【dynabook AZ66シリーズ 】の実機レビュー!大画面でブルーレイディスクも楽しめる!エンタメ重視で選びたい方に
「dynabook(ダイナブック) AZ66」の実機レビューです。
早速ですが、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
ここだけご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
- 16.1型ディスプレイ搭載
- ブルーレイディスクドライブ搭載
- デュアルストレージ搭載モデルもあり
- 「使いかた相談」や「遠隔支援サービス」が購入から5年間無料
■おすすめポイント・特徴
15.6型クラスのボディに16.1型ディスプレイを搭載。より大画面でパソコンが使えます。
DVDだけでなく、ブルーレイディスクも楽しめます。
dynabook AZ66シリーズには、ストレージにSSDとHDDの両方を搭載したデュアルストレージのモデルもあります。
電話での「使いかた相談」、遠隔操作でサポートしてもらえる「遠隔支援サービス」が購入から5年間無料で受けられます。
パソコンがはじめての方にもオススメです。
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■dynabook AZ66シリーズのスペック
OS | Windows 10 Home |
---|---|
ディスプレイ | 16.1インチ フルHD(解像度:1920×1080)、ノングレア(非光沢)、IPS液晶 |
CPU | インテル Core i7-10510U / i7-10710U |
メモリ | 16GB |
ストレージ | デュアルストレージ仕様:「256~512GB SSD」+「 1TB HDD」 SSDのみの仕様:1TB |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス |
サイズ | 約379×256.5×23.7mm ※突起部含まず |
重量 | 約2.4kg |
「Core i7-10710U、メモリ16GB、512GB SSD+1TB HDD(型番:W6AZ66CMGB)」
目次
―― 使いやすさのチェック ――
▶キーボード
▲タップorクリックで拡大
キーストローク(キーの沈み込み)は浅めで、打ちはじめがやや硬めのタイピング感です。
たわみはありません。
ハイフンキーが小さくなってしまっているのは少し残念なところです。
タイピング音は小さめ。キーボードバックライトは非搭載です。
ファンクションキー(F1~F12キー)は、全角カタカナ変換などWindowsのデフォルト機能が優先されています。
(音量の上げ下げなどFキーに割り当てられた独自機能を使うには、Fnキーと同時押しで使います。)
ちなみに、dynabookセッティング ⇒ キーボードで設定を変更すれば、Fnキーを押さずに独自機能を使えるようにもできます。
キートップ(キーの表面)には0.2ミリの凹みが付けられていて、指先の力が逃げにくくなっています。
▲キートップに光をあてて凹みのラインを出したところ
ぜいたく言うなら、もう少し凹みが大きい方が好みではありますが、凹みが全くないよりはタイピングしやすいはずです。
キーピッチなど
▲デスクトップPC用キーボードと比較したところ
キーピッチ(キーとキーの間隔)はタイピングしやすいと言われる約19ミリなので、狭さを感じることなくタイピングできました。
▼16.1型の大画面ノートPCなのでパームレストは十分な広さ。
タッチパッド
タッチパッドを押したときのカチカチ音は、普通~やや小さめです。
なお、Fn+F5キーでタッチパッドの無効・有効を切り替えできるので便利です。
▶スピーカー
オンキヨーと共同開発したステレオスピーカーと、「Dynamic Wide Sound」システムを搭載。
スピーカーグリルが利用者の顔へ向くように、斜めに角度が付けられています。
オンキヨー製スピーカーということで、期待してしまう分、もう少し音抜けなどが欲しいとは感じました。
しかし、ノートパソコンのスピーカーとしては、悪くない音質だと思います。
▶ディスプレイ
ダイナブックのAZシリーズの中でも、AZ66シリーズはベゼル(画面のフチ)が薄いです。
そのため、他のAZシリーズと同じ筐体サイズのまま、より大きな16.1型ディスプレイを搭載しています。
※AZ25、45、65シリーズは15.6型ディスプレイ。
▼ディスプレイを開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。
▼IPS液晶を搭載しており、角度をつけて見ても少し暗くなる程度で、それほど見づらくはなりません。
▲横から角度をつけて見たところ
色域
■カバー率
sRGB | 100% |
---|---|
Adobe RGB | 76% |
※あくまで当方で測定した数値ですので、環境や測定機器によって違いが生じる可能性はあります。
sRGBのカバー率100%ですし、広めの色域をカバーしています。
ノングレア液晶なので、写り込みしにくい
dynabook AZ66のディスプレイは、ノングレア(非光沢)液晶なので、写り込みしづらいです。
作業中に光が反射してチラついたりしにくいので、目に優しく実用的です。
▶バッテリー駆動時間
■バッテリー駆動時間の実測
JEITA 2.0 | 約9時間 ※メーカー公表値 |
---|---|
ネット閲覧とテキスト打ちに使用 (負荷:軽) |
5時間43分 |
PCMark 8 HOME (負荷:中) |
3時間55分 ※バッテリー残量が20%を切るまでの時間 |
30分で充電できたバッテリー量 | 約41% |
※ディスプレイの明るさ:80%で測定しています。ディスプレイをさらに暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。
ディスプレイサイズが大きいほどバッテリーを消耗しやすいです。
大きめの16.1型ディスプレイ搭載でこのバッテリー駆動時間は、ロングバッテリーとは言えないですが、悪い結果でもないと思います。
▶静音性
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけても動作音がほぼ聞こえない |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大47db前後 |
アイドル時はほぼ無音です。
自習室など静かな場所で大きなファン音がなった場合は、少し気になるかもしれません(といっても、3Dゲームを動かしたりしない限りは、そうそう大きな音は出ないと思います)。
