デル「XPS 13(9380)」の実機レビュー&おすすめポイントまとめ!
デル「XPS 13(9380)」の実機レビューをお届けします。
※なお、このページのレビューは旧モデルのレビューです。
▼新しいモデルのレビューは、以下をご覧ください。
最初にレビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」を挙げておきます。
- シンプルで洗礼されたデザイン。アルミボディで高級感がある
- キーボード周りに「グラスファイバー」が使われており斬新でクール
- 薄型ベゼルだから、A4サイズなみのコンパクトボディ
- 鮮やかで見やすい4Kディスプレイ
■「デル XPS 13(9380)」のおすすめポイント・特徴
▲A4に近いサイズで持ち運びも◎
4Kディスプレイは「反射防止液晶」。
グレア液晶のように鮮やかでありながらも、光が写り込みにくいので見やすいです。
※フルHDディスプレイの場合は、反射防止ではなく、非光沢液晶です。
- USBは「USB Type-C端子」のみなので、USB-Aの機器をつなぎたい場合は、変換アダプタなどが必要。
(※USB-AをUSB Type-Cに変換するケーブルは付属していました)
■注意点など
■XPS 13(9380)のスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
液晶 | 13.3インチ フルHD(1920×1080) / 4K(3840×2160) |
CPU | インテル Core i3-8145U / Core i5-8265U / Core i7-8565U |
メモリ | 4GB / 8GB / 16GB |
ストレージ | SSD:128GB / 256GB / 512GB | グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 |
サイズ | 約302×199×7.8(最薄部)~11.6(最厚部)mm | 重量 | 約1.23 kg |
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※XPS 13(9370)は旧モデルのため、すでに販売終了になっています。
▼なお、軽量・薄型のおすすめのノートパソコンは、以下のページでもご紹介してるので、参考にご覧ください。
今回のレビュー機は、プラチナハイエンド・モデル(Core i7-8565U、メモリ16GB、512GB SSD、4Kタッチパネルディスプレイ)です。
なお、レビュー機はメーカーからの貸出品です。
↓目次で、ある程度の内容がご確認いただけます(クリックすると、その項目に飛びます)。
目次
★おすすめポイント・特徴をくわしく解説!★
▶外観
シンプルで洗礼されたデザイン。アルミボディで高級感がある
デル「XPS 13(9380)」のボディカラーは、
- プラチナシルバー&ブラック
- ローズゴールド&アークティックホワイト
- フロスト&アークティックホワイト
3色展開です。
今回のレビュー機は「フロスト&アークティックホワイト」。
ホワイトシルバーといった感じのルックスで、品がよくキレイです。
天板は、プラスチックではなく金属なので、高級感があります。
濃い色の金属だと指紋が目立ちやすいのですが、白っぽい色なので素手で触っても指紋が目立ちにくいです。
底面(裏面)のデザインもスタイリッシュ。
液晶を開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。
キーボード周りに「グラスファイバー」が使われており斬新でクール
パームレストには、グラスファイバーが使われていてカッコイイです。
グラスファイバーのパームレストは、柔らかさのあるやさしい触り心地。
それでいてサラサラしていて、触り心地がよいです。
↓ちなみに、カラーが「プラチナシルバー&ブラック」のモデルは、パームレストに「カーボンファイバー」が使われています。
個人的には「フロスト&アークティックホワイト」は、キレイで美しいイメージ。
「プラチナシルバー&ブラック」は、クールでかっこいいイメージです。
▶サイズ:A4に近いサイズ
A4用紙サイズとの比較です。
■A4サイズとの比較
A4サイズ | 297 x 210mm |
---|---|
New XPS 13 | 約302 x 199mm(厚さ7.8(最薄部)-11.6mm(最厚部)) |
A4サイズよりも幅が5ミリほど広いですが、奥行きはA4よりも小さいです。
超薄型のベゼル(画面のフチ)を採用しているだけあって、さすがのコンパクトさ。
ビジネスバッグにも入れやすいですね。
▶液晶ディスプレイ
IPS液晶で視野角が広く発色もよい
New XPS 13(9380)のディスプレイは、
- FHD (1920×1080) ディスプレイ
- 4K Ultra HD (3840×2160) ディスプレイ
