レノボ「IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」実機レビュー!コスパが超スゴイ!ペンやマルチモード対応ノートをお探しの方にオススメ!
Ryzen 3~7 | メモリ8~16GB |
---|---|
最大1TB SSD | マルチモード対応 |
「レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」の実機レビューです。
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)は、マルチモードに対応しており、スタンドモードやタブレットモードなど、いろいろな使い方ができるノートパソコン。
アクティブペンにも対応しており、ペンでイラストを描くこともできます。
ペン対応で高コスパなノートパソコンをお探しの方に、とくにオススメです。
なお、この記事は、
という構成になっています。
冒頭の「おすすめポイント・特徴」と「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。
>> レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)を公式サイトで見てみる <<
▶ レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)を公式サイトで見てみる
なお、レビュー機は当サイトの購入品です。
目次
- ▶おすすめポイント・特徴
- ▶「レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」の5つのモード
- ▶デメリット・注意点
- ▶その他、ひとこと
- ▶スペック表
- ―― IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の使いやすさチェック ――
- ▶ペンでイラストも描ける
- ▶テレワークやWeb会議に役立つ機能
- ▶キーボード
- ▶スピーカー
- ▶ディスプレイ
- ▶バッテリー駆動時間
- ▶インターフェイス
- ▶その他の機能
- ▶静音性
- ▶サイズ
- ▶重さの実測:約1,598グラム
- ―― IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の処理性能チェック ――
- ▶CPU性能
- ▶グラフィックス性能
- ▶旧モデルとの性能比較
- ▶SSDのデータ転送速度
- ―― IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の外観・その他のチェック ――
- ▶外観
- ▶付属品など
- ▶レノボ「IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」のレビューまとめ
5つのモードで使える |
▶「レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」の5つのモード
「レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」は、
- ラップトップモード
- タブレットモード
- スタンドモード
- テントモード
- フラットモード
の5つのモードに切り替えて使えます。
※モード名は、メーカーの定めた正式名称とは異なる可能性がありますが、便宜上、この記事では上記のモード名を用いています。
シーンに合わせて使うと、より便利にIdeaPad Flex 5 Gen 8を使えるでしょう。
ラップトップモード
ラップトップモードは、その名のとおり、スタンダードなノートパソコンのモード。
タブレットモード
折りたたんでタブレット形状にできます。
※キーボードの取り外しはできません。
誰かに画面を見せつつ使ったり、アクティブペンで絵を描くときなどに便利。
スタンドモード
スタンドモードは、テーブルに置いて動画を見たりするのに便利なモード。
ペンを使うときに、ディスプレイにゆるく角度をつけるのにも、このモードが重宝します。
テントモード
テントモードは、奥行きの狭いスペースに置きたいときに便利なモード。
キッチンでレシピを見ながらの料理や、カフェでの勉強時などにも便利です。
デスクトップPC向けキーボードと組み合わせて使うのもいいと思います。
▲「テントモード」と「好きなキーボード」を組み合わせて使うのもアリ
フラットモード
ディスプレイを180度開いたのがフラットモード。
タブレットモードに似ていますが、フラットモードならキーボード操作もできます。
対面の人に画面を見せたいときも、タブレットモードよりもこちらの方がスピーディーに画面を見せられます。
アクティブペンに対応!図やイラストを描ける |
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)は、Lenovo デジタルペンに対応しているので、ペンでイラストを描いたりもできます。
※Lenovo デジタルペンも付属します。
詳しくは、ペンの項目にてCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)での描き心地も含めて、詳しく解説していますよ。
コストパフォーマンスが高い! |
マルチモード、アクティブペン対応にも関わらずRyzen 5搭載モデルが税込9万円弱なので、かなりコスパが高いです。
※2023年5月2日現在の価格。
2.2Kディスプレイ搭載モデルもあり |
一部モデルは「2.2K(解像度2240×1400ドット)のIPS液晶」を搭載。
フルカスタマイズモデルなら、プラス11,000円※で2.2K液晶も選択可能でした。
※2023年5月2日現在の価格
1920×1200ドットの液晶を2240×1400ドットの液晶にした場合、画素数は約1.36倍になります。
イラスト作成のために解像度を高くしたい方には、2.2K液晶を選ぶのもオススメです。
一部モデルは、カスタマイズ注文も可能 |
