「VAIO SX12 ファインレッド」実機レビュー!カッコよくて使いやすさも抜群のコンパクトノート!
最大Core i7 | メモリ8~32GB |
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最大2TB SSD | 約899g~ |
「VAIO SX12 ファインレッド」の実機レビューです。
使いやすくハイレベルなコンパクトノート「VAIO SX12」に新色ファインレッドが追加発売されました。
ほどよく存在感があり、クールな外観でカッコイイです。
「使いやすさ」にも「ルックス」にもこだわりたい方にオススメです。
▼ちなみに、ファインレッドではない方のVAIO SX12の実機レビューも以下の記事でしています。
なお、この記事は、
という構成になっています。
冒頭の「おすすめポイント・特徴」と「デメリット・注意点」をご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけます。
>> VAIO SX12 ファインレッドを公式サイトで見てみる <<
▶ VAIO SX12 ファインレッドを公式サイトで見てみる
なお、レビュー機はメーカーからの貸出品です。
※貸出品であっても、レビューはデメリットも含めて誠実に行います。
目次
レッドのクールなデザイン |
「VAIO SX12」のボディカラーは、
- ファインレッド(VAIOストア限定色)
- ファインブラック
- ブライトシルバー
- アーバンブロンズ
- ファインホワイト
- ローズゴールド
- オールブラック(ALL BLACK EDITION)
の7色展開ですが、今回のレビュー機は「ファインレッド」です。
天板は、ややマット感がある深みのあるコーティングがされており、派手になりすぎず、それでいて存在感があります。
また、デザインがよいだけでなく、数十項目におよぶ品質試験を実施している他、アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠した品質試験もクリアした、タフなボディ。
カーボン素材が、軽量化と剛性向上に貢献しています。
▼VAIOロゴが鏡面のように輝き、高級感があります。
パームレストは、光沢があり、ヘアラインも入っているので高級感があります。
キーボードは「日本語かな文字無し」キーボードや、英字配列キーボードも選べます。
※レビュー機は「日本語かな文字有」キーボードです。
▼ファンレッドではないですが、以下が「日本語かな文字無し」キーボード。
▲「日本語かな文字無し」キーボード
キートップに「日本語かな」が刻印されていない方がカッコよく見えます。
普段はローマ字入力していて、かな入力は利用しない方は、「日本語かな文字無し」キーボードがオススメです。
▼長野県安曇野市のVAIO本社で製造される日本製(Made in Japan)です。
専用レザーケースもあります
▼ちなみに、VAIO SX12 ファインレッドにぴったりのレザーケースもあります。
⇒ VAIO SX12専用 REDステッチ特別仕様レザーPCケース
イタリアンレザーを使い、熟練の革職人が作る日本製のハンドメイド・ケースです。
▼VAIOロゴの刻印も入っています。
高級感があり、赤のステッチがおしゃれで、VAIO SX12 ファインレッドのボディーカラーにマッチします。
▲裏側
もちろんVAIO SX12がピッタリ収まるサイズです。
12.5型で約899g~の軽さ! |
本体 | 約941g |
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ACアダプター+電源ケーブル | 約159g |
12.5型のノートパソコンとしては軽量です。
1キロを切る重さですから、ラクに持ち運びできるでしょう。
ACアダプターも軽めです。
なお、メーカー公称値は約899~950gとなっているので、仕様により多少重さが異なります。
持ち運びしやすいコンパクトボディ |
VAIO SX12 ファインレッドは、ディスプレイサイズが12.5型なので、コンパクトで持ち運びしやすいです。
▲A4用地とのサイズ比較
大学ノート(セミB5) | 252×179mm |
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A4サイズ | 297×210mm |
