「dynabook AZ/MY」の実機レビュー!【バッテリー交換可能】な16型大画面&ブルーレイドライブ搭載ノートPC!

ダイナブック dynabook AZ/MYのメイン画像

Core i7-1355U メモリ16~32GB
512GB SSD 光学ドライブ

「dynabook AZ/MY」の実機レビューです。

dynabook AZ/MYは、作業しやすい16型の大画面を搭載したノートパソコン。

ブルーレイディスクドライブも搭載しているので、ブルーレイディスクやDVDを再生したり焼いたりできます。

光学ドライブを搭載したノートパソコンが減っている中、ブルーレイディスクの再生やバックアップをしたい方には貴重な選択肢でしょう。

dynabook AZ/MYの外観 天板側

また、「セルフ交換バッテリー」を採用しているため、長年使用してバッテリーが劣化した場合でも、バッテリーを自分で交換することで、より長期間dynabook AZ/MYを使用できます。

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■dynabook AZ/MYのスペック

OS Windows 11 Home
ディスプレイ 16インチ WUXGA(解像度1920×1200)、アスペクト比16:10、ノングレア(非光沢)、TFT液晶
CPU インテル Core i7-1355U
メモリ 16GB / 32GB
いずれもデュアルチャネル転送対応
ストレージ 512GB SSD
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス
サイズ 約360×251.5×23.7(最薄部)-25.7(最厚部)mm
※突起部含まず
重さ 約1.99kg(公称値)
その他 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3

※2025年3月7日時点のスペックです。

■今回のレビュー機のスペック

dynabook AZ/MY「Core i7-1355U、メモリ32GB、512GB SSD、(型番:W6AZMY7CAG)」

なお、この記事は、

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

▶おすすめポイント・特徴

dynabook AZ/MYのおすすめポイント・特徴:positiveNotes

ポイント

dynabook AZ/MYの外観・ディスプレイ側

大きな16型ディスプレイ搭載で、作業しやすいです。


ポイント

▼バッテリーはロックを外すだけで、カンタンに取り外し可能です。

dynabook AZ/MYのバッテリーと取り外したところ

バッテリーが経年劣化しても、オプション品のセルフ交換バッテリーに交換すれば、長く使い続けられます。

ちなみに、バッテリーを取り外しても、AC電源に接続すれば動かせました(※USB PD充電器では不可)。

これをうまく活用すればバッテリーの劣化を遅らせることができるかもしれませんが、

バッテリー残量がゼロの状態で放置してもバッテリーは劣化するので、バッテリーを接続した状態でも適度に使うのがよいでしょう。

なお、バッテリーの劣化を軽減するのに役に立つ「バッテリー充電モード」もプリインストールされています。


ポイント

キーボードの右側

最近のノートパソコンは、ディスプレイのベゼル(フチ)が薄くなり、横幅が縮まったことで、テンキー(キーボード右側の数値入力用のキー)が3列テンキーなことも少なくないです。

しかしdynabook AZ/MYは、4列テンキーを搭載しています。テンキーが欲しい方には嬉しいところでしょう。


ポイント

キーボードを斜め上からアップ

キーボードの各キーへのUV塗装に、抗菌剤を配合した「抗菌処理」がされています。


ポイント

dynabook AZ/MYの光学ドライブ

最近は、光学ドライブ(DVDドライブなど)を搭載していないノートパソコンが多いですが、

dynabook AZ/MYは、ブルーレイディスクドライブ(BDXL対応)を搭載。

BDXLやDVDスーパーマルチドライブ機能にも対応しています。

なお、類似モデルのdynabook AZ/LYの方は、DVDスーパーマルチドライブを搭載しています。


ポイント

インターフェイスが充実しているので便利です。

右側面

右側面

  • ブルーレイディスクドライブ
  • ブリッジメディアスロット(SD、SDHC、SDXCメモリカード、マルチメディアカードに対応)
  • USB3.2(Gen1)Type-Aコネクタ
  • LANコネクタ
左側面

左側面

  • セキュリティロック・スロット
  • 電源入力端子
  • USB3.2(Gen1)Type-A×2つ(うち1つはUSBパワーオフアンドチャージ機能付)
  • HDMI出力端子(最大3840×2160/60Hz)
  • Thunderbolt 4(USB4 Type-C)(USB PDと最大3840×2160/60Hzの映像出力に対応)
  • マイク入力 / ヘッドホン出力端子