カスタマイズ可能モデルは、OS、CPU、メモリ、ストレージ、ディスプレイ、内蔵カメラなどのカスタマイズが可能。好みに応じた仕様にできます。
※製品一覧ページで[詳しくはこちら]のボタンが黒い製品がカスタマイズ可能モデルです。
※製品番号によってカスタマイズ可能項目が異なる可能性があります。
※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になる場合もあるかもしれません。
グレア(光沢)ディスプレイなので、映り込みしやすい |
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のディスプレイは、グレア(光沢)ディスプレイなので、非光沢ディスプレイと比べると映り込みしやすいです。
正面から見る分には、映り込みはあまり気になりませんでしたが、横からディスプレイを見ると、映り込みが見えやすいです。
また、WordやExcelなど背景が白いアプリを使うときは、あまり気にならないと思いますが、
背景がダークカラーのアプリを使うときは、映り込みが気になることもあるかもしれません。
ディスプレイの色域は広くない(WUXGA液晶の場合) |
■カバー率
sRGB | 61% |
---|---|
DCI-P3 | 46% |
Adobe RGB | 46% |
※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。
※WUXGA(1920×1200ドット)液晶ディスプレイ搭載モデルの結果です。
色域はあまり広くないので、イラスト制作や画像編集で細かい色調整をするなどの用途には向いていません。
なおメーカー公称では、2.2K液晶の場合「sRGB100%」との記載があるので、
イラスト制作など色表現も重視するなら、カスタマイズ可能モデルで2.2K液晶を選択するとよいでしょう。
キーボードバックライトは非搭載 |
キーボードのバックライトは非搭載です。
出荷製品は日本語キーボードです |
メーカーページの写真は英語キーボードですが、出荷製品は、日本語キーボード搭載です。
▲出荷製品はこのキーボード(タップ・クリックで拡大)
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▶ レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)を公式サイトで見てみる
▶スペック表
■IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のスペック
OS |
Windows 11 Home / Pro ※Pro OSはカスタマイズ可能モデルのみ選択可能 |
---|---|
ディスプレイ |
14型 WUXGA(解像度1920×1200) / 2.2K(解像度2240×1400) グレア(光沢)、タッチ対応、ペン対応、IPS液晶 |
CPU | AMD Ryzen 3 7330U / Ryzen 5 7530U / Ryzen 7 7730U |
メモリ | 8GB / 16GB |
ストレージ |
SSD:256GB / 512GB / 1TB ※1TBはカスタマイズ可能モデルのみ選択可能 |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス |
サイズ | 約313.1×224.9×17.8mm(最薄部) |
重さ | 約1.55kg(平均値) |
その他 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1 |
※カスタマイズで選択できる項目も含みます。
※2023年4月21日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
■今回のレビュー機のスペック
スタンダードモデル「AMD Ryzen 5 7530U、メモリ16GB、512GB SSD、WUXGAディスプレイ(製品番号:82XX0034JP)」
―― IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の使いやすさチェック ――
▶ペンでイラストも描ける
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)は、Lenovo デジタルペンに対応しているので、ペンでイラストを描いたりもできます。
※Lenovo デジタルペンも付属します。
▲Lenovo デジタルペン
▼USB Type-A端子に挿して使えるLenovo デジタルペン用のペンホルダーも付属。
・CLIP STUDIO PAINTでの描き心地チェック
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)での描き心地をチェックしてみました。
ペン先に力が加わると、ペン先が少し沈み込むようになっているため、その点は少し気になりましたが、ペンで描いたときのズレは、あまり気にならず、描きやすかったです。
ディスプレイはガラスで覆われていますが、グリップも効いて、ツルツルして描きづらいといったこともなかったです。
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)があれば、液タブなしでペンでのイラスト作成がはじめられるので、コストパフォーマンスはかなり高いですね。
▼「Lenovo Pen Settings」で「ペン横のボタンの割り当て機能の変更」や「感度の調整」なども可能です。
スタート⇒すべてのアプリ⇒Lenovo Pen Settingsで起動できます。
▶テレワークやWeb会議に役立つ機能
・プライバシーを保護するWebカメラ
プライバシーシャッター付きのWebカメラを搭載しています。
プライバシーシャッターをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。
プライバシーシャッターを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。
オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合にも便利です。
なおWebカメラは、カスタマイズ可能モデルの場合、
- HDカメラ(720p)
- フルHDカメラ(1080p)
の2つから選択できます。
今回のレビュー機のカメラは「HDカメラ(720p)」です。
▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。
▲IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のWebカメラで撮影
▼3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けウェブカメラで撮影した写真。
▲ELECOM製の外付けウェブカメラで撮影(比較用)
どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。
HDカメラだと、やはりフルHDのWebカメラよりも画質が荒いのがわかってしまいますね。
とはいえ、画質にこだわりがなければ、とくに問題はないでしょう。
Lenovo Smart Appearance
Lenovo Smart Appearanceは、Webカメラに映る自分の映像を補正してくれるアプリで、以下の機能が使えます。
- 背景
- フェイス・フレーミング
- ビデオ・エンハンサー
- アイ・コンタクト補正
- 顔フィルター
背景
背景をぼかしたり、背景に画像を表示できる機能。
フェイス・フレーミング
顔が正面にくるように、自動でズームしてくれる機能。
ビデオ・エンハンサー
明るさを自動調整してくれる機能。
アイ・コンタクト補正
ユーザーの目の焦点を自動調整し、アイ・コンタクトをしているように見せてくれる機能。
顔フィルター
肌をキレイに見えるように調整したり、顔のパーツの大きさを調整できる機能。
目を大きくしたり、顔を細くしたりもできます。
顔フィルターの「肌のスムージング」をオンにすると、肌がキレイに見えるようになるので、これはオススメの機能ですね~。
- オンライン会議のためだけにメイクをするのが面倒に感じている
- 相手に好印象を与えたい
といった方にとくにオススメです。
ミュートマイクボタン
F4キーを押せばマイクのオン・オフを切り替えできます。
オンラインミーティングなどで、「発言しないときはマイクをOFFにしたい」ときなどに便利です。
スマートノイズキャンセレーション
オンラインミーティングのときに音声をクリアにする「スマートノイズキャンセレーション」がプリインストールされています。
どれくらいノイズキャンセル効果があるのか?
スマートノイズキャンセレーションの設定を「プライベートモード」にして、どれくらいノイズキャンセル効果があるのか試してみました。
オンラインミーティング中に、しゃべりながら手をたたいてみたところ、相手側には途切れ途切れで手をたたく音が少し聞こえたそうです。
チャイム音は聞こえなかったとのこと。
ちなみに、「共有モード」にした場合は、手をたたくなどのノイズが聞こえることが多かったそうです。
こちら側が自分一人なら、プライベートモードに設定するとよいでしょう。
▶キーボード
▲タップ・クリックで拡大
やや硬めで、浅めのタイピング感です。
タイピング時にあまりたわむ感じはなく、剛性は比較的しっかりしています。
右端のエンターキー、バックスペースキー、シフトキーが隣のキーとくっついていますが、
隣のキーとの間に溝がつくってあるので、見た目の印象ほど使いづらくはないです。
ただ、個人的にはカーソルキーの上下は、もっと大きい方が嬉しいところではあります。
▼キートップ(キーの表面)はほぼフラット。少し凹みがあればよかったです。
Fキーは、[Fn]+[Esc]キーでファンクションロック(本来Fnキーを押す必要がある機能を、Fnキーを押さずに使えるようにする)できるので、好みに応じて設定するとよいでしょう。
なお、キーボードのバックライトは非搭載です。
キーピッチなど
▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ
▼一部のキーを除いて、タイピングしやすいと言われる19ミリに近いキーピッチ(キーとキーの間隔)があります。
▼かなり手が大きい人でなければ、パームレストは十分な広さでしょう。
タッチパッド
クリックボタン一体型のタッチパッドです。
なお、Fn+Mキーでタッチパッドの有効・無効(ON・OFF)を切り替えできます。
キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動くのを確実に防止したいときに便利です。
また、スタートメニュー ⇒ Lenovo Vantage ⇒ デバイス設定⇒入力およびアクセサリでもタッチパッドをON・OFFできます。
▶スピーカー
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)は、キーボード面の左右にスピーカーを搭載。
ちなみに、キーボード左右のスピーカーグリルのように見える部分全体がスピーカーなのではなく、一部分がスピーカーのようです。
キーボード面にスピーカーがあるので、ノートパソコンのスピーカーとしては音抜けがよく、悪くない音質です。
点数にすると、100点満点中:70点くらいです。
※Dolby Accessがオンの状態での評価。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。
なおDolby Access(ドルビーアクセス)で、ゲーム、映画、ミュージック、音声などに合わせた音質に変更できる他、好み応じてカスタムしたり、OFFにもできます。
▶ディスプレイ
■レビュー機のディスプレイ詳細
- 14型、グレア(光沢)
- 解像度:1920×1200ドット
- リフレッシュレート:60Hz
- アスペクト比(縦横比):16:10
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のディスプレイには、
- WUXGA液晶(1920×1200ドット)
