マウス「DAIV 5P(GTX 1650 Ti搭載モデル)」実機レビュー!軽量&ロングバッテリーなクリエイター向けノートPC!

マウスコンピューター DAIV 5Pのメイン画像

マウスコンピューター「DAIV 5P(GTX 1650 Ti搭載モデル)」の実機レビューです。なお、レビュー機はメーカーからの貸出品です。
※貸出品であっても、レビューはデメリットも含めて誠実に行います。

最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」「注意点など」をあげていきます。

ここだけご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。

※なお、「DAIV 5P(GTX 1650 Ti搭載モデル)」は販売終了になりました。

▼動画編集におすすめのノートパソコンは、以下のページを参考にどうぞ!

    ■おすすめポイント・特徴

  • 15.6型のクリエイター向けノートとしては軽めの約1.53kg
  • GeForceGTX 1650 Tiと、処理性能重視のCore i7-10750H搭載
  • 長時間使えるロングバッテリー
  • タッチパッドを瞬時にオン・オフ可能
  • タッチパッドの左上をダブルタップするだけで、オン・オフを切り替えできます。

  • カスタマイズ注文も可能
  • カスタマイズ可能

    OS、メモリ、ストレージなどのカスタマイズが可能。

  • 24時間365日のサポート付き
  • 24時間365日のサポート

    ■注意点など

  • 15.6型ですが、テンキーは非搭載
  • ※「テンキーがない方がよい」という方もいるので、テンキーがないからダメというわけではなく、好みの問題です。

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■DAIV 5Pのスペック(カスタマイズで選択できる項目も含みます)

OS Windows 10 Home / Pro
ディスプレイ 15.6型 フルHD(1920×1080)、ノングレア(非光沢)
CPU インテル Core i7-10750H
メモリ 16GB / 32GB
ストレージ SSD:512GB~2TB
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX1650 Ti (4GB)
サイズ 356×233×17.9mm(突起部含まず)
重量 約1.53kg
その他 Wi-Fi 6、Bluetooth 5

※2021年5月3日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。

■今回のレビュー機のスペック
「メモリ16GB、512GB SSD(型番:21015P-CML)」

―― 使いやすさのチェック ――

▶キーボード

▲タップorクリックで拡大

▼キートップ(キーの表面)がゆるやかな球面になっていて、指先の力が逃げにくくなっています。

キートップのアップ画像

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

打鍵感が硬すぎず、キーも大きめで、キートップに凹みもあるので、慣れるとタイピングしやすい打鍵感です。

矢印キー(カーソルキー)の上下が、もう少し大きければもっとよかったです。

一番右端にHOMEやPgPUなどのキーが並んでいるのが特徴的です。

また、右側のCtrlキーの位置が一番右端です。
 

ファンクションキー(Fキー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。

Fキー

(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)

打鍵音は、やや小さめ~普通くらいの大きさです。

キーボードを斜め上からアップ

キーピッチなど

デスクトップPC用キーボードとの比較

▲デスクトップPC用キーボードと比較したところ

▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、約18ミリ。

キーピッチ

▼15.6型のノートPCなのでパームレストは十分な広さ。

パームレストに手をのせたところ

キーボードバックライトを搭載

キーボードのバックライトは、Fn+F7キーで明るく、Fn+F6キーで暗くできます。明るさは2段階で調整可能。

キーボードのバックライト

タッチパッド

タッチパッド

タッチパッドを押したときのカチカチ音は、やや大きめです。

なお、タッチパッドの左上をダブルタップすると、タッチパッドのオン・オフができるので便利です。

▶スピーカー

底面にスピーカーを搭載。

マウスコンピューター DAIV 5Pのスピーカー

スピーカーの音質は「もう少し音抜けが欲しい」と感じました。

作業中に音楽を楽しめるくらいの音質はあるかと思います。

▶ディスプレイ

角度をつけて見ても少し暗くなる程度で、それほど見づらくはなりませんでした。

ディスプレイ 正面

視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。

ディスプレイを開けるところまで開いたところを横から見たところ

色域

色域

■カバー率

sRGB 91%
Adobe RGB 70%
DCI-P3 73%

※あくまで当方で測定した数値ですので、環境や測定機器によって違いが生じる可能性はあります。

ノングレア液晶なので、写り込みしにくい

マウスコンピューター DAIV 5Pのディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、写り込みしづらいです。