▼SDカードを挿してもはみ出さないので、挿しっぱなしにしておいても邪魔になりません。

SDカードを挿しているところ

インターフェイスは充実しています。

欲を言うなら、USB Type-Aが3つある一方、Type-Cは1つなので、

USB Type-AとUSB Type-Cが2つずつという構成だったら、バランスがよかったと感じます。


ポイント

dynabookあんしんサポート

ダイナブックのパソコンを新品購入すると、使い方などを電話やメールで相談ができる「dynabookあんしんサポート」が付いてくるので、はじめてパソコンを買う方にもオススメです。


▶デメリット・注意点

デメリット・注意点など:negativeNotes

注意点 半角/全角キーがかなり小さい

キーボードの左側

半角/全角キーがかなり小さいので、ここは残念な点です。


注意点 キーボードバックライトは非搭載

キーボードのバックライトは非搭載です。


注意点 ディスプレイの色域は広くない

色域

■カバー率

sRGB 63%
DCI-P3 47%
Adobe RGB 48%

※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。
※液晶ディスプレイは、液晶パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合があります。

ディスプレイのカバーしている色域は、あまり広くないので、画像編集で細かい色調整をするなどの用途には向いていません。


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▶外観

ボディカラーは「アッシュゴールド」。

ダイナブック dynabook AZ/MYの外観。斜め上から

ゴールドとはいっても、黄色味の少ないゴールド系のカラーで、派手すぎることなく、主張が強すぎない おしゃれなボディカラーです。

一般的なテーブルの高さと同等の76cm落下試験、面加圧試験、一点加圧試験など、様々な品質試験クリアした強度をもっています。

dynabook AZ/MYの外観 天板側

▼天板のdynabookのロゴは、ペイントではなく、少し立体感があり、デザイン性を高めています。

dynabook AZ/MYの天板ロゴのアップ

パームレストのアップ

dynabook AZ/MYの底面

なお、類似モデルのdynabook AZ/LYの方は、ボディカラー:アッシュブルーで、こちらもよいカラーだと思います。

―― dynabook AZ/MYの使いやすさチェック ――

▶キーボード

dynabook AZ/MYのキーボード

▲タップ・クリックで拡大

キーストローク(キーが沈み込む距離)は、約2.0ミリ。

最近のノートパソコンの中では、キーストロークが深い方なので、ある程度しっかりした打鍵感が欲しい方にはよいキーボードでしょう。

キーボードが大きいと、タイピング時にたわみが気になるノートパソコンもありますが、dynabook AZ/MYのキーボードはたわみも気にならず、剛性はシッカリしています。

▼キーボード右側は、Enterキーの左側あたりにあるキーが少し小さくなっていますが、Backspaceキーが少し大きめになっているのはいいですね。

キーボードの右側

それと、Enterキーとテンキーの間は、もう少し間隔が空いていればよかったですね。

▼キーボード左側は、半角/全角キーがかなり小さめなのは残念なところ。

キーボードの左側

▼キートップ(キーの表面)には、ゆるやかな凹みがあります。

キートップのアップ画像

▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ

キーの中心が指先でわかりやすくなり、指先の力も逃げにくくなるので、タイピングしやすいキートップです。

ファンクションキー(F1~F12キー)は、全角カタカナ変換などWindowsの標準機能が優先されています。

Fキー

(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能(特殊機能)を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)

なお、キーボードのバックライトは非搭載です。

キーピッチなど

▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、一般的には19mmがタイピングしやすいと言われますが、dynabook AZ/MYは一部のキーを除いて、19mmのキーピッチを確保。

キーピッチ

▼16型のノートPCなのでパームレストは十分な広さ。

パームレストに手をのせたところ

▼デスクとパームレストの段差は、まあまあありますね。

パームレストに手をのせたところ:横から

タッチパッド

タッチパッドは、下側に左右ボタンが付いている「ボタン独立型タッチパッド」です。

タッチパッド

個人的には、タッチパッドがボタンを兼ねた一体型タッチパッドよりも、こちらの方が使いやすくて好みです。

なお、Fn+F9キーでタッチパッドのON・OFF(有効・無効)を切り替えできます。

キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動いてしまうのを確実に防止したいときに便利です。

▶表面温度

▼まず、YouTubeを30分再生後の表面温度が以下です。

YouTube30分再生後の表面温度

キーボードの各キーが30℃に達しない程度ですので、とくに問題はないでしょう。

▼つづいて、3Dゲームを遊ぶのにはあまり向いていませんが、一応3Dゲームをプレイした場合を想定して、ファイナルファンタジー14のベンチマークを30分ループ再生した後の表面温度が以下です。

