DTMにおすすめのノートパソコンはコレだ!【2024年7月版】
パソコンでDTMをやるとなると、「どんなパソコンを選ぶのか?」はかなり重要なポイントです。
DTMって、パソコン以外にも音楽機材にお金がかかりますよね?
↑この下から2番目の青いのが「RME Fireface800」というオーディオインターフェイスで、20万円くらいしたのですが、お金がないときにクレジットカードの「24分割払い」で無理やり買ったので、きつかったです(笑)
DTMは色々と機材が欲しくなってお金がかかりがちなので、パソコン選びに失敗して余計な出費がかさむことは避けたいところです。
というわけでこのページでは、DTMをやるにはどのようなノートパソコンを選べばいいのかを解説したいと思います。
なお、解説が多岐にわたってしまいましたので、必要そうな部分だけ読んでいただければと思います(笑)
「どのパソコンを買えばいいのかすぐに知りたい」という方は、
⇒2024年7月現在で、DTMにおすすめのノートパソコンをご覧いただければ大丈夫です。
目次
▶ どのくらいのスペックのノートパソコンを買えばいいのか?
CPU:Core i5以上がおすすめ
パソコンの頭脳にあたるCPUですが、DTM用のパソコンであれば、CPUはインテルの「Core Ultra 7またはCore i7」以上のCPUがおすすめです。
CPUの名前 | 性能・用途 |
---|---|
・Core Ultra 7 ・Core i7 |
性能:★★★★★ 値段は高いが、高性能。動画編集やゲームなどハイスペックな性能のCPUが必要な時に。 |
・Core Ultra 5 ・Core i5 |
性能:★★★★ 一般的なアプリケーションを使うのには十分な処理性能。 |
Core i3 | 性能:★★★ そこそこの性能があり、コストパフォーマンスに優れている。 |
・Celeron | 性能:★ 値段が安い。いわゆる「廉価版」。値段は安いが、性能はCoreシリーズと比べると劣る。 |
Atom | 性能:★ 低価格PC向けのCPU。軽量・薄型なので、低価格帯のミニノートパソコンに使われていることが多くパワーは低い。性能はCoreシリーズと比べると劣る。 |
DTMは、リアルタイムで音を録音したり、VSTなどのプラグインで音を加工しますから、それなりにCPU性能を必要とします。
非力なCPUでは、DAWソフト(音楽制作ソフト)の機能を十分にいかしきれません。
なお、パソコンのCPUは、AMD社のCPUが搭載されたパソコンも販売されています。
しかし、DTM関連のソフトウェアやオーディオインターフェースは相性が非常に重要なので、インテル製CPUを搭載したパソコンを選ぶのが無難です。
メモリ:16GB以上を推奨
メモリは、パソコンの「短期記憶」を担当するパーツです。
メールを見たり、文書を作成したりするくらいなら、8GB程度のメモリでも処理はできます。
しかし、DTMをやるとなると、扱うファイルサイズがメールや文書ソフトに比べて格段に大きいですし、扱う音源の数も多いので、16GBは欲しいです。
たくさん音源を使ったり、トラック数を多くしたいなら、メモリ32GB以上搭載しておくと、かなり余裕が出ます。
ストレージにSSD搭載のモデルを必ず選ぶべし
ストレージは、データを保存しておく場所です。
-
■ストレージを大きく分けると、この2つ
- SSD(ソリッドステートドライブ)
- HDD(ハードディスクドライブ)
以前はSSD自体が存在していなかったので、どのパソコンにもHDDが搭載されていました。
しかし、今はストレージはSSDが主流です。
SSDは、HDDにくらべて非常に高速でデータの読み書きができるので、楽曲や音源のロード時間を短縮できます。
パソコンでDTMをするときに気になるのは、楽曲や音源を読み込むときのロード時間ですが、SSDでだいぶ解消できます。
まさに、SSDはDTMに最適のストレージです。
最近、SSDの値段がこなれてきたため、SSD搭載パソコンが購入しやすくなってきました。
