G-Tune P3の実機レビュー!ゲーミングノートなのにモバイルサイズで、ゲーム以外にも使えるのが嬉しい!
「マウスコンピューター G-Tune P3」の実機レビューです。
なお、レビュー機はメーカーからの貸出品です。
※貸出品であっても、レビューはデメリットも含めて誠実に行います。
最初に、レビューしてわかった「おすすめポイント・特徴」と「注意点など」をあげていきます。
ここだけご覧いただくだけでも、ポイントや注意点をチェックしていただけますよ。
- 13.3型モバイルサイズのゲーミングノート
- Thunderbolt 3搭載
- トリプルディスプレイ可能
- 24時間365日のサポート付き
■おすすめポイント・特徴
▲①がThunderbolt 3
外付けディスプレイを2台接続できます。
- グレア(光沢)液晶なので、好みが分かれる
■注意点など
▲グレア(光沢)液晶なので鮮やかですが、写り込みはしやすいです
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■スペック(カスタマイズで選択できる項目も含みます)
OS | Windows 10 Home / Pro |
---|---|
ディスプレイ | 13.3インチ フルHD(解像度1920×1080)、グレア(光沢) |
CPU | インテル Core i7-8709G |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB~2TB SSD |
グラフィックス | Radeon RX Vega M GHグラフィックス(4GB) |
サイズ | 約307×215×19.9mm(突起部含まず) |
重量 | 約 1.7kg |
※2020年3月19日時点のスペックです。今後変更になる可能性があります。
目次
―― 使いやすさのチェック ――
▶サイズ
セミB5ノート(大学ノート)とのサイズ比較です。
大学ノート(セミB5) | 252 × 179mm |
---|---|
A4サイズ | 297 × 210mm |
G-Tune P3 | 307 × 215mm(× 厚さ19.9mm) (突起部含まず) |
幅×奥行きはA4に近いサイズで、標準的な大きさのビジネスバッグでも持ち運びしやすいです。
▶重さの実測:1,685グラム
本体 | 約1,685g |
---|---|
ACアダプター+電源ケーブル | 約524g |
「13.3型のモバイルノート」と考えると軽くはないですが、「ゲーミングノート」と考えれば軽量です。
▶インターフェイス
■右側面
① USB Type-C(USB3.1 / Tnunderbolt 3)
② HDMI
③ USB Type-A (USB3.0)
Tnunderbolt 3を搭載しているのは嬉しいポイント。
なお、USB Type-C端子とHDMI端子をつかって、合計2台の外部ディスプレイを接続できます。
デュアルディスプレイはもちろん、「本体のディスプレイ」+「外部ディスプレイ2台」で、トリプルディスプレイにもできます。
■左側面
① 電源端子
② USB Type-A(USB3.0)
③ マイク / ヘッドフォン端子
SDカードスロットがないのは残念なところ。
▶キーボード
▲タップ(クリック)で拡大
キーストローク(キーが沈み込む距離)は、1.5ミリほどあり、打鍵感もそれなりにあります。
右下にCtrlキーがないので、右下のCtrlキーを普段から多用する方は注意が必要です。
矢印キーは、縦幅がもっと大きい方が好みではありますが、それでも、矢印キーのある列は縦幅が少し広くなっています。
スペースキーは大きめなので、変換時のストレスがなく使いやすいです。
▼キートップ(キーの表面)はほぼフラットです。
打鍵音は、小さくゴトゴト鳴る感じで、うるさく感じでもなく、かといって静音とまではいかない程度です。
デスクトップPC用キーボードとの比較
デスクトップPC用キーボードと比較してみました。
Enterキーの左側あたりにある、いくつかのキーが小さめです。
▼ローマ字入力で主に使われるキーは、キーピッチは18ミリ以上ありそうです。
パームレストの広さは十分でした。
キーボードにバックライトを搭載
キーボードのバックライトは、Fn+F3キーでオン・オフができます。
キーボード・バックライトの明るさは1段階のみで、明るさ調整はできません。
またゲーミングノートではありますが、キーボードバックライトの色変更はできません。
タッチパッド
タッチパッドを押したときのカチカチ音は、普通くらいの大きさです。
なお、Fn+F1キーでタッチパッドの無効・有効を切り替えできるので便利です。
▶スピーカー
G-Tune P3は、クアッドスピーカー(4つのスピーカー)を搭載。
スピーカー位置は、「ヒンジ横」と「底面」です。
▲ヒンジ横のスピーカー
▲底面のスピーカー
ヒンジ横のスピーカーは、スピーカー径が小さく、音の迫力はそこまで出ませんので、
「クアッドスピーカー搭載だから、めちゃくちゃ音がいいんだろうな~」
と過度に期待すると、肩透かしを食うかもしれません。
ですが、スピーカーが底面のみのノートパソコンより音抜けはいいと思いますし、
ゲームや音楽を楽しむ点では、クアッドスピーカーなのはメリットです。
▶ディスプレイ
角度をつけても少し暗くなる程度で、視野角は広いです。
▲横から角度をつけて見たところ
色域
色域は、なかなかの広さです。
■カバー率
sRGB | 93% |
---|---|
Adobe RGB | 72% |
NTSC | 70% |
※あくまで当方で測定した数値ですので、環境や測定機器によって違いが生じる可能性はあります。
グレア(光沢)液晶なので写り込みはしやすい
マウスコンピューター G-Tune P3のディスプレイは、鮮やかで綺麗ではありますが、グレア(光沢)液晶なので写り込みしやすいです。
