レノボ「IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」実機レビュー!コスパが超スゴイ!ペンやマルチモード対応ノートをお探しの方にオススメ!

レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のメイン画像

Ryzen 3~7 メモリ8~16GB
最大1TB SSD マルチモード対応

「レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」の実機レビューです。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)は、マルチモードに対応しており、スタンドモードやタブレットモードなど、いろいろな使い方ができるノートパソコン。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の外観 天板側

アクティブペンにも対応しており、ペンでイラストを描くこともできます。

ペン対応で高コスパなノートパソコンをお探しの方に、とくにオススメです。

なお、この記事は、

という構成になっています。

冒頭の「おすすめポイント・特徴」「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。

>> レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)を公式サイトで見てみる <<

▶ レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)を公式サイトで見てみる

なお、レビュー機は当サイトの購入品です。

▶おすすめポイント・特徴

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のおすすめポイント・特徴

ポイント

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のマルチモード

▶「レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」の5つのモード

「レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」は、

  • ラップトップモード
  • タブレットモード
  • スタンドモード
  • テントモード
  • フラットモード

の5つのモードに切り替えて使えます。

※モード名は、メーカーの定めた正式名称とは異なる可能性がありますが、便宜上、この記事では上記のモード名を用いています。

シーンに合わせて使うと、より便利にIdeaPad Flex 5 Gen 8を使えるでしょう。

ラップトップモード

ラップトップモードは、その名のとおり、スタンダードなノートパソコンのモード。

ラップトップモード

タブレットモード

折りたたんでタブレット形状にできます。
※キーボードの取り外しはできません。

タブレットモード

誰かに画面を見せつつ使ったり、アクティブペンで絵を描くときなどに便利。

スタンドモード

スタンドモードは、テーブルに置いて動画を見たりするのに便利なモード。

スタンドモード

ペンを使うときに、ディスプレイにゆるく角度をつけるのにも、このモードが重宝します。

テントモード

テントモードは、奥行きの狭いスペースに置きたいときに便利なモード。

テントモード

キッチンでレシピを見ながらの料理や、カフェでの勉強時などにも便利です。

デスクトップPC向けキーボードと組み合わせて使うのもいいと思います。

テントモードとキーボードの組み合わせ

▲「テントモード」と「好きなキーボード」を組み合わせて使うのもアリ

フラットモード

ディスプレイを180度開いたのがフラットモード。

フラットモード

タブレットモードに似ていますが、フラットモードならキーボード操作もできます。

対面の人に画面を見せたいときも、タブレットモードよりもこちらの方がスピーディーに画面を見せられます。


ポイント

ペンでイラストを描いているところ

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)は、Lenovo デジタルペンに対応しているので、ペンでイラストを描いたりもできます。

Lenovo デジタルペンも付属します。

詳しくは、ペンの項目にてCLIP STUDIO PAINT(クリスタ)での描き心地も含めて、詳しく解説していますよ。


ポイント

コストパフォーマンスが高い

マルチモード、アクティブペン対応にも関わらずRyzen 5搭載モデルが税込9万円弱なので、かなりコスパが高いです。
※2023年5月2日現在の価格。


ポイント

ディスプレイ

一部モデルは「2.2K(解像度2240×1400ドット)のIPS液晶」を搭載。

フルカスタマイズモデルなら、プラス11,000円で2.2K液晶も選択可能でした。
※2023年5月2日現在の価格

1920×1200ドットの液晶を2240×1400ドットの液晶にした場合、画素数は約1.36倍になります。

イラスト作成のために解像度を高くしたい方には、2.2K液晶を選ぶのもオススメです。


ポイント

カスタマイズ可能

カスタマイズ可能モデルは、OS、CPU、メモリ、ストレージ、ディスプレイ、内蔵カメラなどのカスタマイズが可能。好みに応じた仕様にできます。

※製品一覧ページで[詳しくはこちら]のボタンが黒い製品がカスタマイズ可能モデルです。

※製品番号によってカスタマイズ可能項目が異なる可能性があります。
※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になる場合もあるかもしれません。