DTMをやるためのパソコンを買うときは、絶対にSSDを搭載したパソコンを選びましょう。
※といっても、まっとうなメーカーのパソコンであれば、現行パソコンのメインストレージは、ほぼSSDです。
SSDを搭載したパソコンの選び方
ただ、「SSD搭載のパソコンを選びましょう!」とは言っても、SSDを搭載していればなんでもいいわけでありません。
SSDの容量が少なすぎると、容量が足りなくなってしまう可能性があるからです。
個人的には、500GB~1TBくらいの容量をおすすめします。
以下のような理由で、DTMではストレージの容量を食いやすいです。
- ソフトウェア音源によっては大容量なものもある(80GB以上など)
- 録音する場合、オーディオデータがたまって容量を食いやすい
もちろん、外付けSSDを活用してもいいんですが、容量に余裕があるに越したことはないです。
DTMは何かとストレージ容量を食いますので、容量不足には本当に気をつけてください。
僕はそれで一度泣きをみたことがあるので(笑)
ノートパソコンの場合:ディスプレイの選び方
「フルHD以上の解像度」のディスプレイ搭載ノートを選ぶ
ノートパソコンを買う場合は、ディスプレイの解像度はフルHD以上のものを選びましょう。
※最近は、フルHD以上の解像度のディスプレイを搭載しているノートパソコンが大半ですが、安いノートパソコンは、まだHD画質などフルHDよりも解像度が低い製品もあります。
音楽制作ソフトは、画面に色々なパラメータやボタンが表示されますよね?
ディスプレイの解像度が低いと、1つの面積あたりに表示できる情報量が少ないということです。
そのため解像度が低いと、色々なパラメータやボタンがデカく表示されてしまうので、画面がせまくて作業しづらいんです。
というわけで、ノートパソコンを買うときは、ディスプレイの解像度がフルHD以上のものを選びましょう。
デスクトップPCは液晶モニターを買い替えたりできますが、ノートパソコンはそうはいきませんから・・・(笑)
ノングレア(非光沢)ディスプレイを選ぶ
また、ディスプレイには「グレア(光沢)」と「ノングレア(非光沢)」があります。
グレアは、パッと見は綺麗に見えるのですが、余計なものが映り込んで作業しづらくなることがあるので、ノングレアがおすすめです。
×:グレア(光沢)
◯:ノングレア(非光沢)
画面サイズは大きい方が作業しやすいが、重さも増す
DAWソフトでは、色々なパラメーターやボタンが画面に細かく表示されるので、画面は大きい方が作業はしやすいです。
ただ、ノートパソコンの場合は、画面が大きいと重さも増します。
重くなると持ち運びも大変です。
ノートパソコンの場合、「画面の大きさ」と「持ち運びのしやすさ」のバランスを考えると、14インチ程度のノートPCがおすすめです。
▶ DTMにおすすめのノートパソコンはコレ!【2024年7月版】
DTM用のノートパソコンはどんなスペックのものを選べばいいのか解説したところで、2024年7月現在でおすすめのノートパソコンをご紹介します。
おすすめ その1は、「DAIV Z4-I7I01SR-A」です。
DAIVは、マウスコンピューターのクリエイター向けPCブランドで、スペックが高いので、DTMに使うのにもオススメ。
14インチでモバイルノートとしては、やや大きめのディスプレイ。
重さ約975kgなので、軽くて持ち運びもしやすいです。
基本スペックは、
- CPU:Core i7-1360P
- ストレージ:500GB SSD
- メモリ:16GB
ですが、「DAIV Z4-I7I01SR-A」はカスタマイズ注文ができるので、SSD容量やメモリを増やして余裕をもたせるのもいいと思います。
- Thunderbolt 4
- USB 3.1 Type-C
- USB 3.0 Type-A×2つ
などを搭載し、インターフェイスも充実。
Core i7-1360PはCPU内臓のグラフィックス性能が高めなので、ライトな動画編集にも使えます。
▼以下の実機レビューでポイントもすぐに分かりますので、参考にどうぞ!