VAIO SX12 ファインレッド | 約287.8×205×厚さ15(最薄部)-17.9(最厚部)mm ※突起部含まず |
▼A4対応の標準的なビジネスバッグにも、ラクラク入りました。
※この画像はサイズ感の目安として載せています。実際の持ち運びには、インナーケースやノートパソコン収納部を備えたバッグやリュックのご利用をおすすめします。
処理性能の高いCPUも搭載可能! |
▼VAIO SX12 ファインレッドはカスタマイズ注文が可能なので、以下のCPUラインナップから選択して注文できます。
- Celeron 7305
- Core i3-1215U
- Core i5-1240P
- Core i7-1260P
※ALL BLACK EDITIONは、Core i7-1280P搭載です。
モバイルノート向けCPUの中ではCPU性能が高めのCore i7-1260Pも選択可能。
性能が高いモバイルノートを選びたい方にもオススメです。
さらに詳しくは、CPU性能の項目をご覧ください。
sRGBカバー率100%の色域 |
■カバー率
sRGB | 100% |
---|---|
DCI-P3 | 76% |
Adobe RGB | 76% |
※あくまで当サイトで計測した結果です。環境や計測機器によって違いが生じる可能性があります。
sRGBカバー率が100%ですし、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域をカバーしています。
VAIO SX12の用途を考えると、多くの方には十分な色域をカバーしたディスプレイと言えるでしょう。
タイピングしやすいキーボード |
▲タップ・クリックで拡大
- キートップに凹みがあり、指先の力が逃げにくい
- スムーズなキーストローク
- カーソルキーのスペースをゆったり確保
- 大きめのEnterキーやBackSpaceキー
- ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がつく「チルトアップヒンジ構造」
などの要素があいまって、キーボードがタイピングしやすいです。
日本メーカーならではの、タイピングしやすい日本語キーボードだと言えます。
さらに詳しくは、キーボードの項目をご覧ください。
インターフェイスが充実 |
コンパクトボディでもインターフェイスが充実しているので便利です。
右側面
① USB 3.0(Type-A)
② Thunderbolt 4 / USB4(Type-C)(40Gbps、USB PDと映像出力に対応)
③ HDMI出力端子(4096×2160 / 60Hzまたは3840×2160 / 60Hz)
④ 有線LAN端子
⑤ Thunderbolt 4 / USB4(Type-C)(40Gbps、USB PDと映像出力に対応)
左側面
① セキュリティロック・スロット
② USB 3.0(Type-A)
③ ヘッドセット対応ヘッドホン端子
USB PDにも対応していますし、コンパクトボディでありつつも、インターフェイスは充実。
本体バッテリーへの充電は、USB Type-C端子につないでおこないます。USB Type-Cに接続して使用するACアダプターが付属します。
なお、冒頭の注意点にも記載のとおり、SDカードスロットは非搭載です。SDカードを使うにはSDカードリーダーが別途必要です。
カスタマイズ注文も可能 |
OS、CPU、メモリ、カラー、キーボード、ストレージ、カメラ、TPMセキュリティチップ、5G WANなどのカスタマイズが可能。
好みに応じた仕様にできます。
※部材状況などにより、カスタマイズ可能内容が変更になる場合もあるかもしれません。
SDカードリーダーは非搭載 |
SDカードリーダーは非搭載なので、SDカードを使いたい方はご注意を。
SDカードを読み込むには、SDカードリーダーが別途必要です。
個人事業主、SOHOの方も購入しやすい |
VAIOストアには、以下のように個人事業主やSOHOの方も購入しやすいサービスがあります。
見積書の発行に対応
Web上で見積もりを発行できます。
幅広い支払い方法に対応
- クレジットカード
- ジャックスショッピングローン
- コンビニ決済
- ペイジー決済
- 銀行振込
に対応。
領収書発行
マイページより領収書を発行可能です。