▶デメリット・注意点

デメリット・注意点など

注意点 グレア(光沢)ディスプレイなので、映り込みしやすい

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のディスプレイは、グレア(光沢)ディスプレイなので、非光沢ディスプレイと比べると映り込みしやすいです。

ディスプレイの光の映り込み具合

正面から見る分には、映り込みはあまり気になりませんでしたが、横からディスプレイを見ると、映り込みが見えやすいです。

また、WordやExcelなど背景が白いアプリを使うときは、あまり気にならないと思いますが、
背景がダークカラーのアプリを使うときは、映り込みが気になることもあるかもしれません。


注意点 ディスプレイの色域は広くない(WUXGA液晶の場合)

色域

■カバー率

sRGB 61%
DCI-P3 46%
Adobe RGB 46%

※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。

※WUXGA(1920×1200ドット)液晶ディスプレイ搭載モデルの結果です。

色域はあまり広くないので、イラスト制作や画像編集で細かい色調整をするなどの用途には向いていません。

なおメーカー公称では、2.2K液晶の場合「sRGB100%」との記載があるので、

イラスト制作など色表現も重視するなら、カスタマイズ可能モデルで2.2K液晶を選択するとよいでしょう。


注意点 キーボードバックライトは非搭載

キーボードのバックライトは非搭載です。


▶その他、ひとこと

その他、ひとこと

その他 出荷製品は日本語キーボードです

メーカーページの写真は英語キーボードですが、出荷製品は、日本語キーボード搭載です。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のキーボード

▲出荷製品はこのキーボード(タップ・クリックで拡大)

>> レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)を公式サイトで見てみる <<

▶ レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)を公式サイトで見てみる

▶スペック表

■IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のスペック

OS Windows 11 Home / Pro
※Pro OSはカスタマイズ可能モデルのみ選択可能
ディスプレイ 14型
WUXGA(解像度1920×1200) / 2.2K(解像度2240×1400)
グレア(光沢)、タッチ対応、ペン対応、IPS液晶
CPU AMD Ryzen 3 7330U / Ryzen 5 7530U / Ryzen 7 7730U
メモリ 8GB / 16GB
ストレージ SSD:256GB / 512GB / 1TB
※1TBはカスタマイズ可能モデルのみ選択可能
グラフィックス AMD Radeon グラフィックス
サイズ 約313.1×224.9×17.8mm(最薄部)
重さ 約1.55kg(平均値)
その他 Wi-Fi 6、Bluetooth 5.1

※カスタマイズで選択できる項目も含みます。
※2023年4月21日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。

■今回のレビュー機のスペック

スタンダードモデル「AMD Ryzen 5 7530U、メモリ16GB、512GB SSD、WUXGAディスプレイ(製品番号:82XX0034JP)」

―― IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の使いやすさチェック ――

▶ペンでイラストも描ける

ペンでイラストを描いているところ

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)は、Lenovo デジタルペンに対応しているので、ペンでイラストを描いたりもできます。

Lenovo デジタルペンも付属します。

Lenovo デジタルペン

▲Lenovo デジタルペン

▼USB Type-A端子に挿して使えるLenovo デジタルペン用のペンホルダーも付属。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のキーボードにLenovoデジタルペンを収納したところ

・CLIP STUDIO PAINTでの描き心地チェック

CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)での描き心地をチェックしてみました。

ペンでの描き心地チェック

ペン先に力が加わると、ペン先が少し沈み込むようになっているため、その点は少し気になりましたが、ペンで描いたときのズレは、あまり気にならず、描きやすかったです。

ディスプレイはガラスで覆われていますが、グリップも効いて、ツルツルして描きづらいといったこともなかったです。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)があれば、液タブなしでペンでのイラスト作成がはじめられるので、コストパフォーマンスはかなり高いですね。

▼「Lenovo Pen Settings」で「ペン横のボタンの割り当て機能の変更」や「感度の調整」なども可能です。

Lenovo Pen Settings

スタート⇒すべてのアプリ⇒Lenovo Pen Settingsで起動できます。

▶テレワークやWeb会議に役立つ機能

・プライバシーを保護するWebカメラ

プライバシーシャッター付きのWebカメラを搭載しています。

プライバシーシャッター

プライバシーシャッターをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。

プライバシーシャッターを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。

オンラインミーティングなどで、不用意に自分が映り込むのを防ぎたい場合にも便利です。

なおWebカメラは、カスタマイズ可能モデルの場合、

  • HDカメラ(720p)
  • フルHDカメラ(1080p)