ディスプレイの光の写り込み具合

作業中に光が反射してチラついたりしにくいので、目に優しく実用的です。

▶バッテリー駆動時間

■バッテリー駆動時間の実測

JEITA Ver.2.0 約18時間30分
※メーカー公表値
ネット閲覧とテキスト打ちに使用
(負荷:軽)
約12時間41分
PCMark 8 Creative
(負荷:中)
5時間59分
※バッテリー残量が20%を切るまでの時間
30分で充電できたバッテリー量 約34%

※ディスプレイの明るさ:80%で測定しています。ディスプレイをさらに暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。

※DAIV 5Pは、Control Centerというアプリケーションで動作モードの設定ができます。
今回は、「エンターテイメント:標準」に設定して計測しました。

DAIV 5P:Control Center:エンターテイメント標準に設定

さらに測定条件などを見るにはここをタップ(クリック)

■「ネット閲覧とテキスト打ちに使用」のバッテリー駆動時間 測定条件

  • ディスプレイの明るさ:80%
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ウェブ閲覧:ウェブブラウザでタブを5つ開き、各タブでウェブサイトを表示。それら各タブを1分ごとに自動で再読み込み。
  • タイピング:BBenchというソフトを使い、10秒ごとに自動でタイピング入力。
  • 以上の状態で、バッテリー残量100%から計測。

■「PCMark 8 Creative」について

ソフトウェア「PCMark 8」でのバッテリー駆動時間の測定テストです。
ウェブサイトでの3D画像の閲覧、ビデオチャットなど、バッテリー駆動時間に影響の大きい動作テストも含まれています。

ディスプレイサイズが大きいほどバッテリーを消耗しやすくなります。

大きめの15.6型ディスプレイ搭載でこのバッテリー駆動時間は、なかなかいい感じだと思います。

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。

アイドル時 ほぼ無音
※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない
ベンチマークテスト時 最大50.5db前後

図書館など静かな場所で大きなファン音がなった場合は、少し気になるかもしれません(といっても、3Dゲームを動かしたりしない限りは、そうそう大きな音は出ないでしょう)。

カフェなどでは、周りの音にかき消されるので問題ないでしょう。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

A4用紙とのサイズ比較です。

A4用紙とDAIV 5Pの大きさの比較

DAIV 5Pの薄さ

A4サイズ 297×210mm
DAIV 5P 356×233mm(×厚さ17.9 ※突起部含まず

幅は、A4サイズよりもわりと大きいです。

▼標準的な大きさのビジネスバッグにも入りましたが、余裕はあまりないです。

ビジネスバッグに入れているところ

持ち運びには、15.6型ノートに対応したリュックやバッグを使った方が安全でしょう。

脇にかかえて持っているところ

▶重さの実測:1,524グラム

DAIV 5Pの重さ

本体 約1,524g
ACアダプター+電源ケーブル 約498g

15.6型のノートパソコンとしては軽量です。

ACアダプターは重めですが、負荷の軽い使い方であればバッテリー駆動時間が約10時間以上ありましたので、
ちょっとした用事であれば、ACアダプターは持ち運ばないでも大丈夫そうです。

▶インターフェイス

■右側面

右側面

① USB 3.0 (Type-C)
② USB 3.0 (Type-A)
③ HDMI端子
④ 電源端子

■左側面

左側面

① セキュリティスロット
② ネットワーク (LAN) 端子
③ USB 2.0 (Type-A)
④ USB 3.0 (Type-A)
⑤ ヘッドホン出力 / ヘッドセット端子
⑥ microSDカードリーダー (SDXC、SDHC含む)