DAIV Z4-I7I01SR-Aを通常価格よりもおトクな179,800円(税込)に設定した、
DAIV Z4-I7I01SR-A これがおすすめノートパソコン限定モデル
を特別に販売いただけることになりました!
通常モデル同様、カスタマイズ注文もできますよ。
大変おトクですので、この機会をお見逃しなく!
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価格 | 189,800円(税込)~ ※2024年11月13日現在の通常モデルの価格 |
---|---|
OS | Windows 11 Home / Pro / 10 Pro |
ディスプレイ | 14型 WUXGA (解像度1920×1200)、ノングレア (非光沢) |
CPU | インテル Core i7-1360P |
メモリ | 16GB / 32GB / 64GB |
ストレージ | 500GB~4TB SSD |
グラフィックス | インテル Iris Xe |
インターフェイス | Thunderbolt 4、USB 3.0 Type-A×2、USB 3.1 Type-C、HDMI、SDカードリーダー、ヘッドホン出力/ヘッドセット端子 |
バッテリー駆動時間 | 約11時間 |
サイズ | 308.8×213×16.4mm(突起部含まず) |
重さ | 約975g |
⇒ 「DAIV Z4-I7I01SR-A」を公式サイトで見てみる
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デスクトップPCもあります
ちなみに、DAIVブランドには、もちろんデスクトップPCもあります。
デスクトップパソコンであれば、おすすめは、
クリエイター向けのデスクトップPCなので、拡張性も高いですし、USBポートも多いです。
カスタマイズ注文可能なので、2~4TB程度のHDDを追加するのがオススメです!
DTMにはもちろんのこと、動画編集にも使えるスペックです。
■標準スペック
価格 | 294,800円(税込)~ ※2024年10月23日現在の価格 |
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OS | Windows 11 Home |
CPU | インテル Core i7-14700KF |
メモリ | 32GB(最大128GB) |
ストレージ | 1TB SSD |
グラフィックス | GeForce RTX 4060(VRAM 8GB、GDDR6) |
インターフェイス | USB3.0×7、USB3.2×1、USB2.0×2、LAN、ヘッドホン出力・ヘッドセット端子、マイク入力、ラインイン、ラインアウト、S/PDIF、PCI Express x16×2(空き1)、PCI Express x1×3(空き2) |
サイズ | 約 幅220×奥行530×高さ525mm |
重さ | 約11.5kg ※標準構成の場合 |
※カスタマイズ注文もできます。
富士通「FMV Zero(LIFEBOOK WU4/H1)」は、14型で約888g~という超軽量ノートパソコン。
約888g程度の重さでかなり軽いので、持ち運びがとてもラクです。
クールな「オールブラック」デザインで、PCの見た目にこだわる方にもオススメなルックス。
▼以下は、旧モデルの写真ですが、このようにキーボードの各キーに「日本語かな」が刻印されていない点も、デザイン面に大きくプラスになっています。
軽量ノートでありながらもインターフェイスが充実しているのも嬉しいポイント。
また、初期状態でインストールされているのは必要最低限のソフトのみなので、ストレージ容量を有効活用できます。
オススメのスペックは、
- Core i7+メモリ16GB
- ストレージ:512GB SSD以上
なのですが、このスペックにすると、なかなかのお値段になってしまうのが難点です。
キーボードがタイピングしやすいのもオススメポイントです。
価格 | 144,800円(税込)~ ※2024年7月17日現在の価格 |
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OS | Windows 11 Home / Pro |