の2つから選択できます。

今回のレビュー機のカメラは「HDカメラ(720p)」です。

▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。

▲IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のWebカメラで撮影

▼3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けウェブカメラで撮影した写真。

▲ELECOM製の外付けウェブカメラで撮影(比較用)

どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。

HDカメラだと、やはりフルHDのWebカメラよりも画質が荒いのがわかってしまいますね。

とはいえ、画質にこだわりがなければ、とくに問題はないでしょう。

Lenovo Smart Appearance

Lenovo Smart Appearance

Lenovo Smart Appearanceは、Webカメラに映る自分の映像を補正してくれるアプリで、以下の機能が使えます。

  • 背景
  • フェイス・フレーミング
  • ビデオ・エンハンサー
  • アイ・コンタクト補正
  • 顔フィルター
背景

背景をぼかしたり、背景に画像を表示できる機能。

フェイス・フレーミング

顔が正面にくるように、自動でズームしてくれる機能。

ビデオ・エンハンサー

明るさを自動調整してくれる機能。

アイ・コンタクト補正

ユーザーの目の焦点を自動調整し、アイ・コンタクトをしているように見せてくれる機能。

顔フィルター

肌をキレイに見えるように調整したり、顔のパーツの大きさを調整できる機能。

目を大きくしたり、顔を細くしたりもできます。

顔フィルターの「肌のスムージング」をオンにすると、肌がキレイに見えるようになるので、これはオススメの機能ですね~。

Lenovo Smart Appearance

  • オンライン会議のためだけにメイクをするのが面倒に感じている
  • 相手に好印象を与えたい

といった方にとくにオススメです。

ミュートマイクボタン

F4キーを押せばマイクのオン・オフを切り替えできます。

マイクミュート

オンラインミーティングなどで、「発言しないときはマイクをOFFにしたい」ときなどに便利です。

スマートノイズキャンセレーション

オンラインミーティングのときに音声をクリアにする「スマートノイズキャンセレーション」がプリインストールされています。

スマートノイズキャンセレーション

どれくらいノイズキャンセル効果があるのか?

スマートノイズキャンセレーションの設定を「プライベートモード」にして、どれくらいノイズキャンセル効果があるのか試してみました。

オンラインミーティング中に、しゃべりながら手をたたいてみたところ、相手側には途切れ途切れで手をたたく音が少し聞こえたそうです。

チャイム音は聞こえなかったとのこと。

ちなみに、「共有モード」にした場合は、手をたたくなどのノイズが聞こえることが多かったそうです。

こちら側が自分一人なら、プライベートモードに設定するとよいでしょう。

▶キーボード

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のキーボード

▲タップ・クリックで拡大

やや硬めで、浅めのタイピング感です。

タイピング時にあまりたわむ感じはなく、剛性は比較的しっかりしています。

右端のエンターキー、バックスペースキー、シフトキーが隣のキーとくっついていますが、

隣のキーとの間に溝がつくってあるので、見た目の印象ほど使いづらくはないです。

キーボードの右側

ただ、個人的にはカーソルキーの上下は、もっと大きい方が嬉しいところではあります。

▼キートップ(キーの表面)はほぼフラット。少し凹みがあればよかったです。

キートップのアップ画像

Fキーは、[Fn]+[Esc]キーでファンクションロック(本来Fnキーを押す必要がある機能を、Fnキーを押さずに使えるようにする)できるので、好みに応じて設定するとよいでしょう。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のFキー