ゲームプレイ時に余計な写り込みは邪魔になりますから、ノングレアの方がよかったというのが正直なところですね。
▶バッテリー駆動時間のチェック
タイピングとネット閲覧での使用を想定して、バッテリー駆動時間を計測しました。
■バッテリー駆動時間の実測
ネット閲覧とテキスト打ちに使用 (負荷:軽) |
7時間23分 |
---|---|
PCMark 8 HOME (負荷:中) |
3時間11分 ※バッテリー残量が20%を切るまでの時間 |
※ディスプレイの明るさ:80%で測定しています。もっとディスプレイをもっと暗くすれば、バッテリー駆動時間は伸びます。
ゲーミングノートだからといって、極端にバッテリー駆動時間が短いわけではない、という印象です。
▶静音性のチェック
負荷がかかったときに、どれくらいうるさくなるのか試してみました。
使用時の耳の位置などを考慮し、ヒンジ部より高さ30cm×奥行き30cmの距離から測定。
アイドル時 | ほぼ無音 ※耳を近づけると小さく動作音が聞こえる程度 |
---|---|
ベンチマークテスト時 | 最大50.5db前後 |
モバイルサイズとはいってもゲーミングノートなので、ファンがフルで頑張り出すと、音はやや大きめ。
自習室など静かな場所で大きな排気音がなった場合、ちょっと気になるかもしれません。
カフェなどでは、周囲の音にかき消されるので大丈夫だと思います。
■騒音(デシベル数)の目安
かなりうるさい | 70db | 騒々しい事務所の中 |
---|---|---|
うるさい | 60db | 走行中の自動車内、普通の会話 |
普通 | 50db | 静かな事務所 |
静か | 40db | 閑静な住宅街、図書館 |
とても静か | 30db | 深夜の郊外 |
ほとんど聞こえない | 20db | 雪のふる音 |
※表はあくまで目安です。
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―― 処理性能のチェック ――
▶グラフィックス性能
マウスコンピューター G-Tune P3は、グラフィックスに「AMD Radeon RX Vega M GH (4GB)」を搭載。
3DMarkのスコア
Fire Strike | 8501 |
---|---|
Time Spy | 3083 |
※3回計測した平均値。1未満は四捨五入。
ドラゴンクエストX ベンチマーク
標準品質 (1920×1080) |
5598 快適 |
---|
FF14 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
1920×1080 標準品質(ノートPC) | 12289 非常に快適 |
---|
FF15
高品質 1920×1080 |
3038 普通 |
---|---|
標準品質 1920×1080 |
4377 普通 |
重いゲームであるFF15も、動かせそうなグラフィックス性能です。
ゲームによっては画質を落とした方がよい場合もあるでしょうが、よほどヘビーなゲームでなければ、だいたいのゲームはプレイできそうです。
▶CPUの性能チェック
今回のレビュー機のCPUは「インテル Core i7-8709G プロセッサー(3.1-4.1GHz)」です。
CPUMark
PassMarkでの同CPUの平均値7993※よりもだいぶ高い数値なので、CPUのパフォーマンスはしっかり出ています。
※2020年3月23日現在の平均値
CINEBENCH R20
マルチコア | 1981 |
---|---|
シングルコア | 423 |
本機が搭載しているCore i7-8709Gは、ビジネス用途などは余裕でこなす性能ですし、クリエイティブな用途にもある程度使える性能です。
▶SSDのデータ転送速度
標準仕様だとNVMe対応PCIe3.0×2接続のSSDで、この速度です。
ちなみに、注文時にPCIe3.0×4へのカスタマイズや、より容量の大きなSSDへの変更もできます。
SSD情報
Western Digital(ウエスタンデジタル)製のSSDでした。
※同じ型番のノートパソコンでも、上記とは異なるメーカーのSSDが搭載されている可能性もあります。
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―― 外観・その他のチェック ――
▶外観
ディスプレイ側から見ると、ビジネスノートっぽい落ち着いた外観です。
ブラックのシンプルな天板に、G-Tuneロゴの組み合わせは、なかなか渋くてかっこいいです。
「いかにもゲーミングPC」といった感じの派手さはないので、カフェなどで使っても違和感はなさそうです。
天板のロゴは、ただのペイントではなく少し立体感があるので、高級感があります。
ディスプレイを開けるところまで開いてみました。これくらいまで開きます。
約100万画素のWebカメラも搭載。
▶付属品など
付属品一式です。
ACアダプター、電源ケーブル、取扱説明書などが付属。
▶マウスコンピューター「G-Tune P3」のレビューまとめ
「マウスコンピューター G-Tune P3」のレビューのまとめです。
モバイルサイズのゲーミングPCなので、「外での仕事・作業用」と「家でゲームをプレイする用」の両方の役割を、1台で満たしてくれるが大きな魅力です。
気になったのは、やはりグレア(光沢)液晶なところ。
写り込みが気になる場合は、低反射タイプの保護フィルムを貼る手もありますが、質の悪い保護フィルムも出回っているのでご注意を。
約1.7kgなので、持ち運びには少し重いといえば重いのですが、
ノートパソコンを収納できる「リュック」に入れて背負って持ち運べば、男性であればそれほど重く感じず運べると思います。
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