「G TUNE FZ-I7G7T」の実機レビュー!新ケースがカッコいい!ゲーミングデスクトップPC【マウス G TUNE FZシリーズ】
Core Ultra 7 265K | メモリ32~128GB |
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RTX 5070 Ti | 新ケース |
「マウスコンピューター G TUNE FZ-I7G7T」の実機レビューです。
今回は、当サイトの購入品を使ってレビューします。
2025年1月31日に、マウスコンピューターのゲーミングブランドG TUNEの、
G TUNE「リブランド&新製品発表会」
が行われまして、その際に発表されたのが今回レビューする「G TUNEゲーミングデスクトップPCの新ケース」です。
▼以下のように「G TUNEのリブランド」では、ロゴデザインも新しくなりました。
▲旧ロゴ
▲新ロゴ
もちろん今回の新ケースにも、新しいG TUNEロゴが使用されています。
目次
▶スペック表
■G TUNE FZ-I7G7Tのスペック
OS | Windows 11 Home / Pro |
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CPU | インテル Core Ultra 7 265K / Ultra 9 285K |
メモリ |
32GB / 64GB / 128GB いずれもデュアルチャネル転送対応 |
ストレージ | SSD:2TB / 4TB ※増設も可能 |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ / Blu-rayディスクドライブ |
電源 | 850W電源 / 1000W電源 / 1200W電源 |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti(GDDR7 16GB) |
サイズ | 約 幅240×奥行500×高さ510mm(突起部含む) |
重さ | 約15.8kg(標準構成の場合の公称値) |
その他 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5 |
※カスタマイズで選択できる項目を含みます。
※2025年4月8日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
■今回のレビュー機のスペック
「インテル Core Ultra 7 265K、メモリ32GB、2TB SSD、1000W電源(型番:FZI7G7TG8BFDW101DEC)」
また、以下の製品名・型番の製品も同じケースなので、今回のレビューをベンチマーク以外は参考にしていただけると思います。
- G TUNE FZ-I9G90(型番:FZI9G90G8BFDW102DEC)
- G TUNE FZ-I9G80(型番:FZI9G80G8BFDW101DEC)
- G TUNE FZ-I7G80(型番:FZI7G80G8BFDW101DEC)
- G TUNE FZ-I7A8X(型番:FZI7A8XG8BFCW101DEC)
- G TUNE FZ-I7G70(型番:FZI7G70G8BFDW101DEC)
▶デザイン
▼前面の「縦のスリット」が特徴的なデザインですね。
この縦のスリットは、プラスチックではなくアルミ製なので、質感もよいですよ。
▼赤く光るG TUNEロゴもデサインアクセントとしていい感じです。
なお、ライティングのカラーは、赤以外にすることはできません。
本体上面のボタンを押せば、ライティングの明るさを3段階で調整可能したり、OFFにすることもできます。
▼上部には「引き出しタイプのヘッドフォンホルダー」もあり、便利です。
▼冷却面では、フロントとボトムから吸気。
底面のゴム付き大型スタンド(足)は大きめなので、ボトムからもエアフローがしっかり入ります。
排気は、トップおよびリアから行います。
▶インターフェイス
上面
① 電源ボタン
② USB 3.0 Type-A×2つ(5Gbps)
③ USB 3.2 Type-C(20Gbps、画面出力には非対応)
④ ヘッドホン出力・ヘッドセット端子 4極(CTIA準拠)
⑤ LEDスイッチ(押すとLEDライトの明るさを3段階で調整または消灯可能)
背面
① HDMI(最大3840×2160 / 60Hz)
② Display Port(最大3840×2160 / 60Hz)
③ Thunderbolt 4×2つ(40Gbps、画面出力に対応)
④ USB 3.1 Type-A×2つ(10Gbps)
⑤ USB 3.0 Type-A(ULTRA USB POWER)×2つ(5Gbps、電源要求の激しいUSBデバイスに最適化されたポート)
⑥ USB 3.0 Type-A(Lightning Gaming Ports)×2つ(5Gbps、高い反応速度が要求されるゲーミングマウスやキーボード等の接続に最適化されたポート)
⑦ ネットワーク(LAN)端子
⑧ オーディオコネクタ左上からS/PDIF端子、リアスピーカー端子、センター / サブウーハー端子
左下からマイク端子、ラインアウト端子、ラインイン端子
⑨ HDMI 2.1b(最大7680×4320 / 60Hz)
⑩ DisplayPort 2.1b×3つ(最大7680×4320 / 120Hz)
初めてゲーミングPCを買う方向けに書いておきますが、①と②も映像出力端子ではありますが、
⑨と⑩がビデオカードの映像出力なので、基本的にディスプレイは⑨か⑩に接続しましょう。
―― G TUNE FZ-I7G7T 内部をチェック ――
・内部:左側面
▼左側面のガラスパネルは、引っ張ればカンタンに取り外し可能。
増設やパーツ交換もしやすいです。
今回のレビュー機はNVIDIA GeForce RTX 5070 Ti搭載ですが、グラフィックボードのメーカーはMSIでした。
(※必ずMSIのグラボが搭載されているかどうかは分かりません。)
▼グラフィックボードを支え、経年によるズレや落下を防止するサポートバーも、もちろんあります。
M.2ストレージはメインSSD含めて合計3台取り付け可能。
・内部:右側面
ケーブル類は、右側面(マザーボードの裏側)に集約されています。
これによりガラス面から見たときに、内部がかっこよく見えるだけでなく、エアフロー(空気の流れ)をケーブルで邪魔しないという側面もあります。
電源ユニットは専用シュラウド内に設置し、独立したエアフローで冷却します。
▶静音性