※マイページでの発行にはVAIOストアへの会員登録が必要です。
■3台以上同時購入で3%OFF
1回のご注文で「同一モデルの同一仕様」で、3台以上のご購入で3%OFFとなります。
「VAIOストア パソコン3年延長サポート」または「パソコン3年あんしんサポート」が付帯
「VAIOストア パソコン3年あんしんサポート」の方は、落下・水ぬれ・火災・落雷などの偶然の事故にも対応します。
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▶ VAIO SX12 ファインレッドを公式サイトで見てみる
▶スペック表
■VAIO SX12 ファインレッドのスペック
OS | Windows 11 Home / Pro |
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ディスプレイ | 12.5型 フルHD(解像度1920×1080)、アンチグレア(非光沢) |
CPU |
インテル Celeron 7305 / Core i3-1215U / Core i5-1240P / Core i7-1260P ※ALL BLACK EDITIONのみCore i7-1280Pを搭載 |
メモリ | 8GB / 16GB / 32GB |
ストレージ | 128GB~2TB SSD |
グラフィックス | インテル UHD / Iris Xe |
サイズ | 約287.8×205×17.9(最厚部)mm ※突起部含まず |
重さ | 約899~950g(公称値) |
その他 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.1 |
※2023年4月21日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
■今回のレビュー機のスペック
2022年7月発売モデル「インテル Core i7-1260P、Iris Xe グラフィックス、メモリ32GB、512GB SSD(VJS125シリーズ、型名:VJS1258)」
―― VAIO SX12 ファインレッドの使いやすさチェック ――
▶テレワークやWeb会議に役立つ機能
・プライバシーを保護するWebカメラ
カメラプライバシーシャッター付きのWebカメラを搭載しています。
カメラプライバシーシャッターをスライドさせて、カメラにフタをしておけます。
また、シャッターを閉めておけば、万が一、カメラへ不正アクセスされてもプライバシーを保護できます。
オンライン会議などで、不用意に自分が映り込ってしまうのを防ぐのにも便利です。
なおWebカメラは、
- フルHDカメラ(Windows Hello 顔認証対応)
- HDウェブカメラ
の2つから選択できます。
今回のレビュー機のカメラはフルHDカメラです。
▼実際に、Windowsのカメラアプリを起動して撮影した写真が以下。
▲VAIO SX12 ファインレッドのWebカメラで撮影
▼3000円ほどで購入したフルHD(1920×1080ピクセル)の外付けウェブカメラで撮影した写真。
▲ELECOM製の外付けウェブカメラで撮影(比較用)
どちらも同じ光源(天井のLED照明のみ)で撮影しました。
VAIO SX12のフルHDカメラでは、比較的自然な色味で撮れており、ノートパソコンのWebカメラとしては画質はよい方でしょう。
カメラ設定
VAIOの設定⇒カメラ で、
- 背景ぼかし
- 自動フレーミング(ユーザーの顔が最適な大きさで中央に位置するよう自動でフレーミング)
- 顔優先AE(自動的に顔の明るさを調整)
- 逆光補正
- ちらつき低減
などの設定ができますよ。
ミュートマイクボタン
Fn+Tabキーでマイクのオン・オフを切り替えできます。
オンライン会議で「発言しないときはマイクをOFFにしたい」ときなどに役立ちます。
インジケーターでマイクのON・OFFがひと目で分かるのも嬉しいポイントです。
AIノイズキャンセリング機能
オンラインミーティングのときに音声をクリアにする「AIノイズキャンセリング機能」がプリインストールされています。
状況に合わせて「標準モード(全方向)」または「プライベートモード(正面方向)」から選んで、こちらの声が相手へクリアに聞こえるよう設定できます。
どれくらいノイズキャンセル効果があるのか?