ディスプレイ | 14型 WUXGA(解像度1920×1200)、ノングレア(非光沢) |
CPUとメモリ | Core i5-1340P+8GBメモリ Core i5-1340P+16GBメモリ Core i7-1360P+16GBメモリ Core i7-1360P+32GBメモリ |
ストレージ | 256GB~2TB SSD |
グラフィックス | インテル Iris Xe |
インターフェイス | Thunderbolt 4(USB 4)×2、USB 3.2 Type-A×2、HDMI、有線LAN端子、microSDカードリーダー、マイク入力/ヘッドホン出力/ラインアウト/ヘッドセット兼用端子 |
バッテリー駆動時間 | 約29.5時間 |
サイズ | 308.8×209×17.3(最厚部)mm(突起部含まず) |
重さ | 約888g~ |
⇒ 富士通 LIFEBOOK WU4/H1【FMV Zero】を公式サイトで見てみる
よりパワー重視でいきたいなら「G-Tune E5-I9G60BK-A」がオススメ。
24コア / 32スレッドのCore i9-14900HXの圧倒的なパワーで、作業が快適にできます。
15.3インチで2560×1600ドットの高解像度ディスプレイなので、細かい部分も見やすく作業しやすいです。
ただし、パワーがある分、バッテリーは消費しやすいので、電源を確保できる場所での使用がオススメです。
メモリ64GB、SSD2基搭載などのカスタマイズ注文も可能ですよ。
価格 | 299,800円(税込)~ ※2024年11月13日現在の価格 |
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OS | Windows 11 Home / Pro |
ディスプレイ | 15.3型 WQXGA(解像度2560×1600)、アスペクト比16:10、ノングレア(非光沢)、240Hz |
CPU | インテル Core i9-14900HX |
メモリ | 32GB / 64GB |
ストレージ | SSD:1TB / 2TB / 4TB ※カスタマイズでSSD2基搭載も可能 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop(8GB) |
サイズ | 342×245×22.1mm(突起部含まず) |
重さ | 約2.09kg |
⇒ マウスコンピューター「G-Tune E5-I9G60BK-A」を公式サイトで見てみる
▶ DTMやるならWindows(Win)とMacどっちがいいのか?
ノートパソコンを使ってDTMをやる場合、Windows(Win)パソコンがいいのか?それともMacの方がいいのか?というのが気になるかもしれません。
Windowsパソコンのメリット
DAWの選択肢が広い
Windows OSの方が、DAW(ディー・エー・ダブリュー)、つまり音楽制作ソフトの選択肢がたくさんあります。
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■Windows専用のDAWソフト
- ACID
- ABILITY
- Singer Song Writer
- Cakewalk by BandLab(旧SONAR)
など
これらのソフトを使いたい場合は、Winパソコンを選ぶしかありません。
厳密に言うと、MacでもWindows OSを動かすこともできますが、
「MacでWindows OSを動かして、WindowsでDAWソフトを使う」
といった使い方は、Macの仕様によってはソフトがうまく動かない可能性や、パフォーマンスがしっかり出ない可能性もありますので、おすすめはしません。
逆に、Macでしか使えないソフトは、有名どころだと「Logic Pro」と「GarageBand」です。
これらは、両方ともアップル社のソフトなので、Macでしか使えません。
Cubese、Protools、デジタルパフォーマーなどは、WinでもMacでも、どちらでも動かせます。
(※デジタルパフォーマーは、以前はMac専用ソフトでしたが、最近のバージョンではWindowsにも対応しています)
PCパーツが豊富
これは、パソコンを組み立てる方や、パソコンを拡張する場合の話ですが、Winパソコンの方がパーツ豊富です。
パーツも安く入手しやすいです。