- 2.2K液晶(2240×1400ドット)
の2種類があります。
今回のレビュー機は、WUXGA液晶ディスプレイです。
WUXGA液晶については、ドイツの認証機関:TUV(テュフ)による「低ブルーライト認定」を受けているとのこと。
※2.2K液晶についても認定を受けているかは不明です。
解像度1920×1200ドットは、フルHD(1920×1080ドット)よりも縦に120ドット多く、より多くの情報を表示できます。
▼タッチにも対応。
視野角
角度をつけて見ると少し暗く見えますが、白飛びしたりはしません。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
▼ディスプレイが360度回転するので、このようにディスプレイを180度開いて、フラットに置いたりもできます。
・色域
色域については、冒頭の注意点:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
JEITA Ver.2.0測定法 | 約14.5時間 ※メーカー公称値 |
---|---|
PCMark 10 Modern Office | 13時間10分 |
30分で充電できたバッテリー量 ※付属ACアダプターを使用 |
約51% |
- 電源モードの設定:バランス
- バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
- ディスプレイの明るさ:50
1920×1200ドットの14型タッチ・ディスプレイを搭載していることを考えると、悪くないバッテリー駆動時間です。
・USB PD充電器からの充電
USB PD(Power Delivery)対応の充電器をUSB Type-C端子に接続し、IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)側へ充電してみました。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
PD充電器の最大出力
|
充電の可否
|
---|---|
20W(フィリップス製) |
△ ※警告表示(以下参照) |
30W(RAVPower製) |
△ ※警告表示(以下参照) |
45W(Anker製) | ◯ |
65W(CIO製) | ◯ |
※仕様などにより結果が異なる可能性があります。
※「警告表示」は、付属のACアダプター(65W出力)と比べると出力が低いため、充電が低速になっているなどの理由で表示されたと思われます。
付属ACアダプターは65W出力でしたが、65W出力のUSB PD充電器でベンチマークテストをおこなった場合、少しパフォーマンスが落ちました。
▼付属ACアダプターでベンチマークテストを行った場合。
▼65W出力のUSB PD充電器でベンチマークテストを行った場合。
パフォーマンスをしっかり発揮させるなら、付属ACアダプターを使うのがよいでしょう。
※今回は、ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレ ベンチマークのみでテストを行いました。CPU性能を測るベンチマークテストなどでは、また違った結果になるかもしれません。
▶インターフェイス
右側面
① 電源ボタン
② SDカードリーダー(SDHC、SDXC、MMCに対応)
③ USB 3.2 Gen1(Type-A)
④ USB 3.2 Gen1(Type-A)(Powered USB)
左側面
① 電源入力端子
② HDMI端子
③ USB 3.2 Gen2(Type-C)(Power delivery、DisplayPort出力対応)
④ マイクロホン入力 / ヘッドホン出力端子
⑤ Novoボタン
※Novoボタンは、リカバリーなどをしたいときに使うボタンです。普段は使用しません。
▼SDカードを挿すと約1.7センチはみ出すので、挿しっぱなしにしておくのには向いていません。
USB Power Delivery対応のUSB Type-C端子、USB Type-A端子、フルサイズのSDカードリーダーもあり、インターフェイスは無難にそろっているといったところ。
▶その他の機能
指紋認証
▼指紋認証センサーも搭載。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。
アイドル時 | 基本的には静か(耳を近づけると小さなノイズが聞こえる程度) |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大43.5db程度 |
※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※今回は、「ファイナルファンタジー14暁月のフィナーレ ベンチマーク」実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。
負荷の高い作業をしていなければ、基本的には静かです(ただし、充電しながら使う場合など、ファン音が大きくなる場合があります)。
ベンチマークテスト時は「少し音がしているな」程度の印象で、うるさくて不快というほどではありませんでした。
外出先で使う場合は、すぐ隣に人がいなければ問題ないでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
▲A4用紙とのサイズ比較
大学ノート(セミB5) | 252×179mm |
---|---|
A4サイズ | 297×210mm |
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD) | 約313.1×224.9×厚さ17.8(最薄部)mm |
幅×奥行きは、A4サイズよりも少し大きい程度です。
▼A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグでも持ち運びしやすいサイズ感。
※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。
▶重さの実測:約1,598グラム