AIノイズキャンセリングにどれくらいノイズを消す効果があるのか試してみました。
オンラインでの会話中に、手をたたくなどで音を鳴らす、チャイムを鳴らすなどしてみましたところ、それらの音は相手側には聞こえなかったとのことです。
ただし、手をたたきながら喋ると、少し声が途切れた感じになることもあったそうです。
よって、周囲がそれほどうるさくなければ、OFFでよいでしょう。人の多いオフィスや、カフェなど、周囲がうるさい場所でのオンラインミーティングでは役立つでしょう。
▼効果がわかりやすい、VAIO公式の動画もありますよ。
スピーカー出力のAIノイズキャンセリング
AIノイズキャンセリングマイクの他に、スピーカー出力のAIノイズキャンセリングもプリインストールされています。
こちらは、相手側からの音声、つまり、こちらに聞こえる音声のノイズを消す機能です。
相手の方に、
- 鍵のたくさん付いたキーホルダーをジャラジャラ鳴らす
- お菓子の袋をガサガサ鳴らす
などのノイズを出してもらいながらしゃべってもらいましたが、こちらもノイズはたまに聞こえる程度で、ノイズ除去効果が明確にわかりました。
▶キーボード
▲タップ・クリックで拡大
キーストローク(キーが沈み込む距離)は約1.5ミリで、適度な打鍵感があります。
キーが小さくなり過ぎない程度に、キーとキーの間もほどよく空いていますし、キートップに凹みもあるので、タイピングしやすいキーボードです。
▼半角/全角キーは小さめです。
▼一方、Backspaceキーは小さくなっていないです。
Enterキーが大きめなのは嬉しいですね。
このあたりは、最初から日本向けに開発されているノートパソコンならではのメリットでしょう。
カーソルキーが凸型にゆったりスペースが取られているのも嬉しいポイント。
個人的にはそれほど気にはなりませんでしたが、スペースキーは小さめです。
これは、左側だけでなく右側にもAltキーとCtrlキーの両方を配置している点なども影響しているでしょう。
▼キートップ(キーの表面)には、ゆるやかな凹みがあります。
▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
キーの中心が指先でわかりやすくなり、指先の力も逃げにくくなるので、タイピングしやすいキートップです。
▼ディスプレイを開くとキーボードに傾斜がつく「チルトアップヒンジ構造」。
傾斜がついてタイピングしやすくなり、さらに机とパームレストの段差も小さくなるので、手首に負担がかかりにくいです。
剛性がシッカリしているため、タイピングしてもグラつかないのもいいですね。
なお、キーボードは「日本語配列」以外にも、「英字配列」、「かな表示なしの日本語配列」キーボードも選べます。
ファンクションキー(Fキー)は、VAIO SX12の独自機能(特殊機能)を優先するか、Windowsのデフォルト機能を優先にするかを設定できます。
▼Fキーの設定は、スタートメニュー ⇒VAIOの設定⇒入力デバイス ⇒ Fnキーロックでできます。
▼なお、[Fn]+[F8]~[F12]のキー操作に対して、好みの機能を選んで割り当てできます。
キーピッチなど
▲デスクトップPC向けキーボードと比較したところ
▼キーピッチ(キーとキーの間隔)は、約19ミリ。
キーボードバックライト
キーボードのバックライトは、
- 常に点灯する
- いずれかのキーを押したときに点灯する
- 点灯しない
の3つから選んで設定可能。
また、「いずれかのキーを押したときに点灯する」を選んだ場合、消灯までの時間を10秒・30秒・60秒から選択できます。
※「VAIOの設定」から変更します。
タッチパッド
コンパクトボディということもあって、タッチパッドは小さめ。
タッチパッド下側に左右ボタンが付いています。
個人的には、タッチパッドがボタンを兼ねた一体型タッチパッドよりも、こちらの方が使いやすくて好みです。
なお、Fn+F1キーでタッチパッドの有効・無効(ON・OFF)を切り替えできます。
キーボードのタイピング時に、タッチパッドに手がふれてカーソルが動くのを確実に防止したいときに便利です。
▶スピーカー
VAIO SX12 ファインレッドは、底面の手前側にスピーカーを搭載。
「もう少し音抜けが欲しい」と感じましたが、普通に音楽を楽しめるくらいの音質はあります。
点数にすると、100点満点中:55点くらいです。
Dolby Accessがオンの状態での評価。
※ノートパソコンのスピーカーとしての点数です。また、あくまで個人の感想です。
なおDolby Access(ドルビーアクセス)で、ゲーム、映画、音楽、音声などに合わせた音質に変更できる他、好み応じてカスタムしたり、OFFにすることもできます。
▶ディスプレイ
■ディスプレイの詳細
- 12.5型、アンチグレア(非光沢)
- 解像度:1920×1080ドット
- リフレッシュレート:60Hz
- アスペクト比(縦横比):16:9
視野角
