富士通 LIFEBOOK WU3/D2の実機レビュー!超軽量868g!なのに2in1&ペン対応!
「富士通 LIFEBOOK WU3/D2」の実機レビューをお届けします。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
これだけ読んでいただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
【後継モデルについて】
現在、WU3/D2の後継モデル「WU3/G2」が販売されていますが、どちらも本体の寸法は同じなので、
LIFEBOOK WU3/G2を購入検討されている方にも、このレビューをある程度参考にしていただけます。
※WU3/G2の方が、CPUが新しい、Windows 11搭載などの違いはあります。
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※WU3/D2は販売終了しました。
▼新しいCPUになった後継モデルの「LIFEBOOK WU3/G2」が発売中です。
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超軽量!13.3インチの2in1モデルなのに約868g! |
2in1モデル(ノートパソコンとしても、タブレットとしても使える)でありながら、約868gで超軽量です。
▲めちゃくちゃ軽い!
本体 | 約 862g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約 211g |
本体とACアダプター・電源ケーブルの重さを合わせると合計約 1,073グラムです。
25Whバッテリ搭載機だと、メーカー公表値のバッテリー駆動時間が約9.3時間~約10時間。
実際に使った場合、この時間よりは短くなると想定はできますが、それでもちょっとした用事であれば、ACアダプターは持ち運ばないでも大丈夫そうです。
4つのモードで便利に使える |
「富士通 LIFEBOOK WU3/D2」は、
- ノートスタイル
- タブレットモード
- スタンドモード
- テントモード
の4つのモードに切り替えて使えます。シーンに合わせて使うと、より便利にLIFEBOOK WU3/D2を使えます。
ノートスタイル
スタンダードなノートパソコンのモード。
タブレットモード
折りたたんでタブレット形状にできます(※キーボードの取り外しはできません)。
誰かに画面を見せつつ使ったり、本体に内蔵されているアクティブペンで絵を描いたりするときなどに便利。
スタンドモード
ゴロンと横になって動画を見たいときなどに便利なモード。
アクティブペンを使うときに、ディスプレイにゆるく角度をつけるのにも、このモードが便利。
テントモード
奥行きの狭いスペース置きたいときや、デスクトップPC用キーボードと組み合わせて使うのに便利なモード。
▲「テントモード」と「好きなキーボード」を組み合わせて使うのもアリ
キーボードが打ちやすい! |
▲タップ(クリック)で拡大
色々なメーカーのノートパソコンの中でも、個人的にトップクラスにキーボードが打ちやすいのが、この富士通のWUシリーズのノートパソコンです。
キーがほどよい硬さでタイピングしやすいです。
キーボードの右下のスペースを広げて、矢印キーを打ちやすく作ってあるのもよいところです。おかげで矢印キーがストレスなく使えます。
エンターキーやバックスペースキーなど、外側の使用頻度が高いキーを大きめに作ってあるのもグッドです。
■指先がキーにフィットし、タイピングしやすい
LIFEBOOK WU3/D2のキーボードは、ボタンの表面が球面になっています(球面シリンドリカルキートップ)。
指先がキートップにフィットしやすくなっており、打ち心地がよいです。
■キーの場所によって重さが異なる設計により、軽やかにタイピングできる
LIFEBOOK WU3/D2のキーボードは、キーの場所によって重さが異なるように設計されています。
主に小指でタイピングすることが多いキーが、軽いタッチでタイピングできます(例えば、エンターキー、矢印キー、Tabキーなど外側にあるようなキー)。
このおかげで、軽い力でスムーズなタイピングがしやすいです。
アクティブペン対応だから、イラストを描いたりもできる |
LIFEBOOK WU3/D2は、アクティブペンに対応しているので、ペンでイラストを描いたりもできます。
アクティブペンも付属します。
「ペン内蔵型」なので、アクティブペンは本体に収納しておけます。これは便利。