の2つがあります。
今回のレビュー機は、4K Ultra HDディスプレイです。
発色がよく、見やすい液晶ディスプレイです。ということもあり、視野角も広いですね。
これなら、複数人で同時に画面を見ても見やすいでしょう。
▲横から角度をつけて見たところ
▲上から角度をつけて見たところ
視野角は十分すぎるくらいの広さでした。
反射防止ディスプレイのため、鮮やかな発色でありながらも、テカリにくい
「デル New XPS 13」の4Kディスプレイは、反射防止タイプのディスプレイです。
そのため、グレア(光沢)液晶のように鮮やかでありながらも、光が写り込みにくいので非常に見やすいです。
↑ディスプレイを消灯しているときは、このようにある程度の写り込みはありますが、実際に使っているときは、テカリなどは気になりませんでした。
その他の点もチェック
▶CPU、SSDの性能チェック
CPUの性能は高い
レビュー機のCPUは「インテル Core i7-8565U プロセッサー(1.80-1.99GHz)」です。
パスマークのCPUパフォーマンステストの数値は、10760という高い数値が出ました。
これくらい高い性能なら、ビジネス用途はもちろん、クリエイティブな用途にも幅広く使えます。
ちなみにNew XPS 13(9380)は、モデルによってCPUが異なります。
Core i7-8565Uを搭載しているのはプラチナモデルです。他2つのCPUの参考値ものせておきます。
スダンダードモデル Core i3-8145U |
4557(参考値) |
---|---|
プレミアムモデル Core i5-8265U |
8117(参考値) |
プラチナモデル Core i7-8565U |
10760(上記実測) |
※参考値は、PassMarkでの3月27日現在の平均値です。New XPS 13の実機で計測した場合とは結果にズレる可能性があります。
「プレミアム」と「プラチナ」がなんとなく名前が似ていますのでご注意を。
Core i5-8265U は性能が高めでコスパもよいですね。
「とにかくハイスペックにしたい!」というわけでなければ、Core i5-8265U搭載のプレミアムモデルを選ぶのもいいと思います。
※ただし、4Kディスプレイを選択できるのは、プラチナモデルのみです(2019年3月27日現在)。
SSDのデータ転送速度もかなり速い
高速なNVMe対応PCIe接続のSSDなので、データ転送速度はかなり速いです。
専用グラフィックスは搭載していないので、動画編集などには向かない
New XPS 13は、NVIDIA GeForceなどの専用グラフィックスは搭載していません。
そのため、動画編集や3Dゲームができないわけではありませんが、それらの用途をメインとして使うのには、あまり向いていません。
▶キーボード
キーボードの打ち心地
▲タップ(クリック)で拡大
薄型のノートパソコンなので、やや浅めのタイピング感です。
打ちにくくはありませんが、もう少し深くキーが沈んでくれた方が個人的には好みです(そうは言っても、薄型ノートなので無理な要求ですが笑)。
矢印キーはもう少し大きいほうが嬉しいですね。ただ、13型のノートPCだと、こういう感じの矢印キーが多いので、仕方のないところではあります。
キートップはほぼフラットです。
タイピング音はわりと静か
打音は、タタタタといった感じの音がしますが、うるさくはありません。
音量的には普通くらいだと思います。音が大きく鳴りがちなエンターキーやスペースキーも静かな音です。
フルサイズキーボードとの比較
フルサイズのキーボードと比較してみました。
フルサイズ・キーボードと近いキーピッチで、普通に文字入力する分には、スムーズに打てました。
パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。
わたしは、少し手が大きめなのですが、パームレストは十分な広さがあります。
キーボードにバックライトを搭載
キーボードのバックライトは、F10キーでオン・オフができます。2段階調節できるので暗いところでの作業に役立ちます。
タッチパッド
タッチパッドは、幅も狭すぎず広すぎずで、ちょうどいい感じです。
クリックエリアが左右に分かれているので便利です。
ただクリック音は大きめなので、そこは利用シーンによっては気になるかもしれません。
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▶スピーカー
広がりのある、なかなかよいサウンド
本体左右の側面にスピーカーが搭載されています。
小さなスピーカーですが、モバイルノートPCとしてはまずまずよい音です。
「Waves MaxxAudio Pro」がインストールされているので、ある程度イコライジングして音を変えることもできます。
▶バッテリー駆動時間のチェック