microSDカードを挿しても、ほぼはみ出さないので、挿しっぱなしにしておいても邪魔になりません。

SDカードを挿しているところ

ちなみに、USB Type-C端子ではディスプレイ出力できませんでした(外部ディスプレイ出力は、HDMI端子のみで可能です)。

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―― 処理性能のチェック ――

▶クリエイティブ系アプリのパフォーマンス

実際に、Adobeのアプリケーションをいくつか使ってみて、どの程度快適に使えるかチェックしてみました。

Adobe Premiere Pro

4K動画を簡単に編集してみましたが、重さを感じることなく快適に作業できました。

4K動画の場合、複雑な編集をするならグラフィックス性能がより高いPCの方がいいかもしれませんが、簡単な編集なら問題なさそうです。

※ただし、DAIV 5Pのディスプレイ自体はフルHD画質ですので、4K画質でプレビューすることはできません。

Adobe Photoshop

解像度が大きめの画像も、一瞬でフィルタなどをかけられましたし、非常に快適に使えました。

ただし、DAIV 5Pのタッチパッドは左右クリックボタンがないので、Photoshopの操作にはやや不向きです。

マウスを使った方が使いやすいでしょう。

Adobe Illustrator

スタライズでドロップシャドウをかけたオブジェクトを重ねて移動させるなどしても、動作が重くなることなく快適に使えました。

グラボ非搭載のノートパソコンだと、これくらいの作業でも重くなるので、作業効率にだいぶ差が出ます。

▶CPU性能

今回のレビュー機のCPUは「インテル Core i7-10750H プロセッサー (6コア12スレッド / 2.6-5.0GHz)」です。

※なお、以下で実施しているベンチマークテストは、Control Centerの動作モードを「パフォーマンス」に設定して計測しました。

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23のテスト結果

マルチコア 6350
シングルコア 1232
CINEBENCH R20

CINEBENCH R20のテスト結果

マルチコア 2690
シングルコア 488
CPUMark

PassMarkのCPUベンチマークテスト結果:11565

PassMarkでの同CPUの平均スコア12583よりも少し低いスコアです。
※2021年5月3日現在の平均値

少し低いスコアなのは、Core i7-10750Hは、排熱処理のしっかりしたゲーミングノートに搭載されていることも多いので、そういった点が関係していそうです。


クリエイティブな用途にも幅広く使えるCPU性能です。

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

NVMe対応PCIe3.0のSSDとしては特段速くはありませんが、SATA接続のSSDやHDDと比べると圧倒的に速いです。

SSD情報

SSD情報

ADATA製のSSDでした。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

▶グラフィックス性能

レビュー機のグラフィックスは「NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti」です。

※DAIV 5Pの2020年モデルはGeForce GTX 1650搭載でしたが、
2021年モデルは、GeForce GTX 1650 Tiにアップグレード。

3DMarkのスコア
Fire Strike 8913
Time Spy 3809

2020年モデルと比べると、Fire Strikeのスコアは約5%、Time Spyは約6%アップしています。

ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質(1920×1080) 9930 とても快適
最高品質(1920×1080) 9825 とても快適
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
標準品質(1920×1080) 10388 非常に快適
最高品質(1920×1080) 8395 非常に快適

※グラフィックス設定は、最高品質以外は「ノートPC」向けの設定にて計測。

ストリートファイターV ベンチマーク
解像度 平均フレームレート・結果
1920×1080 59.62FPS 快適にプレイ可能
FF15(ファイナルファンタジーXV)
1920×1080 標準品質 5343 やや快適

FF15など重い部類の3Dゲームでなければ、多くのゲームを遊べるグラフィックス性能があります。

ただし、ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzなので、フレームレートを気にされるゲーマーの方には向きません。

「マウスコンピューター DAIV 5P」を公式サイトで見てみる
 

―― 外観・その他のチェック ――

▶外観

マウスコンピューター DAIV 5Pの外観。斜め上からのカッコいいアングル

天板はシンプルなデザインですが、マグネシウム合金が使われており、質感がよいです。

DAIV 5Pの外観 天板側から斜め上

天板ロゴのアップ

折りたたんだ様子を斜め上から

本体底面

パームレストのアップ

 
約100万画素のWEBカメラも搭載。Windows Hello(顔認証機能)対応です。

WEBカメラ

▶付属品など

付属品一式です。

付属品の画像

  • ACアダプター
  • 電源ケーブル
  • サポートマニュアル
  • ファーストステップガイド
  • 保証書

などが付属。

▶マウスコンピューター「DAIV 5P」のレビューまとめ

「マウスコンピューター DAIV 5P」のレビューのまとめです。

マウスコンピューター DAIV 5Pの外観 見映え

15.6型のクリエイター向けノートとしては軽量です。

15.6型ノートが入るPCリュックでなら、無理なく持ち運べると思います。

バッテリー駆動時間も15.6型ノートとしては長めですし、外出先でもクリエイティブな作業をしたい方にオススメです。

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