ゲームプレイ30分後の表面温度

キーボードで一番熱くなっているのは、F6キー周辺あたりで、そこは34℃くらいになっています。

34℃くらいですと、触っても熱いというほどではなく、特に問題はないでしょう。

▶スピーカー

dynabook AZ/MYは、底面にスピーカーを搭載。

本体底面のスピーカー

スピーカーの音質は「もう少し音抜けが欲しい」と感じることもありましたが、普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあります。

音質は、点数にすると100点満点中:60点くらいです。

※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。

▶ディスプレイ

■ディスプレイの詳細

ディスプレイサイズ等 16型 ノングレア(非光沢)
解像度 WUXGA(1920×1200ドット)
リフレッシュレート 60Hz
アスペクト比(縦横比) 16:10

※液晶ディスプレイは、液晶パネルの特性や製造工程により、各製品で色合いが異なる場合があります。

視野角

ディスプレイは、角度をつけて見ても少し暗く見える程度で、それほど見にくくはなりません。

一人で使うのには十分な視野角を確保していると言えるでしょう。

dynabook AZ/MYのディスプレイ正面

dynabook AZ/MYの視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

dynabook AZ/MYの視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。約136度開きます。

dynabook AZ/MYのディスプレイを開けるところまで開いたところ

対面の人に画面を見せるなどの使い方をしないなら、これくらい開けば十分でしょう。

・ノングレア(非光沢)なので映り込みしにくい

dynabook AZ/MYのディスプレイは、ノングレア(非光沢)ディスプレイなので、映り込みしにくいです。

ディスプレイの映り込み具合

作業中に照明や周囲のものが画面に映り込みにくいので、実用的です。

・色域

色域については、冒頭の注意点:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶インターフェイス

インターフェイスについては、冒頭のおすすめポイント・特徴:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶テレワークやWeb会議に役立つ機能

・プライバシーを保護するWebカメラ

フルHD画質のWebカメラ(約200万画素)を搭載。Windows Hello(顔認証機能)対応です。

dynabook AZ/MYのWebカメラには、Webカメラシャッターが搭載されています。

Webカメラ
Webカメラのシャッターを閉じた状態

▲下側がシャッターを閉じた状態

Webカメラシャッターをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。

Webカメラシャッターを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。

オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合にも便利です。

▲dynabook AZ/MYのWebカメラで撮影(タップorクリックで拡大)

▼比較用として、3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けWebカメラで撮影した写真。

▲ELECOM製の外付けWebカメラで撮影(比較用。タップorクリックで拡大)

どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。

上記の外付けWebカメラよりも、dynabook AZ/MYのカメラの方が、明るくよいイメージで撮れていますね。

オンラインミーティングアシスタント

プリインストールされている「dynabook オンラインミーティングアシスト」で、ミーティングカメラエフェクトが利用できます。

オンラインミーティングアシスタント

ミーティングカメラエフェクトは、Webカメラのビデオ映像や音声にまとめて効果をつけ、TeamsやZOOM等のミーティングアプリのビデオ映像に反映するアプリです。

  • 背景フィルター(背景をぼかしたり、背景に画像を表示できる機能)
  • 明るさ自動補正
  • 顔位置自動調整

の3つの機能が利用できます。

TeamsやZOOMなどにも背景をぼかす機能はありますが、dynabook オンラインミーティングアシストを使えば、背景ぼかしをカンタンに設定できます。

オンラインミーティングで役立つキー操作

オンラインミーティングで役立つ、以下のキー操作も利用可能です。

  • Fn+Aキー:マイクのON・OFF(ワンタッチマイクミュート)
  • Fn+Cキー:ミーティング カメラエフェクトのON・OFF(事前にオンラインミーティングアシスタント内のオプションで設定が必要)

マイクOFF時は、キーボード面の左上にあるランプが点灯するので、マイクがOFFになっているのがわかりやすいです。

▶その他の機能

▶バッテリー駆動時間

■バッテリー駆動時間

JEITA Ver.3.0測定法 約5時間の動画再生
※メーカー公称値
YouTubeを再生 約7時間17分
30分で充電できたバッテリー量
※付属ACアダプターを使用
約41%
  • 電源モードの設定:バランス
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り30%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:50
計測項目についての詳細はここをタップ(クリック)

