マウスコンピューター「DAIV 5N(2020年モデル)」の実機レビュー!外出先でも動画編集などクリエイティブ作業をしたい方にオススメ!!
「マウスコンピューター DAIV 5N(2020年モデル)」の実機レビューです。なお、レビュー機はメーカーからの貸出品です。
※貸出品であっても、レビューはデメリットも含めて誠実に行います。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
ここだけご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
- 15.6型のクリエイター向けノートとしては軽めの約1.82kg
- GeForce RTX 2060搭載で動画編集などにもオススメ!
- カスタマイズ注文可能
- インターフェイスが充実
- 24時間365日のサポート付き
■おすすめポイント・特徴
「持ち運べるクリエイティブ環境」といったところ(ただし、ACアダプターは約850gなので重めです)。
OS、メモリ、ストレージなどのカスタマイズが可能。メモリは最大64GBまで拡張可能です。
▲背面にもインターフェイスがあり、Thunderbolt 3も搭載
▶ マウスコンピューター DAIV 5Nを公式サイトで見てみる
※「DAIV 5N(2020年モデル)」は販売終了になりました。
▼動画編集におすすめのノートパソコンは、以下の記事で詳しく解説・ご紹介しています。
動画編集におすすめのノートパソコンはコレだ!【2024年6月版】安いコスパ抜群モデルや軽量でも動画編集が快適なモデルまでご紹介!
■DAIV 5Nのスペック※カスタマイズで選択できる項目も含みます。
OS | Windows 10 Home / Pro |
---|---|
ディスプレイ | 15.6型 フルHD(1920×1080)ノングレア(非光沢) |
CPU | インテル Core i7-10875H |
メモリ | 16GB / 32GB / 64GB |
ストレージ | SSD:512GB~2TB |
グラフィックス | GeForce RTX 2060(6GB) |
サイズ | 355.5×236.7×19.9mm (突起部含まず) |
重量 | 実測 約1,817g |
その他 | Wi-Fi 6 |
※2020年11月3日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
「Core i7-10875H、メモリ16GB、512GB SSD(型番:20075N-CML)」
目次
―― 使いやすさのチェック ――
▶クリエイティブ系アプリのパフォーマンス
実際に、Adobeのアプリケーションをいくつか使ってみて、どの程度快適に使えるかチェックしてみました。
Adobe Premiere Pro
4K動画を簡単に編集してみましたが、問題なく作業できました。
※ただし、DAIV 5Nのディスプレイ自体の解像度は4KではなくフルHDですので、4K画質でプレビューしたい場合はご注意を。
Adobe Photoshop
解像度が大きめの画像も、一瞬でフィルタなどをかけられましたし、非常に快適に使えました。
Adobe Illustrator
スタライズでドロップシャドウをかけたテキストを複数まとめて移動させるなどしても、動作が重くなることなく快適に使えました。
グラボ非搭載のノートパソコンだと、これくらいの作業でも重くなるので、作業効率にだいぶ差が出ます。
▶キーボード
▲タップorクリックで拡大
▼キートップ(キーの表面)がゆるやかな球面になっていて、指先の力が逃げにくくなっています。
▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
打鍵感が硬すぎず、キーも大きめで、キートップに凹みもあるので、慣れるとタイピングしやすい打鍵感です。
矢印キー(カーソルキー)の上下が、もう少し大きければもっとよかったです。
テンキーは3列テンキーなのが残念なところ(テンキーが欲しい派の人からすると、無いよりマシと考えることもできるかも?)。
個人的には、テンキーの左側に少し空きスペースがあればよかったと感じます。
ファンクションキー(Fキー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。
(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)
打鍵音は、やや小さめ~普通くらいの大きさです。
キーピッチなど
▲デスクトップPC用キーボードと比較したところ
▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、約18.75ミリで、タイピングしやすいと言われる19ミリに近いです。
▼15.6型のノートPCなのでパームレストは十分な広さ。
キーボードバックライトを搭載
キーボードのバックライトは、Fn+F7キーで明るく、Fn+F6キーで暗くできます。明るさは4段階で調整可能。
スタートメニュー ⇒ Control Centerで、バックライトの色や効果を変更できます。
バックライトのカラー選択をすべて同じ色にすれば、一色だけのバックライトにすることもできます。
タッチパッド
タッチパッドを押したときのカチカチ音は、やや大きめです。
なお、タッチパッドの左上をダブルタップすると、タッチパッドのオン・オフができるので便利です。
▶スピーカー
底面にスピーカーを搭載。
「もう少し音抜けが欲しい」と感じることもありましたが、普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあります。
「THX SPATIAL AUDIO For PCs」がインストールされており、ある程度の音質調整ができます。
▶ディスプレイ
角度をつけて見ても少し暗くなる程度で、それほど見づらくはなりませんでした。
▲横から角度をつけて見たところ
色域
■カバー率
sRGB | 97% |
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Adobe RGB | 75% |
※あくまで当方で測定した数値ですので、環境や測定機器によって違いが生じる可能性はあります。
液晶ディスプレイとしては、広めの色域をカバーしています。
ノングレア液晶なので、写り込みしにくい
マウスコンピューター DAIV 5Nのディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、写り込みしづらいです。
作業中に光が反射してチラついたりしにくいので、目に優しく実用的です。
▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
JEITA測定法2.0 | 約5時間30分 ※メーカー公表値 |
