどの用途には向いていません。


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▶スペック表

■dynabook CZ/MVのスペック

OS Windows 11 Home
ディスプレイ 15.6型 フルHD(解像度1920×1080)、ノングレア(非光沢)
CPU インテル Core i5-1240P / i7-1260P
メモリ 8GB / 16GB / 32GB
ストレージ 256GB SSD+1TB HDD / 512GB SSD+1TB HDD
サイズ 約361×244×19.9mm(突起部含まず)
重さ 約1.9kg(平均値)
その他 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2

※2023年3月22日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。

■今回のレビュー機のスペック

dynabook CZ/MV「Core i5-1240P、メモリ8GB、256GB SSD+1TB HDD(型番:W6CZMV5FBB)」

―― dynabook CZ/MVの使いやすさチェック ――

▶テレワークやWeb会議に役立つ機能

ミュートマイクボタン

Fn+Aキーでマイクのオン・オフを切り替えできます。

マイクミュート

オンラインミーティングなどで、「発言しないときはマイクをOFFにしたい」ときなどに便利です。

AIノイズキャンセラー

オンラインミーティングのときに音声をクリアにする「AIノイズキャンセラー」がプリインストールされています。

(AIノイズキャンセラーは、すべてのアプリ⇒Realtek Audio Consoleで設定します。)

AIノイズキャンセラー(Realtek Audio Console)

どれくらいノイズキャンセル効果があるのか?

どれくらいノイズを消す効果があるのか試してみました。

オンラインミーティング中に、チャイムを鳴らす、手を叩くなどで音を鳴らしてみましたが、それらの音は相手側には聞こえなかったそうです。

こちらの声が不自然に途切れることもなかったそうなので、ノイズキャンセリングとしては優秀ですね。

人の多いオフィスや、カフェなど、周囲がうるさい場所でのオンラインミーティングで役立ちそうです。

スピーカーのノイズキャンセリング

相手側からの音声、つまり、こちらに聞こえる音声のノイズを消す機能もあります。

スピーカーのAIノイズリダクション

▶キーボード

dynabook CZ/MVのキーボード

▲タップ・クリックで拡大

打ちはじめがやや硬めのタイピング感で、タイピングのしやすさは普通といったところです。

たわむ感じもなく、剛性はシッカリしています。

左のCtrlキー、半角/全角キー、あたりが小さめなのは残念なところです。

キーボードの左側

▼キートップ(キーの表面)に凹みはありますが、浅い凹みです。

キートップのアップ画像

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

凹みが浅いため、フラットに近い手ざわりです。指先の力を逃げにくくする効果は少ないですが、それでも凹みがないよりはよいです。

ファンクションキー(Fキー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。

Fキー

(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能(特殊機能)を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)

 
なお、キーボードのバックライトは非搭載です。

キーピッチなど

デスクトップPC向けキーボードとの比較

▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ

▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、タイピングしやすいと言われる19ミリに近い約18.7ミリを確保。

キーピッチ

▼15.6型のノートPCなのでパームレストは十分な広さ。

パームレストに手をのせたところ

パームレストに手をのせたところ:横から

タッチパッド

クリックボタン一体型のタッチパッドです。

タッチパッド

タッチパッドを押したときのカチカチ音は、大きくもなく、かといって小さくもなく、普通くらいの大きさです。

なお、Fn+F5キーでタッチパッドの有効・無効(ON・OFF)を切り替えできます。

キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動くのを確実に防止したいときに便利です。

▶スピーカー

dynabook CZ/MVは、底面にスピーカーを搭載。

ダイナブック dynabook CZ/MVのスピーカー

DTS Audio Processingがインストールされているので、これがONなのかOFFなのかで音の印象が変わります。

DTS Audio Processing

DTS Audio ProcessingがONだと、低音と高音が強調された硬めの音になります。

逆に、DTS Audio ProcessingがOFFだと、「もう少し音抜けが欲しい」と感じました。

点数にすると、100点満点中:60点くらいです。
DTS Audio Processingがオンの状態での評価。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。

DTS Audio ProcessingがONだと音が硬すぎると感じたので、OFFの状態でもう少し音抜けがよければ、ちょうどよいので、そこが惜しいところですね。

▶ディスプレイ

■ディスプレイの詳細

  • 15.6型、ノングレア(非光沢)
  • 解像度:1920×1080ドット
  • アスペクト比(縦横比):16:9
視野角

角度をつけて見ると少し暗く見えますが、白飛びして極端に見づらくなったりはしないので、一人で使う分には見づらいといったことはないでしょう。

dynabook CZ/MVのディスプレイ正面

dynabook CZ/MVの視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

dynabook CZ/MVの視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約135度開きます。

dynabook CZ/MVのディスプレイを開けるところまで開いたところ

・ノングレアなので映り込みしにくい

dynabook CZ/MVのディスプレイは、ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、映り込みしにくいです。