アクティブペンは、PC本体に内蔵させておけば自動的に充電されます。15秒の充電で約90分使用可能とのこと。
ちなみに、内蔵型なのでアクティブペンは紛失しにくいとは思いますが、万が一なくしてしまった場合は、別売りで買えます。
■CLIP STUDIO PAINTでのペンの描き心地チェック
ペンで描いたときのズレや手ブレは、特には気になりませんでした。
画面はそれほどツルツルしていないので、グリップも利きます。強弱もつけられます。
ペンが細いためイラストなどが描きづらいときがある |
残念なのは、アクティブペンが細いところ。鉛筆よりも細いです。
▲ 4096階調の内蔵アクティブペン
アクティブペンが細いので、イラストなどを描く時に、描くにくく感じることがあります。
ズレなどが気にならないだけに、そこが「もったいないな~」と感じました。
■LIFEBOOK WU3/D2のスペック
OS | Windows 10 Home / Pro |
---|---|
液晶 | 13.3インチ フルHD(1920×1080)、タッチ対応、ノングレア(非光沢) |
CPU | インテル Core i5-8265U / i7-8565U |
メモリ | 4GB / 8GB / 16GB |
ストレージ | SSD:約128GB~1TB | グラフィックス | インテル UHD Graphics 620 |
サイズ | 約309 × 214.8 × 16.9mm(突起部含まず) | 重量 | 25Whバッテリ搭載時:約868g 50Whバッテリ搭載時:約989g |
バッテリー駆動時間 | 25Whバッテリ搭載時:約9.3~10時間 50Whバッテリ搭載時:約19.5~20.5時間 |
今回のレビュー機のスペックは、「Core i7-8565U、メモリ8GB、約512GB SSD、フルHD(型番:FMVU95D2B)」です。
おすすめポイントなどで解説した項目以外のレビューは、以下からご覧ください(クリックすると、その項目に飛びます)。
▶CPU、SSD
「富士通 LIFEBOOK WU3/D2」は、CPUを下記の2種類から選べます。PassMark CPUベンチマークの参考値をのせておきます。
インテル Core i5-8265U | 7992(参考値) |
---|---|
インテル Core i7-8565U | 8954(参考値) |
※参考値は、PassMarkでの7月31日現在の平均値です。LIFEBOOK WU3/D2の実機で計測した場合と数値が異なる可能性があります。
Core i5-8265Uは、性能が高めでコスパもよいです。
イラストを描くなどクリエイティブな用途に使うことが多そうでしたら、Core i7-8565Uがオススメです。
SSD情報
Western Digital(ウエスタンデジタル)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
SSD容量は128GB、256GB、512GB、1TBの4つから選べます。
128GBだと容量にあまり余裕がないので、メインPCとして使うのでしたら256GB以上がオススメです。
どの容量でも高速なNVMe対応PCIe接続のSSDなので、ハイスピードなデータ転送速度が期待できます。
▶キーボードの詳細チェック
キーボードのタイピングしやすさについては、冒頭のおすすめポイントのところでレビューしたので、ここでは詳細項目についてチェックしてみます。
キートップの文字表記が大きく、視認性が高い
▲かな表記ありのキーボード
アルファベットが大きく表記されているので、どこにどのキーがあるのか視認性が高いです。
(逆に、それがダサく感じる人もいるかもしれません。)
ちなみに、カスタマイズ注文で、ピクトブラックのみ「かな表記なし」のキーボードも選べます(※有料オプション)。
▲かな表記なしのキーボード(※こちらはWU2/D2の画像です)
タイピング音はうるさくない
タイピング音はコトコト鳴る感じで、気持ちよくタイピングできます。
無音ではありませんが、タイピング音はそれほど大きくありません。
スペースキーも小さめなので、ガチャガチャいわず静かです。
デスクトップPC用キーボードとの比較
デスクトップPC用キーボードと比較してみました。
パームレスト(キーボード入力するときに手をのせるところ)に手をのせると、こんな感じです。
パームレストに狭苦しさはありません。
タッチパッド
タッチパッドの下に、左右ボタンが付いていないノートパソコンも多いですが、しっかりと左右ボタンが搭載されています。
ボタンが、左右で分かれているので、「右クリックしたつもりなのに、右クリックにならずイライラ」みたいな誤操作も減らせます。