タイピングとネット閲覧に使用することを想定して、バッテリー駆動時間を計測してみました。
- バッテリー残量100%からスタート
- 約11時間50分経過後:残り10%(ここで「電源に接続してください」の表示が出る)
■測定結果
ということで、フル充電の状態から11時間50分ほど動かすことができました。
「4K」かつ「タッチ対応」のディスプレイを搭載していて、このくらいのバッテリー駆動時間があるのは素晴らしいです。
(解像度が高い方がバッテリーを消耗しますし、タッチ対応ディスプレイの方がバッテリーを消耗します)。
フルHDディスプレイのモデルでしたら、バッテリー駆動時間はこれよりもずっと長いでしょう。
▶静音性のチェック
CPU負荷がかかっても、わりと静か
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
それほど負荷がかかっていない状態では「無音」です。
しばらく大きく負荷をかけてみても、少し大きな「シューー」と排気音がするだけで、測定値も43db(デシベル)前後でした。
負荷が継続的にかかっても、排気音などはそれほど大きくなりませんでした。
これなら図書館などでも気にせず使えるでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶重さの実測:1,236グラム
本体などの重さを計ったところ、以下のようになりました。
本体 | 約 1,236g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約 242g |
本体とACアダプター・電源ケーブルの重さを合わせると合計約 1,478グラムです。
ただ、上記でチェックした通り、バッテリー駆動時間が4Kディスプレイでも約11時間50分ほどありましたので、
ちょっとした用事であれば、ACアダプターは持ち運ばないでも大丈夫そうです。
HD画質のWebカメラ(約90万画素)も搭載。
ちなみにXPS 13の前モデルは、ベゼル(画面のフチ)を薄くするために、ディスプレイ下側にカメラが付いていました。
▲前モデルは、ディスプレイ下にカメラが搭載されている
▲新しいモデルは、ディスプレイ上側にカメラを搭載
今回のモデルでは、小型カメラを採用し、薄型ベゼルの中にカメラが搭載されています。
下からのアングルのカメラ位置だったのが、顔の正面に近いアングル位置になりました。
左右側面とインターフェイス
■左側面
インターフェイスは左から、
- セキュリティ ケーブル スロット(V字型)
- Thunderbolt 3(USB Type-C)Power Delivery 搭載(パソコン本体への充電もここから)
- Thunderbolt 3(USB Type-C)Power Delivery 搭載
- 「バッテリー充電ステータスボタン」と「バッテリー充電ステータスライト」(ボタンを押すとバッテリー残量を確認できます)
■右側面
インターフェイスは左から、
- microSD カードスロット
- USB 3.1 Gen 2(Type-C)ポート(Power Delivery/DisplayPort機能付き)
- ヘッドセットポート(ヘッドホン / マイクを接続)
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▶デル「New XPS 13」のレビューまとめ
「デル New XPS 13」のレビューのまとめです。
- シンプルで洗礼されたデザイン。アルミボディで高級感がある
- キーボード周りに「グラスファイバー」が使われており斬新でクール
- 薄型ベゼルだから、A4サイズなみのコンパクトボディ
- 鮮やかで見やすい4Kディスプレイ
■「デル New XPS 13」のおすすめポイント・特徴
▲A4に近いサイズで持ち運びも◎
4Kディスプレイは「反射防止液晶」。
グレア液晶のように鮮やかでありながらも、光が写り込みにくいので見やすいです。
※フルHDディスプレイの場合は、反射防止ではなく、非光沢液晶です。
- USBは「USB Type-C端子」のみなので、USB-Aの機器をつなぎたい場合は、変換アダプタなどが必要。
(※USB-AをUSB Type-Cに変換するケーブルは付属していました)
■注意点など
正直なところ、New XPS 13は完成度が高く、弱点やデメリットはあまり見当たりませんでした。
デメリットなどを強いて言うなら、機器と接続する場合はUSB Type-C を利用することになるので、
USB Type-AやHDMIケーブルなどをつなぎたい場合は、変化アダプターを使う必要がある、といったところですかね。
前モデルでも感じたのですが、New XPS 13からは、デルの意気込みを感じます。
完成度が高いので、建前なしでオススメできるノートパソコンです!
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