角度をつけて見ても少し暗く見える程度で、それほど見づらくはなりませんし、よい液晶を搭載していることが伺えます。
▲横から見たところ
▲上から見たところ
視野角は広いです。
▼ディスプレイは180度開く「フルオープン構造」。
▼また「Fn+2」のキー操作で、画面の「表示の向き」を180度回転できます。
商談やプレゼンなどで、対面の人に画面を見せたいときに役立ちます。
・ノングレアなので映り込みしにくい
VAIO SX12のディスプレイはノングレア(非光沢)ディスプレイなので、映り込みしにくいです。
作業中に照明や周囲のものが画面に映り込みにくいので、実用的です。
・色域
色域については、冒頭のおすすめポイント:「色域」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
JEITA Ver.2.0測定法 | 約24.8~26時間 ※メーカー公称値 |
---|---|
PCMark 10 Modern Office | 9時間7分 |
30分で充電できたバッテリー量 ※付属ACアダプターを使用 |
約42% |
- 電源モードの設定:バランス
- VAIOの設定の動作モード:標準に設定
- バッテリー節約機能:バッテリー残り20%以下でオン
- ディスプレイの明るさ:50
バッテリー駆動時間自体が短いとは思いませんが、24.8~26時間(JEITA Ver.2.0測定法)の公称値と比べると、実際に使える時間が短く感じるのは否めないでしょう。
※JEITA測定法Ver. 2.0でのバッテリー駆動時間と比べると、実際に使用したときのバッテリー駆動時間はだいぶ短くなることが大半です。
※今回のレビュー機が「Core i7-1260P、メモリ32GB」というVAIO SX12の中でもバッテリーを消費しやすい仕様なので、その点も影響していそうです。
※ちなみにテストした範囲では、20W出力~のUSB PD対応充電器やモバイルバッテリーからも充電できましたので、モバイルバッテリーで電力を補うのもいいかもしれません。
(詳しくは、USB PD充電器からの充電の項目をご覧ください)
・USB PD充電器からの充電
USB PD(Power Delivery)対応の充電器をUSB Type-C端子に接続し、VAIO SX12側へ充電してみました。
※USB PD=USBケーブルを介して受給電を可能にする規格のこと。
PD充電器の最大出力
|
充電の可否
|
---|---|
20W(フィリップス製) |
△ ※高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減りました。 |
30W(RAVPower製) |
△ ※高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減りました。 |
45W(Anker製) |
△ ※高負荷の作業をしながら充電した場合、バッテリー残量が減りました。 |
65W(CIO製) | ◯ |
※仕様などにより結果が異なる可能性があります。
20Wなどの低出力の充電器からでも、充電自体は可能なのは嬉しいところです。
※ただし、充電器ではなく「モバイルバッテリー」で充電する場合は、45W出力くらいの充電器を選んだ方がいいと思います(ある程度使用した29W出力のモバイルバッテリーでは充電ができなかったため)。
ちなみに、付属ACアダプターは最大65W出力で、USB Type-C端子につないで使います。
ですので、きちんと65W出力のあるPD充電器であれば、付属ACアダプターと同等のパフォーマンスが引き出せるはずです。
▶インターフェイス
インターフェイスについては、冒頭のおすすめポイント:「インターフェイス」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶その他の機能
指紋認証対応の電源ボタン
2023年4月21日現在、VAIO公式ストアで注文する場合、指紋認証対応の電源ボタンが搭載されるようです。
モダンスタンバイ対応
モダンスタンバイに対応しているので、スリープ状態から瞬時に復帰が可能です。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から計測。
VAIO SX12 ファインレッドは、パフォーマンス設定ができます。
今回は「パフォーマンス優先」と「静かさ優先」の2つで静音性をチェックしました。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけると小さなノイズが聞こえる程度 |
---|---|
ベンチマークテスト時(パフォーマンス優先) | 最大46.5db程度 |
ベンチマークテスト時(静かさ優先) | 最大39.5db程度 |
※充電時やバックグラウンドでアプリケーションが動作している場合など、アイドル時であっても、ある程度ファン音がする場合があります。