ディスプレイの映り込み具合

作業中に照明や周囲のものが画面に映り込みにくいので、実用的です。

・色域

色域については、冒頭の注意点:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶バッテリー駆動時間

■バッテリー駆動時間の実測

JEITA Ver.2.0測定法 約9.5時間
※メーカー公称値
※Core i7-1260P+メモリ32GB搭載モデルは約8.5時間
PCMark 10 Modern Office 5時間54分
30分で充電できたバッテリー量
※付属ACアダプターを使用
約37%
  • 電源モードの設定:バランス
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:50
計測項目についての詳細はここをタップ(クリック)

■「PCMark 10 Modern Office」について

ソフトウェア「PCMark 10」で計測したバッテリー駆動時間を掲載しています。
PCMark 10 Modern Officeのバッテリーライフテストでは「ドキュメント作成、ウェブサイト閲覧、ビデオチャット」を実際におこなってバッテリー駆動時間を計測します。テスト中はアイドル時間の割合が多いため、バッテリー消費が比較的ゆるやかなテストです。

PCMark 10 Modern Officeはバッテリー消費が比較的ゆるやかなテストなので、その点を考慮すると、バッテリー駆動時間はあまり長くはありません。

大きめの15.6ディスプレイやCore i5-1240Pを搭載している点が影響していそうです。

また、BatteryInfoViewを見ると、バッテリー容量が約38Whで、容量がやや少なめなので、そこも影響していそうです。

(ちなみに、2021~2022年に当サイトでレビューした15.6型ノートのうち、3分の2は50Wh以上の容量がありました。)

・USB PD対応充電器からの充電

USB PD(Power Delivery)対応の充電器をUSB Type-C端子に接続し、dynabook CZ/MV側へ充電してみました。

※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。

PD充電器の最大出力
充電の可否
20W(フィリップス製) ×
30W(RAVPower製) ×
45W(Anker製)
※電源オフ時のみ充電可能
65W(CIO製)

付属ACアダプターは65W出力でしたが、dynabook CZ/MVを使いながら充電するには、同様に65W出力のUSB PD充電器であれば可能でした。

45W出力のPD充電器だと、電源OFF時のみ充電可能でした。

▶インターフェイス

インターフェイスについては、冒頭のおすすめポイント:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶その他の機能

Webカメラ

▼約92万画素のWebカメラも搭載。

Webカメラ

▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。

▲dynabook CZ/MVのWebカメラで撮影。

▼3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けウェブカメラで撮影した写真。

▲ELECOM製の外付けウェブカメラで撮影(比較用)。

どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。

dynabook CZ/MVのWebカメラの画素数は1280×720ピクセルなので、フルHDのWebカメラと比べると、やはり画質は劣ります。

とはいえ、色味は自然ですし、画質にこだわらなければ、とくに問題はないでしょう。

なお、顔認証(Windows Hello)や指紋認証には対応していません。

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

静音性チェック時の騒音計の位置

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。

アイドル時 ほぼ無音
※耳を近づけると小さなノイズが聞こえる程度
ベンチマークテスト時 最大42.5db程度

※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※今回は、「ファイナルファンタジー14暁月のフィナーレ ベンチマーク」実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

負荷の高い作業をしていなければ静かです。

ベンチマークテスト時は「少し音がしているな」程度の印象で、うるさくて不快というほどではありませんでした。

外出先で使う場合は、すぐ隣に人がいなければ問題ないでしょう。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

A4用紙とdynabook CZ/MVの大きさの比較

 ▲A4用紙とのサイズ比較

dynabook CZ/MVを折りたたんだ様子:斜め上から

大学ノート(セミB5) 252×179mm
A4サイズ 297×210mm
dynabook CZ/MV 約361×244×厚さ19.9mm(突起部含まず)

幅×奥行きは、A4サイズよりもわりと大きいです。A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグにも入りましたが、余裕はあまりないです。