4K画質でファイナルファンタジー15ベンチマークを30分ループ再生させてみたところ、少しファン音はしていましたが、うるさくはありませんでした。
動画のレンダリング時などは、ややファン音が大きくなるときもありましたが、静音性の面では、多くのケースで静かに使えると思います。
▶サイズ
サイズ(縦置き時) | 約 幅240×奥行500×高さ510mm(突起部含む) |
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▲幅1200×奥行600mmのデスクの下に置いたところ
幅1200mmのデスクの下に置いて、さらにチェアを置くと、あまりスペースに余裕はないな~という感じです。
1400mm幅のデスクなら、もう少し余裕をもって置けると思います。
▶重さの実測:約17.47kg
本体 | 約17.47kg |
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公称値は約15.8kgですが、レビュー機は電源を1000Wにカスタマイズしていることもあってか、約17.47kgでした。
―― G TUNE FZ-I7G7Tの処理性能チェック ――
■レビュー機のスペック
CPU | インテル Core Ultra 7 265K |
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メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB SSD |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti |
処理性能の概要
3Dゲームに関しては、4K画質でも多くのゲームを快適に遊べそうです。
CPU・グラフィックスともにパワーがありますから、ゲーム以外に、動画編集などのクリエイティブ用途に使うのにもオススメです。
▶CPU性能
■レビュー機のCPU
- インテル Core Ultra 7 265K
- 20コア(Pコア×8、Eコア×12) / 20スレッド
- 最大周波数5.5GHz
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。
マルチコア | 29901 |
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シングルコア | 2252 |
- 当サイトで計測したスコアです。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
- CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。
CPU性能はやはり高いです。
ちなみに、Core Ultra 7 265Kは「Core Ultra」なので、NPUも入ってます。
最大13 TOPSなので、NPU入りプロセッサーの中では、高いNPU性能というほどではありませんが、一応NPU入りです。
CPU Mark
ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。
スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。
マルチスレッド | 59762 |
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シングルスレッド | 5060 |
PassMarkでの同CPU(Core Ultra 7 265K)の平均スコア58768※よりも高いスコアでした。
※2025年4月11日現在の平均値
CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。
▶ゲーミング性能
■3Dゲームのベンチマーク・FPS数
マウスコンピューター G TUNE FZ-I7G7Tのグラフィックスは「NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti(GDDR7 16GB)」です。
3DMark ベンチマークスコア
Fire Strike スコア | 48658 |
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Time Spy スコア | 25100 |
Port Royal スコア | 18837 |
Steel Nomad スコア | 6517 |
モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
解像度・グラフィックプリセット | 平均FPS・結果 |
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1920×1080 ウルトラ | 161.52 FPS / 非常に快適にプレイできます |
2560×1440 ウルトラ | 144.03 FPS / 非常に快適にプレイできます |
3840×2160 ウルトラ | 107.28 FPS / 快適にプレイできます |
※グラフィックス・セッティングは、高画質順にウルトラ > 高 > 中 > 低 > 最低があります。
・フレーム生成機能ONにて計測。
ストリートファイター6 ベンチマーク
解像度・クオリティ | スコア・結果 |
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1920×1080 HIGHEST | 100:快適にプレイできます |
2560×1440 CUSTOM | 100:快適にプレイできます |
3840×2160 CUSTOM | 100:快適にプレイできます |
※グラフィックス・セッティングは、高画質順にHIGHEST > HIGH > NORMAL > LOW > LOWESTがあります。
※CUSTOM設定は、HIGHESTの設定から解像度のみ2560×1440、4Kに上げた設定です。
FF14(ファイナルファンタジーXIV)黄金のレガシー ベンチマーク
最高品質 2560×1440 | 20723 非常に快適 |
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最高品質 3840×2160 | 13740 とても快適 |
・評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。
FF15(ファイナルファンタジーXV)ベンチマーク