※今回は、「ファイナルファンタジー14暁月のフィナーレ ベンチマーク」実行時のdb数を計測しました。あくまで当サイトで計測した場合の音の大きさですので、上記よりも大きな音がしないことを確約するものではありません。
■パフォーマンス優先でベンチマークテストを行った場合
大きな負荷がかかったときは、多少うるさいですが、めちゃくちゃうるさい、というほどではありません。ただ、自習室など静かな場所だと少し目立ってしまうかもしれません。
■静かさ優先でベンチマークテストを行った場合
排熱音は少し聞こえますが、静かといっていいレベルです。静かな場所でも使いやすいでしょう。
パフォーマンスはやや落ちますが、ファン音を抑えたい状況では「静かさ優先」に設定するとよいです。
なお、負荷の高い作業をしていなければ基本的には静かです。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
サイズについては、冒頭のおすすめポイント:「サイズ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
▶重さの実測:約941グラム
重さについては、冒頭のおすすめポイント:「重さ」についての項目に載せましたので、お手数ですがそちらをご覧ください。
⇒ 「VAIO SX12 ファインレッド」を公式サイトで見てみる
―― VAIO SX12 ファインレッドの処理性能チェック ――
■レビュー機のスペック
CPU | インテル Core i7-1260P |
---|---|
メモリ | 32GB |
ストレージ | 512GB SSD(NVMe) |
グラフィックス | インテル Iris Xe |
なおVAIO SX12 ファインレッドは、VAIO独自技術「VAIO TruePerformance」により、高いCPUパフォーマンスが発揮されます。
※「VAIO TruePerformance」適用モデルはCore i7とCore i5のみ。
「VAIOの設定」にて「CPUとファン」の設定を「パフォーマンス優先」にすると、VAIO TruePerformanceがオンになります。
今回実施したベンチマークテストも「パフォーマンス優先」で計測したので、VAIO TruePerformanceがオンの状態のテスト結果です。
Core i7-1260P搭載モデルの処理性能の概要
ビデオ会議、ワードやエクセルでの作業などには十分な性能です。
処理性能的には画像編集も十分にいけます。
計測結果ではsRGBカバー率:100%、Adobe RGBカバー率:76%で、ノートパソコンの液晶ディスプレイとしては広めの色域でした。
動画編集もできますが、12.5インチノートなので、ディスプレイサイズ的に外付けディスプレイを使わないと作業しづらいでしょう。
▶CPU性能
VAIO SX12のCPUは、次の4つから選択できます。
■搭載CPUのラインナップ
- Celeron 7305
- Core i3-1215U
- Core i5-1240P
- Core i7-1260P
※ALL BLACK EDITIONはCore i7-1280P搭載
今回のレビュー機のCPUは、以下です。
■レビュー機のCPU
- インテル Core i7-1260P
- 12コア(Pコア×4、Eコア×8) / 16スレッド
- Pコア:最大周波数4.70GHz、Eコア:最大周波数 3.40GHz
CINEBENCH R23
CINEBENCH R23は、CPU性能を計測できるベンチマークソフトです。
マルチコア | 8502 |
---|---|
シングルコア | 1738 |
■他CPUとのCINEBENCH R23マルチコアスコア比較
Core i7-12700H | 12991 |
---|---|
Ryzen 7 5800H | 12196 |
Core i7-11800H | 11208 |
Ryzen 7 4800H | 10975 |
Core i7-10870H | 10305 |
Core i7-1260P (レビュー機) |
|
Ryzen 5 6600H | 7929 |
Core i5-11400H | 7881 |
Ryzen 5 5560U | 7855 |
Ryzen 5 5500U | 7477 |
Ryzen 5 4600H | 7418 |
Core i7-10750H | 7137 |
Core i7-1255U | 6673 |
Core i7-1250U | 6364 |
Ryzen 5 4500U | 6210 |
Core i5-11300H | 6164 |
Core i5-1235U | 6128 |
Core i7-1195G7 | 6109 |
Core i7-1165G7 | 5077 |
Core i7-1160G7 | 4636 |
Core i7-10710U | 4532 |
Core i5-1135G7 | 4420 |
Core i5-10210U | 4051 |
Core i5-1155G7 | 3957 |