 
なお、キーボードのバックライトは非搭載です。

キーピッチなど

デスクトップPC向けキーボードとの比較

▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ

▼一部のキーを除いて、タイピングしやすいと言われる19ミリに近いキーピッチ(キーとキーの間隔)があります。

キーピッチ

▼かなり手が大きい人でなければ、パームレストは十分な広さでしょう。

パームレストに手をのせたところ

パームレストに手をのせたところ:横から

タッチパッド

クリックボタン一体型のタッチパッドです。

タッチパッド

なお、Fn+Mキーでタッチパッドの有効・無効(ON・OFF)を切り替えできます。

キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動くのを確実に防止したいときに便利です。

また、スタートメニュー ⇒ Lenovo Vantage ⇒ デバイス設定⇒入力およびアクセサリでもタッチパッドをON・OFFできます。

▶スピーカー

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)は、キーボード面の左右にスピーカーを搭載。

ちなみに、キーボード左右のスピーカーグリルのように見える部分全体がスピーカーなのではなく、一部分がスピーカーのようです。

レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のスピーカー

キーボード面にスピーカーがあるので、ノートパソコンのスピーカーとしては音抜けがよく、悪くない音質です。

点数にすると、100点満点中:70点くらいです。

※Dolby Accessがオンの状態での評価。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。

なおDolby Access(ドルビーアクセス)で、ゲーム、映画、ミュージック、音声などに合わせた音質に変更できる他、好み応じてカスタムしたり、OFFにもできます。

Dolby Access

▶ディスプレイ

■レビュー機のディスプレイ詳細

  • 14型、グレア(光沢)
  • 解像度:1920×1200ドット
  • リフレッシュレート:60Hz
  • アスペクト比(縦横比):16:10

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のディスプレイには、

  • WUXGA液晶(1920×1200ドット)
  • 2.2K液晶(2240×1400ドット)

の2種類があります。

今回のレビュー機は、WUXGA液晶ディスプレイです。

WUXGA液晶については、ドイツの認証機関:TUV(テュフ)による「低ブルーライト認定」を受けているとのこと。

※2.2K液晶についても認定を受けているかは不明です。

解像度1920×1200ドットは、フルHD(1920×1080ドット)よりも縦に120ドット多く、より多くの情報を表示できます。

▼タッチにも対応。

ディスプレイにタッチしているところ(タッチ対応ディスプレイ)

視野角

角度をつけて見ると少し暗く見えますが、白飛びしたりはしません。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のディスプレイ正面

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の視野角チェック 横から見たところ

▲横から見たところ

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の視野角チェック 上から見たところ

▲上から見たところ

▼ディスプレイが360度回転するので、このようにディスプレイを180度開いて、フラットに置いたりもできます。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のディスプレイを開けるところまで開いたところ

・色域

色域については、冒頭の注意点:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。

▶バッテリー駆動時間

■バッテリー駆動時間の実測

JEITA Ver.2.0測定法 約14.5時間
※メーカー公称値
PCMark 10 Modern Office 13時間10分
30分で充電できたバッテリー量
※付属ACアダプターを使用
約51%
  • 電源モードの設定:バランス
  • バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
  • ディスプレイの明るさ:50
計測項目についての詳細はここをタップ(クリック)

■「PCMark 10 Modern Office」について

ソフトウェア「PCMark 10」で計測したバッテリー駆動時間を掲載しています。
PCMark 10 Modern Officeのバッテリーライフテストでは「ドキュメント作成、ウェブサイト閲覧、ビデオチャット」を実際におこなってバッテリー駆動時間を計測します。テスト中はアイドル時間の割合が多いため、バッテリー消費が比較的ゆるやかなテストです。

1920×1200ドットの14型タッチ・ディスプレイを搭載していることを考えると、悪くないバッテリー駆動時間です。

・USB PD充電器からの充電

USB PD(Power Delivery)対応の充電器をUSB Type-C端子に接続し、IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)側へ充電してみました。

※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。

PD充電器の最大出力
充電の可否
20W(フィリップス製)
※警告表示(以下参照)
30W(RAVPower製)
※警告表示(以下参照)
45W(Anker製)
65W(CIO製)

※仕様などにより結果が異なる可能性があります。
※「警告表示」は、付属のACアダプター(65W出力)と比べると出力が低いため、充電が低速になっているなどの理由で表示されたと思われます。