高品質 1920×1080 | 21068 非常に快適 |
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高品質 2560×1440 | 19031 非常に快適 |
高品質 3840×2160 | 11706 とても快適 |
評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の8段階に分かれます。
ELDEN RING(エルデンリング)
解像度・グラフィック設定
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平均FPS
|
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フルHD 1920×1080 / 最高 | 59.9 FPS |
WQHD 2560×1440 / 最高 | 59.9 FPS |
4K 3840×2160 / 最高 | 59.9 FPS |
- グラフィックの設定はプリセットを使用。
エルデンリングはフレームレートの上限が60FPSなので、4K画質でも快適に遊べるでしょう。
サイバーパンク2077
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
---|---|
フルHD 1920×1080 ウルトラ |
178.86FPS |
フルHD 1920×1080 ウルトラ DLSSオン |
181.61FPS |
WQHD 2560×1440 ウルトラ |
128.71 FPS |
WQHD 2560×1440 ウルトラ DLSSオン |
166.23 FPS |
4K 3840×2160 ウルトラ |
57.88 FPS |
4K 3840×2160 ウルトラ DLSSオン |
106.10 FPS |
- グラフィック設定はクイックプリセットを使用。レイトレーシングはオフ。
- 「DLSSオン」の記載がない限り、DLSSはオフで計測しています。
高解像度で快適にプレイするなら、DLSSオンがオススメです。
Forza Horizon 5(フォルツァホライゾン5)
解像度・グラフィック設定
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平均FPS
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フルHD 1920×1080 エクストリーム |
330 FPS |
WQHD 2560×1440 エクストリーム |
279 FPS |
4K 3840×2160 エクストリーム |
186 FPS |
- グラフィック設定はプリセットを使用。
APEX LEGENDS(エーペックスレジェンズ)
解像度・ビデオ設定
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平均FPS
|
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フルHD1920x1080 / 高 | 299.2 FPS |
WQHD 2560×1440 / 高 | 295.7 FPS |
4K 3840×2160 / 高 | 255.8 FPS |
- ※最大フレームレートを300FPSに設定し、チュートリアル完了までのFPSを計測。
- ※以下の設定を高として計測しています。
PUBG: BATTLEGROUNDS
解像度・グラフィック設定
|
平均FPS
|
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フルHD 1920×1080 ウルトラ |
423.8 FPS |
WQHD 2560×1440 ウルトラ |
310.4 FPS |
4K 3840×2160 ウルトラ |
161.9 FPS |
- 2025年4月1日にチュートリアル完了までのFPSを計測。
- レンダリングスケール:100
- グラフィック設定は「全体的なグラフィックの品質」の設定です。
Fortnite(フォートナイト)
解像度・クオリティプリセット
|
平均FPS
|
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フルHD 1920×1080 / 最高 | 213.6 FPS |
WQHD 2560×1440 / 最高 | 197.4 FPS |
4K 3840×2160 / 最高 | 178.6 FPS |
- 2025年4月1日に計測(バトルロイヤル(ソロ))
- フレームレート:無制限
- ※DirectX 12よりもDirectX 11の方が、より高い平均FPS数が出たため、今回はDirectX 11にて計測したFPSを掲載しています。
グラフィックス性能についての総評
というわけで、4K画質でも多くの3Dゲームを快適に遊べました。
▶SSDのデータ転送速度
高速なPCIe4.0 x4 SSDです。フォルダ間でのデータコピーなどがより早くおこなえるなど、快適に使えるでしょう。
SSD情報
今回は、SSDはカスタマイズしておりませんが、ADATA(エイデータ)製のSSD、LEGEND 850 LITEを搭載していました。
※同じ型番の製品でも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶付属品など
付属品一式です。
- 電源ケーブル
- サポートマニュアル
- ファーストステップガイド
- 仕様書
- 保証書
などが付属。
保証は、標準で36ヶ月保証なのが嬉しいところですね。
※付属品は変更になる可能性があります。
▶「G TUNE FZ-I7G7T」のレビューまとめ
「マウスコンピューター G TUNE FZ-I7G7T」のレビューのまとめです。
使ってみて気になったのは、上面のインターフェイスでして、
デスクの下に置いた場合、上面インターフェイスに機器を接続するときに、少し手を伸ばす必要があるでしょう。
ケースのデザイン優先で、こういう配置になったのだろうと想像します。
その一方で、ヘッドフォンホルダーがあるのは便利ですね。
フルワターケースでサイズが大きいので、増設を予定している方にオススメですが、
設定スペース的に問題なければ、デザインが気に入った方にもオススメです。
▶ マウスコンピューター G TUNE FZ-I7G7Tを公式サイトで見てみる
▶レビュー動画
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