Ryzen 3 4300U | 3944 |
Core i5-1035G1 | 3477 |
Core i3-1115G4 | 3216 |
Pentium Silver N6000 | 1993 |
Celeron N5100 | 1471 |
- レビュー機以外は平均値を掲載(当サイトで計測。2023年4月3日現在)。
- 数字が大きいほど高パフォーマンス。
ゲーミングやクリエイターノート向けの「Coreプロセッサー Hシリーズ」などを除いたCPUの中では、かなり高い性能です。
コンパクトノートとはいえ、CPUパワーがあるので、いろいろな用途に使えるでしょう。
CPU Mark
ベンチマークソフト「PassMark PerformanceTest」のうち、CPU性能のスコアをあらわすのが「CPU Mark」です。
スコアが高いほど、CPUの処理性能が高いです。
スコア | 22972 |
---|
PassMarkでの同CPU(Core i7-1260P)の平均スコア17411※よりも高いスコアでした。
※2023年4月21日現在の平均値
CPUパフォーマンスは、しっかり出ていると言っていいでしょう。
Geekbench 6(CPU Benchmark)
「Geekbench 6」は、スマートフォンやPCの性能を測定できるベンチマークソフトです。
Single-Coreスコア | 2268 |
---|---|
Multi-Coreスコア | 8609 |
- 「CPU Benchmark」の結果
Geekbench 6は、macOS、Windows、Linux、Android、iOS用がリリースされているので、お持ちのデバイスとスコアを比較してみるのも面白いでしょう。
▶グラフィックス性能
■VAIO SX12 ファインレッドのグラフィックス
Celeron、Core i3搭載時 | インテル UHD グラフィックス |
---|---|
Core i5、i7搭載時 | インテル Iris Xe グラフィックス |
今回のレビュー機のグラフィックスは「Core i7搭載:インテル Iris Xe グラフィックス」です。
3DMark ベンチマークスコア
Fire Strikeスコア | 5054 |
---|---|
Time Spyスコア | 1906 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
最高品質 1920×1080 | 5782 快適 |
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ストリートファイターV ベンチマーク
解像度 | 平均フレームレート・結果 |
---|---|
1920×1080 | 59.27 FPS 快適 |
ファイナルファンタジーXIV 暁月のフィナーレ ベンチマーク
標準品質 1920×1080 | 9163 快適 |
---|
※グラフィックス設定は「ノートPC」向けの設定にて計測。
というわけで、ゲーミングノートほどのグラフィックス性能ではないものの、CPUに内蔵されているグラフィックスとしては高い性能です。
ドラゴンクエストXなど、軽めの3Dゲームなら遊べる程度のグラフィックス性能はあります。
▶SSDのデータ転送速度
レビュー機は第4世代ハイスピードSSD(64Gb/s)を搭載しており、データ転送速度はかなり速いです。
ただ、スタンダードSSDを選択してもPCIe SSDではあり、比較的データ転送速度は速いので、使い方によっては体感差はそれほどないでしょう。
予算を抑えるなら、スタンダードSSDを選ぶのもアリだと思います(ただし、スタンダードSSDは最大容量が512GBまでです)。
SSD情報
Samsung(サムスン)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
ちなみにVAIO SX12は、カスタマイズで最大2TBまでSSD容量を増やしての注文もできます。
※部材などの状況により、カスタマイズ可能項目が変更になる場合もあるかもしれません。
▶VAIO「VAIO SX12 ファインレッド」のレビューまとめ
「VAIO SX12 ファインレッド」のレビューのまとめです。
VAIO SX12はコンパクトノートとして完成度が高く、デメリットと感じる点もあまりないですし、オススメのノートパソコンです。
しかも、ファンレッドはデザイン面でもカッコイイので、「使いやすさも、デザインも優れたコンパクトノートPC」をお探しの方にオススメですよ!
>> VAIO SX12 ファインレッドを公式サイトで見てみる <<
▶ VAIO SX12 ファインレッドを公式サイトで見てみる
▼なお、おすすめのミニノートパソコンは、以下の記事でもご紹介しています。
▼おしゃれなノートパソコンはコチラ!
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