Macよりもコスパが良い
WindowsパソコンはMacに比べるとパソコン本体が安いです。
DTMに使うパソコンとなると、ある程度ハイスペックなパソコンが必要なのですが、Macでハイスペックな仕様にすると、かなり値段が高いです。
DTMはソフト類もそれなりの値段しますから、パソコン自体の価格を安くできるのはWindowsパソコンを使う大きなメリットです。
Windowsパソコンのデメリット
Windowsパソコンは、各パソコンによって中身の仕様が違います。
そのため、場合によってはDAWが安定して動作しない可能性もあります(相性問題)。
ただ、昔はパソコンにサウンドカードを挿して、それにオーディオインターフェイスをつないで使うのが普通でした。
そのときはパソコンとオーディオインターフェイスの相性が悪くて、うまくDAWが動かないことも、わりとありました。
今は、USBなどケーブル一本でつなぐだけなので、相性問題も少なくなった印象です。
Macのメリット
Mac専用のDAWソフトが使える
有名どころだと「Logic Pro」、「GarageBand」などのソフトはMac専用ソフトです。
これらのソフトがどうしても使いたい場合は、Macを選ぶしかありません。
なお、
- Cubese
- Protools
- DP(デジタルパフォーマー)
- Studio One
- FL Studio
などは、WindowsでもMacでも、どちらでも動かせます。
デザインがおしゃれ
Macのデザインはオシャレなので、そこに魅力を感じてMacを買う人もいます。
同じ環境の人が多いのでマシントラブルが解決しやすい
Windows PCは、パソコンによって細かい仕様の違いがあります。
一方、Macの場合はラインナップが少ないので、同じ環境で使用している人が多いです。
機器のトラブルが生じたときに、解決しやすいと考えられます。
ちなみに、昔はDTMはMacがお決まりで、プロミュージシャンはこぞってMacを使っていましたが、今ではWindowsでも普通に作曲できます。
WindowsとMacどちらがいいのか総評
おしゃれさを取るならMacがいいと思います。
ただ、DTMはソフト類もそれなりの値段がするので、安く済ませたいのと、あとはDTM以外の用途にもパソコンを使うので、私はWindowsでDTMをしています。
- コストパフォーマンス重視(価格面を重視)
- パソコンでDTMができればどちらでもいい
- DTM以外にも色々とパソコンを使う
このような方には、Windowsパソコンがおすすめです。
身近な人が教えてくれるかどうかも考慮する
ちなみに、DTMソフトはそれぞれのソフトで機能が豊富にあります。
それを使いこなすためのノウハウを覚えるのは、なかなか大変です。
そんなとき、経験者から操作方法などを教わりながらマスターしていければ、それが一番の近道です。
ただ、教えてくれる人がいると言っても、その人と同じDTMソフトを使ってないと教わることができませんよね。
例えば、Cubeseを使っている人にDTMを教わるなら、やっぱり自分もCubeseを使った方がいいです。
この場合、Cubeseは、WinでもMacでもどちらでも動かせるので、パソコンはWinでもMacでもどちらでも大丈夫です。
しかし、Logic Proを使っている人に教わるなら、やはりMacを買ってLogic Proを導入しないと、十分に教えてもらうのは難しいと思います。
誰かに教わる前提なら、その人の制作環境を考慮してパソコンを選びましょう。
▶ デスクトップとノートパソコン、それぞれのメリット・デメリット
さて、ここではDTMをやるにときのデスクトップパソコンとノートパソコン、それぞれのメリット・デメリットを書いておきます。
デスクトップパソコンのメリット
ノートパソコンよりもコスパが良い
同じくらいの処理性能の場合、ノートパソコンよりもデスクトップパソコンの方が安いです。
パーツもノートパソコン向けのものよりも安く揃えられます。
増設しやすい(拡張性が高い)
デスクトップPCは、ケースが大きいので、ノートパソコンに比べてパーツの拡張がしやすいです。
USBポートを増設したり、SSDなどのストレージを増やしたり交換したりといったことは、ノートパソコンでは難しいですが、デスクトップPCなら、わりと簡単にできます。