カフェなどでは、周りの音にかき消されるので問題ないでしょう。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
▶サイズ
A4用紙とのサイズ比較です。
A4サイズ | 297 × 210mm |
---|---|
dynabook AZ66 | 約379 × 256.5 mm(× 厚さ23.7 mm ※(突起部含まず) |
A4サイズ対応の標準的な大きさのビジネスバックには入りません。
▶重さの実測:2227グラム
本体 | 約2,227g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約178g |
16.1型のノートパソコンはあまりありませんが、インチ数で考えると標準的な重さです。
軽量なACアダプターでも30分で40%程度のバッテリー充電ができるのは嬉しいところ。
▶インターフェイス
■正面
① ブリッジメディアスロット(SD、SDHC、SDXCカード、マルチメディアカードに対応)
※セキュアマルチメディアカードには非対応
■右側面
① マイク入力 / ヘッドホン出力
② USB 3.0コネクタ
③ ブルーレイディスクドライブ
④ LANコネクタ
有線でネット接続したい方には、LANコネクタがあるのは嬉しいですね。
設定を変更すれば、奥側のUSB端子でスリープアンドチャージ(PCの電源がオフの状態でも、USB端子から他の機器へ電力を供給)ができます。
dynabookセッティング⇒ USB給電で、スリープアンドチャージをオンにします。
■左側面
① 電源コネクタ
② セキュリティロック・スロット
③ HDMI出力
④ USB Type-Cコネクタ
⑤ USB 3.0コネクタ
ちなみに、「USB Type-C端子」と「HDMI端子」に外付けモニターを接続して、トリプルディスプレイ(外部ディスプレイ2台)にできました。
モバイルバッテリーからの充電
USB Type-C端子からdynabook AZ66側へ充電できました。
※ちなみに、今回は45W出力のモバイルバッテリーから充電しましたが、どのくらいの出力のモバイルバッテリーから充電できるのかは未確認です。
その他の機能など
ブルーレイディスクドライブ
dynabook AZ66シリーズは、ブルーレイディスクドライブを搭載しています。
Webカメラ
約92万画素のWebカメラを搭載。
Windows Hello(顔認証機能)にも対応。赤外線センサーを搭載しており、写真や絵などによる「なりすまし」を防止します。
―― 処理性能のチェック ――
▶CPU性能
今回のレビュー機のCPUは「インテル Core i7-10710U プロセッサー(6コア12スレッド / 1.1-4.7GHz)」です。
CPUMark
PassMarkでの同CPUの平均値10022※よりも少し低い数値です。
「dynabook AZ66」は、CPUを2種類から選べるので、他1つのCPUの参考値ものせておきます。
Core i7-10510U | 7111(参考値) |
---|---|
Core i7-10710U | 10022(参考値) |
※参考値は、PassMarkでの2020年9月11日現在の平均値です。AZ66の実機で計測した場合と、数値が大きく異なる可能性もあります。
どちらもCore i7ですが、Core i7-10510Uが4コア8スレッドなのに対して、Core i7-10710Uは6コア12スレッドなので、
クリエイティブな用途にもある程度使うのなら、Core i7-10710U搭載モデルを選んだ方が作業効率は上がるでしょう。
CINEBENCH R20
マルチコア | 1402 |
---|---|
シングルコア | 412 |
CPU性能は、ビジネス用途などでは余裕のある性能です。画像編集などクリエイティブな用途にもある程度使えるでしょう。
▶ストレージのデータ転送速度
SSDのデータ転送速度
NVMe対応PCIe3.0×4のSSDとしては特段速くはありませんが、SATA接続のSSDやHDDと比べると圧倒的に速いです。
HDDのデータ転送速度
今回のレビュー機は、「SSD+HDD」のデュアルストレージ仕様なのでHDDのデータ転送速度も計測しました。
SSDと比べると、スピード面ではだいぶ劣るのがわかります。
1TBの大容量ですから、データ保存場所としては十分活躍してくれると思います。
ストレージ情報
▲SSDは東芝メモリ製
▲HDDは東芝製
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
▶グラフィックス性能
dynabook AZ66/Mのグラフィックスは「インテル UHD グラフィックス ※CPUに内蔵」です。
3DMarkのスコア
Fire Strike | 1149 |
---|---|
Time Spy | 460 |
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質(1920×1080) | 4044普通 |
---|
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
標準品質(1920×1080、ノートPC) | 1857 設定変更を推奨 |
---|
ドラゴンクエストXなどの負荷の軽い3Dゲームであればプレイできそうですが、3Dゲームを遊ぶのには向いていません。
―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
dynabook AZ66のボディカラーは「サテンゴールド」の1色のみです。
サテンゴールドは高級感がありつつも、黄色みが強すぎないので、派手すぎず個人的にはかなり好きな色です。
dynabookロゴが、鏡面のように輝きます。
▶付属品など
付属品一式です。
- ACアダプター
- 電源ケーブル
- dynabookガイド(取扱説明書)
- 安心してお使いいただくために
- スタートアップガイド(パソコンを使うための準備の手順書)
- 保証書
などが付属。
▶dynabook AZ66のレビューまとめ
「dynabook AZ66」のレビューのまとめです。
重量は軽くないので、やはり自宅などで、据え置きメインで使いたい方にオススメ。
- 色域が広めで大型の16.1型ディスプレイ
- オンキヨー製スピーカー
- ブルーレイディスクドライブ
などを搭載しているので、動画や音楽など、エンターテイメント性を重視したい方にオススメです。
処理性能も高めに作られているので、オフィス系のアプリケーションを使った仕事も快適にできるでしょう。
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