本体 | 約1,598g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約341g |
最近は軽量な14型ノートが増えてきているので、14型のノートパソコンとしてはやや重いです。
⇒ 「レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」を公式サイトで見てみる
―― IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の処理性能チェック ――
■レビュー機のスペック
CPU | AMD Ryzen 5 7530U |
---|---|
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD(NVMe) |
グラフィックス | AMD Radeon |
Ryzen 5 7530U搭載モデルの処理性能の概要
ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分な性能です。
処理性能的には画像編集も十分にいけますが、ディスプレイの色域はあまり広くないので、色調整には向きません。
動画編集もある程度できますが、専用GPU搭載ノートと比べると、レンダリングには時間がかかるかもしれません。
なお、IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)は、仕様によって搭載CPUが異なります。
文章や資料作成などのオフィスワーク用途でしたらRyzen 3搭載モデルでも十分ですが、
余裕をもってマルチタスクや画像編集などをこなしたい場合などは、Ryzen 5かRyzen 7搭載モデルをおすすめします。
▶CPU性能
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のCPUは、仕様によって次の3つがあります。
■搭載CPUのラインナップ
- Ryzen 3 7330U
- Ryzen 5 7530U
- Ryzen 7 7730U
今回のレビュー機のCPUは、以下です。
■レビュー機のCPU
- AMD Ryzen 5 7530U
- 6コア / 12スレッド
- 2.0-4.5GHz
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。
マルチコア | 8628 |
---|---|
シングルコア | 1463 |
■他ノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較
Core i7-12700H | 12991 |
---|---|
Ryzen 7 5800H | 12196 |
Core i7-11800H | 11208 |
Ryzen 7 4800H | 10975 |
Core i7-10870H | 10305 |
Core i7-1260P | 8649 |
Ryzen 5 7530U (レビュー機) |
|
Ryzen 5 6600H | 7929 |
Core i5-11400H | 7881 |
Ryzen 5 5560U | 7855 |
Ryzen 5 5500U | 7477 |
Ryzen 5 4600H | 7418 |
Core i7-10750H | 7137 |
Core i7-1255U | 6673 |
Core i7-1250U | 6364 |
Ryzen 5 4500U | 6210 |
Core i5-11300H | 6164 |
Core i5-1235U | 6128 |
Core i7-1195G7 | 6109 |
Core i7-1165G7 | 5077 |
Core i7-1160G7 | 4636 |
Core i7-10710U | 4532 |
Core i5-1135G7 | 4420 |
Core i5-10210U | 4051 |
Core i5-1155G7 | 3957 |
Ryzen 3 4300U | 3944 |
Core i5-1035G1 | 3477 |
Core i3-1115G4 | 3216 |
Pentium Silver N6000 | 1993 |
Celeron N5100 | 1471 |
- レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2023年4月3日現在)。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
インテル Core i7-1260Pに近いベンチマークで、ゲーミングやクリエイターノート向けの「Coreプロセッサー Hシリーズ」などを除いたCPUの中では、かなり高い性能です。
CPU Mark
ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。
スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。
スコア | 19007 |
---|
PassMarkでの同CPU(Ryzen 5 7530U)の平均スコア16314※よりも高いスコアでした。
※2023年4月19日現在の平均値
CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。
Geekbench 6(CPU Benchmark)
「Geekbench 6」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。
Single-Coreスコア | 1868 |
---|---|
Multi-Coreスコア | 7230 |
- 「CPU Benchmark」の結果
Geekbench 6は、macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされているので、お持ちのデバイスとスコアを比較してみるのも面白いでしょう。
▶グラフィックス性能
レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のグラフィックスは「AMD Radeon グラフィックス」です。
3DMark ベンチマークスコア
Fire Strikeスコア | 3708 |
---|---|
Time Spyスコア | 1422 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
最高品質 1920×1080 | 10855 すごく快適 |
---|
ストリートファイターV ベンチマーク
解像度 | 平均フレームレート・結果 |
---|---|
1920×1200 | 42.56 FPS スペック不足 |
1680×1050 | 52.66 FPS スペック不足 |
1280×800 | 59.99 FPS 快適 |
ストリートファイターVは、1280×800まで解像度を落とせば、なんとかプレイ可能といったところ。
ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 7264 やや快適 |
---|
※グラフィックス設定は「ノートPC」向けの設定にて計測。
というわけで、ゲーミングノートPCほどのグラフィック性能はありませんが、
フルHD画質の場合、ドラゴンクエストXなど軽めの3Dゲームなら遊べそうです。
▶旧モデルとの性能比較
次に、今回のレビュー機と、その旧モデルともいえるIdeaPad Flex 550(14型、Ryzen 5 4500U搭載)とで、処理性能を比較しました。
■レビュー機(IdeaPad Flex 5 Gen 8)
- Ryzen 5 7530U
- AMD Radeonグラフィックス
- メモリ16GB
■比較対象:IdeaPad Flex 550(旧モデル)
- Ryzen 5 4500U
- AMD Radeonグラフィックス
- メモリ8GB
CINEBENCH R23のスコア比較
まず、CPU性能を計測できるベンチマークソフト:CINEBENCH R23のスコア比較です。
■CINEBENCH R23のマルチコアスコア
IdeaPad Flex 5 Gen 8 Ryzen 5 7530U |
|
---|---|
IdeaPad Flex 550 Ryzen 5 4500U |
6219 |
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
IdeaPad Flex 550(Ryzen 5 4500U搭載)の約1.4倍のスコアが出ており、CPUパフォーマンスは大きく向上しています。
PCMark 10のスコア比較
次に、ベンチマークソフト「PCMark 10」のスコアを比較します。
■ドキュメント作成・表計算(Productivityスコア)
IdeaPad Flex 5 Gen 8 | |
---|---|
IdeaPad Flex 550 | 7150 |
推奨値 | 4500 |
■画像編集(Photo Editing スコア)
IdeaPad Flex 5 Gen 8 | |
---|---|
IdeaPad Flex 550 | 6793 |
推奨値 | 3450 |
■動画編集(Video Editing スコア)
IdeaPad Flex 5 Gen 8 | |
---|---|
IdeaPad Flex 550 | 3475 |
推奨値 | 3450 |
CPUだけで見ると3世代も差があるので、やはり各スコアとも明確に差がありますね。
(もっとも、古い方のIdeaPad Flex 550はメモリ8GBですし、冷却ファンなども同一なのか不明ですので、CPUだけで差がついたとは言えません。)
クリエイティブな作業がさらに快適にできるようになったと言えるでしょう。
▶SSDのデータ転送速度
PCIe4.0 x4 SSDには及ばないものの、PCIe3.0 x4 SSDとしては高速なので、まだまだ快適に使えるでしょう。
SSD情報
Micron(マイクロン)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
SSDのカスタマイズについて
ちなみにIdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)は、カスタマイズ可能モデルの場合、最大1TBまでSSD容量を増やしての注文もできます。
※部材などの状況により、カスタマイズ可能項目が変更になることもあるかもしれません。
―― IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の外観・その他のチェック ――
▶外観
ボディカラーは「アークティックグレー」で、比較的シンプルな外観です。
シンプルな天板ですが、Lenovoロゴのプレートがよいアクセントになっています。
パームレストにもLenovoロゴのプレートがあります。
▶付属品など
付属品一式です。
- ACアダプター
- 電源ケーブル
- 購入証明書
- 安全上の注意と保証についての手引き
- サポートのしおり
- PCリサイクルマークシール申込書
などが付属。
※付属品は変更になる可能性があります。
▶レノボ「IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」のレビューまとめ
「レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」のレビューのまとめです。
液晶の色域が広くないことや、キーボードのキー配列などをみると、
レノボのThinkPadシリーズなどと比較して、コストをカットしている面は見受けられるものの、
その分、価格が安いので、コスパが高くてオススメできるノートパソコンです。
価格と性能のバランスを考えると、AMD Ryzen 5 7530U搭載モデルをおすすめします。
アクティブペンやマルチモード対応で、価格が高くないノートパソコンをお探しの方にとくにオススメですよ!
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