タッチパッドの操作性は、普通によいです。ボタンのクリック音は、カチカチと普通くらいの音量。
なお、Fn+F4キーでタッチパッドの無効・有効を切り替えできます。
▶スピーカー
スピーカーは、やや底面寄りではありますが、側面についています。
タブレットモードなどに形状を変えても、音質は大きくは変わりません(個人的にはタブレットモードのときが、他モードと比べて若干よい音質に聴こえました)。
スピーカーの音質は、音源によっては「もう少し音抜けが欲しい」と感じることもありました。
普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあります。
▶液晶ディスプレイ
横や上から見てもあまり暗くならず、見やすいディスプレイです。
▲横から角度をつけて見たところ
▲上から角度をつけて見たところ
ノングレア液晶なので、基本的には光の写り込みはしにくい
ノングレア液晶なので、光の写り込みなどは基本的にはしづらいです。
↓ディスプレイを消しているときは、写り込みしやすいように見えますが・・・
↓ディスプレイを点けると、写り込みはほとんど気になりません。
角度をつけて横からみたときなどは、写り込みが少し気になることもありました。
ですが、ノングレア液晶ではありますし、普通に使っている分には、光が写り込んでチラつきが気になったりはしませんでした。
▶サイズ
A4用紙とのサイズ比較です。
A4サイズ | 297 x 210mm |
---|---|
LIFEBOOK WU3/D2 | 309 x 214.8x 厚さ16.9mm(突起部含まず) |
A4サイズよりも少しだけ大きいです。ビジネスバッグにもラクラク入ります。
▶外観
富士通「LIFEBOOK WU3/D2」のボディカラーは「ピクトブラック」と「ガーネットレッド」の2色展開です。
今回のレビュー機は「ピクトブラック」です。
カラーも含めて落ち着いたデザイン。
天板のマークは、白っぽい塗装です。
タブレットモードなどにもできるモデルですから、当然180度開いてフラットに置くことも可能。
カメラは2箇所に搭載されています。
▲スカイプなどで活躍するWebカメラ:約207万画素
▲タブレットモード時に撮影に使えるリアカメラ:約500万画素
▶インターフェイス
■左側面
① DC-INコネクタ
② USB3.1 (Gen2) Type-C コネクタ
③ USB3.1 (Gen2) Type-C コネクタ
④ HDMI 出力端子
⑤ USB3.1(Gen1) Type-A コネクタ(電源オフUSB 充電機能対応)
⑥ マイク・ラインイン・ヘッドホン・ラインアウト・ヘッドセット兼用端子
⑦ スピーカー
■右側面
① ペンひも取り付け穴
② ペンホルダー
③ スピーカー
④ 電源ボタン
⑤ ダイレクト・メモリースロット
⑥ SB3.1(Gen1)Type-A コネクタ
⑦ LAN コネクタ
⑧ 盗難防止用ロック取り付け穴
インターフェイスは充実しています。
有線でネット接続したい方には、LANコネクタがあるのは嬉しいですね。
▶付属品など
付属品一式です(この写真には写っていませんが、アクティブペンも付属品)。
ACアダプター、取扱説明書、ペンの替芯などが付属します。
▶富士通「LIFEBOOK WU3/D2」のレビューまとめ
「富士通 LIFEBOOK WU3/D2」のレビューのまとめです。
- 超軽量!13.3インチの2in1モデルなのに約868g!
- 4つのモードで便利に使える
- キーボードが打ちやすい!
- アクティブペン対応だから、イラストを描いたりもできる
■おすすめポイント
- ペンが細いためイラストなどが描きづらいときがある
■注意点など
ここまで軽量で、なおかつ「2in1 & アクティブペン対応」のノートパソコンが今までなかったので、
「超軽量で、ペンにも対応しているノートパソコンが欲しい!」
と考えていた方には、本当にオススメです。
他にもキーボードがタイピングしやすい点だけでもメリットは非常に大きいと思います。
インターフェイスも充実しており、あまり欠点もありません。
自信をもってオススメできます!
⇒ 「富士通 LIFEBOOK WU3/D2」を公式サイトで見てみる
※WU3/D2は販売終了しました。
▼新しいCPUになった後継モデルの「LIFEBOOK WU3/G2」が発売中です。
⇒ 富士通「LIFEBOOK WU3/G2」を公式サイトで見てみる
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