■「YouTubeを再生」のバッテリー駆動時間 計測条件

  • WebブラウザでYouTubeを再生(Webブラウザは全画面表示。動画自体は全画面表示にはしない)。PC側の音量設定は10

ディスプレイサイズが大きいほどバッテリーを消耗しやすくなります。

大きめの16型ディスプレイ搭載でこのバッテリー駆動時間は、ロングバッテリーというほどではありませんが、悪くもないと思います。

なお、USB PD(Power Delivery)に対応しているので、モバイルバッテリーで電力を補うことも可能です。

(詳しくは、USB PD充電器からの充電の項目をご覧ください)

バッテリーをいたわるユーティリティー

ノートPCのバッテリーを長持ちさせるには、100%まで充電せず、バッテリーの充電を80%程度までに抑えた方がよいと言われます。

「バッテリー充電モード」が用意されており、バッテリーの劣化軽減に役立ちます。

バッテリー充電モード

・USB PD充電器からの充電

USB PD(Power Delivery)対応の充電器をThunderbolt 4端子に接続し、dynabook AZ/MY側へ充電してみました。

※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。

PD充電器の最大出力
充電の可否
20W(フィリップス製) ※注1(表下参照)
30W(RAVPower製) ※注1(表下参照)
45W(Anker製) ※注1(表下参照)
65W(CIO製)

※注1:充電自体は可能でしたが、付属ACアダプターの出力65Wよりも低出力です。そのため、ACアダプター接続時と比べてパフォーマンスが落ちたり、高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減るなどの可能性があります。

20Wなどの低出力のPD充電器からでも一応充電自体は可能なのは嬉しいところですね。

モバイルバッテリーでも充電しやすそうです。

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

静音性チェック時の騒音計の位置

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。

■静音性のチェック結果

YouTube再生時(バッテリー駆動) とても静か
※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない
ベンチマークテスト時 最大38db程度

※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※ベンチマークテストは、今回は、「ファイナルファンタジー14黄金のレガシー ベンチマーク」を使用しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

ベンチマークテスト時でも「少し音がしているな」と感じる程度で、それほど大きな音はしませんでした。静かな場所でも使いやすいでしょう。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

dynabook AZ/MYの大きさ

▲A4用紙とのサイズ比較

dynabook AZ/MYを折りたたんだ様子:斜め上から

A4サイズ 297×210mm
dynabook AZ/MY 約360×251.5×23.7(最薄部)-25.7(最厚部)mm
※突起部含まず

幅×奥行きは、A4サイズよりもかなり大きいので、持ち運ぶにはA4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグよりも、もっと大きなバッグが必要でしょう。

▶重さの実測:約1,979グラム

dynabook AZ/MYの重さ:実測

本体 約1,979g
ACアダプター+電源ケーブル 約270g

公称値は約1.99kg(平均値)ですが、実測は約1,979gでした。

最近は16型でも2キロを切る重さのノートパソコンが増えているので、

16型ノートパソコンとしては、普通くらいの重さといったところでしょう。

なお、USB PD充電器からの充電の項目に記載のとおり、PD充電器でも充電できます。

ACアダプターの代わりに、より軽量なPD充電器を持ち運ぶのもアリでしょう。

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―― dynabook AZ/MYの処理性能チェック ――

つづいて、dynabook AZ/MYのCPUやグラフィックスの処理性能などをチェックしていきます。

■レビュー機のスペック

CPU インテル Core i7-1355U
メモリ 32GB
ストレージ 512GBSSD(NVMe)
グラフィックス インテル Iris Xe グラフィックス
処理性能の概要

※今回のレビュー機「メモリ32GBモデル」の処理性能の概要をまず記載します。

ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分な性能です。

処理性能的には画像編集やライトな動画編集もできますが、ディスプレイの色域はあまり広くない(sRGBカバー率:63%)ので、色調整を伴う作業には向きません。

▶CPU性能:Core i7-1355U

■レビュー機のCPU

  • インテル Core i7-1355U
  • 10コア(Pコア×2、Eコア×8) / 12スレッド
  • Pコア:最大周波数5.0GHz、Eコア:最大周波数 3.7GHz

dynabook AZ/MYのCPU-Z情報

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

dynabook AZ/MYのCINEBENCH R23のテスト結果

マルチコア 6401
シングルコア 1771

■他のノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較

Core Ultra 7 155H 12963
Core Ultra 7 258V 10216
Core i7-1360P 8431
Core i7-1260P 8314
Ryzen 5 7530U 7865
Core i5-1240P 7597
Ryzen 5 5500U 7346
Core Ultra 7 155U 7259
Core i7-1355U
(レビュー機)
6401
Ryzen 5 4500U 6210
Core i5-1235U 5844
Core i7-1165G7 5077
Core i5-1135G7 4420
Core i5-10210U 4051
Core i5-1035G1 3474
Pentium Silver N6000 1993
Celeron N5100 1471
  • 当サイトで計測したスコアです。
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。
  • CINEBENCH R23の最低実行時間は標準の10分間。