購入後にスペックなどが気に入らなくなった場合でも、自分でパーツ交換などが可能です。
故障時も、故障したパーツが分かれば、そのパーツだけ交換して使い続けられることもあります。
デスクトップパソコンのデメリット
持ち運びができない
デスクトップパソコンは、ノートパソコンのように気軽に持ち運びができません。
ノートパソコンだったら、スタジオやバンドメンバーの部屋に持っていって、そこで制作をつめたりできますが、そういったことができないのは大きなデメリットですね。
置き場所をとる
デスクトップパソコンは、ノートパソコンのように折りたたんだりできませんから、置き場所を確保しておかなければなりません。
液晶モニターの場所も含めると、そこそこのスペースが必要です。
ノートパソコンのメリット
持ち運びができるので、ライブやスタジオで使うこともできる
これは当然のことですが、ノートパソコンの最大のメリットは「持ち運びがしやすい」ということです。
スタジオやバンドメンバーの部屋に持っていって録音したり、ライブでの音源として使うこともできます。
場所をとらない
ノートパソコンは折りたためるので、普段置いておくのに場所をとりません。
ノートパソコンのデメリット
拡張性がない
ノートパソコンは、メモリ増設くらいでしたら簡単にできるのですが、USBポートを増設したりはできません。
デスクトップPCのような拡張性はありません。
USBポートが少ない
オーディオインターフェイスやUSBドングル(DAWソフトのライセンス情報を入れておくもの)をパソコンにつなぐときに、USBポートが必要です。
ノートパソコンはUSBポートが少ないので、その点がデメリットです。
一体になっているのでまとめて修理に出さなければならない
パソコンが故障したとき、故障したパーツだけ交換すれば、すぐに直せてしまう場合もあります。
それと比べると、ノートパソコンはパーツ交換などがしづらいため、ノートパソコン丸ごと修理に出さなければならない確率が高くなります。
ノートパソコン丸ごと修理に出してしまうと、当然その間は音楽制作ができません。
ただそうは言っても、わたしはノートパソコンを修理に出したことは一度もありません(笑)
▶ DTM用のノートパソコン「どこで買うのがいいのか?」
DTM用のノートパソコンは、どこで買うのがいいのかですが、これはBTOパソコン・メーカーのサイトから買うのがおすすめです。
中古パソコンはやめておいた方がいい
パソコンというのは自動車と同じです。つまりエンジンをかけている時間が長くなればなるほど、消耗していきます。
起動時間が長いものほど消耗がひどくなっています。
ですから、中古パソコンの場合は、思ったよりも寿命が短く、買ってすぐに壊れてしまう可能性もあります。
パソコンが壊れてしまうと、修理したとしても、またソフトをインストールしたり、音源を入れ直すのが非常に面倒です。
大事な音楽データが消えてしまう恐れもあります。
わたしは、ソフトをインストールしなおしたりする作業が大嫌いなので、絶対に中古パソコンは買いません(笑)
というわけで、パソコンは新品で買うのがおすすめです。
新品だかといって極端に高いわけでもありませんし、中古だからといって、ものすごく安いわけでもありませんから。
BTOパソコンがおすすめ
BTOパソコンは、パーツ構成をある程度、自分で決めて注文できるパソコンのことです。
(BTO=Build To Orderの略)
CPUやメモリを、標準構成よりも上のグレードに変更したりすることも可能です。
また、BTOパソコンには、余計なソフトがついてきません。
国内有名メーカーのパソコンを買うと、製品出荷の時点で使うかどうかも分からないソフトがたくさんインストール(プリインストール)されている場合もあります。
いらないソフトがインストールされてしまうと、システムディスクの容量を無駄に消費してしまい、損です。
しかし、BTOパソコンならそういったソフトはなく、何も追加しなければ、インストールされるのは、Windows OS、OS標準ソフト、ウィルスセキュリティソフトのお試し版くらいです。
ほぼまっさらな状態で届くので、あとは必要なDAWソフトや音源ソフトなどをインストールすればOKです。
というわけで、BTOパソコンは必要ないもの(余計なソフト)をカットしつつ、価格面でも安く買うことができるのでおすすめです。