付属ACアダプターは65W出力でしたが、65W出力のUSB PD充電器でベンチマークテストをおこなった場合、少しパフォーマンスが落ちました。

▼付属ACアダプターでベンチマークテストを行った場合。

付属ACアダプターでベンチマークテストを行った場合

▼65W出力のUSB PD充電器でベンチマークテストを行った場合。

65WのPD充電器でベンチマークテストを行った場合

パフォーマンスをしっかり発揮させるなら、付属ACアダプターを使うのがよいでしょう。

※今回は、ファイナルファンタジー14 暁月のフィナーレ ベンチマークのみでテストを行いました。CPU性能を測るベンチマークテストなどでは、また違った結果になるかもしれません。

▶インターフェイス

右側面

右側面

電源ボタン

SDカードリーダー(SDHC、SDXC、MMCに対応)

USB 3.2 Gen1(Type-A)

USB 3.2 Gen1(Type-A)(Powered USB)

左側面

左側面

電源入力端子

HDMI端子

USB 3.2 Gen2(Type-C)(Power delivery、DisplayPort出力対応)

マイクロホン入力 / ヘッドホン出力端子

Novoボタン

※Novoボタンは、リカバリーなどをしたいときに使うボタンです。普段は使用しません。

▼SDカードを挿すと約1.7センチはみ出すので、挿しっぱなしにしておくのには向いていません。

SDカードを挿しているところ

USB Power Delivery対応のUSB Type-C端子、USB Type-A端子、フルサイズのSDカードリーダーもあり、インターフェイスは無難にそろっているといったところ。

▶その他の機能

指紋認証

▼指紋認証センサーも搭載。

指紋認証センサー

▶静音性

負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。

静音性チェック時の騒音計の位置

使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。

アイドル時 基本的には静か(耳を近づけると小さなノイズが聞こえる程度)
ベンチマークテスト時 最大43.5db程度

※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※今回は、「ファイナルファンタジー14暁月のフィナーレ ベンチマーク」実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。

負荷の高い作業をしていなければ、基本的には静かです(ただし、充電しながら使う場合など、ファン音が大きくなる場合があります)。

ベンチマークテスト時は「少し音がしているな」程度の印象で、うるさくて不快というほどではありませんでした。

外出先で使う場合は、すぐ隣に人がいなければ問題ないでしょう。

■騒音(デシベル数)の目安

かなりうるさい 70db 騒々しい事務所の中
うるさい 60db 走行中の自動車内、普通の会話
普通 50db 静かな事務所
静か 40db 閑静な住宅街、図書館
とても静か 30db 深夜の郊外
ほとんど聞こえない 20db 雪のふる音

※表はあくまで目安です。

▶サイズ

A4用紙とIdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の大きさの比較

 ▲A4用紙とのサイズ比較

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)を折りたたんだ様子:斜め上から

大学ノート(セミB5) 252×179mm
A4サイズ 297×210mm
IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD) 約313.1×224.9×厚さ17.8(最薄部)mm

幅×奥行きは、A4サイズよりも少し大きい程度です。

▼A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバッグでも持ち運びしやすいサイズ感。

ビジネスバッグに入れているところ

※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。

▶重さの実測:約1,598グラム

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の重さ:実測

本体 約1,598g
ACアダプター+電源ケーブル 約341g

最近は軽量な14型ノートが増えてきているので、14型のノートパソコンとしてはやや重いです。

「レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」を公式サイトで見てみる
 

―― IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の処理性能チェック ――

■レビュー機のスペック

CPU AMD Ryzen 5 7530U
メモリ 16GB
ストレージ 512GB SSD(NVMe)
グラフィックス AMD Radeon
Ryzen 5 7530U搭載モデルの処理性能の概要

ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分な性能です。

処理性能的には画像編集も十分にいけますが、ディスプレイの色域はあまり広くないので、色調整には向きません。

動画編集もある程度できますが、専用GPU搭載ノートと比べると、レンダリングには時間がかかるかもしれません。

なお、IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)は、仕様によって搭載CPUが異なります。

文章や資料作成などのオフィスワーク用途でしたらRyzen 3搭載モデルでも十分ですが、

余裕をもってマルチタスクや画像編集などをこなしたい場合などは、Ryzen 5かRyzen 7搭載モデルをおすすめします。

▶CPU性能

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のCPUは、仕様によって次の3つがあります。

■搭載CPUのラインナップ

  • Ryzen 3 7330U
  • Ryzen 5 7530U
  • Ryzen 7 7730U

今回のレビュー機のCPUは、以下です。

■レビュー機のCPU

  • AMD Ryzen 5 7530U
  • 6コア / 12スレッド
  • 2.0-4.5GHz

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のCPU-Z情報

CINEBENCH R23

CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のCINEBENCH R23スコア

マルチコア 8628
シングルコア 1463

■他ノートPC向けCPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較

Core i7-12700H 12991
Ryzen 7 5800H 12196
Core i7-11800H 11208
Ryzen 7 4800H 10975
Core i7-10870H 10305
Core i7-1260P 8649
Ryzen 5 7530U
(レビュー機)
8628
Ryzen 5 6600H 7929
Core i5-11400H 7881
Ryzen 5 5560U 7855
Ryzen 5 5500U 7477
Ryzen 5 4600H 7418
Core i7-10750H 7137
Core i7-1255U 6673
Core i7-1250U 6364
Ryzen 5 4500U 6210
Core i5-11300H 6164
Core i5-1235U 6128
Core i7-1195G7 6109
Core i7-1165G7 5077
Core i7-1160G7 4636
Core i7-10710U 4532
Core i5-1135G7 4420
Core i5-10210U 4051
Core i5-1155G7 3957
Ryzen 3 4300U 3944
Core i5-1035G1 3477
Core i3-1115G4 3216
Pentium Silver N6000 1993
Celeron N5100 1471
  • レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2023年4月3日現在)。
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。

インテル Core i7-1260Pに近いベンチマークで、ゲーミングやクリエイターノート向けの「Coreプロセッサー Hシリーズ」などを除いたCPUの中では、かなり高い性能です。

CPU Mark

ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。

スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のPassMark CPU Markスコア:19007

スコア 19007

PassMarkでの同CPU(Ryzen 5 7530U)の平均スコア16314よりも高いスコアでした。

※2023年4月19日現在の平均値

CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。

Geekbench 6(CPU Benchmark)

「Geekbench 6」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のGeekbench 6スコア

Single-Coreスコア 1868
Multi-Coreスコア 7230
  • 「CPU Benchmark」の結果

Geekbench 6は、macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされているので、お持ちのデバイスとスコアを比較してみるのも面白いでしょう。

▶グラフィックス性能

レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のグラフィックスは「AMD Radeon グラフィックス」です。

 IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)のGPU-Z情報

3DMark ベンチマークスコア

3DMark

Fire Strikeスコア 3708
Time Spyスコア 1422
ドラゴンクエストX ベンチマーク
最高品質 1920×1080 10855 すごく快適
ストリートファイターV ベンチマーク

ストリートファイターV ベンチマーク

解像度 平均フレームレート・結果
1920×1200 42.56 FPS スペック不足
1680×1050 52.66 FPS スペック不足
1280×800 59.99 FPS 快適

ストリートファイターVは、1280×800まで解像度を落とせば、なんとかプレイ可能といったところ。

ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク

FF14 暁月のフィナーレ ベンチマーク

標準品質 1920×1080 7264 やや快適

※グラフィックス設定は「ノートPC」向けの設定にて計測。


というわけで、ゲーミングノートPCほどのグラフィック性能はありませんが、

フルHD画質の場合、ドラゴンクエストXなど軽めの3Dゲームなら遊べそうです。

▶旧モデルとの性能比較

次に、今回のレビュー機と、その旧モデルともいえるIdeaPad Flex 550(14型、Ryzen 5 4500U搭載)とで、処理性能を比較しました。

■レビュー機(IdeaPad Flex 5 Gen 8)

  • Ryzen 5 7530U
  • AMD Radeonグラフィックス
  • メモリ16GB

■比較対象:IdeaPad Flex 550(旧モデル)