---|---|
ネット閲覧とテキスト打ちに使用 (負荷:軽) |
4時間24分 |
PCMark 8 HOME (負荷:中) |
3時間4分 ※バッテリー残量が20%を切るまでの時間 |
30分で充電できたバッテリー量 | 約25% |
※ディスプレイの明るさ:80%で測定しています。ディスプレイをさらに暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。
ディスプレイサイズが大きいほどバッテリーを消耗しやすくなります。
大きめの15.6型ディスプレイ搭載でクリエイター向けノートと考えると、悪くはないと思います。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大53.7db前後 |
アイドル時はほぼ無音ですが、ファンがフルで頑張り出すと音は大きめです。
自習室など静かな場所だと目立ってしまうかもしれませんが、人が多いカフェなどでは、周りの音にかき消される程度だと思います。
処理性能重視のノートパソコンなので、排気音がある程度大きくなってしまうのは仕方がないところでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
A4用紙とのサイズ比較です。
A4サイズ | 297×210mm |
---|---|
DAIV 5N | 355.5×236.7mm(×厚さ19.9mm ※突起部含まず) |
ベゼル(ディスプレイのフチ)は薄いので、15.6型としては比較的コンパクトです。
ただし、A4サイズ対応の標準的なビジネスバックに入れるのはきびしいです。
▶重さの実測:1817グラム
本体 | 約1,817g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約847g |
15.6型のクリエイターノートとして考えると、やや軽量です。
消費電力が大きいためか、ACアダプターが重いのは残念なところ。
▶インターフェイス
■右側面
① microSDカードリーダー(※UHS-I対応)
② USB 3.0 Type-A
▼microSDカードを挿すと、少しはみ出します。
■左側面
① セキュリティスロット
② USB 3.1 Type-A(常時給電対応)
③ マイク端子
④ ヘッドホン出力端子
■背面
① Thunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)(DisplayPortオルタネートモード対応)
② HDMI
③ ネットワーク(LAN)端子
④ 電源端子
背面にもインターフェイスがあり、インターフェイスは充実しています。
Tnunderbolt 3を搭載しているのも嬉しいポイント。
ちなみに、「Thunderbolt 3」と「HDMI端子」に外付けモニターを接続して、トリプルディスプレイ(外部ディスプレイ2台接続)にできました。
―― 処理性能のチェック ――
▶CPU性能
今回のレビュー機のCPUは「インテル Core i7-10875H プロセッサー(8コア16スレッド / 2.3-5.1GHz)」です。
CPUMark
PassMarkでの同CPUの平均スコア16028※よりも高いスコアなので、CPUのパフォーマンスはしっかり出ています。
※2020年11月3日現在の平均値
CINEBENCH R20
マルチコア | 4380 |
---|---|
シングルコア | 507 |
CPU性能は高いです。
▶SSDのデータ転送速度
NVMe対応PCIe3.0×4のSSDとしては特段速くはありませんが、SATA接続のSSDやHDDと比べると圧倒的に速いです。
SSD情報
ADATA(エイデータ)のゲーミング向けブランドXPGのSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶グラフィックス性能
マウスコンピューター DAIV 5Nのグラフィックスは「NVIDIA GeForce RTX 2060」です。
3DMarkのスコア
Fire Strike | 16241 |
---|---|
Time Spy | 6740 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質(1920×1080) | 15427すごく快適 |
---|---|
最高品質(1920×1080) | 15337すごく快適 |
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
標準品質(1920×1080) | 18172 非常に快適 |
---|---|
最高品質(1920×1080) | 14697 非常に快適 |
※グラフィックス設定は、最高品質以外は「ノートPC」向けの設定にて計測。
ストリートファイターV ベンチマーク
解像度 | 平均フレームレート・結果 |
---|---|
1920×1080 | 59.99FPS 快適 |
FF15(ファイナルファンタジーXV)
1920×1080標準品質 | 9360 とても快適 |
---|---|
1920×1080高品質 | 7154 快適 |
というわけで、多くの3Dゲームを快適に遊べるグラフィックス性能です。
ただし、ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzなので、フレームレートを気にされるゲーマーの方には向きません。
―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
天板はシンプルなデザインですが、マグネシウム合金が使われており、質感がよいです。
約100万画素のWEBカメラも搭載。Windows Hello(顔認証機能)対応です。
WEBカメラ利用時は、少し下からのアングルで顔が写ることになるので、少しイヤかも?
▶付属品など
付属品一式です。
- ACアダプター
- 電源ケーブル
- サポートマニュアル
- 保証書
- ファーストステップガイド
などが付属。
▶マウスコンピューター「DAIV 5N」のレビューまとめ
「マウスコンピューター DAIV 5N」のレビューのまとめです。
15.6型のクリエイター向けノートとしてはやや軽量です。
本体が約1.8kgで、ACアダプターが約850gなので、ACアダプターも入れると重くなりますが、15.6型ノートが入るPCリュックでなら十分持ち運べると思います。
CPU性能もグラフィックス性能も高いので、外出先でも動画編集などクリエイティブな作業をしたい方にオススメですよ。
▶ マウスコンピューター DAIV 5Nを公式サイトで見てみる
※「DAIV 5N(2020年モデル)」は販売終了になりました。
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