上記は、薄型ノートパソコンでも搭載されていることの多いCPUと比較しました。

Core i7-1355Uは、2023年1月発売のCPUなので、最新のCPUなどと比べると見劣りするようにも思えますが、

そうはいっても、まだ2年前発売のCore i7でもあるので、ヘビーな作業をするのでもなければ、まだまだ十分いろいろな作業をこなせる性能でしょう。

CINEBENCH 2024

CINEBENCH 2024は、「GPU(グラフィックス)」と「CPU」の性能を計測できるベンチマークソフトです。

dynabook AZ/MYのCINEBENCH 2024のテスト結果

GPU 計測不可
CPU(マルチコア) 391
CPU(シングルコア) 99
CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

dynabook AZ/MYのPassMark CPU Markのテスト結果:15651

マルチスレッド 15651
シングルスレッド 4040

PassMarkでの同CPU(Core i7-1355U)の平均スコア14634よりも高いスコアでした。

※2025年2月24日現在の平均値

CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。

▶グラフィックス性能:インテル Iris Xe グラフィックス

dynabook AZ/MYのグラフィックスは「インテル Iris Xe グラフィックス」です。

 dynabook AZ/MYのGPU-Z情報

・3Dゲームのベンチマーク

3DMark ベンチマークスコア

3DMark

Fire Strikeスコア 4455
Time Spyスコア 1619

総合スコアを掲載しています。

FF14(ファイナルファンタジーXIV)黄金のレガシー ベンチマーク

FF14 黄金のレガシー ベンチマーク

標準品質 1920×1080 5546 普通

※グラフィックス設定は、「ノートPC」向けの設定にて計測。
・評価は、スコアによって「非常に快適 > とても快適 > 快適 > やや快適 > 普通 > 設定変更を推奨 > 設定変更が必要 > 動作困難」の8段階に分かれます。

ドラゴンクエストXオンライン ベンチマーク
標準品質 1920×1080 14111 すごく快適

評価は、スコアによって「すごく快適 > とても快適 > 快適 > 普通 > やや重い > 重い > 動作困難」の7段階に分かれます。

グラフィックス性能についての総評

というわけで、フルHD画質では、ドラゴンクエストXなど軽めの3Dゲームなら遊べるかな?程度のグラフィックス性能です。

3Dゲームを遊ぶのにはあまり向いていません。

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

搭載されているSSD自体はPCIe4.0 x4対応SSDのようですが、速度的には高速なPCIe3.0 x4 SSDといったところです。

実用的には、多くのケースで快適に使えるでしょう。

SSD情報

SSD情報

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるSSDが搭載されている可能性もあります。

▶付属品など

付属品一式です。

dynabook AZ/MYの付属品

  • ACアダプター
  • 電源ケーブル
  • スタートアップガイド(パソコンを使うための準備の手順書)
  • 安心してお使いいただくために
  • dynabookプレミアム保証の案内書
  • 保証書

などが付属。

※付属品は変更になることがあるかもしれません。

▶dynabook AZ/MYのレビューまとめ

「dynabook AZ/MY」のレビューまとめです。

ダイナブック dynabook AZ/MYの外観 見映え

大きめの16インチ・ディスプレイに、ブルーレイディスクドライブ搭載で、主に自宅などで据え置きメインで使うのによさそうです。

バッテリー交換が可能なので、バッテリーが劣化してもバッテリーを交換することで、長期間使えるでしょう。

PCを買い替えるとなると、PCを新調する費用もかかりますし、セッティングなども必要になりますから、1台のPCを長く使えるメリットは大きいと思います。

ダイナブックのパソコンを新品購入すると、使い方などを電話で相談ができる「dynabookあんしんサポート」が付いてくるので、はじめてパソコンを買う方にもオススメですよ。

ダイナブックのパソコンを安く買う方法

会員価格よりもさらに安くDynabook製ノートパソコンを購入できる、

「Dynabook特別サイト」

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