  • Ryzen 5 4500U
  • AMD Radeonグラフィックス
  • メモリ8GB
CINEBENCH R23のスコア比較

まず、CPU性能を計測できるベンチマークソフト:CINEBENCH R23のスコア比較です。

■CINEBENCH R23のマルチコアスコア

IdeaPad Flex 5 Gen 8
Ryzen 5 7530U
8628
IdeaPad Flex 550
Ryzen 5 4500U
6219
  • 数字が大きいほど高パフォーマンス。

IdeaPad Flex 550(Ryzen 5 4500U搭載)の約1.4倍のスコアが出ており、CPUパフォーマンスは大きく向上しています。

PCMark 10のスコア比較

次に、ベンチマークソフト「PCMark 10」のスコアを比較します。

PCMark 10について

※PCMark 10…ウェブサイト閲覧、ビデオ会議、表計算、オフィス系ソフトでの文章作成、写真・動画編集、ゲームなどのテストを行い、パフォーマンスを計測、スコア化してくれるベンチマークソフトです。

そのPCの用途ごとのパフォーマンスを、数値で把握できます。

■ドキュメント作成・表計算(Productivityスコア)

IdeaPad Flex 5 Gen 8 9884
IdeaPad Flex 550 7150
推奨値 4500

■画像編集(Photo Editing スコア)

IdeaPad Flex 5 Gen 8 9620
IdeaPad Flex 550 6793
推奨値 3450

■動画編集(Video Editing スコア)

IdeaPad Flex 5 Gen 8 4400
IdeaPad Flex 550 3475
推奨値 3450

CPUだけで見ると3世代も差があるので、やはり各スコアとも明確に差がありますね。

(もっとも、古い方のIdeaPad Flex 550はメモリ8GBですし、冷却ファンなども同一なのか不明ですので、CPUだけで差がついたとは言えません。)

クリエイティブな作業がさらに快適にできるようになったと言えるでしょう。
 

▶SSDのデータ転送速度

SSDのデータ転送速度

PCIe4.0 x4 SSDには及ばないものの、PCIe3.0 x4 SSDとしては高速なので、まだまだ快適に使えるでしょう。

SSD情報

SSD情報

Micron(マイクロン)製のSSDでした。

※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。

SSDのカスタマイズについて

ちなみにIdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)は、カスタマイズ可能モデルの場合、最大1TBまでSSD容量を増やしての注文もできます。

※部材などの状況により、カスタマイズ可能項目が変更になることもあるかもしれません。

―― IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の外観・その他のチェック ――

▶外観

ボディカラーは「アークティックグレー」で、比較的シンプルな外観です。

レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の外観。斜め上から

シンプルな天板ですが、Lenovoロゴのプレートがよいアクセントになっています。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の外観 天板側

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の天板ロゴのアップ

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の底面

パームレストにもLenovoロゴのプレートがあります。

パームレストのアップ

▶付属品など

付属品一式です。

IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の付属品

  • ACアダプター
  • 電源ケーブル
  • 購入証明書
  • 安全上の注意と保証についての手引き
  • サポートのしおり
  • PCリサイクルマークシール申込書

などが付属。

※付属品は変更になる可能性があります。

▶レノボ「IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」のレビューまとめ

「レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)」のレビューのまとめです。

レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)の外観 見映え

液晶の色域が広くないことや、キーボードのキー配列などをみると、

レノボのThinkPadシリーズなどと比較して、コストをカットしている面は見受けられるものの、

その分、価格が安いので、コスパが高くてオススメできるノートパソコンです。

価格と性能のバランスを考えると、AMD Ryzen 5 7530U搭載モデルをおすすめします。

アクティブペンやマルチモード対応で、価格が高くないノートパソコンをお探しの方にとくにオススメですよ!

>> レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)を公式サイトで見てみる <<

▶ レノボ IdeaPad Flex 5 Gen 8 14型(AMD)を公式サイトで見てみる

>> 目次へ戻る

>> このページの先頭へ戻る

関連記事

【最新版】イラスト・マンガ作成におすすめのノートパソコンはコチラ!

イラスト・マンガを描くためのノートパソコンの選び方【2024年6月版】

お得なキャンペーン情報

HPクーポン

マウスコンピューター・クーポン

ダイナブック特別サイト

富士通クーポン

マウスコンピューター・タイムセール

サブコンテンツ

このページの先頭へ