ビジネスバッグに入れているところ

※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。

持ち運びには、15.6型ノートに対応したリュックやバッグを使った方が安全でしょう。

▶重さの実測:約1,809グラム

dynabook CZ/MVの重さ:実測

本体 約1,809g
ACアダプター+電源ケーブル 約264g

15.6型のノートパソコンとしては標準的な重さです。

軽くはないですが、リュックなら十分に持ち運びできる重さでしょう。

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―― dynabook CZ/MVの処理性能チェック ――

■レビュー機のスペック

CPU インテル Core i5-1240P
メモリ 8GB
ストレージ 256GB SSD+1TB HDD
処理性能の概要

ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分な性能です。

処理性能的には画像編集もいけますが、ディスプレイの色域はあまり広くないので、色調整には向きません。

冒頭の注意点にも書きましたが、dynabook CZ/MVのメモリ8GB・16GBモデルは、インテル UHD グラフィックスとしての動作になってしまうので、

動画編集するなら、メモリ32GBモデルを選ぶか、自分でメモリ2枚差しにするとよいでしょう。

▶CPU性能

dynabook CZ/MVのCPUは、次の2つから選択できます。

■搭載CPUのラインナップ

  • Core i5-1240P
  • Core i7-1260P

今回のレビュー機のCPUは、以下です。

■レビュー機のCPU

  • インテル Core i5-1240P
  • 12コア(Pコア×4、Eコア×8) / 16スレッド
  • Pコア:最大周波数4.40GHz、Eコア:最大周波数 3.30GHz

dynabook CZ/MVのCPU-Z情報

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

dynabook CZ/MVのCINEBENCH R23スコア

マルチコア 8746
シングルコア 1645

■他CPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較

Core i7-12700H 12991
Ryzen 7 5800H 12196
Core i7-11800H 11208
Ryzen 7 4800H 10975
Core i7-10870H 10305
Core i5-1240P
(レビュー機)
8746
Core i7-1260P 8648
Ryzen 5 6600H 7929
Core i5-11400H 7881
Ryzen 5 5560U 7855
Ryzen 5 5500U 7477
Ryzen 5 4600H 7418
Core i7-10750H 7137
Core i7-1255U 6673
Core i7-1250U 6364
Ryzen 5 4500U 6210
Core i5-11300H 6164
Core i5-1235U 6128
Core i7-1195G7 6109
Core i7-1165G7 5077
Core i7-1160G7 4636
Core i7-10710U 4532
Core i5-1135G7 4420
Core i5-10210U 4051
Core i5-1155G7 3957
Ryzen 3 4300U 3944
Core i5-1035G1 3477
Core i3-1115G4 3216
Pentium Silver N6000 1993
Celeron N5100 1471
  • レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2022年12月19日現在)。
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。

CPU性能を引き出すdynabook「エンパワーテクノロジー」のおかげもあってか、Core i7-1260Pの平均よりも高いスコアが出ました。

CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

dynabook CZ/MVのPassMark CPU Markスコア:15394

スコア 15394

CINEBENCH R23のスコアとは異なり、こちらのスコアはPassMarkでの同CPU(Core i5-1240P)の平均スコア17342よりも、少し低いスコアでした。
※2023年3月20日現在の平均値

Geekbench 6(CPU Benchmark)

「Geekbench 6」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。

dynabook CZ/MVのGeekbench 6スコア

Single-Coreスコア 2042
Multi-Coreスコア 5499
  • Geekbench 6の「CPU Benchmark」の結果

Geekbench 6は、macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされているので、お持ちのデバイスとスコアを比較してみるのも面白いでしょう。

▶グラフィックス性能

dynabook CZ/MVのメモリ8GB・16GBモデルは、インテル UHD グラフィックスとしての動作です。

これは、メモリ8GB・16GBのモデルがメモリ1枚装着(シングルチャネル)であるためです。

メモリ32GB搭載モデルを選んだ場合は、メモリ2枚装着(デュアルチャネル)のため、Iris Xeグラフィックスとして動作します。

今回はメモリ8GBのため、インテル UHD グラフィックスとしての動作でのベンチマークスコアを掲載します。

 dynabook CZ/MVのGPU-Z情報

3DMark ベンチマークスコア

3DMark

Fire Strikeスコア 1950
Time Spyスコア 935
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質 1920×1080 4414 普通
ストリートファイターV ベンチマーク

ストリートファイターV ベンチマーク

解像度 平均フレームレート・結果
1920×1080 23.10 FPS スペック不足
1366×768 42.05 FPS スペック不足

※ストリートファイターVは、60FPSで表示できればOKなのですが、1366×768ドットまで解像度を落としてもスペック不足なので、遊ぶのは難しいでしょう。

ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク

FF14 暁月のフィナーレ ベンチマーク

標準品質 1920×1080 2164 設定変更を推奨

※グラフィックス設定は「ノートPC」向けの設定にて計測。


今回は、インテル UHD グラフィックスとしての動作のためグラフィックス性能はあまり高くありません。

メモリ32GBモデルを選ぶか、自分でメモリ2枚差しにすれば「Iris Xeグラフィックス」での動作になり、ドラゴンクエストXなど軽めの3Dゲームなら遊べる程度の性能になるでしょう。
 

▶ストレージのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

NVMe対応PCIe3.0×4のSSDとしては特段速くはありませんが、SATA接続のSSDやHDDと比べると圧倒的に速いです。

HDDのデータ転送速度

ダイナブック dynabook CZ/MVは、「SSD+HDD」のデュアルストレージ仕様なのでHDDのデータ転送速度も計測しました。

HDDのデータ転送速度

SSDと比べると、スピード面ではだいぶ劣りますが、1TB HDDなのでデータをたくさん保存できます。

ストレージ情報

 SSD情報

▲SSDはPhison(ファイソン)製のようです。

HDD情報

▲HDDは東芝デバイス&ストレージ製

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのストレージが搭載されている可能性もあります。

―― dynabook CZ/MVの外観・その他のチェック ――

▶外観

ダイナブック「dynabook CZ/MV」のボディカラーは、

  • プレシャスシルバー
  • ゴールド×ブラック

の2色展開です。

ダイナブック dynabook CZ/MVのカラーバリエーション

今回のレビュー機は「ゴールド×ブラック」です。

ダイナブック dynabook CZ/MVの外観。斜め上から

ゴールド×ブラックは、その名のとおり天板がゴールドで、それ以外がブラックのカラーリング。

「ゴールド」といっても、薄いシャンパンゴールドといった感じで、黄色味が少ないゴールド系の色です。

dynabook CZ/MVの外観 天板側

キレイなゴールドで、個人的には好きな色ですね。

▼dynabookのロゴが、鏡面のように輝きます。また、ヘアライン加工が質感をアップさせています。

dynabook CZ/MVの天板ロゴのアップ

パームレストのアップ

▼ネジを一本ゆるめるだけで、簡単にメモリ増設・交換ができるようになっています。

dynabook CZ/MVの底面

dynabook CZ/MVのメモリ

dynabook CZ/MVのメモリ8GB搭載モデルと16GB搭載モデルは、メモリ1枚装着のため、グラフィックスがインテル UHDグラフィックスとしての動作になってしまいます。

ですので、メモリ1枚装着の場合は、メモリ増設もいいかもしれません。

8GB×2枚や16GB×2枚にすれば、メモリがデュアルチャネルになり、グラフィックスがインテル Iris Xe グラフィックスとしての動作になり、グラフィックス性能が上がります。

▶付属品など

付属品一式です。

dynabook CZ/MVの付属品

  • ACアダプター
  • 電源ケーブル
  • dynabookガイド(取扱説明書)
  • スタートアップガイド(パソコンを使うための準備の手順書)
  • 安心してお使いいただくために
  • 保証書

などが付属。

※付属品は変更になる可能性があります。

▶「dynabook CZ/MV」のレビューまとめ

「ダイナブック dynabook CZ/MV」のレビューのまとめです。

ダイナブック dynabook CZ/MVの外観 見映え

SSDに加えてHDDも搭載しており、データの大容量保存が可能でありつつも、コスパのよい価格が魅力です。

メモリ8GB・16GB搭載モデルだと、グラフィックス性能が高くない点には注意が必要です。

「SSD+HDD」搭載な点以外はスタンダードノートといったところですが、

  • 高めのCPU性能
  • USB PD対応
  • ノングレアのフルHDディスプレイ
  • 豊富なインターフェイス

など、抑えるところはしっかり抑えているので、コスパのよい15.6型ノートをお探しの方におすすめです。

ダイナブックのパソコンを新品購入すると、使い方などを電話で相談ができる「dynabookあんしんサポート」が付いてくるので、はじめてパソコンを買う方にもオススメですよ。

ダイナブックのパソコンを安く買う方法

会員価格よりもさらに安くDynabook製ノートパソコンを購入できる、

「Dynabook特別サイト」

をメーカーの方より特別にご提供いただけました!

▼以下のように通常価格と比べると、会員価格はかなり安いのですが、特別サイトを使えば会員登録ナシでもさらに安く買えます!

ぜひご利用ください。

■特別サイトへのログイン情報

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